JP2000265063A - シリコーンゴム組成物 - Google Patents

シリコーンゴム組成物

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JP2000265063A
JP2000265063A JP11071004A JP7100499A JP2000265063A JP 2000265063 A JP2000265063 A JP 2000265063A JP 11071004 A JP11071004 A JP 11071004A JP 7100499 A JP7100499 A JP 7100499A JP 2000265063 A JP2000265063 A JP 2000265063A
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silicone rubber
rubber composition
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Takahiro Sato
高弘 佐藤
Osamu Takuma
修 宅萬
Makoto Yoshitake
誠 吉武
Akito Nakamura
明人 中村
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Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/54Silicon-containing compounds
    • C08K5/549Silicon-containing compounds containing silicon in a ring

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 有機樹脂とシリコーンゴム組成物とのインサ
ート成形、あるいは多色成形等の複合成形において、有
機樹脂に対しては接着性が優れ、成形用金型に対しては
離型性が優れる、複合成形用に好適なシリコーンゴム組
成物を提供する。 【解決手段】 (A)ジオルガノポリシロキサン100重
量部、(B)補強性充填材10〜100重量部、(C)下記
一般式(1) {式中、R1は水素原子、アルキル基であり、R2は水素
原子、アルキル基、および一般式:−R4−O−R5(式
中、R4はアルキレン基であり、R5はアルケニル基であ
る。)で表されるアルケニルオキシアルキル基からなる
群から選択され、R3は一価炭化水素基、アルコキシ
基、グリシドキシアルキル基などからなる群から選択さ
れる基である。}で表されるシラトラン誘導体0.1〜
10重量部、および(D)有機過酸化物からなるシリコー
ンゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機樹脂に対して
は接着性が優れる、有機過酸化物硬化型のシリコーンゴ
ム組成物に関し、詳しくは、有機樹脂とシリコーンゴム
組成物とのインサート成形、あるいは多色成形等の複合
成形において、有機樹脂に対しては接着性が優れ、成形
用金型に対しては離型性が優れる、複合成形用に好適な
シリコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インサート成形、あるいは多色成
形等の複合成形において、有機樹脂に有機過酸化物硬化
型のシリコーンゴム組成物を接着させる方法としては、
予め有機樹脂成形品をプライマー処理した後、シリコー
ンゴム組成物を密着させて硬化させる方法が採られてい
るが、この方法ではプライマー処理工程が必要であり、
また、このプライマー処理が不十分であると、シリコー
ンゴムが十分に接着しなくなるという問題があった。
【0003】また、有機過酸化物硬化型のシリコーンゴ
ム組成物の有機樹脂への接着性を向上させるために、こ
の組成物にビニルトリメトキシシラン、3−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、もしくはこれらの加水分解
物等の接着促進剤、あるいはテトラブトキシチタン等の
チタネート触媒を配合する方法が知られているが、この
ようなシリコーンゴム組成物は、成形用金型に対する離
型性が悪く、これを複合成形に使用できないという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明の目的は、有機樹脂に対しては接
着性が優れる、有機過酸化物硬化型のシリコーンゴム組
成物、ひいては、有機樹脂とシリコーンゴム組成物との
インサート成形、あるいは多色成形等の複合成形におい
て、有機樹脂に対しては接着性が優れ、成形用金型に対
しては離型性が優れる、複合成形に好適なシリコーンゴ
ム組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシリコーンゴム
組成物は、(A)ジオルガノポリシロキサン
100重量部、 (B)補強性充填材
10〜100重量部、 (C)一般式:
【化2】 {式中、R1は同じかまたは異なる水素原子もしくはア
