JP2000262768A - 人 形 - Google Patents

人 形

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JP2000262768A
JP2000262768A JP11070965A JP7096599A JP2000262768A JP 2000262768 A JP2000262768 A JP 2000262768A JP 11070965 A JP11070965 A JP 11070965A JP 7096599 A JP7096599 A JP 7096599A JP 2000262768 A JP2000262768 A JP 2000262768A
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JP
Japan
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doll
button
bat
arm
operating
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Pending
Application number
JP11070965A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Sasuga
正 流石
Yutaka Tajima
豊 田島
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Tomy Co Ltd
Original Assignee
Tomy Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体の一部を瞬時に動作させることが可能な
人形を提供する。 【解決手段】 身体の一部が第1位置と第2位置との間
で往復動作可能に構成され、該第2位置の方向に向けて
前記身体の一部を付勢する付勢手段と、前記付勢手段の
付勢力に抗して前記身体の一部を不動部分にあるボタン
の操作を通じて前記第1位置方向に向けて強制的に動作
させる動作手段とを備え、前記身体の一部の前記第1方
向への動作によって外部物体を打撃することができるよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人手操作によって
生じる付勢力によって動作する人形に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、人形として、例えば身体の一部で
ある足、腕あるいは頭が動作して姿態を変えるように構
成されたものが種々知られている。これら人形は、大別
して、2つの種類のものに分けられる。1つは、足など
の可動部分が人が手でもっていちいち操作しないと動作
しないもの(完全手動の人形)であり、他の1つは、内
部にモータやゼンマイなどの駆動源が組み込まれ、これ
ら駆動源によって発生する動力によって足などが自動動
作するもの(自動の人形)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記人
形には下記のような問題があった。すなわち、前記完全
手動の人形では、姿態を変えるのに人がいちいち操作し
なければならず面倒である。また、可動部分に手を添え
たまま姿態変化を行わせるものであるから現実感に欠け
る。通常、人形のモデルとなる人間、動物、テレビキャ
ラクタなどは自身で動作するからである。さらに、この
人形を用いて球技(例えばサッカー)を行わせようとす
る場合、胴部を人が握って人形全体を振ることにより、
ボールを打撃しなければならず、さらに現実感に欠ける
ものとなる。例えば、人間がサッカーを行う場合には足
だけを動作させるものであるからである。またこの場
合、可動部分である足だけを人が操作して動作させよう
としても、ボールを強く打撃できず、面白みの少ないも
のとなる。一方、自動の人形では、姿態が自動的に変わ
るので、その分、楽であり、かつ現実感に富み、しか
も、ある程度継続的に身体の一部を動作させるものには
適しているが、身体の一部を静止した状態から瞬時に動
作させるのには適さない。つまり、球技(野球やサッカ
ー)などを行わせる人形には適さない。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、身体の一部を瞬時に動作させることが可能な人形
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の人形は、
身体の一部が第1位置と第2位置との間で往復動作可能
に構成され、該第2位置の方向に向けて前記身体の一部
を付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に抗して
前記身体の一部を不動部分にあるボタンの操作を通じて
