JP2000263716A - 易剥離性多層延伸フィルム - Google Patents

易剥離性多層延伸フィルム

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JP2000263716A
JP2000263716A JP6663099A JP6663099A JP2000263716A JP 2000263716 A JP2000263716 A JP 2000263716A JP 6663099 A JP6663099 A JP 6663099A JP 6663099 A JP6663099 A JP 6663099A JP 2000263716 A JP2000263716 A JP 2000263716A
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film
layer
stretched film
polymer
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Kohei Endo
浩平 遠藤
Akira Goto
陽 後藤
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの縦延伸工程での剥離がなく、延伸
性が良好で切断が少なく、厚み斑が良好な易剥離性多層
延伸フィルム及びこれから剥離した光透過率が高く、剥
離時に引き裂きによる切断が起こらないポリエステルフ
ィルムを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなる第1ポリマー層の
少なくとも1層と該ポリマー層と非相溶な熱可塑性樹脂
からなる第2ポリマー層の少なくとも1層とが隣接して
おり、これら2層間の層間接着力が0.1〜20g/c
mの範囲にあり、最外層の少なくとも1層が第1ポリマ
ー層からなり、かつ第2ポリマー層と第1ポリマー層と
が交互に存在する多層延伸フィルムであって、第1ポリ
マー層を構成する熱可塑性樹脂が第三成分の共重合比が
10〜50mol%の共重合体ポリエステルであり、第
2ポリマー層を構成する熱可塑性樹脂がエチレン共重合
比が3〜20mol%であるエチレン共重合ポリプロピ
レンであり、第1ポリマー層の厚みが1〜5μmであ
り、かつ第2ポリマー層の厚みが6〜50μmであるこ
とを特徴とする多層延伸フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は互いに非相溶なポリ
マー層を隣接積層した易剥離性多層延伸フィルムに関
し、さらに詳しくは、多層フィルムが縦延伸工程におい
て層間剥離を起こさない十分な接着力を持ち、延伸性が
良好で切断が少なく、厚み斑が良好であり、かつ延伸後
或いは加工後の層間剥離は容易に行えるが、剥離するフ
ィルム層が引き裂け難い、易剥離性多層延伸フィルムに
関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムを光学用途に用いる場合、一般
的に、高い光透過率が求められる。光透過率の向上法と
しては、フィルム素材の透明性を向上させる方法とフィ
ルムの厚みを薄くする方法が考えられる。
【0003】フィルムを薄くする方法においては、薄い
が故に加工工程において切断が起こり易かったり、ハン
ドリング性が低下したりする。このため、製品フィルム
と非相溶な素材のキャリヤーフィルムを積層補強して加
工を行い、加工完了後、加工された製品フィルムをキャ
リヤーフィルムから剥離し巻き取ることで、この問題を
軽減させる(特開昭64−14092号公報、特開平0
4−7198号公報等)ことが提案されている。さら
に、特開昭60―178031号公報は、キャリアフィ
ルムであるポリプロピレンの極限粘度と融点を規定し、
切断、厚み斑の良好な極薄フィルムの製造方法を提案し
ている。また、特開昭60―178031号公報は、ポ
リプロピレンの融点を100〜150℃とすると、延伸
