JP2743257B2 - 非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置 - Google Patents

非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置

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JP2743257B2
JP2743257B2 JP7084540A JP8454095A JP2743257B2 JP 2743257 B2 JP2743257 B2 JP 2743257B2 JP 7084540 A JP7084540 A JP 7084540A JP 8454095 A JP8454095 A JP 8454095A JP 2743257 B2 JP2743257 B2 JP 2743257B2
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薫 成川
武光 大原
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株式会社東京電▲気▼工務所
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非常用炉心冷却系を
構成するストレーナに接続されたバルブを点検すると
き、該バルブに接続されたストレーナを遮蔽するために
使用される非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所における安全対策の一環と
して非常用炉心冷却系(ECCS)が採用されており、
それを構成するストレーナは、サプレッション・チェン
バ内に配置されている。ストレーナは、フランジを介し
て配管の一端に固定され、原子炉格納容器を貫通した配
管はバルブを経てポンプに接続されている。
【0003】バルブの点検は、バルブを閉じた後、ダイ
バーがサプレッション・チェンバ内に入ってストレーナ
を取り外し、その後に盲板を取り付け、この盲板によっ
て水を遮断してサプレッション・チェンバ内の水を抜く
ことなく、行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術において
は、ストレーナ及び盲板の取り付け、取り外しを必要と
するので、バルブの点検作業には手間と時間がかかると
いう課題がある。
【0005】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施例に対応する図1を用いて以下、説明す
る。この発明は、ストレーナ1が固定されているフラン
ジ2に、ストレーナ1より大きく、ストレーナ1を保護
するライニング5が装着されている閉止キャップ3を、
閉止キャップ3に突設されている握棒34を利用して螺
着し、閉止キャップ3に、バルブ点検後、閉止キャップ
3をフランジ2から取り外すとき、負圧になっている閉
止キャップ3内部に給水して閉止キャップ3の内外を均
圧にする均圧手段4が設けられているものである。
【0007】
【作用】このように構成されたものにおいては、フラン
ジ2に閉止キャップ3を固定すると、ストレーナ1への
給水は遮断される。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す図であ
る。図1において、1はストレーナ、2はフランジ、3
は閉止キャップである。
【0009】フランジ2は、ハブ付きであって、ストレ
ーナ1の下端に固定され、そのハブ21にねじ部22が
形成されている。
【0010】閉止キャップ3は、ストレーナ1より大き
く、ドーム部分31と、ストレーナ1のコシ網11の外
径より大きい円筒部分32とから構成され、円筒部分3
2の先端部内面にねじ部33が形成されている。閉止キ
ャップ3の材質は、SS400で、その厚さは6mmで
ある。閉止キャップ3には、バルブ点検後、閉止キャッ
プ3をフランジ2から取り外すとき、負圧になっている
閉止キャップ3内部に給水して閉止キャップ3の内外を
均圧にする均圧手段4が設けられ、また、ストレーナ1
を保護するライニング5(材質は、例えばゴム)が装着
されている。さらに、閉止キャップ3には、閉止キャッ
プ3をフランジ2に固定する際に利用する握棒34が設
けられている。
【0011】均圧手段4は、図2に示すように、閉止キ
ャップ3、すなわちドーム部分31に形成されたねじ孔
41と、ねじ孔41に螺着されるねじ42と、ねじ42
の先端に固定されたワイヤー43と、ワイヤー43の先
端に固定されたストッパー44とからなる。ねじ42
は、Oリング45を介してねじ孔41に螺着されて、閉
止キャップ3に固定されている。ストッパー44は、ね
じ42を閉止キャップ3から取り外したとき、ドーム部
分31の内面に当接してねじ42が閉止キャップ3から
離脱するのを防止する。なお、ねじ孔41の代わりに、
透孔とナットで構成してもよい。
【0012】バルブを点検するときは、ダイバーがサプ
レッション・チェンバ内に入って、閉止キャップ3をフ
ランジ2に固定する。その後、原子炉格納容器の隔壁1
0a外の水抜きバルブ10bを開いて閉止キャップ3内
の水を抜く。このとき、ストレーナ1は、閉止キャップ
3によって水圧から閉止されている。
【0013】閉止キャップ3の取り付け、取り外しは、
握棒34を利用して行うことができるので、容易であ
る。
【0014】閉止キャップ3の取り付け、取り外しは、
ストレーナ及び盲板の取り付け、取り外しに比べて簡単
であるので、手間と時間を軽減することができる。
【0015】以上は、新設プラントまたはストレーナ及
びフランジを取り替えた既設プラントにおいては、可能
であるが、既設プラントでは、フランジがハブ付きでな
く、ハブ付きであったとしても、ねじ部が形成されてい
ないから、閉止キャップ3をフランジに固定できず、不
可能である。そこで、既設プラントでは、次のように構
成する。すなわち、図3に示すように、閉止キャップ6
と、閉止キャップ6に被せられて閉止キャップ6を固定
する固定キャップ7と、固定キャップ7の先端部をフラ
ンジ2、8の外周面に固定する締付バンド9とからなる
ものである。
【0016】閉止キャップ6は、ストレーナ1より大き
く、ドーム部分61と、ストレーナ1のこし網11の外
径より大きい円筒部分62とから構成され、ストレーナ
1に被せられ、円筒部分62の先端がストレーナ1のフ
ランジ2に当接してストレーナ1を保護する。閉止キャ
ップ6の材質は、SS400で、その厚さは6mmであ
る。閉止キャップ6には、図示しないが、図2に示すよ
うな均圧手段4が設けられている。閉止キャップ6に
は、ライニング5が装着されているが、閉止キャップ3
と異なりねじ部33がないので、ライニング5の先端部
を外側に折り返すことができ、その底面5aは閉止キャ
ップ6をフランジ2に固定したとき、シールとして作用
する。
【0017】固定キャップ7は、ドーム部分71と、ド
ーム部分71から先端に向かって広がるテーパー状の円
筒部分72とから構成され、閉止キャップ6に被せら
れ、閉止キャップ6のドーム部分61で支持されて、閉
止キャップ6を固定する。固定キャップ7は、閉止キャ
ップ6のドーム部分61で支持された状態で、円筒部分
72の先端が配管10のフランジ8に固定されるように
形成されている。固定キャップ7の材質は、ゴムで、そ
の厚さは3mmである。
【0018】締付バンド9は、固定キャップ7の先端、
すなわち円筒部分72の先端に取り付けられて、固定キ
ャップ7の先端部をフランジ2、8の外周面に固定す
る。この締付バンド9の取り付けによって、閉止キャッ
プ6はストレーナ1のフランジ2に固定される。締付バ
ンド9は、2本用い、その材質はステンレスで、その幅
は、19mm、その厚さは0.5mmである。締付バン
ド9として、図4に示すようなものを用いるが、これに
限定されるものではない。
【0019】バルブを点検するときは、ダイバーがサプ
レッション・チェンバ内に入って、まず、ストレーナ1
に閉止キャップ6を被せ、さらに閉止キャップ6に固定
キャップ7を被せ、締付バンド9を固定する。その後、
原子炉格納容器の隔壁10a外の水抜きバルブ10bを
開いて閉止キャップ6内の水を抜く。このとき、ストレ
ーナ1は、閉止キャップ6によって水圧から閉止されて
いる。
【0020】閉止キャップ6、固定キャップ7、締付バ
ンド9の取り付け、取り外しは、ストレーナ及び盲板の
取り付け、取り外しに比べて簡単であるので、手間と時
間を軽減することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
ストレーナが固定されているフランジに、前記ストレー
ナより大きく、該ストレーナを保護するライニングが装
着されている閉止キャップを、該閉止キャップに突設さ
れている握棒を利用して螺着し、前記閉止キャップに、
バルブ点検後、該閉止キャップを前記フランジから取り
外すとき、負圧になっている該閉止キャップ内部に給水
して該閉止キャップの内外を均圧にする均圧手段が設け
られているもの、または、ストレーナに被せられて該ス
トレーナを閉止する閉止キャップと、該閉止キャップに
被せられて該閉止キャップを固定する固定キャップと、
該固定キャップの先端部をフランジの外周面に固定する
締付バンドとからなるものである。それゆえ、閉止キャ
ップによってストレーナへの給水は遮断され、ストレー
ナ及び盲板の取り付け、取り外しを要しない。したがっ
て、この発明によれば、バルブの点検作業の手間と時間
を軽減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】この発明を構成する均圧手段の拡大図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】この発明を構成する締付バンドの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ストレーナ 2 フランジ 3 閉止キャップ 4 均圧手段 5 ライニング 6 閉止キャップ 7 固定キャップ 8 フランジ 9 締付バンド

