JP2000265440A - 緑化護岸用ロール体及び該ロール体を用いる河岸・湖岸の緑化護岸工法 - Google Patents

緑化護岸用ロール体及び該ロール体を用いる河岸・湖岸の緑化護岸工法

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JP2000265440A
JP2000265440A JP11067767A JP6776799A JP2000265440A JP 2000265440 A JP2000265440 A JP 2000265440A JP 11067767 A JP11067767 A JP 11067767A JP 6776799 A JP6776799 A JP 6776799A JP 2000265440 A JP2000265440 A JP 2000265440A
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sheet
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Shigeatsu Matsubara
重厚 松原
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SAN GREEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 護岸作用を発揮しつつ草木を成育するのに好
適であり、自然環境を損なうことがない。軽量なので施
工性に優れており、設置費用も大幅に低減することがで
きるし、地盤の地質に応じてアンカーロッドや支持杭を
選択使用できる。 【解決手段】 緑化護岸用ロール体1は、草木植物の茎
を面状に編成してなるシート2を円柱状に巻き込み、そ
の中に種子又は根茎、肥料及び土壌改良剤、水質改良剤
等の改良剤を内包して締結線材3を巻着して固定したも
のからなる。この緑化護岸用ロール体1を縦及び横方向
に複数本列設して結束線材7、7で一体に結束すること
により緑化護岸用ロール結束体Aを形成し、水際に沿っ
て配置し、アンカーロッド8、8により地盤Gに固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や湖沼の緑化
及び護岸に用いて好適な緑化護岸ロール体及び該ロール
体を用いた河岸・湖岸の緑化護岸工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川や湖沼の護岸手段としては、
多数のコンクリートブロックを堤防上部から浸水部にか
けて列設する工法が行われているが、緑化と護岸を同時
に図る手段としては列設した多数本の丸太の間に柳を植
設する工法や、袋に土、種子及び肥料を充填した植生土
嚢を水辺に沿って多数列設する工法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術のうちコンクリートブロックを列設する工法は、隣
接するコンクリートブロック間の隙間から植物を成育さ
せるので、コンクリートブロックが露出した状態のまま
であるため自然景観を損なうという問題点がある。この
ため、コンクリートブロックの上に盛土して草木を植設
する工事や、コンクリートブロックの上に多孔ブロック
を設置して種子及び肥料を吹き付ける工事が必要にな
り、作業性、経済性に劣るという欠点もある。また、列
設した丸太間に樹木を植栽する工法は多数本の丸太を組
み付ける作業に多くの時間と労力を要するし、ある程度
背丈のある木にしか適さないという欠点がある。
【0004】更に、植生土嚢工法は多数の植生土嚢を必
要とすることや、土嚢は重量物であることから施工に多
大な労力を必要とするし、正確に土嚢を積まないと崩れ
てしまうという欠点や、土嚢が破れて土壌や種子等が流
出する恐れもあるという欠点がある。
【0005】本発明は上述した従来技術の諸欠点および
問題点に鑑みなされたもので、自然環境を損なうことが
ないし草木が成育するのに好適であり、また軽量なので
作業性に優れており、施工費も大幅に低減することがで
きる緑化護岸用ロール体及び該ロール体を用いる河岸・
湖岸の緑化護岸工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された請求項1に係る発明の緑化護岸用ロー
ル体は、草本植物の茎又は植物性繊維材若しくは合成繊
