JP2000270566A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2000270566A
JP2000270566A JP11069195A JP6919599A JP2000270566A JP 2000270566 A JP2000270566 A JP 2000270566A JP 11069195 A JP11069195 A JP 11069195A JP 6919599 A JP6919599 A JP 6919599A JP 2000270566 A JP2000270566 A JP 2000270566A
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Hiroaki Mannami
寛明 万波
Yoshinobu Murakami
善宣 村上
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑で高価な制御手段を用いることなく比較的
簡単な制御手段により軽負荷時の出力電圧の低周波リッ
プルを押させることができる電源装置を提供することに
ある。 【解決手段】制御回路1は、予熱時に平滑コンデンサC
3を充電するループ内に配置されているスイッチング素
子Q2のオンデュティをスイッチング素子Q1よりも小
さくなるようにアンバランス制御して、コンデンサC5
の電圧Vc5の波形を交流電源Eの電圧のピーク付近と
ゼロクロス付近の平滑電圧のピーク値の差が大きい谷埋
め電圧波形とする。このときの出力電圧の波形は交流電
源Eのゼロクロス付近とピーク付近で各々ピークをもつ
波形となるが、各々のピーク値はほぼ等しく比較的低周
波リップルが小さいため、放電灯La1の始動には不十
分なピーク電圧に抑制された電圧波形となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関する
ものであり、更にくわしくは入力力率が高く、入力電流
波形歪改善機能を有する電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置としては、図14に示
す回路構成の電源装置がある(特開平9−121550
号参照)。
【0003】この従来例(以下第1の従来例と言う)
は、スイッチング素子Q1,Q2とが交互にオンオフを
繰り返すことにより負荷である放電灯La1を高周波点
灯させるハーフブリッジ型のインバータ回路INVを備
えたものであり、交流電源EにコンデンサC21、チョ
ークL21,L22からなるフィルター回路Fを介して
ダイオードブリッジからなる整流器DBを接続し、この
整流器DBの直流出力端にインバータ回路INVを接続
している。インバータ回路INVは整流器DBの対の直
流出力端間にコンデンサC1を接続するとともに、FE
Tからなるスイッチング素子Q1,Q2の直列回路を、
ダイオードD1と、ダイオードD2及びコンデンサC2
からなる並列回路(入力力率改善回路)との直列回路を
介して接続し、ダイオードD1とダイオードD2との接
続点とスイッチング素子Q1,Q2の接続点との間に共
振用チョークL1と蛍光灯のような予熱型放電灯La1
及び共振用コンデンサC21の並列回路とからなる共振
回路を直流阻止用のコンデンサC4を介して接続して構
成される。
【0004】スイッチング素子Q1には、降圧チョッパ
を構成する補助電源回路POWの降圧チョッパ用チョー
クL2、平滑コンデンサC3の直列回路をダイオードD
3を介して並列接続してある。またスイッチング素子Q
2には、ダイオードD3を介してダイオードD4を逆並
列接続してあり、このダイオードD4が平滑コンデンサ
C3の放電用ダイオードを構成する。そして降圧チョッ
パ用チョークL2、コンデンサC3、ダイオードD4の
直列回路には小容量のコンデンサC5を並列接続してあ
る。
【0005】この回路ではスイッチング素子Q1が制御
回路1から出力される駆動信号out1によりオン駆動
されると、コンデンサC5の放電電流がコンデンサC5
→スイッチング素子Q1→共振用チョークL1→放電灯
La1及び共振用コンデンサC21の並列回路→コンデ
ンサC4→コンデンサC2→コンデンサC5の経路で流
れ、コンデンサC2を充電する。
【0006】このコンデンサC2の両端電圧と、コンデ
ンサC5の両端電圧Vc5と整流器DBの出力電圧VB
との差とが略等しくなると、続いて入力電流I1が交流
電源E→フィルタ回路F→整流器DB→スイッチング素
子Q1→共振用チョークL1→放電灯La1及びコンデ
ンサ21の並列回路→コンデンサC4→ダイオードD1
→整流器DB→フィルター回路F→交流電源Eの経路で
流れる。
【0007】そしてスイッチング素子Q2が制御回路1
から出力される駆動信号out2によりオン駆動される
と、交流電源EからコンデンサC5への充電電流が、交
流電源E→フィルタ回路F→整流器DB→コンデンサC
5→スイッチング素子Q2の寄生ダイオード→共振用チ
ョークL1→放電灯La1及び共振用コンデンサC21
の並列回路→コンデンサC4→ダイオードD1→整流器
DB→フィルター回路F→交流電源Eの経路で流れる。
【0008】やがて共振電流が反転すると、共振用チョ
ークL1→スイッチング素子Q2→コンデンサC2→コ
ンデンサC4→放電灯La1及び共振用コンデンサC2
1の並列回路→共振用チョークL1の経路で電流が流
れ、この時コンデンサC2の電荷を放出する。
【0009】続いて、スイッチング素子Q1がオン駆動
されると、回線電流が共振用チョークL1→スイッチン
グ素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC5→ダイオ
ードD2→コンデンサC4→放電灯La1及び共振用コ
ンデンサC21の並列回路→共振用チョークL1の経路
で流れ、やがて共振電流が反転して、上述のようにコン
デンサC5の放電電流がコンデンサC5→スイッチング
素子Q1→共振用チョークL1→放電灯La1及び共振
用コンデンサC21の並列回路→コンデンサC4→コン
デンサC2→コンデンサC5の経路で電流が流れる。
【0010】このような動作を繰り返すことにより、放
電灯La1に高周波の電力を供給して安定点灯させるの
である。
【0011】ここで平滑コンデンサC3の両端電圧Vc
3がコンデンサC5の両端電圧Vc5より低いとき、つ
まり交流電源E電圧のピーク付近において、スイッチン
グ素子Q2がオンの時にコンデンサC5→降圧チョッパ
用チョークL2→平滑コンデンサC3→ダイオードD3
→スイッチング素子Q2→コンデンサC5の経路により
コンデンサC5から放電電流が流れ、この時のコンデン
サC5の放電電流によりスイッチング素子Q2を介して
平滑コンデンサC3が充電される。続いてスイッチング
素子Q1がオン駆動されると、回生電流が降圧チョッパ
用チョークL2→平滑コンデンサC3→ダイオードD3
→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→降圧チョッ
パ用チョークL2の経路で流れる。
【0012】また平滑コンデンサC3の両端電圧Vc3
がコンデンサC5の両端電圧Vc5よりも高いとき、つ
まり交流電源E電圧のゼロクロス付近において、平滑コ
ンデンサC3→降圧チョッパ用チョークL2→コンデン
サC5→ダイオードD4→平滑コンデンサC3の経路で
平滑コンデンサC3が放電する。従って平滑コンデンサ
C3の電荷は一度コンデンサC5に蓄えられ、コンデン
サC5から負荷回路へ供給されることになる。
【0013】ところで、図14の従来例では、軽負荷時
にスイッチング素子Q1よりもスイッチング素子Q2の
オン時間が長くなるようなアンバランス制御と、交流電
源Eの電圧と追従した谷埋め電圧(脈流波形の山部間の
電圧)を検出して交流電源E電圧の山部と谷部でスイッ
チング素子Q1,Q2の動作周波数が山部のほうが高く
なるような周波数変調制御とを組合わせることにより、
放電灯La1への予熱電流を確保し、平滑コンデンサC
3の両端電圧Vc3の昇圧を抑制するようになってい
る。
【0014】しかし検出回路を設け周波数変調制御を行
っているため制御回路1の構成が複雑で高価になるとい
う問題があった。
【0015】また、周波数変調なしで予熱時にスイッチ
ング素子Q1よりもスイッチング素子Q2のオン時間が
長くなるようなアンバランス制御した場合、放電灯La
1の両端電圧(出力電圧)の波形は図2(g)に示すよ
うに交流電源Eの電圧のゼロクロス付近でピークをもつ
波形となり、そのため低周波リップルが大きく実効値電
圧に対してピーク値電圧が高くなるため、予熱電流を確
保した場合に放電灯La1が点灯してしまう場合があ
る。すなわちコールドスタートによりフィラメントの断
線、黒化しやすくなることから、ランプ寿命が短くなる
という問題もあった。
【0016】別の従来例(以下第2の従来例と言う)と
して、図15に示す回路構成の装置がある(特開平9−
298096号参照)。
【0017】この第2の従来例は、図示するように交流
電源Eをフィルター回路Fを介して整流器DBに接続
し、整流器DBの対の直流出力端間にはコンデンサC2
とダイオードD4の並列回路を介してインバータ回路I
NVのスイッチング素子Q1,Q2の直列回路を接続
し、スイッチング素子Q1とQ2の接続点と整流器DB
とダイオードD2の接続点との間に放電灯La1及び共
振用コンデンサC21の並列回路と共振用チョークL1
との直列回路を直流阻止用コンデンサC4を介して接続
してある。そしてスイッチング素子Q1,Q2の直列回
路に平滑コンデンサC3を並列接続してある。
【0018】この従来例回路の動作について簡単に説明
する。まず脈流電圧がゼロ近傍、つまり谷部に於ける動
作を説明する。インバータ回路INVのスイッチング素
子Q2がオンの時、平滑コンデンサC3を電源として、
共振電流が平滑コンデンサC3→コンデンサC2→放電
灯La及び共振用コンデンサC21の並列回路→共振用
