JP2000265503A - 止め弁の隔離装置 - Google Patents

止め弁の隔離装置

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JP2000265503A
JP2000265503A JP11067724A JP6772499A JP2000265503A JP 2000265503 A JP2000265503 A JP 2000265503A JP 11067724 A JP11067724 A JP 11067724A JP 6772499 A JP6772499 A JP 6772499A JP 2000265503 A JP2000265503 A JP 2000265503A
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strainer
stop valve
closing
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Yoshitaka Mori
義孝 森
Takumi Nakamura
巧 中村
Hideo Kanda
英雄 神田
Kazuyoshi Yonekura
和義 米倉
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Toshiba Corp
IHI Corp
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Toshiba Corp
IHI Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】貯水タンクの水抜き時期に制約されることな
く、ストレーナ部を閉止して止め弁の分解点検ができる
ことを目的とする。 【解決手段】原子炉格納容器1内下部のサプレッション
チェンバ(S/C)3内に設置され、S/C3の保有水
4中にストレーナ6が没入し、このストレーナ6に系統
配管5がそれぞれのフランジ9,11を介して接続する。
ストレーナ6及びそれぞれのフランジ9をストレーナ保
護キャップ32により一体に包囲する。ストレーナ保護キ
ャップ32の開口端を固着機能33により固定する。固着機
構33及びストレーナ保護キャップ32の外側を閉止カバー
34により包囲する。閉止カバー34を保護カバー35で包囲
し、この保護カバー35の開口端部をストレーナティ部8
に締付部材21により水密に封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所の原子炉格納容器におけるサプレッションチェンバ
(圧力抑制室、Pressure Suppression Chamber,以下、
S/Cと略称する)のような、貯水タンクと接続する系
統配管に設置した止め弁をメンテナンスするための止め
弁の隔離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】貯水タンクとして原子力発電所の設備で
あるS/Cを例に図9により説明する。図9は沸騰水型
原子力発電所における原子炉格納容器を概略的に縦断面
で示したものである。すなわち、原子炉格納容器1の内
部で、中央上部には原子炉炉心等を収容した原子炉圧力
容器2が設置されており、下部には貯水タンクであるS
/C3が構築されている。
【0003】このS/C3には、S/C保有水4が貯溜
されていると共に、図示しない給水系統として、前記S
/C3を貫通して系統配管5が接続されている。なお、
この系統配管5の開放端には前記S/C3内の保有水4
中に没入するストレーナ6が取付けられている。
【0004】系統配管5の途中には、S/C3と給水系
統を隔離するための止め弁である水没弁7が介挿され、
この水没弁7の一方の系統配管5にストレーナ6が接続
している。ストレーナ6は図10に示したように系統配管
5に接続するT字状のストレーナティ部8と、このスト
レーナティ部8の両端に接続した系統配管フランジ9に
固定ボルト10により締付けられて取付けられたストレー
ナフランジ11と、このストレーナフランジ11と一体のス
トレーナ筒部12と、このストレーナ筒部12内に設けたス
トレーナ網部13とから構成されている。なお、図9にお
いて、水没弁7のS/C3と反対側の系統配管5には、
系統内の水抜きを行うための系統ドレン弁14が接続され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に水没弁7につ
いては、その機能維持を図るため最適な周期での分解点
検によるメンテナンスが要求される。しかしながら、水
没弁7は、その一方がS/C3内でストレーナ6を介し
