JP2000262819A - ろ過布および固液分離装置 - Google Patents

ろ過布および固液分離装置

Info

Publication number
JP2000262819A
JP2000262819A JP11075567A JP7556799A JP2000262819A JP 2000262819 A JP2000262819 A JP 2000262819A JP 11075567 A JP11075567 A JP 11075567A JP 7556799 A JP7556799 A JP 7556799A JP 2000262819 A JP2000262819 A JP 2000262819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter cloth
base layer
gas
layer
filtration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11075567A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Terao
学 寺尾
Kazuhiko Nishimura
和彦 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP11075567A priority Critical patent/JP2000262819A/ja
Publication of JP2000262819A publication Critical patent/JP2000262819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、微粒子の捕捉性、洗浄回復性、耐久
性に優れ、液体のろ過における微粒子の阻止率が高く、
高い透水性と目詰まり耐久性に優れたろ過布および長い
寿命を有する固液分離装置を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明のろ過布は、ベース層に繊維束を交
絡させてなるカットパイルで構成されたろ過層を有する
ろ過布であって、該ろ過層から該ベース層に気体を透過
させた時の気体透過圧力と、該ベース層から該ろ過層に
気体を透過させた時の気体透過圧力がともに100Pa
以上であり、かつ、該ろ過層から該気体を透過させる方
が、該ベース層から気体を透過させるよりも気体透過圧
力が5〜25−Pa大きいことを特徴とするものであ
る。本発明の固液分離装置は、かかるろ過布を備えてい
ることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子の阻止性、
透水性、耐目詰まり性に優れたろ過布および液体のろ過
において懸濁物質の分離に好適に使用できる固液分離装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水や油などの液体や空気やガスな
どの気体に含まれる微粒子をろ過するためのろ材とし
て、繊維を用いた織編物や不織布からなるろ過布が広く
用いられている。特に水中浮遊物質のろ過には、平、
綾、朱子のいわゆる三原組織を基本とする格子構造の織
物が使用されてきた。
【0003】また、特公昭62−13046号公報や特
公平2−4724号公報では、緯糸に極細繊維を用いた
織物を起毛加工し、表面に極細繊維の立毛を形成したろ
過布が提案されている。また、実公平2−36568号
公報、実公平5−34730号公報、実開平4−141
12号公報では、表面に繊維束を有するフィルターやろ
過布が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、織編物
からなる従来のろ過布は、繊維の格子構造の隙間から原
水を通過させて、そこに含まれる微粒子を格子で阻止す
るものであるため、格子の隙間の大きさより小さい微粒
子のほとんどは阻止されずに通過してしまう。また、粒
子径の小さい微粒子を阻止するため、織密度を高くし
て、格子の大きさを小さくしたものでは、ろ過布におけ
る隙間の比率が少なくなって、ろ過できる処理量が極端
に低下し、かつ、すぐに目詰まりして、ろ過できなくな
ってしまう。また、織物を構成する糸や繊維を細くし
て、小さい微粒子の阻止性向上を狙ったものでは、繊維
と繊維の隙間に一旦入り込んだ微粒子は、逆洗等を行っ
ても洗い落とすことが容易でなく、早期に目詰まりを引
き起こす問題があった。また、糸や繊維が細いため、ろ
過布の強力が低く、耐久性に乏しいものであった。
【0005】一方、編物構造のろ過布では、編物の伸び
が大きく、形態保持性に劣るものであった。また、ろ過
布が変形し易いために、隙間が大きく変化して、阻止で
きる微粒子の粒子径が変動し、安定的なろ過性能が得ら
れにくいという問題があった。不織布構造のろ過布は、
繊維の三次元構造で比較的厚くて緻密であるため、微粒
