JP2000271947A - 分別回収した使用済樹脂から成形品を製造する方法 - Google Patents

分別回収した使用済樹脂から成形品を製造する方法

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JP2000271947A
JP2000271947A JP8297299A JP8297299A JP2000271947A JP 2000271947 A JP2000271947 A JP 2000271947A JP 8297299 A JP8297299 A JP 8297299A JP 8297299 A JP8297299 A JP 8297299A JP 2000271947 A JP2000271947 A JP 2000271947A
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Masayoshi Kanazawa
正芳 金澤
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】(1)分別回収した使用済樹脂の粉砕、溶融押
出、注型成形を連続して行うことができ、(2)種々の成
形条件に応じて注入圧力を調節しつつ、溶融樹脂を注型
金型へ注入でき、(3)注型成形時に生じた余剰樹脂を循
環させて再利用することができる、成形品の製造方法を
提供すること。 【解決手段】 分別回収した使用済樹脂を原料として成
形品を製造するにあたり、分別回収した使用済樹脂を要
すれば粉砕してこの被粉砕樹脂を押出機によって溶融さ
せ、ギアポンプによってこの溶融樹脂の圧力を調節しつ
つ溶融樹脂供給管、分岐管を経由して、複数個直列に配
置した注型成形用金型に順次注入し、成形品を連続的に
製造することを特徴とする。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分別回収した使用
済樹脂(以下、「使用済樹脂」ということがある)から
成形品を製造する方法に関する。さらに詳しくは、分別
回収した使用済樹脂を原料として、その分別回収した使
用済樹脂を必要があればさらに粉砕し、押出機で溶融さ
せて、注型成形装置に供給し、成形品を連続的に製造す
る方法に関する。
【0002】従来、使用済みの各種樹脂は、一般のゴミ
と一緒にして焼却または埋立により処理されているか、
分別したあと再利用に供されている。この使用済樹脂を
焼却処理する場合には、高熱が発生して焼却炉を損傷す
ることがある。また、埋立処理する場合には、埋立地が
少ない、埋立てた状態で樹脂が分解しないので別の環境
汚染の問題が生起する、などの欠点がある。
【0003】上のような種々の問題を解決すべく、近
年、廃棄物処理法、再生資源の利用の促進に関する法律
(リサイクル法)、容器包装に係る分別収集及び再商品
化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)など
が制定され、施行間近となっており、容器包装、家庭電
器製品などに用いられた樹脂の一定割合までの回収、再
商品化が、消費者、販売者、樹脂メーカーなどに義務付
けられることとなる。このような背景をもとに、使用済
樹脂の分別回収および再利用に関する技術の開発が進め
られている。
【0004】上記使用済樹脂を再生、再利用する際に
は、これを分別回収した後、洗浄、粉砕、混練、溶融な
どの各工程を経て、粒状体(ペレット)状とした成形材
料とされる。このペレットは、主に押出成形用、射出成
形用の原料として用いられる。押出成形法によるとき
は、棒状に押出成形されて所定の長さに切断され、杭な
どの成形品とされたり、注型成形用金型(以下、「注型
金型」ということがある)に注入されて箱、筒などの成
形品とされる。上記押出成形法によるときは、ペレット
化された使用済樹脂を再び加熱して溶融させる必要があ
り、エネルギーの節減にはならないという欠点がある。
エネルギーの節減を図るために、分別回収樹脂から直接
成形品を製造する方法が提案されている(特開平6−1
34788号公報参照)。
【0005】上記特開平6−134788号公報には、
再生樹脂自動連動成形法が記載されている。この提案の
