JP2000263832A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000263832A
JP2000263832A JP7028199A JP7028199A JP2000263832A JP 2000263832 A JP2000263832 A JP 2000263832A JP 7028199 A JP7028199 A JP 7028199A JP 7028199 A JP7028199 A JP 7028199A JP 2000263832 A JP2000263832 A JP 2000263832A
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JP7028199A
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Yoshihiro Fukubatake
好博 福畑
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持ローラの軸と平行な複数の線に沿
って多数の貫通孔と貫通孔に対応した個別電極とを配置
し、個別電極に電圧を印加することにより、現像剤担持
ローラの回転方向に関して上流側及び下流側の貫通孔を
介して、現像剤担持ローラに担持されている荷電性現像
剤を飛翔させる画像形成装置において、上流側と下流側
で消費される現像剤量を等しくする。 【解決手段】 上流側の貫通孔34aに対応する各個別
電極36aの間にシールド電極37aを設けるととも
に、下流側の貫通孔34bに対応する各個別電極36b
の間に別のシールド電極37bを設け、上流シールド電
極37aからこれに対向する現像剤担持ローラ部分に向
かう方向に現像剤18を付勢する電界の強度を、下流シ
ールド電極37bからこれに対向する現像剤担持ローラ
部分に向かう方向に現像剤18を付勢する電界の強度よ
り大きくなるように、シールド電極37a、37bに電
圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤担持体に担
持されている粉体現像剤を電気的な力により飛翔させて
記録媒体に付着させる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として、米国特許第5、4
77、250号に開示されているものがある。この画像
形成装置は、荷電性の粉体現像剤を担持する現像剤担持
ローラと、現像剤担持ローラに所定の間隔を置いて対向
する背面電極と、現像剤担持ローラ上の現像剤を背面電
極に向けて付勢する電界を形成するための電源を有す
る。現像剤担持ローラと背面電極との間には隔壁が配置
され、この隔壁と背面電極との間に記録媒体の通過でき
る空間が形成されている。隔壁は、現像剤担持ローラと
背面電極との対向する領域に位置する部分に、複数の貫
通孔が形成されている。また、隔壁は、各貫通孔の周囲
に個別電極を有し、各個別電極が駆動電源に接続されて
いる。
【0003】この画像形成装置によれば、作成すべき画
像に基づく画像信号に対応した電圧が駆動電源から個別
電極に印加される。このとき、印加電圧は、現像剤担持
ローラに保持されている現像剤を背面電極に向けて電気
的に付勢する極性を有する。従って、この印加電圧によ
り生じる付勢力と、現像剤担持ローラと背面電極との間
に形成されている電界の付勢力との協力により、印加さ
れた個別電極に対向する位置にある一群の現像剤が現像
剤担持ローラから分離し、対応する貫通孔を介して、隔
壁と背面電極との間を移動中の記録媒体に到達し、この
記録媒体上に現像剤のドットが形成される。そして、ド
ットの集合により記録媒体上に目的の画像が作成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成装
置の一形態として、画素数を増やす目的から、現像剤担
持ローラの軸と平行な複数の線に沿って多数の貫通孔を
配置するとともに各貫通孔の近傍に個別電極を配置した
複数列型が知られている。しかしながら、この画像形成
装置では、現像剤担持ローラ上の現像剤は、その一部が
現像剤担持ローラの回転方向に関して上流側で消費さ
れ、残りの現像剤が下流側で消費される形態であるた
め、下流側の貫通孔に対向する現像剤担持ローラ部分に
保持されている現像剤量が、上流側の貫通孔に対向する
現像剤担持ローラ部分に保持されている現像剤量よりも
少ない事態が生じる。その結果、上流側の個別電極と下
流側の個別電極に同一の電圧を印加した場合に、それぞ
れにより形成されるドットの濃度が違うという事態が生
じる。
【0005】そこで、本発明は、上流側の貫通孔を通過