維材により編成したシートを適宜の太さの円柱状に巻き
込んだ中に種子又は根茎、肥料及び改良剤を内包したも
のからなる。
【0007】そして、前記シートは軸方向両端に連結具
を設けた柱状芯体に巻回した構成にしてもよい。
【0008】また、前記シートは長尺支持索が両端を露
出させた状態で挿装した構成にしてもよい。
【0009】請求項4に係る発明の河川・湖沼の緑化護
岸工法は、請求項1に記載の緑化護岸用ロール体を水際
に対して縦方向及び/又は横方向に複数本配置し、該各
ロール体を地盤に立設する長尺支持体により固定する手
段からなる。
【0010】また、請求項5に係る発明の河川・湖沼の
護岸・緑化工法は、請求項2又は3記載の緑化護岸用ロ
ール体を水際に離間して立設した支柱間に、単体で又は
複数本連結して架設する工法からなる。
【0011】そして、前記緑化護岸用ロール体を複数本
結束してなる緑化護岸用ロール結束体の上側に形成され
る凹部に、該緑化護岸用ロール体と同様の構成で小径に
形成した緑化護岸用ロール小径体を配設するとよい。
【0012】また、請求項7に係る発明の河川・湖沼の
護岸・緑化工法は、草本植物の茎又は植物性繊維材若し
くは合成繊維材により編成したシートを小径に巻き込ん
で円柱状に形成した小径ロール体、又は草本植物の茎又
は植物性繊維材若しくは合成繊維材により形成したシー
トを小径の円柱状に巻き込んだ中に種子又は根茎、肥料
及び改良剤を内包してなる緑化護岸用小径ロール体を、
前記緑化護岸用ロール体を複数本結束してなる緑化護岸
用ロール結束体に形成される空隙に挿装する工法からな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。図1乃至図4は第1の実施の形態を
示す。図において、1は緑化護岸用ロール体、2は該緑
化護岸用ロール体1を構成するシートを示し、該シート
2は例えば草本植物である葦、茅、稲、麦等の茎を材料
に用いて長方形の面状に編成したものからなる。そし
て、該シート2を長手方向一端側2Aから他端側2Bに
向けて巻き込み、外周に藁縄や針金等の締結線材3、
3、3を巻着して固定することにより、緑化護岸用ロー
ル体1は適宜の太さ例えば直径15cm、長さ100c
mの円柱状に成形してある。なお、締結線材3に替えて
シート2の他端縁を縫着してもよい。
【0014】4は前記シート2の他端側2B寄りの部分
の全面に略均等に貼着した適宜の量の種子、例えばヨ
シ、ガマ、マコモ、シーサイドベント等、或は根茎、例
えばキショウブ、ガマ、クワイ等を示す。5は同様に貼
着した適宜の量の公知の有機肥料、化学肥料その他の肥
料、例えば根酸によって溶解するく溶性肥料を示し、こ
れら各種の肥料は単独で、又は複合して用いることがで
きる。また、6は各種の改良剤で、該改良剤6には公知
の土壌改良剤、水質浄化剤、例えば炭、ゼオライト、セ
ラミックス、ネニサンソ、パーライト等、更には微生物
増殖材、例えば炭、ゼオライト等が含まれる。そして、
これら種子4、肥料5及び改良剤6を適宜量混合したも
のを、シート2上に塗布した酢酸ビニルの接着剤に吹き
付けることにより平均に貼着してある。
【0015】そして、上述した種子4、肥料5及び改良
剤6はシート2を円柱状に巻き込んだ場合に円柱の中心
側でなく、外周から4層目位に位置するようにシート2
上に配置して貼着することにより内包した状態になるよ
うにしてある。かくして、緑化護岸用ロール体1はシー
ト2と、締結線材3と、シート2の外側寄りに内包した
種子4、肥料5及び改良剤6とから構成してある。
【0016】次に、上述の構成からなる緑化護岸用ロー
ル体1を河岸や湖岸に設置する工法について説明する。
先ず、河岸或は湖岸の地形、傾斜度、水深、水の流れ方
向、流速等に応じて設置する緑化護岸用ロール体1の本
数を図3に示すように4本、必要によっては6本に決め
緑化護岸用ロール体1、1、・・を藁縄や針金等の結束
線材7、7、7で結束し、一体化して緑化護岸用ロール
結束体Aを構成する。そして、この緑化護岸用ロール結
束体Aを図に示すように、河岸等の水辺に沿って縦方
向、或は横方向に配置し、複数本のアンカーロッド8、
8、・・を緑化護岸用ロール結束体Aの上方から地盤G
にかけて打ち込むことにより固定して設置する。
【0017】本実施の工法によれば、緑化護岸用ロール
体1を構成するシート2を巻回して形成してあるので保
水性に富むことから草木の成育に好適である。また無数
の空隙が形成されているので種子、肥料、改良剤の保持