てS/C保有水4と連通している。
【0006】従って、水没弁7の分解点検に際しては、
分解した水没弁7からS/C保有水4が流出することを
避けるために、事前に貯水タンクとしてのS/C3内の
保有水4を排除する必要があったことから、S/C3の
水抜きが可能な時期に限定されていた。このために、必
ずしも水没弁7の機能上で適正な周期において保守点検
を行うことができない課題がある。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、貯水タンクの水抜き時期に制約されることな
く、止め弁の分解点検を可能とするための、貯水タンク
内に設置したストレーナ部を閉止する止め弁の隔離装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、貯水
タンク内の保有水中に没入してストレーナが設けられ、
このストレーナに系統配管がそれぞれのフランジを介し
て接続され、前記系統配管に系統を隔離するための止め
弁が取付けられた止め弁の隔離装置において、前記スト
レーナ及び前記それぞれのフランジを一体的に包囲する
ストレーナ保護キャップを設け、このストレーナ保護キ
ャップの外側を包囲するとともに前記系統配管まで延在
し、前記系統配管に開口端を有して袋形状でかつ柔軟性
を有する閉止治具を設け、前記閉止治具の開口端部を締
付部材により密閉してなることを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によれば、ストレーナ及び
ストレーナフランジ部に隔離装置の閉止カバーを被せ
て、前記閉止カバー開口端部を締付け部材により締付
け、給水系統を閉止して貯水タンクより止め弁を隔離す
ることができる。
【0010】請求項2の発明は、前記閉止治具を外的損
傷要因から保護するための、前記閉止治具全体を被覆す
る袋形状の柔軟性を有する閉止治具保護部材と前記閉止
治具保護部材開口端部を締付ける締付け部材とからなる
ことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、ストレーナのス
トレーナ網部及び筒部を被覆した隔離装置の閉止治具の
上から閉止治具保護部材を被せ、前記閉止治具保護部材
開口端部を締付け部材で締付けて、前記閉止治具の外面
が露出しない構造にすることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の隔離装
置の閉止治具保護部材及び締付け部材は前記閉止治具保
護部材開口端部を前記締付け部材により締付けて密閉す
る機構を有する閉止治具保護部材及び締付け部材であ
り、前記閉止治具の密閉機構とあわせて二重の密閉機構
を有することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、貯水タンク保有水水頭
圧によるストレーナ網部の損傷を防止する機構及びスト
レーナ構造物による前記閉止治具の損傷を防止する機構
を有し、ストレーナ全体を被覆する円筒形状をした剛性
のあるストレーナ保護用部材と、貯水タンク保有水の浮
力及び対流による前記ストレーナ保護用部材の脱落を防
止する剛性を有するストレーナ保護用部材脱落防止治具
とからなることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明によれば、ストレーナ全体
にストレーナ保護用部材を被せ、さらに前記ストレーナ
保護用部材の上から前記ストレーナ保護用部材脱落防止
部材を被せて、隔離装置の閉止治具とストレーナとが接
触しない構造にすることで、前記貯水タンク保有水水頭
圧による網部の損傷及びストレーナ構造物による前記閉
止治具の損傷を防止することができる。
【0015】請求項5の発明は、前記ストレーナ保護用
部材はストレーナ保護用部材の長手方向に少なくとも2
つに分割可能な構造を有することを特徴とする。請求項
6の発明は、前記ストレーナ保護用部材はストレーナ網
部及びストレーナ筒部のみを覆い、前記ストレーナ網部
で支えられることを特徴とする。請求項7の発明は、前
記ストレーナのフランジ部及び系統配管のフランジ部を
被覆する閉止治具損傷防止部材からなることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る止め弁の隔離装置の
第1の実施の形態について、図1から図3及び図9,図
10を参照して説明する。なお、本実施の形態は貯水タン
クが原子力発電所のS/Cに設置された給水系統におけ
る水没弁を例にしており、したがって、各図において、
上述した従来技術と同様の構成部分については同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0017】すなわち、図9に示した原子炉格納容器1
