JP2000267388A - 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及びこれを用いた画像形成装置

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JP2000267388A
JP2000267388A JP11069117A JP6911799A JP2000267388A JP 2000267388 A JP2000267388 A JP 2000267388A JP 11069117 A JP11069117 A JP 11069117A JP 6911799 A JP6911799 A JP 6911799A JP 2000267388 A JP2000267388 A JP 2000267388A
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roll
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charging
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ionic conductive
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JP11069117A
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Hitoshi Iwasaki
仁 岩▲崎▼
Noritaka Kuroda
能孝 黒田
Tomoki Kutsuwada
知己 轡田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 像担持体の軸方向に沿って均一な量の液
体状のイオン性導電性媒体を供給することで、水漏れ筋
や低帯電によるかぶりを防止することが可能な帯電装置
及びこれを用いた画像形成装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 表面に親水層を有するロール状部材と、
前記ロール状部材の表面に液体状のイオン性導電性媒体
を供給する供給手段と、前記ロール状部材の表面に供給
される液体状のイオン性導電性媒体に電圧を印加する電
圧印加手段とを備え、前記ロール状部材を所定の方向に
移動する被帯電部材の表面に接触させ、前記電圧印加手
段によってロール状部材の表面に供給される液体状のイ
オン性導電性媒体に電圧を印加することにより、被帯電
部材を帯電させることで課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真感光体
や静電記録誘電体等の像担持体を帯電する帯電装置、及
びかかる帯電装置を備えた電子写真複写機やレーザービ
ームプリンター、あるいは静電記録装置等の画像形成装
置に関し、特に、放電を伴わずに電荷注入により被帯電
部材の表面を帯電する帯電装置及びこれを用いた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記電子写真感光体や静電記録誘電体等
の像担持体を帯電する帯電装置としては、従来よりコロ
ナ放電を用いて像担持体を帯電するコロトロンが広く利
用されている。かかるコロトロンは、像担持体を均一に
帯電する手段としては有効であるが、像担持体を所定の
電位に帯電するために数kVという高電圧を印加しなけ
ればならず、高圧電源を必要とする。また、コロナ放電
によって発生するオゾン等の放電生成物のため、ゴム部
品や像担持体の劣化を引き起こすとともに、コロナ放電
によって発生したオゾンを機外へ排出させないようにオ
ゾンフィルターが必要になり、コストアップを招くこと
になる。
【0003】そこで、コロトロンに代わる帯電装置とし
て、ロール状、ブラシ状、ブレード状、フィルム状やベ
ルト状などの種々の形状の導電性部材を像担持体に接触
させ、当該導電性部材に電圧を印加することで像担持体
を帯電させる接触型の帯電装置が開発されており、実際
に使用されてもいる。これらの接触型の帯電装置は、オ
ゾンの発生が極めて少なく、しかもコロトロンに比べて
低い電源電圧を用いればよいという長所をもつ。
【0004】しかしながら、これらの接触型の帯電装置
は、導電性部材にDC電圧にAC電圧を重畳した電圧を
印加して像担持体を帯電する場合、像担持体表面の移動
速度であるプロセススピードが速いと、AC電圧に対応
した帯電ムラ(所謂ACリップル)が大きくなり、画質
に濃度ムラとなって現れるため、AC電圧の周波数を高
く設定せざるを得ない。しかし、このように、導電性部
材に印加するAC電圧の周波数を高く設定すると、像担
持体に流れるAC電流が増加するため、感光体等の像担
持体がダメージを受け易く、クリーナーブレードによる
感光体等の像担持体の磨耗の大きな促進要因となる。し
たがって、導電性部材にDC電圧にAC電圧を重畳した
電圧を印加する接触型の帯電装置は、プロセススピード
が速い中高速の複写機等の画像形成装置には搭載できな
いのが現状である。
