JP2000271228A - 医療用カテーテル - Google Patents
医療用カテーテルInfo
- Publication number
- JP2000271228A JP2000271228A JP11080876A JP8087699A JP2000271228A JP 2000271228 A JP2000271228 A JP 2000271228A JP 11080876 A JP11080876 A JP 11080876A JP 8087699 A JP8087699 A JP 8087699A JP 2000271228 A JP2000271228 A JP 2000271228A
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- Japan
- Prior art keywords
- tubular member
- medical
- catheter connector
- catheter
- medical tubular
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 医療用管状部材とカテーテルコネクターの接
合端面における折れ曲がりによる内腔のつぶれ、断裂を
防止した医療用カテーテルの提供を目的とする。 【解決手段】医療用管状部材6とカテーテルコネクター
3との接合において管状部材とカテーテルコネクターと
の接合領域を柔軟性の変化領域とし、凹部8を設けるこ
とにより、管状部材とカテーテルコネクターの接合端面
への曲げ応力の集中を防止する。
合端面における折れ曲がりによる内腔のつぶれ、断裂を
防止した医療用カテーテルの提供を目的とする。 【解決手段】医療用管状部材6とカテーテルコネクター
3との接合において管状部材とカテーテルコネクターと
の接合領域を柔軟性の変化領域とし、凹部8を設けるこ
とにより、管状部材とカテーテルコネクターの接合端面
への曲げ応力の集中を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂による医療
用管状部材と柔軟性をもつ合成樹脂製カテーテルコネク
ターを接合させた医療用カテーテルに関するものであ
り、更に詳しくは、医療用管状部材とカテーテルコネク
ターの接合領域においてその柔軟性を段階的に変えた医
療用カテーテルに関するものである。
用管状部材と柔軟性をもつ合成樹脂製カテーテルコネク
ターを接合させた医療用カテーテルに関するものであ
り、更に詳しくは、医療用管状部材とカテーテルコネク
ターの接合領域においてその柔軟性を段階的に変えた医
療用カテーテルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の目的に加工された医療用管状部材
に把持する目的や、別の部材を接続させる目的等のため
にカテーテルコネクターと称される部材を接合させるこ
とによってなる医療用カテーテルがあるが、ある目的の
柔軟性をもった医療用管状部材とある目的の柔軟性をも
ったカテーテルコネクターの互いの柔軟性は独立してお
り、これら医療用管状部材とカテーテルコネクターの接
合端面では、その柔軟性が極端に変化したものになる場
合が多い。その結果、医療用管状部材とカテーテルコネ
クターの接合端面に曲げ応力が加わったとき、柔軟性の
高い医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合端面
では医療用管状部材が屈曲し易くなる傾向が高く、剛性
のある医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合端
面においては断裂が生じやすい傾向にある。
に把持する目的や、別の部材を接続させる目的等のため
にカテーテルコネクターと称される部材を接合させるこ
とによってなる医療用カテーテルがあるが、ある目的の
柔軟性をもった医療用管状部材とある目的の柔軟性をも
ったカテーテルコネクターの互いの柔軟性は独立してお
り、これら医療用管状部材とカテーテルコネクターの接
合端面では、その柔軟性が極端に変化したものになる場
合が多い。その結果、医療用管状部材とカテーテルコネ
クターの接合端面に曲げ応力が加わったとき、柔軟性の
高い医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合端面
では医療用管状部材が屈曲し易くなる傾向が高く、剛性
のある医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合端
面においては断裂が生じやすい傾向にある。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題】本発明は上述のよう
な医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合端面に
おける折れ曲がりによる内腔のつぶれ、断裂を防止すべ
く鋭意検討の結果なされたもので、使用上のこのような
問題点を解消した医療用カテーテルの提供を目的とする
ものである。
な医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合端面に
