JP2000270402A - バッテリ残存容量検出装置 - Google Patents

バッテリ残存容量検出装置

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JP2000270402A
JP2000270402A JP11075152A JP7515299A JP2000270402A JP 2000270402 A JP2000270402 A JP 2000270402A JP 11075152 A JP11075152 A JP 11075152A JP 7515299 A JP7515299 A JP 7515299A JP 2000270402 A JP2000270402 A JP 2000270402A
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battery
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remaining
remaining capacity
current
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JP11075152A
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Yusuke Horii
裕介 堀井
Sadao Imai
貞雄 今井
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ残存容量の検出精度を向上させるこ
とができるバッテリ残存容量検出装置を提供する。 【解決手段】 車両の特定運転状態(20〔A〕以上の
安定大電流が5秒間以上継続して放電された状態)では
電流電圧特性により算出されたバッテリ残存容量SOC
2を目標値としてなだらかに現在記憶しているバッテリ
残存容量SOCを更新するとともに、特定運転状態以外
のときは電流積算法により算出されたバッテリ残存容量
SOC1により現在記憶しているバッテリ残存容量SO
Cを更新する。また、電流電圧特性により算出したバッ
テリ残存容量SOC2が70〔%〕以上のときには、同
バッテリ残存容量SOC2を使用せずに、電流積算法に
より算出されたバッテリ残存容量SOC1により現在記
憶しているバッテリ残存容量SOCを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ残存容量検
出装置に関し、各種の電気自動車に搭載されているバッ
テリの残存容量を検出する場合に適用して有用なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電動モータを有する電気自動車(EV)
や、発電機駆動専用(シリーズ式の場合)又は発電機駆
動・走行駆動兼用(パラレル式の場合)のエンジンと電
動モータとを有するハイブリッド電気自動車(HEV)
には、電動モータに電力を供給するために所定の定格容
量を有するバッテリが搭載されている。
【0003】そして、ハイブリッド電気自動車の場合に
はエンジンと発電機とによる発電等によってバッテリ充
電が行われ、電気自動車の場合には充電スタンド等にお
いてバッテリ充電が行われるが、何れにしても、適切な
バッテリ充電時期を知るためにバッテリ残存容量(SO
C:State of Charge )を検出する必要がある。
【0004】このためハイブリッド電気自動車等にはバ
ッテリ残存容量検出装置が搭載されているが、従来のバ
ッテリ残存容量検出装置に適用されているバッテリ残存
容量の演算方法としては、電流積算法が主流である。
【0005】この電流積算法の概略は〔数1〕式のとお
りである。即ち、電流積算法とは、バッテリの充放電電
流値(入出力電流値)を積算し、この充放電電流積算量
〔Ah〕を満充電量(バッテリ定格容量)〔Ah〕から
減じてバッテリ残存容量〔Ah〕を求めるとうい方法で
ある。なお、〔数1〕式では、更に、バッテリ残存容量
を百分率(%)で表すために、バッテリ定格容量〔A
h〕で割って100倍している。
【0006】