能力も高いし、水流によって流出するのを可及的に防止
できる。しかも繊維質であるので草木の成育する間に腐
食することがないが、長期的には腐食することにより草
木の有機質肥料として有効に利用できる。
【0018】図5第2の実施の形態に係る緑化護岸用ロ
ール体11を示す。その特徴とするところは木製、合成
樹脂製或は金属製の柱状芯体12の軸方向両端12A、
12Aに金属製連結具13、13(但し、いずれも一方
のみ図示)を設け、該柱状芯体12の外周にシート2を
巻回することにより緑化護岸用ロール体11を構成した
ことにある。このような構成からなる各緑化護岸用ロー
ル体11を河岸や湖岸に設置する工法は、図6に示すよ
うに係止金具14、14を夫々設けた支柱15、15を
水際に立設し、連結具13を介して軸方向に複数本連結
した緑化護岸用ロール体11の連結具13を係止金具1
4に係合することにより架設するものである。なお、支
柱15、15の間隔により緑化護岸用ロール体11は単
体で架設してもよい。
【0019】本実施の形態によれば、緑化護岸用ロール
体11は柱状芯体12によって高い強度性を有するの
で、水流の激しい河岸に設置するのに好適である。ま
た、この工法によれば、連結具13同志を係合し、また
連結具13を支柱15の係止金具14に係合するだけで
設置することができるから施工が容易であるし、短時間
で施工できるから施工性に優れている。
【0020】図7は第3の実施の形態に係る緑化護岸用
ロール体21を示す。該緑化護岸用ロール体21の特徴
とするところは、第1の実施の形態に示す緑化護岸用ロ
ール体1の略中心にワイヤ等からなり、両端にフック2
2Aを設けた長尺支持索22、22を軸方向に挿通した
ことにある。この緑化護岸用ロール体21を設置する工
法は、第2の実施の形態と同様に少なくとも一対の支柱
15、15を離間して立設し、緑化護岸用ロール体21
の両端のフック22Aを各支柱15、15の係止金具に
係着する方法からなる(図8参照)。この工法によれ
ば、支柱15を地質によって部分的に立設できないが、
離間して立設できる場合に用いることができる。
【0021】図9は第4の実施の形態に係る緑化護岸用
ロール小径体31を示す。該緑化護岸用ロール小径体3
1は、緑化護岸用ロール体1と同様にシート2、締結線
材3及びシート2に内包した種子4、肥料5及び改良剤
6とから構成したもので、横方向に列設した2本の緑化
護岸用ロール体1、1、・・により上側に形成される凹
部32に納まるようにその直径を小径に形成してある。
そして、縦横に列設した複数本の緑化護岸用ロール体
1、1、・・により形成される凹部32に該緑化護岸用
ロール小径体31を載置して結束線材7、7により一体
に結束することにより緑化護岸用ロール結束体Bを構成
してある。このように構成することにより、上側を略平
面状にできるから草木を面状に展開した状態で成育する
ことができる。
【0022】図10は第4の実施の形態の変形例に係
り、縦横に列設した複数本の緑化護岸用ロール体1、
1、・・により形成される空隙33に前記緑化護岸用ロ
ール小径体31を挿装し、結束線材7、7により一体に
結束することにより緑化護岸用ロール結束体Cを構成し
てある。このように構成することにより、複数本の緑化
護岸用ロール体1、1、・・間の空隙33に水が流入す
るのを防止すると共に、全体をより緊密かつ強固に結束
することができるので強度性が高くなり、水流の激しい
水辺に設置するのに適している。
【0023】なお、緑化護岸用ロール小径体31に替え
て、草本植物の茎又は植物性繊維材若しくは合成繊維材
により編成したシートを小径に巻き込んで円柱状に形成
した小径ロール体を挿設してもよい。この小径ロール体
は草木の成育を必要としないが、前述した凹部32や空
隙33を充填することにより緑化護岸用ロール結束体A
(B、C)を緊密かつ強固に結束することができるので
強度性を高めることができる。
【0024】図11は他の実施の形態に係る河川・湖沼
の緑化護岸工法を示し、本実施の形態は水際の地盤Gに
複数本の支持杭41、41を立設し、この支持杭41、
41に例えば6本の緑化護岸用ロール体1、1、・・・
と2本の緑化護岸用ロール小径体31を結束線材7、7
により一体化した緑化護岸用ロール結束体Dを支持させ
た構成からなる。この工法はアンカーロッド8の利かな
い砂地のような地質の地盤Gの場所に有効である。
【0025】更に、図12は河岸或は湖岸の傾斜が緩や