性が良好となるとしているが、厚み構成範囲については
何ら触れていないし、第1ポリマー層もポリエチレンテ
レフタレートと限定されている。さらに、フィルムを薄
くすることによる引き裂き性を改良する方法について何
ら記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の問題
点を改善するために、ポリプロピレンからなる第2ポリ
マー層の厚みを厚くすると、未延伸フィルムの総厚みも
厚くなり、縦延伸工程のロール上でフィルムが剥離する
ことになる。この弊害を防止するには、未延伸フィルム
の接着性を改善する必要がある。
【0005】本発明の課題は、光学用途に有用な透明性
を有し、延伸工程で層間剥離が生じなく、延伸性に優
れ、厚み斑が良好で、かつ延伸後又は加工後の層間剥離
時に引き裂きトラブルが生じ難い易剥離性多層延伸フィ
ルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意研究した結果、第1ポリマー層を構成す
るポリマーに共重合ポリエステルを用い、かつ第2ポリ
マー層を構成するポリマーにエチレン共重合比が3〜2
0mol%、好ましくは3〜10mol%のエチレン共
重合ポリプロピレン、特にランダム共重合体を用いる
と、未延伸フィルムの接着性が十分に得られて縦延伸工
程でのフィルム剥離が避けられ、さらに延伸性が良好で
切断も少なく、厚み斑が良好であり、かつ延伸後又は加
工後の剥離でフィルムの引き裂きトラブルが生じ難い易
剥離性多層延伸フィルムが得られることを知見し、本発
明に至った。
【0007】すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂からな
る第1ポリマー層の少なくとも1層と該ポリマー層と非
相溶な熱可塑性樹脂からなる第2ポリマー層の少なくと
も1層とが隣接しており、これら2層間の層間接着力が
0.1〜20g/cmの範囲にあり、最外層の少なくと
も1層が第1ポリマー層からなり、かつ第2ポリマー層
と第1ポリマー層とが交互に存在する多層延伸フィルム
であって、第1ポリマー層を構成する熱可塑性樹脂が第
三成分の共重合比が10〜50mol%の共重合ポリエ
ステルであり、第2ポリマー層を構成する熱可塑性樹脂
がエチレン共重合比が3〜20mol%のエチレン共重
合ポリプロピレンであり、第1ポリマー層の厚みが1〜
5μmであり、かつ第2ポリマー層の厚みが6〜50μ
mであることを特徴とする易剥離性多層延伸フィルムで
ある。
【0008】この易剥離性多層延伸フィルムは、好まし
くは、第1ポリマー層の平均厚みが1〜10μm以上で
ある態様を、第1ポリマー層の引き裂き強度が1.0〜
2.0kg/mmである態様を、また第1ポリマー層の
365nmにおける光透過率が85〜95%である態様
を、さらにまたエチレン共重合ポリプロピレンがランダ
ム共重合体である態様を包含する。
【0009】本発明において、第2ポリマー層を構成す
る熱可塑性樹脂はエチレン共重合比が3〜20mol%
のエチレン共重合ポリプロピレンである。このエチレン
共重合ポリプロピレンのエチレン比が3mol%より小
さい場合、第1ポリマー層と第2ポリマー層で構成され
る未延伸フィルムの接着強度が十分に得られず、縦延伸
工程で剥離を起こし横延伸工程で切断したり、表面欠点
の原因になる。一方、エチレン比が20mol%より大
きくなると、延伸性が悪くなり、安定に製膜ができな
い。よって、第2ポリマー層のエチレン共重合比は3〜
20mol%がある必要がある。
【0010】また、共重合構造はエチレン−プロピレン
共重合体であれば特に限定はしないが、ランダム共重合
体、ブロック共重合体が好ましい。この中でも、表面性
が良好となるエチレンランダム共重合ポリプロピレンが
特に好ましい。
【0011】本発明におけるエチレン共重合ポリプロピ
レンは、多層フィルムをキャスティングするとき該フィ
ルムのキャスティングドラムへの静電密着性を十分なも
のとするために、スルホン酸四級ホスホニウム塩を0.