【数1】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバッテリ残存容量検出装置には次のような問題点が
ある。
【0008】即ち、バッテリの充放電電流の大小によっ
てバッテリから取り出せる容量が変化することから、電
流積算法に基づく従来のバッテリ残存容量検出装置で
は、バッテリ残存容量の検出精度があまり高くない。し
かも、電気自動車とハイブリッド電気自動車とを比較す
ると、電気自動車の場合には、バッテリに対して充電ス
タンド等で外部充電(満充電)を行なうときに、バッテ
リ残存容量の検出値を100%にリセットすることがで
きるため、電流積算法による検出誤差があまり大きくは
ならず比較的問題になることは少ないが、ハイブリッド
電気自動車(特にシリーズ式)の場合には、エンジン駆
動により発電してバッテリを充電するため、外部充電
(満充電)を行ってバッテリ残存容量の検出値を100
%にリセットする機会が少ないため、電流積算法による
検出誤差が大きくなるおそれがある。
【0009】従って本発明は上記従来技術に鑑み、バッ
テリ残存容量の検出精度を向上させることができるバッ
テリ残存容量検出装置を提供することを課題とする。
【0010】なお、特開平7−63830号公報には、
複数回の積算残存容量と高負荷時残存容量との差を平均
した値で積算残存容量を補正するという技術が開示され
ているが、これでは積算残存容量と高負荷時残存容量と
の差が大きい状態が継続すれば、積算残存容量への補正
値が大きくなり、容量指示計で針飛びが生じてドライバ
ーが疑念を抱く可能性がある。このような容量指示計の
針飛びの問題を解決することも本発明の課題としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明のバッテリ残存容量検出装置は、車両の駆動力を発
生させるモータに駆動電力を放電するとともに、充電手
段により充電される充放電可能なバッテリと、上記バッ
テリの充放電電流を積算しその結果を満充電量から減ず
ることにより上記バッテリの残存容量を算出する第1残
存容量算出手段と、上記バッテリの電流電圧特性から上
記バッテリの残存容量を算出する第2残存容量算出手段
と、車両の特定運転状態で上記第2残存容量算出手段に
より算出されたバッテリ残存容量を目標値としてなだら
かに現在記憶しているバッテリ残存容量を更新するとと
もに、上記特定運転状態以外のときは上記第1残存容量
算出手段により算出されたバッテリ残存容量により上記
現在記憶しているバッテリ残存容量を更新する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0012】また、第2発明のバッテリ残存容量検出装
置は、第1発明のバッテリ残存容量検出装置において、
上記制御手段は、上記第2残存容量算出手段により算出
されたバッテリ残存容量が所定値以上のときには同バッ
テリ残存容量を使用せずに、上記第1残存容量算出手段
により算出されたバッテリ残存容量により上記現在記憶
しているバッテリ残存容量を更新することを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態にかかるバッテ
リ残存容量検出装置を備えたハイブリッド電気自動車の
構成図、図2は上記バッテリ残存容量検出装置の処理を
示すフローチャート、図3はバッテリの電流電圧特性マ
ップである。
【0015】<構成>図1に示すように、本ハイブリッ
ド電気自動車は、車両の駆動系を駆動するための2台の
交流誘導モータである電動モータ1と、発電専用のエン
ジン2とを備えたシリーズ式のものである。電動モータ
1の駆動力はトランスミッション3等を介して駆動輪4
に伝達される。一方、エンジン2には発電機5が接続さ
れており、エンジン2の駆動よって発電機5が発電す
る。この発電機5で発生した電力は鉛バッテリ等である
バッテリ6に蓄積される。
【0016】電動モータ1へは、インバータ7を介し
て、バッテリ6又は発電機5から電力が供給されるよう
になっている。即ち、バッテリ走行時には、エンジン2
と発電機5とによる発電(エンジン発電)は行わず、バ
ッテリ6から供給する電力によって電動モータ1を駆動
する。ハイブリッド走行時には、エンジン発電を行い、
