JP2000267695A - 車載機器のリモートコントロール装置 - Google Patents

車載機器のリモートコントロール装置

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JP2000267695A
JP2000267695A JP2000003907A JP2000003907A JP2000267695A JP 2000267695 A JP2000267695 A JP 2000267695A JP 2000003907 A JP2000003907 A JP 2000003907A JP 2000003907 A JP2000003907 A JP 2000003907A JP 2000267695 A JP2000267695 A JP 2000267695A
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voice input
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voice
user
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JP2000003907A
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Takeshi Ono
健 大野
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声入力によるリモコン操作を誤動作なく、
確実に行えるようにする。 【解決手段】 ナビゲーション装置100 を音声によって
遠隔操作を行う場合、ユーザ10がリモコンユニット400
を手に持ち、そのマイク401 に対して発話するときの姿
勢を音声入力姿勢検出手段403 が音声入力姿勢として検
出して音声入力系統を起動する。そこで、ユーザがマイ
クに向かって音声入力すれば、これを音声信号送信手段
42がナビゲーション装置に向かって送信し、音声による
ナビゲーション装置のリモコン操作を行う。これによ
り、音声入力用に特別な操作スイッチをリモコンユニッ
ト400 上に設けなくても、ユーザがリモコンユニットを
手に持って音声入力によりナビゲーション装置100 を操
作しようと意図したときには、リモコン装置側で自動的
に音声入力が可能な状態に切り換え、音声入力によるリ
モコン操作ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置をはじめ、エアコン、オーディオ装置等の車載機器の
リモートコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載機器のリモートコントロール
装置として、車載用ナビゲーション装置の音声入力装置
があり、特開平10−11084号公報に記載されたも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載機器のリモートコントロール装置においては、リモ
ートコントロールユニットに内蔵されたマイクから入力
された音声レベルの大きさから音声区間を検出していた
ため、ユーザの発話以外の音声に対して誤認識処理を行
ってしまう可能性があり、その結果、ナビゲーション装
置がユーザの意図しない動作をしてしまうことがある問
題点があった。
【0004】また、この問題点を防ぐためには、ナビゲ
ーション装置のリモートコントロールユニットに音声入
力スイッチを付加することが考えられるが、リモートコ
ントロールユニットにはすでにリモートコントロール操
作用に多種類の操作スイッチが設けられているため、音
声入力スイッチを付加することでリモートコントロール
ユニットの構成が複雑になり、操作も複雑になってしま
う問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、車載用ナビゲーション装置を
はじめ、エアコン、オーディオ装置等の車載機器に対す
る音声入力による誤動作の低減、音声入力機構の構成の
簡単化、ならびに音声入力とリモートコントロール操作
による車載機器の操作の簡単化が図れる車載機器のリモ
ートコントロール装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車載機
器のリモートコントロール装置は、車載機器に対して遠
隔操作を行うためのリモートコントロールユニットと、
音声認識を用いて遠隔操作を行うために、前記リモート
コントロールユニット内に設けられたマイクと、前記マ
イクに対してユーザが音声入力を行う際の前記リモート
コントロールユニットがおかれる姿勢(音声入力姿勢)
を検出し、前記音声入力系統を活かす音声入力姿勢検出
手段と、前記マイクが集音した音声信号を送信する音声
操作信号送信手段とを備えたものである。
【0007】請求項1の発明の車載機器のリモートコン
トロール装置では、車載機器を音声によって遠隔操作を
行う場合、ユーザがリモートコントロールユニットを手
に持ち、そのマイクに対して発話するときの姿勢を音声
入力姿勢検出手段が音声入力姿勢として検出して音声入
力系統を起動する。そこで、ユーザがマイクに向かって
音声入力すれば、これを音声信号送信手段が車載機器に
向かって送信し、音声による車載機器のリモートコント
ロール操作が行われる。
【0008】これにより、音声入力用に特別な操作スイ
ッチをリモートコントロールユニット上に設けなくて
も、ユーザがリモートコントロールユニットを手に持っ
て音声入力により車載機器を操作しようと意図したとき
には、リモートコントロールユニット側で自動的に音声
入力が可能な状態に切り換え、音声入力によるリモート
コントロール操作ができるようになり、音声入力レベル
の大小で本当の音声コマンドであるかどうかを判断する
ための複雑な回路や、また音声入力のための特別なスイ
ッチを必要とせず、音声入力機構の構成の簡単化と、音
声入力とリモートコントロール操作による車載機器の操
作の簡単化が図れる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の車載機器の
リモートコントロール装置において、前記音声信号送信
手段が、前記音声入力姿勢において前記車載機器の方向