チョークL1→コンデンサC4→スイッチング素子Q2
→平滑コンデンサC3の経路で流れ、コンデンサC2が
充電されると共に、共振用チョークL1にエネルギーが
蓄積される。コンデンサC2の充電電圧Vc2が平滑コ
ンデンサC3の両端電圧Vc3と略等しくなると、コン
デンサC2に流れていた共振電流は停止し、整流器DB
から電流が流れ込みインバータ回路INVはインバータ
動作を継続しようとする。スイッチング素子Q2がオ
フ、スイッチング素子Q1がオンした瞬間は共振用チョ
ークL1に蓄積されたエネルギーによる回生電流がスイ
ッチング素子Q1の寄生ダイオードを介して流れる。こ
の時流れる電流が整流器DBからの平滑コンデンサC3
への充電電流となって平滑コンデンサC3を充電する。
やがてインタクタL1に蓄境されたエネルギーがなくな
ると、共振動作が反転して、コンデンサC4を電荷とす
るインバータ動作により、コンデンサC4→共振用チョ
ークL1→放電灯La1及び共振用コンデンサC21の
並列回路→コンデンサC2→スイッチング素子Q1→コ
ンデンサC4の経路で共振電流が流れ、コンデンサC2
に充電されていた電荷を放電する。そしてその電荷がな
くなると共振電流はダイオードD2を介して流れるよう
になる。
【0019】以上は谷部での説明であるが、ゼロ近傍で
なくとも、平滑コンデンサC3の両端電圧Vc3が入力
電圧とコンデンサC2の電圧Vc2と略等しくなると、
上述の様に平滑コンデンサC3を電源として動作するイ
ンバータ動作はなくなるが、整流器DBから電流が流れ
込みインバータ動作を継続しようとする。この様にして
インバータ回路INVは共振動作を繰り返し、またコン
デンサC2は充放電を繰り返す。入力電流が流れこむ期
間は、スイッチング素子Q2がオンして平滑コンデンサ
C3がVc2+入力電圧に充電された後、整流器DBか
ら電流が流れ込む期間である。尚制御回路1はスイッチ
素子Q1,Q2のスイッチングを制御する。
【0020】ところでこの第2の従来例では予熱時に所
定の予熱電流を流し、このとき放電灯Laが点灯しない
ように第1の振動系(共振用コンデンサC21,共振用
チョークL1)及び第2の振動系(共振用コンデンサC
21、共振用チョークL1、コンデンサC2)から放電
灯La1に供給される出力の差を減少させる(図2(g)
に示す)ことによりコールドスタートを防ぎ、始動時は
所定の始動電圧が印加できるように第1及び第2の振動
系から放電灯La1に供給される出力の差を増大させる
(図2(h)に示す)ことにより始動を容易にさせると
いうものである。
【0021】この第2の従来例の制御回路1は第1の従
来例と同様に周波数制御、デュティ制御、及び検出回路
を用いた周波数変調制御、デュティ変調制御などにより
第1、第2の振動系による出力の差を調節している。言
い換えれば出力電圧の低周波リップルを任意に調節して
いるものと思われる。
【0022】さて上述した第1の従来例と、第2の従来
例の回路の主な違いは、第1の従来例が降圧チョッパか
らなる補助電源回路POWにより平滑電圧が谷埋め電圧
であるのに対し、第2の従来例は完全平滑であるところ
が大きく異なる点である。入力力率改善動作を比較する
と、第1の従来例は降圧チョッパ動作と入力力率改善回
路の動作との組合せにより入力力率改善のための入力電
流を取り込んでいるのに対し、第2の従来例は入力力率
改善回路の動作のみにより入力電流を取り込んでいる。
従って第2の従来例は第1の従来例に比べ、入力力率改
善回路の動作により取り込まれる入力電流が大きいこと
がわかる。また、入力力率改善回路の動作により力率改
善のために取り込まれる入力電流の大きさは、インバー
タ動作による共振電流の一部として入力電流が流れるこ
とから共振電流の大きさに比例していることが知られて
おり、第2の従来例は第1の従来例に比べ入力歪改善す
るためには共振電流を大きく流す必要がある。よって、
第2の従来例はスイッチング損失の増加、回路素子の温
度上昇などの問題があった。このため、第1の従来例の
ように、インバータ回路INVの高周波出力の一部を帰
還し整流器DBに交流電源Eの略全域に亘って高周波的
に電流を流し入力歪を改善する、いわゆるチャージポン
プ方式と呼ばれる入力歪改善回路と降圧チョッパとを複
合させた放電灯点灯装置(電源装置)がいくつか提案さ
れている。
【0023】次に、第1の従来例と、第2の従来例につ
いて出力電圧波形を比較する。例えば、負荷としてFH
F32W蛍光灯を2灯直列点灯させたとき、周波数変調
制御、及びデューティー制御(変調も含む)を行わない
場合、定格点灯時における第1の従来例の平滑電圧波形
は図2(c)に示すように部分平滑的な谷埋め電圧波形
となり、出力電圧波形は図2(g)に示すように電源電
圧のピーク付近及びゼロクロス付近で各々ピークをもつ
波形となる。一方、第2の従来例の平滑電圧波形は図2
(d)に示すように完全平滑波形となり、出力電圧波形
は図2(h)に示すように交流電源のゼロクロス付近で
ピークをもつ波形となる。
【0024】即ち、第1の従来例と、第2の従来例と
で、回路構成の違い、つまり平滑電圧の違いにより出力
される電圧波形の包絡波形が異なっていることがわか
る。LC共振系の設計の仕方によっても包絡波形に違い
が生じるが、入力歪の改善と定格出力の確保の両方を満
足するためのLC共振系の設計ポイントは自ずと決まっ
てくるため、包絡波形に違いが生じるのは平滑電圧の違
いによるところが大きいと言える。つまり、図2(c)
に示すように平滑電圧波形が谷埋め波形の方が出力電圧
の低周波リップルが小さく、図2(d)に示すように平
滑電圧波形が完全平滑波形の方が出力電圧の低周波リッ
プルが大きい。
【0025】実際は、ランプ電流のクレストファクタの
改善、あるいは出力電圧波形の低周波リップルを任意に
調節するために、検出回路を用い、周波数変調、あるい
はデュティ変調、または両者の組合せを用いている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】さて上述した第1の従
来例は、コールドスタートによりフィラメントの断線、
黒化しやすくなることから、ランプ寿命が短くなるとい
う問題があった。
【0027】また第2の従来例は、制御回路1の構成が
複雑で高価になるという問題があった。
【0028】本発明は上述の問題点に鑑みて為されたも
のであり、請求項1の発明の目的とするところは、複雑
で高価な制御手段を用いることなく比較的簡単な制御手
段により軽負荷時の出力電圧の低周波リップルを押させ
ることができる電源装置を提供することにある。
【0029】請求項2乃至11の発明の目的とするとこ
ろは前記目的に加え、負荷である予熱型の放電灯の予熱
時のコールドスタートを防止し、始動性を向上させるこ
とが可能な電源装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、交流電源電圧を整流する整流
器と、前記整流器の出力電圧をスイッチング素子のスイ
ッチング動作により充電し平滑する平滑コンデンサを備
えた部分平滑回路と、前記整流器あるいは前記平滑コン
デンサからの出力電圧を前記スイッチング素子のスイッ
チング動作により高周波に変換して負荷に電力を供給す
るインバータ回路と、前記整流器の直流出力端にインピ
ーダンス素子を介して前記インバータ回路の高周波出力
の一部を帰還し前記整流器に前記交流電源の略全域に亘
って高周波的に電流を流す入力力率改善回路と、を備え
た電源装置において、前記負荷が軽負荷時に前記平滑コ
ンデンサを充電するループ内のスイッチング素子のオン
デュティを定格負荷時よりも小さくなるよう動作させる
制御手段を具備して成ることを特徴とする。
【0031】請求項2の発明では、交流電源電圧を整流
する整流器と、前記整流器の出力電圧をスイッチング素
子のスイッチング動作により充電し平滑する平滑コンデ
ンサを備えた部分平滑回路と、前記整流器あるいは前記
平滑コンデンサからの出力電圧を前記スイッチング素子
のスイッチング動作により高周波に変換して負荷に電力
を供給するインバータ回路と、前記整流器の直流出力端
にインピーダンス素子を介して前記インバータ回路の高
周波出力の一部を帰還し前記整流器に前記交流電源の略
全域に亘って高周波的に電流を流す入力力率改善回路
と、を備えた電源装置において、前記負荷が放電灯であ
り、予熱時は前記平滑コンデンサを充電するループ内の
スイッチング素子のオンデュティを定格点灯時よりも小
さく、始動時は前記平滑コンデンサを充電するループ内
のスイッチング素子のオンデュティを定格点灯時よりも
大きくなるよう動作させる制御手段を具備して成ること
を特徴とする。
【0032】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、 前記入力力率改善回路を、前記整流器の
直流出力端に接続される第1のダイオードと第1のコン
デンサの並列回路から構成し、前記インバータ回路を、
第1、第2のスイッチング素子の直列回路との直列回路
と、前記整流器の出力側の一端と前記第1のダイオード
との接続点と前記第1、第2のスイッチング素子の中点
との間に接続される直流阻止用コンデンサとリーケージ
トランスの1次巻線との直列回路と、前記リーケージト
ランスの2次巻線間に接続される放電灯と、前記放電灯
の非電源側に接続される共振用コンデンサとで構成し、
前記補助電源回路を、前記第1、第2のスイッチング素
子の両端間に接続される降圧チョッパ用チョークと平滑
コンデンサと平滑コンデンサを放電する方向に接続され
る放電用ダイオードとの直列回路と、前記平滑コンデン
サと放電用ダイオードの直列回路の中点と前記第1、第
2のスイッチング素子の中点との間に前記平滑コンデン
サを充電する方向に接続される充電用ダイオードと、前
記第1、第2のスイッチング素子の両端間に接続される
小容量のコンデンサとで構成したことを特徴とする。
【0033】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明において、 前記入力力率改善回路を、前記整流器の
