JP2000267146A - 導波路型光変調素子及び波長変換装置 - Google Patents

導波路型光変調素子及び波長変換装置

Info

Publication number
JP2000267146A
JP2000267146A JP11076029A JP7602999A JP2000267146A JP 2000267146 A JP2000267146 A JP 2000267146A JP 11076029 A JP11076029 A JP 11076029A JP 7602999 A JP7602999 A JP 7602999A JP 2000267146 A JP2000267146 A JP 2000267146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
wavelength conversion
waveguide
light
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11076029A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Sonoda
慎一郎 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11076029A priority Critical patent/JP2000267146A/ja
Publication of JP2000267146A publication Critical patent/JP2000267146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に高い波長変換効率を得ることができる
導波路型光変調素子及び波長変換装置を得る。 【解決手段】 基板10上に光導波路12、14が形成
され、電極16、18、20を有するEOM素子部32
と、周期ドメイン反転構造形成用の周期電極36と平板
電極38とを有する波長変換部36から光変調素子を構
成している。周期電極36と平板電極38のギャップ長
は、2本の光導波路12、14の各々が含まれるよう
に、十分大きく設定され、両電極36、38間に電圧を
印加してドメイン反転部22が形成される。従って、光
変調素子は、光導波路12、14の各々において波長変
換作用を有し、変換効率により選択可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路型光変調素
子及び波長変換装置にかかり、特に、波長変換素子や電
気光学変調器として用いられる導波路型光変調素子及び
導波路型光変調素子を用いて光の波長を変換する波長変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非線形光学効果を有する強誘電体の自発
分極(ドメイン)を周期的に反転させた領域を設けた光
波長変換素子を用いて、基本波を第2高調波に波長変換
する方法が既にBleombergen等によって提案されている
(Phys.Rev.,vol.127,No.6,1918(1962)参照)。この方
法では、ドメイン反転部の周期Λを、 Λc=2π/{β(2ω)−2β(ω)} ただしβ(2ω)は第2高調波の伝搬定数 β(ω)は基本波の伝搬定数 で与えられるコヒーレント長Λcの整数倍になるように
設定することで、基本波と第2高調波との位相整合(い
わゆる疑似位相整合)を取ることができる。このような
周期ドメイン反転構造を、非線形光学材料からなる光導
波路を導波させた基本波を波長変換する光導波路型の光
波長変換素子に形成して、効率良く位相整合を取る試み
もなされている。
【0003】一例として、波長変換素子と電気光学変調
器とをモノシリックに集積化した光学素子が知られてい
る(特開平4−333835号公報参照)。この技術で
は、図6及び図7に示すように、光学素子100とし
て、基板上に導波路102、104が形成され、電極1
20、122を備えたEOM素子部(電気光学変調器)
114と、周期ドメイン反転構造が形成された波長変換
部116とから構成されている。周期ドメイン反転構造
は、クロスポート108またはバーポート110の何れ
かに形成される。周期ドメイン反転構造が形成されたポ
ートを通過する波長λの光は波長λ/2の光に変換され
て出力される。図6及び図7の例では、導波路102側
のバーポート106に周期ドメイン反転構造が形成され
ている。
【0004】上記光学素子100において、波長λの光
を光導波路102に入力する場合、電極120、122
に電圧を印加しないとき、入力された殆どの光はクロス
ポート108に乗り移り、バーポート106には光が導
波されない。このとき、電極120、122に電圧を印
加すると、その印加した電圧に応じてクロスポート10
8に乗り移る光量は減少してバーポート106に光が出
力される。このようにして光変調を行うと共に、波長変
換を可能としている。
【0005】上記波長変換を効率的に行うため、Zカッ
ト基板を用いた技術が知られており、上記の技術では、
光学素子として、LiNbO3、LiTaO3等のZカッ
トの基板を用いている。図8及び図9に示すように、電
圧印加法では、周期ドメイン反転を形成した場合、Z軸
に沿って反転領域は延びる性質があるため、Zカット基
板を用いた場合、深い周期ドメイン反転構造が形成でき
る。従って、光学素子130に周期ドメイン反転構造を
形成し、周期ドメイン反転構造が形成されている領域で
あれば、そこに光導波路132を形成することによっ