かな場所の緑化及び護岸を図る場合を示し、多数組の緑
化護岸用ロール結束体A、A、・・・を斜面にアンカー
ロッド8、8、・・・により固定して設置した場合であ
る。
【0026】なお、本発明の緑化護岸用ロール体を構成
するシート2の材料には本実施の形態で用いた草本植物
の茎の他に、植物性繊維材又は合成繊維材を用いること
ができる。植物性繊維材として椰子殻繊維、麻繊維があ
り、これら植物性繊維材を編成してシートに形成したも
の、又は接着剤により繊維を不織布状或はヘチマ状に一
体化してシートに形成したものを用いることができる。
また、合成繊維材としてポリエチレン、ポリプロピレ
ン、レーヨン、塩化ビニル等があり、これら合成繊維材
を編成してシートに形成したものを用いることができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)緑化護岸用ロール体の構成材料は、草本植物の
茎、植物性繊維材又は合成繊維材、及び種子、肥料及び
改良剤であり、極めて軽量であるので、運搬性、施工性
に優れている。 (2)シートの材料となる草本植物の茎は通常廃棄処分
されるものであるから、従来技術と比較して極めて安価
に製作できる。 (3)ロール体の巻き込み製作時に種子、肥料及び改良
剤を内包しておくので、現場で草木を移植するといった
手間を省くことができ、施工性に優れている。 (4)植物性繊維材を構成材料に用いた場合、経年腐食
して自然分解するので、自然環境を汚染することがない
し、成育している草木の有機肥料として利用される。 (5)柱状芯体や長尺支持索を挿装することにより強度
性に優れた緑化護岸用ロール体に構成できるから、水流
の激しい水際に設置するのに好適であるし、支柱間に架
設するだけで設置できるので施工性に優れている。 (6)直径の異なる緑化護岸用ロール体を組み合わせて
緑化護岸用ロール結束体を構成することにより、草木の
成育が面状に均等な河岸を形成できるし、強度性を高め
ることができる。 (7)緑化護岸用ロール体を設置する工法にアンカーロ
ッド、支持杭、支柱等の種々の手段を用いることができ
るから、地盤の地質に応じて設置することができ施工性
に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係
り、図1は緑化護岸用ロール体の巻き込み形成途中を示
す斜視図である。
【図2】緑化護岸用ロール体の外観斜視図である。
【図3】緑化護岸用ロール結束体の外観斜視図である。
【図4】アンカーロッドにより河岸に緑化護岸用ロール
結束体を設置する河川・湖沼の緑化護岸工法の説明図で
ある。
【図5】第2の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体を
一部を破断にして示す斜視図である。
【図6】第2の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体を
用いた河川・湖沼の緑化護岸工法の説明図である。
【図7】第3の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体の
斜視図である。
【図8】第3の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体を
用いた河川・湖沼の緑化護岸工法の説明図である。
【図9】第4の実施の形態に係る緑化護岸用ロール小径
体を含んで構成した緑化護岸用ロール結束体の外観斜視
図である。
【図10】第4の実施の形態の変形例に係り、空隙に緑
化護岸用ロール小径体を挿装した緑化護岸用ロール結束
体の外観斜視図である。
【図11】第5の実施の形態に係り、支持杭により河岸
に緑化護岸用ロール結束体を設置した河川・湖沼の緑化
護岸工法の説明図である。
【図12】緩斜面に河岸に緑化護岸用ロール結束体を設
置した状態の説明図である。
【符号の説明】
1、11、21 緑化護岸用ロール体 2 シート 4 種子 5 肥料 6 改良剤 8、41 長尺支持体(アンカーロッド、支持杭) 15 支柱 22 長尺支持索 31 緑化護岸用ロール小径体 32 凹部 33 空隙 A、B、C、D 緑化護岸用ロール結束体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月27日(2000.4.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 緑化護岸用ロール体及び該ロール体を
