JP2000269170A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2000269170A5
JP2000269170A5 JP1999074562A JP7456299A JP2000269170A5 JP 2000269170 A5 JP2000269170 A5 JP 2000269170A5 JP 1999074562 A JP1999074562 A JP 1999074562A JP 7456299 A JP7456299 A JP 7456299A JP 2000269170 A5 JP2000269170 A5 JP 2000269170A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
polymer
aqueous dispersion
particle
inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1999074562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3776252B2 (ja
JP2000269170A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from JP07456299A external-priority patent/JP3776252B2/ja
Priority to JP07456299A priority Critical patent/JP3776252B2/ja
Priority to US09/531,163 priority patent/US6740590B1/en
Priority to DE60015411T priority patent/DE60015411T2/de
Priority to TW089105020A priority patent/TWI267549B/zh
Priority to KR10-2000-0013562A priority patent/KR100447552B1/ko
Priority to EP00105650A priority patent/EP1036836B1/en
Publication of JP2000269170A publication Critical patent/JP2000269170A/ja
Publication of JP2000269170A5 publication Critical patent/JP2000269170A5/ja
Publication of JP3776252B2 publication Critical patent/JP3776252B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【0007】
発明の半導体装置の製造に用いるCMP用水系分散体は、重合体粒子、無機粒子及び水を含有し、該重合体粒子のゼータ電位と該無機粒子のゼータ電位とが逆符号であり、該重合体粒子の表面に、複数の上記無機粒子が付着していることを特徴とする。
【0013】
発明において、重合体粒子の上記「ゼータ電位」は、全pH域、或いは低pH域を除く広範な領域に渡って負であることが多いが、特定の官能基を有する重合体粒子とすることによって、より確実に負のゼータ電位を有する重合体粒子とすることができる。
また、官能基の種類によっては、特定のpH域において正のゼータ電位を有する重合体粒子とすることもできる。
一方、無機粒子では比較的広範なpH域において正のゼータ電位であることが多いが、比較的広いpH域で負のゼータ電位を有するものも知られている。
【0014】
従って、特定の重合体粒子と無機粒子とを組み合わせ、これら粒子を含有するCMP用水系分散体のpHを調整することにより、発明の、重合体粒子と無機粒子のゼータ電位が「逆符号」となる水系分散体とすることができる。
このように、重合体粒子と無機粒子のゼータ電位が逆符号となった場合、これら粒子が静電力により凝集して、一体となった複合粒子が形成される。
【0015】
発明のCMP用水系分散体は、特定の官能基によって、そのゼータ電位がほぼ全pH域において負となるように調整された重合体粒子と、アルミナ粒子及びチタニア粒子のうちの少なくとも一方の無機粒子とを含有することもできる
ゼータ電位が負に調整された重合体粒子としては、分子鎖に、カルボキシル基、その陰イオン、スルホン酸基及びその陰イオンのうちの少なくとも1種が導入された重合体からなるものを使用することができる。
【0017】
一方、特定の官能基によりゼータ電位が調整された重合体粒子は、pHの低下とともにゼータ電位が高くなる(負の側で絶対値が小さくなる)ため、あまりにpHが低い領域は好ましくなく、特定の官能基によって、そのゼータ電位がほぼ全pH域において負となるように調整された重合体粒子と、アルミナ粒子及びチタニア粒子のうちの少なくとも一方の無機粒子とを含有するCMP用水系分散体のpHは2以上、更には3以上であることがより好ましい。
以上のような観点から、この場合の水系分散体のpH領域は、無機粒子としてアルミナ粒子を使用する場合は2〜9が好ましく、更には3〜8がより好ましく、特に3〜7がとりわけ好ましい。また、無機粒子としてチタニアを使用する場合は2〜6が好ましく、更には3〜5がより好ましい。
【0018】
発明のCMP用水系分散体は、特定の官能基によって、そのゼータ電位が正となるように調整された重合体粒子と、シリカ粒子及びジルコニア粒子のうちの少なくとも一方の無機粒子とを含有することできる。
ゼータ電位が正となるように調整された重合体粒子としては、分子鎖にアミノ基及びその陽イオンのうちの少なくとも一方が導入された重合体粒子を使用することができる。
【0020】
一方、特定の官能基によりゼータ電位が正になるように調整された重合体粒子は、pHの増大とともにそのゼータ電位が低くなる(正の側で絶対値が小さくなる)ため、あまりにpHが高い領域は好ましくなく、特定の官能基によって、そのゼータ電位が正となるように調整された重合体粒子と、シリカ粒子及びジルコニア粒子のうちの少なくとも一方の無機粒子とを含有するCMP用水系分散体のpHは8以下、更には7以下であることが好ましい。
以上のような観点から、この場合の水系分散体のpH領域は、無機粒子としてシリカ粒子を使用する場合は3〜10が好ましく、更には3〜8がより好ましい。また、無機粒子としてジルコニアを使用する場合は4〜10が好ましく、更には5〜8がより好ましい。
