JP2000269801A - インターフェース回路 - Google Patents

インターフェース回路

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JP2000269801A
JP2000269801A JP11069909A JP6990999A JP2000269801A JP 2000269801 A JP2000269801 A JP 2000269801A JP 11069909 A JP11069909 A JP 11069909A JP 6990999 A JP6990999 A JP 6990999A JP 2000269801 A JP2000269801 A JP 2000269801A
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interface circuit
integrated circuit
input
buffer
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Satoshi Kameda
諭 亀田
Yasunori Tanaka
康規 田中
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、消費電力が増大するのを抑えつつ、
ノイズ耐性の高いインターフェース回路を実現できるよ
うにすることを最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、集積回路11,21の相互を接
続する伝送線Z0を、ノイズ耐性を高めるために終端さ
せる場合、上記伝送線Z0と終端電圧VTTとの間に、
Pチャネル型MOSトランジスタTR1,TR2をそれ
ぞれ配設する。そして、そのMOSトランジスタTR
1,TR2のいずれか一方のみがオンするように制御す
ることで、データ信号の転送時に、必要最小限の終端イ
ンピーダンス(終端抵抗成分)を発生させる構成となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝送線を介して
複数の集積回路(デバイス)を接続したインターフェー
ス回路に関するもので、特に、集積回路の相互で、デー
タ信号の送受信(双方向通信)が可能なインターフェー
ス回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の集積回路を、伝送線を介し
て接続したインターフェース回路において、反射などの
ノイズ耐性を高める必要がある場合、伝送線を終端させ
るようになっている。
【0003】図5は、データ信号の送/受信を個々の伝
送線を介して行う、いわゆる単一方向通信を実現するた
めの、従来のインターフェース回路の概略構成を示すも
のである。
【0004】この場合、集積回路101の、出力バッフ
ァOB1から送信されたデータ信号は、出力ポート10
1a、直列抵抗RS1、伝送線(スタブ)Z01、およ
び、この伝送線Z01と終端電圧VTTとの間の終端抵
抗RT1を経た後、集積回路102の入力ポート102
aを介して、入力バッファIB2で受信されるように構
成されている。
【0005】また、集積回路102の、出力バッファO
B2から送信されたデータ信号は、出力ポート102
b、直列抵抗RS2、伝送線Z02、および、この伝送
線Z02と終端電圧VTTとの間の終端抵抗RT2を経
た後、集積回路101の入力ポート101bを介して、
入力バッファIB1で受信されるように構成されてい
る。
【0006】この単一方向通信を実現するインターフェ
ース回路では、出力バッファOB1の直後に直列抵抗R
S1を、入力バッファIB2の手前に終端抵抗RT1お
よび終端電圧VTTを配置するとともに、出力バッファ
OB2の直後に直列抵抗RS2を、入力バッファIB1
の手前に終端抵抗RT2および終端電圧VTTを配置す
ることによって、それぞれ小信号振幅動作を実現してい
る。
【0007】図6は、データ信号の送受信を1本の伝送
線を介して行う、いわゆる双方向通信を実現するため
の、従来のインターフェース回路の概略構成を示すもの
である。
【0008】たとえば、集積回路201から集積回路2
02へデータ信号を送信する場合、イネーブル信号EN
1によってイネーブルとされた、双方向バッファ20
1’内の出力バッファOB1から送信されたデータ信号
は、出力ポート201a、直列抵抗RS1、伝送線Z
0、および、この伝送線Z0と終端電圧VTTとの間の
終端抵抗RT2を経た後、集積回路202の入力ポート
202aを介して、双方向バッファ202’内の入力バ
ッファIB2で受信されるように構成されている。
【0009】一方、集積回路202から集積回路201
へデータ信号を送信する場合は、イネーブル信号EN2
によってイネーブルとされた、双方向バッファ202’
内の出力バッファOB2から送信されたデータ信号が、