内に設置したS/C3に接続されている系統配管5は、
S/C3内のS/C保有水4中の開放端に、ストレーナ
6が取付けられている。
【0018】これにより、S/C3内のS/C保有水4
は、系統配管5に介挿された水没弁7を開き、図示しな
い給水ポンプを運転することにより、ストレーナ6と水
没弁7及び系統配管5を経由して、原子炉格納容器1及
び原子炉圧力容器2等に供給される。
【0019】給水ポンプが停止している場合、水没弁7
を閉じ、S/C保有水4が系統配管5に流れないように
した後に、S/C3内のS/C保有水4中で、ストレー
ナ6を閉止するために本実施の形態に係る止め弁の隔離
装置19を設置する。
【0020】止め弁の隔離装置19は、図1(a)に示す
ようにストレーナ網部13、ストレーナ筒部12、ストレー
ナフランジ11及び系統配管フランジ9の全体を覆う閉塞
された底部を有する筒状のストレーナ保護キャップ32を
有している。また、図1(b)に示すストレーナ保護キ
ャップ32の開口端側外周に設置する少なくとも2つに分
割可能な環状固定部材からなる固定用クランプの固着機
構33を有している。
【0021】ストレーナ保護キャップ32及び固定用クラ
ンプの固着機構33の全体を水密弾性材で形成された袋形
状の閉止カバー34で覆い、この閉止カバー34の開口部を
ストレーナティ部8の水平部外周に当接し環状締付具か
らなる固定ベルトの固着機構21により水密に圧着する。
【0022】そして、ストレーナ網部13,ストレーナ筒
部12,ストレーナフランジ部11及びストレーナティ部8
の全体を締付け用の水密ファスナー37を有する水密弾性
材で形成された袋形状の閉止カバー保護用カバー35によ
り覆う。この閉止カバー保護用カバー35の開口部をスト
レーナティ部8の垂直部外周に当接し環状締付具である
固定ベルトの固着機構21により水密に圧着する。
【0023】なお、ストレーナ保護キャップ32は、図1
(c)に示すように、2つ以上に分割可能なストレーナ
保護キャップ32を使用することもできる。ストレーナ保
護キャップ32の外側に複数の固着機構21を設け水密に圧
着する。
【0024】また、ストレーナ保護キャップ32は、図2
(a)に示すようにストレーナ網部13及びストレーナ筒
部12のみを覆い、ストレーナ網部13のみで支えられる構
造とすることができる。
【0025】この場合、前記各フランジ11,9部での損
傷を防止することを目的として、閉止カバー損傷防止治
具36を取付ける。この閉止カバー損傷防止治具36は、図
2(b)に示すように弾性体で構成され、容易にフラン
ジ部に取付けられる構造、あるいは図3(a),(b)
に示すように2つ以上に分割可能な金属板で構成されて
いる構造である。
【0026】次に、上記構成よる実施の形態の作用につ
いて説明する。給水ポンプが停止している場合、水没弁
7を閉じ、S/C保有水4が系統配管5に流れないよう
にした後、S/C3内のS/C保有水4中で、ストレー
ナ6のストレーナ筒部12及びストレーナ網部13を覆うよ
うにしてストレーナ保護キャップ32を装着し、このスト
レーナ保護キャップ32の開口部の外周から固定用クラン
プの固着機構33を被せ、ストレーナ保護キャップ32を固
定する。
【0027】この後に、ストレーナ保護キャップ32及び
固定用クランプの固着機構33を覆って、止め弁の隔離装
置である閉止カバー34を装着し、この閉止カバー34にお
ける開口部の外周から固定バンドの固着機構21で締付け
て、ストレーナティ部8に対して閉止カバー34を水密に
装着する。これにより、S/C3内のS/C保有水4か
ら、系統配管5及び水没弁7が隔離される。
【0028】また、ストレーナ保護キャップ32,固定用
クランプの固着機構33,閉止カバー34,固定バンドの固
着機構21及び図1記載の1対のストレーナ6におけるス
トレーナ網部13,ストレーナ筒部12,ストレーナフラン
ジ部11及びストレーナティ部8の全体を覆って閉止カバ
ー保護用カバー35を装着し、この閉止カバー保護用カバ
ー35における開口部の外周から固定バンドの固着機構21
で締付けて、ストレーナティ部8に対して閉止カバー保
護用カバー35を水密に装着する。
【0029】この閉止カバー保護用カバー35をストレー
ナティ部8に水密に装着することで、閉止カバー34及び
閉止カバー保護用カバー35により、S/C3内のS/C
保有水4から系統配管5及び水没弁7が二重に隔離さ
れ、また、閉止カバー34の外的要因による損傷を防止さ
れる。
【0030】これにより、水没弁7の分解点検に際し
て、S/C3内に設置されたストレーナ6に何等手を加
えることなく、隔離装置19の着脱を行うことができるの