て、高効率な波長変換を行うことができる。
【0006】しかしながら、Zカット基板を用いると、
ドメイン反転構造が深く形成できるものの、光源として
半導体レーザを用いた場合には、基本波の入射光学系が
複雑になったり、焦電効果やバッファ層の屈折率の微妙
な揺らぎ等の要因で電気光学変調器において高い消光比
が得られなかったりする問題があった。
【0007】このような周期ドメイン反転構造を形成し
た光導波路型の光波長変換素子について説明する。周期
ドメイン反転構造を形成した光導波路型の光波長変換素
子は、基板の自発分極の向きの点から2つのタイプに大
別されている。一方のタイプの光波長変換素子は図12
に示すように、一つの基板表面2a(それに沿って光導
波路1が延びる基板表面)に対して、矢印Pで示す基板
2の自発分極の向きが垂直になっているものであり、別
タイプの光波長変換素子は図13に示すように、上記基
板表面2aに対して基板2の自発分極の向きが平行にな
っているものである。
【0008】図12に示すタイプの光波長変換素子は、
例えば上記の特開平5−29207号等に示されている
ものであり、ドメイン反転部を基板表面から十分に深く
形成できる反面、半導体レーザと組み合わせて用いる場
合には基本波の入射光学系が複雑化する。以下、この点
について詳しく説明する。
【0009】図12の構成において、導波光のビームパ
ターンは図中Aで示すように、矢印Rで示す偏光ベクト
ルの向きに平行な方向のビーム径が小さく、それに直角
な方向のビーム径が大きいものとなる。またこのとき、
偏光ベクトルの向きは基板2の自発分極の向き(一般に
LiNbO3等の強誘電体において、自発分極の向きは
Z軸と平行である)と一致し、導波モードはTMモード
となる。一方、半導体レーザ3から出射したレーザビー
ム4のビームパターンは、図中Bに示すように、矢印Q
で示す偏光ベクトルの向きに平行な方向のビーム径が大
きく、それに直角な方向のビーム径が小さいものとな
る。
【0010】そこで、半導体レーザ3から出射したレー
ザビーム4を光導波路1に入力させるためにそれぞれの
偏光方向を合わせるとビーム形状がミスマッチし、レー
ザビーム4を効率良く光導波路1に入力させることがで
きない。そうであると、第2高調波の強度が小さいもの
となる。
【0011】そこで、レーザビーム4のビームパターン
はそのままにしてその偏光方向を90°回転させるため
に、コリメーターレンズ5と集光レンズ6との間にλ/
2板7を配してなる複雑な基本波入射光学系が必要とな
る。
【0012】これに対して、図13に示すタイプの光波
長変換素子の場合は、上記λ/2板7を配さない状態で
レーザビーム4の直線偏光方向と基板2のZ軸方向とが
一致するので、複雑な基本波入射光学系は不要で、また
半導体レーザ3を光導波路1の端面に直接結合すること
も可能となる。なお、このときの導波モードはTEモー
ドとなる。
【0013】しかしながら、図13に示すタイプの光波
長変換素子は、ドメイン反転部8を基板表面2aから十
分に深く形成することができない。この点を、図14を
参照して詳しく説明する。
【0014】図14において、Dはドメイン反転部8を
形成するための電極を示している。また、ドメイン反転
部8の並び方向および基板2の厚さ方向は、それぞれ基
板のX軸方向およびY軸方向である。波長変換する基本
波の実際的な波長を考慮すると、図中aで示すドメイン
反転部8の周期は数μm程度となる。これを便宜的に5
μmとすると、最大波長変換効率を得るためにドメイン
反転部8の幅と非反転部の幅との比を1:1にするため
には、ドメイン反転部8の幅(図中のb寸法)は2.5
μmとなる。電極Dを現在の一般的なプロセスで作成す
る場合、図中cで示す電極線幅を0.5μmよりも細く
するのは困難であり、c=0.5μmとすると、電極D
からドメイン反転部8の並び方向にd=1μmだけドメ
イン反転部8を成長させれば、ドメイン反転部8の幅が
2.5μmとなる。
【0015】ドメイン反転領域の成長速度は、基板2の
自発分極の向きに沿った方向では大きく、自発分極の向
きと垂直な方向(つまりX軸方向およびY軸方向)では
小さくなっており、また、ドメイン反転領域のX軸方向
およびY軸方向の成長速度は同じである。したがって、
上述のようにしてドメイン反転部8の幅を2.5 μm
とすると、その深さ(Y軸方向の寸法)は1μm程度と
なってしまう。
【0016】以上のような理由により、本タイプの従来
の光波長変換素子においては、ドメイン反転部の深さが
導波光の界分布よりも浅い1μm程度にとどまってお
り、そのため、ドメイン反転部と導波光との重なり積分
が小さくて波長変換効率が低いものであった。
【0017】この問題を解決するために、図10及び図
11に示すように、周期ドメイン反転を、Z軸に沿って
所定角度傾いた角度で反転領域を形成させる、すなわち
Z軸を基板の厚み方向に傾けた基板を用いる技術が知ら
れている(特開平10−161165号公報参照)。こ
の技術では、波長変換部において高効率な波長変換と共
にEOM素子部での高い消光比との双方を可能としてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Z軸を
基板の厚み方向に傾けた基板を用いた場合は光導波路と
周期ドメイン反転構造のアライメントに対して波長変換
効率が敏感になる。すなわち、光導波路の作製位置にお
ける周期反転と光の重複部分が大きく変化する(図11
参照)。
【0019】このように、従来の光学素子では、導波路
と周期ドメイン反転構造にアライメントエラーが起こっ