直流出力端に接続される第1のダイオードと第1のコン
デンサの並列回路から構成し、前記インバータ回路を、
第1、第2のスイッチング素子の直列回路との直列回路
と、前記整流器の出力側の一端と前記第1のダイオード
との接続点と前記第1、第2のスイッチング素子の中点
との間に、前記第1、第2のスイッチング素子の中点側
にリーケージトランスの1次巻線がつながるように接続
された直流阻止用コンデンサと前記リーケージトランス
の1次巻線との直列回路と、前記リーケージトランスの
2次巻線間に接続される放電灯と、前記放電灯の非電源
側に接続される共振用コンデンサとで構成し、前記補助
電源回路を、前記第1、第2のスイッチング素子の両端
間に接続される平滑コンデンサと平滑コンデンサを放電
する方向に接続される放電用ダイオードとの直列回路
と、前記平滑コンデンサと放電用ダイオードの直列回路
の中点と前記直流阻止用コンデンサと前記リーケージト
ランスの1次巻線との中点との間に前記平滑コンデンサ
を充電する方向に接続される充電用ダイオードと、前記
第1、第2のスイッチング素子の両端間に接続される小
容量のコンデンサとで構成したことを特徴とする。
【0034】請求項5の発明では、請求項3又は4の発
明において、前記第1、第2のスイッチング素子の直列
回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力
端の正極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流
器の直流出力端の正極側に接続され、かつ前記平滑コン
デンサを介して前記充電用ダイオードに電流が流れるよ
うに接続され、前記負荷が放電灯であり、前記制御手段
において、予熱時は第2のスイッチング素子のオンデュ
ティを定格点灯時よりも小さく、始動時は第2のスイッ
チング素子のオンデュティを定格点灯時よりも大きくな
るよう動作することを特徴とする。
【0035】請求項6の発明では、請求項3又は4の発
明において、前記第1、第2のスイッチング素子の直列
回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力
端の正極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流
器の直流出力端の負極側に接続され、かつ前記充電用ダ
イオードを介して前記平滑コンデンサに電流が流れるよ
うに接続され、前記負荷が放電灯であり、前記制御手段
において、予熱時は第1のスイッチング素子のオンデュ
ティを定格点灯時よりも小さく、始動時は第1のスイッ
チング素子のオンデュティを定格点灯時よりも大きくな
るよう動作することを特徴とする。
【0036】請求項7の発明では、請求項1乃至6の何
れかの発明において、前記制御手段が自励式であり、ス
イッチング素子のオンデュティを調節可能である第1の
予熱始動回路を具備したことを特徴とする。
【0037】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路は
第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の正
極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の直
流出力端の正極側に接続され、かつ前記平滑コンデンサ
を介して前記充電用ダイオードに電流が流れるように接
続され、前記第1の予熱始動回路が第2のスイッチング
素子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、軽負荷時
に前記第2のスイッチング素子のオンデュティを定格点
灯時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動
作させることを特徴とする。
【0038】請求項9の発明では、請求項7の発明にお
いて、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路は
第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の正
極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の直
流出力端の負極側に接続され、かつ前記充電用ダイオー
ドを介して前記平滑コンデンサに電流が流れるように接
続され、前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング
素子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、軽負荷時
に前記第1のスイッチング素子のオンデュティを定格点
灯時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動
作させることを特徴とする。
【0039】請求項10の発明では、請求項7の発明に
おいて、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路
は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の
正極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の
直流出力端の正極側に接続され、かつ前記平滑コンデン
サを介して前記充電用ダイオードに電流が流れるように
接続され、前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチン
グ素子側に、第2の予熱始動回路が第2のスイッチング
素子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、予熱時に
前記第2のスイッチング素子のオンデュティが定格点灯
時よりも小さくなるよう前記第2の予熱始動回路を動作
し、始動時に前記第1のスイッチング素子のオンデュテ
ィが定格点灯時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始
動回路を動作させることを特徴とする。
【0040】請求項11の発明では、請求項7の発明に
おいて、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路
は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の
正極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の
直流出力端の負極側に接続され、かつ前記充電用ダイオ
ードを介して前記平滑コンデンサに電流が流れるように
接続され、前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチン
グ素子側に、第2の予熱始動回路が第2のスイッチング
素子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、予熱時に
前記第1のスイッチング素子のオンデュティが定格点灯
時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動作
し、始動時に前記第2のスイッチング素子のオンデュテ
ィが定格点灯時よりも小さくなるよう前記第2の予熱始
動回路を動作させることを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。
【0042】(実施形態1)本実施形態の回路図を図1
に、各部の動作時の波形図を図2に示す。基本回路構成
は図14に示す第1の従来例とほぼ同じであるが、図示
するようにダイオードD1とD2の接続点とスイッチン
グ素子Q1とQ2との接続点との間にリーケージトラン
スT1の1次巻線と直流阻止用のコンデンサC4との直
列回路を接続し、このリーケージトランスT1の2次巻
線に蛍光灯からなる放電灯La1を負荷として並列に接
続し、放電灯La1の両側のフィラメントの非電源側端
間に共振用のコンデンサC21を接続し、共振用コンデ
ンサC21及び放電灯La1の並列回路とリーケージト
ランスT1のインダクタンス成分(従来例の共振用チョ
ークL1に相当)とで共振回路を接続してある。
【0043】尚その他の構成は図14の第1の従来例と
同じであるので、同一の構成には同一番号、符号を付し
て詳細な回路動作説明は省略する。
【0044】本実施形態と図14の第1の従来例との違
いは軽負荷時に出力電圧の低周波リップルを調整するた
めの制御回路1が異なっており、平滑コンデンサC3を
充電するループ内にあるスイッチング素子Q2のオンデ
ュティをスイッチング素子Q1のオンデュティよりも小
さくなるようにアンバランス制御することを特徴とす
る。
【0045】まず、定格点灯時には交流電源Eの電圧の
ピーク付近では補助電源回路POWの平滑コンデンサC
3,降圧チョッパ用チョークL2,ダイオードD3,D
4,スイッチング素子Q1,Q2からなる降圧チョッパ
動作が支配的であり、ゼロクロス付近ではコンデンサC
2、ダイオードD2からなる入力力率改善回路(入力歪
改善回路)による動作が支配的となる。
【0046】よって、小容量のコンデンサC5の両端電
圧Vc5は、図2(c)のように交流電源E電圧のピー
ク付近では整流器DBの出力電圧に比例した波形とな
り、ゼロクロス付近では平滑コンデンサC3の両端電圧
による谷埋め電圧波形となる。
【0047】ところが、予熱、始動時のような軽負荷時
には、共振用コンデンサC21を介して予熱電流を流す
コンデンサ予熱の構成となっているため、定格点灯時に
比べ共振電流が増大し、入力電流も多く流れ、そのため
平滑コンデンサC3,コンデンサC5への充電電流は増
加する。一方負荷での消費電力は小さいため、平滑コン
デンサC3の両端電圧Vc3、コンデンサC5の電圧V
