JP2000262302A - 硬質シェルを有し、かつ履装容積可変なブーツ - Google Patents

硬質シェルを有し、かつ履装容積可変なブーツ

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JP2000262302A
JP2000262302A JP2000066818A JP2000066818A JP2000262302A JP 2000262302 A JP2000262302 A JP 2000262302A JP 2000066818 A JP2000066818 A JP 2000066818A JP 2000066818 A JP2000066818 A JP 2000066818A JP 2000262302 A JP2000262302 A JP 2000262302A
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Louis Benoit
ベノア ルイ
Christian Challande
シャランド クリスティアン
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Salomon SAS
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    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 本発明は、靴胴部2とシェル基部3と
から成る、硬質シェルを備えた履装容積可変なブーツを
提供する。このシェル基部3は、少なくとも足甲部15
の区域に対応する長手方向開口部14を有することを特
徴とし、この開口部は屈曲襞部12の区域のみで一対の
フラップ13、13’の範囲を画定する。また、緊締装
置5、6、および19が、それぞれ、脛部に対する靴胴
部2の緊締、屈曲襞部に対するフラップ13、13’の
緊締、および足甲部15に対する可撓性ベルト16、1
6’の緊締を制御する。屈曲襞部12に対するフラップ
13、13’の調節によって靴使用者の足の踵部をシェ
ル基部3内に固定する作業は、脛部および足甲部15に
対して行う緊締作業と別個に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、脛部(脚下部)を取り囲む胴部
(アッパー)と、足部を取り囲むシェル基部とで構成さ
れた「硬質シェルを有し、かつ履装容積可変」なブーツ
に関する。特に、本発明はシェル基部の履装容積を足の
体積に合わせる手段に関する。
【0002】この型式のブーツの大部分はスポーツ用の
ブーツであって、フレキシブルな横断方向のフラップに
よって(とりわけ、足の上部で)閉じられ、このフレキ
シブルな横断方向フラップはそれぞれ靴胴部とシェル基
部上でシェルの外側に位置する緊締装置によって解放お
よび接近のために操作される。
【0003】例として、フランス特許第2129074
号および欧州特許第592753号各明細書に記載され
ているスキーブーツを挙げることができる。
【0004】これらのブーツでにおいて、靴胴部はシェ
ル基部上に枢動可能に取り付けられるとともに、足部と
脛部間において、踝区域内でシェル基部から伸びる直立
延長部を覆っている。
【0005】この直立延長部は、シェル基部と胴部間で
或る一定の密封性を確保するためのものであるととも
に、これらシェルの構成部分間で異なる調節と締付を可
能にするためのものである。(なお、これら構成部分の
各々は緊締装置を備えている。)そのうえ、これら直立
延長部は緊締装置によって局部的に加えられる応力を或
る一定の表面上に配分し、またブーツの着脱時に足の通
過を容易にするのに役立つ。
【0006】そのために、シェル基部は上部(すなわ
ち、その前方上部分)に亙って長手方向に開いており、
この箇所において、その側壁に比べ比較的可撓性のある
少なくとも一対の横断方向フラップを備えている。これ
らのフラップは部分的に重なり合って、踝までの足の上
部に対応する全区域を覆う。この踝の箇所において、こ
れら横断方向フラップは靴胴部によって覆われる直立延
長部を部分的に構成する。したがって、緊締装置がこれ
らフラップを互に近づけるように働くと、該フラップは
側壁の箇所で撓わみ、かつフラップが発出している側壁