で、S/C保有水4中の作業が簡便であると共に、S/
C3内のS/C保有水4を排除する必要はない。
【0031】従って、S/C3の水抜きが可能な時期に
限定されることなく、水没弁7の機能上で適正な周期に
おいて容易に保守点検を行うことができるので、水没弁
7の保全性を始め、S/C保有水4の給水系統における
信頼性が向上する。
【0032】つぎに図4により本発明の第2の実施の形
態を説明する。第2の実施の形態は、第1実施の形態の
変形例であることから、第1実施の形態と同様の構成部
分と同様の作用及び効果については説明を省略し、異な
る点について説明する。
【0033】本実施の形態に係る止め弁の隔離装置15
は、図4に示すようにストレーナ6側の系統配管フラン
ジ9において、ストレーナフランジ11と一体の図1に示
したストレーナ筒部12とストレーナ網部13を取外した後
に、ストレーナフランジ11の代わりに給水路を閉止する
円板状閉止フランジ16を設けたことにある。
【0034】また、この閉止フランジ16を系統配管フラ
ンジ9に固定する固定ボルト10と、系統配管フランジ9
と閉止フランジ16との接合面に装着して水密を保持する
シール材17を設けたことにある。さらに閉止フランジ16
に均圧弁18を接続したことにある。
【0035】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。給水ポンプが停止している場合に、
水没弁7を閉じ、S/C保有水4が系統配管5に流れな
いようにした後に、S/C3内のS/C保有水4中でス
トレーナ6の固定ボルト10を外して、系統配管フランジ
9からストレーナフランジ11と共に一体のストレーナ筒
部12とストレーナ網部13を取外す。
【0036】この後に、系統配管フランジ9に対して接
合面にシール材17を装着し、閉止フランジ16を固定ボル
ト10により固定する。なお、系統配管フランジ9と閉止
フランジ16との接合面には、前記シール材17を介挿して
水密に固着する。この閉止フランジ16には、予め均圧弁
18を開状態で接続しておく。
【0037】均圧弁18の開状態により、ストレーナ6の
内外であるS/C3と系統配管5内の圧力を均等にし、
取付時の作業を容易にした状態で、閉止フランジ16を取
付けて、その後に均圧弁18を閉じることで、閉止フラン
ジ16によりS/C3内のS/C保有水4から、系統配管
5及び水没弁7が隔離される。
【0038】水没弁7の分解点検は、水没弁7のS/C
3と反対側の系統配管5に設けた、図示しない止め弁を
閉じると共にドレン弁14を開いて、水没弁7と系統配管
5における残留水を排出した後に実施する。
【0039】これにより、水没弁7の分解点検に際し
て、S/C3内のS/C保有水4を排除する必要がな
く、従って、S/C3の水抜きが可能な時期に限定され
ずに、水没弁7の機能上で適正な周期において、しか
も、容易に保守点検を行うことができるので、水没弁7
の保全性と信頼性が向上すると共に、S/C保有水4の
給水系統における信頼性が向上する。
【0040】つぎに図5により本発明の第3の実施の形
態を説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態
の変形例であることから、第1の実施の形態と同様の構
成部分と同様の作用及び効果については説明を省略し、
異なる点について説明する。
【0041】本実施の形態に係る止め弁の隔離装置19は
図5に示したように、ストレーナ6におけるストレーナ
網部13とストレーナ筒部12の全体を閉止キャップ20で覆
い、閉止キャップ20の開口端内側とストレーナ筒部12と
の間にシール材17を設け、閉止キャップ20の外側から固
着機構21によりストレーナ筒部12に圧着したことにあ
る。
【0042】すなわち、閉止キャップ20の開口部をシー
ル材17を介してストレーナ筒部12の外周に水密に圧着す
る固定ベルトの固着機構21とから構成するとともに、ス
トレーナ6内外の圧力差を均圧化するための均圧弁18
を、閉止キャップ20に貫通して取付けたことにある。
【0043】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。S/C3内のS/C保有水4中で、
ストレーナ6のストレーナ筒部12にストレーナ網部13を
覆って、開口部内周の接合面にシール材17を装着し、キ
ャップ20を装着する。この後、閉止キャップ20における
開口部の外周から、固定バンドの固着機構21で締付け
て、ストレーナ筒部12に対して閉止キャップ20を水密に
装着する。
【0044】なお、閉止キャップ20には、予め均圧弁18
を開状態で接続しておき、均圧弁18の開状態により、ス
トレーナ6の内外であるS/C3と系統配管5内の圧力