【0021】
発明において、上記重合体粒子に、更にアミド基、ヒドロキシル基、ポリエチレングリコール鎖を有する官能基のうちの少なくとも1種を導入することにより、無機粒子との混合時に発泡する現象を防止することができるという利点がある。また、ゼータ電位に直接関係しない親水性官能基を導入することにより、無機粒子と混合した後、経時的に凝集が進行するという問題を防ぐこともできる。
【0022】
発明において、重合体粒子及び無機粒子の平均粒子径の好ましい範囲はそれぞれ0.01〜1.0μmであり、更に好ましくは0.01〜0.5μmであり、特に好ましくは0.01〜0.3μmである。
また、これら粒子が凝集して生成する凝集体の平均粒子径の好ましい範囲は0.1〜10μmであり、更に好ましくは0.1〜5μmであり、特に好ましくは0.1〜1μmであり、就中0.1〜0.8μmが好ましい。凝集体の平均粒子径が0.1μm未満であると、研磨速度が低下し、この平均粒子径が10μmを超える場合は、凝集体が沈降し易く、安定な水系分散体とすることが容易ではない。これらの平均粒子径は、透過型電子顕微鏡によって観察することにより測定することができる。
【0023】
また、発明の特定の構成を有する凝集体とするためには、無機粒子の平均粒子径が重合体粒子の平均粒子径より小さく、重合体粒子の平均粒子径(Sp)と無機粒子の平均粒子径(Si)との比、Sp/Siが1〜40、特に1.5〜20、更には2〜10であることが好ましい。重合体粒子と無機粒子との平均粒子径の比がこの範囲であれば、粒径の大きい重合体粒子の表面の広範囲に渡って粒径の小さい多数の無機粒子が付着した凝集体とすることができる。このような凝集体を含有するCMP用水系分散体であれば、研磨時、中心部の重合体粒子が変形して偏平となり易く、且つ被研磨面と接するのは比較的粒径の小さい無機粒子となる。そのため、被研磨面におけるスクラッチの発生が抑えられるとともに、十分な速度で効率的に研磨することができる。このSp/Siが1未満であると、被研磨面に傷が付くことがあり、40を超えると、研磨速度が低下する傾向にあり、好ましくない。
【0029】
また、重合体粒子と無機粒子との重量比は特に限定されないが、重合体粒子の含有量(Wp)と無機粒子の含有量(Wi)との比、Wp/Wiが0.01〜4、特に0.02〜2、更には0.05〜1であることが好ましい。重合体粒子と無機粒子との重量比がこの範囲であれば、特に特定の構成を有する凝集体とすることができ、十分な速度で効率的に研磨がなされるとともに、被研磨面におけるスクラッチの発生も抑えられる。このWp/Wiが0.01未満であると、被研磨面に傷が付くことがあり、4を超えると、研磨速度が低下する傾向にあり、好ましくない。
【0057】
【発明の効果】
発明の半導体装置の製造に用いるCMP用水系分散体を研磨剤として半導体装置の被加工膜を研磨すれば、研磨速度が大きく、且つ被研磨面に傷が付くこともない。

Claims (5)

  1. 重合体粒子、無機粒子及び水を含有し、該重合体粒子のゼータ電位と該無機粒子のゼータ電位とが逆符号であり、該重合体粒子の表面に、複数の上記無機粒子が付着していることを特徴とする半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体。
  2. 上記重合体粒子の平均粒子径が、0.01〜1.0μmである、請求項1に記載の半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体。
  3. 上記重合体粒子が、カルボキシル基、その陰イオン、スルホン酸基及びその陰イオンのうちの少なくとも1種を有し、上記無機粒子がアルミナ及びチタニアのうちの少なくとも一方である請求項1又は2記載の半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体。
  4. 上記重合体粒子が、アミノ基及びその陽イオンのうちの少なくとも一方を有し、上記無機粒子がシリカ及びジルコニアのうちの少なくとも一方である請求項1又は2記載の半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体。
  5. 上記重合体粒子が更にアミド基、ヒドロキシル基及びポリエチレングリコール鎖を有する官能基のうちの少なくとも1種を有する請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体。
JP07456299A 1999-03-18 1999-03-18 半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体 Expired - Lifetime JP3776252B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07456299A JP3776252B2 (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体
KR10-2000-0013562A KR100447552B1 (ko) 1999-03-18 2000-03-17 수계 분산체 및 반도체 장치의 제조에 사용하는 화학 기계연마용 수계 분산체 및 반도체 장치의 제조 방법 및 매립배선의 형성 방법
DE60015411T DE60015411T2 (de) 1999-03-18 2000-03-17 Wässerige Dispersionsaufschlämmung für chemisch-mechanisches Polierverfahren
TW089105020A TWI267549B (en) 1999-03-18 2000-03-17 Aqueous dispersion, aqueous dispersion for chemical mechanical polishing used for manufacture of semiconductor devices, method for manufacture of semiconductor devices, and method for formation of embedded wiring