子の阻止性は高いものの、圧力損失も高く、また、三次
元の格子の隙間に一旦入り込んだ微粒子を取り除くこと
が難しく、ろ過布の再生が困難であることから、再使用
性に劣るものである。また、張力が掛かった場合に容易
に変形するため、形態保持性に劣るものであった。
【0006】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、
微粒子の捕捉性、洗浄回復性、耐久性に優れ、液体のろ
過における微粒子の阻止率が高く、高い透水性と目詰ま
り耐久性に優れたろ過布および長い寿命を有する固液分
離装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明のろ過布は、ベース層に繊維束を
交絡させてなるカットパイルで構成されたろ過層を有す
るろ過布であって、該ろ過層から該ベース層に気体を透
過させた時の気体透過圧力と、該ベース層から該ろ過層
に気体を透過させた時の気体透過圧力がともに100P
a以上であり、かつ、該ろ過層から該気体を透過させる
方が、該ベース層から気体を透過させるよりも気体透過
圧力が5〜25Pa大きいことを特徴とするものであ
る。本発明の固液分離装置は、かかるろ過布を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、かかる課題、つまり微
粒子の捕捉性、洗浄回復性、液体のろ過における微粒子
の阻止率が高く、目詰まり耐久性に優れた固液分離に好
適に使用できるろ過布について、鋭意検討し、カットパ
イルで構成されたろ過層とベース層を特定な気体透過圧
力関係にしてみたところ、かかる課題を一挙に解決する
ことを究明したものである。
【0009】本発明のろ過層を構成する繊維束に使用し
うる繊維は、異種または同種の繊維が束状に相互配列さ
れたもので、好ましくは極細繊維が、前記課題の上から
使用される。かかる極細繊維を得る方法としては、例え
ば極細繊維発生型繊維から極細繊維を得る方法が好まし
く、より具体的には海島型複合繊維あるいは混合紡糸複
合繊維から1成分の除去するか、剥離分割型複合繊維の
物理的、化学的などの剥離分割により極細化するか、ま
たは直接紡糸法、スーパードロー法などの公知の各種の
方法で製造されたものを使用することができる。
【0010】かかる繊維束を構成する素材としては、極
細繊維となりうる人造繊維であれば何でもよく、ポリエ
チレンテレフタレート、あるいはその共重合体(例、5-
ナトリウムスルホイソフタル酸のごとき共重合体成分な
ど)、ポリブチレンテレフタレート、あるいはその共重
合体、ナイロン6、ナイロン66、ポリアクリロニトリ
ル系ポリマ、再生セルロースなどの素材を使用すること
ができる。また、かかる繊維束には、必要に応じて、仮
撚加工が施されいてもよい。かかる極細繊維としては、
比較的細い1デニール以下が好ましいが、微粒子の阻止
性能を向上させるには、0.001〜1デニールがより
好ましく、繊維の耐久性を高く維持しつつ微粒子の阻止
性能を向上させるには、0.003〜0.5デニールが
さらに好ましい。
【0011】本発明のろ過層は、かかる繊維束からなる
カットパイルの形でベース層に係合されて構成されてい
るものであるが、かかる繊維束、つまりカットパイルを
構成する糸条のトータル繊度は、好ましくは50〜20
00デニール、さらに好ましくは100〜1500デニ
ールの範囲のものが、ろ過布の仕上げ加工における加工
性や、得られたろ過布のろ過性能の上からよい。また、
かかる繊維束に含まれる繊維の本数は、前記のトータル
繊度により変動し得るが、好ましくは50〜20000
本/束の範囲にあるものがよい。かかる繊維束はカット
パイルの形でろ過層を構成するものであるが、該繊維束
は、ベース層に係合されているものであり、たとえば交
絡、接着剤による接着、さらには熱融着や超音波接着お
よびこれらの組み合わせなどにより一体化して係合され
ていてもよいが、好ましくは該ベース層にW型に織り込
まれて絡合しているのがよい。また、かかる繊維束は、
前記極細繊維の長繊維束をタフティングした後、カット
したものが耐久性の上から好ましい。
【0012】かかるろ過層を係合して支持するベース層
としては、形態保持性に優れたろ過布を与える上から、
織物組織のものが好ましく使用される。すなわち、実際
のろ過布において、ろ過布の下流側に金網や多孔板を置
かずに、ろ過布単独でろ過を行う場合が多く、この場
合、編物や不織布では、弱い張力でろ過布が膨らんだり
歪に伸びたりして変形し易く好ましくない。
【0013】かかるろ過布において、強い張力が掛かっ
た場合に、大きく変形するのを防ぐためには、そのベー
ス層の繊維として、JIS L−1013の規定に基づ
いて測定される初期引張抵抗度が、好ましくは2.5G
Pa以上、さらに好ましくは3GPa以上、特に好まし
くは3.5GPa以上の繊維を主体に用いるのがよい。
