JP2000265426A - リレー同期式視線誘導装置 - Google Patents

リレー同期式視線誘導装置

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JP2000265426A
JP2000265426A JP11074105A JP7410599A JP2000265426A JP 2000265426 A JP2000265426 A JP 2000265426A JP 11074105 A JP11074105 A JP 11074105A JP 7410599 A JP7410599 A JP 7410599A JP 2000265426 A JP2000265426 A JP 2000265426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置された複数の装置間の点滅タイミングの同
期補正を、簡潔かつ適確に行うことができるリレー同期
式視線誘導装置を提供すること。 【解決手段】太陽電池11によって充電される蓄電体1
3を有する電源部10と、視線誘導のための光を放射す
る発光体21を有して点滅制御する点滅制御部17と、
赤外線光信号を受信し同期信号を取り出す赤外線受信部
30と、赤外線受信部30よりの同期信号に基づき点滅
制御部17の点滅周期を補正する同期整合部36と、赤
外線光信号を発信する赤外線発光体28を有し同期信号
を送信する赤外線送信部43と、を備えてなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は道路に沿って設置
され、車両運転者の視線を誘導する自発光道路鋲や自発
光視線誘導標等のリレー同期式視線誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーブした道路の中央線部分や道
路際には、夜間に点滅して、車両運転者の視線を、道路
の線形に沿って誘導する自発光道路鋲や、自発光視線誘
導標等が複数個連係して設置されている。
【0003】これらの装置は、点滅発光による視線誘導
効果を上げるため、各装置の点滅タイミングを揃えて発
光する同時点滅方式や、設置順に従って、所定の時間差
で順次点滅するリレー点滅方式が行われている。
【0004】そして各装置は、設置時に点滅タイミング
が同期設定されて動作を開始する。しかし、時間の経過
とともに点滅タイミングがばらばらになり、視線誘導効
果が低下する。そのため、従来は、放送電波の時報信号
等を利用して、各装置の点滅タイミングのずれを自動的
に補正する方法がとられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の自発光道路鋲や自発光視線誘導標の点滅タイミング
補正方法においては、装置に放送受信器やアンテナを組
み込む必要があり、装置が大形化するとともに、設置場
所によっては安定した受信状態が得られず、タイミング
補正ができないという問題があった。
【0006】この発明は、上記にかんがみてなされたも
のであり、その目的とするところは、設置された複数の
装置間の点滅タイミングの同期補正を、簡潔かつ適確に
行うことができるリレー同期式視線誘導装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、第1の発明のリレー
同期式視線誘導装置は、太陽電池によって充電される蓄
電体を有する電源部と、視線誘導のための光を放射する
発光体を有し該発光体を点滅制御する点滅制御部と、赤
外線光信号を発信する赤外線発光体を有し前記点滅制御
部の点滅周期に同期させるための同期信号を送信する赤
外線送信部と、を備えてなることを特徴とするリレー同
期式視線誘導装置である。
【0008】第2の発明のリレー同期式視線誘導装置
は、太陽電池によって充電される蓄電体を有する電源部
と、視線誘導のための光を放射する発光体を有し該発光