用いる河岸・湖岸の緑化護岸工法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や湖沼の緑化
及び護岸に用いて好適な緑化護岸ロール体及び該ロール
体を用いた河岸・湖岸の緑化護岸工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川や湖沼の護岸手段としては、
多数のコンクリートブロックを堤防上部から浸水部にか
けて列設する工法が行われているが、緑化と護岸を同時
に図る手段としては列設した多数本の丸太の間に柳を植
設する工法や、袋に土、種子及び肥料を充填した植生土
嚢を水辺に沿って多数列設する工法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術のうちコンクリートブロックを列設する工法は、隣
接するコンクリートブロック間の隙間から植物を成育さ
せるので、コンクリートブロックが露出した状態のまま
であるため自然景観を損なうという問題点がある。この
ため、コンクリートブロックの上に盛土して草木を植設
する工事や、コンクリートブロックの上に多孔ブロック
を設置して種子及び肥料を吹き付ける工事が必要にな
り、作業性、経済性に劣るという欠点もある。また、列
設した丸太間に樹木を植栽する工法は多数本の丸太を組
み付ける作業に多くの時間と労力を要するし、ある程度
背丈のある木にしか適さないという欠点がある。
【0004】更に、植生土嚢工法は多数の植生土嚢を必
要とすることや、土嚢は重量物であることから施工に多
大な労力を必要とするし、正確に土嚢を積まないと崩れ
てしまうという欠点や、土嚢が破れて土壌や種子等が流
出する恐れもあるという欠点がある。
【0005】本発明は上述した従来技術の諸欠点および
問題点に鑑みなされたもので、自然環境を損なうことが
ないし草木が成育するのに好適であり、また軽量なので
作業性に優れており、施工費も大幅に低減することがで
きる緑化護岸用ロール体及び該ロール体を用いる河岸・
湖岸の緑化護岸工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された請求項1に係る発明の緑化護岸用ロー
ル体は、草本植物の茎又は植物性繊維材若しくは合成繊
維材により編成したシートを適宜の太さの円柱状に巻き
込んだ中に種子又は根茎、肥料及び改良剤を内包したも
のからなる。
【0007】そして、前記シートは軸方向両端に連結具
を設けた柱状芯体に巻回した構成にしてもよい。
【0008】また、前記シートは長尺支持索が両端を露
出させた状態で挿装した構成にしてもよい。
【0009】請求項4に係る発明の河川・湖沼の緑化護
岸工法は、請求項1に記載の緑化護岸用ロール体を水際
に対して縦方向及び/又は横方向に複数本配置し、該各
ロール体を地盤に立設する長尺支持体により固定する手
段からなる。
【0010】また、請求項5に係る発明の河川・湖沼の
護岸・緑化工法は、請求項2又は3記載の緑化護岸用ロ
ール体を水際に離間して立設した支柱間に、単体で又は
複数本連結して架設する工法からなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。図1乃至図4は第1の実施の形態を
示す。図において、1は緑化護岸用ロール体、2は該緑
化護岸用ロール体1を構成するシートを示し、該シート
2は例えば草本植物である葦、茅、稲、麦等の茎を材料
に用いて長方形の面状に編成したものからなる。そし
て、該シート2を長手方向一端側2Aから他端側2Bに
向けて巻き込み、外周に藁縄や針金等の締結線材3、
3、3を巻着して固定することにより、緑化護岸用ロー
ル体1は適宜の太さ例えば直径15cm、長さ100c
mの円柱状に成形してある。なお、締結線材3に替えて
シート2の他端縁を縫着してもよい。
【0012】4は前記シート2の他端側2B寄りの部分
の全面に略均等に貼着した適宜の量の種子、例えばヨ
シ、ガマ、マコモ、シーサイドベント等、或は根茎、例
えばキショウブ、ガマ、クワイ等を示す。5は同様に貼
着した適宜の量の公知の有機肥料、化学肥料その他の肥
料、例えば根酸によって溶解するく溶性肥料を示し、こ
れら各種の肥料は単独で、又は複合して用いることがで
きる。また、6は各種の改良剤で、該改良剤6には公知
の土壌改良剤、水質浄化剤、例えば炭、ゼオライト、セ
