JP2000270673A - 穀物貯蔵装置 - Google Patents
穀物貯蔵装置Info
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- JP2000270673A JP2000270673A JP11085305A JP8530599A JP2000270673A JP 2000270673 A JP2000270673 A JP 2000270673A JP 11085305 A JP11085305 A JP 11085305A JP 8530599 A JP8530599 A JP 8530599A JP 2000270673 A JP2000270673 A JP 2000270673A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイロ内の温度を適正に保って、貯蔵
穀物の品質の安定維持を図る。 【解決手段】 サイロ（１）の外周壁（７）を内壁
（８）と外壁（９）との二重構造に設けると共に、内壁
（８）と外壁（９）間に多段状に配設する複数の胴縁
（１６）でもって、外側に断熱材（２１）で形成する断
熱部（２２）を、また内側に空気の流通する通風部（１
０）を設ける。
穀物の品質の安定維持を図る。 【解決手段】 サイロ（１）の外周壁（７）を内壁
（８）と外壁（９）との二重構造に設けると共に、内壁
（８）と外壁（９）間に多段状に配設する複数の胴縁
（１６）でもって、外側に断熱材（２１）で形成する断
熱部（２２）を、また内側に空気の流通する通風部（１
０）を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はサイロ内に米麦や大
豆或いは飼料などの穀物を一定温度以下で貯蔵する穀物
貯蔵装置に関する。
豆或いは飼料などの穀物を一定温度以下で貯蔵する穀物
貯蔵装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、サイロ内に貯蔵
する穀物の温度上昇を防ぐ手段として、低温空気を直接
的に穀物の下側から上方向に通風させる手段があるが、
温度勾配を均一とさせた穀物の良好な冷却は行い難いと
いう不都合があった。そのためサイロ外周壁を二重壁構
造に設け、この二重壁間に冷却用通風路を形成して、サ
イロ内を冷却する手段などもあるが、通風路だけの場合
夏期には直射日光や外気温の影響を受けて適正な穀温維
持を図り難いなどの問題があった。
する穀物の温度上昇を防ぐ手段として、低温空気を直接
的に穀物の下側から上方向に通風させる手段があるが、
温度勾配を均一とさせた穀物の良好な冷却は行い難いと
いう不都合があった。そのためサイロ外周壁を二重壁構
造に設け、この二重壁間に冷却用通風路を形成して、サ
イロ内を冷却する手段などもあるが、通風路だけの場合
夏期には直射日光や外気温の影響を受けて適正な穀温維
持を図り難いなどの問題があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、サイ
ロの外周壁を内壁と外壁との二重構造に設けると共に、
内壁と外壁間に多段状に配設する複数の胴縁でもって、
外側に断熱材で形成する断熱部を、また内側に空気の流
通する通風部を設けて、例えば既存のサイロの外側に胴
縁を介して内面に断熱材を接着する外壁を設けるなどし
て、簡単な構成手段で通風部及び断熱部をサイロ外側に
容易に設けて、サイロ内に貯蔵する穀物の外気温などか
らの影響を防止すると共に、温度勾配均一にサイロ内を
冷却して、穀物品質の安定維持を図るものである。
ロの外周壁を内壁と外壁との二重構造に設けると共に、
内壁と外壁間に多段状に配設する複数の胴縁でもって、
外側に断熱材で形成する断熱部を、また内側に空気の流
通する通風部を設けて、例えば既存のサイロの外側に胴