【0005】また、上記接触型の帯電装置は、導電性部
材にDC電圧のみを印加して像担持体を帯電する場合、
DC電圧にAC電圧を重畳した電圧を印加するものに比
べて帯電均一性が劣り、しかも印加電圧と逆極性に帯電
したトナー等が付着するなど、トナーなどによる汚染も
大きく、長期間の維持性にも問題をもつ。
【0006】そこで、接触型の帯電装置が有するこれら
の問題点を解決する帯電装置としては、水あるいは、電
解質やイオン化可能な気体分子などを分散させたイオン
性導電性媒体を像担持体に接触させ、このイオン性導電
性媒体に電圧を印加することで像担持体を帯電させる帯
電装置が考えられている。
【0007】この種の新規な帯電装置に関する技術とし
ては、例えば、特開平7−325458号公報、特開平
9−22160号公報、特開平9−179376号公報
及び特開平9−179377号公報に開示されているも
のが既に提案されている。
【0008】これらの特開平7−325458号公報、
特開平9−22160号公報、特開平9−179376
号公報及び特開平9−179377号公報では、ポリウ
レタンフォームなどの水を染み込ませた部材を感光体ド
ラムに接触させ、水を染み込ませたポリウレタンフォー
ムにDC電圧を印加することで感光体ドラムを帯電させ
た後に、水が感光体ドラムの表面に付着したまま現像器
に流入し、画質欠陥が発生してしまうのを防止するため
に、感光体ドラム上に付着した水を拭い去るワイパー状
のブレードを設けるように構成したものである。
【0009】また、特開平7−140729号公報や特
開平8−62932号公報では、水を含浸した吸水性の
スポンジローラを感光体ドラムの表面に接触させ、この
吸水性のスポンジローラに直流電圧を印加することによ
り、感光体ドラムの表面を帯電するように構成したもの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平7−325458号公報、特開平9
−22160号公報、特開平9−179376号公報及
び特開平9−179377号公報に開示された帯電装
置、あるいは特開平7−140729号公報や特開平8
−62932号公報に開示された帯電装置の場合には、
次のような二つの問題点を有している。
【0011】まず第一に、いずれの帯電装置の場合に
も、ポリウレタンフォームなどの水を染み込ませた部材
や水を含浸した吸水性のスポンジローラを、感光体ドラ
ムの表面に接触させることにより、感光体ドラムの表面
を所定の電位に帯電するものであるため、感光体ドラム
の軸方向に沿って均一な量の水を含浸させるのが困難で
ある。そのため、水が多く感光体ドラムに供給された部
分は、正常に帯電はするものの、水が感光体ドラムの表
面に付着したまま現像装置に流入し、正常な現像が行わ
れず斑筋状の画質欠陥(以下、「水漏れ筋」ともい
う。)が発生してしまう。また、水が十分に感光体ドラ
ムに供給されなかった部分は、低帯電を起こし、かぶり
等の画質欠陥が発生してしまう。このように、感光体ド
ラムの軸方向に均一な量の水を含浸させることが非常に
困難であり、含水量のむらに応じて種々の画質欠陥が発
生してしまうという問題点があった。
【0012】第二に、いずれの帯電装置の場合にも、多
くのプリントを繰り返していくうちに、ポリウレタンフ
ォームやスポンジローラ等の部材に、現像に使用するト
ナーや当該トナーの外周に添加される外添剤などの異物
が付着する。すると、上記従来の帯電装置の場合には、
ポリウレタンフォームやスポンジローラ等の部材から感
光体ドラムの表面に、水等のイオン性導電性媒体が部分
的に供給されなくなり、感光体ドラムの表面電位にむら
が生じ、縦筋状の画質欠陥が現れるという問題点があっ
た。
【0013】このように、感光体ドラムの表面を帯電す
るための含水部材としては、その吸水性の高さからポリ
ウレタンフォームやスポンジローラ等の多孔性の部材が
用いられることが多いが、多孔性の含水部材を用いる
と、ポリウレタンフォームやスポンジローラ等の孔に現
像に使用するトナーや当該トナーの外周に添加される外
添剤などの異物が付着し易いため、特に、縦筋状の画質
欠陥が発生し易いという問題点があった。
【0014】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、第一に、像担持体の軸方向に沿って均一な
量の液体状のイオン性導電性媒体を供給することで、水
漏れ筋や低帯電によるかぶりを防止すること、第二に、
長期にわたりトナーや外添剤などの汚染を防止すること
で均一な電位を得て、良好な画質を保つことが可能な帯
電装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、イオン性導電性媒体
を被帯電部材に接触させ、当該イオン性導電性媒体に電
圧を印加することによって帯電を行う帯電装置におい
て、表面に親水層を有するロール状部材と、前記ロール
状部材の表面に液体状のイオン性導電性媒体を供給する
供給手段と、前記ロール状部材の表面に供給される液体
状のイオン性導電性媒体に電圧を印加する電圧印加手段
とを備え、前記ロール状部材を所定の方向に移動する被