出力ポート202b、直列抵抗RS2、伝送線Z0、お
よび、この伝送線Z0と終端電圧VTTとの間の終端抵
抗RT1を経た後、集積回路201の入力ポート201
bを介して、双方向バッファ201’内の入力バッファ
IB1で受信されるように構成されている。
【0010】この双方向通信を実現するインターフェー
ス回路の場合、伝送線Z0が1本で済むため、単一方向
通信を実現するインターフェース回路に比べて、構成部
品点数を減らすことが可能となる分、電装基板上へレイ
アウトする際の煩雑さなどを解消できる。
【0011】しかしながら、上記した双方向通信を実現
するインターフェース回路においては、単一方向通信を
実現するインターフェース回路の、約2倍の電力を消費
するという欠点があった。これは、伝送線Z0の両終端
にディスクリート素子からなる終端抵抗RT1,RT2
を配置したことに起因するもので、終端抵抗RT1,R
T2をそれぞれ配置したことにより、データ信号を送受
信する際には反射などのノイズ成分を低減できるもの
の、消費電力の増大を招く、付加的なDC電流の発生を
引き起こすためである。
【0012】すなわち、双方向通信を実現するインター
フェース回路では、データ信号を双方向に転送させる必
要があるため、入力バッファIB1,IB2の手前にそ
れぞれ終端抵抗RT1,RT2を配置するようにしてい
る。この場合、仮に、双方向通信を実現するインターフ
ェース回路の終端抵抗RT1,RT2の値を、単一方向
通信を実現するインターフェース回路の終端抵抗RT
1,RT2の値と等しくしたとすると、双方向通信を実
現するインターフェース回路の消費電流は、単一方向通
信を実現するインターフェース回路の消費電流の約2倍
となる。消費電流がより多く流れるということは、イン
ターフェース回路の低消費電力化の観点からは大きな問
題の一つとなる。
【0013】双方向通信を実現するインターフェース回
路において、たとえば、集積回路201から集積回路2
02へのデータ信号の、一方向への転送のみに着目する
と、単一方向通信を実現するインターフェース回路から
も明らかなように、その際には終端抵抗RT1および終
端電圧VTTは必要ない。同様に、集積回路202から
集積回路201へのデータ信号の転送の際には、終端抵
抗RT2および終端電圧VTTは必要ないことが分か
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、双方向通信を実現するインターフェース回
路の場合、単一方向通信を実現するインターフェース回
路と比較して、電装基板上へレイアウトする際の煩雑さ
などを解消できるものの、約2倍の電力を消費するとい
う欠点があった。
【0015】そこで、この発明は、消費電力が増大する
のを抑制でき、低消費電力化が可能で、しかも、ノイズ
耐性の高いインターフェース回路を提供することを目的
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のインターフェース回路にあっては、少
なくとも、入力ポートまたは出力ポートのいずれか一方
を有する第1,第2の集積回路と、前記第1の集積回路
と前記第2の集積回路との間を、各ポートを介して接続
する伝送線路と、この伝送線路と電源との間に接続さ
れ、かつ、終端インピーダンスが変更可能に設けられた
インピーダンス装置とから構成されている。
【0017】また、この発明のインターフェース回路に
あっては、入力/出力バッファおよび入出力ポートをそ
れぞれに有する複数の集積回路と、この集積回路の相互
を、それぞれ、前記入出力ポートを介して接続する伝送
線路と、この伝送線路と電源との間にそれぞれ接続され
て、特定の終端インピーダンスに応じた終端抵抗成分を
選択的に発生するインピーダンス装置とから構成されて
いる。
【0018】この発明のインターフェース回路によれ
ば、終端抵抗成分として、必要最小限の終端インピーダ
ンスを発生できるようになる。これにより、1本の伝送
線路によってデータ信号を送受信する際にも、付加的な
DC電流の発生を抑制することが可能となるものであ
る。
【0019】特に、インピーダンス装置を集積回路上に
集積化するようにした場合には、終端抵抗用のディスク
リート素子が不要になる結果、コストの削減とともに、
電装基板上へレイアウトする際の煩雑さを解消する上
で、より一層の期待が持てる。
【0020】また、インピーダンス装置を、CMOS型
構造を含む、MOS型構造のトランジスタからなるスイ
ッチング素子を用いて構成した場合には、該スイッチン
グ素子はドレイン容量成分を含むことになるため、雑音
耐性を高める、反射波の影響を軽減できるといった効果
が期待できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態にかかるインターフェース回路の概略構成
を、双方向通信を実現するインターフェース回路を例に