に指向性を持つようにしたものであり、車載機器に対す
る音声によるリモートコントロール操作が確実に行え
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の車載
機器のリモートコントロール装置において、前記音声信
号送信手段が、前記音声入力姿勢検出手段が前記音声入
力姿勢を検出している状態で前記車載機器の方向に指向
性を持ち、前記音声入力姿勢検出手段が前記音声入力姿
勢を検出しているときには前記音声信号送信手段のみを
活かし、それ以外の場合には前記リモートコントロール
ユニット側のリモート操作信号送信手段のみを活かす切
替手段を備えたものであり、ユーザの音声入力によるリ
モートコントロール操作とリモートコントロールユニッ
トの手入力によるリモートコントロール操作とを明確に
区別し、それぞれのリモートコントロール操作が確実に
行える。
【0011】請求項4の発明の車載機器のリモートコン
トロール装置は、車載機器に対して遠隔操作を行うため
のリモートコントロールユニットと、音声認識を用いて
遠隔操作を行うために、前記リモートコントロールユニ
ット内に設けられたマイクと、前記マイクが集音した音
声信号を送信する音声信号送信手段と、前記リモートコ
ントロールユニットに設けられ、遠隔操作スイッチ機能
と音声入力開始を指示する音声入力操作スイッチ機能と
を兼ねる操作スイッチと、前記リモートコントロールユ
ニットの前記マイクに対してユーザが音声入力姿勢を検
出し、前記操作スイッチに対して前記音声入力開始操作
スイッチ機能にし、それ以外の姿勢のときには前記遠隔
操作スイッチ機能に切り換える音声入力姿勢検出手段と
を備えたものである。
【0012】請求項4の発明の車載機器のリモートコン
トロール装置では、車載機器を音声によって遠隔操作を
行う場合、ユーザがリモートコントロールユニットを手
に持ち、そのマイクに対して発話する際の姿勢にして操
作スイッチを操作することにより、そのときの姿勢を音
声入力姿勢検出手段が音声入力姿勢として検出し、操作
スイッチの操作入力を音声入力開始の指示と判断して操
作スイッチを音声入力開始操作スイッチ機能にする。そ
こで、ユーザがマイクに向かって音声入力すれば、音声
信号送信手段がマイクの集音した音声信号を送信信号に
変換して車載機器に向けて送出し、音声による車載機器
のリモートコントロール操作が行われる。
【0013】しかしながら、ユーザがリモートコントロ
ールユニットを手にとってもマイクに向かって発話する
際の姿勢にしない場合には、操作スイッチはリモートコ
ントロールユニット本来の機能として手入力によるリモ
ートコントロール操作のためのものとして動作し、手入
力操作に対応した操作信号を車載機器に送信する。
【0014】これにより、音声入力用に特別な操作スイ
ッチをリモートコントロールユニット上に設けなくて
も、ユーザがリモートコントロールユニットを手に持
ち、音声入力姿勢にして音声入力のために操作スイッチ
を操作したときには、リモートコントロール装置側で自
動的に音声入力が可能な状態に切り換え、音声入力によ
るリモートコントロール操作ができるようになり、それ
以外の姿勢ではリモートコントロールユニットの本来の
手入力によるリモートコントロール操作のための操作ス
イッチとして働き、音声レベルの大小で本当の音声コマ
ンドであるかどうかを判断するための複雑な回路や、ま
た音声入力のための特別なスイッチを必要とせず、音声
入力機構の構成の簡単化と、音声入力とリモートコント
ロール操作による車載機器の操作の簡単化が図れる。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の車載機器の
リモートコントロール装置において、前記操作スイッチ
が、前記音声入力に引き続き、関連する操作を行うため
の遠隔操作スイッチとして動作するようにしたものであ
り、音声入力によるリモートコントロール操作とその後
の手入力によるリモートコントロール操作とを連携させ
ることができる。
【0016】請求項6の発明は、請求項1〜5の車載機
器のリモートコントロール装置において、前記リモート
コントロールユニットの状態が変化したことを使用者に
提示する提示手段を備え、前記音声入力姿勢を検出した
場合に前記リモートコントロールユニットが前記音声入
力系統を活かす状態になったことを使用者に提示するよ
うにしたものである。
【0017】請求項6の発明の車載機器のリモートコン
トロール装置では、使用者に対してリモートコントロー
ルユニットを音声入力姿勢においた場合にリモートコン
トロールユニットの状態が変化することを認識させ、ま
たその場合のみ音声入力が成功するという成功体験を経
験させることにより、音声入力の可否がリモートコント
ロールユニットの姿勢を考慮して決定されるという事実
の認識を促進させる。
【0018】請求項7の発明は、請求項6の車載機器の
リモートコントロール装置において、前記提示手段が、
前記音声入力系統を活かす状態になったことを使用者の
視覚に対して提示するものであり、使用者の意識が低い
場合でも音声入力の可否を認知させ、音声入力の可否が
リモートコントロールユニットの姿勢を考慮して決定さ
れるという事実を容易に認識させる。
【0019】請求項8の発明は、請求項6又は7の車載
機器のリモートコントロール装置において、音声信号の
パワーを検出する手段を備え、当該手段が検出する音声
信号のパワーが所定値よりも大きいときにのみ、前記提
示手段が前記提示を行うものであり、使用者に対して音
声入力姿勢にしたことと、発話を行ったことの2つの動
作を関連づけて経験させることにより、音声入力の可否
がリモートコントロールユニットの姿勢を考慮して決定
されるという事実の認識をいっそう促進させる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、音声入力用に特別な操作スイッチをリモートコント
ロールユニット上に設けなくても、ユーザがリモートコ
ントロールユニットを手に持って音声入力により車載機
器を操作しようと意図したときには、リモートコントロ
ールユニット側で自動的に音声入力が可能な状態に切り
換えて音声入力によるリモートコントロール操作ができ
るようになり、音声レベルの大小で本当の音声コマンド
であるかどうかを判断するための複雑な回路や、また音
声入力のための特別なスイッチを必要とせず、音声入力