帯電部材の表面に接触させ、前記電圧印加手段によって
ロール状部材の表面に供給される液体状のイオン性導電
性媒体に電圧を印加することにより、被帯電部材を帯電
させることを特徴とする帯電装置である。
【0016】また、請求項2に記載された発明は、前記
供給手段は、ロール状部材の表面に液体状のイオン性導
電性媒体を保持可能なように接触するブレード状部材か
らなることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置であ
る。
【0017】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記ロール状部材の表面を清掃する清掃部材を設けたこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の帯電装置である。
【0018】また更に、請求項4に記載された発明は、
前記ロール状部材の表面粗さRzが平均トナー粒径以下
であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の帯電装置である。
【0019】さらに、請求項5に記載された発明は、イ
オン性導電性媒体を像担持体に接触させ、当該イオン性
導電性媒体に電圧を印加することによって像担持体の表
面を所定の電位に帯電を行う帯電装置を備え、当該帯電
装置によって像担持体の表面を所定の電位に帯電するこ
とにより画像を形成する画像形成装置において、上記帯
電装置は、表面に親水層を有するロール状部材と、前記
ロール状部材の表面に液体状のイオン性導電性媒体を供
給する供給手段と、前記ロール状部材の表面に供給され
る液体状のイオン性導電性媒体に電圧を印加する電圧印
加手段とを備え、前記ロール状部材を所定の方向に移動
する像担持体の表面に接触させ、前記電圧印加手段によ
ってロール状部材の表面に供給される液体状のイオン性
導電性媒体に電圧を印加することにより、像担持体を帯
電させることを特徴とする画像形成装置である。
【0020】
【作用】前記請求項1〜5のように、表面に親水層を有
するロール状部材と、前記ロール状部材の表面に液体状
のイオン性導電性媒体を供給する供給手段と、前記ロー
ル状部材の表面に供給される液体状のイオン性導電性媒
体に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記ロール
状部材を所定の方向に移動する被帯電部材の表面に接触
させ、前記電圧印加手段によってロール状部材の表面に
供給される液体状のイオン性導電性媒体に電圧を印加す
ることにより、被帯電部材を帯電させることで、感光体
ドラム等の被帯電部材(像担持体)の軸方向に均一な量
の水等からなる液体状のイオン性導電性媒体を供給する
ことができ、水漏れ筋や低帯電によるかぶりを防止する
ことができる。
【0021】また、請求項3や4のように、ロール状部
材の表面を清掃する清掃部材を設けたり、ロール状部材
の表面粗さRzが平均トナー粒径以下であるように構成
することにより、長期にわたりトナーや外添剤などの汚
染を防止することで、均一な電位を得、良好な画質を保
つことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0023】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る帯電装置を適用し
た画像形成装置を示すものである。
【0024】図2において、1は像担持体としての感光
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1として
は、例えば、直径80mmのアルミニウム製パイプに有
機光導電性物質を塗布した所謂、有機感光体をベースと
したものが用いられる。上記感光体ドラム1は、紙面に
垂直な方向に軸線を有し、図示の矢印方向に沿って図示
しない駆動手段により、所定の速度で回転駆動されるよ
うになっている。また、上記感光体ドラム1の表面は、
この発明の実施の形態1に係る帯電装置2によって、所
定の電位にマイナス帯電された後、露光装置3によって
画像が露光され、当該感光体ドラム1の表面には、画像
に応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム1上
に形成された静電潜像は、現像装置4によりマイナスの
トナーが反転現像されて、可視像化される。その後、上
記感光体ドラム1上に可視像化されたトナー像は、当該
トナー像と同期して感光体ドラム1の表面の転写位置へ
と搬送される転写用紙5上に、転写ロール6が形成する
転写電界と押圧力によって転写される。上記のごとくト
ナー像が転写された転写用紙5は、感光体ドラム1の表
面から分離され、図示しない定着装置へと搬送されて、
この定着装置によりトナー像が定着されて、装置の外部
に排出される。
【0025】なお、トナー像が転写用紙5上に転写され
た後の感光体ドラム1の表面は、クリーニング装置7の
ディスターバーブラシ8とクリーナーブレード9によっ
て、残留したトナーや紙粉等が除去されて、次の画像形