示すものである。
【0023】たとえば、このインターフェース回路の場
合、集積回路(LSI)11,21の相互が、伝送線
(スタブ)Z0を介して接続されて、データ信号の送受
信(転送)を1本の伝送線Z0を介して行う、いわゆる
双方向通信が実現されている。
【0024】集積回路11は、双方向バッファ12、お
よび、ノイズ耐性を高めるための、インピーダンス装置
としてのスイッチング素子(この場合、Pチャネル型M
OSトランジスタ)TR1を有して構成されている。
【0025】上記双方向バッファ12は、上記集積回路
21からのデータ信号を受信する入力バッファ(IB
1)12aと、イネーブル信号ENが供給されることに
よって、上記集積回路21へデータ信号を送信する出力
バッファ(OB1)12bとからなっている。
【0026】上記Pチャネル型MOSトランジスタTR
1は、上記入力バッファ12aと終端電圧(電源)VT
Tとの間に設けられている。このMOSトランジスタT
R1は、ゲートに供給されるディスエーブル信号/EN
(便宜上、明細書では/ENによってイネーブル信号E
Nの反転信号(ENBAR)を示す)によりオンし、デ
ータ信号の受信時にのみ、必要な終端インピーダンス
(終端抵抗成分)を発生するようになっている。
【0027】一方、集積回路21は、双方向バッファ2
2、および、ノイズ耐性を高めるための、インピーダン
ス装置としてのスイッチング素子(この場合、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ)TR2を有して構成されてい
る。
【0028】上記双方向バッファ22は、上記集積回路
11からのデータ信号を受信する入力バッファ(IB
2)22aと、ディスエーブル信号/ENが供給される
ことによって、上記集積回路11へデータ信号を送信す
る出力バッファ(OB2)22bとからなっている。
【0029】上記Pチャネル型MOSトランジスタTR
2は、上記入力バッファ22aと終端電圧(電源)VT
Tとの間に設けられている。このMOSトランジスタT
R2は、ゲートに供給されるイネーブル信号ENにより
オンし、データ信号の受信時にのみ、必要な終端インピ
ーダンス(終端抵抗成分)を発生するようになってい
る。
【0030】上記伝送線Z0の一端は、上記集積回路1
1との間が、入力ポート11aを介して、上記双方向バ
ッファ12内の入力バッファ12aと接続され、かつ、
直列抵抗RS1および出力ポート11bを介して、上記
双方向バッファ12内の出力バッファ12bと接続され
ている。
【0031】また、上記伝送線Z0の他端は、上記集積
回路12との間が、入力ポート21aを介して、上記双
方向バッファ22内の入力バッファ22aと接続され、
かつ、直列抵抗RS2および出力ポート21bを介し
て、上記双方向バッファ22内の出力バッファ22bと
接続されている。
【0032】なお、上記直列抵抗RS1,RS2は必ず
しも設ける必要はなく、省略することが可能である。
【0033】次に、上記したインターフェース回路にお
ける、双方向通信の方法について説明する。
【0034】先ず、集積回路11から集積回路21へデ
ータ信号を送信する場合、たとえば、端子A1に与えら
れるデータ信号が、イネーブル信号(高レベル状態)E
Nに応じて、送信側となる、双方向バッファ12内の出
力バッファ12bから送信される。また、該イネーブル
信号ENによって、受信側となる、上記集積回路21内
のPチャネル型MOSトランジスタTR2がオンするこ
とにより、終端電圧VTTと伝送線Z0との間に、終端
インピーダンスに応じた終端抵抗成分が発生する(この
とき、ディスエーブル信号(低レベル状態)/ENによ
って、出力バッファ22bはディスエーブル、Pチャネ
ル型MOSトランジスタTR1はオフ)。
【0035】したがって、出力バッファ12bからのデ
ータ信号は、出力ポート11b、直列抵抗RS1、伝送
線Z0、および、集積回路21の入力ポート21aを経
た後、終端抵抗として機能する、上記Pチャネル型MO
SトランジスタTR2を介して、双方向バッファ22内
の入力バッファ22aで受信され、端子Z2より出力さ
れる。
【0036】同様に、集積回路21から集積回路11へ
データ信号を送信する場合、たとえば、端子A2に与え
られるデータ信号が、イネーブル信号ENを低レベル状
態にすることにより、ディスエーブル信号(高レベル状
態)/ENに応じて、送信側となる、双方向バッファ2
2内の出力バッファ22bから送信される。また、該デ
ィスエーブル信号/ENによって、受信側となる、上記
集積回路11内のPチャネル型MOSトランジスタTR
1がオンすることにより、終端電圧VTTと伝送線Z0
との間に、終端インピーダンスに応じた終端抵抗成分が
発生する(このとき、イネーブル信号ENによって、出
力バッファ12bはディスエーブル、Pチャネル型MO
SトランジスタTR2はオフ)。
