JP2000272591A - 複座用操縦席の操縦用ペダル - Google Patents

複座用操縦席の操縦用ペダル

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JP2000272591A
JP2000272591A JP11079048A JP7904899A JP2000272591A JP 2000272591 A JP2000272591 A JP 2000272591A JP 11079048 A JP11079048 A JP 11079048A JP 7904899 A JP7904899 A JP 7904899A JP 2000272591 A JP2000272591 A JP 2000272591A
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JP
Japan
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cockpit
pedal
shaft
seat
link
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JP11079048A
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English (en)
Inventor
Kengo Makino
健吾 牧野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機等の複座用操縦席に配置される操縦用
ペダルにおいて、簡単な構造で機械的剛性を確保し、精
度、安定性が高く信頼性を向上し、コスト的にも納得で
きるようにしたものを提供することを課題とする。 【解決手段】 主操縦席と副操縦席を連通して一本のシ
ャフトを設け、各操縦席にそれぞれ設けられた左右対の
フットペダルを同シャフトに共通して支持させ、同左右
のフットペダル中左又は右の同一方向に配置されたもの
を前記シャフトに固定、残りのものを回動可能に支持
し、かつ、各操縦席の左右のフットペダル相互はリンク
結合して相対的に逆方向に回動可能として、主副いずれ
の操縦席で主導しても、その動きは共通のシャフトによ
り一体物の一体的な動きとして他方の操縦席の動きに現
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は航空機等の複座用操
縦席に配置される操縦用ペダルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】航空機の操縦席に設置される操縦装置
は、機体の大きさ、使用目的により多少の差異はある
が、基本的には操縦桿とラダーペダル(フットペダル)
からなり、前者は縦と横の操縦に、後者は方向の操縦お
よび操向と主輪ブレーキ操作に用いられている。
【0003】そして主操縦席と副操縦席を左右に並べた
複座用操縦席のものにあっては、前記操縦桿とラダーペ
ダル(フットペダル)は、同一形状、同一配列で主副両
方の操縦席に配置され、かつ、両者が同期して連動する
ように連結装置で結ばれている。
【0004】この様な従来の代表例を図2により説明す
る。
【0005】複座用操縦席における右操縦席では、右側
と左側で対になって配列された右操縦席右ペダル1aと
右操縦席左ペダル2aを、右操縦席シャフト3aに対し
てそれぞれ回動可能に連絡している。
【0006】また、T字状部材の縦横交差部を右操縦席
用リンク回転軸5aとし、同T字状部材の横方向両先端
と縦方向先端を節点として前者を前記右操縦席右ペダル
1aと右操縦席左ペダル2aにそれぞれ連結棒で連結し
て右操縦席用リンク4aを形成している。
【0007】なお、左側操縦席には、同様に右側と左側
で対になって配列された左操縦席右ペダル1bと左操縦
席左ペダル2bを配置し、前記右操縦席で添字としてa
を付したのに対応させてbを付して示すように、左操縦
席用リンク回転軸5bを有して前記左操縦席右ペダル1
bと左操縦席左ペダル2bに連結した左操縦席用リンク
4bを設けている。
【0008】そして前記右操縦席に設けた右操縦席用リ
ンク4aにおける前記T字状部材の縦方向先端の節点
と、これに対応する左側操縦席に設けた左操縦席用リン
ク4bにおけるT字状部材の縦方向先端の節点とは、左
右両操縦席を連通して配置された左右操縦席連動リンク
10で連結されている。
【0009】すなわち右操縦席の対のペダルと左側操縦
席の対のペダルはそれぞれ独立したシャフトで支持さ
れ、かつ独立したリンク機構で連結された上、両方のリ
ンク機構を連動リンクで結び、両操縦席の各対のペダル
を同期・連動をとる構成となっている。