おける折れ曲がりによる内腔のつぶれ、断裂を防止すべ
く鋭意検討の結果なされたもので、使用上のこのような
問題点を解消した医療用カテーテルの提供を目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、カテーテ
ルコネクターは医療用管状部材上もしくは端末に形成さ
れ、医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合領域
の柔軟性が段階的に変わることを特徴とする医療用カテ
ーテルであり、さらにカテーテルコネクターを射出成形
によって一体形成した医療用カテーテルである。
ルコネクターは医療用管状部材上もしくは端末に形成さ
れ、医療用管状部材とカテーテルコネクターの接合領域
の柔軟性が段階的に変わることを特徴とする医療用カテ
ーテルであり、さらにカテーテルコネクターを射出成形
によって一体形成した医療用カテーテルである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。図1(a)は本発明の一実施例となる医
療用カテーテルを示す図、図1(b)はその断面図であ
る。医療用管状部材(6)は、内腔(1)、(2)を有
し、カテーテルコネクター(3)を介してそれぞれの枝
管(4)、(5)に分岐されている。カテーテルコネク
ター(3)と医療用管状部材(6)との接合領域(7)
において、カテーテルコネクター(3)の断面積は先端
側から勾配をもって増し、断面積変化途中に凹部(8)
を有している。また、カテーテルコネクター(3)は医
療用管状部材(6)の端末に直接射出成形するインサー
ト射出成形にて一体成形されたものである。
細に説明する。図1(a)は本発明の一実施例となる医
療用カテーテルを示す図、図1(b)はその断面図であ
る。医療用管状部材(6)は、内腔(1)、(2)を有
し、カテーテルコネクター(3)を介してそれぞれの枝
管(4)、(5)に分岐されている。カテーテルコネク
ター(3)と医療用管状部材(6)との接合領域(7)
において、カテーテルコネクター(3)の断面積は先端
側から勾配をもって増し、断面積変化途中に凹部(8)
を有している。また、カテーテルコネクター(3)は医
療用管状部材(6)の端末に直接射出成形するインサー
ト射出成形にて一体成形されたものである。
【0006】本発明の接合領域(7)において、カテー
テルコネクター(3)の被覆断面積を医療用管状部材
(6)の方向に小さくしていくことや、被覆断面形状を
凹凸にすることで、カテーテルコネクター(3)の実際
の柔軟性を医療用管状部材(6)のもつ柔軟性に近づけ
てゆき、急激に変化させることなく接合させることで、
医療用管状部材(6)の断裂を防止する。さらに凹凸に
した場合、凹部(8)が使用上の曲げ応力を吸収して接
合端面での医療用管状部材(6)の屈曲を防止する効果
もある。
テルコネクター(3)の被覆断面積を医療用管状部材
(6)の方向に小さくしていくことや、被覆断面形状を
凹凸にすることで、カテーテルコネクター(3)の実際
の柔軟性を医療用管状部材(6)のもつ柔軟性に近づけ
てゆき、急激に変化させることなく接合させることで、
医療用管状部材(6)の断裂を防止する。さらに凹凸に
した場合、凹部(8)が使用上の曲げ応力を吸収して接
合端面での医療用管状部材(6)の屈曲を防止する効果
もある。
【0007】本発明の一例をあげると、医療用管状部材
(6)はポリアミド樹脂;曲げ弾性率9,000〜6,
500Kg/cm2で外径はφ1.8mm、カテーテル
コネクター(3)はポリアミドエラストマー;曲げ弾性
率3,500〜900Kg/cm2で接合領域(7)に
おける外径はφ3.3mmからφ4.3mmへの勾配、
凹部(8)外径はφ3.3mmである。医療用管状部材
(6)とカテーテルコネクター(3)の接合方法に特に
制限はないが、例えば高周波溶着や接着、嵌合等によっ
て、本発明の医療用カテーテルを提供することができ
る。
(6)はポリアミド樹脂;曲げ弾性率9,000〜6,
500Kg/cm2で外径はφ1.8mm、カテーテル
コネクター(3)はポリアミドエラストマー;曲げ弾性
率3,500〜900Kg/cm2で接合領域(7)に
おける外径はφ3.3mmからφ4.3mmへの勾配、
凹部(8)外径はφ3.3mmである。医療用管状部材
(6)とカテーテルコネクター(3)の接合方法に特に
制限はないが、例えば高周波溶着や接着、嵌合等によっ
て、本発明の医療用カテーテルを提供することができ
る。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば接合領域においてカテー
テルコネクターの形状に断面積変化を付与することによ
り、医療用管状部材の柔軟性を急激に変化させることな
くカテーテルコネクターへの柔軟性へと変化させてい
て、尚かつ凹部が使用上の曲げ応力を吸収して接合端面
での医療用管状部材の屈曲を防止した医療用カテーテル
を得ることができる。またカテーテルコネクター材質を
接続される医療用管状部材の曲げ弾性率に合わせて選択
することにより、本製品のみならず、屈曲防止カテーテ
ルコネクター付医療用カテーテルとして造り得ることが