【0037】したがって、出力バッファ22bからのデ
ータ信号は、出力ポート21b、直列抵抗RS2、伝送
線Z0、および、集積回路11の入力ポート11aを経
た後、終端抵抗として機能する、上記Pチャネル型MO
SトランジスタTR1を介して、双方向バッファ12内
の入力バッファ12aで受信され、端子Z1より出力さ
れる。
【0038】このように、ノイズ耐性を高めるために、
伝送線Z0を終端させる必要がある場合に、ディスクリ
ート素子を用いた従来の終端抵抗を、Pチャネル型MO
SトランジスタTR1,TR2によって代用させた、こ
のインターフェース回路によれば、終端抵抗成分とし
て、必要最小限のインピーダンス成分(特定の終端イン
ピーダンス)を発生させることが可能となる。
【0039】すなわち、Pチャネル型MOSトランジス
タTR1,TR2のオン/オフを選択的に制御してスイ
ッチング動作させることにより、該トランジスタTR
1,TR2が終端抵抗として機能するようにした場合、
終端電圧VTTと伝送線Z0との間の終端インピーダン
スを自由に制御できるようになる。このため、終端イン
ピーダンスとして、伝送線Z0上の特性インピーダンス
との整合性を取ることが可能となると同時に、ノイズ耐
性を高めるために必要なインピーダンス成分のみを発生
させることが可能となる。
【0040】したがって、付加的なDC電流の発生を抑
制することが可能となる結果、ディスクリート素子を用
いた場合に比べて消費電力を大幅(従来の約1/2)に
低減でき、低消費電力化にとって非常に有利である。
【0041】また、MOSトランジスタTR1,TR2
を用いるようにした場合には、終端抵抗を集積回路1
1,21上に集積化することが可能となるため、終端抵
抗部品であるディスクリート素子を電装基板上に配設す
る必要がなくなる分、部品点数の減少によるコストの削
減とともに、電装基板上へレイアウトする際の煩雑さを
も改善できる。
【0042】さらに、MOSトランジスタTR1,TR
2は、ドレイン容量成分を含んでいるため、雑音耐性を
高める、反射波の影響を軽減できるなどの効果も期待で
きる。
【0043】上記したように、終端抵抗成分として、必
要最小限の終端インピーダンスを発生できるようにして
いる。
【0044】すなわち、双方向通信を実現するインター
フェース回路において、ノイズ耐性を高めるために伝送
線を終端させる必要がある場合に、ディスクリート素子
をMOSトランジスタに置き換え、このMOSトランジ
スタがオンした際のインピーダンス成分を終端抵抗とし
て代用するようにしている。これにより、終端電圧と伝
送線との間で特定の終端インピーダンスを選択的に発生
できるようになる結果、適切な論理レベルでのデータ信
号の送受信が可能となる。したがって、1本の伝送線に
よってデータ信号を送受信する際にも、付加的なDC電
流の発生を引き起こすことなく、しかも、転送時のノイ
ズ成分を確実に低減できるものである。
【0045】特に、MOSトランジスタは集積回路上に
集積化することが可能なため、終端抵抗用のディスクリ
ート素子が不要になるなど、コストの削減とともに、電
装基板上へレイアウトする際の煩雑さを解消する上で、
より効果的である。
【0046】しかも、MOSトランジスタはドレイン容
量成分を含んでいるため、雑音耐性を高める、反射波の
影響を軽減できるといった効果も期待できる。
【0047】なお、上記した本発明の第1の実施形態に
おいては、双方向通信を実現するインターフェース回路
に適用した場合を例に説明したが、これに限らず、たと
えば単一方向通信を実現するインターフェース回路(図
5参照)にも適用できる。
【0048】すなわち、終端抵抗にMOSトランジスタ
を採用するようにした場合には、双方向通信を実現する
インターフェース回路であろうと、単一方向通信を実現
するインターフェース回路であろうと、消費電力は変わ
らないため、低消費電力化の観点からも非常に有利であ
る。
【0049】また、インピーダンス装置を構成するスイ
ッチング素子としては、MOSトランジスタに限らず、
たとえば、CMOSトランジスタ(伝送ゲート)を用い
ることも可能である。
【0050】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態にかかるインターフェース回路の概略構成
を、双方向通信を実現するインターフェース回路を例に
示すものである。
【0051】このインターフェース回路の場合、たとえ
ば、伝送ゲート(CMOSトランジスタ)T1およびイ
ンバータ回路INV1aからなるインピーダンス装置
と、伝送ゲート(CMOSトランジスタ)TS1および
インバータ回路INV1bからなる直列抵抗とを備える
入出力(I/O)回路11Aを有して、集積回路(LS
I)11’が構成されている。
【0052】同様に、たとえば、集積回路(LSI)2
1’は、伝送ゲート(CMOSトランジスタ)T2およ
びインバータ回路INV2aからなるインピーダンス装