前記第1位置方向に向けて強制的に動作させる動作手段
とを備え、前記身体の一部の前記第1位置方向への動作
によって外部物体を打撃することができるように構成さ
れていることを特徴とする。なお、ここでは外部物体を
打撃することとしているが、外部物体を打撃するのでな
く、身体の一部の第1位置方向への動作によって外部物
体として例えばボールを投げたりするように構成するこ
ともできる。この人形によれば、前記身体の一部が該第
2位置の方向に向けて付勢されており、動作後、第2位
置に自動的に戻ることとなる。また、不動部分にあるボ
タンの操作を通じて身体の一部を強制的に動作させてい
るので、現実感に欠けることもない。さらにまた、ボタ
ンの操作具合によって、外部物体を打撃する強さを調整
できることになる。例えば野球ゲームに使用する場合に
は、バントさせたり、フルスイングをさせたりすること
ができる。
【0006】請求項2記載の人形は、請求項1記載の人
形において、前記動作手段は、前記ボタンの動作を前記
身体の一部に伝達し、前記第1位置方向に向けて動作さ
せる動力伝達部とを備えることを特徴とする。この人形
によれば、動力伝達部にてボタンの動作を増速させたり
減速させたりして身体の一部に伝達することができる。
【0007】請求項3記載の人形は、請求項1または請
求項2いずれか記載の人形において、前記身体の一部は
少なくとも腕を含み、前記腕が回転動作するように構成
されていることを特徴とする。この人形によれば、腕が
瞬時に動作することになるので、例えば野球の投球動作
や打撃動作、空手による瓦割動作、バレーボールのアタ
ック動作、ゴルフの打撃動作などを行わせることができ
る。
【0008】請求項4記載の人形は、請求項1または請
求項2いずれか記載の人形において、前記身体の一部は
足であり、この足が付け根の横軸を中心に前後に揺動動
作するように構成されていることを特徴とする。この人
形によれば、足が瞬時に動作することになるので、例え
ばサッカーの蹴りの動作などを行わせることができる。
【0009】請求項5記載の人形は、請求項3記載の人
形において、前記腕は左右に回転動作可能に構成され、
手には野球バットあるいはゴルフクラブなどの打撃部材
が付設されるか、または前記打撃部材が付設可能となっ
ていることを特徴とする。この人形によれば、野球バッ
トあるいはゴルフクラブが回転するので、野球ゲームや
ゴルフゲームが楽しめることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には実施形態に係る人形が示
されている。この人形100の外観は野球選手、特に打
撃手(バッター)の形態を有している。ヘルメットを被
った頭部113は右側を向いており、両手103でバッ
ト102のグリップ部102bを握った形となってい
る。つまり、この人形100は、ちょうど左バッターが
バット102を立てて構えた形状となっている。
【0011】この状態で、頭頂部(不動部分)にあるボ
タン111を押すと、胴体上部104ひいてはバット1
02が上から見て右回転する。つまり、人形100がバ
ット102をスイングすることになる。そして、このス
イングしたバット102で、所定高さに保持されたボー
ル101や、人形に向けて投げられたボール101を打
撃する。
【0012】このようにして1回のスイングが終わり、
ボタン111から指を離すと、自動的に胴体上部104
が、ひいてはバット102が構え位置(第2位置)まで
回転する。これにより次のバットスイングの用意が完了
する。
【0013】次に、人形100の構造について説明す
る。人形100は、足が付設された胴体下部108と、
腕が付設された胴体上部104と、頭部113とから構
成されている。人形の頭部113と胴体下部108は円
筒状軸112(図2および図4参照)により連結され不
動となっており、胴体上部104は該円筒状軸112つ
まり身体の軸を中心に左右に回転動作できるようになっ
ている。
【0014】人形頭部113には、図1に示すように、
ボタン111が出没可能に設けられ、指で押すことがで
きるようになっている。人形100の右腕と右手103
aの右半部は、下面図である図2に示すように、胴体上
部104と一体的に構成され、胴体上部104に対して
不動のものとなっている。また、同図に示すように、左
腕の上腕部の左半部は胴体上部104と一体的に構成さ
れ、胴体上部104に対して不動のものとなっている。
なお、図2についての説明では、図2は下面図であるた
め左右が逆になっていることに注意を要する。
【0015】他方、右手の左半部と、左腕の上腕部の右
半部、下腕部および左手103bとは軸121、120
を中心に上下に揺動できるようになっている。この場合
の軸121、120は同一直線上に位置する。これによ
ってバット102を立てたり寝かせたりすることができ
る。なお、右手の左半部と、左手とは固定的に結合され
ると共に、バット102も一体化されている。なお、バ