成工程に備えるようになっている。また、上記クリーニ
ング装置7と帯電装置2との間には、感光体ドラム1の
表面を除電する図示しない除電装置を設けても良い。
【0026】図2中、符号10は、帯電装置2に所定の
直流電圧を印加する直流電源を示すものである。
【0027】図1はこの発明の実施の形態1に係る帯電
装置を示すものである。
【0028】上記帯電装置2は、図1に示すように、大
別して、表面が親水性を有するロール状部材としての帯
電ロール21と、前記帯電ロール21の表面に液体状の
イオン性導電性媒体23を供給して含浸させる供給手段
22と、前記帯電ロール21の表面に含浸された液体状
のイオン性導電性媒体23に電圧を印加する電圧印加手
段24とで構成されている。
【0029】上記帯電ロール21は、直径8mmの金属
製のシャフト25上に、肉厚3mmの適度な弾性を有す
るエピクロロヒドリンゴム26を被覆し、当該エピクロ
ロヒドリンゴム26上に市販の優れた親水性を示すTo
To社製の「Hydrotect Film」からなる
親水性フィルム27を貼着して構成されている。この帯
電ロール21は、シャフト25の両端を押圧するスプリ
ング28によて、感光体ドラム1の表面に当接するよう
に配置されており、当該感光体ドラム1の回転に伴って
従動回転するようになっている。
【0030】また、上記帯電ロール21の表面に液体状
のイオン性導電性媒体23を供給して含浸させる供給手
段22としては、水供給用のフッ素ゴムからなるワイパ
ーブレードが、帯電ロール21の表面に当接されてい
る。そして、上記帯電ロール21の表面とワイパーブレ
ード22との間の部分29には、液体状のイオン性導電
性媒体としての純水23が保持されるように構成されて
いる。この帯電ロール21の表面とワイパーブレード2
2との間の部分29には、液体状のイオン性導電性媒体
として通常のイオン交換水として得られた純水23が、
適宜補給されるようになっている。なお、上記帯電ロー
ル21とワイパーブレード22の接触部の両端部には、
図示しない高撥水性のテフロン(登録商標)系ブラシを
当てることで、液体状のイオン性導電性媒体としての純
水23が両端部から漏れるのを防止するサイドシールが
設けられている。
【0031】ここで、「ワイパーブレード」とは、図3
に示すように、当該ブレード22の先端部22aが感光
体ドラム1の回転方向下流側に圧接し、当該ブレード2
2の基端部22b側が感光体ドラム1の回転方向上流側
に位置し、尚かつ当該ブレード22の基端部22b側が
感光体ドラム1の表面に対して傾斜した状態に配置され
ているブレードを意味する。上記ワイパーブレード22
は、ウレタンゴム等の弾性体からなるため、感光体ドラ
ム1の表面に所定量だけ圧接した場合には、図3(b)
に示すように、その先端部が感光体ドラム1の表面に圧
接した状態で、上向きにカーブするように湾曲した形状
となる。
【0032】この実施の形態では、液体状のイオン性導
電性媒体23として通常のイオン交換水として得られる
純水を使用したが、その限りではなく、蒸留水、水道水
などの水、もしくは水、アルコールなどの溶剤に電解質
やイオン化可能な気体分子などを溶解させた液体などを
使用することができる。また、上記水やアルコールなど
の溶剤に溶解される電解質としては、LiClO4 、N
2 So4 、Na2 CO3 、NaHCO3 、NaCl、
KCl、LiCl、MgCl2 、CaCl2 、(N
4 2 SO4 などさまざまな電解質を用いることがで
きる。一方、イオン化可能な気体分子などとしては、C
2 などが挙げられる。このCO2 などのイオン化可能
な気体分子は、水等の中に自然に溶解したものを用いて
もよいし、積極的に溶解させたものを用いても勿論よ
い。
【0033】また、上記した物質を含浸した状態の帯電
ロール21の体積抵抗率は、102〜109 Ωcm程度
の範囲内で適宜設定されるが、本実施の形態の水の抵抗
は約105 Ωであった。これは、純水23を使用したも
のの、すぐに空気中の不純物等を取り込んで抵抗が下が
ったためと考えられる。
【0034】さらに、上記帯電ロール21の表面に親水
性を持たせるために、この実施の形態では、簡易的に親
水性のフィルム27を用いたが、これに限られるもので
はない。例えば、親水性シリコーンゴム、シロキサンと
メタクリル酸エステルの共重合体、ポリ酢酸ビニル、P
VA、ポリ塩化ビニル、セルロース、PMMAなどの親
水性の比較的高い高分子を、帯電ロール21の表面層に
使用すること、または、グリセリン脂肪酸エステル、ソ
ルビトールエチレンオキシド付加物の脂肪酸エステル、
高級アルコールオキシカルボン酸エステル、多価アルコ
ール類の脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、グ
リセリンモノステアリン酸エステル、グリセリン脂肪酸
乳酸エステルなどの界面活性剤の表面層への混練、また
は、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムとポリアク
リル酸、含フッ素界面活性剤とポリビリルピロリドンを
あわせたもの、含フッ素および非フッ素界面活性剤とア