体を点滅制御する点滅制御部と、赤外線光信号を受信す
る赤外線受光体を有し同期信号を取り出す赤外線受信部
と、前記赤外線受信部よりの同期信号に基づき前記点滅
制御部の点滅周期を補正可能な同期整合部と、赤外線光
信号を発信する赤外線発光体を有し前記点滅制御部の点
滅周期に同期させるための同期信号を送信する赤外線送
信部と、備えてなることを特徴とするリレー同期式視線
誘導装置である。
【0009】第3の発明のリレー同期式視線誘導装置
は、請求項1または請求項2において、当該リレー同期
式視線誘導装置は、上面が道路面とほぼ同一面に設置さ
れる自発光道路鋲であることを特徴とするリレー同期式
視線誘導装置ある。
【0010】第4の発明のリレー同期式視線誘導装置
は、請求項1または請求項2において、当該リレー同期
式視線誘導装置は、道路際に沿って設置される自発光視
線誘導標であることを特徴とするリレー同期式視線誘導
装置ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施態様を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1〜3は、本発明のリレー同期式視線誘
導装置の一例である自発光道路鋲を例とした第1実施態
様を示す。
【0013】この自発光道路鋲1Fは、鋲本体2と光透
過パネル4とにより外郭が形成され、その内部に太陽電
池11、蓄電体13を有する電源部10と、複数の発光
体21有する点滅制御部17と、赤外線発光体28を有
する赤外線送信部23とを備えて構成されている。
【0014】鋲本体2は、アルミニウム合金鋳物によ
り、上方が開口した箱形に形成され、開口部外周にはフ
ランジ部(図符号省略)および設置基準面3,3が形成
されている。
【0015】設置基準面3,3は、道路面GLと同一平
面となるように形成され、相反する方向(図2の矢印A
方向および矢印B方向)側に形成されている。また鋲本
体2上部には、光透過パネル4がシールリング8を介し
て複数のボルト9により取付けられている。
【0016】光透過パネル4は、例えば、透明のポリカ
ーボネート板材からなり、上面中央部が太陽光の入射面
を形成するとともに、上記設置基準面3,3に相対する
外周部分に、放射面5A,5Bが形成されている。また
光透過パネル4下面の所定位置には、2組の入射面6
A,反射面7Aおよび入射面6B,反射面7Bが設けら
れている。
【0017】放射面5A,5Bは、矢印A方向と矢印B
方向とを結ぶ線に、平面視において直交する直線状に形
成され、上部が水平面に対し約55度の角度で内方へ傾
斜して形成されている。また入射面6A,6Bは、平面
視において、それぞれ放射面5A,5Bに平行して相対
して設けられ、上端部が水平面に対し約75度の角度で
内方へ傾斜して形成されている。さらに、反射部7A,
7Bは鏡面からなり、それぞれ相対する入射面6A,6
Bに対して、平面視において平行して設けられている。
そして、反射部7A,7Bの上端部は、水平面に対して
約50度の角度をなして、外方へ傾斜して形成されてい
る。
【0018】電源部10は、光透過パネル4の直下に設
けられた太陽電池11と、過電圧を保護して充電する充
電回路12と、電気二重層コンデンサからなる蓄電体1
3と、各回路への供給電圧を安定化する電源回路14
と、太陽電池11の起電圧により昼夜を判別して、昼夜
判別信号を出力する昼夜判別回路15とから形成されて
いる。なお、蓄電体13はニッケルカドミウム電池、鉛
蓄電池、リチウムイオン二次電池等であってもよい。
【0019】点滅制御部17は、発光体21の点滅周期
および赤外線送信部23の起動周期等の基準パルスを発
振する基本発振回路18と、基準パルスを点滅用周期D
1 、および起動基準用周期D2 に分周する第1の分周回
路19と、昼夜判別回路15よりの信号で作動し、周期
1 で発光体21を点滅駆動する点滅回路20と、発光