001〜1wt%含有することが好ましい。
【0012】また、エチレン共重合ポリプロピレンは第
1ポリマー層を構成する熱可塑性樹脂の融点(Tm)よ
り15℃高い温度での溶融状態における体積固有抵抗値
が、50Hzの交流電圧の測定条件において、0.5×
109Ω・cm以下であることが好ましい。体積固有抵抗
値がこの範囲にあると、キャスティングの際に多層フィ
ルムへの静電荷の印加が強くなり、冷却ドラムと多層フ
ィルムとの密着が良好なものとなる。
【0013】また、前記エチレン共重合ポリプロピレン
には、多層延伸フィルムから剥離分離した第2ポリマー
層フィルムの巻き取り性を向上させるために、平均粒径
が0.001〜5.0μm程度の有機や無機の微粒子
を、例えば0.01〜2.0wt%の割合で配合含有さ
せることが好ましい。かかる微粒子としては、例えば乾
式シリカ、湿式シリカ、乾式シリカ、ゼオライト、炭酸
カルシウム、リン酸カルシウム、カオリン、カオリナイ
ト、クレイ、タルク、酸化チタン、アルミナ、ジルコニ
ア、水酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、
炭化珪素、酸化銀等の無機微粒子、架橋アクリル樹脂粒
子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、架
橋シリコーン樹脂粒子等の有機粒子を挙げることができ
る。
【0014】さらにまた、前記エチレン共重合ポリプロ
ピレンには、必要に応じて、酸化防止剤、帯電防止剤、
着色剤、顔料、傾向増白剤、可塑剤、紫外線吸収剤、他
の樹脂等を添加することができる。
【0015】本発明において、第1ポリマー層を構成す
る、第2ポリマー層と非相溶な熱可塑性樹脂は第三成分
の共重合比が10〜50mol%の共重合ポリエステル
である。この共重合ポリエステルはジカルボン酸成分と
グリコール成分からなる線状ポリエステルである。
【0016】この共重合ポリエステルを構成する主たる
ジカルボン酸成分としては、例えばテレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニールジカルボン酸、ジフェニールエーテルジカルボン
酸等を挙げることができる。これらの中、テレフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が好ましい。
【0017】また、主たるグリコール成分としては、例
えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル等を挙げることができる。これらの中、エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオールが好ましく、特にエチ
レングリコールが好ましい。
【0018】前記共重合ポリエステルは主たるジカルボ
ン酸成分又はグリコール成分のほかに他のジカルボン酸
成分又はグリコール成分が10〜50mol%、好まし
くは11〜30mol%の割合で共重合されていること
が必要である。例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト、ポリブチレンテレフタレート又はポリヘキサメチレ
ンテレフタレートに、それぞれ他のジカルボン酸成分或
いはグリコール成分が10〜50mol%、好ましくは
11〜30mol%の割合で共重合されている必要があ
る。
【0019】かかる共重合ポリエステルの中、イソフタ
ル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート、さらに
ポリブチレンテレフタレート又はポリヘキサメチレンテ
レフタレートとポリエチレンテレフタレートを溶融混合
して得られた共重合体が引き裂き強度良好であり、かつ
また多層フィルムから剥離したポリエステル層フィルム
の機械的特性や熱的特性等が優れたものとなるため好ま
しい。
【0020】この共重合成分としては、ポリエチレンテ
レフタレートの場合には、酸成分としてイソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニ
ルジカルボン酸等を好ましく挙げることができ、またグ
リコール成分としてプロピレングリコール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール等を好ましく挙げることができ
る。ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートの共重合成分としては、酸成分としてテレフタル
酸、イソフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸
等を好ましく挙げることができ、またグリコール成分と
して1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール等を好ましく挙げ
ることができる。ポリブチレンテレフタレートの共重合
成分としては、酸成分としてイソフタル酸、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸、4、4’−ジフェニルジカルボ
ン酸等を好ましく挙げることができ、またグリコール成
分としてエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール等を好ましく挙げ
ることができる。また、ポリヘキサメチレンテレフタレ
ートの共重合成分としては、酸成分としてイソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4、4’−ジフ
ェニルジカルボン酸等を好ましく挙げることができ、ま
たグリコール成分としてエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペン
タンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等を好
ましく挙げることができる。
【0021】上記のポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート、ポ
リブチレンテレフタレートおよびポリヘキサメチレンテ
レフタレートの共重合成分としては上記の成分の他に、
例えばヘキサヒドロテレフタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジカルボン酸等のジカルボン酸成分、
1,3−プロパンジオール、ポリエチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ビスフェノールAのアル
キレンオキシド付加物等のグリコール成分を挙げること
ができる。
【0022】上記共重合ポリエステルは、その製造方法
によって限定されるものでなく、例えばポリマー製造時
に共重合体としたもや、共重合成分を含むポリエステル
と共重合成分を含まないホモポリエステルとをブレンド
し、溶融混練することによって共重合体としたものであ
ってもよい。
【0023】第1ポリマー層を構成する共重合ポリエス
テルは、融点(Tm)より15℃高い温度での溶融状態
における体積抵抗値が、50Hzの交流電圧の測定条件
において、0.5×109Ω・cm以下であることが好ま
しい。体積固有抵抗値がこの範囲にあると、キャスティ
ングの際に多層フィルムへの静電荷の印加が強くなり、
冷却ドラムと多層フィルムとの密着が良好なものとな
る。
【0024】かかる体積固有抵抗値を有する共重合ポリ
エステルは、例えばアルカリ金属塩を有する化合物が配
合されているか、またはスルホン酸四級ホスホニウム塩
が混合若しくは共重合されているかで得ることができ
る。この共重合ポリエステルを用いると、多層フィルム
と冷却ドラムとの良好な密着性を得ることができる。
【0025】また、前記共重合ポリエステルには、剥離
分離したフィルムの巻き取り性を向上させ、且つ各用途
の必要とされる表面性をもたせるために、平均粒径が
0.001〜5.0μm程度の有機や無機の微粒子を、
例えば0.01〜2.0wt%の割合で配合含有させる
ことが好ましい。
【0026】かかる微粒子としては、例えば乾式シリ
カ、湿式シリカ、ゼオライト、炭酸カルシウム、リン酸
カルシウム、カオリン、カオリナイト、クレイ、タル
ク、酸化チタン、アルミナ、ジルコニア、水酸化アルミ
ニウム、酸化カルシウム、グラファイト、カーボンブラ
ック、酸化亜鉛、炭化珪素、酸化銀等の無機微粒子、架
橋アクリル樹脂粒子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、メラ
ミン樹脂粒子、架橋シリコーン樹脂粒子等の有機粒子を
挙げることができる。また、第1ポリマー層には、必要
に応じて潤滑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、顔
料、傾向増白剤、可塑剤、紫外線吸収剤、他の樹脂等を
添加することができる。
【0027】本発明における多層延伸フィルムの厚み構
成は、第2ポリマー層のエチレン共重合ポリプロピレン
の厚みが6〜50μm、好ましくは6〜20μmであ
る。この厚みが6μmより薄くなるとコーティング等の
フィルム加工時にしわが発生しその効果が得られない。
一方、50μmより厚くすると、縦延伸工程での層間剥