ット102は着脱可能とすることもできる。バット10
2は、図2に示すように、グリップ部102bと打撃部
102aとからなり、打撃部102aにはグリップ方向
に開口する穴があいており、この穴にグリップ部102
bが挿入される。打撃部102aの穴の入り口付近とグ
リップ部102bの先端には各々ストッパが形成され、
打撃部102aとグリップ部102bが外れないように
なっている。これにより、バット102を強く振ったと
きには、打撃部102aがグリップ部102bから離れ
る方向に移動するのでバット102が伸びる。一方、バ
ット102を立てた場合には、打撃部102aがグリッ
プ部102bの方向に移動するのでバット102が縮
む。この場合、重量が異なるバットまたは色の異なるバ
ット102を用意しておき、適宜に変えるようにしても
よい。バット102を交換可能に構成するためには、バ
ット102の留め具が必要となるが、例えば、バット1
02を人形100の手に穴を設け、この穴内に留め具と
してゴムリングを嵌め、このゴムリングの弾性によって
バット102を留めるようにするとよい。
【0016】また、左腕の上腕部の右半部には、レバー
を構成する摺接片109が垂設されている。一方、人形
100の胴体下部108の左脇には図1、図3および図
4に示すようなガイドベルト110が設置されている。
このガイドベルト110の設置位置は、胴体上部104
の回転に伴って前記摺接片109が摺接可能な位置であ
り、脱着可能となっている。
【0017】以上のように構成される結果、胴体上部1
04をが回転する際には、摺接片109がガイドベルト
110の内側面および胴体下部108の外周面に摺接す
る。図6に示すように、ガイドベルト110にはダウン
スイング用ガイドベルト110aとアッパースイング用
ガイドベルト110bとがあり、交換することができる
ようになっている。なお、ダウンスイング用ガイドベル
ト110aとアッパースイング用ガイドベルト110b
を付けない場合にはレベルスイングとなる。
【0018】この場合、摺接片109の先端部が胴体上
部114の回転軸から離れた溝部分をなぞる際にはバッ
トが立つようになっており、摺接片109の先端部が胴
体上部114の回転軸から近い溝部分をなぞる場合には
バット102が寝るようになっている。その結果、回転
の初期の溝部分を胴体上部114の回転軸から離れるよ
うに構成し、回転の終期の溝部分を胴体上部114の回
転軸に近づくように構成すれば、ダウンスイング用ガイ
ドベルト110aとなる。一方、回転の初期の溝部分を
胴体上部114の回転軸に近づくように構成し、回転の
終期の溝部分を胴体上部114の回転軸から離れるよう
に構成すれば、アッパースイング用ガイドベルト110
bとなる。
【0019】図2に示すように、胴体上部104のバネ
掛け部119と円筒状軸112のバネ掛け部116との
間にはトーションバネ105が掛けられている。このト
ーションバネ(付勢手段の1つ)105によって胴体上
部104は上から見て左回転方向、すなわちバット10
2の振切り位置(第1位置)からバットの構え位置(第
2位置)側へ向けて付勢される。
【0020】また、前記円筒状軸112の中には図2お
よび、図4に示すように、上下方向に動作可能な可動ロ
ッド114が設けられており、この可動ロッド114の
上端は前記ボタン111の下面と固定されている。これ
により、ボタン111を押すとロッド114が下方向に
動作することになる。この可動ロッド114には、図4
および図5に示すように、ラック114aが形成されて
おり、このラック114aは歯車106と噛合してい
る。この歯車106の回転軸にはもう一つ歯車107が
設けられており、この2つの歯車106、107はクラ
ッチギアを構成している。すなわち、歯車106は歯車
107に図示しない押しバネによって押し付けられてい
る。歯車107は歯車123と噛合しており、歯車12
3は冠歯車124と噛合している。この一連の、ロッド
114のラック114aから冠歯車124までの連結に
より、ロッド114が下方向に動くと冠歯車124は上
から見て右回転し、ロッド114が上方向に動くと冠歯
車124は上から見て左回転することになる。冠歯車1
24は胴体上部104に固定されており、上記したよう
に胴体上部がトーションバネ105によって上から見て
左回転方向に付勢されているため、冠歯車124も上か
ら見て左回転方向に付勢され、一連の連結によりロッド
114は上方向に付勢される。これにより、ロッド11
4の上端と固定されたボタン111も上方向に付勢さ
れ、外部から力を加えない状態では頭部113から突出
した状態となる。逆に、ボタン111を前記上方向への
付勢力に抗して人形外部から下方向に押すと、ボタン1
11下面はロッド114の上端と固定されているため、
一連の連結により冠歯車124が上から見て右回転し、
ひいては胴体上部104が右回転することになる。な