この発電電力によってバッテリ6を充電すると同時に電
動モータ1を駆動する。また、降坂路走行時などのよう
に電動モータ1が発電機となって発電(回生発電)する
場合には、電動モータ1側からインバータ7を介してバ
ッテリ6側へと電力が回生され、この回生電力によって
もバッテリ6が充電される。つまり、バッテリ6では電
動モータ1への駆動電力の放電と、発電機5の発電電力
又は電動モータ1の回生電力による充電とが行われる。
【0017】そして、このバッテリ6の残存容量(SO
C)に基づいてエンジン発電制御を行ない且つバッテリ
残存容量をドライバに知らせるために、制御手段である
ECU8では次のようにしてバッテリ残存容量を算出す
る。
【0018】図1に示すように、ECU8にはバッテリ
6の充放電電流Iとバッテリ6の端子電圧Vとが入力さ
れる。充放電電流Iは電流検出器11によって検出さ
れ、端子電圧Vは電圧検出器11によって検出される。
【0019】ECU8では、これらの充放電電流Iと端
子電圧Vとに基づいて以下に詳述するような方法でバッ
テリ残存容量を演算し、このバッテリ残存容量や図示し
ないその他の検出信号等に基づいてエンジン発電制御を
行なうとともに、同バッテリ残存容量を容量指示計13
に出力し、容量指示計13で指示させることによってド
ライバーに知らせる。
【0020】図2に示すように、ECU8では、ステッ
プS2において電流積算法によりバッテリ残存容量SO
C1を算出し(第1残存容量算出手段)、また、ステッ
プS4において電流電圧特性による方法でバッテリ残存
容量SOC2を算出する(第2残存容量算出手段)。
【0021】電流積算法とは、従来技術の欄で説明した
ように、バッテリ6の充放電電流値Iを積算し、この充
放電電流積算量を満充電量(バッテリ定格容量)から減
じてバッテリ残存容量を求める方法であり、これを更に
百分率(%)で表してバッテリ残存容量SOC1〔%〕
を求める(数1式参照)。一方、電流電圧特性による方
法とは、図3に示すようなバッテリ6の電流電圧(I−
V)特性マップを用いる方法であり、この電流電圧特性
マップから放電電流I及び端子電圧Vとに基づいてバッ
テリ残存容量SOC2(%)を算出(導出)する。
【0022】そして、ECU8では、これら2つの演算
方法を、充放電電流Iと、充放電電流Iの変動量ΔI
と、バッテリ残存容量SOC2とに基づいて最適に切り
換える。
【0023】詳述すると、ECU8では例えば10〔m
S〕の演算周期で図2に示すような一連の処理を行う。
即ち、ECU8では、まず、充放電電流Iと所定電流値
−20〔A〕(マイナスの符号は放電を意味している)
とを比較する(ステップS1)。その結果、I≧−20
〔A〕であれば電流積算法によりバッテリ残存容量SO
C1を算出し(ステップS2)、このバッテリ残存容量
SOC1により現在記憶しているバッテリ残存容量SO
Cを更新する(ステップS8)。
【0024】上記ステップS1における比較の結果、I
<−20〔A〕であれば、5秒間の電流変動量ΔIと所
定電流変動量20〔A〕とを比較する(ステップS
3)。5秒間の電流変動量ΔIとは、5秒間における最
大放電電流と最小放電電流との差である。この比較の結
果、ΔI≧20〔A〕であれば、電流積算法によるバッ
テリ残存容量SOC1の算出と(ステップS2)、この
バッテリ残存容量SOC1によるバッテリ残存容量SO
Cの更新とを行う(ステップS8)。
【0025】上記ステップS3における比較の結果、Δ
I<20〔A〕であれば、電流電圧特性によりバッテリ
残存容量SOC2を算出し(ステップS4)、続いて、
このバッテリ残存容量SOC2と所定残存容量70
〔%〕とを比較する(ステップS5)。その結果、SO
C2≧70〔%〕であれば、電流積算法によるバッテリ
残存容量SOC1の算出と(ステップS2)、このバッ
テリ残存容量SOC1によるバッテリ残存容量SOCの
更新とを行う(ステップS8)。
【0026】そして、上記ステップS5における比較の
結果、SOC2<70〔%〕であれば、電流電圧特性マ
ップにより算出したバッテリ残存容量SOC2を採用し
(ステップS6)、このバッテリ残存容量SOC2によ
り現在記憶しているバッテリ残存容量SOCを更新する