機構の構成の簡単化と、音声入力とリモートコントロー
ル操作による車載機器の操作の簡単化が図れる。
【0021】請求項2の発明によれば、音声入力を行う
姿勢をとっている状態で音声操作信号送信手段が車載機
器の方向に指向性を持つようにしたので、請求項1の発
明の効果に加えて、車載機器に対する音声によるリモー
トコントロール操作が確実に行える。
【0022】請求項3の発明によれば、ユーザの音声入
力によるリモートコントロール操作とリモートコントロ
ールユニットの手入力によるリモートコントロール操作
と明確に区別し、それぞれのリモートコントロール操作
が確実に行える。
【0023】請求項4の発明によれば、音声入力用に特
別な操作スイッチをリモートコントロールユニット上に
設けなくても、ユーザがリモートコントロールユニット
を手に持って音声入力姿勢にし、リモートコントロール
ユニットに本来備えられているリモートコントロール操
作のための操作スイッチを操作すれば、リモートコント
ロールユニット側でその操作を音声入力開始の指令とし
て受け止め、自動的に音声入力が可能な状態に切り換え
て音声入力によるリモートコントロール操作ができるよ
うになり、それ以外の姿勢ではリモートコントロールユ
ニットの本来の手入力によるリモートコントロール操作
のための操作スイッチとして働くので、音声レベルの大
小で本当の音声コマンドであるかどうかを判断するため
の複雑な回路や、また音声入力のための特別なスイッチ
を必要とせず、音声入力機構の構成の簡単化と、音声入
力とリモートコントロール操作による車載機器の操作の
簡単化が図れる。
【0024】請求項5の発明によれば、操作スイッチが
音声入力開始のための入力手段として動作した後、引き
続き、関連する操作を行うための遠隔操作スイッチとし
て動作するので、音声入力によるリモートコントロール
操作とその後の手入力によるリモートコントロール操作
を連携させることができる。
【0025】請求項6の発明によれば、提示手段によっ
てリモートコントロールユニットの状態が変化したこと
を使用者に提示することにより、使用者に対してリモー
トコントロールユニットを音声入力姿勢においた場合に
リモートコントロールユニットの状態が変化することを
認識させ、またその場合のみ音声入力が成功するという
成功体験を経験させることができ、音声入力の可否がリ
モートコントロールユニットの姿勢を考慮して決定され
るという事実の認識を促進させることができる。
【0026】請求項7の発明によれば、提示手段が音声
入力系統を活かす状態になったことを使用者の視覚に対
して提示するので、使用者の意識が低い場合でも音声入
力の可否を認知させ、音声入力の可否がリモートコント
ロールユニットの姿勢を考慮して決定されるという事実
を容易に認識させることができる。
【0027】請求項8の発明によれば、音声信号のパワ
ーを検出する手段が検出する音声信号のパワーが所定値
よりも大きいときにのみ提示手段がリモートコントロー
ルユニットの状態が変化したことを提示するので、使用
者に対して音声入力姿勢にしたことと発話を行ったこと
の2つの動作を関連づけて経験させることにより、音声
入力の可否がリモートコントロールユニットの姿勢を考
慮して決定されるという事実の認識をいっそう促進させ
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
車載機器のリモートコントロール装置としてのナビゲー
ションシステムの全体的な構成を示している。このナビ
ゲーションシステムは、ナビゲーションユニット10
0、GPSアンテナ200、音声認識ユニット300、
リモートコントロールユニット400から構成されてい
る。
【0029】ナビゲーションユニット100は、GPS
アンテナ200からの緯度、経度情報をもとにして自車
両の位置を検出し、その自車両の位置とその周辺の地図
情報とをディスプレイに表示する。また、目的地設定な
どを行うための様々な地点データも保持している。GP
Sアンテナ200は、衛星からの信号をもとに緯度、経
度を出力する。音声認識ユニット300は、音声認識用
の辞書を保持し、入力された音声信号と音声認識辞書内
の発話ワードデータとのマッチング処理を行い、近いと
判断された1又は複数の発話ワード候補を出力する。
【0030】リモートコントロールユニット400はマ
イク401を内蔵し、また操作スイッチ群402を備
え、さらには図3及び図4に示すような姿勢検出機40
3を内蔵している。このリモートコントロールユニット
400の機能的な構成は、図2に示すものである。すな
わち、マイク401が集音した音声信号をリモートコン
トロールユニット−ナビゲーションユニット間の送信信
号、例えば、赤外線信号に変換する送信信号生成部4
1、この送信信号生成部41の変換した送信信号をDR
1方向に送出する送信機42、操作ボタン群402の操
作信号を同じくそのリモートコントロール操作信号に対
応した送信信号に変換する送信信号生成部43、この送
信信号生成部43の変換した送信信号をDR2方向に送
出する送信機44、そして後述する動作によって姿勢検
出機403がユーザにより音声入力するためにマイク4
01がユーザの口元に近づけられたときの姿勢(通常、
リモートコントロールユニット400の垂立姿勢)を検
出して音声入力系統を起動し、それ以外の姿勢を検出し
て操作ボタン群402による操作入力系統を起動する切
替部45から構成されている。
【0031】そして前述の姿勢検出機403は、図3及
び図4に示すように、傾斜状態にした円筒体404の中
に導電球体405を収容し、円筒体404の上下両端そ
れぞれに、導電球体405を介して短絡する、常時はオ
ープンしている各1対の接点406,407;408,
409を設け、さらに、これらの各1対の接点406,
407又は408,409のいずれが導通しているかを
検出し、送信機42又は44を活性する導通側検出回路
410を備えている。
【0032】リモートコントロールユニット400にお
いて、マイク401はリモートコントロールユニット4
00をユーザ10が手に持って垂立姿勢にした状態でユ
ーザ10の口元に対向する位置に取り付けられ、一方の
送信機42はリモートコントロールユニット400を図
3に示す姿勢、つまり、音声入力姿勢にしたときにその
指向性の方向DR1がナビゲーションユニット100を