ダイオードからなる複数個の発光体21とを備えて形成
されている。
【0020】赤外線送信部23は、第1の分周回路19
より取り出した周期D2 を、さらに起動用周期D3 に分
周する第2の分周回路24と、昼夜判別回路15よりの
信号で起動モードにリセットされて作動し、起動用周期
3 の信号を係数するカウンタ回路を備え、所定の設定
回数に達した時点で起動モードを通常モードに切り替え
て、送信指令信号を出力するモード切替回路25と、モ
ード切替回路25からの送信指令信号と点滅回路20の
点滅信号とを同期させて同期信号を出力するとともに、
送信時間を決定するタイマを有する送信時間制御回路2
6と、送信時間制御回路26より出力された同期信号
を、所定のコードで変調して起動タイマ回路31を駆動
する赤外線送信回路27と、赤外線発光ダイオードから
なる赤外線発光体28とを備えて形成されている。
【0021】なお、各複数個の発光体21は、反射面7
A,7Bの直下に配設されて、その放射光軸が、反射面
7A,7Bおよび入射面6A,6B、放射面5A,5B
を介して、それぞれ道路面GLに沿うA方向,B方向を
指向している。また赤外線発光体28は反射面7Bの直
下に配設されて、その放射光軸が、反射面7B、入射面
6B、放射面5Bを介して、それぞれ道路面GLに沿う
B方向を指向している。また、上記電源部10、点滅制
御部17、赤外線送信部23の各電子部品は、電子回路
基板45上に形成されている。
【0022】このように構成された自発光道路鋲1F
は、道路の中央線上において、所定間隔で、複数個埋設
される自発光道路鋲列の先頭基として用いられる。そし
て鋲本体2の設置基準面3,3を道路面GLに揃え、放
射面5A(矢印A方向側)を道路の手前側に向け、放射
面5B(矢印B方向側)を道路の先方側へ向けて設置さ
れる。
【0023】図4〜6は、リレー同期式視線誘導装置で
ある自発光道路鋲の他の実施態様を示す。なお、以下の
説明では第1実施態様と同一または同等な構成要素に
は、同一符号を付して説明を省略する。
【0024】この第2実施態様の自発光道路鋲1Sは、
第1実施態様の自発光道路鋲1Fと同様な鋲本体2と光
透過パネル4とにより外郭が形成され、その内部に太陽
電池11、蓄電体13を有する電源部10と、複数の発
光体21有する点滅制御部17と、赤外線受光体34を
有する赤外線受信部30と、点滅周期を補正する同期整
合部36と、赤外線発光体28を有する赤外線送信部4
3とを備えて構成されている。
【0025】赤外線受信部30は、第1の分周回路19
より取り出した分周周期D2 を計数し、通常モード時で
の再起動時間を設定する起動タイマ回路31と、昼夜判
別回路15よりの信号で作動する初期起動モード時とそ
の後の通常モード時における再起動モードとを切り替え
る起動モード切替回路32と、赤外線受光体34で受信
した赤外線光信号を復調して、同期用信号を取り出す赤
外線受信回路33と、フォトダイオードまたはフォトト
ランジスタからなる赤外線受光体34とを備えて形成さ
れている。
【0026】同期整合部36は、同期整合タイマ回路3
8の作動基準パルスを発振する基本発振回路37と、赤
外線受信回路33より出力された同期信号を、赤外線通
信により遅れた時間分を補正する同期整合タイマ回路3
8と、同期整合タイマ回路38より出力された信号の立
ち上がりにより、第1の分周回路19、起動タイマ回路
31、起動モード切替回路32、送信時間制御回路26
への起動信号、およびリセット信号としてのトリガーパ
ルスを出力するエッジトリガー回路39とを備えて形成
されている。
【0027】赤外線送信部43は、赤外線送信部23と
同様の送信時間制御回路26、赤外線送信回路27、発
光ダイオードまたはレーザーダイオードからなる赤外線
発光体28を備えて構成され、送信時間制御回路26
は、エッジトリガー回路39の同期用リセット信号が入
