JP2000269202A - プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置

Info

Publication number
JP2000269202A
JP2000269202A JP11073065A JP7306599A JP2000269202A JP 2000269202 A JP2000269202 A JP 2000269202A JP 11073065 A JP11073065 A JP 11073065A JP 7306599 A JP7306599 A JP 7306599A JP 2000269202 A JP2000269202 A JP 2000269202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper electrode
gas
lower electrode
substrate
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11073065A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fujita
敬次 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11073065A priority Critical patent/JP2000269202A/ja
Priority to US09/525,038 priority patent/US6344420B1/en
Publication of JP2000269202A publication Critical patent/JP2000269202A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマ処理速度の向上を図る。 【解決手段】被処理基板4を載置する下部電極3と、こ
の下部電極3と対向配置された上部電極2と、上部電極
2から下部電極3の方向であって被処理基板4主面に対
して垂直な方向にガス流入方向が設定されたガス配管1
0と、上部電極2の周縁部を囲むように該周縁部の外側
に配置され、上部電極2の周縁部の外側から内側に向け
てガスを導入する石英部材12とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部電極と下部電
極との間に電圧を印加してプラズマを発生させ、このプ
ラズマを利用して被処理基体に所定の処理を施すプラズ
マ処理方法及びプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平行平板タイプのプラズマ処理装置にお
いては、プラズマ処理の効率を上げるために電極間のプ
ラズマの高密度化が求められている。そのためには、磁
石によるプラズマの閉じ込め効果の利用、あるいは放電
周波数を上げることにより電極間におけるイオン・電子
のトラップ増加が有効であると考えられている。実際
に、磁石強度を120Gaussから320Gauss
へ上げることや、放電周波数を13.56MHzから2
7MHzに上げることがプラズマ処理の効率に有効であ
ることが分かってきている。
【0003】しかし、上部電極に高周波を印加すること
やあるいは磁石のアシストを利用することにより、上部
電極表面にプラズマ処理の高い領域が集中し、いわゆる
電子だまりができ、平行平板電極間においてプラズマ密
度分布に偏りが顕著に生じ、電極間の全領域に均一な高
密度プラズマを実現することは困難である。
【0004】そのため、高い解離エネルギーが必要な原
料ガスを上部電極シャワーノズルのみから導入すると、
ガスは基板に対して垂直方向に導入されるために、上部
電極周辺のプラズマ密度の高い領域にガスが滞在する時
間が限られてしまい、反応性ガスの解離イオンが減少す
る。そのため、充分な成膜速度及び膜質を得ることがで
きなかった。つまり、プラズマの高密度化がプラズマ処
理の効率を妨げる場合があった。
【0005】従来のプラズマCVD装置では、原料ガス
として、SiF4とO2をそれぞれ20sccmと100
sccm導入し、圧力30mTorrで放電を行いフッ
素添加SiO2膜を堆積させる。放電は上部電極に対し
て高周波電圧を印加する。高周波電源の出力は3000
Wで放電を行った。その際、スパッタを効果的に行うた
め、基板にDCバイアスを印加した。高周波電源の出力
は300Wで行った。この条件の下、成膜速度は700
Å/min程度と低い。
【0006】また、膜中の原子組成比を蛍光X線で評価
すると、化学量論的組成である場合に期待されるSi原
子数より過剰のSiが膜中に存在し、同一のフッ素濃度
を添加したSiO2膜と比較して比誘電率の上昇を招い
ている。フッ素濃度12.0at%程度の膜を成膜1週
間後にFT−IR測定を行ったところ、膜中に水分が吸
収されたことを示す3800cm-1付近のSi−OH,
H−OHの結合ピークが見られた。膜の安定性を吸湿性
の観点から考慮すると、非常に不安定な膜と考えられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
プラズマ処理装置では、上部電極への高周波の印加や磁
石のアシストを利用することにより、上部電極表面にプ
ラズマ処理の高い領域が集中し、電極間の全領域に均一
な高密度プラズマを実現することは困難であった。従っ
て、上部電極周辺のプラズマ密度の高い領域にガスが滞
在する時間が限られてしまい、反応性ガスの解離イオン
が減少し、充分な成膜速度及び膜質を得ることができな
かった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、プラズマ処理速度