縁を介して内面に断熱材を接着する外壁を設けるなどし
て、簡単な構成手段で通風部及び断熱部をサイロ外側に
容易に設けて、サイロ内に貯蔵する穀物の外気温などか
らの影響を防止すると共に、温度勾配均一にサイロ内を
冷却して、穀物品質の安定維持を図るものである。
【０００４】また、サイロの外周壁を断熱材を用いた断
熱壁に設けると共に、該断熱壁に断熱材を切欠いた上下
方向にジグザグの空気の通風路を設けて、既存のサイロ
外周に被覆充填させる断熱壁を一部除去するだけの簡単
な手段で温度勾配均一にサイロ内を冷却可能とさせ、ま
た断熱材の使用量の低減によって製作コストも低減させ
ると共に、断熱壁内に通風路を一体形成させてサイロの
全体構成のコンパクト化を図るものである。
熱壁に設けると共に、該断熱壁に断熱材を切欠いた上下
方向にジグザグの空気の通風路を設けて、既存のサイロ
外周に被覆充填させる断熱壁を一部除去するだけの簡単
な手段で温度勾配均一にサイロ内を冷却可能とさせ、ま
た断熱材の使用量の低減によって製作コストも低減させ
ると共に、断熱壁内に通風路を一体形成させてサイロの
全体構成のコンパクト化を図るものである。
【０００５】さらに、通風路内の空気の通風方向を正逆
に切換える通風切換手段を設けて、サイロ外周を囲むジ
グザグ状の通風路によってサイロ内を均一分布状態に冷
却すると共に、通風方向の正逆によってサイロ内をより
均一良好に冷却して貯蔵穀物の品質の安定維持を図るも
のである。
に切換える通風切換手段を設けて、サイロ外周を囲むジ
グザグ状の通風路によってサイロ内を均一分布状態に冷
却すると共に、通風方向の正逆によってサイロ内をより
均一良好に冷却して貯蔵穀物の品質の安定維持を図るも
のである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図１は二重壁構造のサイロの全体説明
図、図２は同断面平面説明図であり、図中（１）は主に
米及び麦などの穀物（Ａ）を内部に貯蔵する略円筒形の
サイロ、（２）はサイロ（１）を冷却する冷凍機（３）
及び送風機（４）からなる冷却装置で、前記サイロ
（１）は上下に天板（５）及び底板（６）を有すると共
に、外周壁（７）を内壁（８）と外壁（９）との二重構
造に形成し、内壁（８）と外壁（９）間に形成する通風
部である通風路（１０）下側の通風入口（１１）に送風
機（４）の送風口（４ａ）を給気ダクト（１２）を介し
連通接続させると共に、通風路（１０）上側にサイロ室
（１３）に臨ませる通風口（１４）を開設し、前記天板
（５）の略中央に設ける排気口（１５）を排気ダクト
（１６）を介し冷凍機（３）に連通接続させて、冷凍機
（３）で冷却した空気を送風機（４）でサイロ（１）の
通風路（１０）に送り込んで循環させる間に温度分布略
均一に貯蔵穀物（Ａ）を冷却して、穀温を略一定に保持
させるように構成している。なお（１７）は排気ダクト
（１６）内の冷風を外部に排出させる電磁操作式排気弁
である。
づいて詳述する。図１は二重壁構造のサイロの全体説明
図、図２は同断面平面説明図であり、図中（１）は主に
米及び麦などの穀物（Ａ）を内部に貯蔵する略円筒形の
サイロ、（２）はサイロ（１）を冷却する冷凍機（３）
及び送風機（４）からなる冷却装置で、前記サイロ
（１）は上下に天板（５）及び底板（６）を有すると共
に、外周壁（７）を内壁（８）と外壁（９）との二重構
造に形成し、内壁（８）と外壁（９）間に形成する通風
部である通風路（１０）下側の通風入口（１１）に送風
機（４）の送風口（４ａ）を給気ダクト（１２）を介し
連通接続させると共に、通風路（１０）上側にサイロ室
（１３）に臨ませる通風口（１４）を開設し、前記天板
（５）の略中央に設ける排気口（１５）を排気ダクト
（１６）を介し冷凍機（３）に連通接続させて、冷凍機