成形法によれば、押出機と複数個の金型とを溶融樹脂供
給管によってつなぎ、各金型への溶融樹脂注入用の立上
がり管に開閉シャッターが設けられ、溶融樹脂が充填さ
れた一つ目の金型での冷却固化工程中に上記シャッター
が閉鎖されて、二つ目以降の金型への溶融樹脂の供給、
成形も同様に行うことができ、押出機を連続的に作動さ
せて成形品を製造することができる。
【0006】しかしながら、この提案の方法によれば金
型に溶融樹脂を注入する際に、注入圧力および注入する
溶融樹脂量の微調整が困難であるという欠点がある。ま
た、この提案の方法では溶融樹脂を一方向へ流すだけで
あり、溶融樹脂供給管の末端付近まで流れた余剰樹脂を
再利用することができない上に、金型から溢出した余剰
樹脂のバリは成形品から切り離したあと廃棄しなければ
ならない、という欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとした課題】本発明者はかかる状況
に鑑み、上記課題を一挙に解決する方法を提供すべく鋭
意検討の結果、本発明に到達したものである。本発明の
目的は次の通りである。 1.分別回収した使用済樹脂を原料として、成形品を製
造する方法を提供すること。 2.分別回収した使用済樹脂の粉砕、溶融押出、注型成
形を連続して行うことができ、エネルギーを節減して成
形品を製造する方法を提供すること。 3.溶融樹脂の押出圧力を調節しながら、溶融樹脂を成
形金型に注入することができる、成形品を製造する方法
を提供すること。 4.注型成形時に生じた余剰樹脂を、循環装置を用いて
循環させて再利用に供することができる、形品を製造す
る方法を提供すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、分別回収した使用済樹脂を原料として
成形品を製造するにあたり、分別回収した使用済樹脂を
要すれば粉砕してこの被粉砕樹脂を押出機によって溶融
させ、ギアポンプによってこの溶融樹脂の圧力を調節し
つつ溶融樹脂供給管、分岐管を経由して、複数個直列に
配置した注型成形用金型に順次注入し、成形品を連続的
に製造することを特徴とする、分別回収した使用済樹脂
から成形品を製造する方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る方法においては、分別回収した使用済樹脂
を原料として成形品を製造する。この分別回収した使用
済樹脂とは、廃棄された使用済樹脂の中でも再生、再利
用可能な樹脂であって、樹脂の種類ごとに回収され、分
別されたものをいう。
【0010】使用済樹脂の種類としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、AB
S樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどが挙げられ
る。回収される形態としては、フィルム、トレイ、ボト
ル、その他各種成形品、各種成形品製造時に発生した規
格外品、スクラップなどを挙げることができる。特に発
泡スチロール製トレイ、ペットボトルなどの分別し易い
使用済樹脂の代表例であり、家庭で消費者の手によって
分別されて回収される。
【0011】その他の分別しにくい使用済樹脂は、一度
回収された後、各種成形品に付された印刷、刻印などに
基づいて作業員の手によって分別される。規格外品、ス
クラップなどは、その工場で樹脂の種類別に分別されて
回収される。使用済樹脂が汚れているときにはこれを洗
浄し、乾燥させ、さらに必要があれば、圧縮、切断、粉
砕等により薄片状、粒状の形態で再生原料とすることが
できる。
【0012】本発明方法においてはまず、分別回収した
使用済樹脂を、必要があれば粉砕する。粉砕とは、多様
な大きさの分別回収した使用済樹脂を、押出機に供給可
能な形状まで細かく粉砕することをいう。押出機に供給
可能な形状とは、ペレットのように十分細かくした粒状
のものをいい、粒径は2〜5mm程度の大きさが好まし
い。
【0013】粉砕は、シュレッダー、カッター、クラッ
シャーなど、種々の粉砕装置を用いて行うことができ
る。なお、RM−T型プラスチック再生装置(EREM