の向上を図るプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プラズマ処理方法は、被処理基体が載置される下部電極
と該電極に対向配置された上部電極との間に電圧を印加
してプラズマを発生させ、このプラズマを利用して前記
被処理基体に所定の処理を施すプラズマ処理方法におい
て、前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記
被処理基体の主面に対して垂直な方向に第1のガスを導
入するとともに、前記上部電極の周縁部を囲むように該
周縁部の外側に配置されたガス導入口から、前記上部電
極と前記下部電極に挟まれた領域に向けて第2のガスを
導入することを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2に係るプラズマ処
理方法は、被処理基体が載置される下部電極と該電極に
対向配置された上部電極との間に電圧を印加してプラズ
マを発生させ、このプラズマを利用して前記被処理基体
に所定の処理を施すプラズマ処理方法において、前記上
部電極から前記下部電極の方向であって前記被処理基体
の主面に対して垂直な方向に第1のガスを導入するとと
もに、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部の外
側に配置され、前記上部電極位置よりも低く前記下部電
極位置よりも高く設けられた少なくとも1つのガス導入
口より第2のガスを導入することを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項3に係るプラズマ処
理方法は、被処理基体が載置される下部電極と該電極に
対向配置された上部電極との間に電圧を印加してプラズ
マを発生させ、このプラズマを利用して前記被処理基体
に所定の処理を施すプラズマ処理方法において、前記上
部電極から前記下部電極の方向であって前記被処理基体
の主面に対して垂直な方向に第1のガスを導入するとと
もに、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部の外
側に配置されたガス導入口から、前記上部電極と前記下
部電極に挟まれた領域の方向にガス流入方向を設定し、
前記上部電極から前記下部電極に向かう前記被処理基体
主面に対して垂直な方向に対して0°から180°まで
の範囲でガス流入角度を設定して第2のガスを導入する
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項5に係るプラズマ処
理装置は、被処理基体が載置される下部電極と、この下
部電極に対向配置された上部電極と、前記上部電極から
前記下部電極の方向であって前記被処理基体の主面に対
して垂直な方向にガス流入方向が設定された第1のガス
導入口と、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部
の外側に配置され、前記上部電極と前記下部電極に挟ま
れた領域に向けてガスを導入する第2のガス導入口とを
具備してなることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項6に係るプラズマ処
理装置は、被処理基体が載置される下部電極と、この下
部電極に対向配置された上部電極と、前記上部電極から
前記下部電極の方向であって前記被処理基体の主面に対
して垂直な方向にガス流入方向が設定された第1のガス
導入口と、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部
の外側に配置され、前記上部電極位置よりも低く前記下
部電極位置よりも高く設けられた第2のガス導入口とを
具備してなることを特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項7に係るプラズマ処
理装置は、被処理基体が載置される下部電極と、この下
部電極に対向配置された上部電極と、前記上部電極から
前記下部電極の方向であって前記被処理基体の主面に対
して垂直な方向にガス流入方向が設定された第1のガス
導入口と、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部
の外側に配置され、前記上部電極と前記下部電極に挟ま
れた領域の方向にガス流入方向が設定され、前記上部電
極から前記下部電極に向かう前記被処理基体主面に対し
て垂直な方向に対して0°から180°までの範囲でガ
ス流入角度が設定された第2のガス導入口とを具備して
なることを特徴とする。
【0015】ここで、第1のガスと第2のガスは異なる
種類のガスでも同種のガスでも良い。
【0016】本発明の望ましい形態を以下に示す。
【0017】(1)プラズマ処理にマグネトロン放電を
利用する。
【0018】(2)プラズマ処理はプラズマCVD処理
である。
【0019】(3)上部電極には、所定の周波数を有す
る高周波電源が少なくとも1台接続されており、さらに
望ましくは、異なる周波数を有する高周波電源が2台接
続されている。
【0020】(4)下部電極には、所定の周波数を有す
る高周波電源が少なくとも1台接続されており、さらに
望ましくは、異なる周波数を有する高周波電源が2台接
続されている。
【0021】(5)上部電極と下部電極には異なる高周
波電源が接続されている。
【0022】(6)(5)において、異なる周波数電源
は異なる周波数を発生させる。
【0023】(7)下部電極には、被処理基体を加熱す
る機構又被処理基体は加熱及び冷却する機構を有する。
【0024】(8)下部電極には、被処理基体を冷却す
る機構を有する。
【0025】(9)第2のガス導入口は石英製である。