た場合に波長変換効率が低下することによって素子の歩
留まりが低下するため、アライメントを高精度に行わな
ければならなかった。
【0020】本発明は、上記事実を考慮して、容易に高
い波長変換効率を得ることができる導波路型光変調素子
及び波長変換装置を得ることが目的である。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の導波路型光変調素子は、表面と強誘電体結晶
の自発分極とのなす角度θが所定角度範囲内(0°<θ
<20°)となるようにカットされかつ、電気光学効果
および非線形光学効果を有する強誘電体結晶基板と、前
記強誘電体結晶基板に形成された複数本の光導波路と、
前記複数本の光導波路に電圧を印加する電極と、前記電
極よりも導波方向下流側において前記複数本の光導波路
の各々に形成された波長変換部と、を有している。
【0022】上記のように波長変換部は、電極よりも導
波方向下流側において複数本の光導波路の各々に形成さ
れる。このため、各々の光導波路において波長変換が可
能となり、複数本の光導波路から選択的に出射光を用い
ることができる。例えば、出射光の中から高い変換効率
のものを用いることができる。従って、出射光の選択の
みによって、高効率な波長変換と共にEOM素子部での
高い消光比との双方を可能にすることができる。
【0023】本発明による導波路型光変調素子は、非線
形光学効果を有する強誘電体結晶基板に、その表面に沿
って延びる光導波路が形成されると共に、この光導波路
に基板の自発分極の向きを反転させたドメイン反転部が
周期的に形成されてなり、該光導波路においてドメイン
反転部の並び方向に導波する基本波を波長変換するもの
であり、基本波の導波方向に垂直な面内において、基板
の自発分極の向きが該基板の上記一表面に対して、角度
θ(0°<θ<20°)をなしている。
【0024】なお、上記角度θの下限値は、請求項2に
記載のように0.2°<θとするのが望ましく、請求項
3に記載のように0.5°<θとすればさらに好まし
い。
【0025】また、本発明に好適に用いられる強誘電体
結晶基板としては、何もドープされていないLiNbX
Ta1-X 3 (0≦x≦1)や、MgOがドープされた
LiNbO3 基板が挙げられるが、本発明ではそれに限
らず、ZnがドープされたLiNbX Ta1-X 3 基板
や、Sc、MgOがドープされたLiNbX Ta1-X
3 基板や、KTiOPO4 、KNbO3 等のその他の材
料からなる基板を用いることも可能である。上記のMg
OがドープされたLiNbO3 基板は、光損傷に強いの
で、ノンドープのLiNbX Ta1-X 3 基板等よりも
好ましい。
【0026】このような構成を有する波長変換部では、
図15に示すように基板2の自発分極の向きすなわちZ
軸方向が、基板表面2aに対して垂直ではないので、半
導体レーザ3から出射したレーザビーム4をその直線偏
光方向(矢印Q方向)が基板表面2aと平行となる状態
で光導波路1に入射させても、非線形光学定数d33が利
用されて波長変換が可能となる。なおこの場合、レーザ
ビーム4の電界ベクトルの向きは基板表面2aと平行な
向きとなり、該レーザビーム4は光導波路1をTEモー
ドで導波する。そのときの実効的な非線形光学定数はd
33cosθとなる。また、図15では、上記図12及び
図13中の要素と同等の要素には、同符号を付した。
【0027】上記のように、レーザビーム4をその直線
偏光方向が基板表面2aと平行となる状態で光導波路1
に入射させるのであれば、直線偏光方向を回転させるた
めのλ/2板等は不要で基本波入射光学系は簡単なもの
となり、半導体レーザ3を光導波路1の端面に直接結合
することも可能となる。また、レーザビーム4をこのよ
うにして光導波路1に入射させる場合は、前述したよう
にレーザビーム4の光導波路1への入力効率も高くな
る。
【0028】そして、基板2の自発分極の向きすなわち
Z軸方向が基板表面2aに対して角度θをなしていると
き、図16に示すようにドメイン反転部8の深さdは基
本的にd=L・tanθであるが、図13を用いて説明
したドメイン反転領域の広がり1μmを考慮すれば、 d=L・tanθ+1μm ……(1) となる。ここで、Lの値は、ドメイン反転させるために
電場を印加する手段(図16では、一例として櫛形電極
10と平板電極11を示した)の大きさによって直接的
に定まるものではなく、θの値が大きくなるにつれて増
大する傾向を示す。なお、先に図13の例ではθ=0°
としてドメイン反転部8を形成するためLが最小とな
り、図12の例ではθ=90°としてドメイン反転部8
を形成するためLが最大(つまり電場印加用電極に対向
する部分全域でドメイン反転が起きる)となる。
【0029】そこで、θをある程度大きく設定すること
により、ドメイン反転部8の深さdを十分に大きくする
ことができる。このようにしてドメイン反転部8を十分
に深くすることができれば、ドメイン反転部8と導波光
との重なり積分が大きくなり、高い波長変換効率が得ら
れるようになる。
【0030】本発明では、上記構成の波長変換部を用い
た上で、実際にレーザビームがTEモードで導波するよ
うに半導体レーザを配設したものであり、上述のように
レーザビームの光導波路への入力効率が高くなり、基本
波入射光学系は簡単なものとなり、そして高い波長変換
効率が得られるものとなる。
【0031】ところで、プロトン交換光導波路において
光ビームがTEシングルモードで導波するのは、Z軸と
基板表面とがなす角度φが0°<φ<70°の場合であ