（３）で冷却した空気を送風機（４）でサイロ（１）の
通風路（１０）に送り込んで循環させる間に温度分布略
均一に貯蔵穀物（Ａ）を冷却して、穀温を略一定に保持
させるように構成している。なお（１７）は排気ダクト
（１６）内の冷風を外部に排出させる電磁操作式排気弁
である。
【０００７】図３、図４に示す如く、前記外壁（９）は
薄板（略０．４ｍｍ）状の角波カラー鋼板を用い、サイ
ロ本体を形成する内壁（８）との一定隙間（Ｔ１）（Ｔ
≒１０ｃｍ）間に一定高さ巾（Ｈ）（Ｈ≒５０ｍｍ）を
有する胴縁（１６）を上下等間隔（Ｌ）（Ｌ≒１ｍ）に
複数多段に配設している。
薄板（略０．４ｍｍ）状の角波カラー鋼板を用い、サイ
ロ本体を形成する内壁（８）との一定隙間（Ｔ１）（Ｔ
≒１０ｃｍ）間に一定高さ巾（Ｈ）（Ｈ≒５０ｍｍ）を
有する胴縁（１６）を上下等間隔（Ｌ）（Ｌ≒１ｍ）に
複数多段に配設している。
【０００８】図５に示す如く、前記胴縁（１６）は、外
壁（９）の内周面に固着させる外輪状体（１８）と、内
壁（８）と外壁（９）間の略中央に配設する内輪状体
（１９）と、これら内外輪状体（１８）（１９）を半径
方向に連結し且つ内側突出端を内壁（８）の外周面に固
着させる連結放射板（２０）とを備え、外壁（９）の内
側面と前記内輪状体（１９）の外側面との間の一定隙間
（Ｔ２）（Ｔ２≒５０ｍｍ）内をグラスウールなど断熱
材（２１）で充填させて断熱部である断熱壁（２２）を
形成すると共に、内壁（８）の外側面と断熱壁（２２）
の内側面との間の空間を通風路（１０）に形成してい
る。なお、前記外壁（９）と内輪状体（１９）の外側面
と断熱材（２１）とは接着材などで固着させたものであ
る。
壁（９）の内周面に固着させる外輪状体（１８）と、内
壁（８）と外壁（９）間の略中央に配設する内輪状体
（１９）と、これら内外輪状体（１８）（１９）を半径
方向に連結し且つ内側突出端を内壁（８）の外周面に固
着させる連結放射板（２０）とを備え、外壁（９）の内
側面と前記内輪状体（１９）の外側面との間の一定隙間
（Ｔ２）（Ｔ２≒５０ｍｍ）内をグラスウールなど断熱
材（２１）で充填させて断熱部である断熱壁（２２）を
形成すると共に、内壁（８）の外側面と断熱壁（２２）
の内側面との間の空間を通風路（１０）に形成してい
る。なお、前記外壁（９）と内輪状体（１９）の外側面
と断熱材（２１）とは接着材などで固着させたものであ
る。
【０００９】また、図３にも示す如く、上下胴縁（１
６）の間隔（Ｌ）の中間位置（Ｌ／２）に前記断熱材
（２１）の内周面を内側より支持する中間胴縁（２３）
を設けるもので、前記内輪状体（１９）と、内壁（８）
と内輪状体（１９）間を連結する内放射板（２０ａ）と
で中間胴縁（２３）を形成し、上下胴縁（１６）の間隔
（Ｌ）の中央部で断熱材（２１）内側面が内壁（８）側
に張出るのを防止するように構成している。
６）の間隔（Ｌ）の中間位置（Ｌ／２）に前記断熱材
（２１）の内周面を内側より支持する中間胴縁（２３）
を設けるもので、前記内輪状体（１９）と、内壁（８）
と内輪状体（１９）間を連結する内放射板（２０ａ）と
で中間胴縁（２３）を形成し、上下胴縁（１６）の間隔
（Ｌ）の中央部で断熱材（２１）内側面が内壁（８）側
に張出るのを防止するように構成している。
【００１０】而して、内壁（８）のみで形成する既存の
サイロ（１）の施工方法をそのまま踏襲し、その一部を
改良して外壁（９）を設けて二重壁構造とし、この二重
壁内に断熱壁（２２）と通風路（１０）を設けることに
よって、簡易にして低コストに施工可能なサイロ（１）
で、太陽の輻射熱を断熱壁（２１）で有効に遮断（保
冷）し、通風路（１０）を流通させる冷風によってサイ
ロ（１）内を常に温度分布均一に間接的冷却して、穀物
（Ａ）の品質保持を図るもので、直接通風に比べ通風抵
抗も少ないため、小さい動力で冷却でき、循環運転して