【0026】(10)第1のガス導入口は上部電極に一
体的に取り付けられ、第2のガス導入口は上部電極とは
別個に取り付けられる。
【0027】(作用)本発明では、第1のガス導入口か
ら、上部電極から下部電極の方向に被処理基体主面に垂
直に流入方向を設定してガスを導入するのみならず、上
部電極の周縁部の外側であって上部電極と下部電極に挟
まれた領域を囲むように配置された第2のガス導入口を
用いて、上部電極と下部電極に挟まれた領域の方向にガ
スを導入する。これにより、上部電極近傍の高密度プラ
ズマ領域にガスを導入することができ、また高密度プラ
ズマ中にガスを遮蔽することが可能となる。また、第2
のガス導入口から導入されたガスは上部電極と下部電極
に挟まれた領域の周縁部から中心部に向かって流れるた
め、第1のガス導入口のみからガスが導入される場合に
比較して、ガスが上部電極近傍を出てから被処理基体に
到達する間に長いガス経路が確保され、高密度プラズマ
領域に効果的に原料ガスが供給される。
【0028】また、第2のガス導入口が上部電極の周縁
部を囲むように配置されることにより、上部電極と下部
電極の間に形成されたプラズマの拡散を防止することが
でき、高密度なプラズマを保持することができる。
【0029】従って、ガスの解離効率が向上し、充分な
プラズマ処理速度を得ることができる。また、このよう
なプラズマ処理をCVDに適用することにより、充分な
膜質を得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を説明する。
【0031】図1は本発明の一実施形態に係るプラズマ
処理装置の全体構成を示す図である。図1に示すよう
に、プラズマ処理を施す反応室1の上蓋には上部電極2
が支持されている。この反応室1内には、平板状の上部
電極2と対向して平板状の下部電極3が設置され、両電
極2,3により平行平板電極をなす。下部電極3上には
被処理基板4が載置される。この反応室1はその側壁に
取り付けられた排気システム5により真空に排気され
る。また、反応室1側面であって、反応室1外には、マ
グネトロン放電のための磁石6が設置されている。
【0032】上部電極2は、上部電極2の温度を一定に
保持するために冷却剤を循環させるための冷却パイプ7
と、上部電極2の温度を高温にするためのヒータ8を内
蔵する。上部電極2には高周波電源9が接続されてい
る。
【0033】また、上部電極2にはガス配管10が一体
的に取り付けられている。このガス配管10によって反
応室1内に流入されるガスの流入方向は、上部電極2か
ら下部電極3の方向であって被処理基板4主面に対して
垂直な方向に設定される。反応室1外から導入されたガ
スはガス配管10を通って微小孔11より被処理基板4
主面に対して垂直方向に反応室1内に導入される。
【0034】一方、上部電極2の周縁部を囲むように該
周縁部の外側に配置され、上部電極2の位置よりも低く
下部電極3の位置よりも高い位置に円筒状の石英部材1
2が設置される。この石英部材12には配管が設けら
れ、この配管を介して反応室1外部からガスが導入され
る。そして、導入されたガスは微小孔13から放出され
る。この石英部材12内の配管より導入されるガスの流
入方向は上部電極2と下部電極3に挟まれた領域の方向
に設定されており、流入角度は被処理基板4主面に対し
て水平である。なお、このガスの流入角度は自由に設定
することができ、上部電極2から下部電極3の方向に対
して0°〜180°の範囲に設定されていればよい。
【0035】下部電極3は支柱により支持されている。
この支柱は昇降可能に構成され、上部電極2との間隔を
変えることができる。反応室1と下部電極3との間隙に
は、反応室1内を気密に保持するための蛇腹14が設け
られている。また、支柱の上部には被処理基板4を載置
するためのサセプタ15が設置される。上部電極2の場
合と同様に、サセプタ15内にはサセプタ温度を一定に
保持するために冷却材を循環させる冷却パイプ16と、
下部電極3の温度を高温にするためのヒータ17が設け
られている。また、サセプタ15上に被処理基板4を保
持する場合、被処理基板4とサセプタ15との熱伝導を
保持するため、静電力により被処理基板4をチャックす
る静電チャック機構18が設けられている。また、サセ
プタ15には、被処理基板4とサセプタ15との間に気
体を導入するためのガス供給パイプ19が設けられてい
る。このガス供給パイプ19に反応室1外から気体が封
入されることにより、被処理基板4とサセプタ15との
間の熱伝導が保持されるようになっている。サセプタ1
5には支柱を介して高周波電圧を印加する高周波電源2
0が接続されている。
【0036】上記実施形態に係るプラズマ処理装置の動
作を以下説明する。
【0037】まず、ガス配管10からSiF4ガスを1
0sccm、O2ガスを100sccm反応室1内に導
入する。一方、石英部材12内の配管を通して反応室1
内にSiF4ガスを10sccm導入する。そして、上
部電極2に対して高周波電圧を印加する高周波電源9に
3000Wの電力を与え、圧力30mTorrで放電を
行い、プラズマCVD法で被処理基板4上にフッ素添加
SiO2膜を堆積させる。その際、スパッタを効果的に
行うため、被処理基板4にDCバイアスを印加する高周
波電源20に300W出力させる。
【0038】このように、上部電極2から下部電極3の
方向にガスを導入するのみならず、上部電極2の表面近
傍に石英部材12の配管からもガスを導入することによ
り、上部電極2近傍の高密度プラズマ領域に充分にガス
を導入することができ、また高密度プラズマ中にガスを
遮蔽することが可能となる。また、石英部材12の配管
から導入されたガスは上部電極2の周縁部から中心部に
向かって流れるため、上部電極2から下部電極3に向け
