JP2000264443A - ディスチャージフィーダ - Google Patents

ディスチャージフィーダ

Info

Publication number
JP2000264443A
JP2000264443A JP11074899A JP7489999A JP2000264443A JP 2000264443 A JP2000264443 A JP 2000264443A JP 11074899 A JP11074899 A JP 11074899A JP 7489999 A JP7489999 A JP 7489999A JP 2000264443 A JP2000264443 A JP 2000264443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
storage chamber
upper storage
rotating shaft
discharge feeder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11074899A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Miyagawa
良一 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aishin Industrial Corp
Original Assignee
Aishin Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aishin Industrial Corp filed Critical Aishin Industrial Corp
Priority to JP11074899A priority Critical patent/JP2000264443A/ja
Publication of JP2000264443A publication Critical patent/JP2000264443A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、不定形で、紐状やリボン
状にカールしていたり、塊になっている産業廃棄物等で
あっても、上部収容室内の物体を円滑に切り出し、確実
に次工程まで輸送することができ、少量の粉粒体を連続
的に少量だけ定量供給することも可能なディスチャージ
フィーダを提供する。 【解決手段】 底部に開口10aを有する上部収容室1
0に蓄えられた物体を排出し、所定の距離を輸送するた
めのディスチャージフィーダ1であって、上部収容室1
0の底部開口10a近傍の水平面内を回転する攪拌翼2
を有する攪拌機構3と、攪拌機構3の攪拌翼2及び上部
収容室10の底部開口10aの下方に配置され、水平方
向に延設された回転軸8と回転軸8に一体的に備えられ
たスクリュー9とを有するスクリューコンベヤ4とで構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスチャージフ
ィーダに関し、特に、底部に開口を有するホッパ等の上
部収容室に蓄えられた物体を排出し、所定の距離を輸送
して、次工程に定量供給するために使用されるディスチ
ャージフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物には種々の物質が存在する
が、近年、産業廃棄物を焼却する際に発生するダイオキ
シンが大きな社会問題となっている。
【0003】そこで、ダイオキシンの発生を限りなくゼ
ロに近づけることのできる高温焼却炉が有効であり、産
業廃棄物を大量に処理することができ、かつ、産業廃棄
物を補助燃料として利用することにより高熱効率を得る
ことができるため、製鉄所の高炉やセメント焼成炉へ産
業廃棄物を直接投入することが行われている。
【0004】このような設備では、粗砕された廃棄プラ
スチック(以後「廃プラ」と略称する)類を一時的にサ
イロ等に貯蔵し、必要量を定量切り出し(以後、「供
給」または「排出」ともいう)する装置が必要となる。
【0005】ここで、産業廃棄物をRDF(固形燃料化
物)として利用する場合には、ハンドリングが容易であ
るが、RDFを得るための装置及び運転費用が必要とな
る。そこで、産業廃棄物をRDFとすることなく、産業
廃棄物を直接炉に投入することも行われている。
【0006】一方、上記都市ごみや産業廃棄物を焼却す
る際に発生するおそれのあるダイオキシンを減らして無
公害化するため、例えば、焼却炉と、バッグフィルタ等
の集塵機との間の煙道内の焼却ガス中に、消石灰や活性
炭等を供給することも行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記製鉄所の
高炉やセメント焼成炉に直接投入される産業廃棄物は、
通常、粗砕されているとはいえ、裁断された産業廃棄物
(廃プラ、木屑、紙屑等)は、材質、比重、及び厚み、
長さ等の形状、寸法が一様ではなく、不定形となってい
ることが多い。
【0008】また、産業廃棄物の中には、裁断しきれず
に紐状やリボン状にカールしていたり、塊になっている
ものも多く存在し、いずれにしても千差万別の形状であ
るため、ホッパ内でブリッジやラットホールを発生させ