置と、伝送ゲート(CMOSトランジスタ)TS2およ
びインバータ回路INV2bからなる直列抵抗とを備え
る入出力(I/O)回路21Aを有して構成されてい
る。
【0053】なお、上記集積回路11’の、各伝送ゲー
トT1,TS1はイネーブル信号ENによって、また、
上記集積回路21’の、各伝送ゲートT2,TS2はデ
ィスエーブル信号/ENによって、それぞれ、導通・非
導通状態が制御されるようになっている。
【0054】そして、上記集積回路11’と上記集積回
路21’との間が、入出力ポート11c,21cにそれ
ぞれつながる伝送線(伝送線路)Z0を介して接続され
て、データ信号の送受信(転送)を1本の伝送線Z0を
介して行う、いわゆる双方向通信が実現されている。
【0055】たとえば、集積回路11’から集積回路2
1’へデータ信号を送信する場合、イネーブル信号EN
が低レベル状態とされることにより、送信側となる、上
記集積回路11’では、伝送ゲートT1が非導通、伝送
ゲートTS1が導通状態となる。
【0056】一方、受信側となる、上記集積回路21’
では、ディスエーブル信号/ENが高レベル状態とされ
ることにより、伝送ゲートT2が導通、伝送ゲートTS
2が非導通状態となる。
【0057】この場合、導通状態とされた伝送ゲートT
S1,T2は、特定の論理レベルでデータ信号の転送が
行われるように、特定の抵抗成分を発生させることが可
能である。
【0058】これにより、端子A1に与えられたデータ
信号は、双方向バッファ12内の出力バッファ12bか
ら、伝送ゲートTS1を介して、入出力ポート11cよ
り送信され、伝送線Z0を経て、集積回路21’の入出
力ポート21cより取り込まれ、伝送ゲートT2を介し
て、双方向バッファ22内の入力バッファ22aで受信
された後、端子Z2より出力される。
【0059】同様に、集積回路21’から集積回路1
1’へデータ信号を送信する場合、たとえば、イネーブ
ル信号ENが高レベル状態とされることにより、上記集
積回路11’の、伝送ゲートT1が導通、伝送ゲートT
S1が非導通状態となる。
【0060】一方、ディスエーブル信号/ENが低レベ
ル状態とされることにより、上記集積回路21’の、伝
送ゲートT2が非導通、伝送ゲートTS2が導通状態と
なる。
【0061】これにより、端子A2に与えられたデータ
信号は、双方向バッファ22内の出力バッファ22bか
ら、伝送ゲートTS2を介して、入出力ポート21cよ
り送信され、伝送線Z0を経て、集積回路11’の入出
力ポート11cより取り込まれ、伝送ゲートT1を介し
て、双方向バッファ12内の入力バッファ12aで受信
された後、端子Z1より出力される。
【0062】このように、データ信号の転送方向に応じ
て、いずれか一方の伝送ゲートT1,T2で終端抵抗成
分を選択的に発生させることにより、必要最小限の抵抗
成分(従来の約1/2)による、双方向へのデータ信号
の転送が可能となる。
【0063】このインターフェース回路の場合、上述の
第1の実施形態に示したインターフェース回路の場合と
略同様の効果が期待できるのみでなく、直列抵抗をも集
積回路上に集積化できるため、さらなる部品点数の減少
によるコストの削減と、電装基板上へレイアウトする際
の煩雑さの改善とが図れる。
【0064】また、このインターフェース回路において
は、上述の第1の実施形態に示したインターフェース回
路の場合と同様に、たとえば図3に示すように、I/O
回路11A’,21A’として、直列抵抗(この場合、
図2の、伝送ゲートTS1とインバータ回路INV1
b、および、伝送ゲートTS2とインバータ回路INV
2b)を省略して構成することも可能である。
【0065】また、双方向通信を実現するインターフェ
ース回路としては、たとえば、複数のI/O回路11
A,21Aをそれぞれに有して、集積回路11’,2
1’を構成することも可能である。
【0066】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態にかかるインターフェース回路の概略構成
を、双方向通信を実現するインターフェース回路を例に
示すものである。
【0067】このインターフェース回路の場合、たとえ
ば、集積回路(LSI)11’は3個のI/O回路11
Aを有して、また、集積回路21’は2個のI/O回路
21Aを有して、それぞれ構成されている。
【0068】そして、各I/O回路11Aは入出力ポー
ト11cを個々に介して、また、各I/O回路21Aは
入出力ポート21cを個々に介して、それぞれ伝送線
(伝送線路)Z0に接続され、結果的に、集積回路1
1’,21’の相互が伝送線Z0を介して接続されて、
データ信号の送受信(転送)を1本の伝送線Z0を介し
て行う、いわゆる双方向通信が実現されている。
【0069】この場合、I/O回路11A,21Aに供
給されるイネーブル信号EN1,EN2,EN3,EN
4,EN5をそれぞれ制御することで、集積回路1