US09/531,163 US6740590B1 (en) 1999-03-18 2000-03-17 Aqueous dispersion, aqueous dispersion for chemical mechanical polishing used for manufacture of semiconductor devices, method for manufacture of semiconductor devices, and method for formation of embedded writing
EP00105650A EP1036836B1 (en) 1999-03-18 2000-03-17 Aqueous dispersion for chemical mechanical polishing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07456299A JP3776252B2 (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000269170A JP2000269170A (ja) 2000-09-29
JP2000269170A5 true JP2000269170A5 (ja) 2004-12-24
JP3776252B2 JP3776252B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=13550800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07456299A Expired - Lifetime JP3776252B2 (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3776252B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI296006B (ja) * 2000-02-09 2008-04-21 Jsr Corp
US6821897B2 (en) * 2001-12-05 2004-11-23 Cabot Microelectronics Corporation Method for copper CMP using polymeric complexing agents
JP4688397B2 (ja) * 2002-03-27 2011-05-25 泰弘 谷 キャリア粒子の取扱い方法および研磨剤
JP2004193495A (ja) 2002-12-13 2004-07-08 Toshiba Corp 化学的機械的研磨用スラリーおよびこれを用いた半導体装置の製造方法
JP2007273910A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujifilm Corp 研磨用組成液
SG173361A1 (en) * 2006-07-12 2011-08-29 Cabot Microelectronics Corp Cmp method for metal-containing substrates
JP4784614B2 (ja) * 2008-02-25 2011-10-05 Jsr株式会社 化学機械研磨用水系分散体
JP6708994B2 (ja) * 2017-03-27 2020-06-10 日立化成株式会社 スラリ及び研磨方法
JP7502736B2 (ja) * 2021-02-26 2024-06-19 熊本県 複合粒子およびその製造方法、研磨材および研磨液

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3130279B2 (ja) 平坦化のための研磨工程およびスラリ
CN103620747B (zh) 研磨用组合物
KR101728646B1 (ko) 실리콘 웨이퍼용 연마액 조성물
JP4123685B2 (ja) 化学機械研磨用水系分散体
TWI242589B (en) Dispersion for chemical mechanical polishing
US20070094936A1 (en) Abrasive slurry having high dispersion stability and manufacturing method for a substrate
US20090032006A1 (en) Wire saw process
WO2018043504A1 (ja) 研磨用組成物および研磨用組成物セット
TWI660037B (zh) 矽晶圓研磨用組成物
JP6114312B2 (ja) タンパク質を含有する化学機械研磨(cmp)組成物
JP2000269170A5 (ja)
TWI617655B (zh) 研磨用組成物及其製造方法
TWI787294B (zh) 研磨液組合物
Penta et al. Role of poly (diallyldimethylammonium chloride) in selective polishing of polysilicon over silicon dioxide and silicon nitride films
WO2015052988A1 (ja) 研磨剤、研磨剤セット及び基体の研磨方法
TW201348360A (zh) 硏磨用組成物
WO2012103091A2 (en) Abrasive free silicon chemical mechanical planarization
WO2011158718A1 (ja) 半導体基板用研磨液及び半導体ウエハの製造方法
TW201803963A (zh) 矽基板之研磨方法及研磨用組成物套組
KR20160010495A (ko) 폴리에틸렌 이민을 포함하는 화학-기계적 연마 조성물
CN108250974A (zh) 一种化学机械抛光液
TW473858B (en) Process for preparing metal oxide slurries suitable for the chemical mechanical polishing of semiconductors
CN111378368B (zh) 一种化学机械抛光液
JP2015523716A (ja) 半導体装置の製造方法、化学機械研磨組成物の使用方法
JP2000269170A (ja) 半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用水系分散体