の少なくとも部分的な変形を一緒に引き起こしながら足
の上部まで下降する。
【0007】足に対してこのようにブーツを調節した
り、また締付けたりするやり方は実施が容易である。な
ぜならば、この緊締装置は横断方向フラップに直接作用
するからであり、また、該装置が、他の文献で知られて
いるように微調節手段を備えているときには、このよう
なやり方はきめ細かに行うことができるからである。
【0008】しかしながら、該横断方向フラップは足の
上部に対応する区域に亙って湾曲しており、またそれら
は重なり合って部分的に互に入り組んでいるので、該フ
ラップは、それらが有している可撓性(したがって、そ
れらが覆う足の形状にぴったりフィットする能力)の大
部分を喪失する。更に、この可撓性の喪失は、フラップ
がほぼ90゜に折り曲げられたハーフチューブに相当す
るアーチ形になる屈曲襞部に対応する区域内で曲げられ
れば曲げられるだけ、ますます顕著になる。その結果、
シェル基部の初期履装容積を足の体積に合わせるために
該横断方向フラップを接近させると、足甲部区域と屈曲
襞部区域上の両方において、足のこれら異なる区域間で
顕著な相違を引き起こすことなしに緊締を同時に生じ
る。ところで、足の外形は、とりわけこれらの区域にお
いて千差万別である。たとえば、これらの区域におい
て、屈曲襞部の所定位置について、足甲部が非常に出っ
張っている人もいれば、細っそりしている人もいる。つ
まり、逆であることも日常的である。
【0009】したがって、足甲部上においては良好な調
節が得られるだけということがしばしばである。
【0010】実際、これらのブーツでは、これらの区域
のうちの一つに現われ得る間隙を除去するための唯一の
解決方法は、最も近くにある緊締装置を用いて、当該区
域の箇所にあるフラップの締付を強めることにある。も
ちろん、この解決方法はさほど満足の得られるものでは
ない。なぜならば、この解決方法は、フラップの可撓性
の低下を考慮に入れて、フラップ全体を著しく締め付け
るとともに、足の他の区域に対してより大きな圧縮を自
動的に発生させるからである。
【0011】これらのブーツに固有な別の欠点は、足の
保持を実現する方法に関係している。実際、調節が靴胴
部とシェル基部との間で単に相違するこれらのブーツに
おいて、シェル基部内で踵を正確に固定するためには、
屈曲襞部の両側に位置する緊締装置を用いて比較的大き
な緊締応力を掛ける必要がある。その結果、一般に、足
甲部に対して苦痛となる圧力点が生じるとともに、脛部
(脚低部)に対して「絞殺」効果が生じる。更に、脛部
に対する(すなわち、靴胴部の箇所における)緊締の増
大により、シェル基部に比べて靴胴部の可撓性を著しく
低下させる。つまり、このことは、靴胴部のフラップと
シェル基部のフラップとの重なり合いが層構造を成し、
この層構造が屈曲襞部の区域における剛性を顕著に高め
るということに起因している。この種の問題は、シェル
基部の1または2の横断方向フラップが屈曲襞部の区域
より前方に設けたスリットによって2の部分に分割され
ているにもかかわらず、欧州特許第500479号や米
国特許第4974346号各明細書に記載されている型
式のブーツについても提起される。実際、1および/ま
たは複数のフラップのこの分割は足甲部と屈曲襞部間の
締付を単に異なるものにすることを可能にし、また、こ
れらフラップの上部分に可撓性をより以上付与すること
によってブーツの脱着を容易にする。またそれゆえに、
足の保持は、フランス特許第2129074号および欧
州特許第592753号各明細書を参照して先に挙げた
ブーツの場合のようにして実現される。すなわち、踵の
固定の具合は主として脛部に対する靴胴部の緊締と足甲
部に対するシェル基部の緊締によってもたらされる。
【0012】シェル基部内における踵部の正確な固定を
得るために脛部および/または足甲部の締付に依存して
いるこれらの問題は、屈曲襞部の区域に対して適用され
る緊締装置を含む他の公知のブーツについても提起され
る。たとえば、アルペンスキー用ブーツにおける場合が
それに当たる。実際、これらのブーツは、やはり、シェ
ル基部の前方上部分全体を覆う緊締および密閉用覆いを
含む。したがって、シェル基部の履装容積は、フランス
特許第2129074号および欧州特許第592753