ニオン性ポリアクリルアミドをあわせたものなどのよう
に親水性高分子と界面活性剤をあわせて処理したものを
表面層に塗布すること、または、紫外線処理、プラズマ
処理やコロナ放電処理などによるヒドロキシル基やカル
ボキシル基などの親水性官能基の表面層への導入、また
は、PVAと微粒子状シリカをあわせて処理したものな
どの親水性樹脂の表面層へのコーテイングなど様々な手
段が適用でき、適宜選択される。
【0035】また、この実施の形態では、親水性の層2
7の下地としてエピクロロヒドリンゴム26を用いた
が、ウレタンゴム、ニトリルゴム、クロロプレーンゴ
ム、シリコーンゴム、天然ゴム、NBR、フッ素ゴム、
ポリ酢酸ビニル、PVA、ポリ塩化ビニル、セルロー
ス、PMMA、ポリカーボネートなどの種々のポリマ
ー、または金属などさまざまな材料が使用可能であり、
適宜選択される。この実施の形態では、適度な弾性を持
たせるためにゴムを使用した。
【0036】この実施の形態の水供給用ワイパーブレー
ド33は、図3に示すように、厚さt=2mm、幅l=
15mm、自由長L=10mm、長さが感光体ドラム1
の略全幅に形成され、そのセッティングアングル(以
下、「SA」という)は20°、帯電ロール21への食
い込み量(以下、「ニップ量」という)は、主に0.2
mmに設定されている。ただし、ワイパーブレード22
のSAやニップ量は、他の値に設定しても良いことは勿
論である。また、上記ワイパーブレード22の基端部の
表面側には、ステンレスやアルミニウム等からなる板金
30が接着等の手段によって固着されており、当該ワイ
パーブレード22は、この板金30を図示しない帯電装
置本体に取り付けることによって、帯電ロール21に接
触した状態で、上述したセッティングアングルSAとな
るように設定されている。
【0037】上記水供給用ワイパーブレード22の材料
もフッ素ゴム以外に、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ク
ロロプレーンゴム、シリコーンゴム、天然ゴム、NBR
などさまざまな材料が使用可能であり、適宜選択され
る。また、上記実施の形態では、水供給用のブレード2
2上に電圧印加手段としての電極24を取り付けたが、
供給された水23に電圧を印加できる位置であれば、ど
こに取り付けてもよい。
【0038】以上の構成において、この実施の形態1に
係る帯電装置は、次のようにして、像担持体の軸方向に
沿って均一な量の液体状のイオン性導電性媒体を供給す
ることで、水漏れ筋や低帯電によるかぶりを防止するこ
とが可能となっている。また、この実施の形態1に係る
帯電装置は、次のようにして、長期にわたりトナーや外
添剤などの汚染を防止することで均一な電位を得て、良
好な画質を保つことが可能となっている。
【0039】すなわち、この実施の形態1に係る帯電装
置2では、図1に示すように、感光体ドラム1の表面に
帯電ロール21が接触した状態で従動回転するようにな
っている。この帯電ロール21の表面に設けられた親水
性フィルム27には、当該帯電ロール21の表面に圧接
するワイパーブレード22によって保持された純水23
が供給され、当該帯電ロール21の表面には、純水23
が全体的にべったり塗られた状態となっており、当該帯
電ロール21の表面に塗られた純水23には、ワイパー
ブレード21の内面に設けられた給電用電極24を介し
て所定の電圧を印加することにより、通常のイオン交換
水として得られた純水23、及びこの純水23に溶解し
ているイオン化可能な気体であるCO2 等が、次に示す
ように電離してイオン化し、この水23にマイナス極性
の電圧を印加することにより、マイナスに電離したイオ
ンを感光体ドラム1の表面に静電気的に付着させ、当該
感光体ドラム1の表面を所定の電位に帯電するようにな
っている。 H2 O⇔H+ +OH- CO2 +H2 O⇔H2 CO32 CO3 ⇔H+ +HCO3 - HCO3 - ⇔H+ +CO3 2-
【0040】そのため、上記帯電装置2の帯電ロールの
表面に含浸された液体状のイオン性導電性媒体としての
純水23には、感光体ドラム1の帯電電位と等しい直流
電圧を印加すればよく、コロナ放電等は基本的には生じ
ないので、オゾンの発生をほとんど完全に抑制すること
ができる。また、上記帯電ロール21とワイパーブレー
ド22で囲まれた領域29には、イオンを発生させる通
常のイオン交換水として得られた純水23や、この純水
23にイオン化可能な気体であるCO2 等を溶解させた
液体を供給すればよく、これらの純水23等が電離して
イオン化することにより、直ちに感光体ドラム1の表面
を所定の電位に帯電することができるので、中高速の複
写機等の画像形成装置でも十分使用することが可能であ
る。さらに、上記帯電ロール21とワイパーブレード2
2で囲まれた領域29に保持された液体状のイオン性導
電性媒体23に印加する電圧は、感光体ドラム1の帯電
電位と等しい直流電圧でよいので、接触型の帯電部材に
AC電圧を重畳させたDC電圧を印加する必要がないの
で、AC電圧を印加することによって感光体ドラム1の
