JP2000266332A - 蓄熱式排ガス処理方法およびその装置 - Google Patents
蓄熱式排ガス処理方法およびその装置Info
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- JP2000266332A JP2000266332A JP11073006A JP7300699A JP2000266332A JP 2000266332 A JP2000266332 A JP 2000266332A JP 11073006 A JP11073006 A JP 11073006A JP 7300699 A JP7300699 A JP 7300699A JP 2000266332 A JP2000266332 A JP 2000266332A
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガス処理装置内で分解しきれなかったダ
イオキシン類を活性炭層で吸着除去して無害化して放出
する。 【解決手段】 未処理の排ガスを排ガス流入ダクト9に
流入させて、蓄熱式排ガス処理装置1の一方の蓄熱室5
a側に導入し、下方より上昇していくうちに予熱されて
上部燃焼室3に達し、1000℃前後の高温域の燃焼室
でダイオキシン類を含む排ガスを熱分解させ、他方の蓄
熱室5b側に流れて蓄熱材6に熱を与え急速冷却させて
ダイオキシン類の再合成(de novo synthesis)を防止
し、所定時間後に排ガスの流れを交互に切り替えて前記
蓄熱室を放熱と蓄熱に変るように構成されている排ガス
を処理する方法において、蓄熱式排ガス処理装置内で分
解しきれなかったダイオキシン類を活性炭層13を通過
させて吸着除去することを特徴とする蓄熱式排ガス処理
方法。
イオキシン類を活性炭層で吸着除去して無害化して放出
する。 【解決手段】 未処理の排ガスを排ガス流入ダクト9に
流入させて、蓄熱式排ガス処理装置1の一方の蓄熱室5
a側に導入し、下方より上昇していくうちに予熱されて
上部燃焼室3に達し、1000℃前後の高温域の燃焼室
でダイオキシン類を含む排ガスを熱分解させ、他方の蓄
熱室5b側に流れて蓄熱材6に熱を与え急速冷却させて
ダイオキシン類の再合成(de novo synthesis)を防止
し、所定時間後に排ガスの流れを交互に切り替えて前記
蓄熱室を放熱と蓄熱に変るように構成されている排ガス
を処理する方法において、蓄熱式排ガス処理装置内で分
解しきれなかったダイオキシン類を活性炭層13を通過
させて吸着除去することを特徴とする蓄熱式排ガス処理
方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ焼却炉、製鋼
用電気炉、鉄鋼業焼結工程、亜鉛回収業、アルミ合金製
造業等から出る排ガス中に含まれる有害物質、主とし
て、ダイオキシン類を蓄熱式排ガス処理装置と活性炭層
を備えた吸着装置によって吸着除去して無害化で放出す
る蓄熱式排ガス処理方法およびその装置に関するもので
ある。
用電気炉、鉄鋼業焼結工程、亜鉛回収業、アルミ合金製
造業等から出る排ガス中に含まれる有害物質、主とし
て、ダイオキシン類を蓄熱式排ガス処理装置と活性炭層
を備えた吸着装置によって吸着除去して無害化で放出す
る蓄熱式排ガス処理方法およびその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミ焼却炉や製鋼用電気炉等から
排出される有害物質、特にダイオキシン類による環境汚
染が問題化されており、周辺地域内で生産される農作物
への影響、大気、土壌等に与える影響および住民の健康
被害が懸念されており大きな社会問題になっている。
排出される有害物質、特にダイオキシン類による環境汚
染が問題化されており、周辺地域内で生産される農作物
への影響、大気、土壌等に与える影響および住民の健康
被害が懸念されており大きな社会問題になっている。
【0003】ダイオキシ類とは、有機塩素化合物の製造
工程の副産物として、また廃棄物等の燃焼過程で非意図
的に生成する化学物質であり、Polychlorinated dibenz
o-p-dioxinsのことで、PCDDsと略記される。2つ
のベンゼン核が2個の酸素により結ばれ、ベンゼン核に
ついている水素が塩素により置換されたもので、置換の
位置と数によって75種類の異性体がある。また、この
PCDDsと一緒に生成し1個の酸素により結ばれたも
のがPolychlrinated dibenzofuransであり135種類の
異性体を持ちPCDFsと略記される。通常、この両者
を併せてダイオキシン類(DXN類)と呼ばれている。
工程の副産物として、また廃棄物等の燃焼過程で非意図