号各明細書に記載されている、分割されていない横断方
向フラップを有する前述のブーツの場合におけるよう
に、覆いを用いて足甲部と屈曲襞部上で全体的に僅かば
かり調節される。
【0013】本発明は、両者を互に緊締するためのこの
依存関係から解放されることを目的とし、就中、下記の
事項を可能にする解決方法を提供する。 (i) 靴胴部の緊締とシェル基部の緊締とを異ならせて
維持すること; (ii) 足の上部、とりわけ足甲部の精密な外形を導重し
てシェル基部の履装容積を調節すること; (iii) 脛部および足甲部の緊締とは無関係に、シェル基
部内で踵部の優れた固定を確保すること; (iv) ブーツの脱着時に足の出し入れを容易にするこ
と; (v) シェル基部の前方上部分の密封構造を案出するこ
と。
【0014】本発明によれば、ブーツはその前部分にお
いて長手方向に開いたシェル基部上に枢動可能に取り付
けられる靴胴部を備え、その前部分には一対の横断方向
フラップが設けられる、硬質シェルを有しかつ履装容積
が可変な型式の靴である。靴胴部上とシェル基部上に位
置する緊締装置は、脛部と足部に対するシェルの構成部
分の履装容積の調節および緊締を確実にする。本発明の
特徴は、全体として長手方向にあり、かつ少なくとも足
甲部の区域に対応する開口部がシェル基部の前方上部分
における屈曲襞部の区域より前に設けられているので、
シェル基部の横断方向フラップが屈曲襞部のこの区域に
のみ限定されることにある。別の特徴によれば、シェル
基部上に位置する緊締装置が、屈曲襞部について応力配
分用プレートと同等の部材を構成する、該屈曲襞部のフ
ラップを特に制御する。
【0015】好ましい一実施態様によれば、2の可撓性
を有する側方ベルトが、各々、その縁部を介してシェル
基部上に付け加えられており、その結果足甲部に対応す
る長手方向開口部の両側に延在する。すなわち、この緊
締装置は、足甲部の箇所で履装容積に適合させるため
に、屈曲襞部のフラップの緊締装置とは無関係に、これ
らの側方ベルトを接近させるよう操作可能にする。
【0016】この目的のために、また、足の上部の外形
(とりわけ、足甲部の突起部分の箇所における足の上部
の外形)を最も重んじた調節を確保する目的で、該側方
ベルトは、これらのベルトが緊締装置によって引き起こ
される接近時に両者が重なり合うのを回避するために或
る一定の自由な中央空間を相互間で画定するよう比較的
狭くなっている。この緊締装置は、たとえばフックとラ
ック式、ケーブル巻取り式、バンド式など何らか公知の
型式であってもよく、また好ましい構造としては紐式の
ものでもよい。効率の点からは、使用される緊締装置
は、これらの可撓性を有するベルトを、該ベルトが画定
する中央空間に最も近いところに位置するそれらの自由
縁部を介して互に接続するのがよい。
【0017】また、足の上部を保護する目的で小舌状部
を設けて、可撓性を有するベルトと協働させると有利で
ある。
【0018】この小舌状部は長手方向開口部の前端にお
いてシェル基部上に付け加えられ、かつ、屈曲襞部のフ
ラップを部分的に覆っている該開口部の後端まで延在す
る。
【0019】有利な一実施形態によれば、可撓性を有す
る側方ベルトと足の上部を保護するための小舌状部は一
体のものとして作られ、次いでシェル基部の長手方向開
口部の周囲に付け加えられる。
【0020】明らかなように、これらの様々な特徴によ
り、一方においては、脛部と足部に対するシェルの履装
容積の調節を精密に差別できるようにするとともに、他
方においては、屈曲襞部に対してフラップを直接締付け
ることにより踵の優れた固定を、屈曲襞部の両側に位置
する他の締付とは無関係に確保できるようにする。実
際、足甲部に対応する長手方向開口部が屈曲襞部のフラ
ップに対するシェル基部の壁の連続性を中断しているこ
とを考慮するならば、これらフラップの相対的な位置を
調節しても足甲部の箇所においてシェル基部に著しい変
形をもたらすことはない。さらに、該足甲部の箇所にお
いて用いられる構造は、紐締めによって閉じられる従来
の柔軟性のあるブーツの場合と同じやり方で実際的に、
足甲部の箇所における保持を局所化するとともに調節す
る可能性を提供する。そのうえ可撓性を有する側方ベル
トは従来の紐締め用具(reglette de lacage)と同じ役
割をする。なぜならば、これら側方ベルトは緊締装置に