を均等にし、取付時の作業を容易にした状態で、閉止キ
ャップ20を取付け、その後に均圧弁18を閉じることで、
閉止キャップ20により、S/C3内のS/C保有水4か
ら、系統配管5及び水没弁7が隔離される。
【0045】これにより、水没弁7の分解点検に際し
て、S/C3内に設置されたストレーナ6に何等手を加
えることなく、隔離装置19の着脱を行うことができるの
で、S/C保有水4中の作業が簡便であると共に、S/
C3内のS/C保有水4を排除する必要はない。
【0046】従って、S/C3の水抜きが可能な時期に
限定されずに、水没弁7の機能上で適正な周期において
容易に保守点検を行うことができるので、水没弁7の保
全性を始め、S/C保有水4の給水系統における信頼性
が向上する。
【0047】つぎに図6により本発明の第4の実施の形
態を説明する。第4の実施の形態は、第3の実施の形態
の変形例であることから、第3の実施の形態と同様の構
成部分と同様の作用及び効果については説明を省略し、
異なる点について説明する。
【0048】本実施の形態に係る止め弁の隔離装置22
は、図6に示したようにストレーナ6におけるストレー
ナ網部13とストレーナ筒部12の全体を覆うストレーナフ
ランジ11の固定ボルト10よりも半径方向内側に筒状閉止
キャップ20を設け、この閉止キャップ20の開口端部をシ
ール材17を介してストレーナフランジ11に水密に圧着す
る固定ベルトの固着機構23を設けたことにある。また、
ストレーナ6内外の圧力差を均圧化するための均圧弁18
を、閉止キャップ20に貫通して取付けたことにある。
【0049】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。S/C3内のS/C保有水4中で、
ストレーナ6のストレーナ網部13とストレーナ筒部12を
覆って、閉止キャップ20の開口端部をシール材17を介し
てストレーナフランジ11に装着する。この後、固定ベル
トの固着機構23をストレーナフランジ11に係止すると共
に締付けて、前記閉止キャップ20を軸方向にストレーナ
フランジ11に水密に圧着する。
【0050】なお、閉止キャップ20には、予め均圧弁18
を開状態で接続しておき、均圧弁18の開状態により、ス
トレーナ6の内外であるS/C3と系統配管5内の圧力
を均等にし、取付時の作業を容易にした状態で、閉止キ
ャップ20を取付け、その後に均圧弁18を閉じることで、
閉止キャップ20により、S/C3内のS/C保有水4か
ら、系統配管5及び水没弁7が隔離される。
【0051】これにより、水没弁7の分解点検に際し
て、S/C3内に設置されたストレーナ6に何等手を加
えることなく、隔離装置22の着脱を行うことができるの
で、S/C保有水4中の作業が簡便であると共に、S/
C3内のS/C保有水4を排除する必要がない。
【0052】従って、S/C3の水抜きが可能な時期に
限定されずに、水没弁7の機能上で適正な周期におい
て、しかも、容易に保守点検を行うことができるので、
水没弁7の保全性を始め、S/C保有水4の給水系統に
おける信頼性が向上する。
【0053】つぎに図7により本発明の第5の実施の形
態を説明する。第5の実施の形態は、第3の実施の形態
の変形例であることから、第3の実施の形態と同様の構
成部分と同様の作用及び効果については説明を省略し、
異なる点について説明する。
【0054】本実施の形態に係る止め弁の隔離装置24
は、図7に示したようにストレーナ6におけるストレー
ナ網部13とストレーナ筒部12の全体を覆うストレーナフ
ランジ11の固定ボルト10よりも半径方向内側に筒状の閉
止キャップ20を設け、この閉止キャップ20の開口端に開
口端フランジ25を取付け、この開口端フランジ25にシー
ル材17を介してストレーナフランジ11に埋め込みボルト
26の固着機構により水密に固着したことにある。また、
ストレーナ6内外の圧力差を均圧化するための均圧弁18
を、閉止キャップ20に貫通して取付けた構成としてい
る。
【0055】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。S/C3内のS/C保有水4中でス
トレーナ6のストレーナ網部13とストレーナ筒部12を覆
って、閉止キャップ20の開口端フランジ25でシール材17
を介して、ストレーナフランジ11に装着する。この後
に、固着機構の埋め込みボルト26でストレーナフランジ
11に閉止キャップ20を水密に固着する。
【0056】なお、閉止キャップ20には、予め均圧弁18
を開状態で接続しておき、均圧弁18の開状態により、ス
トレーナ6の内外であるS/C3と系統配管5内の圧力
を均等にし、取付時の作業を容易にした状態で、閉止キ