たり、切り出し装置も在野のスクリューコンベヤ等の供
給装置では、円滑にホッパから排出し、次工程に供給す
るのが困難である。
【0009】一方、消石灰や活性炭等を、焼却炉と、バ
ッグフィルタ等の集塵機との間の煙道内の焼却ガス中に
供給して、ダイオキシンの発生量を低減させるために
は、発生ガス量に追従して消石灰や活性炭等を連続的に
精度良く定量供給する必要があり、供給の精度が悪い
と、ダイオキシンの低減効果が小さく、経済的にも損失
が大きくなる。
【0010】しかし、前記消石灰や活性炭等の粉粒体の
供給量は、極めて少量(数リットル/h〜数十リットル
/h)であるため、連続的に定量供給するのが困難であ
って、この用途に適する機種が少ないのが現状である。
【0011】例えば、図5に示すように、ホッパ50の
底部開口近傍に、水平面内を回転する攪拌翼51を備え
るとともに、その下方に、従来使用されているロータリ
ーフィーダ52を配置した場合には、このロータリーフ
ィーダ52に加わる矢印A方向の背圧によって、ホッパ
50内の産業廃棄物がロータリーフィーダ52に食い込
むのを阻害されるとともに、ロータリーフィーダ52の
供給部52aが狭いため、攪拌翼51からの産業廃棄物
を確実に供給部52aに充填することができず、産業廃
棄物を排出部52bから次工程へ連続的に少量だけ定量
供給するのは困難である。
【0012】また、図6に示すように、上部円筒部60
の内部に、水平面内を回転する攪拌翼61を備えるとと
もに、下部本体63に、スクレーパ64と、排出シュー
ト65と、調圧装置66と、供給盤67と、減速機68
と、可変速モータ69を備えたテーブルフィーダ62を
設けてディスチャージフィーダを構成するものも存在す
るが、比較的製造コストが高くなるとともに、構造が複
雑になる等の理由で、やはり上記産業廃棄物を連続的に
少量だけ定量供給するのに好適ではなかった。
【0013】さらに、図7に示すように、ホッパ70に
蓄えられた産業廃棄物を円滑に排出するため、ホッパ7
0の底部にアジテータ71を備えるとともに、このアジ
テータ71の下方にスクリューコンベヤ72を配置し
て、アジテータ71を回転させることによりホッパ70
内の産業廃棄物を攪拌しながらスクリューコンベヤ72
を介して次工程に供給する装置も存在する。
【0014】しかし、この装置は、ホッパ70の底部開
口が円形のいわゆる丸ホッパとの相性の点で問題がある
とともに、アジテータ71によって、産業廃棄物が単に
攪拌されるだけに留まり、産業廃棄物を下方のスクリュ
ーコンベヤ72のケーシング内へ充填する作用に乏し
く、特に、スクリューコンベヤ72に均一に充填するこ
とは困難であった。
【0015】そこで、本発明は上記従来の技術における
問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成によ
り、不定形で、紐状やリボン状にカールしていたり、塊
になっている産業廃棄物等であっても、底部に開口を有
するホッパ内の物体を円滑に切り出すことができ、確実
に次工程に定量供給することができるとともに、少量の
粉粒体を連続的に少量だけ定量供給することも可能なデ
ィスチャージフィーダを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、底部に開口を有する上部収
容室に蓄えられた物体を排出し、所定の距離を輸送する
ためのディスチャージフィーダであって、前記上部収容
室の底部開口近傍の水平面内を回転する攪拌翼を有する
攪拌機構と、該攪拌機構の前記攪拌翼及び前記上部収容
室の底部開口の下方に配置され、水平方向に延設された
回転軸と該回転軸に一体的に備えられたスクリューとを
有するスクリューコンベヤとで構成されることを特徴と
する。
【0017】そして、請求項1記載の発明にかかるスク
リューコンベヤによれば、上部収容室の底部開口近傍の
水平面内を回転する攪拌翼を備えるため、上部収容室内
における物体のブリッジやラットホール等の偏析が発生
することがなく、かつ、攪拌翼によってスクリューコン
ベヤのケーシング内に均一に物体が充填されるため定量
供給の精度が高くなる。
【0018】請求項2記載の発明は、前記スクリューコ
ンベヤが、水平方向に延設され、その一端のみが回転可
能に支持された回転軸と、該回転軸に一体的に固着され
たリボンスクリューとを有することを特徴とする。
【0019】このように、請求項2記載の発明では、回
転軸を片持ちとしているため、回転軸を両持ちとした場
合に物体が排出口側の回転軸の支持部まで移動して排出
口から排出されなかったり、回転軸が邪魔になって物体
が排出口に落下しない不具合が発生することがない。
【0020】請求項3記載の発明は、前記スクリューコ
ンベヤのケーシングの内面と、前記リボンスクリューの
外径部との間の隙間を比較的大きくしたことを特徴とす
る。
【0021】これによって、前記物体が廃棄プラスチッ
ク等の場合に、ケーシングの内面とスクリューの外径部
との間に廃棄プラスチック等が挟まって、押しつぶさ
れ、これがブレーキとして作用して負荷が大きくなるこ
とを回避することができる。
【0022】請求項4記載の発明は、前記スクリューコ
ンベヤが、水平方向に延設された回転軸と、該回転軸の
周面に一体的に固着され、その外径が前記回転軸の外径