ルキル基であり、R2は水素原子、アルキル基、および
一般式: −R4−O−R5 (式中、R4はアルキレン基であり、R5はアルケニル基
である。)で表されるアルケニルオキシアルキル基から
なる群から選択される同じかまたは異なる基であり、但
し、R2の少なくとも1個はこのアルケニルオキシアル
キル基であり、R3は置換もしくは非置換の一価炭化水
素基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、グリシドキ
シアルキル基、オキシラニルアルキル基、アシロキシア
ルキル基、およびアミノアルキル基からなる群から選択
される基である。}で表されるシラトラン誘導体
0.1〜10重量部、 および (D)有機過酸化物(本組成物を硬化させる量) からなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のシリコーンゴム組成物を
詳細に説明する。 (A)成分のジオルガノポリシロキサンは本組成物の主成
分である。(A)成分の分子構造は実質的に直鎖状である
が、分子鎖の一部が多少分岐していてもよい。このよう
な(A)成分のジオルガノポリシロキサンは、平均単位
式: RaSiO(4-a)/2 で表される。上式中のRのほとんどは置換または非置換
の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、オクチル基等のアルキル
基;ビニル基、アリル基、ブチニル基、ヘキセニル基等
のアルケニル基;フェニル基、キシリル基等のアリール
基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;3,
3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキ
ル基が挙げられ、その他極少量の水酸基、またはメトキ
シ基、エトキシ基等のアルコキシ基であってもよい。ま
た、上式中のaは1.9〜2.1の範囲内の数である。本
組成物において、(A)成分として、一分子中に少なくと
も2個のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサ
ンを用いることが好ましい。このような(A)成分の重合
度は1,000〜30,000の範囲内であることが好ま
しく、特には、3,000〜30,000の範囲内である
ことが好ましい。このような(A)成分のジオルガノポロ
シロキサンは液状のものから、高粘度のガム状のものま
で使用することができる。このような(A)成分のジオル
ガノポリシロキサンとしては、例えば、分子鎖両末端シ
ラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端
トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分
子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末
端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体が挙げられる。
【0007】(B)成分の補強性充填材は、本組成物を硬
化して得られるシリコーンゴムの機械的強度を向上させ
るための成分である。このような(B)成分の補強性充填
材としては、例えば、ヒュームドシリカ等の乾式法シリ
カ、沈澱シリカ等の湿式法シリカが挙げられ、さらにそ
れらの表面が、オルガノシラン、オルガノシラザン、オ
ルガノポリシロキサン、ジオルガノシクロポリシロキサ
ン等の有機ケイ素化合物で疎水化処理された微粉末状シ
リカも使用できる。このような(B)成分の粒子径は50
μm以下であることが好ましく、また、そのBET法に
よる比表面積が50m2/g以上であることが好ましく、
さらには、この比表面積が100m2/g以上であること
が好ましい。
【0008】本組成物において、(B)成分の含有量は、
上記(A)成分100重量部に対して10〜100重量部
の範囲内である。これは、(B)成分の含有量が上記範囲
の下限未満であると、得られるシリコーンゴムの機械的
強度が低下する傾向があるからであり、一方、上記範囲
の上限を越えると、これをシリコーンゴム組成物中に均
一に分散させることが困難になる傾向があるからであ
る。
【0009】(C)成分のシラトラン誘導体は、本組成物
を硬化して得られるシリコーンゴムの有機樹脂に対する
接着性を向上させるための成分であり、本組成物を複合
成形用として用いた場合には、成形用金型に対する離型
性を悪化させることなく、有機樹脂に対する接着性を向
上させるための成分である。このような(C)成分のシラ
トラン誘導体は、一般式:
【化3】 で表される。上式中のR1は同じかまたは異なる水素原
子もしくはアルキル基であり、R1のアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基が挙げられる。特に、
1としては、水素原子、メチル基であることが好まし
い。また、上式中のR2は水素原子、アルキル基、およ
び一般式: −R4−O−R5 で表されるアルケニルオキシアルキル基からなる群から