よってシェル基部に伝達される応力の配分を確保するか
らである。
【0021】一つの改良によれば、シェル基部はその前
方上部分が密封構造になっている。より詳しく言うと、
密封用ベローは長手方向開口部をこのベローが少なくと
も部分的に覆っている屈曲襞部のフラップまで閉鎖す
る。第一の実施態様において、密封用ベローは長手方向
開口部の周囲に固定されるとともに、可撓性を有する側
方ベルトの下方に置かれる。つまり、これらの側方ベル
トはこのベローを挟持する。もちろん、可撓性を有する
側方ベルトと小舌状部が単一部材として製作される場合
でも、該密封用ベローについて同様の配置構成を採用す
ることができる。第二の実施態様において、密封用ベロ
ーは可撓性を有する側方ベルトおよび/または小舌状部
上に、側面をシェル基部の内側へ向けて固定される。
【0022】シェル基部の壁は、屈曲襞部のフラップの
箇所も含めて、このシェル基部の長手方向開口部の周囲
全体に亙って薄くすると有利である。
【0023】このようにして、これらのフラップは、そ
の緊締装置の作用から解放されるとすぐに、ブーツの脱
着のため足の出し入れを容易にできるよう大きな撓み性
を付与されている。もちろん、シェル基部の壁のこの薄
肉化は、長手方向開口部の周囲に亙って或る一定の柔軟
性をも与えてくれる。この柔軟性は足の上部における履
装容積の調節を完成するのに役立つ。
【0024】なお、本発明は、実施例を示す添付の図面
を参照しながら以下の説明を読むことによってより良く
理解されよう。
【0025】図1で全体を参照番号1で示すブーツ1
は、硬質シェルを備えかつ履装容積可変な型式のもので
あり、図示の例では、スキー滑走を行うためのスポーツ
用ブーツに関する。
【0026】このブーツ1は、長手方向に開いているシ
ェル基部3と、各々が装着者の踝関節にほぼ対応する区
域8内でブーツの側面に位置する2の連結軸4を介して
シェル基部3に枢動可能に取付けられている胴部2とで
構成される。
【0027】公知の方法で、靴胴部2は緊締装置5によ
って操作される一対のフラップ11、11’によって前
方へ向けて開くとともに、その下縁部9を介して、踝関
節のこの区域8内でシェル基部3から発出する可撓性を
有する直立延長部10と重なり合う。つまり、この配置
構成はブーツを構成するこれらの部分2および3間に或
る一定の密封性を確保できるようにするとともに、それ
らの相対的な枢動をも可能にする。
【0028】特に図2および図3から分かるような構成
例の詳細によれば、可撓性を有する直立延長部10はシ
ェル基部3の前方上部分7まで伸び出ており、かつ屈曲
襞部12の区域で一対の横断方向フラップ13、13’
を構成する。緊締装置6はシェル基部3上(たとえば、
連結軸4上)に取り付けられ、かつ、屈曲襞部12のこ
れら横断方向フラップ13、13’を互に遠ざけたり、
近づけたりするように操作する。この取付により、図2
に矢印21によって示されるように、屈曲襞部における
締付および/または調節は脛部に対する靴胴部2の締付
および/または調節とは無関係に行われる。全体的に長
手方向にあり、かつ少なくとも足甲部15の区域に対応
する開口部14は、シェル基部3の前方上部分7に形成
されるとともに、横断方向フラップ13、13’の広が
りを屈曲襞部12の区域に限定する。この長手方向開口
部14は、横断方向フラップ13、13’をも覆う密封
用ベロー18を用いて閉じられのが有利である。次い
で、可撓性を有する比較的狭い側方ベルト16、16’
が長手方向開口部14の両側に付け加えられる、その結
果、この開口部の周囲17に亙って密封用ベローを挟持
する。これら可撓性を有する側方ベルト16、16’は
紐締め式緊締装置19のための締付用ベルトとして機能
することになる。この目的のために、また好ましくは、
これらのベルトは、たとえ該緊締装置19が締付け端部
まで締め付けられようとも、常に自由な中央空間をベル
ト間に残すように比較的狭く設けられる。このようにし
て、側方ベルト16、16’が互いに絡み合うのが回避
される。もしこれらベルトが絡み合ったりすると、それ
らの可撓性が(したがって足甲部15上でのそれらの調
節が)損なわれることになる。この同じ調節上の配慮か
ら、シェル基部3の壁は、可撓性を有する直立延長部1
0と実際上連結している屈曲襞部の横断方向フラップ1