より若干大径に形成されたスクリューとを有することを
特徴とする。
【0023】そして、このスクリューコンベヤによれ
ば、回転軸及びスクリューがねじ状に形成されているた
め、ねじ山に相当するスクリューの部分で物体が輸送さ
れ、連続的に少量の物体を定量供給するのに適する。
【0024】さらに、請求項5記載の発明は、前記上部
収容室1つに対して、互いに異なる方向に該上部収容室
内の物体を輸送する2基の前記スクリューコンベヤが配
置されることを特徴とする。
【0025】これによって、2基のスクリューコンベヤ
によって、互いに異なる方向に該上部収容室内の物体を
輸送することができ、輸送方向を容易に切り替えること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるディスチャ
ージフィーダの実施の形態の具体例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0027】まず、本発明にかかるディスチャージフィ
ーダの第1実施例について、図1及び図2を参照しなが
ら説明する。
【0028】図1に示すように、このディスチャージフ
ィーダ1は、攪拌翼2を備えた攪拌機構3と、この攪拌
機構3の下方に配置されたスクリューコンベヤ4等で構
成され、図2に示すように、底部に開口10aを有する
上部収容室としてのホッパ10に蓄えられた産業廃棄物
を排出し、次工程まで所定の距離を輸送するために使用
される。
【0029】尚、本実施例において取り扱う産業廃棄物
は、上記製鉄所の高炉やセメント焼成炉に直接投入され
る、廃プラ、木屑、紙屑等の裁断された不定形の産業廃
棄物であって、裁断しきれずに紐状やリボン状にカール
していたり、塊になっているものも多く含んでいるもの
とする。
【0030】図1に示すように、攪拌機構3は、上方及
び下方が開口した、高さの低い円筒状に形成されたケー
シング3aを備え、上部開口部は上述のようにホッパ1
0の開口10a(図2)に接続され、下部開口部の下方
にはスクリューコンベヤ4の内部が露出している。
【0031】攪拌翼2は、3枚のブレード2aを備え、
モータ6によって回転する回転軸5によって、攪拌機構
3内の下部開口部近傍の水平面内を矢印B方向に回転す
るように構成される。尚、攪拌翼2のブレード2aの枚
数は3枚に限定されず、産業廃棄物の物性等に応じて適
宜選択可能である。
【0032】スクリューコンベヤ4は、図2に示すよう
に、上記攪拌機構3及びホッパ10の底部開口10aの
下方に配置された回転軸8と、この回転軸8に一体的に
備えられたスクリュー9とを有し、可変速モータ11に
よって回転する回転軸8によって、図1(a)に示すよ
うに、ケーシング4a内の産業廃棄物を矢印C方向に輸
送し、排出口4bから排出するように構成される。
【0033】回転軸8は、図2に示すように、水平方向
に延設されるとともに、一端8aのみがベアリング12
によって支持される片持ち型であって、スクリュー9の
全長に比較してかなり短く形成される。
【0034】また、スクリュー9は、その左端部9aが
回転軸8に一体的に固着されているだけで、他の部分は
回転軸8と接触していない。このスクリュー9は、いわ
ゆるリボンスクリューの形状を有し、排出口4bの直上
部分に差し掛かる箇所まで延設されている。
【0035】尚、産業廃棄物が廃プラの場合には、通常
使用されているリボンスクリューを使用すると、ケーシ
ング4aの内面とスクリュー9の外径部との間に廃プラ
が挟まって、押しつぶされ、これがブレーキとして作用
して負荷が大きくなるおそれがある。そこで、ケーシン
グ4aの内面とスクリュー9の外径部と間の隙間を比較
的大きくして、廃プラによる抵抗が小さくなるように構
成することが好適である。
【0036】次に、上記構成を有するディスチャージフ
ィーダ1の動作について説明する。図2において、ホッ
パ10内に蓄えられた産業廃棄物は、開口10aにおい
て攪拌機構3の攪拌翼2によって攪拌された後、スクリ
ューコンベヤ4のケーシング4aの内部へと導かれる。
この際、産業廃棄物が攪拌翼2によって攪拌されている
ため、ホッパ10内においてブリッジやラットホール等
の偏析を防止することができるとともに、攪拌翼2の回
転によって、スクリューコンベヤ4のケーシング4a内
に均一に産業廃棄物が充填され定量供給の精度を高める
ことができる。
【0037】次に、産業廃棄物は、スクリューコンベヤ
4のケーシング4a内を、回転軸8を介して回転するス
クリュー9によって、図1(a)において矢印C方向に
輸送され、最終的に排出口4bから排出される。ここ
で、図2に示すように、回転軸8は、片持ち型となって
おり、スクリュー9の全長に比較してかなり短く形成さ
れているため、回転軸8に紐状やリボン状にカールした
産業廃棄物が絡みつくことがなく、円滑に産業廃棄物が
排出口4bまで輸送される。尚、回転軸8が短くとも、
スクリュー9自体の剛性と、運転中は、スクリュー9の
下方に産業廃棄物が存在してスクリュー9を支える状態
になるため問題はない。
【0038】また、スクリュー9は、排出口4bの直上
部分に差し掛かる箇所まで延設され、排出口4bの直上
部分の空間には存在しないため、輸送された産業廃棄物