離が押さえられず十分なフィルムが得られない。よっ
て、第2ポリマー層の厚みは6〜50μm、好ましくは
6〜20μmが好ましい。
【0028】第1ポリマー層については、剥離り後の単
層フィルムを光学用途で使用するため、光透過率が高い
方が好ましい。この光透過率を高くするためには、第1
ポリマー層の厚みは薄い方が好ましい。現状使用されて
いる20μm程度の光学用フィルムよりも優れた光学特
性を出すためには、第1ポリマー層の厚みは5μm以下
であることが好ましい。一方、この厚みが1μm未満と
なると、引き裂き強度が低下し剥離する際の歩留まりを
下げる。よって、第1ポリマー層の厚み範囲は1〜5μ
mであり、好ましくは1.5〜5μm、特に好ましくは
2〜4nmである。そして光学用途には、第1ポリマー
層の365nmにおける光透過率は85〜98%、さら
には85〜96%であることが好ましい。
【0029】前記した共重合ポリエステル以外のポリマ
ーを用いる場合、第1ポリマー層を薄くすると、多層延
伸フィルムから剥離する際に引き裂きを起こし、十分な
歩留まりを得られない。そのため、第1ポリマー層のポ
リマー素材としては、良好な引き裂き強度を保有させる
点からも、前記した共重合ポリエステルを使用すること
が必要である。
【0030】本発明における多層延伸フィルムは、第1
ポリマー層の少なくとも1層と第2ポリマー層の少なく
とも1層とが隣接し、かつ最外層の少なくとも1層が第
1ポリマー層からなる構成であれば、その層数は特に限
定されない。ただし、3層以上の多層延伸フィルムであ
るときには、第1ポリマーと第2ポリマー層とは交互に
存在するようにする。
【0031】この層構成の具体例を、第1ポリマー層の
ポリエステル層をE層、第2ポリマー層のエチレン共重
合ポリプロピレン層をO層として説明すると、E層/O
層からなる2層フィルム、E層/O層/E層からなる3
層フィルム、E層/O層/E層/O層/E層からなる5
層フィルム等を好ましく挙げることができる。この中、
E層/O層/E層からなる3層フィルムが特に好まし
い。
【0032】本発明における多層延伸フィルムは、第1
ポリマー層と第2ポリマー層の層間接着力が0.1〜2
0g/cm以下であり、特に0.1〜10g/cm以下
であることが好ましい。この層間接着力が0.1g/c
mより小さいと、多層延伸フィルムをロール状に巻いて
保管する際や搬送する際に層間剥離や層間ずれが起こ
り、皺、破れなどのトラブルが生じ、また延伸処理に供
する前に多層延伸フィルムが剥離するトラブルが発生す
ることがある。一方、この層間接着力が20g/cmを
超えると、層間接着力が強すぎて多層フィルムを分離す
る際にフィルムが破れたり、ピンホールが生じたりする
ため好ましくない。
【0033】第1ポリマー層と第2ポリマー層との接着
力を調整するために、所望により、エチレン共重合ポリ
プロピレンに潤滑剤を例えば0.001wt%、更には
0.005〜0.5wt%配合することができる。
【0034】この潤滑剤は、常温で液体であっても固体
であってもよいが、融点或いは軟化点が200℃以下の
ものであることが好ましい。この潤滑剤の具体例とし
て、下記のものを挙げることができ、これらの2種類以
上を用いてもよい。
【0035】A.脂肪族炭化水素:流動パラフィン、マ
イクロクリスタリンワックス、天然パラフィン、合成パ
ラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワッ
クス等 B.高級脂肪酸またはその金属塩:ステアリン酸、ステ
アリン酸カルシウム、ヒドロキシステアリン酸、硬化
油、モンタン酸ナトリウム等 C.脂肪族アミド:ステアリン酸アミド、オレイン酸ア
ミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ベヘンア
ミド、メチレンビスステアラミド等 D.脂肪酸エステル:n−ブチルステアレート、メチル
ヒドロキシステアレート、ミリシルセロチネート、高ア
ルコール脂肪酸エステル、エステル系ワックス等 E.脂肪酸ケトン:ケトンワックス等 F.脂肪アルコール:ラウリルアルコール、ステアリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール
等 G.脂肪酸と多価アルコールの部分エステル:グリセリ
ン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸トリグリセ
リド、ソルビタン酸エステル等 H.非イオン系界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル等 I.シリコン油:直鎖状メチルシリコン油、メチルフェ