ると考えられている(例えばJournal of Optical Commu
nications 5(1984)1.pp16〜19参照)。本発
明では、この角度φがすなわち角度θであるから、光導
波路がプロトン交換により形成されたものである場合
は、角度θをθ<70°の範囲に設定すると、波長変換
が効率良くなされるようになる。
【0032】また、プロトン交換およびその後のアニー
ルによって形成された光導波路において光ビームがTE
シングルモードで導波するのは、Z軸と基板表面とがな
す角度φが0°<φ<20°の場合であることが分かっ
ている。従って、光導波路がプロトン交換およびアニー
ルにより形成されたものである場合は、角度θをθ<2
0°の範囲に設定すると、波長変換が効率良くなされる
ようになる。
【0033】一方、最大の波長変換効率が得られる最適
なデューティ比を持つ(つまりドメイン反転部と非反転
部の幅の比が1:1である)ドメイン反転構造を形成し
た場合、図16に示したL寸法は、θが数度以内であれ
ば概ね50μmとなることが分かった。また一般に、導
波モードの界分布は最も細くすると1.2 μm程度に
することができる。したがって前述の(1)式より、θ
=0.2°とすればドメイン反転部の深さd=1.2μm
となり、ドメイン反転部がその深さ方向において導波モ
ードの界分布とほぼ同サイズとなる。したがって、0.
2°<θとすれば、ドメイン反転部が導波モードの界分
布と重なって余りあるものとなり、波長変換が効率良く
なされるようになる。
【0034】なお、導波モードの界分布は上述のように
最小で1.2μm程度とすることができるが、この界分
布が大きい程、外部光を光導波路に安定して入射させる
ことができる。実際上は、この導波モードの界分布が
1.4μmより大きければ外部光が光導波路に安定して
入射する。前述の(1)式より、θ=0.5°とすれば
ドメイン反転部の深さd=1.4μmとなるので、0.5
°<θとすれば基本波が光導波路に安定して入射し、ま
たドメイン反転部が導波モードの界分布と重なって波長
変換が効率良くなされるようになる。
【0035】本発明の導波路型光変調素子において、前
記複数本の導波路は、方向性光結合器を構成することが
できる。方向性光結合器では、導波される光を分岐した
り切り替えたりさせることができ、複数の光導波路のう
ち選択的に変換効率に応じた光導波路の選択が可能とな
る。また、方向性光結合器では、電極を設けることによ
りクロスポートまたはバーポートへ光の導波を制御する
ことができる。従って、電極への印加電圧制御により光
変調を行うと共に、波長変換を共に行うことができる。
【0036】前記波長変換部は、周期ドメイン反転構造
により構成することができる。周期ドメイン反転構造に
より波長変換は容易に実現させることができる。
【0037】例えば、周期ドメイン反転構造をEOM素
子の2本の出射ポー卜両方に設ける。すなわち、周期反
転構造形成用の電極ギャップ中に2本の導波路を作成す
る。このようにすることによって、2本の出射ポートの
何れか波長変換効率が高いほうのポートを選択すること
ができる。
【0038】本発明の波長変換装置は、前記導波路型光
変調素子と、前記複数本の導波路の何れかに入射された
光による、前記複数本の導波路からの出射光を選択する
選択手段と、を備えている。
【0039】複数本の導波路の各々からは、光が出射さ
れるが、波長変換にあっては、入射光の波長を変換して
出射するために、出射光は変換された光のみでよい。そ
こで、選択手段によって、複数本の導波路からの出射光
を選択することによって、非選択の光は採用されずに、
本来波長変換された光のみを用いることができる。この
選択手段には、スリットや開口等の単一の光のみを通過
させる通過手段や選択した光以外を遮光する遮光手段が
ある。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の
実施形態による導波路型光変調素子の斜視形状、平面形
状を示すものである。
【0041】図1及び図2に示すように、本実施の形態
の導波路型光変調素子は、MgOが5mol%ドープさ
れたLiNbO3(以下、MgO−LNと称する)の結
晶基板10上に例えばプロトン交換により形成された2
つの光導波路12、14と、これらの光導波路12、1
4の各々の脇に形成された平板状電極16、18、20
と、波長変換部34(詳細は後述)とを有している。
【0042】一方の光導波路14には、半導体レーザ2
4から発せられた波長950nmのレーザビーム26が
入射される。本実施の形態では、半導体レーザ24は、
光導波路14の端面部分において基板10に直接結合さ
れる。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、
基板10と離間して半導体レーザ24を設け、レンズ等
の光学系によって収束させたレーザビーム26を光導波
路14の端面部分に照射させて、光導波路14に入射さ
せてもよい。また、半導体レーザ24の発振波長は、周
知の方法によりロックされている。
【0043】上記の電極16は、画像信号Sが入力され
る変調駆動回路30に接続され、電極18、20は接地
されている。このMgO−LNの結晶基板10上に形成
された2つの光導波路12、14と、電極16、18、
20とによって、EOM素子(電気光学変調器)32を
構成している。また、波長変換部34は、SHG素子
(第2高調波発生器)を構成している。波長変換部34
は、MgO−LN基板10の自発分極(ドメイン)が反
転したドメイン反転部が所定周期で繰り返してなる周期