も塵埃による効率低下もなく、極めて運転効率を良好と
させることができる。
サイロ（１）の施工方法をそのまま踏襲し、その一部を
改良して外壁（９）を設けて二重壁構造とし、この二重
壁内に断熱壁（２２）と通風路（１０）を設けることに
よって、簡易にして低コストに施工可能なサイロ（１）
で、太陽の輻射熱を断熱壁（２１）で有効に遮断（保
冷）し、通風路（１０）を流通させる冷風によってサイ
ロ（１）内を常に温度分布均一に間接的冷却して、穀物
（Ａ）の品質保持を図るもので、直接通風に比べ通風抵
抗も少ないため、小さい動力で冷却でき、循環運転して
も塵埃による効率低下もなく、極めて運転効率を良好と
させることができる。
【００１１】なお上述実施例にあっては内壁（８）と外
壁（９）間の内側に通風路（１０）、外側に断熱壁（２
２）を設ける構成を示したが、内側に断熱壁（２２）外
側に通風路（１０）を設ける構成でも良い。
壁（９）間の内側に通風路（１０）、外側に断熱壁（２
２）を設ける構成を示したが、内側に断熱壁（２２）外
側に通風路（１０）を設ける構成でも良い。
【００１２】また、図６乃至図１３に示すものは、サイ
ロ（１ａ）の内壁（８）と外壁（９）間にグラスウール
など断熱材（２１）を充填させて、外周壁（７）全体を
断熱壁（２２）に設けると共に、断熱材（２１）の一部
を切欠いて下から上方向及び上から下方向に順次冷風の
流通する単一のジグザグ形通風路（２４）を形成したも
ので、通風路（２４）の一側端となるサイロ（１ａ）下
側の通風口（２５）に送風機（４）の送風口（４ａ）を
通風ダクト（２６）及び通風切換手段である電磁操作式
回転スプール形４方弁（２７）を介し連通接続させると
共に、通風路（２４）の他側端となるサイロ（１ａ）上
側の通風口（２８）を通風ダクト（２９）及び通風切換
手段である電磁操作式回転スプール形３方弁（３０）を
介し冷凍機（３）に連通接続させ、前記４方弁（２７）
と３方弁（３０）とを通風ダクト（３１）を介し、前記
４方弁（２７）と冷凍機（３）とを通風ダクト（３２）
を介し連通接続させて、サイロ（１）の外周壁（７）に
形成するジグザグ形通風路（２４）に通風方向を正逆自
在に冷却装置（２）からの冷風を送り込んで流通させる
ように構成している。
ロ（１ａ）の内壁（８）と外壁（９）間にグラスウール
など断熱材（２１）を充填させて、外周壁（７）全体を
断熱壁（２２）に設けると共に、断熱材（２１）の一部
を切欠いて下から上方向及び上から下方向に順次冷風の
流通する単一のジグザグ形通風路（２４）を形成したも
ので、通風路（２４）の一側端となるサイロ（１ａ）下
側の通風口（２５）に送風機（４）の送風口（４ａ）を
通風ダクト（２６）及び通風切換手段である電磁操作式
回転スプール形４方弁（２７）を介し連通接続させると
共に、通風路（２４）の他側端となるサイロ（１ａ）上
側の通風口（２８）を通風ダクト（２９）及び通風切換
手段である電磁操作式回転スプール形３方弁（３０）を
介し冷凍機（３）に連通接続させ、前記４方弁（２７）
と３方弁（３０）とを通風ダクト（３１）を介し、前記
４方弁（２７）と冷凍機（３）とを通風ダクト（３２）
を介し連通接続させて、サイロ（１）の外周壁（７）に
形成するジグザグ形通風路（２４）に通風方向を正逆自
在に冷却装置（２）からの冷風を送り込んで流通させる
ように構成している。
【００１３】図１０、図１１にも示す如く、このサイロ
（１ａ）の内壁（８）と外壁（９）間にも一定高さ
（Ｈ）（Ｈ≒５０ｍｍ）を有する胴縁（３３）を上下等
間隔（Ｌ）（Ｌ≒１ｍ）に複数多段に配設して断熱材
（２１）の充填に活用するもので、外壁（９）の内周面
に固着させる輪状体（３４）と、該輪状体（３４）を内
壁（８）に半径方向に連結する放射板（３５）とを胴縁
（３３）は備え、図９にも示す如く隣接する３枚の放射