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレーナが固定されているフランジに、
    前記ストレーナより大きく、該ストレーナを保護するラ
    イニングが装着されている閉止キャップを、該閉止キャ
    ップに突設されている握棒を利用して螺着し、前記閉止
    キャップに、バルブ点検後、該閉止キャップを前記フラ
    ンジから取り外すとき、負圧になっている該閉止キャッ
    プ内部に給水して該閉止キャップの内外を均圧にする均
    圧手段が設けられている非常用炉心冷却系ストレーナの
    遮蔽装置
  2. 【請求項2】 閉止キャップが、ドーム部分と、ストレ
    ーナのコシ網の外径より大きい円筒部分とから構成さ
    れ、均圧手段が、前記ドーム部分に形成されたねじ孔
    と、該ねじ孔に螺着されるねじと、該ねじの先端に固定
    されたワイヤーと、該ワイヤーの先端に固定されたスト
    ッパーとから構成されている請求項1記載の非常用炉心
    冷却系ストレーナの遮蔽装置
  3. 【請求項3】 ストレーナに被せられて該ストレーナを
    閉止する閉止キャップと、該閉止キャップに被せられて
    該閉止キャップを固定する固定キャップと、該固定キャ
    ップの先端部をフランジの外周面に固定する締付バンド
    とからなる非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置
  4. 【請求項4】 閉止キャップに、該ストレーナを保護す
    るライニングが装着されているとともに、バルブ点検
    後、該閉止キャップを前記フランジから取り外すとき、
    負圧になっている該閉止キャップ内部に給水して該閉止
    キャップの内外を均圧にする均圧手段が設けられている
    請求項3記載の非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置
  5. 【請求項5】 閉止キャップが、ドーム部分と、ストレ
    ーナのコシ網の外径より大きい円筒部分とから構成さ
    れ、該円筒部分の先端が、ストレーナが固定されている
    フランジに当接する請求項3又は請求項4記載の非常用
    炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置
  6. 【請求項6】 フランジが、ストレーナが固定されてい
    るフランジと、配管が固定されているフランジとから構
    成され、締付バンドが2本である請求項3乃至請求項5
    記載の非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置
  7. 【請求項7】 均圧手段が、閉止キャップに形成された
    ねじ孔と、該ねじ孔に螺着されるねじと、該ねじの先端
    に固定されたワイヤーと、該ワイヤーの先端に固定され
    たストッパーとから構成されている請求項3乃至請求項
    6記載の非常用炉心冷却系ストレーナの遮蔽装置
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JP3247261B2 (ja) * 1994-10-31 2002-01-15 株式会社東芝 緊急炉心冷却系配管の点検方法とその装置

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