ニルシリコン油、変成シリコン油等 J.フッ素系界面活性剤:フルオロアルキルカルボン
酸、パーフルオロアルキルカルボン酸、モノパーフルオ
ロアルキルエチルリン酸エステル、パーフルオロアルキ
ルスルホン酸塩等
【0036】本発明における多層延伸フィルムは、一軸
延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれでもよいが、
特に二軸延伸フィルムが二軸方向の機械特性に優れるた
め好ましい。未延伸フィルムの場合には、総厚みが96
〜720μm、特に150〜400μmであり、第2ポ
リマー層の1層当たりの未延伸フィルム厚みが72〜2
50μm、特に120〜250μmであることが光学特
性、縦延伸工程剥離性の面から好ましい。
【0037】製膜の際には第2ポリマー層中の異物を除
去し、フィッシュアイを軽減するためにフィルターを使
用することが好ましい。このとき、フィルターの平均目
開きは35μm以下が好ましく、更に28μm以下にす
ることが好ましい。
【0038】フィルターの材質は金属でもセラミックで
も構わないが、再生使用できることからステンレスが好
ましい。また、フィルターの製法もメッシュタイプ、不
職布タイプ、焼結タイプ等いずれでも構わない。
【0039】本発明における多層延伸フィルムの製造で
は、まず第1ポリマー層を形成する共重合ポリエステル
と、それに隣接する第2ポリマー層を形成するエチレン
共重合ポリプロピレン、特にランダム共重合ポリプロピ
レンとの多層溶融フィルムを回転冷却ドラム上に共押出
し、次いでこのフィルムを回転冷却ドラムに密着させ冷
却することで未延伸多層フィルムとする。その際、第1
ポリマー層、第2ポリマー層を形成するポリマーには、
好ましくはスルフォン酸4級ホスホニウム塩を0.00
1〜1wt%含有させ、該多層溶融フィルムが回転冷却
ドラム上に到達する近傍において該フィルムの溶融面に
非接触的に静電荷を印加する。例えばエチレン共重合ポ
リプロピレンと共重合ポリエステルとを別々の押出し機
に供給し、各々のポリマーの融点以上350℃までの温
度、好ましくは同じ温度で溶融し、各溶融ポリマーを導
管内あるいは成型用口金(ダイ)内部で合流させて多層
状態とし、これを口金から吐出させ、さらに吐出フィル
ムに静電荷を印加させて冷却ドラムに密着させながら冷
却固化させることにより未延伸多層フィルムを製造する
ことができる。この未延伸多層フィルムは第1ポリマー
層と第2ポリマー層とが隣接する2層以上の多層フィル
ムであればいかなる層数であっても良い。
【0040】尚、原料ポリマーは押出機に供給する前に
乾燥することが好ましい。もっとも、第2のポリマー層
を構成するエチレン共重合ポリプロピレンは必ずしも乾
燥する必要はないが、100℃以上Tm(融点)未満の
温度で乾燥したものも用いることもできる。
【0041】前記の未延伸多層フィルムは、更に一軸方
向あるいは二軸方向に延伸して一軸延伸多層フィルムあ
るいは二軸延伸多層フィルムとする。かかる一軸延伸多
層フィルムあるいは二軸延伸多層フィルムを得るには上
記の未延伸多層フィルムを延伸可能な温度(例えば、共
重合ポリエステルのTg(ガラス転移温度)以上Tg+
80℃以下の温度)に加熱し、少なくとも一軸方向に延
伸する。また、延伸倍率は一軸延伸多層フィルムでは一
軸方向に2〜12倍とすることが好ましく、二軸延伸多
層フィルムでは一軸方向に2.5倍以上、好ましくは3
倍以上で、かつ面積倍率で8〜40倍とすることが好ま
しい。二軸延伸多層フィルムは、例えば未延伸多層フィ
ルムを縦方向に延伸し、次いで横方向に延伸する、いわ
ゆる縦−横逐次延伸法、縦方向と横方向を同時に延伸す
る同時二軸延伸法により製造することができる。この二
軸延伸多層フィルムは、更に縦方向、あるいは横方向の
一軸方向に、あるいは縦方向及び横方向の二軸方向に再
延伸して二軸再延伸多層フィルムとすることもできる。
【0042】上記の一軸延伸多層フィルムあるいは二軸
延伸多層フィルムは、さらに第1ポリマー層の共重合ポ
リエステルの融点(Tm)より低い温度、好ましくはT
m〜(Tm−220)℃の温度で熱処理してから室温ま
で冷却する。
【0043】かくして得られた一軸延伸多層フィルムあ
るいは二軸延伸多層フィルムはその表面に、例えば、特
公昭56−183815号公報や特公昭57−3085
4号公報等で知られるような表面活性化処理(例えばプ
ラズマ処理、アミン処理、コロナ処理等)を施しても良
い。
【0044】本発明の多層延伸フィルムは、多層延伸フ
ィルムのまま使用しても良いし、第1ポリマー層あるい
は第2ポリマー層を剥離分離して得られる単層延伸フィ