ラミックス、ネニサンソ、パーライト等、更には微生物
増殖材、例えば炭、ゼオライト等が含まれる。そして、
これら種子4、肥料5及び改良剤6を適宜量混合したも
のを、シート2上に塗布した酢酸ビニルの接着剤に吹き
付けることにより平均に貼着してある。
【0013】そして、上述した種子4、肥料5及び改良
剤6はシート2を円柱状に巻き込んだ場合に円柱の中心
側でなく、外周から4層目位に位置するようにシート2
上に配置して貼着することにより内包した状態になるよ
うにしてある。かくして、緑化護岸用ロール体1はシー
ト2と、締結線材3と、シート2の外側寄りに内包した
種子4、肥料5及び改良剤6とから構成してある。
【0014】次に、上述の構成からなる緑化護岸用ロー
ル体1を河岸や湖岸に設置する工法について説明する。
先ず、河岸或は湖岸の地形、傾斜度、水深、水の流れ方
向、流速等に応じて設置する緑化護岸用ロール体1の本
数を図3に示すように4本、必要によっては6本に決め
緑化護岸用ロール体1、1、・・を藁縄や針金等の結束
線材7、7、7で結束し、一体化して緑化護岸用ロール
結束体Aを構成する。そして、この緑化護岸用ロール結
束体Aを図に示すように、河岸等の水辺に沿って縦方
向、或は横方向に配置し、複数本のアンカーロッド8、
8、・・を緑化護岸用ロール結束体Aの上方から地盤G
にかけて打ち込むことにより固定して設置する。
【0015】本実施の工法によれば、緑化護岸用ロール
体1を構成するシート2を巻回して形成してあるので保
水性に富むことから草木の成育に好適である。また無数
の空隙が形成されているので種子、肥料、改良剤の保持
能力も高いし、水流によって流出するのを可及的に防止
できる。しかも繊維質であるので草木の成育する間に腐
食することがないが、長期的には腐食することにより草
木の有機質肥料として有効に利用できる。
【0016】図5は第2の実施の形態に係る緑化護岸用
ロール体11を示す。その特徴とするところは木製、合
成樹脂製或は金属製の柱状芯体12の軸方向両端12
A、12Aに金属製連結具13、13(但し、いずれも
一方のみ図示)を設け、該柱状芯体12の外周にシート
2を巻回することにより緑化護岸用ロール体11を構成
したことにある。このような構成からなる各緑化護岸用
ロール体11を河岸や湖岸に設置する工法は、図6に示
すように係止金具14、14を夫々設けた支柱15、1
5を水際に立設し、連結具13を介して軸方向に複数本
連結した緑化護岸用ロール体11の連結具13を係止金
具14に係合することにより架設するものである。な
お、支柱15、15の間隔により緑化護岸用ロール体1
1は単体で架設してもよい。
【0017】本実施の形態によれば、緑化護岸用ロール
体11は柱状芯体12によって高い強度性を有するの
で、水流の激しい河岸に設置するのに好適である。ま
た、この工法によれば、連結具13同志を係合し、また
連結具13を支柱15の係止金具14に係合するだけで
設置することができるから施工が容易であるし、短時間
で施工できるから施工性に優れている。
【0018】図7は第3の実施の形態に係る緑化護岸用
ロール体21を示す。該緑化護岸用ロール体21の特徴
とするところは、第1の実施の形態に示す緑化護岸用ロ
ール体1の略中心にワイヤ等からなり、両端にフック2
2Aを設けた長尺支持索22、22を軸方向に挿通した
ことにある。この緑化護岸用ロール体21を設置する工
法は、第2の実施の形態と同様に少なくとも一対の支柱
15、15を離間して立設し、緑化護岸用ロール体21
の両端のフック22Aを各支柱15、15の係止金具に
係着する方法からなる(図8参照)。この工法によれ
ば、支柱15を地質によって部分的に立設できないが、
離間して立設できる場合に用いることができる。
【0019】図9は第4の実施の形態に係る緑化護岸用
ロール小径体31を示す。該緑化護岸用ロール小径体3
1は、緑化護岸用ロール体1と同様にシート2、締結線
材3及びシート2に内包した種子4、肥料5及び改良剤
6とから構成したもので、横方向に列設した2本の緑化
護岸用ロール体1、1、・・により上側に形成される凹
部32に納まるようにその直径を小径に形成してある。
そして、縦横に列設した複数本の緑化護岸用ロール体
1、1、・・により形成される凹部32に該緑化護岸用
ロール小径体31を載置して結束線材7、7により一体
に結束することにより緑化護岸用ロール結束体Bを構成
してある。このように構成することにより、上側を略平