【0010】従って、右操縦席右ペダル1aを前方へ踏
み込むと右操縦席用リンク4aが右操縦席用リンク回転
軸5aを中心に回転し、右操縦席左ペダル2aが手前へ
動くと同時に、左右操縦席連動リンク10が左側へ動
き、この動きにより左側操縦席において左操縦席用リン
ク4bが同じ動きをして、左操縦席右ペダル1b及び左
操縦席左ペダル2bも前記同様に踏み込み及び手前回動
の同じ動きをする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の操縦装
置における操縦用ペダルは、主操縦席又は副操縦席のい
ずれか一方で主導した動きは、同主導側の操縦席で左右
両ペダルの相反動作を行わせると同時に、独立の連動系
統を経て従動側を動作させるものであるために、その連
絡・伝達機構は必ずしも単純なものではなく、部品点数
も少ないと言えず、信頼性、コスト等の面で必ずしも満
足し得るものではなかった。
【0012】本発明は、このような従来の操縦用ペダル
における不具合点を解消し、より簡単な構造で機械的剛
性を確保し、精度、安定性が高く信頼性を向上し、コス
ト的にも納得できるようにしたものを提供することを課
題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、主操縦席と副操縦席を左右
に並べた複座用操縦席において、主副両操縦席を連通し
各操縦席にそれぞれ設けられた左右対のフットペダルを
支持する共通した一本のシャフトを設け、各操縦席のフ
ットペダル中左又は右の同一方向に配置された一方を前
記シャフトに固定し、他方を同シャフトを軸として回動
可能に支持するとともに、各操縦席の左右のフットペダ
ルは相対的に互に逆方向に回動するようにリンク結合さ
れた複座用操縦席の操縦用ペダルを提供するものであ
る。
【0014】すなわち本発明によれば、主操縦席と副操
縦席を連通して一本のシャフトを設け、各操縦席にそれ
ぞれ設けられた左右対のフットペダルを同シャフトに共
通して支持させ、同左右のフットペダル中左又は右の同
一方向に配置されたものを前記シャフトに固定、残りの
ものを回動可能に支持し、かつ、各操縦席の左右のフッ
トペダル相互はリンク結合して相対的に逆方向に回動可
能としているので、主副いずれの操縦席で主導しても、
その動きは共通のシャフトにより一体物の一体的な動き
として他方の操縦席の動きに現されることになる。
【0015】換言すれば、本発明のフットペダルは、主
副操縦席の左右のフットペダル中相対応する一方は前記
シャフトと共に一体化され、他方は各操縦席内でリンク
結合されているので、全体の剛性が高く、ガタつきのな
い堅牢な構成となり、しかも従来の装置のように主副操
縦席間の連動リンクも不要として部品点数を少なくして
いるので、信頼性を高め、コスト的にも有利な装置を得
るようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1に基づいて説明する。なお、説明が冗長になるのを避
けるため、前記した従来のものと同一の部位について
は、図中同一部位に同一の符号を付して示し、重複する
説明は極力省略し、本実施の形態に特有の点を重点的に
説明する。
【0017】すなわち本実施の形態では、主操縦席と副
操縦席を左右に並べて複座用操縦席を形成している。な
お、左右いずれが主操縦席であってもよく、主操縦席が
一方に決まれば他方が副操縦席となる。また、操作は、
主操縦席と副操縦席のいずれが主導であってもよく、一
方が主導となれば他方が従動となるだけであるので、こ
れらの関係についてはあえて特定することなく以下説明
を続ける。
【0018】30はシャフトで、主操縦席と副操縦席を
連通して1本設けられ、同シャフト30には右操縦席右
ペダル1aと左操縦席右ペダル1bがそれぞれ一体的に
固定されており、また、右操縦席左ペダル2aと左操縦
席左ペダル2bは共に同シャフト30を軸にして回動可
能に支持されている。
【0019】また、右操縦席左ペダル2aは、右操縦席
用リンク回転軸5aにより図示省略の架台等に取り付け
位置を固定された右操縦席用リンク4aにより前記右操
縦席右ペダル1aと連結されている。なお、左操縦席左
ペダル2bの左操縦席右ペダル1bに対する関係もこれ
と同様であるので説明は省略する。
【0020】前記のように構成された本実施の形態にお
いて、例えば右操縦席右ペダル1aを前方に踏み込むと
右操縦席用リンク4aが右操縦席用リンク回転軸5aを
中心に回転して右操縦席左ペダル2aが手前へ回転す
る。
【0021】この時右操縦席右ペダル1aと一体的に固
定されたシャフト30も右操縦席右ペダル1aと一体物
として踏み込み方向に回転するので、他方側の操縦席で