3、13’の箇所まで長手方向開口部14の周囲17全
体に亙って薄くされるのが有利である。したがって、こ
れらの様々な配置構成は、図2、図3および図4におい
て矢印20で示されるように、足甲部15に対する包被
を締付けたりおよび/または調節したりすることを、屈
曲襞部12におけるフラップ13、13’の調節に影響
をもたらすことなく、可能にする。
【0029】足甲部15の区域とシェル基部3の屈曲襞
部12の区域との間における緊締の独立性ならびに靴胴
部2との独立性は、シェル基部3内における踵の優れた
固定を実現可能にする。その理由は、屈曲襞部12の両
側に位置する装置6および12によって加えられる緊締
応力の値が生じないからである。つまり、苦痛となる圧
力点の出現が避けられる。更に、紐締め式緊締装置19
の使用により、従来の柔軟なブーツの場合を想起させる
ような、足甲部15の区域において履装容積を適合でき
るようにする外観をブーツに与える。
【0030】緊締装置19の下にある足の上部を保護す
るために(たとえば紐部材の撚り糸(線条)部分の圧力
を或る一定の表面に亙って配分するために)、公知型式
の小舌状部を設けてもよい。この小舌状部(図示せず)
は長手方向開口部14の前端21においてシェル基部3
上に付け加えることができるとともに、この開口部をそ
の後端22まで覆うことができる。なお、この後端22
において、該小舌状部は横断方向フラップ13、13’
を少なくとも部分的に覆う。
【0031】図5に示されている好ましい実施態様によ
れば、小舌状部23は可撓性を有する側方ベルト16、
16’と一体部材として得られ、次いで、この側方ベル
トは、シェル基部3の長手方向開口部14の周囲17に
付け加えられる。この場合、該可撓性を有する側方ベル
ト16、16’は、該小舌状部23を介して長く伸び出
ているとともに、長手方向開口部14の前端21を覆う
材料のブリッジによって互に連結される。その結果、シ
ェル基部3の密封性を強化する連続性が得られることに
なる。先に述べたように、該密封用ベロー18は、この
ようにして結合された可撓性を有する側方ベルト16、
16’と、長手方向開口部14の周囲17を形成するシ
ェル基部3の薄肉化された壁との間に挟持することがで
きる。また、該密封用ベローは可撓性を有する側方ベル
ト16、16’と小舌状部23とによって形成される単
一部材の下方に単に固定するだけでもよい。この場合、
密封処理は、まず最初に、シェル基部3の周囲17とこ
れら側方ベルト16、16’および小舌状部23との間
で行われ、次いで密封用ベロー18とこれら側方ベルト
16、16’および小舌状部23との間で行われる。
【0032】ブーツのその他の実施態様を考え得ること
はもちろんである。たとえば、緊締装置19を長手方向
開口部14の周囲箇所でシェル基部3の壁上に直接接続
してもよい。この場合、可撓性を有するベルトを取り除
いてもよい。また快適性の観点から、とりわけ該緊締装
置19の紐締めによって局部的にかかる圧力をより大き
な表面に亙って配分するために、小舌状部23で足甲部
15の区域を覆うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 硬質シェルを備え、かつ履装容積可変な型式
の本発明によるブーツの斜視図である。
【図2】 図1のブーツのシェル基部を示す斜視図であ
る。
【図3】 図2のシェル基部の長手方向断面図である。
【図4】 図1のIV−I線に沿って見たブーツの前部
分の断面図である。
【図5】 図1のブーツの一変形実施態様を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
2 ブーツ(靴)胴部 3 シェル基部 5,6,19 緊締装置 7 前方上部分 12 屈曲襞部 13,13’ 横断方向フラップ 14 開口部 15 足甲部 16,16’ 可撓性を有する側方ベルト 17 周囲部 18 密封用ベロー 21 前端部 22 後端部 23 小舌状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン シャランド フランス国.74350 クリュゼイユ,レ レジダンス デュ サレヴ,ルート デュ スエット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方上部分(7)で長手方向に開いてい