表面を損傷させる虞れがなく、感光体ドラム1の磨耗が
まったく問題となることはない。
【0041】さらに、この実施の形態1に係る帯電装置
2では、帯電ロール21に全面的にべったり塗られた液
体状のイオン性導電性媒体としての純水23が、感光体
ドラム1の表面に直接接触して、上記のごとく当該感光
体ドラム1の表面を所定の電位に帯電するため、感光体
ドラム1の表面にトナーや外添剤などの異物が付着して
いる場合であっても、電位むらが生じることがなく、電
位むらによる縦筋状の画質欠陥が発生するのを防止する
ことが可能となっている。
【0042】また、上記実施の形態1に係る帯電装置2
では、帯電ロール21の表面に親水性フィルム27が設
けられており、この親水性フィルム27にべったり塗ら
れた液体状のイオン性導電性媒体23をイオン化するよ
うに構成されているので、当該帯電ロール21の表面層
27には、均一な量の純水が含浸され、感光体ドラム1
の軸方向に沿って均一な量の純水23を供給することが
でき、水漏れ筋や低帯電によるかぶりを防止することが
可能となっている。
【0043】更に、この実施の形態1に係る帯電装置2
では、表面に親水性フィルム27が設けられた帯電ロー
ル21が回転した状態で、感光体ドラム1の表面に接触
するため、長期にわたりトナーや外添剤などの汚染を防
止することで均一な電位を得て、良好な画質を保つこと
ができる。
【0044】実験例1 次に、本発明者らは、本発明の効果を確認するため、図
1に示すような帯電装置2を試作し、この帯電装置を画
像形成装置に搭載して、コピーをとる実験を行ったとこ
ろ、プリントサンプルは良好な画質であった。また、感
光体ドラム1の表面電位も軸方向に沿って10ポイント
測定したところ、すべて約−650Vであり、非常に優
れた帯電均一性を示した。
【0045】これは、表面に親水性フィルム27が設け
られた帯電ロール21に、ブレード22を用いて外部か
ら水23を供給することで、軸方向に画質欠陥が生じな
い程度に均一に水23を供給できたためと考えられる。
【0046】なお、上記の実施の形態では、ワイパーブ
レード22を用いて帯電ロール21上に水23を供給し
たが、当該帯電ロール21の軸方向に沿って水23を均
一に供給できるものであれば、ドクターブレード、ロー
ル状部材、パッド状部材などその形状は限られるもので
はない。また、その材料も限定されるものではなく、適
宜選択されるものである。
【0047】また、感光体ドラム1の帯電ロール21の
下流側に、万が一のために水を堰き止めるブレードなど
のシール部材を設けるように構成しても良い。
【0048】比較例 この比較例では、図4に示すように、感光体ドラム1に
直径8mmの金属製シャフト50に純水を吸収した肉厚
1.5mmのPVAからなる吸水層51が被覆された含
水ロール52が、スプリング53により接触するように
配置されている。金属製シャフト50には、電極54が
接触しており、直流電圧が帯電装置用電源55により給
電され、感光体ドラム1の表面が帯電されるように構成
されている。
【0049】本比較例では、まず、図5に示すように、
前記含水ロール52を純水56中に一定時間浸し、飽和
含水量まで純水56を吸収させた。その後、図6に示す
ように、平板57上で含水ロール52を一定の圧力を加
えながら余分な水56を取り除き転動させることで、平
均含水量を32mg/cm2 になるように設定した。こ
のとき、含水ロール52の軸方向の含水量分布を測定し
たところ、図7(a)に示すとおりであった。この含水
ロール52を用いた帯電装置を図2に示すような画像形
成装置に取り付け、画像を形成したところ、プリントサ
ンプル上には、水漏れによる斑状筋と低帯電による高濃
度筋が発生していた。図7(b)に示したように、含水
ロール52の含水量が35mg/cm2 以上のところが
水濡れ筋に、含水量が30mg/cm2 以下のところが
低帯電による高濃度筋にそれぞれ対応している。発明者
らの以前の研究により同一の含水部材を用いた場合、3
5mg/cm2 以上の場合に水濡れ筋が、30mg/c
2 以下の場合は低帯電が発生することが報告されてお
り、本比較例の結果も妥当であるといえる。
【0050】このように、水濡れ筋と低帯電がどちらも
発生しない含水量のラチチュードは非常に狭く、水を染
み込ませた部材を感光体ドラムに当接される帯電装置の
場合には、このラチチュード内で軸方向に均一な量を含
水させるのが難しいことがわかる。
【0051】実施の形態2 図8はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、帯電ロール21とし
て、その表面に紫外線処理を施すことで簡易的に親水層
31を形成したポリカーボネート製のロールを用いるよ
うに構成されている。なお、帯電ロール21の紫外線処
理は、窒素雰囲気中で約30分行われた。
【0052】まず、前処理として、ポリカーボネート製
の帯電ロール21の表面を、イオンスパッター処理する
ことで、表面粗さRzの異なるロールを数種類作成し
た。
【0053】上記数種類の帯電ロール21にそれぞれ紫
外線処理を施すことで、表面粗さが異なり、さらに親水