板（３５）部分に断熱材（２１）を充填させるのに対
し、この両側に隣接する放射板（３５）との間を断熱材
（２１）を除去した通風路（２４）に形成して、断熱材
（２１）を有する円周方向の間隔巾（Ｗ１）に対し通風
路（２４）の間隔巾（Ｗ２）を略２：１（Ｗ１：Ｗ２≒
２：１）に設けて、１層の断熱壁（２２）内に通風路
（２４）も組込んで、断熱壁（２２）の内或いは外側に
別途の通風路（１０）を設ける複雑さなどを解消させ、
また断熱材（２１）の充填量を通風路（２４）分削減さ
せて施工コストを低減させるように構成している。
（１ａ）の内壁（８）と外壁（９）間にも一定高さ
（Ｈ）（Ｈ≒５０ｍｍ）を有する胴縁（３３）を上下等
間隔（Ｌ）（Ｌ≒１ｍ）に複数多段に配設して断熱材
（２１）の充填に活用するもので、外壁（９）の内周面
に固着させる輪状体（３４）と、該輪状体（３４）を内
壁（８）に半径方向に連結する放射板（３５）とを胴縁
（３３）は備え、図９にも示す如く隣接する３枚の放射
板（３５）部分に断熱材（２１）を充填させるのに対
し、この両側に隣接する放射板（３５）との間を断熱材
（２１）を除去した通風路（２４）に形成して、断熱材
（２１）を有する円周方向の間隔巾（Ｗ１）に対し通風
路（２４）の間隔巾（Ｗ２）を略２：１（Ｗ１：Ｗ２≒
２：１）に設けて、１層の断熱壁（２２）内に通風路
（２４）も組込んで、断熱壁（２２）の内或いは外側に
別途の通風路（１０）を設ける複雑さなどを解消させ、
また断熱材（２１）の充填量を通風路（２４）分削減さ
せて施工コストを低減させるように構成している。
【００１４】また図３に示す如く、通風路（２４）内の
冷風の通風方向を一定時間毎に正逆に自動切換するため
の作業スイッチ（３６）と、通風方向を手動で正逆に切
換える送風切換スイッチ（３７）と、サイロ（１ａ）内
の温度を検出する温度センサ（３８）とを備え、これら
スイッチ（３６）（３７）及び温度センサ（３８）をコ
ントローラ（３９）に接続させると共に、前記送風機
（４）・冷凍機（３）・４方弁（２７）・３方弁（３
０）・排気弁（１７）にコントローラ（３９）を接続さ
せるように構成している。
冷風の通風方向を一定時間毎に正逆に自動切換するため
の作業スイッチ（３６）と、通風方向を手動で正逆に切
換える送風切換スイッチ（３７）と、サイロ（１ａ）内
の温度を検出する温度センサ（３８）とを備え、これら
スイッチ（３６）（３７）及び温度センサ（３８）をコ
ントローラ（３９）に接続させると共に、前記送風機
（４）・冷凍機（３）・４方弁（２７）・３方弁（３
０）・排気弁（１７）にコントローラ（３９）を接続さ
せるように構成している。
【００１５】そして図１１、図１２、図１４に示す如
く、作業スイッチ（３６）とオンとさせて送風機（４）
及び冷凍機（３）を駆動して前記通風路（２４）に冷風
を流通させてサイロ室（１３）の温度を適温に保つ穀物
（Ａ）の貯蔵作業中、図１１に示す如く、４方弁（２
７）及び３方弁（３０）がＢ方向に切換っているときに
は、サイロ（１ａ）下側の通風口（２５）より冷風が通
風路（２４）に流入して下から上方向、上から下方向に
順次ジグザグに蛇行流通すると共に、一定時間経過後に
あっては図１２に示す如く４方弁（２７）及び３方弁
（３０）がＣ方向に切換って、前述とは通風路（２４）
の反対側端の通風口（２８）より冷風が通風路（２４）
に流入して、前回とは通風方向を反対に上から下方向・
下から上方向に順次ジグザグに蛇行流通して、サイロ
（１ａ）内を温度分布均一に冷却するものである。
く、作業スイッチ（３６）とオンとさせて送風機（４）
及び冷凍機（３）を駆動して前記通風路（２４）に冷風
を流通させてサイロ室（１３）の温度を適温に保つ穀物
（Ａ）の貯蔵作業中、図１１に示す如く、４方弁（２
７）及び３方弁（３０）がＢ方向に切換っているときに
は、サイロ（１ａ）下側の通風口（２５）より冷風が通
