JP2000271064A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2000271064A
JP2000271064A JP11083973A JP8397399A JP2000271064A JP 2000271064 A JP2000271064 A JP 2000271064A JP 11083973 A JP11083973 A JP 11083973A JP 8397399 A JP8397399 A JP 8397399A JP 2000271064 A JP2000271064 A JP 2000271064A
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endoscope
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contour
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JP11083973A
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Hiroshi Oba
博 大場
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、観察性能や処置性能等の機能を維持
したまま、患者に苦痛を与えることなく、その挿入部の
挿入性を高めることができる内視鏡を提供することにあ
る。 【解決手段】横断面の輪郭形状が真円でない偏平な形の
管腔内に挿入部13を挿入して使用するようにした内視
鏡11において、上記挿入部13の横断面の輪郭形状が
上記管腔の横断面の輪郭形状の形に略沿う略長円である
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湾曲駒を回動軸で枢
着して構成した湾曲部を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に内視鏡における挿入部の横断面の
輪郭形状は円形である(特開平9−47425号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人体の尿道1は図1で
示す如く、膀胱2に至る経路途中において略直角上向き
に屈曲した球部3と呼ばれる管路部位がある。また、球
部3から前立腺4にかけての管路部位を人体の正面から
見たときの横断面の輪郭形状は図2で示す如く左右が狭
く、上下に長い、いわゆる涙滴形状となっている。
【0004】このため、上述した従来の内視鏡のように
横断面の輪郭形状が円形な挿入部を尿道1に挿入する
と、尿道1の上下方向に対しては空間的に余裕があるに
も拘らず、左右方向に対しては狭いことから、尿道1を
左右に押し広げて挿入部を挿入することになる。このた
め、特に前立腺が肥大し始めている患者にとっては多大
な苦痛を与える。
【0005】また、尿道への挿入性を高めるため、従来
形式の挿入部を単に細径化するだけでは挿入部内に組み
込む光学系や鉗子チャンネルなどの内蔵物の設置容積が
狭くなり、内蔵物を細径化せざるを得なく、内視鏡の観
察性能や処置性能等の機能が低下してしまう。
【0006】本発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、観察性能や処置性能等の
機能を維持したまま、患者に苦痛を与えることなく、そ
の挿入部の挿入性を高めることができる内視鏡を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、横断
面の輪郭形状が真円でない偏平な形の管腔内に挿入部を
挿入して使用するようにした内視鏡において、上記挿入
部の横断面の輪郭形状が上記管腔の横断面の輪郭形状の
形に略沿う形に形成したことを特徴とする内視鏡であ
る。請求項2の発明は、上記挿入部の横断面の輪郭形状
が上記管腔の横断面の輪郭形状の形に略沿う形に形成し
た部分が上記挿入部の長手方向の略全長にわたることを
特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。請求項3の
発明は、上記挿入部の横断面の輪郭形状の長径方向が上
記挿入部を湾曲させる方向に略一致することを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の内視鏡である。
【0008】
【発明の実施の形態】図3乃至図5に基づいて本発明の
一実施形態に係る内視鏡を説明する。図3で示すよう
に、内視鏡11は操作部12と挿入部13を有し、上記
操作部12にはアングル操作ノブ14や接眼部15等が
設けられている。上記挿入部13は基端側から順に配し
た可撓管16、湾曲部17及び先端部材18によって構
成されている。上記湾曲部17は可撓管16と先端部材
18との間に介在しており、操作部12においてアング