ドメイン反転構造を有するものである。
【0044】以下、上記構成の導波路型光変調素子の作
成方法を説明する。基板10は、電気光学効果および非
線形光学効果を有する強誘電体であるMgO−LNのイ
ンゴットを、そのX軸をXZ面内でZ軸側にθ=3°回
転させた軸X’に垂直となる面でカット、研磨して得ら
れたウエハであり、単分極化処理がなされて例えば厚さ
0.4mmに形成されている。
【0045】このようして形成されたMgO−LN基板
10の表面10Aに、図4に示すように、基板10上に
周期反転構造形成用の周期電極と平板電極をリゾグラフ
ィと蒸着で作製した。すなわち周期電極として櫛形電極
36、平板電極38をリゾグラフィと蒸着で作製した。
上記では、周期電極及び平板電極に用いる電極材料をC
rとしたが導電性の材料であれば何れでも良い。また、
周期ピッチは例えば950nm→475nmの波長変換
においては4.75μmとし、980nm→490nm
の波長変換においては5.3μmとし、1060nm→
530nmの波長変換においては6.97μmとした。
また、導波路方向の電極長は10mmとした。ギャップ
長は、2本の光導波路12、14の各々が含まれるよう
に、十分大きくしている。本実施の形態では400μm
を採用した。
【0046】このようにした周期電極形成後に、電圧3
KVを1秒間印加して周期ドメイン反転構造を形成した
ウエハで反転を連続的に行った。すなわち、+Z側に位
置する櫛形電極36の方が正電位、−Z側に位置する平
板電極38の方が負電位となるようにして、両電極3
6、38間にパルス電圧を印加すると、図4に概略図示
するように、+Z方向を向いていた基板10の自発分極
の向きが電圧印加部分において反転して、ドメイン反転
部22が形成される。なお上記自発分極の向きは、基板
表面10Aに対してθ=3°傾いており、したがってド
メイン反転部22の分極の向きも基板表面10Aに対し
て同様に傾くことになる。
【0047】なお、MgO−LN基板10の表面10A
と平行でY軸と直交する方向、および基板表面10Aに
対して垂直な方向はそれぞれ、Z軸方向およびX軸方向
に対して3°の角度をなす方向となるので、これらの方
向を便宜的にそれぞれZ’方向、X’方向と称する。
【0048】次に、光導波路を作製した。TaまたはT
a/Au/Ta積層構造の金属マスクをリゾグラフィと
蒸着によって作成した。すなわち、上記MgO−LN基
板10に、周知のフォトリソグラフィーと蒸着により、
光導波路12、14の形状に対応した開口を有する金属
(本例ではTa)のマスクを形成する。その後に、この
MgO−LN基板10を、100°Cから200°Cの
範囲の温度(本実施の形態では、160℃)に加熱した
ピロリン酸中に1時間浸漬してプロトン交換を行った。
次に、Taマスクをエッチング液で除去した後、大気中
において300°Cから400°Cの範囲の温度(本実
施の形態では、350℃)で1時間アニールする。
【0049】これらの温度、時間は導波モードが基本波
に対してシングルモードかつ方向性結合器の適当な結合
長4mmから8mmの間で完全結合になるように選択し
た。方向性結合部の2本の導波路のギャップは2μm以
上になるように設計した。導波路作製用のマスクを切り
出して電極16、18、20を形成した。この場合、導
波路と金属電極にアライメントエラーが生じないために
EOM部32のロスや駆動電圧のバラツキが小さいとい
う特徴がある。電極の上のTaをエッチングしてAuを
電解メッキによって電極16、18、20を形成した。
【0050】以上の処理により、図1、図2,及び図3
に示すような光導波路12、14が形成される。なおこ
の際光導波路12、14は、ドメイン反転部22が形成
されている部分を、これらのドメイン反転部22の並び
方向に沿って延びるように形成される。
【0051】次に、ダイシングソーでウエハから素子を
切断して光を入出力する端面をメカノケミカル研磨して
蒸着でARコートを施し、導波路型光変調素子を形成し
た。
【0052】図1、図2,及び図3に示す通り、上記構
成の導波路型光変調素子において、レーザビーム26は
一方の光導波路14に入力されてそこを導波し、後述の
電位差Vに応じて、両光導波路12、14が近接してい
る部分(結合部)において他方の光導波路12に乗り移
る。
【0053】光導波路12を導波したレーザビーム26
は、波長変換部34において波長が1/2つまり475
nmの青色の第2高調波28に変換される。すなわち、
波長変換部34では、ドメイン反転部22がレーザビー
ム26の導波方向に周期的に繰り返してなる周期ドメイ
ン反転構造により、基本波としてのレーザビーム26と
その第2高調波28とが位相整合(いわゆる疑似位相整
合)する。
【0054】ここで、本実施の形態では、図3及び図4
に示すように、基板10上に形成された周期ドメイン反
転構造形成用の周期電極36と平板電極38のギャップ
長は、2本の光導波路12、14の各々が含まれるよう
に、十分大きく設定されている。従って、両電極36、
38間にパルス電圧を印加することによって形成され
る、ドメイン反転部22は、光導波路12、14の各々
に変化された状態で形成されることになる。すなわち、
自発分極の向きが基板表面10Aに対してθ=3°傾く
ので、ドメイン反転部22の分極の向きも基板表面10
Aに対して傾き、光導波路の位置によって作用する状態
が異なることになる。このように、本実施の形態の光変
調素子は、光導波路12、14の各々において波長変換
作用を有している。
【0055】次に、光変調素子における変調作用を説明