選択される同じかまたは異なる基であり、但し、R2
少なくとも1個はこのアルケニルオキシアルキル基であ
る。R2のアルキル基としては、前記R1と同様のアルキ
ル基が例示される。また、R2のアルケニルオキシアル
キル基において、式中のR4はアルキレン基であり、メ
チレン基、エチレン基、メチルメチレン基、プロピレン
基が例示され、好ましくは、メチレン基である。また、
上式中のR5はアルケニル基であり、ビニル基、アリル
基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基が例示さ
れ、好ましくは、炭素原子数3〜10のアルケニル基で
あり、特に好ましくは、アリル基である。このようなR
2のアルケニルオキシアルキル基としては、アリルオキ
シメチル基、アリルオキシプロピル基が例示される。ま
た、上式中のR3は置換もしくは非置換の一価炭化水素
基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、グリシドキシ
アルキル基、オキシラニルアルキル基、アシロキシアル
キル基、ハロアルキル基、およびアミノアルキル基から
なる群から選択される少なくとも一種の基であり、R3
の一価炭化水素基としては、前記R6と同様の一価炭化
水素基が例示され、R3のアルコキシ基としては、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基が例示され、R3
グリシドキシアルキル基としては、3−グリシドキシプ
ロピル基が例示され、R3のオキシラニルアルキル基と
しては、4−オキシラニルブチル基、8−オキシラニル
オクチル基が例示され、R3のアシロキシアルキル基と
しては、アセトキシプロピル基、3−メタクリロキシプ
ロピル基が例示され、R3のアミノアルキル基として
は、3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピル基が例示される。
【0010】このような(C)成分のシラトラン誘導体と
しては、次のような化合物が例示される。
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【0011】このような(C)成分のシラトラン誘導体を
製造する方法としては、例えば、一般式:
【化8】 (式中、R1は同じかまたは異なる水素原子またはアル
キル基であり、R4はアルキレン基であり、R5はアルケ
ニル基である。)で表されるエポキシ化合物と一般式: R6Si(OR7)3 (式中、R6は置換もしくは非置換の一価炭化水素基、
炭素原子数1〜10のアルコキシ基、アシロキシアルキ
ル基、およびアミノアルキル基からなる群から選択され
る少なくとも一種の基であり、R7は炭素原子数1〜1
0のアルキル基である。)で表されるアルコキシシラン
化合物をアンモニアもしくは一般式: NHy(CR1 2CR1 2OH)(3-y) (式中、R1は同じかまたは異なる水素原子もしくはア
ルキル基であり、yは1または2である。)で表される
アミン化合物と反応させる方法が挙げられる。
【0012】このエポキシ化合物は、(C)成分のシラト
ラン誘導体の骨格を形成するための原料であり、また、
このシラトラン誘導体の分子中にアルケニルオキシアル
キル基を導入するための原料である。上式中のR1は同
じかまたは異なる水素原子もしくはアルキル基であり、
前記と同様の基が例示される。また、上式中のR4はア
ルキレン基であり、前記と同様の基が例示される。ま
た、上式中のR5はアルケニル基であり、前記と同様の
基が例示され、好ましくは、炭素原子数3〜10のアル
ケニル基であり、特に好ましくは、アリル基である。こ
のようなエポキシ化合物としては、アリルグリシジルエ
ーテル、ブテニルグリシジルエーテルが例示される。
【0013】また、アルコキシシラン化合物は、(C)成
分のシラトラン誘導体の骨格を形成するための原料であ
る。上式中のR6は置換もしくは非置換の一価炭化水素
基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、アシロキシア
ルキル基、ハロアルキル基、およびアミノアルキル基か
らなる群から選択される少なくとも一種の基であり、R
6の一価炭化水素基としては、前記R3と同様の一価炭化
水素基が例示され、R6のアルコキシ基としては、前記
3と同様のアルコキシ基が例示され、R6のアシロキシ
アルキル基としては、前記R3と同様のアシロキシアル
キル基が例示され、R6のアミノアルキル基としては、
前記R3と同様のアミノアルキル基が例示される。ま
た、上式中のR7は炭素原子数1〜10のアルキル基で
あり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が例
示される。このようなアルコキシシラン化合物として
は、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、3,3,3−トリフロロ
プロピルトリメトキシシラン、ノナフルオロブチルエチ
ルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメト
キシシランが例示される。
【0014】また、このアンモニアもしくはアミン化合
物は、(C)成分のシラトラン誘導体の骨格を形成するた
めの原料である。このアミン化合物において、上式中の
1 は同じかまたは異なる水素原子もしくはアルキル基
であり、前記と同様の基が例示される。また、上式中の
yは1または2である。このようなアミン化合物として
は、2−ヒドロキシエチルアミン、2,2’−ジヒドロ
キシエチルアミン、2−ヒドロキシ−2−メチル−エチ
ルアミンが例示される。
【0015】上記の製造方法において、このアンモニア
に対するエポキシ化合物とアルコキシラン化合物の添加
量は限定されないが、副生物の生成を抑え、シラトラン
誘導体を収率良く得るためには、反応中にアンモニアが
蒸発により失われない条件で行う場合には、このアンモ
ニア1モルに対して、このエポキシ化合物は2〜20モ
ルの範囲内であることが好ましく、さらには、3〜15
モルの範囲内であることが好ましい。また、このアルコ
キシシラン化合物の添加量は、アンモニア1モルに対し
て、0.5〜50モルの範囲内であることが好ましく、
さらには、1〜20モルの範囲内であることが好まし
い。これは、この製造方法において、このアルコキシシ
ラン化合物をアンモニアに対して反応の化学量論前後な
いしは過剰量用いることが推奨されることを意味してい
る。一般に、反応が遅くならない範囲内で過剰量のアル
コキシシラン化合物を用いると、副生物の生成を抑えら
れるが、過剰のアルコキシシラン化合物が残存してしま
う。この未反応として残ったアルコキシシラン化合物
は、必要に応じて、反応後に蒸留等によりシラトラン誘
導体から分離して回収することができる。また、この反
応はアンモニアガスをエポキシ化合物とアルコキシシラ
ン化合物の混合物中に吹き込みながら行うこともでき
る。このような反応を開放系で行う場合には、一部のア
ンモニアが反応せずに系外に放出されるので、その損失
分に見合う量を過剰に使用する必要がある。
【0016】また、上記の製造方法において、このアミ
ン化合物に対するエポキシ化合物とアルコキシラン化合
物の添加量は限定されないが、シラトラン誘導体を収率
良く得るためには、このアミン化合物1モルに対して、
このアミン化合物中のyが1である場合には、このエポ
キシ化合物は0.5〜10モルの範囲内であることが好
ましく、さらには、0.8〜5モルの範囲内であること
が好ましく、また、このアミン化合物中のyが2である
場合には、このエポキシ化合物は1.5〜20モルの範
囲内であることが好ましく、さらには、1.8〜10モ
ルの範囲内であることが好ましく、特には、ほぼ2モル
となる量であることが好ましい。また、このアルコキシ
シラン化合物の添加量は、アミン化合物1モルに対し
て、0.5〜50モルの範囲内であることが好ましく、
さらには、1〜20モルの範囲内であることが好まし
い。これは、この製造方法において、このアルコキシシ
ラン化合物をアミン化合物に対して反応の化学量論前後
ないしは過剰量用いることが推奨されることを意味して
いる。一般に、反応が遅くならない範囲内で過剰量のア
ルコキシシラン化合物を用いると、副生物の生成を抑え
られるが、過剰のアルコキシシラン化合物が残存してし
まう。この未反応として残ったアルコキシシラン化合物
は、必要に応じて、反応後に蒸留等によりシラトラン誘
導体から分離して回収することができる。
【0017】上記の製造方法において、この反応は常温
もしくは加熱下で進行するが、この反応時間を短縮する
ためには、100℃以下で加熱することが好ましい。ま
た、上記の製造方法において、有機溶媒の使用は任意で
あり、使用できる有機溶媒としては、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン等の脂肪族炭化水素;トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素;メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール;アセトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン;ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル;酢酸エチル、酢酸イソアミル等の
エステル;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等のアミド化合物が例示され、特に、メタノール、エ
タノール等のアルコールを用いると、この反応時間を短
縮でき、さらに目的のシラトラン誘導体を収率良く得る
ことができる。上記の製造方法において、アルコールを
添加する場合には、この反応中にケイ素原子結合アルコ
キシ基のアルコキシ基交換反応を生じるために、このア
ルコールは原料のアルコキシシラン化合物中のケイ素原
子結合アルコキシ基と同じ炭素原子数のものを用いるこ
とが好ましい。また、上記の製造方法においてアルコー
ルを添加する場合には、このアルコールの還流温度で反