(ステップS8)。
【0027】ここで、バッテリ残存容量SOC2を採用
する場合を図4に示す。ステップS11でバッテリ残存
容量SOCとバッテリ残存容量SOC2とを比較する。
バッテリ残存容量SOCとバッテリ残存容量SOC2と
が同じときには、そのままバッテリ残存容量SOC2の
値を出力する。また、ステップS11でバッテリ残存容
量SOCよりもバッテリ残存容量SOC2が小さいとき
には、ステップS12に進み、バッテリ残存容量SOC
から所定値(ここでは0.5%)を減じた値を算出して
出力する。
【0028】一方、ステップ11でバッテリ残存容量S
OCよりもバッテリ残存容量SOC2が大きいときは、
ステップ13に進み、バッテリ残存容量SOCに所定値
(ここでは0.5%)を加えた値を算出して出力する。
ここで、所定値は、バッテリ残存容量の検出可能最小単
位レベルで設定することが適切である。
【0029】これにより、バッテリ残存容量SOC2を
目標値として現在記憶しているバッテリ残存容量SOC
をなだらかに更新することができる。
【0030】従って、現在記憶しているバッテリ残存容
量SOCの値を電流電圧特性により算出されたバッテリ
残存容量SOC2の値に更新したときには、電流積算法
により算出されるバッテリ残存容量SOC1の値も、こ
の精度のよいバッテリ残存容量SOC2の値にリセット
するので、電流積算法によるバッテリ残存容量SOC1
の検出誤差が補正されて同検出誤差の拡大が防止され
る。
【0031】なお、更新量にリミッタを設けない場合に
は次のような不具合がある。 現在記憶しているバッテリ残存容量SOCとバッテ
リ残存容量SOC2との間に差がある場合、そのまま直
ぐにバッテリ残存容量SOCの値をバッテリ残存容量S
OC2の値に更新してしまうと、図1に示す容量指示計
13で指針が急変して針飛びを起こしてしまい、ドライ
バーが疑念を抱く可能性がある。 また、定常走行時であっても放電電流Iの値には若
干の変動があるため、電流電圧特性によるバッテリ残存
容量演算では、放電電流Iの変動に伴いバッテリ残存容
量SOC2が変動してしまう。従って、この場合にも、
そのまま直ぐにバッテリ残存容量SOCの値をバッテリ
残存容量SOC2の値に更新してしまうと、容量指示計
13で針飛びを起こしてドライバーが疑念を抱いたり、
エンジン発電の開始/停止を小刻みに繰り返す可能性が
ある。
【0032】そこで、このような不具合を解決するため
に、電流電圧特性により算出したバッテリ残存容量SO
C2により現在記憶しているバッテリ残存容量SOCを
更新する際には、リミッタを設けてなだらかに更新する
ようにしている。なお、電流積算法の場合には、充放電
電流Iを積算する方法であり且つ演算周期も短いため、
針飛びが生じる虞はない。
【0033】また、上記S1において充放電電流Iと所
定電流値−20〔A〕とを比較するのは、図3に示すよ
うに20〔A〕付近よりも小さな放電電流領域において
は電流電圧特性マップが存在しない(得られない)こと
から、放電時であって放電電流が20〔A〕以下の場合
及び充電時の場合には電流積算法によるバッテリ残存容
量演算を行うようにするためである。
【0034】また、上記S3において電流変動量ΔIと
所定電流変動量20〔A〕とを比較するのは、現在、車
両が過渡運転状態(短時間にアクセルペダルの踏み込み
量が変化した場合等)であるのか、定常運転状態(アク
セルペダルの踏み込み量が一定の状態で所定時間経過し
た場合等)であるのかを判断して、過渡運転状態のとき
には電流積算法によりバッテリ残存容量演算を行い、定
常運転状態のときには電流電圧特性によるバッテリ残存
容量演算を行うようにするためである。
【0035】即ち、バッテリ6には、充放電電流Iが変
化しても端子電圧Vは直ぐには変化せずに遅れて変化
し、また、充放電電流Iが一定になっても端子電圧Vは
直ぐには一定にはならず遅れて安定するという特性があ
る。一方、電流電圧特性マップは放電電流Iと端子電圧
Vとが安定した状態での特性を表すものであり、ここで
用いられる端子電圧Vはある電流値の放電電流Iが発生
してから所定時間(例えば10秒)経過した後の安定し
た電圧値であると規定されている。従って、過渡運転状