また、繊維の形態としては、仮撚加工糸のように捲縮を
有するものより、ストレートの繊維が、阻止率と透水性
のバランスの上から好ましい。
【0014】かかるベース層と、ろ過層は、該ろ過層か
ら該ベース層に気体を透過させた時の気体透過圧力と、
該ベース層から該ろ過層に気体を透過させた時の気体透
過圧力がともに100Pa以上、好ましくは110Pa
以上、さらに好ましくは120Pa以上であるという関
係を満足することが重要である。すなわち、気体透過圧
力が100Pa以下であると、ろ過層の繊維束間に空隙
を多く有する構造となるため、透水性は高くなる反面、
細かい微粒子はほとんど阻止されずにろ過層の内部に入
り込み易くなり、阻止されずにそのまま通過してしまう
ため、高い阻止率が得られず好ましくない。また、気体
透過圧力が100Pa以下であっても、ろ過層の表層を
通過して内部に入り込んだ微粒子の一部が堆積して、目
詰まりを引き起こし、洗浄を行っても、内部に入り込ん
だ微粒子は洗い落としにくく、洗浄回復性が低下するた
め好ましくない。
【0015】さらに本発明においては、該ろ過層から該
気体を透過させる方が、該ベース層から気体を透過させ
るよりも気体透過圧力が、5〜25Pa大きいことが重
要である。すなわち、かかる気体透過圧力の差が、5P
aよりも小さいと、ろ過層とベース層との粗密構造差が
少なすぎるということであり、この場合は、カットパイ
ルによるろ過層のカバーが不十分であるために、微粒子
の阻止性が低く、ろ過層を通過した微粒子がベース層に
堆積し易く、このように一旦目詰まりが発生し始める
と、ろ過圧力の上昇が急激に起こることになる。また、
反対に気体透過圧力の差が、25Paよりも大きいとい
うことは、ろ過層とベース層との粗密構造差が大きすぎ
るということであり、ろ過層が緻密過ぎて、透水性が極
端に低く、処理できる量が少ないために、効率的な処理
ができない。したがって、本発明において、好ましくは
かかる気体透過圧力の差を、10〜20Paの範囲に制
御することにより、高い阻止率と高い透水性のバランス
がとれたろ過布を提供することができる。
【0016】本発明の該パイルにおいては、ベース層表
面からの長さが、好ましくは2mm〜20mm、さらに
好ましくは2mm〜15mmのパイル長さを有するもの
であることと、方向性を持って傾斜しているものである
こととが満足されている場合、阻止率と透水性のバラン
スの上から、さらに好ましい効果を奏するものである。
【0017】すなわち、かかるパイルを構成する繊維束
は、パイル先端部が開繊されており、かつ、傾斜されて
いるという条件を満足しているものが好ましいが、かか
る条件が十分なされていない場合は、該繊維束を構成す
る繊維と繊維が収束し易く、ろ過布の表面を繊維で十分
カバーできず、繊維束と繊維束の間に隙間が発生するこ
ととなり、微粒子の阻止性が十分でなくなる。
【0018】一方、該パイルの長さが短くなりすぎる
と、ろ過に寄与するパイルの量が少なくなるため、微粒
子の阻止性が低下してくるし、また、該パイルが撓みに
くくなり、パイルの先端部分がろ過層の表面に林立する
状態になるために、かかるパイルの谷間に微粒子が堆積
し易く、目詰まりを引き起こし易く、洗浄回復性も低下
する。逆に、ろ過層のパイルの長さが長くなりすぎる
と、微粒子の阻止性は高くなるが、気体や液体の通過性
が悪くなり、処理できる量が低下する。また、ろ過中に
パイル同士が絡み合ったりして、ネップ状の塊を生じ易
くなる。
【0019】本発明の固液分離装置は、かかるろ過布を
備えたものであり、したがって、微粒子の捕捉性、洗浄
回復性、液体のろ過における微粒子の阻止率が高く、目
詰まり耐久性に優れているので、長期間の使用に耐え得
る機能を発揮するものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、実施例で使用した評価方法は、次に示す方法を採用
した。 (1)繊維束の長さ ベース層の上端面(ベース層が織物で表面が凹凸の場合
は凸部の上端)からろ過層の自由端までの構成繊維の長
さの平均値とする。 (2)気体透過差圧 図2に示した装置を用いる。ろ過布の一次側(ろ過層
側)から300KPaの圧力条下で10NL/minの
空気を連続的に透過させた時の二次側(ベース層側)に
おけるろ過布の気体透過差圧のことを言う。 (3)阻止率 原水およびろ過水の微粒子濃度がそれぞれC1、C2の
とき、阻止率Rは、R=(C1−C2)÷C1×100
の式から求める。
【0021】微粒子濃度は、JIS K0102に基づ
き測定する。 (4)透水係数 図3に示した装置を用いる。新しい試料は、測定前に蒸
留水に一昼夜浸漬して水に馴染ませておく。ろ過布を下
部ろ過管上の金網メッシュの上に置き、クランプで上部
ろ過管と固定する。上部ろ過管に蒸留水を溜め水頭高さ
500mmを保持しながら、コックを全開し1〜1.5
リットルのろ過水を採取する。同時にコック全開時間を
