JP2000266229A - 半導体マイクロバルブ - Google Patents

半導体マイクロバルブ

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JP2000266229A
JP2000266229A JP6920299A JP6920299A JP2000266229A JP 2000266229 A JP2000266229 A JP 2000266229A JP 6920299 A JP6920299 A JP 6920299A JP 6920299 A JP6920299 A JP 6920299A JP 2000266229 A JP2000266229 A JP 2000266229A
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JP
Japan
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flexible portion
flexible
valve
silicon substrate
semiconductor substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6920299A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaari Kamakura
將有 鎌倉
Shigeaki Tomonari
恵昭 友成
Hitoshi Yoshida
仁 吉田
Hiroshi Kawada
裕志 河田
Keiko Fujii
圭子 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低消費電力で可撓部の変位量を大きくすること
ができる半導体マイクロバルブを提供する。 【解決手段】ダイアフラム状の可撓部22は周部22c
がスペーサ30を介してシリコン基板10に結合されて
いる。可撓部22の中央部には、シリコン基板10に設
けられた弁座13に離接して弁口10aを開閉する弁体
23が形成されている。また、可撓部22は、シリコン
により形成され、熱膨張を利用して可撓部22を変形さ
せる駆動部(図示せず)が設けられており、可撓部22
の湾曲量を制御できる。可撓部22は、シリコン基板1
0との対向面において、弁体23が設けられた中央部と
周部22cとの間に、弁体23を囲む同心円状の複数の
凹溝22dが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体などの流体の
流量制御に用いられる半導体マイクロバルブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、気体などの流体の流量制御に
用いられる半導体マイクロバルブとして、図4に示す構
成のものが提案されている(例えば、特表平4−506
392号公報、特開平7−4538号公報)。図4に示
した半導体マイクロバルブは、常開型のバルブであっ
て、厚み方向の一面(図4における上面)から他面(図
4における下面)にわたって貫通した貫通孔よりなる弁
口10aが形成されたシリコン基板10と、中央部に弁
口10aを開閉する弁体23が設けられ且つ周部22c
がスペーサ30を介してシリコン基板10の上記一面側
に結合され可撓性を有するダイアフラム状の可撓部2
2’とを備えている。なお、可撓部22’の要所には、
流体の通る流通孔(図示せず)が形成されている。この
流通孔は、弁体23により弁口10aが開かれた状態で
弁口10aと連通する。
【0003】また、可撓部22’には、熱膨張を利用し
て可撓部22’を変形(湾曲)させる駆動部(図示せ
ず)が設けられており、可撓部22’の湾曲量を制御で
きるようになっている。駆動部は、例えばバイメタルの
熱膨張による湾曲を利用する場合、可撓部22’ととも
にバイメタルを構成するバイメタル素膜(図示せず)が
可撓部22’上に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成の半導体マイクロバルブでは、可撓部22’が平板状
のダイアフラム構造の場合、可撓部22’の周部22c
による引張り応力のために可撓部22’の大きな変位量
(弁体23の大きな変位量)が得にくく、可撓部22’
の変位量を大きくするには駆動部へ供給する電力が大き
くなってしまうという不具合があった。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、低消費電力で可撓部の変位量を大き
くすることができる半導体マイクロバルブを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、厚み方向の一面から他面にわた
って弁口が形成された半導体基板と、半導体基板の上記
一面側に結合された支持部に支持されたダイアフラム状
の可撓部と、可撓部の中央部に設けられ半導体基板の上
記一面側において上記弁口を開閉する弁体と、可撓部に
設けられ可撓部を変形させる駆動部とを備え、可撓部を
撓みやすくする凹溝が形成されてなることを特徴とする
ものであり、従来の平板状のダイアフラム構造に比べて
可撓部を撓みやすくすることができるので、低消費電力
で可撓部の変位量を大きくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本実施形態の半導体マイクロバル
ブの基本構成は図4に示した従来構成と略同じであっ
て、図1に示すように、厚み方向の一面(図1(a)に
おける上面)から他面(図1(a)における下面)にわ
たって貫通する貫通孔よりなる弁口10aが形成された
シリコン基板10と、中央部に弁口10aを開閉する弁
体23が設けられ且つ周部22cがスペーサ30を介し
てシリコン基板10の上記一面側に結合され可撓性を有
するダイアフラム状の可撓部22とを備えている。な
お、可撓部22の要所には、流体の通る流通孔(図示せ
ず)が形成されている。この流通孔は、弁体23により
弁口10aが開かれた状態で弁口10aと連通する。
【0008】シリコン基板10は、上記一面側において
上記弁体23が接離する弁座13を弁口10aの周縁か
ら厚み方向に突設してある。
【0009】可撓部22は、例えばシリコンにより形成