風路（２４）に流入して下から上方向、上から下方向に
順次ジグザグに蛇行流通すると共に、一定時間経過後に
あっては図１２に示す如く４方弁（２７）及び３方弁
（３０）がＣ方向に切換って、前述とは通風路（２４）
の反対側端の通風口（２８）より冷風が通風路（２４）
に流入して、前回とは通風方向を反対に上から下方向・
下から上方向に順次ジグザグに蛇行流通して、サイロ
（１ａ）内を温度分布均一に冷却するものである。
【００１６】またこのような冷却中サイロ（１ａ）内の
温度が一定以下まで下るとき、冷凍機（３）の駆動停止
させるもので、この場合送風のみ行う或いは送風も停止
させるなど何れでも良い。
温度が一定以下まで下るとき、冷凍機（３）の駆動停止
させるもので、この場合送風のみ行う或いは送風も停止
させるなど何れでも良い。
【００１７】而して該実施例の場合にも、前実施例と同
様簡易施工手段のサイロ（１ａ）によって貯蔵穀物
（Ａ）を品質良好に長期保存可能とさせることができる
と共に、サイロ（１ａ）の外壁構成を簡単とさせ、断熱
材（２１ａ）の使用量も大巾に低減（略２／３）させて
製作費も低コストなものにできる。
様簡易施工手段のサイロ（１ａ）によって貯蔵穀物
（Ａ）を品質良好に長期保存可能とさせることができる
と共に、サイロ（１ａ）の外壁構成を簡単とさせ、断熱
材（２１ａ）の使用量も大巾に低減（略２／３）させて
製作費も低コストなものにできる。
【００１８】なお、前述実施例にあっては通風方向の切
換えをジグザグ形通風路（２４）に用いる構成を示した
が、一方向形通風路（１０）に用いて、下から上或いは
上から下方向に通風方向を切換える構成でも良い。
換えをジグザグ形通風路（２４）に用いる構成を示した
が、一方向形通風路（１０）に用いて、下から上或いは
上から下方向に通風方向を切換える構成でも良い。
【００１９】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、サイロ（１）の外周壁（７）を内壁（８）と外壁
（９）との二重構造に設けると共に、内壁（８）と外壁
（９）間に多段状に配設する複数の胴縁（１６）でもっ
て、外側に断熱材（２１）で形成する断熱部（２２）
を、また内側に空気の流通する通風部（１０）を設けた
ものであるから、例えば既存のサイロの外側に胴縁（１
６）を介して内面に断熱材（２１）を接着する外壁
（９）を設けるなどして、簡単な構成手段で通風部（１
０）及び断熱部（２２）をサイロ（１）外側に容易に設
けて、サイロ（１）内に貯蔵する穀物（Ａ）の外気温な
どからの影響を防止すると共に、温度勾配均一にサイロ
（１）内を冷却して、穀物（Ａ）品質の安定維持を図る
ことができるものである。
は、サイロ（１）の外周壁（７）を内壁（８）と外壁
（９）との二重構造に設けると共に、内壁（８）と外壁
（９）間に多段状に配設する複数の胴縁（１６）でもっ
て、外側に断熱材（２１）で形成する断熱部（２２）
を、また内側に空気の流通する通風部（１０）を設けた
ものであるから、例えば既存のサイロの外側に胴縁（１
６）を介して内面に断熱材（２１）を接着する外壁
（９）を設けるなどして、簡単な構成手段で通風部（１
０）及び断熱部（２２）をサイロ（１）外側に容易に設
けて、サイロ（１）内に貯蔵する穀物（Ａ）の外気温な
どからの影響を防止すると共に、温度勾配均一にサイロ
（１）内を冷却して、穀物（Ａ）品質の安定維持を図る
ことができるものである。
【００２０】また、サイロ（１ａ）の外周壁（７）を断
熱材（２１）を用いた断熱壁（２２）に設けると共に、
該断熱壁（２２）に断熱材（２１）を切欠いた上下方向
にジグザグの空気の通風路（２４）を設けたものである
から、既存のサイロ外周に被覆充填させる断熱壁（２
２）を一部除去するだけの簡単な手段で温度勾配均一に