する。まず、光導波路12、14の結合部では、電極1
8、20の部分は接地電位に保持される。一方、電極1
6には変調駆動回路30から可変電圧が印加され、電極
16と電極18、20との間の電位差Vに応じて、上記
レーザビーム26の乗り移りが制御される。
【0056】ここでは、光導波路14にレーザビーム2
6を入射させた場合を考える。基本的には、電位差Vが
0(ゼロ)のとき、光導波路14に入射されて光導波路
14を導波されたレーザビーム26は、全て光導波路1
2に乗り移る。上記で説明したように、本実施の形態で
は、波長変換部34として、光導波路12、14の各々
において波長変換作用を有している。このため、光導波
路12を導波されたレーザビーム26は、波長変換部3
4において波長が1/2つまり475nmの青色の第2
高調波28Aに変換され、出力される。
【0057】この場合、電極16への印加電圧すなわち
電位差Vの増大に応じてレーザビーム26の乗り移り量
は低下し、逆に光導波路14をそのまま導波する光量が
増大する。電位差Vが所定値Vπのとき、乗り移りがな
くなって、レーザビーム26はそのまま全て光導波路1
4を導波する。上記説明したように、本実施の形態で
は、波長変換部34として、光導波路12、14の各々
において波長変換作用を有している。このため、光導波
路14を導波されたレーザビーム26は、波長変換部3
4において波長が1/2つまり475nmの青色の第2
高調波28Bに変換され、出力される。
【0058】従って、電極16への印加電圧を画像信号
Sに基づいて制御することにより、光導波路14を導波
するレーザビーム26を強度変調することができ、青色
の第2高調波28を画像信号Sに基づいて強度変調可能
となる。
【0059】ところで、本実施の形態の光変調素子は、
光導波路の位置によって作用する状態が異なる、すなわ
ち第2高調波28への変換効率が異なる。すなわち、ド
メイン反転部22は、周期電極36から平板電極38へ
向けて傾いて形成されるが、光導波路12、14の各々
の形成された位置によって、ドメイン反転部22が作用
する位置が異なり、導波されたレーザビームに対する作
用が異なる。この作用の違いによって、光導波路12、
14の各々に対する波長変換効率が異なるものとなる。
従って、第2高調波28への変換効率が高い光導波路1
2、14の何れか一方を導波したレーザビームを出力光
として採用すれば、より高効率の波長変換素子として用
いることができる。
【0060】これによって、完成した光変調素子の2つ
のポートに、すなわち、EOM素子32の出力側の光導
波路12、14に、基本波と第2高調波が位相整合する
波長のレーザビームを入力して2つのポート間での波長
変換された光の強度を比較する。このとき、波長変換部
34において変換効率が高いポート(導波路)を実際に
しようするものとして、基本波発生用の半導体レーザ2
4と光変調素子を光学的に結合させる。
【0061】以上説明したように、本実施の形態では、
図4に示すように、EOM素子の出力側の両方のポート
(クロスポートとバーポート)に周期反転構造を形成す
る。+Z側の周期電極に近い方が導波モードの基板表面
から遠い方のところに周期反転が形成されている。仮に
導波路と周期反転構造にアライメントエラーが生じても
2本の導波路の波長変換効率の良い方を選別することに
よって歩留まりを向上させることができる。
【0062】従って、本実施の形態では、波長変換の効
率を選択することができる光変調素子を提供することが
できる。また、この選択によって、より高効率な波長変
換を可能にできる。
【0063】本発明者は、上記工程で作成した光変調素
子について、波長変換効率試験を行った結果、従来より
2倍から5倍歩留まりが向上するという知見を得た。
【0064】図5には、本実施の形態の光変調素子を波
長変換装置に用いた場合の装置構成を示したものであ
る。本波長変換装置は、上記光変調素子、波長ロック機
構40、及び光選択機構50から構成されている。
【0065】波長ロック機構40は、反射鏡42、レン
ズ44、狭帯域バンドパスフィルタ等の波長選択光学素
子46、及びレンズ48を備えており、半導体レーザ2
4の波長変換素子と逆側に設けられている。半導体レー
ザ24から出射されたレーザビームは、レンズ48を介
して波長選択光学素子46に入射される。波長選択光学
素子46では、所定波長の光のみを透過させ反射鏡42
で反射させて半導体レーザ24へ戻す。このようにし
て、半導体レーザ24にフィードバックするレーザビー
ムの波長を選択している。この波長ロック機構40によ
って、半導体レーザ24での発振波長が固定される。
【0066】光選択機構50は、光導波路12、14の
何れか一方から出射されるレーザビームを選択するため
のものである。すなわち波長変換装置は、変換されたレ
ーザビームのみを用いるため、1ポートの選択が必要で
ある。このため、光選択機構50は、光導波路12、1
4のレーザビームの出射側に設けられた、レンズ52、
スリットやアパーチャ等の遮光部54、及びレンズ56
から構成されている。波長変換部34の光導波路12か
ら出射された第2高調波28Aと、第2高調波28Bと
は略平行であり、これらの光をレンズ52によって、光
路を変更し、遮光部54によって、通過光を第2高調波
28A、28Bの何れかに設定する。すなわち、遮光部
54は、第2高調波28A、28Bのうち一方のみを通
過可能にする開口が設けられており、他の光を遮光す
る。遮光部54を通過した光は、レンズ56によって、
第2高調波の出射光と略平行となりように光路が変更さ