力され、本自発光道路鋲1Sの点滅回路20の点滅周期
と同期させて、同期信号を赤外線送信回路27へ出力す
るように形成されている。
【0028】なお、各複数個の発光体21は、反射面7
A,7Bの直下に配設されて、その放射光軸が、反射面
7A,7Bおよび入射面6A,6B、放射面5A,5B
を介して、それぞれ道路面GLに沿うA方向,B方向を
指向している。また赤外線受光体34は反射面7Aの直
下に配設されて、その入射光軸が、反射面7A、入射面
6A、放射面5Aを介して、道路面GLに沿うA方向を
指向している。さらに、赤外線発光体28は反射面7B
の直下に配設されて、放射光軸が反射面7B、入射面6
B、放射面5Bを介して、道路面GLに沿うB方向を指
向している。また、上記電源部10、点滅制御部17、
赤外線受信部30、同期整合部36、赤外線送信部43
の各電子部品は、電子回路基板(図示省略)に形成され
ている。
【0029】このように構成された自発光道路鋲1S
は、道路の中央線上において、所定間隔で、複数個埋設
される自発光道路鋲列の、第2番目以降の設置用として
用いられる。そして自発光道路鋲1Sの鋲本体2の設置
基準面3,3を道路面GLに揃え、放射面5A(矢印A
方向側)を道路の手前側に向け、放射面5B(矢印B
側)を道路の先方側へ向けて設置される。
【0030】次に、このように構成された自発光道路鋲
1F,1Sの作用を説明する。
【0031】太陽の日射量が多い昼間においては、各自
発光道路鋲1F,1Sは、太陽電池11の起電力は蓄電
体13に充電され、昼夜判別回路15が昼間判別信号を
出力し、点滅回路20等を非作動状態として発光体21
は消灯している。
【0032】夕方になって日射量が少なくなり、各自発
光道路鋲1F,1Sは、太陽電池11の起電圧が一定電
圧以下になると、昼夜判別回路15は夜間判別信号を出
力し、点滅回路20等を作動状態として、発光体21が
点滅動作する。
【0033】まず、設置列の先頭にあたる自発光道路鋲
1Fでは、基本発振回路18が発振する基準パルスを、
第1の分周回路19は周期D1 、例えば、2Hzを取り
出し0.5秒周期の点滅タイミングで、点滅回路20を
介して発光体21を点滅発光させる。第1の分周回路1
9は、さらに周期D2 、例えば、0.0156Hzを取
り出し、64秒周期の赤外線送受信用の起動基準パルス
を出力する。
【0034】赤外線送信部23においては、自発光道路
鋲1Fの夕刻の初期起動時のみ、同期信号を一定周期
(数分周期)で一定時間(15〜60分)、繰り返し送
信を行い、通常モード時においては、初期起動モード送
信後、1〜2時間程度の周期で再起動用の同期信号を送
信する。例えば、第2の分周回路24は、64秒周期
(D2 )をさらに分周して、8分32秒周期の起動用周
期D3 を出力し、モード切替回路25は起動用周期D3
を計数する。そして、起動時においては、8分32秒周
期で所定回数(例えば8回)初期起動用の送信指令信号
出力を繰り返し、所定回数に達すると通常モードに切り
替える。この通常モードでは、1時間8分16秒周期で
終夜、再起動用の送信指令信号を出力する。
【0035】そして、送信時間制御回路26は、初期起
動用または再起動用の送信指令信号により、点滅回路2
0の点滅周期を同期させて、同期信号を出力する。これ
により、赤外線送信回路27は、同期信号を所定コード
で変調して赤外線発光体28を駆動し、赤外線発光体2
8より赤外線光信号が発信される。その赤外線光信号
は、光透過パネル4の放射面5Bより矢印B方向の大気
中へ発信され、次順位に設置された自発光道路鋲1Sの
赤外線受光体34へ到達する。
【0036】次設置の自発光道路鋲1Sにおいては、夜
間判別信号により点滅制御部17、赤外線受信部30、
同期整合部36、赤外線送信部43等が作動状態にあ
る。そして、基本発振回路18が発振する基準パルス
を、第1の分周回路19は周期D 1 を分周出力し、0.