ル操作ノブ14を操作することにより上下方向へ湾曲さ
せられるようになっている。
【0009】図4において挿入部13の湾曲部17付近
の具体的な構成を示す。すなわち、湾曲部17は挿入部
13の長手軸方向に沿って複数の湾曲駒21を一列に並
べて配し、隣接する湾曲駒21同士を軸部材22によっ
て連結してなる湾曲管23を構成し、この湾曲管23の
外周面に外皮チューブ24を被覆して構成したものであ
る。隣接する湾曲駒21の端部同士は軸部材22によっ
て回動自在に連結されている。上記軸部材22は挿入部
13を湾曲させる上下方向に直交する向きに配置されて
いる。また、図5で示すように、各軸部材22は隣接す
る湾曲駒21の向き合う端縁には他方の湾曲駒21の端
縁に向けて突き出す耳片25を左右それぞれに有し、こ
の耳片25同士を重ね合わせると共に、この耳片25同
士の重合部分に軸部材22を貫通してリベット止めによ
り軸支する。
【0010】また、最先端の湾曲駒21の先端縁部は先
端部材18の部材に接続固定され、最基端の湾曲駒21
の基端縁部は可撓管16の先端に接続固定されている。
最先端の湾曲駒21には挿入部13内において上下に配
置された一対の操作ワイヤ26,27の先端が固定さ
れ、各操作ワイヤ26,27の基端側は操作部12内に
おいて上記アングル操作ノブ14により操作される湾曲
装置(図示せず)に連結されている。
【0011】図4及び図5で示すように、内視鏡11の
挿入部13内には処置具用チャンネル31、対物レンズ
32やイメージガイドファイバ束33、ライトガイドフ
ァイバ束34等の内蔵物が比較的密に組み込まれてい
る。上記操作ワイヤ26,27は可撓管16内におい
て、ガイドチューブ35,36によって案内されてい
る。
【0012】上記湾曲部17における湾曲駒21はいず
れも薄肉の筒状部材で構成され、その横断面の輪郭形状
は図5で示す如く略長円形状をなしている。ここで、長
円形状とは楕円や卵形、2つの半円を直線や緩やかな曲
線で結んだ形等を含む、真円でない偏平な形の形状を指
す。
【0013】さらに、長円形状の長径方向は上記軸部材
22による湾曲部17の上下湾曲方向と一致するように
構成されている。つまり、湾曲駒21を連結する軸部材
(回動軸)22は湾曲部17を湾曲する上下方向に直交
する向きに配置されている。また、横断面の輪郭形状が
真円でない偏平な形状に形成する部分は、横断面の輪郭
形状が真円でない偏平な形の管腔内に挿入する領域に限
ってもよいが、上記挿入部13の湾曲部17、可撓管1
6、及び先端部材18にわたる全体を同じ偏平な形状に
形成するようにしてもよい。
【0014】上記内視鏡11の挿入部13を尿道1に挿
入する際、膀胱2に至る経路途中において球部3を通る
とき、操作部12のアングル操作ノブ14を操作して、
湾曲部17を上方に湾曲させる。挿入部13の横断面の
輪郭形状は長円形状をなしており、しかも、その長円形
状の長径方向が、上記軸部材22による湾曲駒21の回
動方向と一致するように構成されているので、球部3か
ら前立腺4の付近において、人体正面から見たときに左
右に狭く上下に長い断面形状をしている尿道1の部分を
左右方向に押し広げることがない。従って、前立腺が肥
大し始めている患者に対して、苦痛を与えることなく挿
入が可能である。術者も安心してスムーズな手技が行な
える。
【0015】図6は挿入部13の湾曲部17における湾
曲駒21を回動自在に連結する軸支部の変形例を示すも
のである。すなわち、内側に位置する耳部(内耳)41
と外側に位置する耳部(外耳)42を重ね合わせる。外
側に位置する耳部42は平坦であり、この耳部42には
リベット状の軸部材22の外端部が頭をなくした状態で
レーザー等により溶接して固着されている。軸部材22
の部分は耳部42の外側へはみ出さない。内側に位置す
る耳部41は湾曲駒21の基体の曲面のまま平行に延長
して突出し形成したものである。そして、図6で示す如
く、軸部材22の内方端部分を内側に位置する耳部41
に貫通し、湾曲駒21の内側から軸部材22の内端頭部
をカシメ付ける。その他は前述した一実施形態のものと
同様である。
【0016】この変形例では湾曲駒21の端部同士をリ
ベット状の軸部材22でかしめ付ける際、内側になる軸
支部分が湾曲駒21の基体(素材)の曲面のまま、平坦
にせず突き出し、これを他方の外側になる軸支部分に接
合するので、平面と凸曲面との接触になる。このため、
耳部同士は回動中心付近での僅かな部分の接触のみであ
り、かつ接触面積が少なくなるため、回動性が向上す
る。また、素材となる円筒部材を潰すことなく、軸支部
または耳部を形成するので、湾曲駒21には広い内腔を
確保することができる。
【0017】尚、上述した例では湾曲駒21の端縁から
他方の湾曲駒21に向けて突き出す耳部41,42を形
成したが、湾曲駒21の端縁部を片状に突き出して形成
せずに湾曲駒21の端縁部を耳部として利用しても良
い。
【0018】また、本発明は前述した実施形態のものに
限定されるものではない。上記実施形態の説明によれ