計測し、次式により透水係数Kを求める。
【0022】K=W÷(9.6×S) (ml
/cm2 ・秒) ただし、Wは採取したろ過水(ml)、Sはコック全開
時間(秒)、9.6はろ過布のろ過面積(cm2 )。
【0023】表1に示した初期透水係数は、ろ過機に取
り付けて運転する前の新しい試料を試験した時の透水係
数値である。 実施例1 基布であるベース層の糸として、ポリエチレンテレフタ
レートからなる250デニール、48フィラメントの糸
(F1)を、経糸及び緯糸に用いて織物を構成し、ろ過
層の繊維束として、ポリエチレンテレフタレートからな
る240デニール、576フィラメントの糸(F2)を
用いて、経糸F1の間もしくは経糸何本かに1本の割合
でF2を配置した上下2枚の同じ織物からなる2重織物
をベルベット織機で製織した。
【0024】この織物は、一定間隔をおいて離れた、上
下2枚の織物の間を、F2が往復を繰り返して構成され
た2重織物である。F2は、上と下の織物の緯糸と、交
互に交絡点を持って、両者を一体化しているものであ
る。
【0025】得られた織物について、厚さ方向の指定し
た位置で、織物の表面と平行にスライスすることによ
り、ろ過層のパイル長さが6mmと12mmからなる立
毛織物を得た。
【0026】次に、この立毛織物を液流染色機で、通常
の条件でリラックス・精錬加工した後、乾燥装置で乾燥
処理を行った。この時の立毛織物は、該パイルが一定方
向に傾斜した顕著な方向性を有するものであった。
【0027】次に、これらの立毛織物のパイル面を、該
パイルの傾斜している方向に合わせて、針布ブラシロー
ルの表面に接触させて、該パイルを開繊し、該パイルを
構成する繊維束内の繊維同士の収束や絡み合いを少なく
して、繊維と繊維の間に適度な空間を形成させた。
【0028】次に、これらの立毛織物のパイル面を、そ
の傾斜方向に合わせて、細かい凹凸のある回転ブラシロ
ールの表面に接触させて、繊維束を開繊させ、ろ過層の
表面に繊維をくまなく展開させると同時に方向を揃え
た。引き続き、加熱した平滑な金属ロールとゴムロール
の間を、該パイル面を金属ロールの表面に当てて、該パ
イルをその状態にセット固定して、ろ過布を形成した。
【0029】かくして得られたろ過布について、気体透
過差圧と初期性能および図1に示す回転ドラム式連続ろ
過機に、サンプルろ過布を取り付けて、連続運転した後
のろ過性能を評価した。得られた結果は表1に示した通
りであった。
【0030】
【表1】
【0031】表1から、実施例のろ過布は、初期値にお
ける微粒子阻止率と透水係数が高く、使用後において
も、微粒子阻止率と透水性のバランスが取れており、使
用前後におけるろ過性能の低下が少ないことがわかる。
【0032】一方、ろ過層とベース層で適度の気体透過
圧力差を有しながら、気体透過圧力のレベルが、100
Pa未満である極細繊維の繊維束を起毛して、ろ過層を
形成した比較例1では、初期における微粒子阻止率と透
水性のバランスは取れていたが、使用後の透水係数が、
大幅に低下しており、目詰まりし易いことがわかる。
【0033】また、ろ過層とベース層の気体透過圧力が
ほぼ同レベルである比較例2〜3では、透水係数は高い
ものの、微粒子阻止率が低く、しかも使用前後における
性能変化が大きいものであり、ろ過性能のバランスが取
れているものではなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、微粒子の阻止性、透水
性、耐目詰まり性に優れ、固液分離に好適に使用できる
ろ過布を安定して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ドラム式連続ろ過機のメカニズムを示す側
面図である。
【図2】ろ過布の気体透過差圧を測定するための装置の
側面図である。
【図3】ろ過布の透水係数を測定するための装置の側面
図である。
【符号の説明】
1:ろ過布 2:原水 3:ろ過水 4:濃縮水 5:洗浄水用ポンプ 6:逆洗スプレー 7:表洗スプレー 8:ロータリードラム 9:損失水頭 10:ろ過布(試験片) 11:試料保持ホルダー 12:空気 13:ダイヤフラムゲージ 14:マノメータ 15:上部ろ過管 16:ろ過布(試験片) 17:金網 18:メスシリンダー 19:ポンプ 20:蒸留水 21:クランプ 22:コック 23:下部ろ過管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース層に繊維束を係合させてなるカット
    パイルで構成されたろ過層を有するろ過布であって、該
    ろ過層から該ベース層に気体を透過させた時の気体透過
    圧力と、該ベース層から該ろ過層に気体を透過させた時
    の気体透過圧力がともに100Pa以上であり、かつ、
    該ろ過層から該気体を透過させる方が、該ベース層から
    気体を透過させるよりも気体透過圧力が5〜25Pa大
    きいことを特徴とするろ過布。