態のときに電流電圧特性によるバッテリ残存容量演算を
行うのは不適切であり、定常運転状態のときに電流電圧
特性によるバッテリ残存容量演算を行う必要がある。
【0036】また、上記S5においてバッテリ残存容量
SOC2と所定残存容量70〔%〕とを比較するのは次
のような理由からである。即ち、図3に100〔%〕,
75〔%〕,50〔%〕,25〔%〕のバッテリ残存容
量ラインを例示したように、バッテリ残存容量が約70
〔%〕以上の領域ではバッテリ残存容量ラインの間隔が
非常に狭くなっているため、同領域においては精度のよ
いバッテリ残存容量SOC2を得ることができない。こ
のため、バッテリ残存容量SOC2が70〔%〕以上の
ときには電流積算法によるバッテリ残存容量演算を行
い、バッテリ残存容量SOC2が70〔%〕よりも小さ
きときに当該バッテリ残存容量SOC2を採用するよう
にしている。
【0037】なお、所定電流値、所定電流変動量及び所
定残存容量の値はバッテリの特性などによって適宜変更
してもよい。
【0038】<作用・効果>以上のように、本実施の形
態に係るバッテリ残存容量検出装置によれば、車両の特
定運転状態(20〔A〕以上の安定大電流が5秒間以上
継続して放電された状態)では電流電圧特性により算出
されたバッテリ残存容量SOC2を目標値としてなだら
かに現在記憶しているバッテリ残存容量SOCを更新す
るとともに、上記特定運転状態以外のときは電流積算法
により算出されたバッテリ残存容量SOC1により現在
記憶しているバッテリ残存容量SOCを更新するように
したので、2つのバッテリ残存容量演算法を最適に切り
換えて精度のよいバッテリ残存容量SOCを得ることが
できる。また、従来、電流積算法により算出したバッテ
リ残存容量をリセットする目的で行っていた外部充電
(満充電)を廃止することができ、メンテナンス性が向
上する。
【0039】しかも、電流電圧特性により算出したバッ
テリ残存容量SOC2により現在記憶しているバッテリ
残存容量SOCを更新するときには、バッテリ残存容量
SOC2を目標値としてなだらかに現在記憶しているバ
ッテリ残存容量SOCを更新するので、現在記憶してい
るバッテリ残存容量SOCとバッテリ残存容量SOC2
との差が大きくても、容量指示計13では指針が徐々に
バッテリ残存容量SOC2の値に近づいていくことにな
るため、針飛びがなくてフィーリングがよく、ドライバ
ーが疑念を抱く虞もない。
【0040】また、放電電流Iが変動してバッテリ残存
容量SOC2が変動した場合にも、容量指示計13の針
飛びや、エンジン発電の開始/停止を小刻みに繰り返す
ことを防止することができる。
【0041】また、本実施の形態では、電流電圧特性に
より算出したバッテリ残存容量SOC2が70〔%〕以
上のときには、同バッテリ残存容量SOC2を使用せず
に、電流積算法により算出されたバッテリ残存容量SO
C1により現在記憶しているバッテリ残存容量SOCを
更新するので、電流電圧特性における信頼性の高い領域
を有効に利用することができ、より精度の高いバッテリ
残存容量SOCを得ることができる。
【0042】なお、上記ではハイブリッド電気自動車の
場合について説明したが、これに限らず、本発明は電気
自動車にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明のバッテリ残存容量検出装置
によれば、車両の特定運転状態で第2残存容量算出手段
により算出されたバッテリ残存容量を目標値としてなだ
らかに現在記憶しているバッテリ残存容量を更新すると
ともに、特定運転状態以外のときは第1残存容量算出手
段により算出されたバッテリ残存容量により現在記憶し
ているバッテリ残存容量を更新するので、2つのバッテ
リ残存容量演算法を最適に切り換えて精度のよいバッテ
リ残存容量を得ることができる。
【0044】しかも、第2残存容量算出手段により算出
したバッテリ残存容量により現在記憶しているバッテリ
残存容量を更新するときには、第2残存容量算出手段に
より算出したバッテリ残存容量を目標値としてなだらか
に現在記憶しているバッテリ残存容量を更新するので、
現在記憶しているバッテリ残存容量と第2残存容量算出