ば、少なくとも以下に列記する事項及びそれらを任意に
組み合わせた事項が得られる。
【0019】<付記> 1.横断面輪郭形状が真円でない偏平な形の管腔内に挿
入部を挿入して使用するようにした内視鏡において、上
記挿入部の横断面の輪郭形状が上記管腔の横断面の輪郭
形状の形に略沿う形に形成したことを特徴とする内視
鏡。 2.上記挿入部の横断面の輪郭形状が上記管腔の横断面
の輪郭形状の形に略沿う形に形成した部分が上記挿入部
の長手方向の略全長にわたり形成したことを特徴とする
第1項に記載の内視鏡。
【0020】3.上記挿入部の横断面の輪郭形状の長径
方向が上記挿入部を湾曲させる方向に略一致することを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡。 4.上記挿入部の横断面の輪郭形状が略長円であること
を特徴とする第1〜3項に記載の内視鏡。
【0021】5.挿入部の長手方向に複数個の湾曲駒を
一列に並べて配して、隣接する湾曲駒同士を、挿入部を
湾曲させる方向に略直交する向きに配した回動軸により
枢着した内視鏡において、上記挿入部の横断面の輪郭形
状が略長円であり、その長径が挿入部を湾曲させる方向
に略一致することを特徴とする内視鏡。 6.上記挿入部を湾曲させたい方向に湾曲させる湾曲操
作装置を有したことを特徴とする第1〜5項に記載の内
視鏡。 7.尿道膀胱鏡であることを特徴とする第1〜6項に記
載の内視鏡。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、挿入部の
横断面の輪郭形状が、挿入部を挿入して使用する管腔の
横断面の輪郭形状の形に略沿う形に形成したから、挿入
部を単に細くすることなく、横断面積を確保しながら、
尿道等の管腔内への挿入性を高めることができる。従っ
て、患者に多大な苦痛を与えることなく、挿入部を挿入
可能であり、術者は安心してスムーズな手技が行なえ
る。また、挿入部内に組み込む光学系や鉗子チャンネル
チューブ等の内蔵物の設置容積が狭くならないために、
従来の内視鏡と同等以上の観察性能、灌流性能等の機能
を確保することができる。また、従来の鉗子等の処置具
をそのまま使用することができて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】人体の尿道の解剖学的形態を概略的に示す説明
【図2】尿道の横断面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る内視鏡の側面図。
【図4】上記内視鏡の挿入部の湾曲部付近の縦断面図。
【図5】図4中、V−V線に沿う上記挿入部の断面図。
【図6】湾曲部の隣接する湾曲駒の端部同士を連結する
枢着部についての変形例の横断面図。
【符号の説明】 11…内視鏡 12…操作部 13…挿入部 14…アングル操作ノブ 16…可撓管 17…湾曲部 18…先端部材 21…湾曲駒 22…軸部材 23…湾曲管 25…耳片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面輪郭形状が真円でない偏平な形の管
    腔内に挿入部を挿入して使用するようにした内視鏡にお
    いて、 上記挿入部の横断面の輪郭形状が上記管腔の横断面の輪
    郭形状の形に略沿う形に形成したことを特徴とする内視
    鏡。
  2. 【請求項2】上記挿入部の横断面の輪郭形状が上記管腔
    の横断面の輪郭形状の形に略沿う形に形成した部分が上
    記挿入部の長手方向の略全長にわたることを特徴とする
    請求項1に記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】上記挿入部の横断面の輪郭形状の長径方向
    が上記挿入部を湾曲させる方向に略一致することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡。
JP11083973A 1999-03-26 1999-03-26 内視鏡 Withdrawn JP2000271064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766819B2 (en) 2003-05-30 2010-08-03 Olympus Corporation Endoscope and endoscope tip forming member
JP2013022278A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Olympus Corp 医療器具
CN108742476A (zh) * 2018-05-07 2018-11-06 珠海明象医用科技有限公司 一种内窥镜插入管的大通道弯曲部

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Effective date: 20060606