て被処理基板主面に垂直な方向にのみガスが導入される
場合に比較して、ガスが上部電極2近傍を出てから被処
理基板4に到達するまでの間に長いガス経路が確保さ
れ、高密度プラズマ領域に効果的に原料ガスが供給され
る。
【0039】また、石英部材12が上部電極2の周縁部
を囲むように配置されることにより、上部電極2と下部
電極3の間に形成されたプラズマの拡散を防止すること
ができ、高密度なプラズマを保持することが可能とな
る。
【0040】このように、高密度プラズマ領域に効果的
に原料ガスが供給されることにより、ガスの解離効率が
向上し、反応室1内の反応性ガスの解離イオンを増加さ
せることが可能となる。解離イオンを増加させることに
より、膜堆積の充分な成膜速度及び膜質を得ることがで
きる。
【0041】このような条件で行った実験では、成膜速
度が1000Å/min程度になった。この結果は、反
応室1内に被処理基板4主面に対して垂直にガスを導入
するのみの従来の実験結果で得られた成膜速度700Å
/minに対して、格段に向上していることが分かる。
【0042】また、成膜されたSiO2膜中の原子組成
比を蛍光X線で評価すると、化学量論的組成に則ったフ
ッ素添加SiO2膜が形成されたことが分かった。ま
た、フッ素濃度12.0at%程度の膜を成膜した後1
週間後にFT−IR測定を行ったところ、膜中に水分が
吸収されたことを示す3800cm-1付近のSi−O
H,H−OHの結合ピークは見られなかった。膜の安定
性を吸湿性の観点から考慮すると非常に安定な膜と考え
られる。この実験結果より、本実施形態によれば膜堆積
の充分な成膜速度及び膜質を得られることが分かる。
【0043】なお、本実施形態ではSiF4ガスとO2
スを用いて成膜する場合を示したが、他のガスを用いる
こともできる。例えばSiH4ガスとO2ガスの組み合わ
せ、又はSiF4ガス,O2ガス及びSiH4ガスの組み
合わせであっても本実施形態と同様の効果が得られる。
また、高周波電源9の他に異なる高周波数の電圧を印加
する高周波電源を設け、異なる2種類の周波数の電圧を
印加するものでもよい。下部電極3についても同様に異
なる2種類の周波数の電圧を印加するものでもよい。
【0044】また、本実施形態ではプラズマ処理として
プラズマCVDについて述べたがこれに限定されるわけ
ではなく、プラズマクリーニング処理やイオンエッチン
グ処理(RIE)、プラズマダウンストリーム処理等、
あらゆるプラズマ処理に応用が可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、上
部電極の周縁部を囲むように周縁部外側に配置された第
2のガス導入口から、上部電極と下部電極に挟まれた領
域に向けてガスを導入することにより、高密度プラズマ
領域に効果的にガスを導入することが可能となり、上部
電極と下部電極の間に形成されたプラズマの拡散を防止
することができる。これにより、ガスの解離効率が向上
し、充分なプラズマ処理速度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置の
全体構成を示す図。
【符号の説明】
1…反応室 2…上部電極 3…下部電極 4…被処理基板 5…排気システム 6…磁石 7,17…冷却パイプ 8,16…ヒータ 9,20…高周波電源 10…ガス配管 11,13…微小孔 12…石英部材 14…蛇腹 15…サセプタ 18…静電チャック機構 19…ガス供給パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 1/46 H01L 21/302 C Fターム(参考) 4K030 AA04 AA06 BA44 EA06 FA03 KA12 KA17 KA49 4K057 DA16 DD01 DG15 DM05 DM17 DM18 DM19 DM22 DM35 5F004 AA16 BA05 BA08 BA09 BB18 BB22 BD04 CA02 CA03 5F045 AA08 AB32 AC02 AC11 AE19 BB09 DP03 DP04 EH04 EH16 EM05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基体が載置される下部電極と該電
    極に対向配置された上部電極との間に電圧を印加してプ
    ラズマを発生させ、このプラズマを利用して前記被処理
    基体に所定の処理を施すプラズマ処理方法において、 前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記被処
    理基体の主面に対して垂直な方向に第1のガスを導入す
    るとともに、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁
    部の外側に配置されたガス導入口から、前記上部電極と
    前記下部電極に挟まれた領域に向けて第2のガスを導入
    することを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理基体が載置される下部電極と該電
    極に対向配置された上部電極との間に電圧を印加してプ
    ラズマを発生させ、このプラズマを利用して前記被処理
    基体に所定の処理を施すプラズマ処理方法において、 前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記被処
    理基体の主面に対して垂直な方向に第1のガスを導入す
    るとともに、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁
    部の外側に配置され、前記上部電極位置よりも低く前記