向く位置に設けられ、他方の送信機44はリモートコン
トロールユニット400を図4に示す姿勢、つまり、手
入力操作の姿勢にしたときにその指向性の方向DR2が
ナビゲーションユニット100を向く位置に設けられて
いる。
【0033】前述の導通側検出回路410は、図5に示
す回路構成である。抵抗R1とコンデンサC1及び抵抗
R2とコンデンサC2とは、それぞれ信号線S1及びS
2に混入する高周波ノイズを低減するためのローパスフ
ィルタを構成している。そして一方のローパスフィルタ
の抵抗R1とコンデンサC1との接続点と、グランド
(GND)との間に一方の1対の接点406,407が
接続され、他方のローパスフィルタの抵抗R2とコンデ
ンサC2との接続点と、グランド(GND)との間に他
方の1対の接点408,409が接続され、これらのい
ずれかの1対の接点406,407又は408,409
間が導電球体405によって短絡されるとその接続点が
グランドに短絡されて、入力信号が低電位(Low)と
なり、導電球体405によって短絡されていない反対側
の接続点の入力信号が高電位(High)に維持され
る。
【0034】素子E1の入力と出力の関係は、入力S
1,S4のいずれかがLowレベルの場合に出力信号S
3としてHighレベルの信号を出力し、入力S1,S
4の両方がHighレベルの場合には出力信号S3とし
てLowレベルの信号を出力する。他方の素子E2の入
力と出力の関係は素子E1と同様で、入力S2,S3の
いずれかがLowレベルの場合に出力信号S4としてH
ighレベルの信号を出力し、入力S2,S3の両方が
Highレベルの場合には出力信号S4としてLowレ
ベルの信号を出力する。
【0035】抵抗R3とコンデンサC3は出力信号を安
定化するためのローパスフィルタを構成している。い
ま、ユーザがリモートコントロールユニット400を音
声入力するための垂立姿勢から手入力によりリモートコ
ントロール操作する横姿勢に移す動作をし、あるいはそ
の逆の動作をするのに要する最短の時間をTとすると、
抵抗R3とコンデンサC3によるローパスフィルタの時
定数はこの時間Tと同程度からその数倍の値に設定す
る。
【0036】最終出力を出す素子E3は、抵抗R3とコ
ンデンサC3とのローパスフィルタからくる信号S5が
Lowレベルの場合にはHighレベルの信号を出力
し、入力信号S5がHighレベルの場合にはLowレ
ベルの信号を出力する構成である。
【0037】いま、ユーザ10がリモートコントロール
ユニット400を図3に示す垂立姿勢にして音声入力す
る場合、導電球体405が円筒体404の下側の接点4
06,407間を短絡し、この結果、一方の入力ローパ
スフィルタにおける抵抗R1とコンデンサC1との接続
点が接地電位となり、入力信号S1はLowレベルとな
る。これを受けて、素子E1の出力である信号S3は他
方の入力信号S4のHigh/LowにかかわらずHi
ghレベルとなる。
【0038】この状態では、他方の1対の接点408,
409間は開放状態にあるため、入力信号S2はHig
hレベルであり、この結果、素子E2の出力である信号
S4はLowレベルとなる。
【0039】Highレベルの信号S3は抵抗R3、コ
ンデンサC3で成る安定化ローパスフィルタを通って安
定化され、Highレベルの信号S5となって素子E3
に入力され、ここで反転されて、最終的にLowレベル
信号が出力される。
【0040】つまり、リモートコントロールユニット4
00が音声入力の姿勢におかれると、この導通側検出回
路410の出力がLowレベルとなるのである。
【0041】一方、ユーザ10がリモートコントロール
ユニット400を図4に示す横姿勢にして手入力によっ
てリモートコントロール操作する場合、導電球体405
が円筒体404の上側の接点408,409間を短絡
し、この結果、他方の入力ローパスフィルタにおける抵
抗R2とコンデンサC2との接続点が接地電位となり、
入力信号S2はLowレベルとなり、素子E2の出力で
ある信号S4はHighレベルとなり、これが素子E1
に対して入力信号S1と共に入力される。
【0042】この状態では、一方の1対の接点406,
407間は開放状態にあるため、入力信号S1はHig
hレベルであり、この結果、素子E1の2入力が共にH
ighレベルとなるために、その出力である信号S3は
Lowレベルとなる。
【0043】Lowレベルの信号S3は抵抗R3、コン
デンサC3で成る安定化ローパスフィルタを通って安定
化され、Lowレベルの信号S5となって素子E3に入
力され、ここで反転されて、最終的にHighレベル信
号が出力される。
【0044】つまり、リモートコントロールユニット4
00が音声入力の姿勢以外の姿勢におかれると、この導
通側検出回路410の出力がHighレベルとなるので
ある。
【0045】なお、上記のいずれかの状態になった後、
導電球体405がそれまで導通させていた接点間を離れ
たとしても、この導電球体405が円筒体403内で反
対側の接点間に接触するようになるまでは導通側検出回
路410の出力は維持される。例えば、いったん音声入
力の姿勢になった後、少しの振動などによって導電球体
405が下側の1対の接点406,407間から離れ、
入力信号S1がHighレベルになったとしても、入力
信号S2がLowレベルにならない限り信号S4はLo
wレベルを維持されるので、信号S3はHighレベル
を維持される。このため、最終出力が変化することがな
くて信頼性が高く、かつ安定性に優れた姿勢検出ができ
るのである。
【0046】次に、上記の構成の第1の実施の形態のナ
ビゲーション装置におけるリモートコントロール装置の
動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。電
源の投入によってこのフローチャートに示す動作は起動
される。そしてまず、姿勢検出機402により姿勢を検
出し(ステップS1)、検出された姿勢が音声入力のた
めの姿勢である場合にはステップS4に、そうでない場
合にはステップS3に移動する(ステップS2)。
【0047】ステップS3では、検出された姿勢が手入
力によるナビゲーションリモートコントロール操作のた
めの姿勢である場合にはステップS6に、そうでない場
合にはステップS1に移動する。
【0048】ステップS2で音声入力の姿勢が検出され