5秒周期の点滅タイミングで点滅回路20を介して発光
体21を点滅発光させる。第1の分周回路19で分周さ
れた起動基準周期D2 は、64秒周期の赤外線送受信用
の起動基準パルスとして起動タイマ回路31へ出力され
る。
【0037】起動タイマ回路31は、周期D2 を計数し
通常モード時の再起動の時間間隔を、例えば、赤外線光
信号受信の1時間8分16秒後に設定する。
【0038】起動モード切替回路32では、夜間判別信
号により初期起動モードで作動を開始するとともに、そ
の後は、通常モードに切り替えて再起動モードで作動す
る。
【0039】一方、赤外線受信回路33においては、赤
外線受光体34が矢印A方向より到来した赤外線光信号
を受信すると、それを電気信号に変換するとともに復調
して、初期起動信号、再起動信号入力時の同期信号を取
り出す。
【0040】同期整合タイマ回路38は、基本発振回路
37のパルスを計数して同期補正のための補正時間を形
成する。赤外線受信回路33により受信され出力された
同期信号は、実際には、先行設置された自発光道路鋲1
Fの送信時間+当該赤外線受信回路33の受信時間だけ
遅れた信号となり、その同期信号のまま用いたのでは、
送信側と受信側の点滅は同期されない。
【0041】そのため、同期整合タイマ回路38におい
ては、入力した同期信号をさらに補正時間分遅らせ、そ
の出力信号の立ち上がりによって、エッジトリガー回路
39が第1の分周回路19、起動タイマ回路31、起動
モード切替回路32、送信時間制御回路26へ起動信
号、およびリセット信号としてトリガーパルスを出力
し、発光体21の点滅周期を1周期分遅らせて同期を行
う(図6のタイムチャート参照)。このとき、発光体2
1の消灯期間内に、赤外線光信号を受信が行われるた
め、赤外線受光体34は発光体21の点滅光による干渉
を回避している。そして、点滅制御部17においては、
同期補正された点滅周期により発光体21が点滅発光す
る。
【0042】また、赤外線送信部43においては、補正
された同期信号と点滅回路20の点滅周期とを同期させ
て、さらに次順位設置の自発光道路鋲1Sへ向けて(矢
印B方向)、赤外線発光体28より赤外線光信号を発信
する。
【0043】このように、各自発光道路鋲1F,1S
は、設置順に連係して、夜間動作開始時に点滅周期を同
期させて動作を開始し、夜間においては所定時間経過ご
とに同期を補正して、時間経過による点滅タイミングの
ばらつきを補正し、常に、適確に連係した点滅動作を行
うことができる。なお、自発光道路鋲1Sは設置順に従
って、順次所定の時間差で点滅するリレー点滅用の構成
としてもよい。
【0044】図7〜9は、本発明のリレー同期式視線誘
導装置である自発光視線誘導標を例とした実施態様を示
す。
【0045】この自発光視線誘導標は、支柱等に支持さ
れて道路際に設置されるものであり、第1,第2実施態
様の自発光道路鋲1F,1Sと同様に、設置列の先頭基
となる自発光視線誘導標51Fと、それに後続するよう
に設置される自発光視線誘導標51Sとが形成される。
【0046】第3実施態様の自発光視線誘導標51F
は、ケース本体52と上部カバー54とにより外郭が形
成され、正面に再帰性反射板55が取り付けられるとと
もに、内部に、第1実施態様の自発光道路鋲1Fと同様
な電源部10、点滅制御部17、赤外線送信部23を備
え、それらの電子部品は電子回路基板45上に形成され
ている。
【0047】ケース本体52は、正面視U字状の金属性
筐体からなり、上面に太陽電池11が配設され、その上
部は、透明樹脂からなる上部カバー54で覆われて形成
されている。なお、符号53は、ボルト、金具等を介し
て支柱57へ取り付けるための取着部である。
【0048】またケース本体52正面側には、円板状に
形成された公知の再帰性反射板55が取付けられ、所定
位置に複数の発光体21が、正面水平方向へ向けて光を
放射可能に配設されている。またケース本体52右側面
には、赤外線発光体28が水平方向へ向けて赤外線光信
号を発信するように設けられている。
【0049】第4実施態様の自発光視線誘導標51S
は、第3実施態様の自発光視線誘導標51Fと同様なケ
ース本体52と上部カバー54とにより外郭が形成さ
れ、その内部に、第2実施態様の自発光道路鋲1Sと同
様な電源部10と、点滅制御部17と、赤外線受信部3
0と、同期整合部36と、赤外線送信部43とを備え、
赤外線受光体34は、ケース本体52左側面に設けられ
て、水平方向よりの赤外線光信号を受信するように構成
されている。
【0050】このように構成された自発光視線誘導標5
1F,51Sは、カーブした道路際に自発光視線誘導標
51Fを先頭基として設置し、その右側方にそれぞれ所
定間隔で、複数個の自発光視線誘導標51Sが設置され
る。
【0051】そして、それぞれの再帰性反射板55は、
通行方向の手前側に向けられるとともに、赤外線発光体
28の赤外線光信号の放射角度範囲内に、次順位設置の
赤外線受光体34が位置するようにして設置される。こ
れにより、自発光道路鋲1F,1Sと同様に動作して、