応を行うことにより、反応を著しく短縮することがで
き、さらに、得られるシラトラン誘導体の収率を向上さ
せることができる。
【0018】本組成物において、(C)成分の含有量は、
上記(A)成分100重量部に対して0.1〜10重量部
の範囲内である。これは、(C)成分の含有量が上記範囲
の下限未満であると、得られるシリコーンゴムの有機樹
脂に対する接着性が低下する傾向があるからであり、一
方、上記範囲の上限をこえると、得られるシリコーンゴ
ムの機械的強度が低下する傾向があるからである。
【0019】(D)成分の有機過酸化物は、本明組成物を
硬化させるための成分であり、例えば、ベンゾイルパー
オキサイド、ビス(o−メチルベンゾイルパーオキサイ
ド)、ビス(m−メチルベンゾイルパーオキサイド)、ビ
ス(p−メチルベンゾイルパーオキサイド)、2,3−ジ
メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジメチルベ
ンゾイルパーオキサイド、2,6−ジメチルベンゾイル
パーオキサイド、2,3,4−トリメチルベンゾイルパ
ーオキサイド、2,4,6−トリメチルべンゾイルパー
オキサイドイド等のメチル基置換ベンゾイルパーオキサ
イド;t−ブチルパーベンゾエイト、ジクミルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピ
ルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシアセテート
等が挙げられ、これらを2種以上混合して用いてもよ
い。
【0020】本組成物において、(D)成分の含有量は、
本組成物を硬化させる量であれば限定されないが、好ま
しくは、上記(A)成分100重量部に対して0.1〜2
0重量部の範囲内であり、より好ましくは、0.1〜1
0重量部の範囲内である。これは、(D)成分の含有量が
上記範囲の下限未満であると、得られるシリコーンゴム
組成物が十分に硬化しなくなるからであり、一方、上記
範囲の上限をこえると、得られるシリコーンゴムに気泡
を生じたりするからである。
【0021】本組成物は、上記(A)成分〜(D)成分を混
合することにより調製されるが、その他任意の成分とし
て、例えば、非補強性充填剤、充填剤の表面処理剤、可
塑剤、無機顔料、耐熱剤、難燃剤、内部離型剤等の公知
の添加剤を配合することができる。この非補強性充填剤
として、例えば、けいそう土、石英粉末、炭酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、酸化マグネシウム、酸化アルミニ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムを配合
することができる。また、シリコーンゴム組成物中に
(B)成分の補強性充填剤や上記のような非補強性充填剤
を均一に分散させるための表面処理剤、あるいはシリコ
ーンゴム組成物の可塑剤として、例えば、分子鎖両末端
シラノール基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー、分子
鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ビニルシロキサン共重合体オリゴマー、分子鎖両末端シ
ラノール基封鎖メチルフェニルシロキサンオリゴマー等
のシロキサンオリゴマーを配合することができる。ま
た、この無機顔料として、例えば、ベンガラ、二酸化チ
タンを配合することができる。また、この耐熱剤とし
て、例えば、稀土類酸化物、稀土類水酸化物、セリウム
シラノレート、セリウム脂肪酸塩を配合することができ
る。また、この難燃剤として、例えば、白金、白金化合
物、ベンゾトリアゾール、ヒュームド二酸化チタン、炭
酸マンガン、炭酸亜鉛を配合することができる。また、
この内部離型剤として、例えば、ステアリン酸カルシウ
ム等の脂肪酸塩を配合することができる。
【0022】本組成物を調製する方法は限定されず、例
えば、上記(A)成分〜(D)成分、さらにはその他任意の
成分を2本ロールやニーダーミキサー等により混練する
ことにより調製する方法が挙げられる。一般に、上記
(A)成分、上記(B)成分、およびその他任意の成分、例
えば、非補強性充填材、加工助剤を混練してシリコーン
ゴムベースを調製し、次いで、このシリコーンゴムベー
スに上記(C)成分、および上記(D)成分を配合する方法
が採られている。
【0023】また、本組成物を硬化させる方法として
は、上記(D)成分として含有する有機過酸化物の分解温
度以上で、本組成物がスコーチを起こさない温度に加熱
する方法が採られており、具体的には、130〜200
℃の温度条件下、特には、140〜170℃の温度条件
下で加熱する方法が採られている。
【0024】本組成物は、硬化して、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、PET樹脂、PBT樹脂等の
飽和ポリエステル樹脂;ポリスチレン樹脂、AS樹脂、
ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂等の熱可塑性樹脂;ある
いは、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂、またはこれらをガラス繊維等で強化し
た有機樹脂等の有機樹脂に対しては接着性が優れ、ま
た、成形用金型に対しては離型性が優れるので、インジ
ェクション成形、インサート成形、あるいは多色成形等
の複合成形用のシリコーンゴム組成物として好適であ
る。
【0025】
【実施例】本発明のシリコーンゴム組成物を実施例によ
り詳細に説明する。なお、実施例中の粘度は25℃にお
ける値である。
【0026】
【参考例1】撹拌装置、温度計、および還流冷却管を備
えた500mlの4つ口フラスコに、2−ヒドロキシエチ
ルアミン12.2g(0.2モル)、メチルトリメトキシシ
ラン81.7g(0.6モル)、アリルグリシジルエーテル
57.1g(0.5モル)、およびメタノール32gを仕込
み、この系をメタノールの還流温度で8時間加熱撹拌し
た。次に、得られた反応混合物全量をなす型フラスコに
移して、ロータリーエバポレータにより低沸点成分を留
去することにより微黄色透明液体63.3gを得た。こ
の透明液体を29Si−核磁気共鳴分析および13C−核磁
気共鳴分析したところ、式:
【化9】 で表されるシラトラン誘導体を生成していることが確認
された。このシラトラン誘導体の含有率は90重量%以
上であった。
【0027】
【実施例1】ジメチルシロキサン単位99.87モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.13モル%からな
り、分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖さ
れた、重合度5,000の生ゴム状ジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体100重量部、BE
T法により比表面積が200m2/gである湿式シリカ4
5重量部、粘度30mPa・sの分子鎖両末端シラノール基
封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー4.5重量部をニー
ダーミキサーに投入し混合した。次いで、この混合物を
175℃で60分間の条件下で加熱混練してシリコーン
ゴムベースコンパウンドを調製した。
【0028】このベースコンパウンド100重量部に、
参考例1で調製したシラトラン誘導体1.0重量部、t
−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネートと粘
度50mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルポリシロキサンの等量混合物からなるペースト
0.6重量部を2本ロール上で添加し、これらを均一に
混練してシリコーンゴム組成物(I)を調製した。
【0029】次に、PBT樹脂試験片を成型金型内に置
き、その上に上記のシリコーンゴム組成物(I)を2本ロ
ールより分出ししたものを置き、150℃で10分間加
熱して硬化させた。得られたシリコーンゴムの有機樹脂
に対する接着性、および成形用金型に対する離型性を観
察し、これらの結果を表1に示した。なお、シリコーン
ゴムの有機樹脂に対する接着性は、シリコーンゴムが凝
集破壊した場合を○、シリコーゴムが有機樹脂との界面
で剥離したものの十分に密着していた場合を△、シリコ
ーンゴムが有機樹脂との界面で容易に剥離した場合を
×、として評価した。また、シリコーンゴムの成形用金
型に対する離型性は、シリコーンゴムが容易に離型した
場合を○、容易に離型しなかった場合を×として評価し
た。
【0030】
【比較例1】実施例1において、シラトラン誘導体を配
合しない以外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム組
成物(II)を調製した。このシリコーンゴム組成物(II)の
PBT樹脂試験片に対する接着性、および成形用金型に
対する離型性を実施例1と同様にして評価し、これらの
結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【実施例2】ジメチルシロキサン単位99.87モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.13モル%からな
り、分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖さ
れた、重合度5,000の生ゴム状ジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体100重量部、BE
T法による比表面積が200m2/gである乾式シリカ4
5重量部、粘度30mPa・sの分子鎖両末端シラノール基
封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー8重量部をニーダー
ミキサーに投入し混練した。次いで、この混合物を17
5℃で60分間の条件下で加熱混練してシリコーンゴム