た場合には、ステップS4で音声入力があるかどうか判
断し、音声入力があれば音声信号を所定の送信信号に変
換して送信機42からナビゲーションユニット100に
向けて送信する(ステップS5)。
【0049】この場合、ナビゲーションユニット100
では音声信号を受信し、音声認識ユニット300により
音声信号をそれに近い音声のワード候補を抽出し、対応
するナビゲーション操作信号を割り出してナビゲーショ
ンユニット100に渡し、ナビゲーションユニット10
0は対応するナビゲーション動作を行う。
【0050】ステップS2で音声入力の姿勢ではなく、
またステップS3でナビゲーション操作姿勢であると判
断すると、リモートコントロール操作が行われたかどう
か判断し(ステップS6)、リモートコントロール操作
があればリモートコントロール操作信号を所定の送信信
号に変換し、送信機44からナビゲーションユニット1
00に向けて送信する(ステップS7)。この場合、ナ
ビゲーションユニット100は従来と同様、リモートコ
ントロール操作に対応するナビゲーション動作を行う。
【0051】このようにして、第1の実施の形態のナビ
ゲーションシステムによれば、ユーザがマイク401に
音声を入力するためにリモートコントロールユニット4
00を手に持って口元に近づける動作をすると、その際
のリモートコントロールユニット400の姿勢を音声入
力姿勢と判断して音声入力によるリモートコントロール
操作を可能とし、それ以外では手入力によるリモートコ
ントロール操作を行うようにしたので、ユーザが音声入
力したいときにのみ音声入力によるリモートコントロー
ル操作ができ、ユーザの意志に反して音声を拾ってリモ
ートコントロール動作するという誤動作が発生するのを
確実に防止することができ、しかもその切替えのために
付加的な操作スイッチをリモートコントロールユニット
400上に設けなくてもよくて、リモートコントロール
ユニット400の外観、構造が複雑になるのを避けるこ
ともできる。
【0052】さらに、第1の実施の形態によれば、リモ
ートコントロールユニット400が指向性が異なる2つ
の送信機42,44を併せ持ち、音声を入力するための
姿勢においては音声信号送信用の送信機42のみを用い
て送信し、他の姿勢においてはリモート操作信号送信用
の送信機44のみを用いて送信するようにしているの
で、特に音声信号の送信が確実に行え、その結果、音声
入力によるリモートコントロール操作も確実に行える。
【0053】次に、本発明の車載機器のリモートコント
ロール装置の第2の実施の形態であるナビゲーションシ
ステムを、図7及び図8に基づいて説明する。第2の実
施の形態の特徴は、第1の実施の形態におけるリモート
コントロールユニット400に対して、本来的に装備さ
れている操作スイッチ群402のうち、ジョイスティッ
ク420をリモートコントロールユニット400の姿勢
により音声入力開始の指令スイッチとして働かせる機能
を付加した点にある。
【0054】すなわち、図7に示すように、リモートコ
ントロールユニット400は、マイク401を内蔵し、
またジョイスティック420を含む操作スイッチ群40
2を備え、さらには第1の実施の形態と同様の構成の姿
勢検出機403を内蔵している。ジョイスティック42
0は、左右上下方向、及び図面の紙面に対して垂直な方
向に押込む操作が可能なものである。そして後述する音
声入力スイッチとして作用する場合には、紙面に対して
垂直な方向に押込む操作により音声入力開始を指示でき
る。
【0055】このリモートコントロールユニット400
の機能的な構成は、図8に示すように、第1の実施の形
態と同様、マイク401が集音した音声信号を所定の送
信信号に変換する送信信号生成部41、この送信信号生
成部41の変換した送信信号を送出する送信機42、操
作ボタン群402の操作信号を同じくそのリモートコン
トロール操作信号に対応した送信信号に変換する送信信
号生成部43、この送信信号生成部43の変換した送信
信号を送出する送信機44、姿勢検出機403が音声入
力の姿勢を検出している状態で、ジョイスティック42
0が操作されたときに音声入力系統を起動し、それ以外
の姿勢を検出している状態では、操作ボタン群402に
よる入力操作系統を起動する切替部45から構成されて
いる。なお、その他の各構成要素は第1の実施の形態と
共通であり、以下、同一のものには同一の符号を用いて
説明する。
【0056】以下に、第2の実施の形態のナビゲーショ
ンシステムの動作を、図9のフローチャートに基づいて
説明する。第2の実施の形態でも、電源の投入によって
このフローチャートに示す動作が起動される。そしてま
ず、姿勢検出機403により姿勢を検出し(ステップS
11)、検出された姿勢が音声入力のための姿勢である
場合にはステップS14に、そうでない場合にはステッ
プS13に移動する(ステップS12)。
【0057】ステップS13では、検出された姿勢が手
入力によるナビゲーションリモートコントロール操作の
ための姿勢である場合にはステップS16に、そうでな
い場合にはステップS11に移動する。
【0058】音声入力の姿勢が検出されており、かつ、
それに続いてジョイスティック420が紙面に対して垂
直な方向に押込まれる操作がなされた場合には、ユーザ
が音声入力を行う意志があると判断して音声入力系統を
起動し、マイク401が集音するユーザの音声信号を所
定の送信信号に変換して送信機42からナビゲーション
装置100に向けて送信する(ステップS15)。
【0059】この場合、ナビゲーションユニット100
では図1に示した第1の実施の形態と同様に音声信号を
受信し、音声認識ユニット300により入力音声信号に
対してそれに近い音声のワード候補を抽出し、対応する
ナビゲーション操作信号を割り出してナビゲーションユ
ニット100に渡し、ナビゲーションユニット100は
対応するナビゲーション動作を行う。
【0060】ステップS12で音声入力の姿勢ではない
と判断し、ステップS13でナビゲーション操作姿勢で
あると判断すると、操作スイッチ群402によるリモー
トコントロール操作が行われたかどうか判断し(ステッ
プS16)、リモートコントロール操作があれば、その
リモートコントロール操作信号を所定の送信信号に変換
し、送信機44からナビゲーションユニット100に向
けて送信する(ステップS17)。