    下部電極位置よりも高く設けられた少なくとも1つのガ
    ス導入口より第2のガスを導入することを特徴とするプ
    ラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 被処理基体が載置される下部電極と該電
    極に対向配置された上部電極との間に電圧を印加してプ
    ラズマを発生させ、このプラズマを利用して前記被処理
    基体に所定の処理を施すプラズマ処理方法において、 前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記被処
    理基体の主面に対して垂直な方向に第1のガスを導入す
    るとともに、前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁
    部の外側に配置されたガス導入口から、前記上部電極と
    前記下部電極に挟まれた領域の方向にガス流入方向を設
    定し、前記上部電極から前記下部電極に向かう前記被処
    理基体主面に対して垂直な方向に対して0°から180
    °までの範囲でガス流入角度を設定して第2のガスを導
    入することを特徴とするプラズマ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のガスは、前記上部電極に一体
    的に取り付けられた配管から導入することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ処理方法。
  5. 【請求項5】 被処理基体が載置される下部電極と、 この下部電極に対向配置された上部電極と、 前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記被処
    理基体の主面に対して垂直な方向にガス流入方向が設定
    された第1のガス導入口と、 前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部の外側に配
    置され、前記上部電極と前記下部電極に挟まれた領域に
    向けてガスを導入する第2のガス導入口とを具備してな
    ることを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 被処理基体が載置される下部電極と、 この下部電極に対向配置された上部電極と、 前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記被処
    理基体の主面に対して垂直な方向にガス流入方向が設定
    された第1のガス導入口と、 前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部の外側に配
    置され、前記上部電極位置よりも低く前記下部電極位置
    よりも高く設けられた第2のガス導入口とを具備してな
    ることを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 被処理基体が載置される下部電極と、 この下部電極に対向配置された上部電極と、 前記上部電極から前記下部電極の方向であって前記被処
    理基体の主面に対して垂直な方向にガス流入方向が設定
    された第1のガス導入口と、 前記上部電極の周縁部を囲むように該周縁部の外側に配
    置され、前記上部電極と前記下部電極に挟まれた領域の
    方向にガス流入方向が設定され、前記上部電極から前記
    下部電極に向かう前記被処理基体主面に対して垂直な方
    向に対して0°から180°までの範囲でガス流入角度
    が設定された第2のガス導入口とを具備してなることを
    特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のガス導入口は、前記上部電極
    に一体的に取り付けられてなることを特徴とする請求項
    5〜7のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
JP11073065A 1999-03-15 1999-03-18 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 Abandoned JP2000269202A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11073065A JP2000269202A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
US09/525,038 US6344420B1 (en) 1999-03-15 2000-03-14 Plasma processing method and plasma processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11073065A JP2000269202A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000269202A true JP2000269202A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13507579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11073065A Abandoned JP2000269202A (ja) 1999-03-15 1999-03-18 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000269202A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281528A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2009120881A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Tsukishima Kikai Co Ltd プラズマcvd装置及びプラスチック表面保護膜の形成方法