ルムを種々の用途に用いることができる。例えば、厚み
が3μm以下のポリエステル単層延伸フィルム、特に1
μm以下の極薄単層延伸フィルムは延伸工程での破断や
巻き不良等が生じ易いため、単層延伸フィルムでは生産
歩留まりが低下する欠点があったが、本発明の多層延伸
フィルムとして製膜し、その後単層延伸フィルムに分離
すれば、極薄フィルムを容易に得ることができる。ま
た、極薄フィルムはハンドリング面でも取り扱いが容易
ではないが、本発明の多層延伸フィルムではハンドリン
グが必要な加工工程では多層延伸フィルムとして取り扱
い、加工を施した後分離することでハンドリング性を上
げることができる。
【0045】多層フィルムから剥離した共重合ポリエス
テル単層延伸フィルムとしては、光学用保護フィルム、
ノングレアーフィルム、DFR用フィルム等光透過率が
極力高い用途に有用である。
【0046】多層延伸フィルムの構成をE層/O層/E
層の如きサンドイッチ構造とし、使用する直前に中間層
のO層から両外層のE層を剥離分離することにより、表
面の酸化膜が極めて少なく、また、異物の表面付着等の
少ない超クリーンなO層単層フィルムを得ることができ
る。更にまた、多層延伸フィルムの構成をE層/O層/
E層/O層/E層の如き5層のサンドイッチ構造とし、
中間層のE層を剥離分離することにより、表面の酸化膜
が極めて少なく、また、異物の表面付着等の少ない超ク
リーンなポリエステル(E層)単層フィルムを得ること
ができる。また、本発明の二軸延伸した多層フィルムか
らは各層を各々剥離分離することにより、二軸延伸した
単層フィルムを同時に2つ以上の複数枚で得ることがで
き、高効率且つ低コストで得ることができる。
【0047】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。尚、各特性値は下記の方法で測定した。
【0048】1. メルトフローレート(MFR) 宝工業製MFR測定装置により、260℃に加熱した直
径1mm、長さ10mmのノズルを使用し、10分間に
押出されたポリマー重量を測定し、MFRとする。(J
IS K6758)
【0049】2. フィルム厚み 厚みは多層延伸フィルムを剥離分離したフィルムを重量
法にて測定する。
【0050】3. 接着力 フィルム幅10mm、チャック間隔100mmとし、第
1ポリマー層を第2ポリマー層から剥離角度180度で
2m/分の速度で剥離したときにかかる張力(g)を測
定する。この張力の平均値とサンプル幅(10mm)か
ら得られた幅1cm当たり張力を接着力:T(g/c
m)とする。
【0051】4. 融点 DSC(デュポン社製・V4.OB2000型器)を用
いて20℃/分の昇温速度でサンプル(10mg)を昇
温させた際の、融解に伴う吸熱ピークの頂上部に相当す
る温度を融点とする。
【0052】5. ガラス転移温度 DSC(デュポン社製・V4.OB2000型器)を用
いて20℃/分の昇温速度でサンプル(10mg)を昇
温させてガラス転移温度を測定する。
【0053】6.引き裂き強度 エレメンドルフ試験器を使用しJISP8116−73
に従い測定を行う。
【0054】7.光透過率 島津製作所の分光光度計を用いて可視光透過率スペクト
ルを測定し、365nmにおける透過率の値を光透過率
とする。
【0055】8.解像度、回路欠陥 回路作成後、回路を目視および顕微鏡にて解像度及び回
路欠陥を観察し、下記の基準で評価する。 解像度: ○:解像度が高く、鮮明な回路が得られる △:鮮明度がやや劣り、線が太くなる等の減少が認めら
れる ×:鮮明度が劣り、実用に供し得る回路が得られない 回路欠陥: ○:回路の欠陥は認められない △:所々に回路欠陥が認められる ×:回路欠陥が多発し、実用に供し得ない
【0056】[実施例1]第1ポリマーとして平均粒径
0.9μmのカオリン粒子をポリエステルに対し0.3
wt%配合したポリエチレンテレフタレート(Tm=2
56℃、Tg=68℃)とイソフタル酸11mol%の
共重合ポリエステルを150℃で5時間乾燥した後、押
出し機に供給し280℃で溶融押出した。
【0057】一方、第2ポリマーとして3,5−ジカル
ボキシベンゼンスルホン酸テトラ−n−ブチルホスホニ
ウムを0.05wt%含有したエチレン共重合比7%、
融点137℃、MFR12g/10分のエチレン−プロ
ピレンランダム共重合体のペレットを用い、これを10
0℃で1時間乾燥した後、別の押出し機に供給し、28
0℃で溶融押出した。
【0058】それぞれの溶融ポリマーをダイス内部で合
流させ、共重合ポリエステル/共重合ポリプロピレン/
共重合ポリエステルの3層多層構造とした後、口金から
吐出させ、ついで30℃に保たれた冷却ドラムに静電荷