【0061】この場合、ナビゲーションユニット100
は従来と同様、リモートコントロール操作に対応するナ
ビゲーション動作を行う。ただし、この第2の実施の形
態の場合、ナビゲーションユニット100側では、次の
機能を併せ持っているものとする。すなわち、音声認識
ユニット300が認識した音声のワードとして複数の候
補がある場合に、その認識結果をナビゲーションユニッ
ト100の画面に表示させ、これに引き続くリモートコ
ントロールユニット400からのリモートコントロール
操作信号を選択指示信号として処理する機能である。
【0062】次に、第2の実施の形態による音声入力に
よる目的地設定のリモートコントロール操作例を、図1
0により説明する。ユーザがリモートコントロールユニ
ット400を垂立姿勢にし、ジョイスティック420を
押込むことによって音声入力開始操作を行った後、マイ
ク401に向かって目的地である「渋谷」の音声「しぶ
や」を発話する。
【0063】これに対して、リモートコントロールユニ
ット400はその音声信号を所定の送信信号に変換して
ナビゲーションユニット100側に送信し、音声認識ユ
ニット300によって音声認識処理を実施する。この音
声認識処理の結果、図10(a)に示すように、第1候
補から順に所定個数、ここでは5候補が抽出され、ナビ
ゲーションユニット100の画面に表示される。
【0064】ユーザはこの画面の表示を見て、自分の発
話した「しぶや」が第2候補の「渋谷」であるのを確認
し、リモートコントロールユニット400を通常のリモ
ートコントロール操作の姿勢、つまり、横姿勢にしてジ
ョイスティック420を下方向に倒す操作により、同図
(b)に示すようにハイライト文字を第1候補の「品
川」から、第2候補の「渋谷」に移動させる。
【0065】そして「渋谷」の文字が正しくハイライト
されれば、ジョイスティック420を押込む操作によっ
て確定操作を行うことにより、同図(c)に示すように
「渋谷」が目的地として確定されることになる。
【0066】このようにして、第2の実施の形態によれ
ば、ユーザがマイク401に音声を入力するためにリモ
ートコントロールユニット400を手に持って口元に近
づける動作をし、かつ、ジョイスティック420によっ
て音声入力開始の操作をすると、音声入力を受け付けて
ナビゲーションユニット100側に送信するようにした
ので、従来からリモートコントロールユニット400に
備えられている操作スイッチ群に本来的に含まれている
ジョイスティック420の操作信号を、当該リモートコ
ントロールユニット400の姿勢に応じて音声入力開始
のための操作信号として利用し、ユーザが音声入力の意
志がある場合にのみ確実に音声によるリモートコントロ
ール操作を行うことができるようになる。
【0067】しかも、音声入力によるリモートコントロ
ール操作と通常の手入力によるリモートコントロール操
作との切替えのために付加的な操作スイッチをリモート
コントロールユニット400上に設けなくてもよくて、
リモートコントロールユニット400の外観、構造が複
雑になるのを避けることもできる。
【0068】さらに、第2の実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同様、リモートコントロールユニット4
00が指向性の異なる2つの送信機42,44を併せ持
ち、音声を入力するための姿勢においては音声信号送信
用の送信機42のみを用いて送信し、他の姿勢において
はリモート操作信号送信用の送信機44のみを用いて送
信するようにしているので、特に音声信号の送信が確実
に行え、その結果、音声入力によるリモートコントロー
ル操作も確実に行える。
【0069】加えて、ジョイスティック420により音
声入力開始の操作と共に、音声入力後のナビゲーション
操作も行うようにしたので、ユーザが音声入力に引き続
いて、それに関連した操作をする必要がある場合に、操
作するスイッチを変更しなくても済み、操作が簡単化さ
れる。
【0070】次に、本発明の第3の実施の形態を図11
に基づいて説明する。図11は、第3の実施の形態のリ
モートコントロール装置として、図1に示した第1の実
施の形態、図7に示した第2の実施の形態で採用したリ
モートコントロールユニット400に内蔵する姿勢検出
機403に代えて採用できる姿勢検出機の構造を示して
いる。
【0071】この第3の実施の形態では、姿勢検出機4
03の円筒体404の内部に、絶縁性の液体430を封
入し、この液体430内に導電球体405も収容した点
に特徴がある。このように液体430を円筒体404内
に封入すれば、これが導電球体405の移動に対する抵
抗となり、リモートコントロールユニット400の振動
に対して導電球体405の動きが抑制され、それだけ、
接点406,407間の短絡、あるいは接点408,4
09間の短絡状態を安定させることができ、また振動に
よって反対側の端部の接点間に接触する姿勢検出誤りを
低減することができる。
【0072】なお、この第3の実施の形態において、封
入する液体の比重を導電球体405よりも大きなものと
すれば、液体による浮力を受け、導電球体405の接点
406,407間との接触、あるいは接点408,40
9間と接触が一層確実、かつ安定したものとなる。ただ
し、その場合、円筒体404の傾斜を第1、第2の実施
の形態とは逆向きにするか、接点406,407と接点
408,409との役割を、第1、第2の実施の形態と
は逆にする必要がある。
【0073】次に、本発明の第4の実施の形態を、図1
2〜図14に基づいて説明する。第4の実施の形態も、
リモートコントロールユニット400に内蔵する姿勢検
出機403の構造に特徴があり、第1〜第3の実施の形
態における直円筒体404に代えて、曲がり円筒体44
0を採用したことを特徴とする。なお、その他の構成要
素は、第1〜第3の実施の形態それぞれのものを採用す
る。
【0074】第4の実施の形態の動作を、図13及び図
14に基づいて説明する。図13はユーザが音声入力の
ためにマイク401を口元に近づけるようにして保持し
ている場合のリモートコントロールユニット400の姿
勢を示している。また、図14は、ユーザが手入力によ
るリモートコントロール操作を行う場合のリモートコン
トロールユニット400の姿勢を示している。
【0075】図13の音声入力時の姿勢において、導電