面状にできるから草木を面状に展開した状態で成育する
ことができる。
【0020】図10は第4の実施の形態の変形例に係
り、縦横に列設した複数本の緑化護岸用ロール体1、
1、・・により形成される空隙33に前記緑化護岸用ロ
ール小径体31を挿装し、結束線材7、7により一体に
結束することにより緑化護岸用ロール結束体Cを構成し
てある。このように構成することにより、複数本の緑化
護岸用ロール体1、1、・・間の空隙33に水が流入す
るのを防止すると共に、全体をより緊密かつ強固に結束
することができるので強度性が高くなり、水流の激しい
水辺に設置するのに適している。
【0021】なお、緑化護岸用ロール小径体31に替え
て、草本植物の茎又は植物性繊維材若しくは合成繊維材
により編成したシートを小径に巻き込んで円柱状に形成
した小径ロール体を挿設してもよい。この小径ロール体
は草木の成育を必要としないが、前述した凹部32や空
隙33を充填することにより緑化護岸用ロール結束体A
(B、C)を緊密かつ強固に結束することができるので
強度性を高めることができる。
【0022】図11は他の実施の形態に係る河川・湖沼
の緑化護岸工法を示し、本実施の形態は水際の地盤Gに
複数本の支持杭41、41を立設し、この支持杭41、
41に例えば6本の緑化護岸用ロール体1、1、・・・
と2本の緑化護岸用ロール小径体31を結束線材7、7
により一体化した緑化護岸用ロール結束体Dを支持させ
た構成からなる。この工法はアンカーロッド8の利かな
い砂地のような地質の地盤Gの場所に有効である。
【0023】更に、図12は河岸或は湖岸の傾斜が緩や
かな場所の緑化及び護岸を図る場合を示し、多数組の緑
化護岸用ロール結束体A、A、・・・を斜面にアンカー
ロッド8、8、・・・により固定して設置した場合であ
る。
【0024】なお、本発明の緑化護岸用ロール体を構成
するシート2の材料には本実施の形態で用いた草本植物
の茎の他に、植物性繊維材又は合成繊維材を用いること
ができる。植物性繊維材として椰子殻繊維、麻繊維があ
り、これら植物性繊維材を編成してシートに形成したも
の、又は接着剤により繊維を不織布状或はヘチマ状に一
体化してシートに形成したものを用いることができる。
また、合成繊維材としてポリエチレン、ポリプロピレ
ン、レーヨン、塩化ビニル等があり、これら合成繊維材
を編成してシートに形成したものを用いることができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)緑化護岸用ロール体の構成材料は、草本植物の
茎、植物性繊維材又は合成繊維材、及び種子、肥料及び
改良剤であり、極めて軽量であるので、運搬性、施工性
に優れている。 (2)シートの材料となる草本植物の茎は通常廃棄処分
されるものであるから、従来技術と比較して極めて安価
に製作できる。 (3)ロール体の巻き込み製作時に種子、肥料及び改良
剤を内包しておくので、現場で草木を移植するといった
手間を省くことができ、施工性に優れている。 (4)植物性繊維材を構成材料に用いた場合、経年腐食
して自然分解するので、自然環境を汚染することがない
し、成育している草木の有機肥料として利用される。 (5)柱状芯体や長尺支持索を挿装することにより強度
性に優れた緑化護岸用ロール体に構成できるから、水流
の激しい水際に設置するのに好適であるし、支柱間に架
設するだけで設置できるので施工性に優れている。 (6)緑化護岸用ロール体を設置する工法にアンカーロ
ッド、支持杭、支柱等の種々の手段を用いることができ
るから、地盤の地質に応じて設置することができ施工性
に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係
り、図1は緑化護岸用ロール体の巻き込み形成途中を示
す斜視図である。
【図2】緑化護岸用ロール体の外観斜視図である。
【図3】緑化護岸用ロール結束体の外観斜視図である。
【図4】アンカーロッドにより河岸に緑化護岸用ロール
結束体を設置する河川・湖沼の緑化護岸工法の説明図で
ある。
【図5】第2の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体を
一部を破断にして示す斜視図である。
【図6】第2の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体を
用いた河川・湖沼の緑化護岸工法の説明図である。