    るシェル基部(3)上に枢動可能に取り付けられた靴胴
    部(2)を有する、硬質シェルを備えかつ履装容積可変
    なブーツであって、前記前方上部分には一対の横断方向
    フラップ(13、13’)が設けられ、前記靴胴部
    (2)とシェル基部(3)上に位置する緊締装置(5、
    6、19)が足部および脛部に対して前記硬質シェルの
    諸構成部分を確実に調節するものにおいて、 全体として長手方向に向けられ、かつ少なくとも足甲部
    (15)の区域に対応する開口部(14)が前記シェル
    基部(3)の前方上部分(7)で屈曲襞部の横断方向フ
    ラップ(13、13’)の前方に設けられることによ
    り、前記シェル基部(3)の横断方向フラップ(13、
    13’)は屈曲襞部の区域にのみ限定されることを特徴
    とするブーツ。
  2. 【請求項2】 前記シェル基部(3)に固定される緊締
    装置(6)が前記屈曲襞部(12)の横断方向フラップ
    (13、13’)を解放および接近させるための特定的
    な制御作用を行うことを特徴とする請求項1によるブー
    ツ。
  3. 【請求項3】 足甲部(15)の区域に対応する長手方
    向開口部(14)に、緊締装置(19)を用いることを
    特徴とする請求項2によるブーツ。
  4. 【請求項4】 前記長手方向開口部(14)の両側に、
    可撓性を有する側方ベルト(16、16’)が前記シェ
    ル基部(3)の前方上部分(7)に取り付けられるこ
    と、および前記緊締装置(19)により、前記緊締装置
    (6)とは無関係に、前記屈曲襞部(12)のフラップ
    (13、13’)を制御可能にすることを特徴とする請
    求項3によるブーツ。
  5. 【請求項5】 前記長手方向開口部(14)の両側に固
    定した可撓性を有する側方ベルト(16、16’)を制
    御する前記緊締装置(19)が紐式装置であることを特
    徴とする請求項4によるブーツ。
  6. 【請求項6】 小舌状部(23)が前記長手方向開口部
    (14)の前端部(21)で前記シェル基部(3)上に
    取付けられ、前記小舌状部(23)は該小舌状部の後端
    部(22)まで延在し、該後端部において前記屈曲襞部
    (12)のフラップ(13、13’)を部分的に覆って
    足の上部を保護することを特徴とする請求項5によるブ
    ーツ。
  7. 【請求項7】 前記可撓性を有する側方ベルト(16、
    16’)と、足の上部を保護するための前記小舌状部
    (23)とが単一部材として製作されることを特徴とす
    る請求項6によるブーツ。
  8. 【請求項8】 密封用ベロー(18)を設けて、前記シ
    ェル基部(3)の長手方向開口部(14)を前記屈曲襞
    部(12)のフラップ(13、13’)の所まで完全に
    閉鎖することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    1によるブーツ。
  9. 【請求項9】 前記密封用ベロー(18)が前記シェル
    基部(3)の長手方向開口部(14)の周囲上に固定さ
    れ、かつ前記可撓性を有する側方ベルト(16、1
    6’)と前記小舌状部(23)との下部に挟持、配置さ
    れることを特徴とする請求項7または8によるブーツ。
  10. 【請求項10】 前記密封用ベロー(18)が前記可撓
    性を有する側方ベルト(16、16’)と前記小舌状部
    (23)上に固定されることを特徴とする請求項7また
    は8によるブーツ。
  11. 【請求項11】 前記シェル基部(3)の壁部が、より
    大きな可撓性を付与された前記屈曲襞部(12)の横断
    方向フラップ(13、13’)の箇所を含めて、前記長
    手方向開口部(14)の周囲(17)全体に亙って薄肉
    化されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれ
    か1によるブーツ。
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