球体405は図に示す下側の端部位置にあり、接点40
6,407間を短絡させ、これによって導通側検出回路
410は第1の実施の形態と同様に、音声入力の姿勢に
あるとする検出信号を出力する。また、図14の姿勢に
おいて、導電球体405は図に示す上側の端部位置に移
動し、接点408,409間を短絡させ、これによって
導通側検出回路410は手入力によるリモートコントロ
ール操作の姿勢にあるとする検出信号を出力する。
【0076】第4の実施の形態の場合、重力の働く方向
を考慮すると、図13の状態においては導電球体405
が垂直に近い状態で接点406,407間に接触するの
で、押しつけられる力が強く、また図14の状態におい
ても導電球体405が垂直に近い状態で反対側の接点4
08,409間に接触するので、押しつけられる力が強
く、姿勢の検出を確実に行うことができ、また、車両の
振動などの原因で導電球体405が円筒体440の中で
容易に移動することがなく、姿勢の検出誤りをいっそう
低減することができる。
【0077】次に、本発明の第5の実施の形態の車載機
器のリモートコントロール装置を図15〜図19に基づ
いて説明する。第5の実施の形態の特徴は、図1〜図6
に示した第1の実施の形態におけるリモートコントロー
ルユニット400に対して、音声入力姿勢となった場合
に発光または点滅するLED450を使用者10が音声
入力する際に見やすい位置に付加的に設けた点にある。
【0078】すなわち、図15〜図18に示すようにリ
モートコントロールユニット400は、マイク401を
内蔵し、またスイッチ群402を備え、また第1の実施
の形態と同様の構成の姿勢検出機403を内蔵し、さら
にLED450を備えている。なお、姿勢検出機403
は図2〜図5に示す第1の実施の形態の構造であっても
よいし、また図11に示した第3の実施の形態の構造、
また図12〜図14に示した第4の実施の形態の構造で
あってもよい。
【0079】また図18に示すように、導通側検出回路
410は図5に示した第1の実施の形態のものに対し
て、さらにマイク姿勢で短絡される接点406,407
側にその短絡時にLED450を点灯させるLED点灯
回路を設けている。
【0080】次に、上記の構成の第5の実施の形態の動
作を、図19のフローチャートを用いて説明する。図1
6に示すように姿勢検出機403からの信号を受けて、
音声入力姿勢になった場合、接点406,407間が導
電球体405によって短絡され、LED450が点灯し
て使用者10に音声入力できることを知らせる(ステッ
プS1,S2,S2′)。しかしながら、図17に示す
ように姿勢検出機403からの信号を受けて、ナビゲー
ション操作姿勢になった場合、接点408,409間が
短絡されるが、この場合には、LED450は点灯しな
い(ステップS1,S2,S3)。
【0081】そしてLED450が点灯している状態
で、使用者10が発話すると、第1の実施の形態と同様
にその音声信号をリモートコントロールユニット400
からナビゲーションユニット100に送信し、音声認識
処理によってナビゲーションシステムを操作することが
できることになる(ステップS4,S5)。
【0082】これにより、使用者10はリモートコント
ロールユニット400を音声入力姿勢においた場合には
リモートコントロールユニット400の状態が変化する
ことをLED450の点灯によって認識し、さらにこの
姿勢のまま発話することによって音声入力が成功するこ
とを経験することになり、音声入力の可否がリモートコ
ントロールユニット400の姿勢を考慮して決定される
という事実を使用者に確実に認識させることができる。
【0083】なお、第5の実施の形態においては音声入
力姿勢でLED450が点灯する簡単な回路構成を示し
たが、これはLEDを点滅させる回路構成にしてもよ
い。
【0084】また、音声入力姿勢になったことを検出し
て音発生装置により、例えば、「ピッ」といった音によ
り、あるいは「音声入力できます」といったメッセージ
を出力することにより使用者に知らせるようにすること
もできる。しかしながら、マイク401を使用者10の
口元に近づけたときにLEDを点灯あるいは点滅させれ
ば、使用者が視覚によって音声入力可能なことを容易に
認識することができ、使用者の意識が低い場合でも音声
入力可能を使用者に認知させることができ、音声入力の
可否がリモートコントロールユニット400の姿勢を考
慮して決定されるという事実を使用者に容易に認識させ
ることができる利点がある。
【0085】またさらに、図20に示すように、マイク
401からの入力信号のレベルを音入力レベル検出部4
6で監視し、リモートコントロールユニット400が音
入力姿勢にあり、かつ音入力信号レベルが所定値以上で
ある場合にのみ(つまり、アンド回路47が“H”の場
合にのみ)LED点灯回路48にLED点灯指令を与え
る回路構成にすることもできる。そしてその場合には、
音声入力姿勢にあって、かつマイク401に向かって使
用者が発声している間だけLED450が発光するよう
になり、使用者は自分の発声が正しくマイク401に拾
われているかを確かめながら音声入力することができ、
音声によりリモートコントロール操作が効率よく行える
ようになる。
【0086】さらに、上記のいずれの実施の形態におい
ても、車載機器のリモートコントロール装置としてナビ
ゲーションシステムについて説明したが、本発明はナビ
ゲーション装置だけではなく、エアコン操作、AV機器
の操作等、車載されている各種機器に対するリモートコ
ントロール装置として広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のナビゲーションシ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】上記の実施の形態の機能的な構成を示すブロッ
ク図。
【図3】上記の実施の形態におけるリモートコントロー
ルユニットの音声入力状態を示す説明図。
【図4】上記の実施の形態におけるリモートコントロー
ルユニットの手入力によるリモートコントロール操作の
状態を示す説明図。
【図5】上記の実施の形態におけるリモートコントロー
ルユニットの姿勢検出機内の導通側検出回路の回路図。
【図6】上記の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図7】本発明の第2の実施の形態で使用するリモート