各基をリレー同期させるとともに、加えて再帰性反射板
55が車両のヘッドライト光を反射して、一層の視認性
を向上することができる。なお、赤外線発光体28、赤
外線受光体34の配設は、左右逆位置、または正面側と
背面側とに設けてもよい。
【0052】図10,11は、自発光視線誘導標の変形
例を示す。
【0053】この自発光視線誘導標61F,61Sは、
長方形状の金属筐体からなるケース本体12、および矢
印状に形成された再帰性反射板55の他は、それぞれ自
発光視線誘導標51F,51Sと同一に構成され、同様
の作用,効果を奏する。この自発光視線誘導標61F,
61Sによれば、再帰性反射板55が矢印状に反射し
て、一層の視線誘導効果を上げることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の自発光式視線誘導装置は以上の
ような構成なので、設置された複数の装置間の点滅タイ
ミングを、夕刻の動作開始と同時に同期調整を行って、
各装置の連係動作を開始するとともに、所定時間間隔で
同期ずれ補正を行い、終夜、適正に点滅発光して視線誘
導を行うことができる。
【0055】また、設置場所による放送受信状態等の変
動の影響を受けることなく、装置相互間の点滅タイミン
グの同期ずれ補正を、自動的に適確に行うことができ
る。
【0056】さらに、同期ずれ補正手段を小形な電子部
品のみで構成でき、従来例のように、放送受信アンテナ
等の大形部品を必要とせず、装置を小型化することがで
きる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様のリレー同期式視線誘導装
置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施態様のリレー同期式視線誘導
装置である自発光道路鋲を示す一部破断平面図。
【図3】図2の側断面図。
【図4】他の実施態様のリレー同期式視線誘導装置の構
成を示すブロック図。
【図5】第2実施態様の自発光道路鋲を示す一部破断平
面図。
【図6】図4のブロック図の動作を示すタイミングチャ
ート。
【図7】本発明の第3,4実施態様のリレー同期式視線
誘導装置である自発光視線誘導標を示す正面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】図7の右側面図。
【図10】自発光視線誘導標の変形例を示す正面図。
【図11】図10の右側面図。
【符号の説明】
1F,1S 自発光道路鋲 10 電源部 11 太陽電池 13 蓄電体 17 点滅制御部 21 発光体 23,43 赤外線送信部 28 赤外線発光体 30 赤外線受信部 34 赤外線受光体 36 同期整合部 51F,51S 自発光視線誘導標 61F,61S 自発光視線誘導標
フロントページの続き Fターム(参考) 2D064 AA02 AA03 AA11 AA22 BA13 CA03 CA04 CA05 EA01 EA25 EB05 EB22 EB23 EB38 FA03 FA06 GA02 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池によって充電される蓄電体を有
    する電源部と、 視線誘導のための光を放射する発光体を有し該発光体を
    点滅制御する点滅制御部と、 赤外線光信号を発信する赤外線発光体を有し前記点滅制
    御部の点滅周期に同期させるための同期信号を送信する
    赤外線送信部と、 を備えてなることを特徴とするリレー同期式視線誘導装
    置。
  2. 【請求項2】 太陽電池によって充電される蓄電体を有
    する電源部と、 視線誘導のための光を放射する発光体を有し該発光体を
    点滅制御する点滅制御部と、 赤外線光信号を受信する赤外線受光体を有し同期信号を
    取り出す赤外線受信部と、 前記赤外線受信部よりの同期信号に基づき前記点滅制御
    部の点滅周期を補正可能な同期整合部と、 赤外線光信号を発信する赤外線発光体を有し前記点滅制
    御部の点滅周期に同期させるための同期信号を送信する
    赤外線送信部と、 を備えてなることを特徴とするリレー同期式視線誘導装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、当該
    リレー同期式視線誘導装置は、上面が道路面とほぼ同一
    面に設置される自発光道路鋲であることを特徴とするリ
    レー同期式視線誘導装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、当該
    リレー同期式視線誘導装置は、道路際に沿って設置され
    る自発光視線誘導標であることを特徴とするリレー同期
    式視線誘導装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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