サイロ（１ａ）内を冷却可能とさせ、また断熱材（２
１）の使用量の低減によって製作コストも低減させると
共に、断熱壁（２２）内に通風路（２４）を一体形成さ
せてサイロ（１ａ）の全体構成のコンパクト化を図るこ
とができるものである。
熱材（２１）を用いた断熱壁（２２）に設けると共に、
該断熱壁（２２）に断熱材（２１）を切欠いた上下方向
にジグザグの空気の通風路（２４）を設けたものである
から、既存のサイロ外周に被覆充填させる断熱壁（２
２）を一部除去するだけの簡単な手段で温度勾配均一に
サイロ（１ａ）内を冷却可能とさせ、また断熱材（２
１）の使用量の低減によって製作コストも低減させると
共に、断熱壁（２２）内に通風路（２４）を一体形成さ
せてサイロ（１ａ）の全体構成のコンパクト化を図るこ
とができるものである。
【００２１】さらに、通風路（２４）内の空気の通風方
向を正逆に切換える通風切換手段（２７）（３０）を設
けたものであるから、サイロ（１ａ）外周を囲むジグザ
グ状の通風路（２４）によってサイロ（１ａ）内を均一
分布状態に冷却すると共に、通風方向の正逆によってサ
イロ（１ａ）内をより均一良好に冷却して貯蔵穀物
（Ａ）の品質の安定維持を図ることができるものであ
る。
向を正逆に切換える通風切換手段（２７）（３０）を設
けたものであるから、サイロ（１ａ）外周を囲むジグザ
グ状の通風路（２４）によってサイロ（１ａ）内を均一
分布状態に冷却すると共に、通風方向の正逆によってサ
イロ（１ａ）内をより均一良好に冷却して貯蔵穀物
（Ａ）の品質の安定維持を図ることができるものであ
る。
【図１】サイロ全体の説明図。
【図２】サイロの断面平面説明図。
【図３】外周壁の断面側面説明図。
【図４】外周壁の断面平面説明図。
【図５】胴縁の説明図。
【図６】サイロ全体の説明図。
【図７】ジグザグ状通風路の説明図。
【図８】通風回路説明図。
【図９】サイロの断面平面説明図。
【図１０】外周壁の断面説明図。
【図１１】胴縁の説明図。
【図１２】通風状態を表す説明図。
【図１３】通風状態を表す説明図。
【図１４】制御回路図。
【図１５】フローチャート。
（１）（１ａ） サイロ （７） 外周壁 （８） 内壁 （９） 外壁 （１０） 通風路（通風部） （１６） 胴縁 （２１） 断熱材 （２２） 断熱壁 （２７） ４方弁（通風切換手段） （３０） ３方弁（通風切換手段） （Ａ） 穀物
フロントページの続き (72)発明者 緒方 英郎 佐賀県佐賀市栄町２番１号 佐賀県経済農 業協同組合連合会内 Ｆターム(参考） 2B100 AA02 BB02 GA04 GA14 3E070 AA08 AA21 AB13 BF01 BF04 DA02 EA04 EA20 EB02 NA06 RA02 RA09 WF13 WF17
Claims (3)
- 【請求項１】 サイロの外周壁を内壁と外壁との二重構
造に設けると共に、内壁と外壁間に多段状に配設する複
数の胴縁でもって、外側に断熱材で形成する断熱部を、
また内側に空気の流通する通風部を設けたことを特徴と
する穀物貯蔵装置。 - 【請求項２】 サイロの外周壁を断熱材を用いた断熱壁
に設けると共に、該断熱壁に断熱材を切欠いた上下方向
にジグザグの空気の通風路を設けたことを特徴とする穀
物貯蔵装置。 - 【請求項３】 通風路内の空気の通風方向を正逆に切換
える通風切換手段を設けたことを特徴とする請求項１及