c5は定格点灯時に比べ、共に昇圧することになる。こ
のため軽負荷時の回路動作は定格点灯時と異なり、入力
力率改善回路は交流電源Eの略全周期において動作す
る。以下、簡単に動作説明する。
【0048】まずスイッチング素子Q1がオン時には、
コンデンサC5の放電電流はコンデンサC5→スイッチ
ング素子Q1→リーケージトランスT1→コンデンサC
4→コンデンサC2→コンデンサC5のループ(A)で
流れ、このときコンデンサC2を充電する。
【0049】コンデンサC2の両端電圧が、コンデンサ
C5の電圧Vc5と整流器DBの出力電圧VDBの差電
圧と略等し<なると、続いて入力電流が交流電源E→フ
イルタ回路F→整流器DB→スイッチング素子Q1→リ
ーケージトランスT1→直流阻止用コンデンサC4→ダ
イオードD1→整流器DB→フィルター回路F→交流電
源Eのループ(B)で流れる。
【0050】スイッチング素子Q2がオンすると、交流
電源EからコンデンサC5への充電電流が交流電源E→
フィルター回路F→整流器DB→コンデンサC5→スイ
ッチング素子Q2の寄生ダイオード→リーケージトラン
スT1→コンデンサC4→D1→フィルター回路F→交
流電源Eのループ(C)で流れる。
【0051】やがて共振電流が反転しリーケージトラン
スT1→スイッチング素子Q2→コンデンサC2→コン
デンサC4→リーケージトランスT1のループ(D)で
流れ、このときコンデンサC2は電荷を放出する。
【0052】続いてスイッチング素子Q1がオンする
と、回生電流がリーケージトランスT1→スイッチング
素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC5→ダイオー
ドD2→コンデンサC4→リーケージトランスT1のル
ープ(E)で流れ、やがて共振電流は反転してループ
(A)で流れ、以上の動作を繰り返す。
【0053】ところで平滑コンデンサC3の充電は、コ
ンデンサC3の両端電圧Vc3<コンデンサC5の両端
電圧Vc5のとき、つまり交流電源Eの電圧のピーク付
近においてスイッチング素子Q2のオン時に、コンデン
サC5→降圧チョッパ用チョークL2→平滑コンデンサ
C3→ダイオードD3→スイッチング素子Q2→コンデ
ンサC5のループ(F)で流れ、このときコンデンサC
5の放電によりスイッチング素子Q2を介して平滑コン
デンサC3が充電される。続いてスイッチング素子Q1
がオンすると、回生電流が降圧チョッパ用チョークL2
→平滑コンデンサC3→ダイオードD3→スイッチング
素子Q1の寄生ダイオード→降圧チョッパ用チョークL
2のループ(G)で流れる。
【0054】またコンデンサC3の両端電圧Vc3>コ
ンデンサC5の両端電圧Vc5のとき、つまり交流電源
Eのゼロクロス付近において平滑コンデンサC3→降圧
チョッパ用チョークL2→コンデンサC5→ダイオード
D4→平滑コンデンサC3のループ(H)で平滑コンデ
ンサC3は放電する。よって平滑コンデンサC3の電荷
は一度コンデンサC5に蓄えられ、コンデンサC5から
負荷へ供給される(ループA)ことになる。
【0055】以上の動作からループ(F)においてコン
デンサC5の放電によりスイッチング素子Q2を介して
平滑コンデンサC3が充電されるため、スイッチング素
子Q2のオンデュティをスイッチング素子Q1よりも大
きくすると、図2(f)の様に電圧Vc3の昇圧は大き
く、電圧Vc5の昇圧は小さくなるためVc5とVc3
の差は小さくなる。また、スイッチング素子Q2のオン
デュティをスイッチング素子Q1よりも小さくすると図
2(e)の様に電圧Vc3の昇圧は小さく、電圧Vc5
の昇圧は大きくなるため電圧Vc5と電圧Vc3の差は
大きくなる。また、交流電源Eの電圧のピーク付近にお
いては共振用チョークL1,共振用コンデンサC21に
よる共振系が支配的であり、交流電源Eのゼロクロス付
近においては共振用チョークL1,共振用コンデンサC
21に入力力率改善回路のコンデンサC2が加わった共
振系が支配的である。よって、スイッチング素子Q2の
オンデュティを制御することで、インバータ回路INV
の電源となる直流出力電圧Vc5の出力リップルが変わ
り、放電灯La1の両端に現れる出力電圧Vla2の低
周波リップルを変えることができる。
【0056】ここでデュティ制御の動作について説明す
る。高周波の1周期をT1、スイッチング素子Q2のオ
ン時間をTon2、スイッチング素子Q1のオン時間をT
on1とすると、デュティが50%のときのオン時間はT1
/2となる。スイッチング素子Q2のオンデュティを小
さくした場合は図2(a)に示すようにTon2<T1
2,Ton1>T1/2となる。スイッチング素子Q2のオ
ンデュティを大きくした場合は図2(b)に示すように
on2>T1/2,Ton1<T1/2となる。
【0057】次に軽負荷時の本実施形態と上述した第1
の従来例との制御方法の違いについて比較する。
【0058】第1の従来例はスイッチング素子スイッチ
ング素子Q1よりもスイッチング素子スイッチング素子
Q2のオン時間が長くなるようなアンバランス制御と、
交流電源Eと追従した谷埋め電圧を検出して交流電源E
の山部と谷部でスイッチング素子Q1,スイッチング素
子Q2の動作周波数が山部のほうが高くなるような周波
数変調制御とを組合わせることにより、放電灯La1へ
の予熱電流を確保し、平滑コンデンサC3の両端電圧V
平滑コンデンサC3の昇圧を抑制させている。
【0059】図1の回路において第1の従来例と同様に
予熱時に平滑コンデンサC3を充電するループ内に配置
されているスイッチング素子Q2のオンデュティをスイ
ッチング素子Q1よりも大きくなるようにアンバランス
制御した場合について説明する。
【0060】インバータ回路INVの電源となるコンデ
ンサC5の両端電圧Vc5の波形は図2(f)のように
交流電源Eの電圧のピーク付近とゼロクロス付近の差が
比較的小さい、完全平滑と同様な波形となっている。こ
れにより出力電圧の波形は図2(h)のように交流電源
Eのゼロクロス付近でピークをもつ波形となる。よって
予熱時に先行予熱に十分な電流を確保した場合コールド
スタートが起こりやすくなる。
【0061】一方、予熱時に平滑コンデンサC3を充電
するループ内に配置されているスイッチング素子Q2の
オンデュティをスイッチング素子Q1よりも小さくなる
ようにアンバランス制御することにより、電圧Vc5の
波形は図2(e)のように交流電源Eの電圧のピーク付
近(Vc5に相当する)とゼロクロス付近(Vc3に相
当する)の平滑電圧のピーク値の差が大きい谷埋め電圧
波形となっており、出力電圧の波形は図2(g)のよう
に交流電源Eのゼロクロス付近とピーク付近で各々ピー
クをもつ波形となるが、各々のピーク値はほぼ等しく比
較的低周波リップルが小さいため、放電灯La1の始動
には不十分なピーク電圧に抑制された電圧波形である。
よって周波数変調制御を用いず、周波数制御、及びデュ
ティ制御のみで、予熱時にコールドスタートの発生を抑
制することができることになる。
【0062】本実施形態と図15の第2の従来例との違
いは、上述した第1の従来例と第2の従来例との違いと
基本的に同じであるため省略する。
【0063】予熱時の本実施形態と第2の従来例とは、
共に出力電圧の低周波リップルを小さくする点は同じで
あるが、その制御方法の違いについて説明する。
【0064】第2の従来例の回路において本実施形態と
同じくスイッチング素子Q2のオンデュティをスイッチ
ング素子Q1よりも小さくなるようにアンバランス制御
をした場合、平滑電圧は図2(f)に示すような波形と
なり、これにより出力電圧波形は図2(h)のように交
流電源E電圧のゼロクロス付近でピークをもつ波形とな
る。
【0065】また、スイッチング素子Q2のオンデュテ
ィをスイッチング素子Q1よりも大きくなるようにアン
バランス制御をした場合、平滑電圧は図2(f)に示す
ような波形となり、これにより出力電圧波形は図2
(h)のように交流電源E電圧のゼロクロス付近でピー
クをもつ波形となる。
【0066】よって、スイッチング素子Q2のオンデュ
ティを大きくした場合と、小さくした場合を比べると、
スイッチング素子Q2のオンデュティを大きくした方が
コンデンサC3の両端電圧Vc3(図15の場合)の昇
圧レベルは大きくなり、所定の先行予熱電流を得るには
スイッチング素子Q2のオンデュティを大きくしたほう
が動作周波数が高くなるが、平滑電圧波形は両者とも同
様な完全平滑的な波形となる。したがって、出力電圧の
波形は図2(h)のような両者とも同様な交流電源Eの
電圧のゼロクロス付近でピークをもつ波形となる。
【0067】要するに、図15の回路においてデュティ
制御を行っても出力電圧波形の低周波リップルはかわら
ない。これによって本実施形態の制御方法は降圧チョッ
パ方式を用いた回路特有の制御方法である。
【0068】而して本実施形態によれば、軽負荷時に、
出力電圧の低周波リップルを小さくできることから、負
荷が放電灯である場合比較的簡単な制御により予熱時に
コールドスタートの発生を抑制することができることに
なる。また始動時については例えばFCL30Wなど比
較的始動電圧が低く容易に点灯し易い蛍光灯の場合、出
力電圧の低周波リップルを小さくすることで予熱に用い
る共振用コンデンサC21の耐圧を低くできるという効
果もある。
【0069】(実施形態2)本実施形態に実施形態の回
路を図3に示す。本実施形態の回路構成は図1に示す実
施形態1と比べて、リーケージトランスT1、放電灯L
a1、共振用コンデンサC21、直流阻止用のコンデン
サC4からなる負荷回路、ダイオードD2,コンデンサ
C2からなる入力力率改善回路等の接続箇所が異なる
が、基本的な回路動作は略同じであるため同一の構成に
は同一符号を付して説明は省略する。
【0070】図3に示す本実施形態の場合、実施形態1
と同様に、予熱時に平滑コンデンサC3を充電するルー
プ内に配置されているスイッチング素子Q2のオンデュ
ティをスイッチング素子Q1よりも小さくなるように制
御回路1でアンバランス制御することにより、平滑電圧