され、熱膨張を利用して可撓部22を変形(湾曲)させ
る駆動部(図示せず)が設けられており、可撓部22の
湾曲量を制御できるようになっている。駆動部は、例え
ばバイメタルの熱膨張による湾曲を利用する場合、可撓
部22とともにバイメタルを構成するバイメタル素膜
(図示せず)が可撓部22上に形成されている。さらに
可撓部22上には駆動部へ通電するための配線(図示せ
ず)が形成されている。
【0010】ところで、本実施形態では、可撓部22
は、シリコン基板10との対向面において、弁体23が
設けられた中央部と周部22cとの間に、弁体23を囲
む同心円状の複数の凹溝22dが形成されている。した
がって、本実施形態では、可撓部22に凹溝22dが形
成されていることによって、可撓部22に剛性を弱めた
部分が存在することになるので、図4に示した従来構成
に比べて可撓部22が撓みやすくなる。ここにおいて、
凹溝22dの幅や深さ、凹溝22dの数などを適宜設定
することによって、可撓部22の剛性および可撓部22
の撓みやすさを変化させることができる。
【0011】しかして、本実施形態では、ダイアフラム
状の可撓部22において弁体23および周部22cを除
いた部位に複数の凹溝22dが形成されていることによ
り、従来の平板状のダイアフラム構造に比べて可撓部2
2を撓みやすくすることができるので、低消費電力で可
撓部22の変位量を大きくすることができる。このた
め、本実施形態では、図4に示した従来構成と同じ変位
量を得る場合の消費電力を低減することができる。ま
た、本実施形態では、可撓部22の面積を従来構成より
小さくしても、同じ消費電力で同等の変位量を得ること
も可能なので、チップサイズを小型化することができ
る。
【0012】ところで、可撓部22に設ける凹溝22d
は同心円状に限らず、図2に示すように放射状に形成し
てもよいし、あるいは図3に示すように同心円状のもの
と放射状のものとを組み合わせて形成してもよい。要す
るに、凹溝22dは、可撓部22の変形が可撓部22面
内で周方向において略同じになるような対称性若しくは
規則性或いは両方を有するように形成されていればよ
い。
【0013】なお、上記実施形態では、可撓部22にお
いてシリコン基板10との対向面に凹溝22dを形成し
ているが、凹溝22dは可撓部22においてシリコン基
板10との対向面と反対側の面に形成してもよい。ただ
し、この場合には、上記バイメタル素膜が設けられる部
位を避けて凹溝22dを形成することが望ましい。
【0014】また、上記実施形態では、駆動部としてバ
イメタルを利用した場合について説明したが、駆動部と
しては、電極間の静電引力を利用した方式(静電式)、
コイルなどの磁界を利用した方式(電磁式)、バイモル
フ等の圧電素子の反りを利用した方式(圧電式)、形状
記憶合金の変形を利用する方式(形状記憶式)などを利
用してもよい。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、厚み方向の一面から
他面にわたって弁口が形成された半導体基板と、半導体
基板の上記一面側に結合された支持部に支持されたダイ
アフラム状の可撓部と、可撓部の中央部に設けられ半導
体基板の上記一面側において上記弁口を開閉する弁体
と、可撓部に設けられ可撓部を変形させる駆動部とを備
え、可撓部を撓みやすくする凹溝が形成されているの
で、従来の平板状のダイアフラム構造に比べて可撓部が
撓みやすくなり、低消費電力で可撓部の変位量を大きく
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示し、(a)は概略断面図、(b)
は(a)の可撓部の概略下面図である。
【図2】同上の他の構成例の概略構成図である。
【図3】同上の別の構成例の概略構成図である。
【図4】従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 10a 弁口 13 弁座 22 可撓部 22d 凹溝 23 弁体 30 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 仁 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 河田 裕志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 藤井 圭子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3H057 AA05 BB41 BB49 CC07 DD12 EE10 FA22 FC03 FD10 HH05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向の一面から他面にわたって弁口
    が形成された半導体基板と、半導体基板の上記一面側に
    結合された支持部に支持されたダイアフラム状の可撓部
    と、可撓部の中央部に設けられ半導体基板の上記一面側
    において上記弁口を開閉する弁体と、可撓部に設けられ
    可撓部を変形させる駆動部とを備え、可撓部を撓みやす
    くする凹溝が形成されてなることを特徴とする半導体マ
    イクロバルブ。
JP6920299A 1999-03-15 1999-03-15 半導体マイクロバルブ Withdrawn JP2000266229A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021050758A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社島津製作所 マイクロバルブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021050758A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社島津製作所 マイクロバルブ
JP7226221B2 (ja) 2019-09-24 2023-02-21 株式会社島津製作所 マイクロバルブ

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Effective date: 20060606