A社製、商品名)のロータリーカッターを用いると、樹
脂の粉砕、混合、加熱、乾燥、凝集を同時に一工程で行
うことができ、さらにこの被粉砕樹脂を押出機に定量供
給することができるので、省力化を図ることができるの
で好ましい。
【0014】上記の工程により粉砕された分別回収した
使用済樹脂は、押出機に供給して溶融、混練する。押出
機としては、単軸式押出機、多軸式押出機などのスクリ
ューを有する押出機が適している。なお、被粉砕樹脂に
付着した水分、または、被粉砕樹脂を溶融させた際に生
じる揮発分を排出するために、ベント式押出機を使用す
るのが好ましい。さらに、樹脂に混入している異物を除
去するために押出機先端にスクリーンを配置し、スクリ
ーンチェンジャーによって頻繁に交換するのが好まし
い。
【0015】押出機のノズルから押出された溶融樹脂
は、樹脂供給管およびこの樹脂供給管に沿って一定間隔
で設けられた分岐管を経由して、注型金型へと送られ
る。これらの樹脂供給管と分岐管は、押出機と注型金型
との間に設けられて、押出機から押出された溶融樹脂を
注型金型まで移送させる際の流路となる。これらの樹脂
供給管と分岐管には、これら管の内部を通過する溶融樹
脂が冷却硬化しないように一定の間隔で加熱機、例えば
バンドヒーターなどを設ける。
【0016】押出機のノズルの下流にはギアポンプを配
置し、このギアポンプの下流に樹脂供給管を延在させ
る。このギアポンプは、押出機のスクリューに喰い込む
樹脂量の変動などに起因する押出量の変動を修正し、溶
融樹脂を一定の圧力で下流の樹脂供給管に移送するとい
う機能を果たす。ギアポンプの入口および出口での溶融
樹脂の圧力、ギアポンプに流入する溶融樹脂の温度など
の情報を、ギアポンプ駆動装置にフィードバックしてギ
アポンプの回転速度を変えることにより、溶融樹脂の注
入圧力を一定に制御することができる。また、上記の情
報を、押出機の駆動装置にフィードバックすることによ
り、押出機のスクリューの回転数を制御することもでき
る。
【0017】ギアポンプによって移送圧力が調節された
溶融樹脂は、樹脂供給管、分岐管を経由して、複数個直
列に配置された注型金型へと移送される。注型金型は、
注型成形装置に組み込まれて、溶融樹脂を所定の形状に
成形するという機能を果たす。この注型金型は、上下に
分割可能な雄型と雌型とからなるものが代表的である。
成形品を製造する際には、(1)雄型と雌型とを組合わせ
て形成されるキャビティに溶融樹脂を注入した後、雄型
を雌型側に押圧して成形品の肉厚を調整し、成形品は金
型内で冷却したあと型開きして取り出すことができる。
また、(2)下側の雌型に溶融樹脂を注入した後、上側の
雄型を雌型に嵌合させて加圧し、上下金型によって加圧
して成形された成形品は、型開きして取り出す方法によ
ることもできる。
【0018】注型成形装置は、注型金型を固定盤に固定
し、型開き、型閉めする油圧機構を備え、注型金型の型
開き、型閉めを行うという機能を果たす。上記(1)の方
法、上記(2)の方法で成形品を製造する際に、上記油圧
機構により、上側の雄型を雌型に側に押圧したり、雄型
を雌型に嵌合させたり、型開きなどの操作を行うことが
できる。
【0019】注型成形の際には、押出機を停止させるこ
となく各注型金型に連続的に溶融樹脂を注入させるため
に、樹脂供給管に分岐管を設け、この分岐管に設けたバ
ルブを開閉することにより、各注型金型への溶融樹脂の
注入の開始と終了のタイミングを調節する。すなわち、
一番目の注型金型に溶融樹脂を充填した後、この注型金
型に連通する分岐管に設けられたバルブを閉じる。次い
で、二番目の注型金型に連通する分岐管のバルブを開け
て溶融樹脂を充填し、バルブを閉じる。引き続き三番目
の注型金型に連通するバルブを開けて注型金型に溶融樹
脂を充填し、バルブを閉じる。以下、同じ手順で順次各
注型金型に溶融樹脂を充填し、成形し、成形品を冷却固
化させて、連続的に成形品を製造することができる。
【0020】注型成形装置とは別に、注型金型の温度を
調節するために、温度調節装置が併設される。この温度
調節装置は、金型に注入された溶融樹脂を急速に冷却固
化させる機能を果たす。この金型の温度調節をするため
には、通常、注型金型ブロックの内部に冷媒流通用のパ