的に生成する化学物質であり、Polychlorinated dibenz
o-p-dioxinsのことで、PCDDsと略記される。2つ
のベンゼン核が2個の酸素により結ばれ、ベンゼン核に
ついている水素が塩素により置換されたもので、置換の
位置と数によって75種類の異性体がある。また、この
PCDDsと一緒に生成し1個の酸素により結ばれたも
のがPolychlrinated dibenzofuransであり135種類の
異性体を持ちPCDFsと略記される。通常、この両者
を併せてダイオキシン類(DXN類)と呼ばれている。
【0004】従来、そのような排ガスに含まれるダイオ
キシン類を分解する方法としては、本発明の出願人によ
って先に出願された特願平9−352119号がある。
その方法は、未処理の排ガスを処理装置の一方の蓄熱室
側に導入し、処理装置上部の800〜1100℃の高温
域の燃焼室に導入して熱分解させると共に、高温域で熱
分解しきれなかったダイオキシン類を他方の蓄熱室側に
導入して触媒を有する蓄熱材に熱を与えて150〜55
0℃の低温域での急速冷却によるダイオキシン類の再合
成防止と触媒により分解させている。
キシン類を分解する方法としては、本発明の出願人によ
って先に出願された特願平9−352119号がある。
その方法は、未処理の排ガスを処理装置の一方の蓄熱室
側に導入し、処理装置上部の800〜1100℃の高温
域の燃焼室に導入して熱分解させると共に、高温域で熱
分解しきれなかったダイオキシン類を他方の蓄熱室側に
導入して触媒を有する蓄熱材に熱を与えて150〜55
0℃の低温域での急速冷却によるダイオキシン類の再合
成防止と触媒により分解させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイオ
キシン類の分子構造は、前述のようにPCDDsで75
種類、PCDFsで135種類あり、また発生元により
ダイオキシン類の構成が異なり、一様でないことから、
処理装置内で全てのダイオキシン類を完全分解するとは
限らず、中には分解できないダイオキシン類もある。
キシン類の分子構造は、前述のようにPCDDsで75
種類、PCDFsで135種類あり、また発生元により
ダイオキシン類の構成が異なり、一様でないことから、
処理装置内で全てのダイオキシン類を完全分解するとは
限らず、中には分解できないダイオキシン類もある。
【0006】本発明は上記の問題を解決することを課題
として研究開発されたもので、排ガス処理装置内で分解
しきれなかったダイオキシン類を活性炭層で吸着除去し
て無害化して放出する蓄熱式排ガス処理方法およびその
装置を提供するものである。
として研究開発されたもので、排ガス処理装置内で分解
しきれなかったダイオキシン類を活性炭層で吸着除去し
て無害化して放出する蓄熱式排ガス処理方法およびその
装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、未処理の排
ガスを排ガス流入ダクトに流入させて、蓄熱式排ガス処
理装置の一方の蓄熱室側に導入し、下方より上昇してい
くうちに予熱されて上部燃焼室に達し、1000℃前後
の高温域の燃焼室でダイオキシン類を含む排ガスを熱分
解させ、他方の蓄熱室側に流れて蓄熱材に熱を与え急速
冷却させてダイオキシン類の再合成(denovo synthesi
s)を防止し、所定時間後に排ガスの流れを交互に切り
替えて前記蓄熱室を放熱と蓄熱に変るように構成されて
いる排ガスを処理する方法において、蓄熱式排ガス処理
装置内で分解しきれなかったダイオキシン類を活性炭層
を通過させて吸着除去することを特徴とする蓄熱式排ガ
ス処理方法を開発し、採用した。
の目的を達成する手段として、本発明では、未処理の排
ガスを排ガス流入ダクトに流入させて、蓄熱式排ガス処
理装置の一方の蓄熱室側に導入し、下方より上昇してい
くうちに予熱されて上部燃焼室に達し、1000℃前後
の高温域の燃焼室でダイオキシン類を含む排ガスを熱分
解させ、他方の蓄熱室側に流れて蓄熱材に熱を与え急速
冷却させてダイオキシン類の再合成(denovo synthesi
s)を防止し、所定時間後に排ガスの流れを交互に切り
替えて前記蓄熱室を放熱と蓄熱に変るように構成されて
いる排ガスを処理する方法において、蓄熱式排ガス処理
装置内で分解しきれなかったダイオキシン類を活性炭層
を通過させて吸着除去することを特徴とする蓄熱式排ガ
ス処理方法を開発し、採用した。
【0008】また、本発明は、蓄熱式排ガス処理装置の
上部にバーナを備えた1000℃前後の高温域の燃焼室
を設け、その燃焼室の下方に複数の蓄熱室が形成され、
それぞれの蓄熱室に蓄熱材が配設され、各蓄熱室に連結