れる。従って、遮光部の位置を変更することによって第
2高調波28A、28Bの何れかを選択することがで
き、さらに不用な光を遮光することができる。
【0067】なお、本発明は、方向性光結合器によって
導波光を変調する他、例えば特開平7−294860号
に示されるように、電気光学効果を有する光導波路に電
気光学的回折格子(Electro-Optic Grating )として作
用する格子状電極を形成し、光導波路を導波する導波光
を、この格子状電極への電圧印加状態に応じて回折させ
て、導波光を変調するようにしてもよい。
【0068】また、本発明の導波路型光変調素子は、先
に述べたプロトン交換光導波路に限らず、その他のTi
拡散光導波路等を設けて構成することも可能である。
【0069】さらに、光導波路を形成する基板も、前述
のMgOがドープされたLiNbO 3 基板に限らず、そ
の他のLiNbO3 基板やノンドープのLiNbO3
ZnOやScがドープされたLiNbO3 基板、LiT
aO3 基板、MgOやZnOがドープされたLiTaO
3 基板等を利用することもできる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、波
長変換部が、電極よりも導波方向下流側において複数本
の光導波路の各々に形成されるので、波長変換された複
数の光の中から選択が可能となり、変換効率のばらつき
による歩留まり低下を抑制でき、電気光学変調器と波長
変換素子をモノリシックに集積した素子等の歩留まりを
向上させることができ、コスト低減を図ることができ
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる導波路型光変調素
子の斜視形状を示すイメージ図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる導波路型光変調素
子の平面形状を示すイメージ図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる導波路型光変調素
子の平面形状について、波長変換部を詳細に示すイメー
ジ図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる導波路型光変調素
子の斜視形状を示し、反転ドメイン構造を説明するため
の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる導波路型光変調素
子を用いた波長変換装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来の導波路型光変調素子の斜視形状を示すイ
メージ図である。
【図7】従来の導波路型光変調素子の平面形状を示すイ
メージ図である。
【図8】従来のZカット基板を用いた導波路型光変調素
子の斜視形状を示すイメージ図である。
【図9】従来のZカット基板を用いた導波路型光変調素
子の側面形状を示すイメージ図である。
【図10】従来のZ軸を基板の厚み方向に傾けた基板を
用いた導波路型光変調素子の斜視形状を示すイメージ図
である。
【図11】従来のZ軸を基板の厚み方向に傾けた基板を
用いた導波路型光変調素子の側面形状を示すイメージ図
である。
【図12】光波長変換素子の一例を示すイメージ図であ
る。
【図13】光波長変換素子の他例を示すイメージ図であ
る。
【図14】光波長変換素子の問題点を説明するための説
明図である。
【図15】光波長変換素子(波長変換部)を説明するた
めの説明図である。
【図16】基板の分極の向きを説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
10 基板 12 光導波路 14 光導波路 16 電極 18 電極 22 ドメイン反転部 24 半導体レーザ 26 レーザビーム 28 高調波 30 変調駆動回路 32 EOM素子部 34 波長変換部 36 周期電極 38 平板電極 40 波長ロック機構 50 光選択機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面と強誘電体結晶の自発分極とのなす
    角度θが所定角度範囲内(0°<θ<20°)となるよ
    うにカットされかつ、電気光学効果および非線形光学効
    果を有する強誘電体結晶基板と、 前記強誘電体結晶基板に形成された複数本の光導波路
    と、 前記複数本の光導波路に電圧を印加する電極と、 前記電極よりも導波方向下流側において前記複数本の光
    導波路の各々に形成された波長変換部と、 を有する導波路型光変調素子。
  2. 【請求項2】 前記角度θは、0.2°を超えることを
    特徴とする請求項1に記載の導波路型光変調素子。
  3. 【請求項3】 前記光導波路は、プロトン交換及びアニ
    ールにより形成されかつ、前記角度θは、0.5°を超
    えることを特徴とする請求項1に記載の導波路型光変調
    素子。
  4. 【請求項4】 前記複数本の導波路は、方向性光結合器
    を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載の導波路型光変調素子。
  5. 【請求項5】 前記波長変換部は、周期ドメイン反転構
    造により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の導波路型光変調素子。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記