が排出口4bの直上で停滞することがなく、円滑に排出
口4bから排出される。
【0039】次に、本発明にかかるディスチャージフィ
ーダの第2実施例について、図3を参照しながら説明す
る。
【0040】図3は、本発明にかかるディスチャージフ
ィーダの第2実施例を示す図であって、このディスチャ
ージフィーダ21は、攪拌翼22を備えた攪拌機構23
と、この攪拌機構23の下方に配置されたスクリューコ
ンベヤ24等で構成され、上部収容室としての収容円筒
部30に蓄えられた物体を排出し、次工程まで所定の距
離を輸送するために使用される。
【0041】尚、本実施例において取り扱う物質は、上
記都市ごみや産業廃棄物を焼却する際に発生するおそれ
のあるダイオキシンを減らして無公害化するために使用
される消石灰や活性炭等の粉粒体であって、例えば、焼
却炉と、バッグフィルタ等の集塵機との間の煙道内の焼
却ガス中に、連続的に少量(数リットル/h〜数十リッ
トル/h)だけ定量供給されるものとする。
【0042】収容円筒部30は、上方及び下方が開口し
た円筒状に形成され、その内部に粉粒体が蓄えられる。
この収容円筒部30に、攪拌翼22を備えた攪拌機構2
3が配置される。そして、収容円筒部30の下部開口部
の下方にはスクリューコンベヤ24の内部が露出してい
る。
【0043】攪拌翼22は、3枚のブレード22aを備
え、モータ25によって回転する回転軸26によって、
収容円筒部30内の下部開口部近傍の水平面内を矢印D
方向に回転する。尚、攪拌翼2のブレード2aの枚数は
3枚に限定されず、産業廃棄物の物性等に応じて適宜選
択可能である。
【0044】スクリューコンベヤ24は、回転軸28
と、この回転軸28に一体的に備えられたスクリュー2
9とを有し、可変速モータ31によって回転軸28を介
して回転するスクリュー29によって、ケーシング24
a内の粉粒体を矢印E方向に輸送し、排出口24bから
排出する。排出口24bには、エゼクタ32が備えら
れ、排出口24bから排出された粉粒体を空気輸送す
る。尚、本実施例では、エゼクタ32を空気輸送に用い
たが、ロータリーバルブ等をエアロック手段として使用
することもできる。
【0045】回転軸28は、水平方向に延設され、この
回転軸28の周面には、スクリュー29が一体的に固着
される。このスクリュー29は、その外径が、回転軸2
8の外径より若干大径に形成されたねじ状のスクリュー
として形成される。
【0046】次に、上記構成を有するディスチャージフ
ィーダ21の動作について説明する。
【0047】収容円筒部30内に蓄えられた粉粒体は、
攪拌翼22によって攪拌された後、スクリューコンベヤ
24のケーシング24aの内部へと導かれる。この際、
粉粒体は攪拌翼22によって攪拌されているため、収容
円筒部30内におけるブリッジやラットホール等の偏析
を防止することができるとともに、攪拌翼22の回転に
よって、スクリューコンベヤ24のケーシング24a内
に均一に物体が充填され定量供給の精度を高めることが
できる。
【0048】次に、粉粒体は、スクリューコンベヤ24
のケーシング24a内を、回転軸28によって回転する
スクリュー29によって、矢印E方向に輸送され、最終
的に排出口24bから排出される。ここで、回転軸28
に一体的に備えられたスクリュー29は、回転軸28の
外径より若干大径に形成されたねじ状であるため、ねじ
山に相当するスクリューの部分で粉粒体が輸送され、粉
粒体を連続的に少量だけ定量供給することができる。
【0049】そして、スクリューコンベヤ24から排出
された粉粒体は、エゼクタ32を介して次工程に空気輸
送される。尚、本実施例では、エゼクタ32を空気輸送
に用いたが、ロータリーバルブ等をエアロック手段とし
て使用することもできる。
【0050】図4は、図3のディスチャージフィーダ2
1において、スクリューコンベヤ24を2系統備えたも
のを示している。
【0051】すなわち、1つの収容円筒部30に対して
2基のスクリューコンベヤ24A、24Bが配置され、
矢印F方向に回転する攪拌翼22によって攪拌された粉
粒体は、スクリューコンベヤ24A、24Bによって、
各々矢印G方向、H方向に輸送され、排出口24A’、
24B’から排出される。このように構成することによ
り、粉粒体を供給すべき次工程の装置が変更された場合
や、供給すべき工程が2系統存在する場合であっても、
容易に輸送方向を切り替えることができ、多様な製造工
程に対応することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、上部収容室内における物体のブリッジやラ
ットホール等の偏析が発生することがなく、かつ、攪拌
翼によってスクリューコンベヤのケーシング内に均一に
物体が充填されるため、定量供給の精度の高いディスチ
ャージフィーダを提供することができる。
【0053】また、請求項2記載の発明によれば、不定
形で、紐状やリボン状にカールしていたり、塊になって
いる産業廃棄物等の物体であっても、底部に開口を有す
るホッパ内の物体を円滑に切り出すことができ、回転軸
が邪魔になって物体が排出口に落下しない不具合等が発
生することがなく、確実に次工程まで輸送することが可
能なディスチャージフィーダを提供することができる。
【0054】また、請求項3記載の発明によれば、廃棄