する現像剤量と下流側の貫通孔を通過する現像剤量を等
しくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る画像形成装置は、荷電性の粉
体現像剤を担持し所定の方向に搬送する現像剤担持体
と、現像剤担持体の現像剤搬送方向とほぼ直交する方向
に伸びる第1の線に沿って配置された複数の第1の貫通
孔と、現像剤の搬送方向に関して第1の線の下流側に位
置する第2の線に沿って配置された複数の第2の貫通孔
とを有する非導電材料からなる隔壁と、各貫通孔の近傍
に配置された個別電極と、各個別電極に電圧を印加し、
この個別電極とこれに対向する現像剤担持体部分との間
の電界強度を変化させ、これにより、この現像剤担持体
部分に担持されている現像剤を現像剤担持体部分から分
離し、個別電極に対応する貫通孔を介して飛翔させ、隔
壁を挟んで現像剤担持体の反対側にある記録媒体に付着
させる出力部と、隣接する第1の貫通孔の間に配置され
た第1の電極と、隣接する第2の貫通孔の間に配置され
た第2の電極と、第1の電極に電圧を印加し、第1の電
極とこれに対向する現像剤担持体部分との間に、第1の
電極からこの現像剤担持体部分に向かう方向に現像剤を
付勢する電界を発生させる第1の出力部と、第2の電極
に電圧を印加し、第2の電極とこれに対向する現像剤担
持体部分との間に、第2の電極からこの現像剤担持体部
分に向かう方向に現像剤を付勢する電界を発生させる第
2の出力部とを有し、第1の出力部により発生させる電
界の強度を、第2の出力部により発生させる電界の強度
より大きく設定することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る
粉体現像剤噴射式画像形成装置における画像作成部10
の概略構成を示す。画像作成部10は、導電性の材料か
らなる現像剤担持ローラ(現像剤担持体)12を有す
る。現像剤担持ローラ12は矢印14で示す方向に回転
自在に支持されている。また、現像剤担持ローラ12
は、第1のバイアス電源16に接続され、所定の電圧
(本実施形態では負極性のバイアス電圧VB1)が印加で
きるようにしてある。現像剤担持ローラ12の外周には
粉体の現像剤18が担持されており、この現像剤18は
所定の極性(本実施形態では負極性)に帯電されてい
る。
【0008】現像剤担持ローラ12の下方には、この現
像剤担持ローラ12と所定の間隔をあけて背面電極ロー
ラ(背面電極)20が、現像剤担持ローラ12と平行に
設けてある。背面電極ローラ20は矢印22で示す方向
に回転自在に支持されている。また、背面電極ローラ2
0は第2のバイアス電源24に接続され、所定の電圧
(本実施形態では正極性のバイアス電圧VB2)が印加で
きるようにしてある。バイアス電圧VB1、VB2の値は、
現像剤担持ローラ12と背面電極ローラ20との電位差
によってそれらの間に形成される電界により、現像剤担
持ローラ12に担持されている負極帯電現像剤18が背
面電極ローラ20に向けて吸引されるが、その吸引力だ
けでは現像剤18が現像剤担持ローラ12から分離しな
いように調節されている。
【0009】現像剤担持ローラ12と背面電極ローラ2
0との間には隔壁26が配置されている。現像剤担持ロ
ーラ12と隔壁26の間隔は、現像剤担持ローラ12に
保持されている現像剤18が隔壁26との接触により掻
き取られないように、両者の間に僅かの隙間を設ける
か、または両者の接触圧を最小限に抑えるように設定す
る。他方、背面電極ローラ20と隔壁26の間隔は、こ
れらの間を記録媒体28(例えば、紙、樹脂フィルム)
が通過できると共に、後に説明するように、この記録媒
体28に付着した現像剤18が隔壁26と接触しない程
度の空間30が形成されるように設定する。
【0010】隔壁26は非導電性材料からなる薄い板で
形成されている。図1、2に示すように、隔壁26の一
部、すなわち現像剤担持ローラ12と背面電極ローラ2
0とが対向する領域(印刷領域32)に含まれる部分に
は、この隔壁26を貫通する複数の孔34が、現像剤担
持ローラ12の中心軸と平行な2つの線上に、所定の間
隔をあけて形成されている。具体的には、図2(a)、
(b)に示すように、貫通孔34は、現像剤担持ローラ
12の中心軸と平行に伸びる第1の線35aとこれと平
行な第2の線35bに沿って、等間隔に、且つ、線35
a、35bと直交する方向から見たときに第1の線35
a上にある貫通孔34aの間に第2の線35b上にある
貫通孔34bが位置するように(つまり、千鳥状に)配
置されている。隔壁26はまた、その表面又は内部に、
各貫通孔34についてこれを囲むリング状の個別電極3
6と、各個別電極36の間に設けられたシールド電極3