ベースコンパウンドを調製した。
【0033】このベースコンパウンド100重量部に、
参考例1で調製したシラトラン誘導体1.0重量部、t
−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネートと粘
度50mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルポリシロキサンの等量混合物からなるペースト
0.6重量部を2本ロール上で添加し、これらを均一に
混練してシリコーンゴム組成物(III)を調製した。
【0034】このシリコーンゴム組成物(III)のPBT
樹脂試験片に対する接着性、および成形用金型に対する
離型性を実施例1と同様にして評価し、これらの結果を
表2に示した。
【0035】
【実施例3】実施例1で調製したシリコーンゴムベース
コンパウンド100重量部に、参考例1で調製したシラ
トラン誘導体1.0重量部、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンと粘度50mPa・s
の分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリ
シロキサンの等量混合物からなるペースト0.6重量部
を2本ロール上で添加し、これらを均一に混練してシリ
コーンゴム組成物(IV)を調製した。
【0036】次に、エポキシ樹脂のガラス繊維強化品で
あるFRP樹脂試験片を成型金型内に置き、その上に上
記のシリコーンゴム組成物(IV)を2本ロールより分出し
したものを置き、165℃で10分間加熱して硬化させ
た。このシリコーンゴム組成物(IV)のFRP樹脂試験片
に対する接着性、および成形用金型に対する離型性を実
施例1と同様にして評価し、これらの結果を表2に示し
た。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明のシリコーンゴム組成物は、有機
樹脂に対しては接着性が優れ、成形用金型に対しては離
型性が優れるという特徴がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉武 誠 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 中村 明人 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 Fターム(参考) 4J002 CP031 CP051 CP061 CP121 CP131 CP141 DJ016 EK028 EK058 EK088 EX077 FB146 FB266 FD010 FD016 FD148

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ジオルガノポリシロキサン
    100重量部、 (B)補強性充填材
    10〜100重量部、 (C)一般式: 【化1】 {式中、R1は同じかまたは異なる水素原子もしくはア
    ルキル基であり、R2は水素原子、アルキル基、および
    一般式: −R4−O−R5 (式中、R4はアルキレン基であり、R5はアルケニル基
    である。)で表されるアルケニルオキシアルキル基から
    なる群から選択される同じかまたは異なる基であり、但
    し、R2の少なくとも1個はこのアルケニルオキシアル
    キル基であり、R3は置換もしくは非置換の一価炭化水
    素基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、グリシドキ
    シアルキル基、オキシラニルアルキル基、アシロキシア
    ルキル基、およびアミノアルキル基からなる群から選択
    される基である。}で表されるシラトラン誘導体
    0.1〜10重量部、 および (D)有機過酸化物(本組成物を硬化させる量) からなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分が、平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、Rは置換または非置換の一価炭化水素基であ
    り、aは1.9〜2.1の数である。)で表される、重合
    度1,000〜30,000のジオルガノポリシロキサン
    であることを特徴とする、請求項1記載のシリコーンゴ
    ム組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分が、一分子中に少なくとも2個
    のケイ素原子結合アルケニル基を有するジオルガノポリ
    シロキサンであることを特徴とする、請求項1または2
    記載のシリコーンゴム組成物。
  4. 【請求項4】 複合成形用シリコーンゴム組成物である
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載のシリコーンゴム組成物。
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