JP2000261923A - バイパスケーブル接続確認方法及びその装置 - Google Patents

バイパスケーブル接続確認方法及びその装置

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JP2000261923A
JP2000261923A JP6628499A JP6628499A JP2000261923A JP 2000261923 A JP2000261923 A JP 2000261923A JP 6628499 A JP6628499 A JP 6628499A JP 6628499 A JP6628499 A JP 6628499A JP 2000261923 A JP2000261923 A JP 2000261923A
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connection
bypass cable
power line
bypass
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JP6628499A
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English (en)
Inventor
Toshiro Goto
俊郎 後藤
Chikami Ogata
智香視 緒方
Hiroshi Inage
広 稲毛
Akira Ito
彰 伊藤
Yoshinori Kudo
善則 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiden Co Inc
Kyudenko Corp
Original Assignee
Daiden Co Inc
Kyudenko Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパスケーブルの接続確認を簡略な構成で
より確実に実行することができるバイパスケーブル接続
確認方法及び確認装置を提供する。 【解決手段】 電力線が幹線と分岐線とからなり、この
幹線及び分岐線に略対応して分岐したケーブル内の一つ
の分岐ケーブルに工事用開閉器3を接続してバイパスケ
ーブル11を接続し、前記幹線の電力線100に他の分
岐ケーブルのバイパスケーブル12を接続した後に分岐
電力線101に一つの分岐ケーブルのバイパスケーブル
14を接続するようにし、バイパスケーブルの遮蔽層に
流れる充電電流及び電力線に流れる通電電流のうちバイ
パスケーブルへ流れてくる分流電流を検出するようにし
ているので、分岐線と一つの分岐ケーブルとが同電位の
状態で接続できることとなり、分岐線と一つの分岐ケー
ブルとの間で断続的な放電状態となる不完全接続状態と
なることを防止してバイパスケーブルの接続状態を確認
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力線にバイパスケ
ーブルを接続する場合にその接続状態を確認するバイパ
スケーブル接続確認方法及びその確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバイパスケーブル接続確
認装置として図5に示すものがあった。この図は従来の
バイパスケーブル接続確認装置の概略回路構成図であ
る。同図において従来のバイパスケーブル接続確認装置
は、電力線100にバイパス線路として接続されるバイ
パスケーブル11a、11bと、このバイパスケーブル
11aの端部を電力線100に針電極を介して接続する
クランプ10と、前記バイパスケーブル11a、11b
の中間に介装され、バイパスケーブル11a、11bの
開閉を制御する工事用開閉器3と、この工事用開閉器3
に組込まれ、前記バイパスケーブル11aの静電容量C
及びこの静電容量Cに直列接続された抵抗Rにより対地
電圧を分圧して検出する検電器31とを備える構成であ
る。前記バイパスケーブル11aの静電容量Cは、バイ
パスケーブル11aの導体及び絶縁体を残して遮蔽層及
び外被絶縁体(以下、絶縁体)を除去し、この絶縁体上
に導体被膜を被覆してこの導体、絶縁体及び導体被膜で
形成される。
【0003】この構成に基づき従来のバイパスケーブル
接続確認装置は、前記クランプ10の針電極が電力線1
00の絶縁体を貫通して導体に接触し、この接続された
バイパスケーブル11aとバイパスケーブル11bと
は、工事用開閉器3により開放状態とすることにより、
バイパスケーブル11bを非活線状態としておき、活線
状態のバイパスケーブル11aの電圧を検電器31によ
り検出する。この検電器31はバイパスケーブル11a
の静電容量Cのインピーダンスと抵抗Rの抵抗分とによ
り対地電圧を分圧して電圧を検知し、この検知された電
圧に基づいて電力線100とバイパスケーブル11aと
の接続を確認することができる。この電力線100とバ
イパスケーブル11aとの接続が確認されると、前記工
事用開閉器31を投入状態とすることによりバイパスケ
ーブル11bを活線状態とし、このバイパスケーブル1
1a、11bを介して電力の供給が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイパスケーブ
ル接続確認装置は以上のように構成されていたことか
ら、電力線100が分岐した分岐電力線(101)を有
する場合には、接続するバイパスケーブル11a、11
bもこれに対応して分岐した形態となるが、この分岐し
た各々に工事用開閉器(3)を各々分岐するバイパスケ
ーブル11a、11bに設けなければならず、バイパス
工事用の装置として複雑且つ高価格となるという課題を
有していた。
【0005】また、前記分岐したバイパスケーブル11
a、11bの各々に工事用の開閉器(3)を設けること
なく、各バイパスケーブル11a、11bの接続確認を