  2. 【請求項2】該係合が、該ベース層にW型織り込まれて
    絡合されたものである請求項1記載のろ過布。
  3. 【請求項3】該繊維束が、単糸繊度1デニール以下の極
    細繊維で、かつ、トータル繊度50〜2000デニール
    の繊維糸条で構成されたものである請求項1または2記
    載のろ過布。
  4. 【請求項4】該パイルが、ベース層表面からの長さが2
    mm〜20mmのパイル長さを有するものである請求項
    1〜3のいずれかに記載のろ過布。
  5. 【請求項5】該パイルが、方向性を持って傾斜している
    ものである請求項1〜4のいずれかに記載のろ過布。
  6. 【請求項6】該ベース層が、織物組織を有するものであ
    る請求項1〜5のいずれかに記載のろ過布。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のろ過布を
    備えていることを特徴とする固液分離装置。
JP11075567A 1999-03-19 1999-03-19 ろ過布および固液分離装置 Pending JP2000262819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075567A JP2000262819A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ろ過布および固液分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075567A JP2000262819A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ろ過布および固液分離装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000262819A true JP2000262819A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13579897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11075567A Pending JP2000262819A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ろ過布および固液分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000262819A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4225642A (en) Raised and fused fabric filter and process for producing the same
JP5161972B2 (ja) 熱安定化されたバグハウスフィルターおよび媒体
WO1997045188A1 (fr) Tissu filtrant et filtre
GB2028229A (en) Filter cloth made of needle felt for bag filter type dust collector
JP4369572B2 (ja) 不織布及びそれを用いた濾過材
TWI738963B (zh) 袋式過濾器用過濾布及其製造方法
JPS6213046B2 (ja)
JP3233988B2 (ja) 濾過布およびその製造方法
JP3146891B2 (ja) ろ過布
CN101618289A (zh) 一种用于液体过滤的工业滤布及用途
US6663684B1 (en) Dust collecting filter cloth and bag filter
JP2000262819A (ja) ろ過布および固液分離装置
WO2006011453A1 (ja) 立体編物および芯材並びに積層体
CN101716442A (zh) 一种用于液体过滤的工业滤布及用途
JP3144246B2 (ja) ろ過布
CN108778458B (zh) 层合聚芳硫醚耐热过滤器
JP2000218111A (ja) ろ過布およびその製造方法
JPH08192017A (ja) 耐久性向上濾過布
JP2000167322A (ja) ろ過布およびその製造方法
JP3184095B2 (ja) フィルタークロス
RU2760532C1 (ru) Текстильный материал для фильтрации горячих технологических газов и промышленного воздуха
CN213313793U (zh) Pp长丝空气过滤布
JPH08192018A (ja) 耐久性向上濾過布
JPH0247244B2 (ja)
JPH0871336A (ja) 中空モノフィラメント糸を使用したフィルタークロス