手段により算出したバッテリ残存容量との差が大きくて
も、容量指示計で指示する場合には、容量指示計の指針
が徐々に第2残存容量算出手段により算出したバッテリ
残存容量の値に近づいていくことになるため、針飛びが
なくてフィーリングよく、ドライバーが疑念を抱く虞も
ない。
【0045】また、放電電流が変動して第2残存容量算
出手段により算出するバッテリ残存容量が変動した場合
にも、容量指示計の針飛びや、ハイブリッド電気自動車
においてエンジン発電の開始/停止を小刻みに繰り返す
ことを防止することができる。
【0046】また、第2発明のバッテリ残存容量検出装
置によれば、第2残存容量算出手段により算出されたバ
ッテリ残存容量が所定値以下のときには同バッテリ残存
容量を使用せずに、第1残存容量算出手段により算出さ
れたバッテリ残存容量により上記現在記憶しているバッ
テリ残存容量を更新するので、電流電圧特性における信
頼性の高い領域を有効に利用することができ、より精度
の高いバッテリ残存容量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるバッテリ残存容量
検出装置を備えたハイブリッド電気自動車の構成図であ
る。
【図2】上記バッテリ残存容量検出装置の処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】バッテリの電流電圧特性マップである。
【図4】電流電圧特性マップにより算出したバッテリ残
存容量を採用して現在記憶しているバッテリ残存容量を
更新する場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電動モータ 2 エンジン 3 トランスミッション 4 駆動輪 5 発電機 6 バッテリ 7 インバータ 8 ECU 13 容量指示計 I 充放電電流 V 端子電圧
フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB12 CB22 CB32 CC01 CC03 CC04 CC27 CC28 5G003 AA07 BA01 DA07 EA05 FA06 GB06 GC05 5H115 PG04 PI16 PI22 PI29 PO17 PU09 PU24 PU28 PV09 QE06 QI04 QN03 QN12 TI02 TI05 TI06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動力を発生させるモータに駆動
    電力を放電するとともに、充電手段により充電される充
    放電可能なバッテリと、 上記バッテリの充放電電流を積算しその結果を満充電量
    から減ずることにより上記バッテリの残存容量を算出す
    る第1残存容量算出手段と、 上記バッテリの電流電圧特性から上記バッテリの残存容
    量を算出する第2残存容量算出手段と、 車両の特定運転状態で上記第2残存容量算出手段により
    算出されたバッテリ残存容量を目標値としてなだらかに
    現在記憶しているバッテリ残存容量を更新するととも
    に、上記特定運転状態以外のときは上記第1残存容量算
    出手段により算出されたバッテリ残存容量により上記現
    在記憶しているバッテリ残存容量を更新する制御手段と
    を有することを特徴とするバッテリ残存容量検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するバッテリ残存容量検
    出装置において、 上記制御手段は、上記第2残存容量算出手段により算出
    されたバッテリ残存容量が所定値以上のときには同バッ
    テリ残存容量を使用せずに、上記第1残存容量算出手段
    により算出されたバッテリ残存容量により上記現在記憶
    しているバッテリ残存容量を更新することを特徴とする
    バッテリ残存容量検出装置。
JP11075152A 1999-03-19 1999-03-19 バッテリ残存容量検出装置 Pending JP2000270402A (ja)

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