コントロールユニットの正面図。
【図8】上記の実施の形態の機能的な構成を示すブロッ
ク図。
【図9】上記の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図10】上記の実施の形態による目的地設定操作の処
理動作の説明図。
【図11】本発明の第3の実施の形態におけるリモート
コントロールユニットに採用される姿勢検出機の構造を
示す説明図。
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるリモート
コントロールユニットに採用される姿勢検出機の構造を
示す説明図。
【図13】上記の実施の形態におけるリモートコントロ
ールユニットの姿勢検出機の音声入力姿勢を示す説明
図。
【図14】上記の実施の形態におけるリモートコントロ
ールユニット内の姿勢検出機の手入力によるリモートコ
ントロール操作姿勢を示す説明図。
【図15】本発明の第5の実施の形態で使用するリモー
トコントロールユニットの正面図。
【図16】上記の実施の形態におけるリモートコントロ
ールユニットの音声入力状態を示す説明図。
【図17】上記の実施の形態におけるリモートコントロ
ールユニットの手入力によるリモートコントロール操作
の状態を示す説明図。
【図18】上記の実施の形態におけるリモートコントロ
ールユニットの姿勢検出機内の導通側検出回路の回路
図。
【図19】上記の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図20】本発明の第6の実施の形態におけるリモート
コントロールユニットの姿勢検出機内の導通側検出回路
の回路図。
【符号の説明】
10 ユーザ 41 送信信号生成部 42 送信機 43 送信信号生成部 44 送信機 45 切替部 46 音入力レベル検出部 47 アンド回路 48 LED点灯回路 100 ナビゲーションユニット 200 GPSアンテナ 300 音声認識ユニット 400 リモートコントロールユニット 401 マイク 402 操作スイッチ群 403 姿勢検出機 404 円筒体 405 導電球体 406 接点 407 接点 408 接点 409 接点 410 導通側検出回路 430 液体 440 円筒体 450 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 331 G10L 3/00 511 // G01C 21/00 551Q 551F 571R

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載機器に対して遠隔操作を行うための
    リモートコントロールユニットと、 音声認識を用いて遠隔操作を行うために、前記リモート
    コントロールユニット内に設けられたマイクと、 前記マイクに対してユーザが音声入力を行う際の前記リ
    モートコントロールユニットがおかれる姿勢(音声入力
    姿勢)を検出し、前記音声入力系統を活かす音声入力姿
    勢検出手段と、 前記マイクの集音した音声信号を送信する音声信号送信
    手段とを備えて成る車載機器のリモートコントロール装
    置。
  2. 【請求項2】 前記音声信号送信手段は、前記音声入力
    姿勢において前記車載機器の方向に指向性を持つことを
    特徴とする請求項1に記載の車載機器のリモートコント
    ロール装置。
  3. 【請求項3】 前記音声信号送信手段は、前記音声入力
    姿勢検出手段が前記音声入力姿勢を検出している状態で
    前記車載機器の方向に指向性を持ち、 前記音声入力姿勢検出手段が前記音声入力姿勢を検出し
    ているときには前記音声操作信号送信手段のみを活か
    し、それ以外の場合には前記リモートコントロールユニ
    ット側のリモート操作信号送信手段のみを活かす切替手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車
    載機器のリモートコントロール装置。
  4. 【請求項4】 車載機器に対して遠隔操作を行うための
    リモートコントロールユニットと、 音声認識を用いて遠隔操作を行うために、前記リモート
    コントロールユニット内に設けられたマイクと、 前記マイクの集音した音声信号を送信する音声信号送信
    手段と、 前記リモートコントロールユニットに設けられ、遠隔操
    作スイッチ機能と音声入力開始を指示する音声入力操作
    スイッチ機能とを兼ねる操作スイッチと、 前記リモートコントロールユニットの前記マイクに対し
    てユーザが音声入力姿勢を検出し、前記操作スイッチに
    対して前記音声入力開始操作スイッチ機能にし、それ以
    外の姿勢のときには前記遠隔操作スイッチ機能に切り換
    える音声入力姿勢検出手段とを備えて成る車載機器のリ
    モートコントロール装置。
  5. 【請求項5】 前記操作スイッチは、前記音声入力に引
    き続き、関連する操作を行うための遠隔操作スイッチと
    して動作することを特徴とする請求項4に記載の車載機
    器のリモートコントロール装置。
  6. 【請求項6】 前記リモートコントロールユニットの状
    態が変化したことを使用者に提示する提示手段を備え、 前記音声入力姿勢を検出した場合、前記リモートコント
    ロールユニットが前記音声入力系統を活かす状態になっ
    たことを使用者に提示することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の車載機器のリモートコントロール
    装置。
  7. 【請求項7】 前記提示手段は、使用者の視覚に対して
    提示するものであることを特徴とする請求項6に記載の
    車載機器のリモートコントロール装置。
  8. 【請求項8】 音声信号のパワーを検出する手段を備
    え、 当該手段が検出する音声信号のパワーが所定値よりも大
    きいときにのみ、前記提示手段が前記提示を行うことを
    特徴とする請求項6又は7に記載の車載機器のリモート
    コントロール装置。
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