1’,21’の相互間での双方向へのデータ信号の転送
を、任意のI/O回路を自由に選択して行うことが可能
となる。
【0070】この場合も、上述したインターフェース回
路の場合(たとえば、図3参照)と同様に、I/O回路
11A,21Aの、伝送ゲートTS1とインバータ回路
INV1b、および、伝送ゲートTS2とインバータ回
路INV2bを省略することが可能である。つまり、集
積回路11’,21’のそれぞれを、直列抵抗を有さな
い、I/O回路11A’,21A’を用いて構成するこ
ともできる。
【0071】また、複数のI/O回路をそれぞれに有す
る、少なくとも2つの集積回路11’,21’の相互を
1本の伝送線Z0を介して接続する場合に限らず、たと
えば、I/O回路の有無にかかわらず、2つ以上の集積
回路の相互を1本の伝送線Z0を介して接続するように
構成することも可能である。
【0072】その他、この発明の要旨を変えない範囲に
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0073】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、消費電力が増大するのを抑制でき、低消費電力化が
可能で、しかも、ノイズ耐性の高いインターフェース回
路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる、インター
フェース回路の概略を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施形態にかかる、インターフ
ェース回路の概略を示す構成図。
【図3】同じく、I/O回路の他の構成例を示すインタ
ーフェース回路の概略構成図。
【図4】本発明の第3の実施形態にかかる、インターフ
ェース回路の概略を示す構成図。
【図5】従来技術とその問題点を説明するために示す、
単一方向通信を実現するインターフェース回路の概略構
成図。
【図6】同じく、従来の、双方向通信を実現するインタ
ーフェース回路の概略構成図。
【符号の説明】
11,11’,21,21’…集積回路 11A,11A’,21A,21A’…入出力回路 11a,21a…入力ポート 11b,21b…出力ポート 11c,21c…入出力ポート 12,22…双方向バッファ 12a,22a…入力バッファ 12b,22b…出力バッファ A1,A2,Z1,Z2…端子 EN,EN1,EN2,EN3,EN4,EN5…イネ
ーブル信号 /EN…ディスエーブル信号 INV1a,INV1b,INV2a,INV2b…イ
ンバータ回路 RS1,RS2…直列抵抗 T1,T2…伝送ゲート(CMOSトランジスタ) TS1,TS2…伝送ゲート(CMOSトランジスタ) TR1,TR2…スイッチング素子(Pチャネル型MO
Sトランジスタ) VTT…終端電圧 Z0…伝送線
フロントページの続き (72)発明者 田中 康規 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5J056 AA11 AA40 BB17 BB23 CC27 DD13 DD26 FF08 GG09 5K029 AA01 AA13 CC01 DD04 GG07 HH01 JJ10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、入力ポートまたは出力ポー
    トのいずれか一方を有する第1,第2の集積回路と、 前記第1の集積回路と前記第2の集積回路との間を、各
    ポートを介して接続する伝送線路と、 この伝送線路と電源との間に接続され、かつ、終端イン
    ピーダンスが変更可能に設けられたインピーダンス装置
    とを具備したことを特徴とするインターフェース回路。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス装置は、少なくとも
    一つのスイッチング素子を有して構成されることを特徴
    とする請求項1に記載のインターフェース回路。
  3. 【請求項3】 入力/出力バッファおよび入出力ポート
    をそれぞれに有する複数の集積回路と、 この集積回路の相互を、それぞれ、前記入出力ポートを
    介して接続する伝送線路と、 この伝送線路と電源との間にそれぞれ接続されて、特定
    の終端インピーダンスに応じた終端抵抗成分を選択的に
    発生するインピーダンス装置とを具備したことを特徴と
    するインターフェース回路。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンス装置は、少なくとも
    一つのスイッチング素子を有して構成されることを特徴
    とする請求項3に記載のインターフェース回路。
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