ャップ20を取付け、その後に均圧弁18を閉じることで、
閉止キャップ20によりS/C3内のS/C保有水4から
系統配管5及び水没弁7が隔離される。
【0057】これにより、水没弁7の分解点検に際し
て、S/C3内に設置されたストレーナ6に何等手を加
えることなく、隔離装置24の着脱を行うことができるの
で、S/C保有水4中の作業が簡便であると共に、S/
C3内のS/C保有水4を排除する必要はない。
【0058】従って、S/C3の水抜きが可能な時期に
限定されずに、水没弁7の機能上で適正な周期におい
て、しかも、容易に保守点検を行うことができるので、
水没弁7の保全性を始め、S/C保有水4の給水系統に
おける信頼性が向上する。
【0059】つぎに図8により本発明の第6の実施の形
態を説明する。第6の実施の形態は、第1の実施の形態
の変形であることから、第1の実施の形態と同じ構成部
分と同様の構成と作用及び効果については説明を省略
し、異なる点について説明する。
【0060】本実施の形態に係る止め弁の隔離装置27
は、図8に示すようにストレーナ6におけるストレーナ
網部13とストレーナ筒部12と共に、ストレーナフランジ
11及び系統配管フランジ9の全体を円筒状の閉止キャッ
プ28で覆い、この閉止キャップ28の開口部の内側でスト
レーナ6のストレーナティ部8の外周との間を固着機構
29により水密に封止したことにある。また、ストレーナ
6内外の圧力差を均圧化するための均圧弁18を閉止キャ
ップ28に貫通して取付けている。
【0061】固着機構29は、閉止キャップ28の開口部の
内側とストレーナティ部8の外周との間を封止する環状
袋の膨張係止治具30と、この膨張係止治具30に連通管38
を介して接続する例えば圧縮空気等の圧力気体を充填し
て膨張させる圧力気体源の加圧装置31とからなってい
る。
【0062】次に上記構成による本実施の形態の作用に
ついて説明する。S/C3内のS/C保有水4中でスト
レーナティ部8の外周に収縮した状態の環状袋の膨張係
止治具30を装着し、ストレーナ6のフランジ9に閉止キ
ャップ28を被せる。
【0063】この後に、膨張係止治具30に加圧装置31か
ら圧力気体を充填すると、膨張係止治具30は膨張して外
周は閉止キャップ28の開口部の内側に、また、円周はス
トレーナ6のストレーナティ部8の外周に圧着し、スト
レーナ6におけるストレーナ網部13とストレーナ筒部12
及びフランジ9の全体を水密に閉止する。
【0064】なお、閉止キャップ28には、予め均圧弁18
を開状態で接続しておき、均圧弁18の開状態により、ス
トレーナ6の内外であるS/C3と系統配管5内の圧力
を均等にし、取付時の作業を容易にした状態で前記閉止
キャップ28を取付け、その後に均圧弁18を閉じること
で、閉止キャップ28によりS/C3内のS/C保有水4
から系統配管5及び水没弁7が隔離される。
【0065】これにより、水没弁7の分解点検に際し
て、S/C3内に設置されたストレーナ6に何等手を加
えることなく、隔離装置27の着脱を行うことができるの
で、S/C保有水4中の作業が簡便であると共に、S/
C3内のS/C保有水4を排除する必要はない。
【0066】従って、S/C3の水抜きが可能な時期に
限定されずに、水没弁7の機能上で適正な周期におい
て、しかも、容易に保守点検を行うことができるので、
水没弁7の保全性を始め、S/C保有水4の給水系統に
おける信頼性が向上する。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、貯水タンクと接続され
た系統配管に介挿した止め弁の分解点検に際して、貯水
タンクの水抜きを行うことなく、また水抜き時期に左右
されることなく、止め弁の適正な点検周期による保守点
検が可能となり、止め弁及び止め弁に接続する系統の信
頼性を高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る止め弁の隔離装置の第1
の実施の形態を一部側面で示す縦断面図、(b)は
(a)における固着機能を示す斜視図、(c)は(a)
におけるストレーナ保護キャップを示す斜視図。
【図2】(a)は図1(a)において、ストレーナにス
トレーナ保護キャップを取付けた状態を示す斜視図、
(b)は同じく閉止カバー損傷防止治具を示す斜視図。
【図3】(a)は図1(a)において、両フランジにカ
バー損傷防止部材を取付けた状態を一部縦断面で示す平
面図、(b)は(a)におけるカバー損傷防止部材を示
す斜視図。
【図4】本発明に係る止め弁の隔離装置の第2の実施の
形態の要部を示す平面図。
【図5】本発明に係る止め弁の隔離装置の第3の実施の
形態の要部を一部縦断面で示す平面図。
【図6】本発明に係る止め弁の隔離装置の第4の実施の