出来る。
テルコネクターの形状に断面積変化を付与することによ
り、医療用管状部材の柔軟性を急激に変化させることな
くカテーテルコネクターへの柔軟性へと変化させてい
て、尚かつ凹部が使用上の曲げ応力を吸収して接合端面
での医療用管状部材の屈曲を防止した医療用カテーテル
を得ることができる。またカテーテルコネクター材質を
接続される医療用管状部材の曲げ弾性率に合わせて選択
することにより、本製品のみならず、屈曲防止カテーテ
ルコネクター付医療用カテーテルとして造り得ることが
出来る。
【図1】図1(a)は本発明の一実施例となる医療用カ
テーテルを示す図、図1(b)はその断面図である。
テーテルを示す図、図1(b)はその断面図である。
【符号の説明】 1 医療用管状部材内腔 2 医療用管状部材内腔 3 カテーテルコネクター 4 枝管 5 枝管 6 医療用管状部材 7 接合領域 8 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月6日(1999.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (5)
- 【請求項1】 カテーテルコネクターは医療用管状部材
上もしくは端末に形成され、管状部材とカテーテルコネ
クターの接合領域の柔軟性が段階的に変わることを特徴
とする医療用カテーテル。 - 【請求項2】 カテーテルコネクターを射出成形によっ
て一体形成した請求項1又は2記載の医療用カテーテ
ル。 - 【請求項3】 医療用管状部材へ接合されるカテーテル
コネクターの被覆断面積を変えることにより、医療用管
状部材とカテーテルコネクターの接合領域の柔軟性を段
階的に変える請求項1又は2記載の医療用カテーテル。 - 【請求項4】 医療用管状部材へ接合されるカテーテル
コネクターの被覆断面形状を凹凸とすることにより、医
療用管状部材とカテーテルコネクターの接合領域の柔軟
性を段階的に変える請求項1又は2記載の医療用カテー
テル。 - 【請求項5】 管状部材へ一体形成されるカテーテルコ
ネクターの被覆断面形状を凹凸とすることにより、射出
成形時カテーテルコネクター先端部に掛かる射出樹脂圧
を抑圧することで一体形成を可能とした請求項1、2又
は4記載の医療用カテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080876A JP2000271228A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 医療用カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080876A JP2000271228A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 医療用カテーテル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271228A true JP2000271228A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13730559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11080876A Pending JP2000271228A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 医療用カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000271228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022545323A (ja) * | 2019-06-21 | 2022-10-27 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 医療用チューブ接続用のストレインリリーフアダプタ |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP11080876A patent/JP2000271228A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022545323A (ja) * | 2019-06-21 | 2022-10-27 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 医療用チューブ接続用のストレインリリーフアダプタ |
JP7455148B2 (ja) | 2019-06-21 | 2024-03-25 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 医療用チューブ接続用のストレインリリーフアダプタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060926 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |