JP2000272136A - 流体噴出装置の製造方法 - Google Patents

流体噴出装置の製造方法

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JP2000272136A
JP2000272136A JP7910699A JP7910699A JP2000272136A JP 2000272136 A JP2000272136 A JP 2000272136A JP 7910699 A JP7910699 A JP 7910699A JP 7910699 A JP7910699 A JP 7910699A JP 2000272136 A JP2000272136 A JP 2000272136A
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JP
Japan
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resin
pattern
resist pattern
resist
layer
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Application number
JP7910699A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Miki
勝政 三木
Masaya Nakatani
将也 中谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上した流体噴出装置の製造方法を
提供することを目的とするものである。 【解決手段】 基板11の上面に圧電体12、振動板1
3およびレジスト層14をこの順に形成し、このレジス
ト層14に紫外線を選択的に照射し現像液に浸漬してレ
ジストパターン15を形成した後熱可塑性の樹脂層16
を形成し、その後レジストパターン15の上面の樹脂層
16を除去するとともにレジストパターン15を除去し
て樹脂パターン17を形成し、この樹脂パターン17の
上面に構造体となる隔壁を接合により形成するとともに
隔壁間に圧力室を形成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体噴出装置の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年高度情報化に伴い、情報記録手段で
あるプリンタ機器はますます需要が増加しており、高速
・高画質化への要望も高い。一般に普及しているインク
ジェットプリンタ等は、インクの吐出を任意に行えるオ
ンデマンド方式のインクジェットヘッド等の流体噴出装
置が主流を占めている。この流体噴出装置は、インクを
直接加圧して噴射させるためのアクチュエータの方式に
より、熱制御方式と圧電方式とがある。この従来の流体
噴出装置は、構造体と圧電体とを印刷によって一体化す
るかまたは樹脂等の接着により製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、樹
脂等により接着して形成しているため、樹脂のはみ出し
等を考慮しなければならず、生産性が低いという課題を
有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、生産性の向上した流体噴出装置の製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基板の上面に圧電体および振動板をこの順
に形成し、この振動板の上面に紫外線に感光するレジス
ト層を形成し、このレジスト層に紫外線を選択的に照射
し現像液に浸漬してレジストパターンを形成し、このレ
ジストパターンを覆うように前記振動板の上面に熱可塑
性の樹脂層を形成し、前記レジストパターンの上面の樹
脂層を除去するとともに前記レジストパターンを除去し
て樹脂パターンを形成し、この樹脂パターン上面に構造
体となる隔壁を接合により形成するとともに前記隔壁間
に圧力室を形成してなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板の上面に圧電体および振動板をこの順に形成
し、この振動板の上面に紫外線に感光するレジスト層を
形成し、このレジスト層に紫外線を選択的に照射し現像
液に浸漬してレジストパターンを形成し、このレジスト
パターンを覆うように前記振動板の上面に熱可塑性の樹
脂層を形成し、前記レジストパターンの上面の樹脂層を
除去するとともに前記レジストパターンを除去して樹脂
パターンを形成し、この樹脂パターン上面に構造体とな
る隔壁を接合により形成するとともに前記隔壁間に圧力
室を形成してなるもので、生産性が向上するという作用
を有するものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、基板の上
面に圧電体および振動板をこの順に形成し、この振動板
の上面に紫外線に感光する熱可塑性の樹脂を塗布し仮硬
化して樹脂層を形成し、この樹脂層の上面に、感光性の
レジスト層を形成し、このレジスト層に紫外線を選択的
に照射した後現像液に浸漬してレジストパターンを形成
し、上面に前記レジストパターンを有していない前記樹
脂層をエッチングして前記振動板の上面に前記樹脂パタ
ーンを介したレジストパターンを形成し、このレジスト
パターンを除去することにより前記樹脂パターンのみを
前記圧電体の上面に形成し、前記樹脂パターンの上面に
構造体となる隔壁を接合により形成しこの隔壁間に圧力
室を形成してなるもので、生産性が向上するという作用
を有するものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
記載のレジストパターンを覆うように振動板の上面に熱
可塑性の樹脂層を形成し、前記レジストパターンの上面
の樹脂層を除去するとともに前記レジストパターンを除
去して樹脂パターンを形成する工程は、前記樹脂層を前
記レジスト層の耐熱温度より低い樹脂を用いて形成し、
仮硬化後に前記レジストパターンを除去しその後高温で
樹脂を溶融させた後に冷却して樹脂パターンを形成する
工程であるもので、振動板と樹脂層とを強固に固着でき
るという作用を有するものである。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
記載の上面にレジストパターンを有していない樹脂層を
エッチングして振動板の上面に樹脂パターンを介したレ
ジストパターンを形成する工程は、低圧ガス中でプラズ
マを用いたドライエッチングにより行う工程であるもの
で、複数の部材を一括で処理できるという作用を有する
ものである。
【0010】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における流体噴出装置の製造方法について、図面を
参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態1における流体
噴出装置の製造方法を説明する図である。
【0012】まず、図1(a)に示すように、基板11
の上面にスパッタリングにより圧電体12、振動板13
をこの順に形成する。
【0013】次に、図1(b)に示すように、振動板1
3の上面の全面に、紫外線に感光するレジスト層14を
形成する。
【0014】次に、紫外線を選択的にレジスト層14に
照射した後、現像液に浸漬し、図1(c)に示すよう
に、レジストパターン15を形成する。
【0015】次に、図1(d)に示すように、レジスト
パターン15を覆うように振動板13の上面の全面に熱
可塑性の樹脂層16を塗布して形成する。
【0016】次に、溶剤等によりレジストパターン15
の上面の樹脂層16を除去するとともに、レジストパタ
ーン15を除去することにより、図1(e)に示すよう
に、樹脂パターン17を形成する。
【0017】最後に、図1(f)に示すように、樹脂パ
ターン17の上面に構造体となる隔壁18を接合により
形成し、この隔壁18間に圧力室19を形成して、流体
噴出装置を製造するものである。
【0018】なお、本実施の形態における樹脂層16を
レジスト層14の耐熱温度より低い樹脂を用いれば、次
工程はその仮硬化後にレジストパターン15を除去する
工程とすれば振動板13の上面に仮硬化状態の樹脂パタ
ーン17を残すことができ、その後高温で樹脂を溶融さ
せた後に冷却する工程により樹脂パターン17を形成す
る工程とすることにより、より強固な硬化による接着が
可能となる。
【0019】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における流体噴出装置の製造方法について、図面を
参照しながら説明する。
【0020】図2は本発明の実施の形態2における流体
噴出装置の製造方法を説明する図である。
【0021】まず、図2(a)に示すように、基板21
の上面にスパッタリングにより圧電体22、振動板23
をこの順に形成する。
【0022】次に、図2(b)に示すように、振動板2
3の上面の全面に、紫外線に感光する熱可塑性の樹脂を
塗布し、仮硬化して樹脂層24を形成する。
【0023】次に、図2(c)に示すように、樹脂層2
4の上面の全面に、感光性のレジスト層25を形成す
る。
【0024】次に、紫外線を選択的にレジスト層25に
照射した後、現像液に浸漬し、図2(d)に示すよう
に、レジストパターン26を形成する。
【0025】次に、図2(e)に示すように、上面にレ
ジストパターン26を有していない樹脂層24をエッチ
ングして、振動板23の上面に樹脂パターン27を介し
たレジストパターン26を形成する。この際、エッチン
グの方法としては、低圧ガス中でプラズマを用いたドラ
イエッチングにより行う。このドライエッチングは、S
6とO2との混合ガス雰囲気中で、約50mTorrの
低圧の状態のワークに静置し、高周波数の電解を印加し
てプラズマを発生させ、このプラズマを樹脂層24に当
てて除去するものである。
【0026】次に、溶剤等により、レジストパターン2
6を除去するとともに、図2(f)に示すように、樹脂
パターン27のみを圧電体22の上面に形成する。
【0027】最後に、樹脂パターン27の上面に構造体
となる隔壁を接合により形成し、この隔壁間に圧力室を
形成して、流体噴出装置を製造するものである。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、生産性の向上す
る流体噴出装置の製造方法を提供できるという効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における流体噴出装置の
製造方法を説明する図
【図2】本発明の実施の形態2における流体噴出装置の
製造方法を説明する図
【符号の説明】
11,21 基板 12,22 圧電体 13,23 振動板 14,25 レジスト層 15,26 レジストパターン 16,24 樹脂層 17,27 樹脂パターン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面に圧電体および振動板をこの
    順に形成し、この振動板の上面に紫外線に感光するレジ
    スト層を形成し、このレジスト層に紫外線を選択的に照
    射し現像液に浸漬してレジストパターンを形成し、この
    レジストパターンを覆うように前記振動板の上面に熱可
    塑性の樹脂層を形成し、前記レジストパターンの上面の
    樹脂層を除去するとともに前記レジストパターンを除去
    して樹脂パターンを形成し、この樹脂パターン上面に構
    造体となる隔壁を接合により形成するとともに前記隔壁
    間に圧力室を形成してなる流体噴出装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板の上面に圧電体および振動板をこの
    順に形成し、この振動板の上面に紫外線に感光する熱可
    塑性の樹脂を塗布し仮硬化して樹脂層を形成し、この樹
    脂層の上面に、感光性のレジスト層を形成し、このレジ
    スト層に紫外線を選択的に照射した後現像液に浸漬して
    レジストパターンを形成し、上面に前記レジストパター
    ンを有していない前記樹脂層をエッチングして前記振動
    板の上面に前記樹脂パターンを介したレジストパターン
    を形成し、このレジストパターンを除去することにより
    前記樹脂パターンのみを前記圧電体の上面に形成し、前
    記樹脂パターンの上面に構造体となる隔壁を接合により
    形成しこの隔壁間に圧力室を形成してなる流体噴出装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 レジストパターンを覆うように振動板の
    上面に熱可塑性の樹脂層を形成し、前記レジストパター
    ンの上面の樹脂層を除去するとともに前記レジストパタ
    ーンを除去して樹脂パターンを形成する工程は、前記樹
    脂層を前記レジスト層の耐熱温度より低い樹脂を用いて
    形成し、仮硬化後に前記レジストパターンを除去しその
    後高温で樹脂を溶融させた後に冷却して樹脂パターンを
    形成する工程である請求項1記載の流体噴出装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 上面にレジストパターンを有していない
    樹脂層をエッチングして振動板の上面に樹脂パターンを
    介したレジストパターンを形成する工程は、低圧ガス中
    でプラズマを用いたドライエッチングにより行う工程で
    ある請求項2記載の流体噴出装置の製造方法。
JP7910699A 1999-03-24 1999-03-24 流体噴出装置の製造方法 Pending JP2000272136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205408A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の製造方法および電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002205408A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の製造方法および電子部品

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