形態の要部を一部縦断面で示す平面図。
【図7】本発明に係る止め弁の隔離装置の第5の実施の
形態の要部を一部縦断面で示す平面図。
【図8】本発明に係る止め弁の隔離装置の第6の実施の
形態の要部を一部縦断面で示す平面図。
【図9】従来例を説明するための原子炉格納容器内を概
略的に示す縦断面図。
【図10】図9においてストレーナと系統配管の接続状
態を示す平面図。
【符号の説明】
1…原子炉格納容器、2…原子炉圧力容器、3…サプレ
ッションチェンバ(S/C)、4…S/C保有水、5…
系統配管、6…ストレーナ、7…水没弁、8…ストレー
ナティ部、9…系統配管フランジ、10…固定ボルト、11
…ストレーナフランジ、12…ストレーナ筒部、13…スト
レーナ網部、14…系統ドレン弁、15,19,22,24,27…
止め弁の隔離装置、16…閉止フランジ、17…シール材、
18…均圧弁、20,28…閉止キャップ、21,23,29…固着
機構、25…開口端フランジ、26…埋め込みボルト、30…
膨張係止治具、31…加圧装置、32…ストレーナ保護キャ
ップ、33…固定用クランプの固着機構、34…閉止カバ
ー、35…閉止カバー保護用カバー、36…閉止カバー損傷
防止治具、37…水密ファスナー、38…連通管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 巧 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 神田 英雄 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 米倉 和義 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2G002 AA01 BA01 BA07 CA08 DA03 EA11 EA14 2G075 AA03 BA17 BA18 CA15 CA26 DA20 EA01 FC14 FC18 GA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水タンク内の保有水中に没入してスト
    レーナが設けられ、このストレーナに系統配管がそれぞ
    れのフランジを介して接続され、前記系統配管に系統を
    隔離するための止め弁が取付けられた止め弁の隔離装置
    において、前記ストレーナ及び前記それぞれのフランジ
    を一体的に包囲するストレーナ保護キャップを設け、こ
    のストレーナ保護キャップの外側を包囲するとともに前
    記系統配管まで延在し、前記系統配管に開口端を有して
    袋形状でかつ柔軟性を有する閉止治具を設け、前記閉止
    治具の開口端部を締付部材により密閉してなることを特
    徴とする止め弁の隔離装置。
  2. 【請求項2】 前記閉止治具全体を被覆し、開口端部の
    大きさが変化する袋形状でかつ柔軟性を有する閉止治具
    保護部材と、この閉止治具保護部材の開口端部を締付け
    る締付け部材とを具備したことを特徴とする請求項1記
    載の止め弁の隔離装置。
  3. 【請求項3】 前記閉止治具保護部材及び前記締付け部
    材は前記閉止治具保護部材の開口端部を前記締付け部材
    により締付けて密閉する機構を有し、前記閉止治具の密
    閉機構とあわせて二重の密閉機構を有することを特徴と
    する請求項2記載の止め弁の隔離装置。
  4. 【請求項4】 前記ストレーナのストレーナ網部及びス
    トレーナ筒部並びにストレーナフランジ部と、前記スト
    レーナ全体及び前記それぞれのフランジ部を被覆し、底
    部を有するストレーナ保護用部材と、このストレーナ保
    護用部材の脱落を防止する少なくとも2つに分割可能な
    ストレーナ保護用部材脱落防止部材とを具備したことを
    特徴とする請求項1ないし3記載の止め弁の隔離装置。
  5. 【請求項5】 前記ストレーナ保護用部材はストレーナ
    保護用部材の長手方向に少なくとも2つに分割可能な構
    造を有することを特徴とする請求項4記載の止め弁の隔
    離装置。
  6. 【請求項6】 前記ストレーナ保護用部材はストレーナ
    網部及びストレーナ筒部のみを覆い、前記ストレーナ網
    部で支えられることを特徴とする請求項4ないし5記載
    の止め弁の隔離装置。
  7. 【請求項7】 前記ストレーナのフランジ部及び系統配
    管のフランジ部を被覆する閉止治具損傷防止部材からな
    ることを特徴とする請求項6記載の止め弁の隔離装置。
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