【図7】第3の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体の
斜視図である。
【図8】第3の実施の形態に係る緑化護岸用ロール体を
用いた河川・湖沼の緑化護岸工法の説明図である。
【図9】第4の実施の形態に係る緑化護岸用ロール小径
体を含んで構成した緑化護岸用ロール結束体の外観斜視
図である。
【図10】第4の実施の形態の変形例に係り、空隙に緑
化護岸用ロール小径体を挿装した緑化護岸用ロール結束
体の外観斜視図である。
【図11】第5の実施の形態に係り、支持杭により河岸
に緑化護岸用ロール結束体を設置した河川・湖沼の緑化
護岸工法の説明図である。
【図12】緩斜面に河岸に緑化護岸用ロール結束体を設
置した状態の説明図である。
【符号の説明】 1、11、21 緑化護岸用ロール体 2 シート 4 種子 5 肥料 6 改良剤 8、41 長尺支持体(アンカーロッド、支持杭) 15 支柱 22 長尺支持索 A 緑化護岸用ロール結束体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草本植物の茎又は植物性繊維材若しくは
    合成繊維材により編成したシートを適宜の太さの円柱状
    に巻き込んだ中に種子又は根茎、肥料及び改良剤を内包
    してなる緑化護岸用ロール体。
  2. 【請求項2】 前記シートは軸方向両端に連結具を設け
    た柱状芯体に巻回してある請求項1記載の緑化護岸用ロ
    ール体。
  3. 【請求項3】 前記シートは長尺支持索が両端を露出さ
    せた状態で挿装してある請求項1記載の緑化護岸用ロー
    ル体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の緑化護岸用ロール体を水
    際に対して縦方向及び/又は横方向に複数本配置し、該
    各ロール体を地盤に立設する長尺支持体により固定して
    なる河岸・湖岸の緑化護岸工法。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の緑化護岸用ロール
    体を水際に離間して立設した支柱間に、単体で又は複数
    本連結して架設してなる河岸・湖岸の緑化護岸工法。
  6. 【請求項6】 前記緑化護岸用ロール体を複数本結束し
    てなる緑化護岸用ロール結束体の上側に形成される凹部
    に、該緑化護岸用ロール体と同様の構成で小径に形成し
    た緑化護岸用ロール小径体を配設してなる請求項4又は
    5記載の河岸・湖岸の緑化護岸工法。
  7. 【請求項7】 草本植物の茎又は植物性繊維材若しくは
    合成繊維材により編成したシートを小径に巻き込んで円
    柱状に形成した小径ロール体、又は草本植物の茎又は植
    物性繊維材若しくは合成繊維材により編成したシートを
    小径の円柱状に巻き込んだ中に種子又は根茎、肥料及び
    改良剤を内包してなる緑化護岸用小径ロール体を、前記
    緑化護岸用ロール体を複数本結束してなる緑化護岸用ロ
    ール結束体に形成される空隙に挿装してなる請求項4又
    は5記載の河岸・湖岸の緑化護岸工法。
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Cited By (7)

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KR20020069740A (ko) * 2001-02-27 2002-09-05 주식회사 아썸 야자섬유로 충진한 두루마리의 하천침식방지 및자연녹화를 위한 시공방법
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RU183818U1 (ru) * 2018-06-18 2018-10-04 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кабардино-Балкарский государственный аграрный университет им. В.М. Кокова" (ФГБОУ ВО Кабардино-Балкарский ГАУ) Тяжелая фашина гибкой конструкции

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