連通する未処理の排ガスを流入する排ガス流入ダクト
と、処理後の排ガスを排出する排出ダクトが接続されて
おり、所定時間後に排ガスの流れを交互に切り替えて前
記蓄熱室を放熱と蓄熱に変るように構成されている蓄熱
式排ガス処理装置において、処理済み排ガス排出ダクト
に排気ファンを介装すると共に、一端部を活性炭層を備
えた吸着装置に連結してなる蓄熱式排ガス処理装置を開
発し、採用した。
上部にバーナを備えた1000℃前後の高温域の燃焼室
を設け、その燃焼室の下方に複数の蓄熱室が形成され、
それぞれの蓄熱室に蓄熱材が配設され、各蓄熱室に連結
連通する未処理の排ガスを流入する排ガス流入ダクト
と、処理後の排ガスを排出する排出ダクトが接続されて
おり、所定時間後に排ガスの流れを交互に切り替えて前
記蓄熱室を放熱と蓄熱に変るように構成されている蓄熱
式排ガス処理装置において、処理済み排ガス排出ダクト
に排気ファンを介装すると共に、一端部を活性炭層を備
えた吸着装置に連結してなる蓄熱式排ガス処理装置を開
発し、採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、1は蓄熱式排ガス処理装
置で、上部に加熱用の燃焼バーナ2が下向きに設置され
ていて1000℃加熱できる燃焼室3が形成されてい
る。この燃焼室3の温度が1000℃以下になると熱分
解率が悪くなる。すなわち、ダイオキシン類は、800
℃の雰囲気で1秒間以上滞留すると略熱分解されるが、
1000℃では完全に熱分解される。1000℃以上の
場合はさらに熱分解率が良くなるが、設備(装置)のイ
ニシャルコストおよびランニングコスト等の経済性が悪
くなるため、上記の1000℃が最適である。
付図面に基づいて説明すれば、1は蓄熱式排ガス処理装
置で、上部に加熱用の燃焼バーナ2が下向きに設置され
ていて1000℃加熱できる燃焼室3が形成されてい
る。この燃焼室3の温度が1000℃以下になると熱分
解率が悪くなる。すなわち、ダイオキシン類は、800
℃の雰囲気で1秒間以上滞留すると略熱分解されるが、
1000℃では完全に熱分解される。1000℃以上の
場合はさらに熱分解率が良くなるが、設備(装置)のイ
ニシャルコストおよびランニングコスト等の経済性が悪
くなるため、上記の1000℃が最適である。
【0010】その燃焼室3の下方には、仕切り壁4によ
って蓄熱室5が燃焼室3と連通した状態で設けられてい
る。この蓄熱室5は、縦方向に区切られて並設した2つ
の蓄熱室5a、5bから形成されている。各蓄熱室5
a、5bには高温排ガスを予熱(放熱)または急速冷却
(蓄熱)するセラミック製のハニカム蓄熱材6が設置さ
れている。
って蓄熱室5が燃焼室3と連通した状態で設けられてい
る。この蓄熱室5は、縦方向に区切られて並設した2つ
の蓄熱室5a、5bから形成されている。各蓄熱室5
a、5bには高温排ガスを予熱(放熱)または急速冷却
(蓄熱)するセラミック製のハニカム蓄熱材6が設置さ
れている。
【0011】7は蓄熱材6を受ける格子材、8は格子材
7の下方に形成された排ガスの給・排気室で、蓄熱室5
bの下方の排気室8にはダイオキシン類が分解されたガ
スが入っている。9は蓄熱室5a、5bに連結連通する
処理前の排ガスを流入する流入ダクト、10は蓄熱室5
a、5bに連結連通する処理後の排ガスを排出する排出
ダクトで、両ダクト9、10にはバルブ9a、10aが
内在されており切り換え可能になっていて、放熱・蓄熱
が交互に行なえるようになっている。
7の下方に形成された排ガスの給・排気室で、蓄熱室5
bの下方の排気室8にはダイオキシン類が分解されたガ
スが入っている。9は蓄熱室5a、5bに連結連通する
処理前の排ガスを流入する流入ダクト、10は蓄熱室5
a、5bに連結連通する処理後の排ガスを排出する排出
ダクトで、両ダクト9、10にはバルブ9a、10aが
内在されており切り換え可能になっていて、放熱・蓄熱
が交互に行なえるようになっている。
【0012】11は排出ダクト10に介装された排気フ
ァン、12は排出ダクト10の一端部が連結されている
ダイオキシン類を吸着除去する吸着装置で、その内部に
上下に間隔を存して活性炭層13、13が2層設けてあ
り、排ガス処理装置内で除去できなかったダイオキシン
類を吸着除去する。
ァン、12は排出ダクト10の一端部が連結されている
ダイオキシン類を吸着除去する吸着装置で、その内部に
上下に間隔を存して活性炭層13、13が2層設けてあ
り、排ガス処理装置内で除去できなかったダイオキシン
類を吸着除去する。
【0013】このように構成した本発明の蓄熱式排ガス
処理装置の使用方法を説明すると、例えば、焼却炉や製
鋼用電気炉から出るダイオキシン類を含む未処理の排ガ