イプを埋設し、外部の循環器により冷媒を常時このパイ
プに流通させるものが用いられる。この冷媒としては、
水やその他溶媒を挙げることができるが、好ましいの
は、取扱容易性、安全性などに優れる水である。通常、
冷媒温度は一定に保つのが好ましい。
【0021】上記注型成形装置により成形される成形品
は、比較的、寸法精度が要求されない成形品、例えば、
植木鉢、プランターなどの箱状または筒状の成形品が好
ましい。なお、使用済樹脂はバージン樹脂と比較すると
強度が低く、色がくすみ、異物の混入は避けられないの
で、成形品は比較的大型とするのが好ましい。
【0022】ギアポンプによって溶融樹脂の注入量を制
御してもなお、注型金型から溶融樹脂があふれ、成形品
にバリが生ずることがあるが、本発明に係る方法では、
これらバリは切り取って循環させて再利用する。このバ
リなどの余剰樹脂を循環させるための装置は、種々の装
置を組み合わせて構成することができる。
【0023】余剰樹脂の循環のための装置および方法の
一例として、次のものを挙げることができる。まず、バ
リとなった余剰樹脂をカッターなどにより成形品から切
り取り、このバリを要すれば粉砕した上で、コンベアベ
ルトにより搬送して、第二押出機に供給する。次いで、
この第二押出機で余剰樹脂を再溶融させ、この再溶融樹
脂を主押出機に循環させて主押出機内の溶融樹脂と混練
させ、再び注型金型に注入させて成形品の製造に使用す
る。再溶融樹脂は、主押出機のノズル付近のシリンダー
側壁に穿設した横孔から圧入することができる。
【0024】上記の余剰樹脂の循環のための装置および
方法の他の例としては、次のものを挙げることができ
る。まず、注型金型付近の樹脂供給管にバルブを設け、
このバルブに返送管を連通接続し、この返送管を、押出
機付近またはギアポンプの上流の樹脂供給管に連通接続
する。次いで、注型金型付近の樹脂供給管に滞留してい
る余剰樹脂の圧力が一定の値を超えたら、前記バルブを
開き、この余剰樹脂を前記返送管に流入させる。その
後、この返送管を経由させて余剰樹脂を樹脂供給管に循
環させて、その樹脂供給管内に流入する溶融樹脂と合流
させ、ギアポンプで注入圧力を調節した上で再び注型金
型に注入させて、成形品の製造に使用する。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、以下
の記載例に限定されるものではない。
【0026】図1は、本発明に係る方法を実施する際に
用いられる装置の一例のフローシートである。分別回収
した使用済樹脂10は、まず、搬送機20により搬送さ
れて粉砕機30に入れられる。この粉砕機30により使
用済樹脂10が粉砕されて被粉砕樹脂11とされ、押出
機40に供給される。押出機40には、脱気のためのベ
ント41が二つ設けられている。被粉砕樹脂11は、押
出機40の内部のスクリュー42により混練、溶融さ
れ、溶融樹脂12とされる。この溶融樹脂12は、押出
機40のノズル43から樹脂供給管50に移送される。
【0027】次いで、樹脂供給管50に移送された溶融
樹脂12は、ギアポンプ60を通過させる。溶融樹脂1
2は、このギアポンプ60で圧力を調節された上で、樹
脂供給管、分岐管を経由して注型金型70に注入され
る。この注型金型70は、下側金型71と上側金型72
とで構成されており、両金型の内部には図示されていな
い冷却水流通パイプが装備されている。これら両金型
は、押圧保持するプレス機73によって型開き、型閉め
される。溶融樹脂12が注入された状態で、下側金型7
1に上側金型72が押圧嵌合され、溶融樹脂12は両金
型内部の冷却水流通パイプに流入する冷却水により冷却
固化されて、所定の形状に成形される。
【0028】樹脂供給管50と下側金型71との間に
は、分岐管51およびバルブ52が設けられている。溶
融樹脂12はまず、最もギアポンプ寄りに配置されてい
る注型金型70aに注入される。この際、溶融樹脂12
は分岐管51aを経て注入されるが、この注型金型70
aに溶融樹脂12が充填されるとバルブ52aが閉じら
れ、注型金型70aへの余剰樹脂の流入が阻止される。
注型金型70aで成形されている間に、溶融樹脂12