プラスチック等をハンドリングする際に、ケーシングの
内面とスクリューの外径部との間に廃棄プラスチック等
が挟まって、押しつぶされ、これがブレーキとして作用
して負荷が大きくなることを回避することができ、廃棄
プラスチック等による抵抗を小さくして円滑な運転を実
現することが可能なディスチャージフィーダを提供する
ことができる。
【0055】さらに、請求項4記載の発明によれば、ス
クリューコンベヤが、回転軸の周面に一体的に固着さ
れ、その外径が前記回転軸の外径より若干大径に形成さ
れたスクリューを有するため、粉粒体を連続的に少量だ
け定量供給することが可能なディスチャージフィーダを
提供することができる。
【0056】また、請求項5記載の発明によれば、2基
のスクリューコンベヤによって、互いに異なる方向に上
部収容室内の物体を輸送することができるため、粉粒体
を供給すべき次工程の装置が変更された場合であって
も、容易に輸送方向を切り替えることができ、多様な製
造工程に対応することが可能なディスチャージフィーダ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディスチャージフィーダの第1
実施例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は一
部断面正面図である。
【図2】図1のディスチャージフィーダをホッパに据え
付けた状態を示す一部断面図である。
【図3】本発明にかかるディスチャージフィーダの第2
実施例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は一
部断面正面図、(c)は一部断面側面図である。
【図4】図3のディスチャージフィーダにおいて、スク
リューコンベヤを2系統備えたものを示す平面図であ
る。
【図5】ロータリーフィーダを備えた従来のディスチャ
ージフィーダの一例を示す一部断面図である。
【図6】テーブルフィーダを備えた従来のディスチャー
ジフィーダの一例を示す一部断面図である。
【図7】アジテータ及びスクリューコンベヤを備えた従
来のディスチャージフィーダの一例を示す一部断面斜視
図である。
【符号の説明】
1 ディスチャージフィーダ 2 攪拌翼 2a ブレード 3 攪拌機構 3a ケーシング 4 スクリューコンベヤ 4a ケーシング 4b 排出口 5 回転軸 6 モータ 8 回転軸 8a (回転軸の)一端 9 スクリュー 9a (スクリューの)左端部 10 ホッパ 10a 開口 11 可変速モータ 12 ベアリング 21 ディスチャージフィーダ 22 攪拌翼 22a ブレード 23 攪拌機構 24(24A、24B) スクリューコンベヤ 24a ケーシング 24b 排出口 24A’、24B’ 排出口 25 モータ 26 回転軸 28 回転軸 29 スクリュー 30 収容円筒部 31 可変速モータ 32 エゼクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に開口を有する上部収容室に蓄えら
    れた物体を排出し、所定の距離を輸送するためのディス
    チャージフィーダであって、 前記上部収容室の底部開口近傍の水平面内を回転する攪
    拌翼を有する攪拌機構と、 該攪拌機構の前記攪拌翼及び前記上部収容室の底部開口
    の下方に配置され、水平方向に延設された回転軸と該回
    転軸に一体的に備えられたスクリューとを有するスクリ
    ューコンベヤとで構成されることを特徴とするディスチ
    ャージフィーダ。
  2. 【請求項2】 前記スクリューコンベヤが、 水平方向に延設され、その一端のみが回転可能に支持さ
    れた回転軸と、 該回転軸に一体的に固着されたリボンスクリューとを有
    することを特徴とする請求項1記載のディスチャージフ
    ィーダ。
  3. 【請求項3】 前記スクリューコンベヤのケーシングの
    内面と、前記リボンスクリューの外径部との間の隙間を
    比較的大きくしたことを特徴とする請求項2記載のディ
    スチャージフィーダ。
  4. 【請求項4】 前記スクリューコンベヤが、 水平方向に延設された回転軸と、 該回転軸の周面に一体的に固着され、その外径が前記回
    転軸の外径より若干大径に形成されたスクリューとを有
    することを特徴とする請求項1記載のディスチャージフ
    ィーダ。
  5. 【請求項5】 前記上部収容室1つに対して、互いに
    異なる方向に該上部収容室内の物体を輸送する2基の前
    記スクリューコンベヤが配置されることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のディスチャージフィー
    ダ。