お、胴体上部104が回転不可能な状態のときボタン1
11を押すと、前記クラッチギアの働きにより連結が解
除され、歯車を欠損することのないようになっている。
【0021】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、かかる実施形態に限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるこ
とはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明の代表的なものの効果を説明すれ
ば、身体の一部が第1位置と第2位置との間で往復動作
可能に構成され、該第2位置の方向に向けて前記身体の
一部を付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に抗
して前記身体の一部を不動部分にあるボタンの操作を通
じて前記第1位置方向に向けて強制的に動作させる動作
手段とを備え、前記身体の一部の前記第1位置方向への
動作によって外部物体を打撃することができるように構
成されているので、動作後、第2位置に自動的に戻るこ
ととなる。また、不動部分にあるボタンの操作を通じて
身体の一部を強制的に動作させているので、現実感に欠
けることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る人形の斜視図である。
【図2】実施形態に係る人形の胴体上部の下面図であ
る。
【図3】実施形態に係る人形の右側面図である。
【図4】実施形態に係る人形の透視図である。
【図5】実施形態に係る人形の動力伝達部の斜視図であ
る。
【図6】実施形態に係る人形のガイドベルトおよび胴体
下部の斜視図である。
【符号の説明】
100 人形 102 バット 103 手 104 胴体上部(身体の一部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の一部が第1位置と第2位置との間
    で往復動作可能に構成され、該第2位置の方向に向けて
    前記身体の一部を付勢する付勢手段と、前記付勢手段の
    付勢力に抗して前記身体の一部を不動部分にあるボタン
    の操作を通じて前記第1位置方向に向けて強制的に動作
    させる動作手段とを備え、前記身体の一部の前記第1位
    置方向への動作によって外部物体を打撃することができ
    るように構成されていることを特徴とする人形。
  2. 【請求項2】 前記動作手段は、前記ボタンの動作を前
    記身体の一部に伝達し、前記第1位置方向に向けて動作
    させる動力伝達部とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の人形。
  3. 【請求項3】 前記身体の一部は少なくとも腕を含み、
    前記腕が回転動作するように構成されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2いずれか記載の人形。
  4. 【請求項4】 前記身体の一部は足であり、この足が付
    け根の横軸を中心に前後に揺動動作するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2いずれ
    か記載の人形。
  5. 【請求項5】 前記腕は左右に回転動作可能に構成さ
    れ、手には野球バットあるいはゴルフクラブなどの打撃
    部材が付設されるか、または前記打撃部材が付設可能と
    なっていることを特徴とする請求項3記載の人形。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003031008A1 (fr) * 2001-09-21 2003-04-17 Fumiaki Tsurukawa Robot joueur de football et combattant, dispositif de commande et de manoeuvre dudit robot

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003031008A1 (fr) * 2001-09-21 2003-04-17 Fumiaki Tsurukawa Robot joueur de football et combattant, dispositif de commande et de manoeuvre dudit robot
US7463001B2 (en) 2001-09-21 2008-12-09 Fumiaki Tsurukawa Soccer and fighting robot, and driving and operating device of the robot

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