Vc5の波形が図2(e)のようになり、出力電圧の波
形の低周波リップルを小さくすることができる。
【0071】始動時は、スイッチング素子Q2のオンデ
ュティをスイッチング素子Q1よりも大きくなるように
アンバランス制御することにより、平滑電圧Vc5の波
形が図2(f)のようになり、出力電圧の波形の低周波
リップルを大きくすることができる。負荷回路及び入力
力率改善回路の接続箇所は整流器DBの直流出力端の+
極側でも、−極側でもほぼ同等である。
【0072】よって、本実施形態の構成においても図1
の実施形態1の構成の場合と同様の制御方法で同様な効
果を得ることができる。
【0073】尚図4に示すように、図1の回路の構成に
おいて、降圧チョッパ用チョークL2と平滑コンデンサ
C3の直列回路をスイッチング素子Q2にダイオードD
3を介して接続し、ダイオードD4をダイオードD3を
介してスイッチング素子Q3に逆並列接続しても良く、
また図5に示すように、図3の回路の構成において、降
圧チョッパ用チョークL2と平滑コンデンサC3の直列
回路をスイッチング素子Q2にダイオードD3を介して
接続し、ダイオードD4をダイオードD3を介してスイ
ッチング素子Q1に逆並列接続しても良い。
【0074】これらの図4、図5に示す回路構成におい
ては、予熱時に平滑コンデンサC3を充電するループ内
に配置されているスイッチング素子Q1のオンデュティ
をスイッチング素子Q2よりも小さくなるようにアンバ
ランス制御することにより、平滑電圧VコンデンサC5
の波形が図2(e)のようになり、出力電圧の波形の低
周波リップルを小さくすることができる。始動時は、ス
イッチング素子Q1のオンデュティをスイッチング素子
Q2よりも小さくなるようにアンバランス制御すること
により、平滑電圧Vc5の波形が図2(f)のようにな
り、出力電圧の波形の低周波リップルを大きくすること
ができる。
【0075】このように本実施形態によると、予熱時
に、出力電圧の低周波リップルを小さくできることか
ら、比較的簡単な制御回路1により予熱時にコールドス
タートの発生を抑制することができることになり、出力
電圧の波形の低周波リップルを大きくできることから、
比較的簡単な制御により始動性を向上できるという効果
を有する。
【0076】(実施形態3)本実施形態の回路図を図6
に示す。本実施形態と図1の実施形態1の回路と異なる
点は、降圧チョッパ用チョークと共振用チョークとをリ
ーケージトランスT1のインダクタンス成分により兼用
したことにより低コスト化を図っている点である。そし
て平滑コンデンサC3の充電は、平滑コンデンサC3→
ダイオードD3→リーケージトランスT1→スイッチン
グ素子Q2の経路で行われる。
【0077】尚実施形態2の図3乃至図5の回路構成に
おいて、降圧チョッパ用チョークと共振用チョークとを
リーケージトランスT1のインダクタンス成分により兼
用しても勿論良い。図7乃至図9はそれらの回路を示
す。
【0078】図7の回路では図6の回路と同様に平滑コ
ンデンサC3の充電は、平滑コンデンサC3→ダイオー
ドD3→リーケージトランスT1→スイッチング素子Q
2の経路で行われる。
【0079】また図8,図9の回路では、平滑コンデン
サC3の充電は、スイッチング素子Q1→リーケージト
ランスT1→ダイオードD3→平滑コンデンサC3の経
路で行われる。
【0080】而して本実施形態の図6乃至図9の何れの
回路においても、その他の基本的な回路動作は、第1の
従来例と同様であり、また予熱時、始動時の制御方法は
実施形態1及び実施形態2と同様の制御を行うため同様
の結果となる。図6乃至図9において、上述の実施形態
の回路構成と同一の構成には同一の番号及び符号を付し
て説明は省略する。
【0081】而して本実施形態によれば、実施形態1,
実施形態2の作用効果を、降圧チョッパ用チョークと共
振用チョークとを兼用したことにより低コスト化を図っ
た回路構成においても得ることができる。
【0082】(実施形態4)本実施形態の回路図を図1
0に示す。本実施形態の回路構成は実施形態1の回路の
制御回路1の代わりに自励式の回路を用いた点が大きく
異なる。
【0083】具体的には自励用の駆動回路2と、駆動回
路2を起動するための起動回路3と、予熱始動時に放電
灯La1に適切な予熱電流を流し且つ始動電圧を印加す
るための予熱始動回路4とを備えている。
【0084】駆動回路2は、スイッチング素子Q1,Q
2の接続点と、リーケージトランスT1の1次巻線との
間に1次巻線を挿入し、スイッチング素子Q1,Q2の
各ゲートとソース間にゲート抵抗R1,R2を夫々介し
て2次巻線を接続した駆動トランスT2と、各出力巻線
とゲート抵抗R1,R2との直列回路に並列に違いに逆
直列接続した対のツエナーダイオードZD1,ZD2及
びZD3,ZD4とで構成される。
【0085】また起動回路3は、コンデンサC5に並列
に接続した抵抗R3,R4,R5,コンデンサC6の直
列回路と、抵抗R5とコンデンサC6の接続点とスイッ
チング素子Q1,Q2の接続点との間に接続したダイオ
ードD5と、抵抗R5とコンデンサC6の接続点とスイ
ッチング素子Q2のゲートとの間に接続した2端子サイ
リスタの様なトリガ素子Q3とで構成される。
【0086】予熱始動回路4は、スイッチング素子Q2
のゲートとソース間に、抵抗Rs1と、逆方向のダイオ
ードDs2,Ds3との直列回路を接続するとともに、
ダイオードDs4とトランジスタからなるスイッチング
素子Qs1との直列回路を接続し、ダイオードDs2に
はダイオードDs1と、抵抗Rs2と、コンデンサCs
1及び抵抗Rs3の並列回路との直列回路を並列接続
し、ダイオードDs3にはコンデンサCs2を並列接続
し、コンデンサCs2には抵抗Rs4を介してスイッチ
ング素子Qs1のベース・エミッタ間を接続して構成さ
れる。
【0087】尚予熱始動回路4はグランドラインを安定
にさせるためスイッチング素子Q2側に接続されてい
る。
【0088】而して交流電源Eが投入されると、起動回
路3では抵抗R3,R4、R5を介してコンデンサC6
が充電され、その両端電圧が所定の電圧になるとトリガ
素子Q3がブレークオーバーしてオンし、該トリガ素子
Q3を介してコンデンサC6の充電電圧がインバータ回
路INVのスイッチング素子Q2のゲートに起動信号と
して印加され、スイッチング素子Q2はオンする。この
オンと同時にコンデンサC6はダイオードD5からスイ
ッチング素子Q2を介して電荷を放出する。スイッチン
グ素子Q2がオンすると駆動トランスT2の1次巻線に
電流が流れ、続いてスイッチング素子Q2側の出力巻線
とは逆極性に巻かれたスイッチング素子Q1側の出力巻
線によりゲート電圧が発生してスイッチング素子Q1が
オンする。以後スイッチング素子Q1とスイッチング素
子Q2とが高周波で交互オン、オフを繰り返しインバー
タ動作を行う。
【0089】予熱時はスイッチング素子Q2のゲート・
ソース間にゲート電圧が発生すると同時に、予熱始動回
路4の抵抗Rs1→ダイオードDs1→抵抗Rs2→コ
ンデンサCs1→コンデンサCs2の経路でコンデンサ
Cs2が充電され、その電圧がスイッチング素子Qs1
の閾値を越えると、スイッチング素子Qs1がオンし
て、スイッチング素子Q2のゲート信号を引き抜き、そ
のためスイッチング素子Q2はオフする。スイッチング
素子Qs1がオンするとコンデンサCs2は、コンデン
サCs2→ダイオードDs2→抵抗Rs1→ダイオード
Ds4→スイッチング素子Qs1→コンデンサCs2の
経路で電荷を放出する。以上の動作によりスイッチング
素子Q2のオンデュティが決定される。オンデュティは
抵抗Rs1,Rs2,コンデンサCs2の時定数によっ
て調整が可能である。このときコンデンサCs1は、電
解コンデンサを用いてタイマーコンデンサとして働いて
おり、インバータ回路INVのスイッチングに応じてコ
ンデンサCs1は徐々に充電されるため、スイッチング
素子Q2のオンデュティは最初はスイッチング素子Q1
のオンデュティより小さいところから徐々に50%に近
づいていく。一方、スイッチング素子Q1側は何も制御
されることなく自励動作によりゲート信号が発生するた
め、スイッチング素子Q2のオンデュティが50%に近
づいていくのに応じて動作周波数も低くなる方向に変化
して、出力電圧は増加していき、放電灯La1は始動す
る。
【0090】予熱始動回路4はデュティを50%より大
きいところから50%に近づける制御ができないため、
予熱、始動時に平滑コンデンサC3を充電するループ内
に配置されているスイッチング素子のオンデュティを他
方のスイッチング素子の音デュティよりも小さくなるよ
うにアンバランス制御することにより、出力電圧の波形
の低周波リップルを小さくするには図10のように予熱
始動回路4の配置に合わせて平滑コンデンサC3を配置
するとよい。また、図10の回路においてダイオードD
1,D2、コンデンサC2、C4の一端を図3のように
整流器DBの出力端子の正極側に接続した場合も同様の
効果が得られることは言うまでもない。
【0091】而して予熱始動回路4を用いた自励制御に
よる本実施形態の回路構成においても実施形態1と同様
の効果が得られる。また、主回路が実施形態3に示した
構成であっても同様の効果を有することは言うまでもな
い。
【0092】(実施形態5)本実施形態の回路図を図1
1に示す。
【0093】本実施形態は、図5で示す回路の主回路と
同じ主回路に実施形態4と同様に駆動回路2を付設する
とともに、予熱始動回路4及び起動回路3を付設したも
ので、本実施形態の回路構成が実施形態4の回路構成と
異なる点は予熱始動回路4がスイッチング素子Q1側に
接続されているところである。
【0094】つまり本実施形態の起動回路3は、抵抗R
3、コンデンサC6、抵抗R4,R5の直列回路をコン
デンサC5に並列接続するとともにダイオードD5を抵
抗R3に並列接続し、抵抗R3とコンデンサC6の接続
点とスイッチング素子Q1のゲートとの間にトリガ素子