    載の導波路型光変調素子と、 前記複数本の導波路の何れかに入射された光による、前
    記複数本の導波路からの出射光を選択する選択手段と、 を備えた波長変換装置。
JP11076029A 1999-03-19 1999-03-19 導波路型光変調素子及び波長変換装置 Pending JP2000267146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076029A JP2000267146A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 導波路型光変調素子及び波長変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076029A JP2000267146A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 導波路型光変調素子及び波長変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000267146A true JP2000267146A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13593408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11076029A Pending JP2000267146A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 導波路型光変調素子及び波長変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000267146A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316122A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Ritsumeikan 液晶表示装置用バックライトシステム
CN110971305A (zh) * 2018-10-01 2020-04-07 韩国电子通信研究院 光学装置及其驱动方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316122A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Ritsumeikan 液晶表示装置用バックライトシステム
CN110971305A (zh) * 2018-10-01 2020-04-07 韩国电子通信研究院 光学装置及其驱动方法
US11454831B2 (en) 2018-10-01 2022-09-27 Electronics And Telecommunications Research Institute Optical device and driving method thereof
CN110971305B (zh) * 2018-10-01 2023-01-31 韩国电子通信研究院 光学装置及其驱动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0485187B1 (en) Second harmonic generator using a laser as a fundamental wave source
US5436757A (en) Optical wavelength converting apparatus
US20110043895A1 (en) Wavelength converting device, laser, and method to stabilize the wavelength conversion efficiency
JP2685969B2 (ja) 第2高調波発生装置
JP2004219845A (ja) 光導波路デバイスならびにそれを用いたコヒーレント光源およびそれを備えた光学装置
JPH05273623A (ja) 光波長変換素子およびそれを用いたレーザ光源
JPH10254001A (ja) 光波長変換モジュール
JP2822778B2 (ja) 波長変換素子
JP2000286498A (ja) 半導体レーザモジュール、及び半導体レーザモジュールの作成方法
JP2000267146A (ja) 導波路型光変調素子及び波長変換装置
WO1991012556A1 (en) Light source
JP2910370B2 (ja) 光波長変換素子およびそれを用いた短波長レーザ光源
JP3006309B2 (ja) 光波長変換素子および短波長レーザ光源
JPH05249518A (ja) 波長変換素子
JPH0651359A (ja) 波長変換素子、短波長レーザ装置および波長可変レーザ装置
JP2004020588A (ja) 波長変換装置
JP3049986B2 (ja) 光波長変換素子
JP2658381B2 (ja) 導波路型波長変換素子
JP3111955B2 (ja) 波長変換素子
JP3731977B2 (ja) 光波長変換装置
JP2822807B2 (ja) 波長変換素子
Yamamoto Second Harmonic Generation (Waveguide)
JPH0519310A (ja) 光変調波長変換素子
JP3526155B2 (ja) 導波路型光変調素子
JP2000314903A (ja) 光波長変換モジュールの作製方法及び光波長変換モジュール