スを流入ダクト9に流入して、蓄熱式排ガス処理装置1
の右側の蓄熱室5aに導入する。導入された未処理排ガ
スは、下方より上昇していくうちに予熱される。
処理装置の使用方法を説明すると、例えば、焼却炉や製
鋼用電気炉から出るダイオキシン類を含む未処理の排ガ
スを流入ダクト9に流入して、蓄熱式排ガス処理装置1
の右側の蓄熱室5aに導入する。導入された未処理排ガ
スは、下方より上昇していくうちに予熱される。
【0014】予熱された未処理排ガスは、バーナ2の燃
焼により1000℃前後の高温域燃焼室3に達し、1秒
以上滞留させる反応時間を確保することにより、ダイオ
キシン類が熱分解されたガスとなる。
焼により1000℃前後の高温域燃焼室3に達し、1秒
以上滞留させる反応時間を確保することにより、ダイオ
キシン類が熱分解されたガスとなる。
【0015】ダイオキシン類の熱分解されたガスは左側
の蓄熱室5b内に流れ、下降しながら蓄熱材6を介して
そのガスの保有熱を蓄熱材6に与える。それにより燃焼
室3の高温から蓄熱材6による吸熱でガスは急速冷却さ
れるため、再合成は防止される。
の蓄熱室5b内に流れ、下降しながら蓄熱材6を介して
そのガスの保有熱を蓄熱材6に与える。それにより燃焼
室3の高温から蓄熱材6による吸熱でガスは急速冷却さ
れるため、再合成は防止される。
【0016】蓄熱式排ガス処理装置1内で分解されなか
ったダイオキシン類は、処理済み排ガスの排出ダクト1
0の排気ファン11により吸引されて吸着装置12に導
入され、その吸着装置12内の活性炭層13、13を通
って分解されていないダイオキシン類を吸着する。吸着
除去されたガスはダクト14を経て無害化されたガスを
大気中に放出される。
ったダイオキシン類は、処理済み排ガスの排出ダクト1
0の排気ファン11により吸引されて吸着装置12に導
入され、その吸着装置12内の活性炭層13、13を通
って分解されていないダイオキシン類を吸着する。吸着
除去されたガスはダクト14を経て無害化されたガスを
大気中に放出される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄熱式排
ガス処理方法およびその装置によれば次のような優れた
効果を奏するものである。 .蓄熱式排ガス処理装置での熱分解と、急速冷却によ
り排ガス中のダイオキシン類の再合成の防止を行ない、
それでも分解できないダイオキシン類は、吸着装置の活
性炭層で吸着除去し、高効率な除去ができ環境汚染を招
くことなく無害化で放出することができる。 .既設の蓄熱式排ガス処理装置に活性炭層による吸着
装置を付加するだけで、ダイオキシン類を高効率に除去
することができ、製作費も安価で且つ経済的である。
ガス処理方法およびその装置によれば次のような優れた
効果を奏するものである。 .蓄熱式排ガス処理装置での熱分解と、急速冷却によ
り排ガス中のダイオキシン類の再合成の防止を行ない、
それでも分解できないダイオキシン類は、吸着装置の活
性炭層で吸着除去し、高効率な除去ができ環境汚染を招
くことなく無害化で放出することができる。 .既設の蓄熱式排ガス処理装置に活性炭層による吸着
装置を付加するだけで、ダイオキシン類を高効率に除去
することができ、製作費も安価で且つ経済的である。
【図1】本発明の実施の形態を示す蓄熱式排ガス処理装
置の縦断面図である。
置の縦断面図である。
1 排ガス処理装置 2 バーナ 3 燃焼室 5 蓄熱室 6 蓄熱材 9 排ガス流入ダクト 10 排ガス排出ダクト 11 排気ファン 12 吸着装置 13 活性炭層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 満田 新一 大阪市西区南堀江一丁目2番14号 ロザイ 工業株式会社内 Fターム(参考) 3K078 AA05 BA03 BA17 BA21 CA02 CA22 EA01 EA04 EA07 EA08 4K056 AA02 AA05 AA11 AA19 CA02 CA04 CA20 DA27 DB03 DB05 DB07
Claims (2)
- 【請求項1】 未処理の排ガスを排ガス流入ダクトに流
入させて、蓄熱式排ガス処理装置の一方の蓄熱室側に導
入し、下方より上昇していくうちに予熱されて上部燃焼
室に達し、1000℃前後の高温域の燃焼室でダイオキ
シン類を含む排ガスを熱分解させ、他方の蓄熱室側に流
れて蓄熱材に熱を与え急速冷却させてダイオキシン類の
再合成(de novo synthesis)を防止し、所定時間後に
排ガスの流れを交互に切り替えて前記蓄熱室を放熱と蓄
熱に変るように構成されている排ガスを処理する方法に
おいて、蓄熱式排ガス処理装置内で分解しきれなかった