同シャフト30に一体的に固定された左操縦席右ペダル
1bもシャフト30と一体物として踏み込み方向に回転
する。
【0022】なお、左操縦席左ペダル2bが左操縦席用
リンク4bにより手前へ回転することは、前記右操縦席
用リンク4aによる右操縦席左ペダル2aの動きと全く
同一である。
【0023】この様にして本実施の形態によれば、主導
する操縦席のペダルを右操縦席右ペダル1aとして説明
したように、この動きはシャフト30により従動する操
縦席の左操縦席右ペダル1bに一体的、かつ直接的な動
きとして反映され、またそれぞれの操縦席内において
は、リンク機構を介して対となるペダルにほぼ直接的な
動きとして反映されるものである。
【0024】すなわち、本実施の形態では、主操縦席と
副操縦席を連通し共通した一本のシャフト30を介して
左右対のフットペダル中左又は右の同一方向に配置され
た一方を前記シャフト30に固定し、他方を同シャフト
30を軸として回動可能に支持するとともに、各操縦席
の左右のフットペダルは相対的に互に逆方向に回動する
ようにリンク結合しているので、主操縦席と副操縦席間
のフットペダルの一体性が強調され、剛性が高まり、ガ
タつきが少なくなる。
【0025】そして従来の装置で必須とされた連動リン
クは不要となり、部品点数も減少し、機能の信頼性はも
とより、コスト的にも節減が明確となり、複座用操縦席
用に採用されるものとして種々の利点が顕在化した好適
な操縦用ペダルを得ることができたものである。
【0026】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上、本発明によれば、主操縦席と副操
縦席を左右に並べた複座用操縦席において、主副両操縦
席を連通し各操縦席にそれぞれ設けられた左右対のフッ
トペダルを支持する共通した一本のシャフトを設け、各
操縦席のフットペダル中左又は右の同一方向に配置され
た一方を前記シャフトに固定し、他方を同シャフトを軸
として回動可能に支持するとともに、各操縦席の左右の
フットペダルは相対的に互に逆方向に回動するようにリ
ンク結合されて複座用操縦席の操縦用ペダルを構成して
いるので、この様な一本のシャフトとこれに対するフッ
トペダルの一体的な連結構成により主副いずれの操縦席
で主導しても、その動きは共通のシャフトにより一体物
の一体的な動きとして他方の操縦席の動きに現され、全
体の剛性が高く、ガタつきのない堅牢な構成により、信
頼性を高め、コスト的にも有利な装置を得ることが出来
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る複座用操縦席の操
縦用ペダルの概要を示す説明図である。
【図2】従来の複座用操縦席の操縦用ペダルの概要を示
す説明図である。
【符号の説明】
1a 右操縦席右ペダル 1b 左操縦席右ペダル 2a 右操縦席左ペダル 2b 左操縦席左ペダル 3a 右操縦席シャフト 3b 左操縦席シャフト 4a 右操縦席用リンク 4b 左操縦席用リンク 5a 右操縦席用リンク回転軸 5b 左操縦席用リンク回転軸 10 左右操縦席連動リンク 30 シャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主操縦席と副操縦席を左右に並べた複座
    用操縦席において、主副両操縦席を連通し各操縦席にそ
    れぞれ設けられた左右対のフットペダルを支持する共通
    した一本のシャフトを設け、各操縦席のフットペダル中
    左又は右の同一方向に配置された一方を前記シャフトに
    固定し、他方を同シャフトを軸として回動可能に支持す
    るとともに、各操縦席の左右のフットペダルは相対的に
    互に逆方向に回動するようにリンク結合されたことを特
    徴とする複座用操縦席の操縦用ペダル。
JP11079048A 1999-03-24 1999-03-24 複座用操縦席の操縦用ペダル Withdrawn JP2000272591A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102705A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Toyota Motor Corp ペダル操作装置
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CN110422319A (zh) * 2019-09-02 2019-11-08 重庆恩斯特龙通用航空技术研究院有限公司 一种轻型飞机方向舵操纵装置

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Effective date: 20060606