層31を有するポリカーボネート製のロール21を作成
した。最終的に帯電ロール21の表面Rzは、それぞれ
0.7,3、4、6、9、12μmであった。
【0054】また、上記帯電ロール21の表面には、清
掃部材32として、滑りの良いフッ素ゴムからなるドク
ターブレードが当接するように配置されている。
【0055】ここで、「ドクターブレード」とは、当該
ブレードの先端部が帯電ロール21の回転方向上流側に
圧接し、当該ブレードの基端部側が帯電ロール21の回
転方向下流側に位置し、尚かつ当該ブレードの基端部側
が帯電ロール21の表面に対して傾斜した状態に配置さ
れているブレードを意味する。
【0056】この実施の形態のドクターブレード32
は、セッティングアングル(以下、「SA」という)は
20°、帯電ロール21への食い込み量(以下、「ニッ
プ量」という)は、主に1.0mmに設定されている。
但し、このドクターブレード32のSAやニップ量は、
他の値に設定しても良いことは勿論である。
【0057】水供給用のブレード32は、前記実施の形
態1と同様のワイパーブレードを同じ条件で当接させて
いる。また、電圧を印加するための電極24も同一に構
成されている。
【0058】実験例2 次に、本発明者らは、この帯電装置2を用いて強制耐汚
染テストを行った。図2に示す画像形成装置において、
感光体ドラム用のクリーナーブレード7のエッジを紙や
すりで適度に粗し、強制的にクリーニング不良が発生す
るようにした。このため、帯電装置2には、通常よりも
多いトナーが突入することになる。その他の構成及び作
用は、前記実施の形態1と同一であるのでここでは省略
する。
【0059】この強制耐汚染テストでは、100枚のプ
リントを行い、感光体ドラム1の表面電位と画質欠陥の
有無を調べた。なお、この100枚というプリント枚数
は、通常の条件で、磨耗等で規定される感光体ドラム1
の寿命がくるまでの枚数をプリントしたときに帯電装置
2に突入するであろう累積トナー量とほぼ同量のトナー
が帯電装置2に突入する枚数である。
【0060】図9に実験結果を示した。帯電ロール21
の表面粗さRzが3μm以下の場合は、軸方向の電位む
ら(以下、ΔVH)は5Vであり、初期の優れた帯電性
能を維持しており、画質欠陥も発生しなかった。また、
このときの帯電ロール21の表面を目視で観察したとこ
ろ、トナー等による汚染もみられなく、ドクターブレー
ド32で十分にトナーが清掃できていることがわかる。
【0061】次に、帯電ロール21の表面粗さRzが6
μmの場合でも、軸方向の電位むらは7V程度であり、
少々の悪化はあるが十分優れた帯電性能を示し、画質欠
陥も発生しなかった。また、帯電ロール21の表面は、
全体的にかなり汚れているものの、十分湿っていた。こ
れは、ドクターブレード32による帯電ロール21表面
のクリーニング性は低下するものの、この程度の汚染で
あれば、水が帯電ロール21に付着したトナー間を伝っ
て感光体ドラム1上に十分供給され、帯電可能であった
ためと考えられる。
【0062】さらに、帯電ロール21の表面粗さRzが
9μm以上となるにしたがい、ΔVHも悪化し、電位不
良による縦筋が発生するようになった。当然ながら、帯
電ロール21の表面は、かなり汚染されており、湿って
いる部分とそうでない部分とがあった。これは、ドクタ
ーブレード32によるクリーニング性がさらに悪化し、
水も十分に感光体ドラム1に供給されないほど、トナー
が堆積したためと考えられる。
【0063】この実施の形態では、現像装置4において
粒径7μmのトナーを使用したため、帯電ロール21の
表面粗さRzがそれ以上であると、トナーが帯電ロール
21表面の凹凸に入り込んでしまい、クリーニング不良
が発生すると考えられる。実際には、トナーに粒度分布
があるので、7μm以下のトナーも存在する。したがっ
て、この実施の形態では、帯電ロール21の表面粗さが
Rz=6μmの場合でも、帯電ロール21表面のクリー
ニング性が低下したと考えられる。しかしながら、帯電
ロール21の表面粗さRzをトナーの平均粒径以下に設
定しておくことにより、清掃用のドクターブレード32
で清掃しきれない分のトナー汚染があるものの、その程
度の量では、液体である水を使用しているために、トナ
ー間を十分水が伝わり感光体ドラム1を正常に帯電する
ことができると考えられる。
【0064】粒径10μmのトナーを使用した場合の結
果も同様に図9に示した。上記と同様にトナーの平均粒
径以下の表面粗さRzである場合に、ΔVHが良好であ
り、それ以上のときに悪化することがわかる。
【0065】比較のために、最も粗さが粗い通常よく使
用される水を染み込ませた多孔性のスポンジロールを用
いた場合の結果も図9に示した。目視観察すると、スポ
ンジロールの孔にトナーが完全に入り込んでしまってお
り、軸方向全体にひどいトナー汚染が生じ、ΔVHも5
0Vと最も悪い結果になった。当然のことながら、画質
も最悪であった。
【0066】
【発明の効果】以上のとおり、この発明によれば、請求
項1〜5のように、表面に親水層を有するロール状部材
と、前記ロール状部材の表面に液体状のイオン性導電性