JP11074899A 1999-03-19 1999-03-19 ディスチャージフィーダ Withdrawn JP2000264443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074899A JP2000264443A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ディスチャージフィーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074899A JP2000264443A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ディスチャージフィーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000264443A true JP2000264443A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13560707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11074899A Withdrawn JP2000264443A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ディスチャージフィーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000264443A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013166628A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Hitachi Constr Mach Co Ltd 木材チップ搬出装置と木材チップ詰め込み機
CN105383950A (zh) * 2015-12-15 2016-03-09 山东胜阳生活电器有限公司 粉末定量装置
CN115261609A (zh) * 2022-08-01 2022-11-01 扬州一川镍业有限公司 一种镍矿自动储料罐

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013166628A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Hitachi Constr Mach Co Ltd 木材チップ搬出装置と木材チップ詰め込み機
CN105383950A (zh) * 2015-12-15 2016-03-09 山东胜阳生活电器有限公司 粉末定量装置
CN115261609A (zh) * 2022-08-01 2022-11-01 扬州一川镍业有限公司 一种镍矿自动储料罐
CN115261609B (zh) * 2022-08-01 2023-07-25 扬州一川镍业有限公司 一种镍矿自动储料罐

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007031035A (ja) 高温粉体供給装置
US20090291403A1 (en) Method and apparatus to deliver solid fuel to a combustion zone
KR100901365B1 (ko) 고형 물질 공급 장치
JP2000264443A (ja) ディスチャージフィーダ
JP3073449B2 (ja) 粉粒体貯留排出装置
EP1826519B1 (en) Method and apparatus for introducing materials into a rotary kiln
JP3015237B2 (ja) 放射性廃棄物の固化処理設備
JP3385184B2 (ja) セメントの製造方法
JPH10110408A (ja) アスファルト再生合材の製造方法及び装置
JP4133744B2 (ja) ごみの受け入れ供給装置およびその運用方法
EP0175407B1 (en) Apparatus for metering and blowing a combustible material into a furnace
JP2004338358A (ja) 粉粒体の計量混合装置およびそれに用いる計量ダンパー装置
JPH04365725A (ja) 粉体供給装置
JPH10129846A (ja) ロータリバケット型定量供給装置
JP3253876B2 (ja) 燃焼灰の混練処理方法及び装置
KR20120050622A (ko) 혼합물 장입장치 및 장입방법
JPH0472226A (ja) 供給装置
WO2007087861A1 (en) Device for continuous feeding and dosage of refuse-derived fuel to non-pressurized user devices
JP2003171021A (ja) 粉体供給装置
JP4887526B2 (ja) 被処理物の定量供給方法及びシステム
JP2662693B2 (ja) 給塵装置
JP2001294328A (ja) 工場雑芥破砕物用フィーダー
SU1191739A1 (ru) Дозатор дл сыпучего материала
JPH07238568A (ja) 建設汚泥処理材の搬送方法とその装置
RU2334786C2 (ru) Способ и установка для производства твердого топлива из отходов

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606