7とを備えている。
【0011】シールド電極37は、第1の線35a上の
貫通孔列34aと第2の線35b上の貫通孔列34bと
の中間で分割された2つのシールド電極37aと37b
からなり、それぞれ第3、第4のバイアス電源38、3
9に接続され、それぞれ所定の電圧VB3、VB4が印加さ
れるようになっている。個別電極36は電源回路40を
介してコントローラ42に接続されており、このコント
ローラ42は、画像形成装置で作成する画像に対応した
信号を受け、電源回路40に信号を送り、この信号に基
づいて電源回路40が各個別電極36にパルス電圧44
を印加するようにしてある。
【0012】以下の説明では、適宜、印刷領域32にお
ける現像剤担持ローラ12の移動方向に関して上流側に
位置する線35a上の貫通孔を「上流貫通孔34a」、
下流側に位置する線35b上の貫通孔を「下流貫通孔3
4b」と呼び、上流貫通孔34aの個別電極を「上流個
別電極36a」、下流貫通孔34bの個別電極を「下流
個別電極36b」と呼ぶ。また、各上流個別電極36a
の間に設けられたシールド電極を「上流シールド電極3
7a」、各下流個別電極36bの間に設けられたシール
ド電極を「下流シールド電極37b」と呼ぶ。
【0013】このように構成された画像作成部10の画
像作成動作時、記録媒体28が印刷領域32に運ばれる
と、この記録媒体28と同期を取って、コントローラ4
2より上流個別電極36aと下流個別電極36bにそれ
ぞれ所定のパルス電圧44(本実施形態では正極性)が
印加される。
【0014】個別電極36にパルス電圧44が印加され
ることにより、この個別電極36とこれに対向する現像
剤担持ローラ部分との間には、この現像剤担持ローラ部
分に保持されている負極性現像剤18を背面電極ローラ
20に向けて付勢する新たな電界が形成される。この新
たに形成された電界は、すでに第1と第2のバイアス電
源16、24により現像剤担持ローラ12と背面電極ロ
ーラ20との間に形成されている電界と相俟って、現像
剤担持ローラ部分に担持されている一群の現像剤18を
現像剤担持ローラ12から分離し、飛翔させる。
【0015】飛翔した現像剤の集団は対応する貫通孔3
4を通り、この貫通孔34に対向する記録媒体部分に付
着してドットを形成する。そして、このようにして形成
された多数のドットの集合により目的の画像が作成され
る。なお、記録媒体28に付着した現像剤は記録媒体2
8と共に図示しない定着工程に運ばれ、そこで加熱溶融
されて記録媒体28に固定される。
【0016】次に、個別電極36に印加するパルス電圧
44の波形について説明する。図3(a)に示すよう
に、パルス44の電圧値は、時刻t0において基準電圧
REFから最大値(ピーク電圧)VPEAKに一気に上昇す
る。ピーク電圧VPEAKは所定時間維持され、その後、電
圧値は時刻t1の時点で基準電圧VREFまで低下する。
【0017】パルス44の波形は図3(a)に示すもの
に限らず、例えば図3(b)に示す波形のものでもよ
い.具体的には、図3(b)は、図3(a)のパルスの
変形例を示し、電圧値がピーク電圧VPEAKになってから
所定時間経過した時刻t2の時点で、電圧値をピーク電
圧VPEAKからVI(<VPEAK)まで低下させたものであ
る。
【0018】次に、シールド電極37に印加する電圧V
B3、VB4の極性及びその作用について以下に説明する。
一般的に、個別電極に印加するときに発生する電界は、
この上方の現像剤担持ローラ部分に担持された現像剤だ
けでなく、該現像剤担持ローラ部分の周囲に担持された
現像剤に対しても影響を与える。その結果、ある個別電
極に電圧を印加したときに、これに隣接する個別電極に
よって飛翔量を制御すべき現像剤に対しても飛翔電界に
影響を与え、飛翔量を変化させてしまうというクロスト
ークの問題が生じる。これを解消するために、隣接する
貫通孔の間にシールド電極を設ける方法が特開平第6−
210893号に開示されている。
【0019】しかしながら、貫通孔34が複数列に配置
された形態の画像形成装置においては、ある上流個別電
極36aに電圧を印加すると、シールド電極37aによ
り上述のクロストークを避けることはできても、下流側
で消費すべき現像剤が上流側で消費され、その結果、上
記上流個別電極36aの下流側に位置する貫通孔34b
を通過する現像剤量が、上記上流個別電極36aに対応
する貫通孔34aを通過する現像剤量より少なくなるこ
とが避けられない。
【0020】一方で、シールド電極37に印加する電圧
B3、VB4と現像剤担持ローラ12に印加するバイアス
電圧VB1との電位差により生じる、現像剤18をシール
ド電極37から現像剤担持ローラ12に向かう方向に付