Q3を接続し、コンデンサC6と抵抗R4との接続点を
スイッチング素子Q2のソースに接続して構成され、予
熱始動回路42具体回路は実施形態4の予熱始動回路4
と同じ構成であって、グランドラインをスイッチング素
子Q1のソースに接続し、入力をスイッチング素子Q1
のゲートに接続して構成される。
【0095】本実施形態の起動回路3は、交流電源Eが
投入され、コンデンサC6の両端電圧が所定の電圧に上
昇すると、トリガ素子Q3がブレークオーバーして、イ
ンバータ回路INVのスイッチング素子Q1のゲート・
ソース間にコンデンサC6の電圧を起動信号として印加
し、スイッチング素子Q1をオンさせる。このオンによ
りコンデンサC6の電荷をダイオードD5とスイッチン
グ素子Q1を介して放出させる。以後実施形態3と同様
に駆動回路2の働きにより、スイッチング素子Q1,Q
2が高周波で交互にオン、オフを繰り返す。
【0096】一方スイッチング素子Q1のゲート・ソー
ス間にゲート電圧が発生すると同時に、予熱始動回路4
は実施形態3の予熱始動回路4と同様に動作するが、ゲ
ート信号を引き抜く対象がスイッチング素子Q1で、こ
のスイッチング素子Q1のオンデュティを決定し、イン
バータ回路INVのスイッチングに応じてコンデンサC
s1は徐々に充電されるため、スイッチング素子Q1の
オンデュティが最初はスイッチング素子Q1のオンデュ
ティより小さいところから徐々に50%に近づいてい
く。この場合、予熱、始動時にスイッチング素子Q1の
オンデュティが50%より小さいため、図11のように
平滑コンデンサC3を配置することにより、予熱、始動
時に平滑コンデンサC3を充電するループ内に配置され
ているスイッチング素子のオンデュティを他方のスイッ
チング素子よりも小さくなるようにアンバランス制御す
ることで、出力電圧の低周波リップルを小さくすること
ができる。また、図11の回路においてD1,D2、コ
ンデンサC2,C4の一端を図1のように整流器DBの
直流出力端子の負極側に接続した場合も同様の効果が得
られることは言うまでもない。
【0097】而して本実施形態によると、実施形態4と
同様に、予熱始動回路4を用いた自励制御による回路構
成においても実施形態1と同様の効果を得ることができ
る。また、主回路が実施形態3に示した構成であっても
同様の効果を有することは言うまでもない。
【0098】(実施形態6)本実施形態の回路図を図1
2、図13に示す。本実施形態の回路構成が実施形態
4,5の回路構成と異なる点は、スイッチング素子Q
1,スイッチング素子Q2の夫々に予熱始動回路4a、
4bを接続した点にある。
【0099】図12の回路の場合、平滑コンデンサC3
がスイッチング素子Q1側に接続されているので、予熱
時はスイッチSW2をオンさせて予熱始動回路4bを動
作させ、他方の予熱始動回路4aはスイッチSW1をオ
フにして切離しておく。始動時はスイッチSW1をオン
して予熱始動回路1を動作させ、予熱始動回路2はスイ
ッチSW2をオフにして切離す。
【0100】この場合、予熱時は平滑コンデンサC3を
充電するループ内に配置されているスイッチング素子Q
2のオンデュティが50%より小さくなるようにアンバ
ランス制御されることになり、出力電圧の波形の低周波
リップルを小さくすることができる。始動時にはスイッ
チング素子Q1のオンデュティが50%より小さく、す
なわちスイッチング素子Q2のオンデュティが50%よ
り大きくなり、出力電圧の波形の低周波リップルを大き
くすることができる。
【0101】また図13のようにスイッチング素子Q1
側に予熱始動回路4a,スイッチング素子Q2側に予熱
始動回路4b,平滑コンデンサC3を配置した場合も、
図12の回路の場合と同様に、予熱時はスイッチSW1
をオンして予熱始動回路4aを動作させ、平滑コンデン
サC3を充電するループ内に配置されているスイッチン
グ素子Q1のオンデュティをスイッチング素子Q2より
も小さくなるようにアンバランス制御することにより、
出力電圧の低周波リップルを小さくすることができ、始
動時はスイッチSW2をオンして予熱始動回路4bを動
作させ、スイッチング素子Q1のオンデュティをスイッ
チング素子Q2よりも大きくなるようにアンバランス制
御することにより、出力電圧の低周波リップルを大きく
することができる。
【0102】本実施形態によると、予熱始動回路を用い
た自励制御による回路構成においても実施形態2と同様
の効果を有する。また、主回路が実施形態3に示した構
成であっても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0103】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源電圧を整流
する整流器と、前記整流器の出力電圧をスイッチング素
子のスイッチング動作により充電し平滑する平滑コンデ
ンサを備えた部分平滑回路と、前記整流器あるいは前記
平滑コンデンサからの出力電圧を前記スイッチング素子
のスイッチング動作により高周波に変換して負荷に電力
を供給するインバータ回路と、前記整流器の直流出力端
にインピーダンス素子を介して前記インバータ回路の高
周波出力の一部を帰還し前記整流器に前記交流電源の略
全域に亘って高周波的に電流を流す入力力率改善回路
と、を備えた電源装置において、前記負荷が軽負荷時に
前記平滑コンデンサを充電するループ内のスイッチング
素子のオンデュティを定格負荷時よりも小さくなるよう
動作させる制御手段を具備してあるので、複雑で高価な
制御手段を用いることなく、比較的簡単な制御手段によ
り軽負荷時に出力電圧の低周波リップルを小さくするこ
とができるという効果がある。
【0104】請求項2の発明は、交流電源電圧を整流す
る整流器と、前記整流器の出力電圧をスイッチング素子
のスイッチング動作により充電し平滑する平滑コンデン
サを備えた部分平滑回路と、前記整流器あるいは前記平
滑コンデンサからの出力電圧を前記スイッチング素子の
スイッチング動作により高周波に変換して負荷に電力を
供給するインバータ回路と、前記整流器の直流出力端に
インピーダンス素子を介して前記インバータ回路の高周
波出力の一部を帰還し前記整流器に前記交流電源の略全
域に亘って高周波的に電流を流す入力力率改善回路と、
を備えた電源装置において、前記負荷が放電灯であり、
予熱時は前記平滑コンデンサを充電するループ内のスイ
ッチング素子のオンデュティを定格点灯時よりも小さ
く、始動時は前記平滑コンデンサを充電するループ内の
スイッチング素子のオンデュティを定格点灯時よりも大
きくなるよう動作させる制御手段を具備してあるので、
複雑で高価な制御手段を用いることなく、比較的簡単な
制御手段により軽負荷時に出力電圧の低周波リップルを
小さくすることができるものであって、負荷である予熱
型放電灯の予熱時にコールドスタートの発生を抑制でき
るという効果がある。
【0105】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記入力力率改善回路を、前記整流器の直流
出力端に接続される第1のダイオードと第1のコンデン
サの並列回路から構成し、前記インバータ回路を、第
1、第2のスイッチング素子の直列回路との直列回路
と、前記整流器の出力側の一端と前記第1のダイオード
との接続点と前記第1、第2のスイッチング素子の中点
との間に接続される直流阻止用コンデンサとリーケージ
トランスの1次巻線との直列回路と、前記リーケージト
ランスの2次巻線間に接続される放電灯と、前記放電灯
の非電源側に接続される共振用コンデンサとで構成し、
前記補助電源回路を、前記第1、第2のスイッチング素
子の両端間に接続される降圧チョッパ用チョークと平滑
コンデンサと平滑コンデンサを放電する方向に接続され
る放電用ダイオードとの直列回路と、前記平滑コンデン
サと放電用ダイオードの直列回路の中点と前記第1、第
2のスイッチング素子の中点との間に前記平滑コンデン
サを充電する方向に接続される充電用ダイオードと、前
記第1、第2のスイッチング素子の両端間に接続される
小容量のコンデンサとで構成したので、前記請求項1又
は2の発明の効果に加えて、始動電圧が低く容易に点灯
し易い放電灯を用いた場合に予熱コンデンサである共振
用コンデンサの耐圧を低くすることができるという効果
がある。
【0106】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記入力力率改善回路を、前記整流器の直流
出力端に接続される第1のダイオードと第1のコンデン
サの並列回路から構成し、前記インバータ回路を、第
1、第2のスイッチング素子の直列回路との直列回路
と、前記整流器の出力側の一端と前記第1のダイオード
との接続点と前記第1、第2のスイッチング素子の中点
との間に、前記第1、第2のスイッチング素子の中点側
にリーケージトランスの1次巻線がつながるように接続
された直流阻止用コンデンサと前記リーケージトランス
の1次巻線との直列回路と、前記リーケージトランスの
2次巻線間に接続される放電灯と、前記放電灯の非電源
側に接続される共振用コンデンサとで構成し、前記補助
電源回路を、前記第1、第2のスイッチング素子の両端
間に接続される平滑コンデンサと平滑コンデンサを放電
する方向に接続される放電用ダイオードとの直列回路
と、前記平滑コンデンサと放電用ダイオードの直列回路
の中点と前記直流阻止用コンデンサと前記リーケージト
ランスの1次巻線との中点との間に前記平滑コンデンサ
を充電する方向に接続される充電用ダイオードと、前記
第1、第2のスイッチング素子の両端間に接続される小
容量のコンデンサとで構成したので、請求項1又は2の
発明の効果に加えて、始動電圧が低く容易に点灯し易い
放電灯を用いた場合に予熱コンデンサである共振用コン
デンサの耐圧を低くすることができ、しかも降圧チョッ
パ用チョークと共振用チョークとをリーケージトランス
が兼ねるため、コストを低減できるという効果がある。
【0107】請求項5の発明は、請求項3又は4の発明