媒体を供給する供給手段と、前記ロール状部材の表面に
供給される液体状のイオン性導電性媒体に電圧を印加す
る電圧印加手段とを備え、前記ロール状部材を所定の方
向に移動する被帯電部材の表面に接触させ、前記電圧印
加手段によってロール状部材の表面に供給される液体状
のイオン性導電性媒体に電圧を印加することにより、被
帯電部材を帯電させることで、感光体ドラム等の被帯電
部材(像担持体)の軸方向に均一な量の水等からなる液
体状のイオン性導電性媒体を供給することができ、水漏
れ筋や低帯電によるかぶりを防止することができる。
【0067】また、請求項3や4のように、ロール状部
材の表面を清掃する清掃部材を設けたり、ロール状部材
の表面粗さRzが平均トナー粒径以下であるように構成
することにより、長期にわたりトナーや外添剤などの汚
染を防止することで、均一な電位を得、良好な画質を保
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る帯電装置の実施の形態
1を示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明に係る帯電装置を適用した画
像形成装置の実施の形態1を示す構成図である。
【図3】 図3はワイパーブレードを示す構成図であ
る。
【図4】 図4は比較例に係る帯電装置を示す構成図で
ある。
【図5】 図5は比較例に係る含水ロールの含水状態を
示す説明図である。
【図6】 図6は比較例に係る含水ロールの含水状態を
調整する方法を示す説明図である。
【図7】 図7は比較例に係る含水ロールの帯電結果を
示す説明図である。
【図8】 図8はこの発明に係る帯電装置の実施の形態
2を示す構成図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態2に係る帯電装
置の実験結果を示す図表である。
【符号の説明】
2:帯電装置、21:帯電ロール、22:供給手段、2
2:液体状のイオン性導電性媒体、24:電圧印加手
段、27:親水層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 轡田 知己 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 EE12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン性導電性媒体を被帯電部材に接触
    させ、当該イオン性導電性媒体に電圧を印加することに
    よって帯電を行う帯電装置において、表面に親水層を有
    するロール状部材と、前記ロール状部材の表面に液体状
    のイオン性導電性媒体を供給する供給手段と、前記ロー
    ル状部材の表面に供給される液体状のイオン性導電性媒
    体に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記ロール
    状部材を所定の方向に移動する被帯電部材の表面に接触
    させ、前記電圧印加手段によってロール状部材の表面に
    供給される液体状のイオン性導電性媒体に電圧を印加す
    ることにより、被帯電部材を帯電させることを特徴とす
    る帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記供給手段は、ロール状部材の表面に
    液体状のイオン性導電性媒体を保持可能なように接触す
    るブレード状部材からなることを特徴とする請求項1に
    記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記ロール状部材の表面を清掃する清掃
    部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記ロール状部材の表面粗さRzが平均
    トナー粒径以下であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の帯電装置。
  5. 【請求項5】 イオン性導電性媒体を像担持体に接触さ
    せ、当該イオン性導電性媒体に電圧を印加することによ
    って像担持体の表面を所定の電位に帯電を行う帯電装置
    を備え、当該帯電装置によって像担持体の表面を所定の
    電位に帯電することにより画像を形成する画像形成装置
    において、上記帯電装置は、表面に親水層を有するロー
    ル状部材と、前記ロール状部材の表面に液体状のイオン
    性導電性媒体を供給する供給手段と、前記ロール状部材
    の表面に供給される液体状のイオン性導電性媒体に電圧
    を印加する電圧印加手段とを備え、前記ロール状部材を
    所定の方向に移動する像担持体の表面に接触させ、前記
    電圧印加手段によってロール状部材の表面に供給される
    液体状のイオン性導電性媒体に電圧を印加することによ
    り、像担持体を帯電させることを特徴とする画像形成装
    置。
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