勢する力(隣り合う個別電極36に発生する電界の互い
の影響を減少させる意味で、以下シールド力と呼ぶ。)
が大きいほど、個別電極36に電圧を印加する際の現像
剤担持ローラ12から背面電極20に向けて現像剤18
を付勢する力を小さくする作用を有するので、該個別電
極36に対応する貫通孔34を通る現像剤量は減少する
(本実施形態では、シールド電極37に印加する電圧が
負極性で且つその絶対値が大きいほど、貫通孔34を通
過する現像剤量が減少する。)。
【0021】そこで、本発明者は、上流シールド電極3
7aに印加するバイアス電圧VB3によるシールド力を、
下流シールド電極37bに印加するバイアス電圧VB4
よるシールド力より大きく設定することにより、上流側
で飛翔する現像剤量と下流側で飛翔する現像剤量を等し
くすることを見出した。
【0022】以下の実験条件のもとで、図3(b)に示
す波形のパルス電圧を上流及び下流個別電極36a、3
6bともに印加するともに、上流シールド電極37aと
下流シールド電極37bにそれぞれバイアス電圧VB3
B4を印加し、記録媒体28に印字された画像の濃度を
測定した。 (1)実験条件 ・現像剤:ミノルタ製フルカラーレーザプリンタ(商品
名:Color Page Pro PS)用黒トナー ・解像度:200dpi ・貫通孔の内径:100μm ・上流側と下流側(すなわち線35aと線35b)との
距離:380μm ・VB1:0V ・VB2:+750V ・現像剤担持ローラ回転速度:150mm/sec ・記録媒体搬送速度:75mm/sec (2)個別電極に印加するパルス電圧 ・VREF:−50V ・VI:+300V ・VPEAK:+550V ・t1−t0:80μsec ・t2−t0:30μsec (C)シールド電極に印加するバイアス電圧 ・VB3:−100、−50、0V ・VB4:−100、−50、0、+50V
【0023】実験の結果を図4に示す。図4(a)は、
上流シールド電極37aに印加するバイアス電圧VB3
0Vに設定した場合における、下流シールド電極37b
に印加するバイアス電圧VB4と、下流貫通孔34bを通
過する現像剤18により記録媒体28上に形成されるド
ットの濃度(以下、これを下流画像濃度(Image Densit
y)と呼び、また、上流側の貫通孔34aの場合、上流画
像濃度と呼ぶ。)との関係を示す。上流シールド電極3
7aによるシールド力が弱いために、本来なら下流貫通
孔34bで飛翔すべき現像剤18も上流貫通孔34aか
ら飛翔しており、このため、上流画像濃度(図の一点鎖
線)に比べて下流画像濃度が小さいことが図からわか
る。
【0024】図4(b)は、上流シールド電極37aに
印加するバイアス電圧VB3を−50Vに設定した場合に
おける、下流シールド電極37bに印加するバイアス電
圧V B4と下流画像濃度との関係を示す。図4(a)に比
べて上流シールド電極37aによるシールド力が強いた
めに、上流貫通孔34aで飛翔する現像剤18は図4
(a)の場合より減少する。しかしながらまだ、下流貫
通孔34bで飛翔すべき現像剤18も上流貫通孔34a
から飛翔している。したがって、上流側で飛翔する現像
剤量と下流側で飛翔する現像剤量の差が見られる(ただ
し、図4(a)の場合に比べて下流貫通孔34bを通過
する現像剤量は増加しているので、この差が小さくなっ
ている。)。
【0025】図4(c)は、上流シールド電極37aに
印加するバイアス電圧VB3を−100Vに設定した場合
における、下流シールド電極37bに印加するバイアス
電圧VB4と下流画像濃度との関係を示す。上流シールド
電極37aによるシールド力が十分強いために、上流個
別電極36aに電圧を印加することで発生する電界は、
下流貫通孔34bで飛翔する現像剤量に影響を及ぼさな
い。また、下流シールド電極37bに印加するバイアス
電圧VB4は、そのシールド力が大きいほど(グラフで左
方向)下流貫通孔34bから飛翔する現像剤量が減少す
ることが、図4(c)からわかる(図4(a)、(b)
にもその傾向が現われている。)。
【0026】さらに、図4(c)から、上流シールド電
極37aに印加するバイアス電圧V B3を−100Vに設
定し、下流シールド電極37bに印加するバイアス電圧
B4を約−25Vに設定することで、上流画像濃度と下
流画像濃度を等しくできることがわかる。
【0027】以上、本発明の具体的実施形態を説明した
が、本発明はそれらに限定されるものでなく種々改変可
能である。例えば、上記実施形態では、貫通孔34(及
び個別電極36)は2列に配置されていたが、3列以上
の構成でもよい。この場合、シールド電極37を各列に
それぞれ設け、上流側から下流側に向かうほどシールド
電極37のシールド力を小さくすれば、各貫通孔列の現