において、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回
路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端
の正極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器
の直流出力端の正極側に接続され、かつ前記平滑コンデ
ンサを介して前記充電用ダイオードに電流が流れるよう
に接続され、前記負荷が放電灯であり、前記制御手段に
おいて、予熱時は第2のスイッチング素子のオンデュテ
ィを定格点灯時よりも小さく、始動時は第2のスイッチ
ング素子のオンデュティを定格点灯時よりも大きくなる
よう動作するので、特に予熱時には出力電圧の低周波リ
ップルを小さくすることができるから比較的簡単な制御
手段により予熱時にコールドスタートの発生を抑制で
き、また始動時には出力電圧の低周波リップルを大きく
することができるから比較的簡単な制御により始動性を
向上できるという効果がある。
【0108】請求項6の発明は、請求項3又は4の発明
において、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回
路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端
の正極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器
の直流出力端の負極側に接続され、かつ前記充電用ダイ
オードを介して前記平滑コンデンサに電流が流れるよう
に接続され、前記負荷が放電灯であり、前記制御手段に
おいて、予熱時は第1のスイッチング素子のオンデュテ
ィを定格点灯時よりも小さく、始動時は第1のスイッチ
ング素子のオンデュティを定格点灯時よりも大きくなる
よう動作するので、特に予熱時には出力電圧の低周波リ
ップルを小さくすることができるから比較的簡単な制御
手段により予熱時にコールドスタートの発生を抑制で
き、また始動時には出力電圧の低周波リップルを大きく
することができるから比較的簡単な制御により始動性を
向上できるという効果がある。
【0109】請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れ
かの発明において、前記制御手段が自励式であり、スイ
ッチング素子のオンデュティを調節可能である第1の予
熱始動回路を具備したので、自励式の制御を採用しても
請求項1乃至6の何れかの発明の効果と同じ効果が得ら
れる。
【0110】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路は第
1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の正極
側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の直流
出力端の正極側に接続され、かつ前記平滑コンデンサを
介して前記充電用ダイオードに電流が流れるように接続
され、前記第1の予熱始動回路が第2のスイッチング素
子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、軽負荷時に
前記第2のスイッチング素子のオンデュティを定格点灯
時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動作
させるので、請求項7と同様な効果がある。
【0111】請求項9の発明は、請求項7の発明におい
て、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路は第
1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の正極
側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の直流
出力端の負極側に接続され、かつ前記充電用ダイオード
を介して前記平滑コンデンサに電流が流れるように接続
され、前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング素
子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、軽負荷時に
前記第1のスイッチング素子のオンデュティを定格点灯
時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動作
させるので、請求項7と同様な効果がある。
【0112】請求項10の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路は
第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の正
極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の直
流出力端の正極側に接続され、かつ前記平滑コンデンサ
を介して前記充電用ダイオードに電流が流れるように接
続され、前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング
素子側に、第2の予熱始動回路が第2のスイッチング素
子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、予熱時に前
記第2のスイッチング素子のオンデュティが定格点灯時
よりも小さくなるよう前記第2の予熱始動回路を動作
し、始動時に前記第1のスイッチング素子のオンデュテ
ィが定格点灯時よりも小さくなるよう前記第1の予熱始
動回路を動作させるので、特に予熱時には出力電圧の低
周波リップルを小さくして、予熱時のコールドスタート
の発生を抑制することができ、また始動時には、出力電
圧の低周波リップルを大きくして始動性を向上できると
いう効果がある。
【0113】請求項11の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記第1、第2のスイッチング素子の直列回路は
第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出力端の正
極側に接続され、前記平滑コンデンサが前記整流器の直
流出力端の負極側に接続され、かつ前記充電用ダイオー
ドを介して前記平滑コンデンサに電流が流れるように接
続され、前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング
素子側に、第2の予熱始動回路が第2のスイッチング素
子側に接続され、前記負荷が放電灯であり、予熱時に前
記第1のスイッチング素子のオンデュティが定格点灯時
よりも小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動作
し、始動時に前記第2のスイッチング素子のオンデュテ
ィが定格点灯時よりも小さくなるよう前記第2の予熱始
動回路を動作させるので、特に予熱時には出力電圧の低
周波リップルを小さくして、予熱時のコールドスタート
の発生を抑制することができ、また始動時には、出力電
圧の低周波リップルを大きくして始動性を向上できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の実施形態1の回路図である。
【図2】同上及び従来例の動作説明用波形図である。
【図3】本実施形態の実施形態2の回路図である。
【図4】本実施形態の実施形態3の回路図である。
【図5】本実施形態の実施形態4の回路図である。
【図6】本実施形態の実施形態5の回路図である。
【図7】本実施形態の実施形態6の回路図である。
【図8】本実施形態の実施形態7の回路図である。
【図9】本実施形態の実施形態8の回路図である。
【図10】本実施形態の実施形態9の回路図である。
【図11】本実施形態の実施形態10の回路図である。
【図12】本実施形態の実施形態11の回路図である。
【図13】本実施形態の実施形態12の回路図である。
【図14】第1の従来例の回路図である。
【図15】第2の従来例の回路図である。
【符号の説明】
INV インバータ回路 POW 補助電源回路 1 制御回路 E 交流電源 F フィルター回路 DB 整流器 La1 放電灯 Q1,Q2 スイッチング素子 C1,C2,C5 コンデンサ C3 平滑コンデンサ C4 直流阻止用コンデンサ D1〜D4 ダイオード L2 降圧チョッパ用チョーク L1 共振用チョーク C21 共振用コンデンサ T1 リーケージトランス Vc3 電圧 Vc5 電圧
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BA05 BB03 BB06 BC02 BC03 CA14 DB03 DD04 GA02 GB12 GC02 GC04 HA10 HB03 5H006 AA02 AA07 BB08 CA02 CA07 CB01 CB08 CC02 CC08 5H007 AA02 AA06 AA08 BB03 CA02 CB17 CB22 CC01 CC32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源電圧を整流する整流器と、 前記整流器の出力電圧をスイッチング素子のスイッチン
    グ動作により充電し平滑する平滑コンデンサを備えた部
    分平滑回路からなる補助電源回路と、 前記整流器あるいは前記平滑コンデンサからの出力電圧
    を前記スイッチング素子のスイッチング動作により高周
    波に変換して負荷に電力を供給するインバータ回路と、 前記整流器の直流出力端にインピーダンス素子を介して
    前記インバータ回路の高周波出力の一部を帰還し前記整
    流器に前記交流電源の略全域に亘って高周波的に電流を
    流す入力力率改善回路と、 を備えた電源装置において、 前記負荷が軽負荷時に前記平滑コンデンサを充電するル