は、次の注型金型70bに樹脂供給管50を経由して注
入され、以下同様の手順で順次成形品が製造される。各
注型金型において成形が終わったら型開きし、成形品は
人手または機械によって取り出される。
【0029】なお、本実施例においては、各注型金型付
近に、コンベアベルト80aが設けられ、このコンベア
ベルト80aはさらに第二押出機80bに接続される。
このコンベアベルト80aは、成形の際に、成形品から
切り離されたバリを返送するためのものである。このバ
リは、人手または機械によって切り取られ、要すれば粉
砕された後にコンベアベルト80aに載せられ、このコ
ンベアベルト80aによって搬送されたバリは、第二押
出機80bで再溶融され、押出機40に循環される。押
出機40のシリンダの側壁には横孔44が設けられてお
り、第二押出機80bとこの横孔44とは返送管80c
によって連通接続される。以上により、余剰樹脂は、コ
ンベアベルト80a、第二押出機80b、返送管80c
を順次経由して押出機40に循環され、再利用に供され
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明した通りであ
り、次の様な特別に有利な効果を奏し、その産業上の利
用価値は極めて大である。 1.本発明に係る方法によれば、分別回収した使用済樹
脂を原料として、連続的に成形品を製造することができ
る。 2.本発明に係る方法によれば、分別回収した使用済樹
脂の粉砕、溶融押出、注型成形を連続して行うので、従
来法で採用していたペレットの工程を省くことができ、
エネルギーを節減して成形品を得ることができる。 3.本発明に係る方法によれば、ギアポンプによって溶
融樹脂の圧力を調節しながら、成形品を製造することが
できるので、肉厚の均一な商品価値の高い成形品が得ら
れる。 4.本発明に係る方法によれば、注型成形時に生じた余
剰樹脂を循環装置を用いて循環させるので、使用済樹脂
の再使用率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法を実施する際に用いられる
装置の一例のフローシートである。
【符号の説明】
10:分別回収した使用済樹脂 11:被粉砕樹脂 12:溶融樹脂 20:搬送機 30:粉砕機 40:押出機 41:ベント 42:スクリュー 43:ノズル 44:横孔 50:樹脂供給管 51、51a:分岐管 52、52a:バルブ 60:ギアポンプ 70、70a、70b:注型成形用金型 71:下側金型 72:上側金型 73:プレス機 80a:コンベアベルト 80b:第二押出機 80c:返送管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分別回収した使用済樹脂を原料として成
    形品を製造するにあたり、分別回収した使用済樹脂を要
    すれば粉砕してこの被粉砕樹脂を押出機によって溶融さ
    せ、ギアポンプによってこの溶融樹脂の圧力を調節しつ
    つ溶融樹脂供給管、分岐管を経由して、複数個直列に配
    置した注型成形用金型に順次注入し、成形品を連続的に
    製造することを特徴とする、分別回収した使用済樹脂か
    ら成形品を製造する方法。
  2. 【請求項2】 注型成形時に生じた余剰樹脂を、循環装
    置を用いて押出機に循環させる、請求項1に記載の分別
    回収した使用済樹脂から成形品を製造する方法。
JP8297299A 1999-03-26 1999-03-26 分別回収した使用済樹脂から成形品を製造する方法 Pending JP2000271947A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103909598A (zh) * 2014-03-24 2014-07-09 苏州惠丰润滑油有限公司 封蜡注模装置

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CN103909598A (zh) * 2014-03-24 2014-07-09 苏州惠丰润滑油有限公司 封蜡注模装置

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