ダイオキシン類を活性炭層を通過させて吸着除去するこ
とを特徴とする蓄熱式排ガス処理方法。 - 【請求項2】 蓄熱式排ガス処理装置の上部にバーナを
備えた1000℃前後の高温域の燃焼室を設け、その燃
焼室の下方に複数の蓄熱室が形成され、それぞれの蓄熱
室に蓄熱材が配設され、各蓄熱室に連結連通する未処理
の排ガスを流入する排ガス流入ダクトと、処理後の排ガ
スを排出する排出ダクトが接続されており、所定時間後
に排ガスの流れを交互に切り替えて前記蓄熱室を放熱と
蓄熱に変るように構成されている蓄熱式排ガス処理装置
において、処理済み排ガス排出ダクトに排気ファンを介
装すると共に、活性炭層を備えた吸着装置に連結してな
る蓄熱式排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11073006A JP2000266332A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 蓄熱式排ガス処理方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11073006A JP2000266332A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 蓄熱式排ガス処理方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000266332A true JP2000266332A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13505841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11073006A Pending JP2000266332A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 蓄熱式排ガス処理方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000266332A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005265234A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Babcock Hitachi Kk | アンモニア含有排ガス処理装置および方法 |
JP6367454B1 (ja) * | 2017-12-01 | 2018-08-01 | 中外炉工業株式会社 | 排ガス処理システム |
CN110017491A (zh) * | 2018-01-09 | 2019-07-16 | 中国石油化工股份有限公司 | 基于离子液体相变蓄热的催化氧化方法 |
CN112377931A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-19 | 广东汇鹏环保科技有限公司 | 一种旋转式蓄热氧化装置 |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11073006A patent/JP2000266332A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005265234A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Babcock Hitachi Kk | アンモニア含有排ガス処理装置および方法 |
JP6367454B1 (ja) * | 2017-12-01 | 2018-08-01 | 中外炉工業株式会社 | 排ガス処理システム |
CN110017491A (zh) * | 2018-01-09 | 2019-07-16 | 中国石油化工股份有限公司 | 基于离子液体相变蓄热的催化氧化方法 |
CN112377931A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-19 | 广东汇鹏环保科技有限公司 | 一种旋转式蓄热氧化装置 |
CN112377931B (zh) * | 2020-11-23 | 2024-02-09 | 埃尔博工业设备(北京)有限公司 | 一种旋转式蓄热氧化装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050811 |
|
A977 | Report on retrieval |
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