び請求項２に記載の穀物貯蔵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11085305A JP2000270673A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 穀物貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11085305A JP2000270673A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 穀物貯蔵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000270673A true JP2000270673A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13854897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11085305A Pending JP2000270673A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 穀物貯蔵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000270673A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007106450A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Chuo Yuso Kk | タンクローリ |
| KR101270964B1 (ko) * | 2011-06-15 | 2013-06-11 | 주식회사 화일씨앤이 | 에어 튜브식 케익호퍼 |
| KR101635733B1 (ko) * | 2015-05-29 | 2016-07-05 | 제주대학교 산학협력단 | 내부 신선도를 유지하기 위한 사료 저장장치 |
| CN105900618A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-08-31 | 南京财经大学 | 一种流体保温粮仓 |
| CN115285532A (zh) * | 2022-10-09 | 2022-11-04 | 山东渤海油脂工业有限公司 | 一种植物油加工用大豆原料贮存装置 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50134270U (ja) * | 1974-03-28 | 1975-11-05 | ||
| JPS5317122A (en) * | 1976-07-22 | 1978-02-16 | Hitachi Shipbuilding Eng Co | Method of aeration for silo |
| JPS5932339A (ja) * | 1982-08-17 | 1984-02-21 | Fuji Electric Co Ltd | ヒ−トパイプ付回転電機 |
| JPS59151453U (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-11 | 三菱電機株式会社 | 発熱体の冷却装置 |
| JPH059243U (ja) * | 1991-07-24 | 1993-02-09 | 株式会社山本製作所 | 穀物サイロにおけるむれ防止装置 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11085305A patent/JP2000270673A/ja active Pending
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| CN115285532A (zh) * | 2022-10-09 | 2022-11-04 | 山东渤海油脂工业有限公司 | 一种植物油加工用大豆原料贮存装置 |
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