CN112885691A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其稳定性优化的方法
CN113871280A (zh) * 2020-06-30 2021-12-31 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其边缘气体组件

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281528A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP4656364B2 (ja) * 2003-03-13 2011-03-23 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法
JP2009120881A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Tsukishima Kikai Co Ltd プラズマcvd装置及びプラスチック表面保護膜の形成方法
CN112885691A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其稳定性优化的方法
CN112885691B (zh) * 2019-11-29 2024-05-14 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其稳定性优化的方法
CN113871280A (zh) * 2020-06-30 2021-12-31 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其边缘气体组件
CN113871280B (zh) * 2020-06-30 2024-05-14 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其边缘气体组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6125788A (en) Plasma reactor with enhanced plasma uniformity by gas addition, reduced chamber diameter and reduced RF wafer pedestal diameter
US6344420B1 (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus
JPH03146674A (ja) 拡散プラズマによって補助された化学処理装置
JPH11195645A (ja) 乾式蝕刻装置
US10950416B2 (en) Chamber seasoning to improve etch uniformity by reducing chemistry
JP3499104B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2749630B2 (ja) プラズマ表面処理法
US11791166B2 (en) Selective etch process using hydrofluoric acid and ozone gases
JP3682178B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
TW201705276A (zh) 可調的遠端分解
JP2970654B1 (ja) 薄膜形成装置
JP3084243B2 (ja) Pecvd法による誘電体層付着方法
JP2001189308A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2000269202A (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JPH0435029A (ja) プラズマcvd装置のシャワー電極構造
JP2003077904A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2000082698A (ja) プラズマ処理装置
JP4865951B2 (ja) プラズマエッチング方法
JP2004349717A (ja) プラズマエッチング処理装置
JP2001185494A (ja) マグネトロンプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2003077903A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JPH07335633A (ja) プラズマ処理装置
JP3830560B2 (ja) ドライエッチング方法
JPH06291063A (ja) 表面処理装置
JP2001220668A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法、並びにそれを用いて製作された薄膜デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050415