    ープ内のスイッチング素子のオンデュティを定格負荷時
    よりも小さくなるよう動作させる制御手段を具備して成
    ることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源電圧を整流する整流器と、 前記整流器の出力電圧をスイッチング素子のスイッチン
    グ動作により充電し平滑する平滑コンデンサを備えた部
    分平滑回路からなる補助電源回路と、 前記整流器あるいは前記平滑コンデンサからの出力電圧
    を前記スイッチング素子のスイッチング動作により高周
    波に変換して負荷に電力を供給するインバータ回路と、 前記整流器の直流出力端にインピーダンス素子を介して
    前記インバータ回路の高周波出力の一部を帰還し前記整
    流器に前記交流電源の略全域に亘って高周波的に電流を
    流す入力力率改善回路と、 を備えた電源装置において、 前記負荷が放電灯であり、予熱時は前記平滑コンデンサ
    を充電するループ内のスイッチング素子のオンデュティ
    を定格点灯時よりも小さく、 始動時は前記平滑コンデンサを充電するループ内のスイ
    ッチング素子のオンデュティを定格点灯時よりも大きく
    なるよう動作させる制御手段を具備して成ることを特徴
    とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記入力力率改善回路を、前記整流器の
    直流出力端に接続される第1のダイオードと第1のコン
    デンサの並列回路から構成し、 前記インバータ回路を、第1、第2のスイッチング素子
    の直列回路との直列回路と、前記整流器の出力側の一端
    と前記第1のダイオードとの接続点と前記第1、第2の
    スイッチング素子の中点との間に接続される直流阻止用
    コンデンサとリーケージトランスの1次巻線との直列回
    路と、前記リーケージトランスの2次巻線間に接続され
    る放電灯と、前記放電灯の非電源側に接続される共振用
    コンデンサとで構成し、 前記補助電源回路を、前記第1、第2のスイッチング素
    子の両端間に接続される降圧チョッパ用チョークと平滑
    コンデンサと平滑コンデンサを放電する方向に接続され
    る放電用ダイオードとの直列回路と、前記平滑コンデン
    サと放電用ダイオードの直列回路の中点と前記第1、第
    2のスイッチング素子の中点との間に前記平滑コンデン
    サを充電する方向に接続される充電用ダイオードと、前
    記第1、第2のスイッチング素子の両端間に接続される
    小容量のコンデンサとで構成したことを特徴とする請求
    項1又は2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記入力力率改善回路を、前記整流器の
    直流出力端に接続される第1のダイオードと第1のコン
    デンサの並列回路から構成し、 前記インバータ回路を、第1、第2のスイッチング素子
    の直列回路との直列回路と、前記整流器の出力側の一端
    と前記第1のダイオードとの接続点と前記第1、第2の
    スイッチング素子の中点との間に、前記第1、第2のス
    イッチング素子の中点側にリーケージトランスの1次巻
    線がつながるように接続された直流阻止用コンデンサと
    前記リーケージトランスの1次巻線との直列回路と、前
    記リーケージトランスの2次巻線間に接続される放電灯
    と、前記放電灯の非電源側に接続される共振用コンデン
    サとで構成し、 前記補助電源回路を、前記第1、第2のスイッチング素
    子の両端間に接続される平滑コンデンサと平滑コンデン
    サを放電する方向に接続される放電用ダイオードとの直
    列回路と、前記平滑コンデンサと放電用ダイオードの直
    列回路の中点と前記直流阻止用コンデンサと前記リーケ
    ージトランスの1次巻線との中点との間に前記平滑コン
    デンサを充電する方向に接続される充電用ダイオード
    と、前記第1、第2のスイッチング素子の両端間に接続
    される小容量のコンデンサとで構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のスイッチング素子の直
    列回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出
    力端の正極側に接続され、 前記平滑コンデンサが前記整流器の直流出力端の正極側
    に接続され、かつ前記平滑コンデンサを介して前記充電
    用ダイオードに電流が流れるように接続され、 前記負荷が放電灯であり、前記制御手段において、予熱
    時は第2のスイッチング素子のオンデュティを定格点灯
    時よりも小さく、始動時は第2のスイッチング素子のオ
    ンデュティを定格点灯時よりも大きくなるよう動作する
    ことを特徴とする請求項3又4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2のスイッチング素子の直
    列回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出
    力端の正極側に接続され、 前記平滑コンデンサが前記整流器の直流出力端の負極側
    に接続され、かつ前記充電用ダイオードを介して前記平
    滑コンデンサに電流が流れるように接続され、 前記負荷が放電灯であり、前記制御手段において、予熱
    時は第1のスイッチング素子のオンデュティを定格点灯
    時よりも小さく、始動時は第1のスイッチング素子のオ
    ンデュティを定格点灯時よりも大きくなるよう動作する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段が自励式であり、スイッチ
    ング素子のオンデュティを調節可能である第1の予熱始
    動回路を具備したことを特徴とする請求項2乃至6の何
    れかに記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2のスイッチング素子の直
    列回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出
    力端の正極側に接続され、 前記平滑コンデンサが前記整流器の直流出力端の正極側
    に接続され、かつ前記平滑コンデンサを介して前記充電
    用ダイオードに電流が流れるように接続され、 前記第1の予熱始動回路が第2のスイッチング素子側に
    接続され、 前記負荷が放電灯であり、軽負荷時に前記第2のスイッ
    チング素子のオンデュティを定格点灯時よりも小さくな
    るよう前記第1の予熱始動回路を動作させることを特徴
    とする請求項7記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2のスイッチング素子の直
    列回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流出
    力端の正極側に接続され、 前記平滑コンデンサが前記整流器の直流出力端の負極側
    に接続され、かつ前記充電用ダイオードを介して前記平
    滑コンデンサに電流が流れるように接続され、 前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング素子側に
    接続され、 前記負荷が放電灯であり、軽負荷時に前記第1のスイッ
    チング素子のオンデュティを定格点灯時よりも小さくな
    るよう前記第1の予熱始動回路を動作させることを特徴
    とする請求項7記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2のスイッチング素子の
    直列回路は第1のスイッチング素子が前記整流器の直流
    出力端の正極側に接続され、 前記平滑コンデンサが前記整流器の直流出力端の正極側
    に接続され、かつ前記平滑コンデンサを介して前記充電
    用ダイオードに電流が流れるように接続され、 前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング素子側
    に、第2の予熱始動回路が第2のスイッチング素子側に
    接続され、 前記負荷が放電灯であり、予熱時に前記第2のスイッチ
    ング素子のオンデュティが定格点灯時よりも小さくなる
    よう前記第2の予熱始動回路を動作し、始動時に前記第
    1のスイッチング素子のオンデュティが定格点灯時より
    も小さくなるよう前記第1の予熱始動回路を動作させる
    ことを特徴とする請求項7記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2のスイッチング素子の
    直列回路は第1のスイッチング素子が前 記整流器の直
    流出力端の正極側に接続され、 前記平滑コンデンサが前記整流器の直流出力端の負極側
    に接続され、かつ前記充電用ダイオードを介して前記平
    滑コンデンサに電流が流れるように接続され、 前記第1の予熱始動回路が第1のスイッチング素子側
    に、第2の予熱始動回路が第2のスイッチング素子側に
    接続され、 前記負荷が放電灯であり、予熱時に前記第1のスイッチ
    ング素子のオンデュティが定格点灯時よりも小さくなる
    よう前記第1の予熱始動回路を動作し、始動時に前記第
    2のスイッチング素子のオンデュティが定格点灯時より
    も小さくなるよう前記第2の予熱始動回路を動作させる
    ことを特徴とする請求項7記載の電源装置。
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