を印加して密着させることにより冷却固化させて3層の
未延伸多層フィルムを得た。
【0059】次いで、この未延伸多層フィルムを赤外線
ヒーターによる加熱で100℃に加熱した後に長手方向
に3.9倍延伸し、直ちに20℃まで冷却した。続い
て、横方向にテンター横方向延伸装置を用いて、100
℃で3.3倍延伸した後、210℃で熱固定を施し、室
温まで冷却した後巻き取った。
【0060】得られた二軸延伸後の多層フィルムは共重
合ポリエステル層の厚みが2.0μm、共重合ポリプロ
ピレン層の厚みが20.0μmであった。このとき、縦
延伸工程での剥離は見られず、第1層の厚み斑は0.3
μmであり、更に製膜性も良好で、延伸による切断は皆
無であった。このときの多層延伸フィルムの剥離強度は
0.9g/cmであり、問題なく剥離することが可能で
あった。第1ポリマー層の引き裂き強度は1.5kg/
mmであり、剥離時の切断は問題ないレベルであった。
また、第1ポリマー層の光透過率は86%であり、フォ
トレジスト特性は表1に示す通りであった。
【0061】[実施例2〜8]表1の記載事項以外は実
施例1と同様にして二軸延伸多層フィルムを得た。その
結果、各特性は良好であった。
【0062】
【表1】
【0063】[比較例1〜7]表2の記載事項以外は実
施例1と同様にして二軸延伸多層フィルムを得た。その
結果、種々の障害が発生し光学用フィルムとして使用す
ることは不可能であった。
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、多層延伸フィルムのキ
ャリヤー層に相当する層を構成するエチレン共重合ポリ
プロピレンのエチレン共重合比を特定の範囲とすること
により、縦延伸工程における未延伸フィルムの剥離が起
こらず、延伸性、厚み斑が良好で、且つ安定した製膜が
可能であり、多層延伸フィルムから剥離する際に引き裂
きが原因の破断を起こさない多層延伸フィルムを得るこ
とができる。特に、第1ポリマー層の共重合ポリエステ
ルフィルムを液晶保護膜、DFR用等の光学用フィルム
として用いる場合、該層の厚みを薄くすることで光透過
率を高くすることができ、かつこのようなときでも該層
の引き裂き強度を高くすることができる多層延伸フィル
ムを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AC03H AK01A AK01B AK41A AK42 AK64B AK64K AL01A AL03B BA02 BA08 CA23 EH20 EJ38 GB41 JB04B JB16A JB16B JK03 JK03A JK06 JL14 JN08A YY00 YY00A YY00B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる第1ポリマー層の
    少なくとも1層と該ポリマー層と非相溶な熱可塑性樹脂
    からなる第2ポリマー層の少なくとも1層とが隣接して
    おり、これら2層間の層間接着力が0.1〜20g/c
    mの範囲にあり、最外層の少なくとも1層が第1ポリマ
    ー層からなり、かつ第2ポリマー層と第1ポリマー層と
    が交互に存在する多層延伸フィルムであって、第1ポリ
    マー層を構成する熱可塑性樹脂が第三成分の共重合比が
    10〜50mol%の共重合ポリエステルであり、第2
    ポリマー層を構成する熱可塑性樹脂がエチレン共重合比
    が3〜20mol%のエチレン共重合ポリプロピレンで
    あり、第1ポリマー層の厚みが1〜5μmであり、かつ
    第2ポリマー層の厚みが6〜50μmであることを特徴
    とする易剥離性多層延伸フィルム。
  2. 【請求項2】 第1ポリマー層の引き裂き強度が1.0
    〜2.0kg/mmである請求項1記載の易剥離性多層
    延伸フィルム。
  3. 【請求項3】 エチレン共重合ポリプロピレンがランダ
    ム共重合体である請求項1記載の易剥離性多層延伸フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 第1ポリマー層の365nmにおける光
    透過率が85〜98%である請求項1、2又は3記載の
    易剥離性多層延伸フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018033A (ja) * 2009-10-19 2010-01-28 Dainippon Printing Co Ltd 分離できるカード及びその製造方法

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