像剤飛翔量を等しくさせることが可能である。
【0028】また、貫通孔34、個別電極36、シール
ド電極37の配置及びそれらの大きさは様々である。例
えば、図5、図6はともに4列の場合を示しているが
(見やすいように貫通孔は省略した。)、図5は各個別
電極36に対してシールド電極37を個別に配設した例
を示し、図6は、上流側と下流側の2列(線35a、3
5d上)では各個別電極36に対して個別にシールド電
極37を配設し、その間の2列(線35b、35c上)
では各列の全ての個別電極36に対応して共通のシール
ド電極37を設けた例である。
【0029】加えて、現像剤担持ローラ12と背面電極
ローラ20に印加するバイアス電圧VB1、VB2の極性及
び大きさ、現像剤18の極性は、以上に説明した現像剤
の飛翔に悪影響を与えない範囲で変更できる。
【0030】さらにまた、現像剤担持体12及び背面電
極20はローラに限るものでなく、ベルト、剛性の板で
あってもよい。要するに、現像剤担持体は現像剤を担持
できる部材であればよく、背面電極は、現像剤担持体と
協働して、現像剤担持体に保持されている現像剤を背面
電極に向けて吸引できることができるものであればよ
い。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る複数列型画像形成装置によ
れば、上流側で現像剤が消費された場合でも、上流貫通
孔を通じて飛翔した量とほぼ同等量の現像剤を、下流貫
通孔を介して飛翔し、記録媒体上には一定の濃度のドッ
トで画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の画像作成部を模
式的に示した断面図。
【図2】 (a)画像作成部の拡大断面図。(b)個別
電極とシールド電極の平面配置図。
【図3】 個別電極に印加されるパルスの波形図。
【図4】 上流及び下流シールド電極に印加する電圧を
変えたときの、上流画像濃度と下流画像濃度の関係を表
わすグラフ。
【図5】 貫通孔が4列の場合における、個別電極とシ
ールド電極の平面配置図。
【図6】 貫通孔が4列の場合における、個別電極とシ
ールド電極の別の平面配置図。
【符号の説明】
10:画像作成部、12:現像剤担持ローラ、16:第
1のバイアス電源、18:現像剤、20:背面電極ロー
ラ、24:第2のバイアス電源、26:隔壁、28:記
録媒体、34a:上流貫通孔、34b:下流貫通孔、3
6a:上流個別電極、36b:下流個別電極、37a:
上流シールド電極、37b:下流シールド電極、38:
第3のバイアス電源、39:第4のバイアス電源、4
4:パルス電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電性の粉体現像剤を担持し所定の方向
    に搬送する現像剤担持体と、 現像剤担持体の現像剤搬送方向とほぼ直交する方向に伸
    びる第1の線に沿って配置された複数の第1の貫通孔
    と、現像剤の搬送方向に関して第1の線の下流側に位置
    する第2の線に沿って配置された複数の第2の貫通孔と
    を有する非導電材料からなる隔壁と、 各貫通孔の近傍に配置された個別電極と、 各個別電極に電圧を印加し、この個別電極とこれに対向
    する現像剤担持体部分との間の電界強度を変化させ、こ
    れにより、この現像剤担持体部分に担持されている現像
    剤を現像剤担持体部分から分離し、個別電極に対応する
    貫通孔を介して飛翔させ、隔壁を挟んで現像剤担持体の
    反対側にある記録媒体に付着させる出力部と、 隣接する第1の貫通孔の間に配置された第1の電極と、 隣接する第2の貫通孔の間に配置された第2の電極と、 第1の電極に電圧を印加し、第1の電極とこれに対向す
    る現像剤担持体部分との間に、第1の電極からこの現像
    剤担持体部分に向かう方向に現像剤を付勢する電界を発
    生させる第1の出力部と、 第2の電極に電圧を印加し、第2の電極とこれに対向す
    る現像剤担持体部分との間に、第2の電極からこの現像
    剤担持体部分に向かう方向に現像剤を付勢する電界を発
    生させる第2の出力部とを有し、 第1の出力部により発生させる電界の強度を、第2の出
    力部により発生させる電界の強度より大きく設定するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP7028199A 1999-03-16 1999-03-16 画像形成装置 Pending JP2000263832A (ja)

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