実行しようとすると図4(A)に示すようにバイパスケ
ーブル11a、11bの導体に流れる充電電流と絶縁体
を介して遮蔽層から接地に流れる充電電流とが各々相殺
されてクランプメータでは検出できないため、分岐の各
バイパスケーブルの接続確認を実行することができない
とう課題を有する。
【0006】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、バイパスケーブルの接続確認を簡略な構成で
より確実に実行することができるバイパスケーブル接続
確認方法及び確認装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバイパスケ
ーブル接続確認方法は、電力線が幹線から1又は複数に
分岐する分岐線を有し、遮蔽層を有するケーブルが複数
に分岐してなり当該分岐した一つのケーブルの中間に開
閉器が接続されてバイパスケーブルが形成され、当該バ
イパスケーブルを前記電力線の幹線及び分岐線に各々接
続し、当該バイパスケーブルの接続状態の確認を行なう
バイパスケーブル接続確認方法において、前記バイパス
ケーブルの中間に開閉器を有する一つのケーブルを電力
線の幹線に接続した後にバイパスケーブルの他のケーブ
ルを電力線の分岐線へ接続し、当該分岐線に接続される
バイパスケーブルの接続状態の確認を、前記遮蔽層を接
地して前記バイパスケーブルの導体、絶縁体及び遮蔽層
で生じる静電容量に基づいて遮蔽層に流れる充電電流及
び電力線に流れる通電電流のうちバイパスケーブルへ流
れてくる分流電流により行うものである。このように本
発明においては、電力線が幹線と分岐線とからなり、こ
の幹線及び分岐線に略対応して分岐したケーブル内の一
つの分岐ケーブルに開閉器を接続してバイパスケーブル
を接続し、前記幹線の電力線に他の分岐ケーブルのバイ
パスケーブルを接続した後に分岐線の電力線に一つの分
岐ケーブルのバイパスケーブルを接続するようにし、バ
イパスケーブルの遮蔽層に流れる充電電流及び電力線に
流れる通電電流のうちバイパスケーブルへ流れてくる分
流電流を検出するようにしているので、分岐線と一つの
分岐ケーブルとが同電位の状態で接続できることとな
り、分岐線と一つの分岐ケーブルとの間で断続的な放電
状態となる不完全接続状態となることを防止してバイパ
スケーブルの接続状態を確認できる。
【0008】また、本発明に係るバイパスケーブル接続
確認方法は必要に応じて、バイパスケーブルの他のケー
ブルが電力線の分岐線に接続される接続状態の確認を、
前記一つのケーブルの中間に接続された開閉器を投入す
る前に行うものである。このように本発明においては、
一つのケーブルの中間に接続された開閉器を投入する前
に、バイパスケーブルの他のケーブルが電力線の分岐線
に接続される状態を確認するようにしているので、より
迅速な接続状態の確認が可能となる。
【0009】また、本発明に係るバイパスケーブル接続
確認方法は必要に応じて、バイパスケーブルの遮蔽層に
流れる充電電流が、前記電力線に印加される電流の周波
数に同期した極性のパルス波となった場合に、前記電力
線に対してバイパスケーブルの接続が不完全と判断し、
当該不完全接続と判断された後に完全接続の有無を判断
するものである。このように本発明においては、電力線
に印加される電流の周波数に同期した極性のパルス波と
なった充電電流がバイパスケーブルの遮蔽層に流れた場
合に、バイパスケーブルの接続が不完全と判断し、この
判断の後に完全接続の有無を判断するようにしているの
で、バイパスケーブルの完全な接続と不完全な接続とは
明確に区別できることとなり、バイパスケーブルの接続
状態をより正確に確認できる。
【0010】また、本発明に係るバイパスケーブル接続
確認装置は、電力線が幹線から1又は複数に分岐する分
岐線を有し、遮蔽層を有するケーブルが複数に分岐して
なり当該分岐した一つのケーブルの中間に開閉器が接続
されてバイパスケーブルが形成され、当該バイパスケー
ブルを前記電力線の幹線及び分岐線に各々接続し、当該
バイパスケーブルの接続状態の確認を行なうバイパスケ
ーブル接続確認装置において、前記バイパスケーブルの
中間に開閉器を有する一つのケーブルを電力線の幹線に
接続する一つの接続手段と、当該一つの接続手段が接続
された後にバイパスケーブルの他のケーブルを電力線の
分岐線に接続する他の接続手段と、前記分岐線に接続さ
れるバイパスケーブルの接続状態の確認を、前記遮蔽層
を接地して、前記バイパスケーブルの導体、絶縁体及び
遮蔽層で生じる静電容量に基づいて遮蔽層に流れる充電
電流及び電力線に流れる通電電流のうちバイパスケーブ
ルへ流れてくる分流電流により行う接続確認手段とを備
えるものである。
【0011】また、本発明に係るバイパスケーブル接続
確認装置は必要に応じて、接続確認手段は、バイパスケ
ーブルの他のケーブルが電力線の分岐線に接続する接続
確認手段の接続状態の確認を、前記一つのケーブルの中
間に接続された開閉器を投入する前に行うものである。
また、本発明に係るバイパスケーブル接続確認装置は必
要に応じて、接続確認手段は、バイパスケーブルの遮蔽
層に流れる充電電流が、前記電力線に印加される電流の
周波数に同期した極性のパルス波となった場合に、前記
電力線に対してバイパスケーブルの接続が不完全と判断
し、当該不完全接続と判断された後に完全接続の有無を
判断するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
バイパスケーブル接続確認装置をその接続確認方法と併
せて図1ないし図4に基づいて説明する。この図1は本
実施の形態に係るバイパスケーブル接続確認装置の概略
回路構成図、図2は図1に記載する装置の接続状態の確
認動作フローチャート、図3は図2に記載する動作フロ
ーチャートに対応する接続状態図、図4は図3の接続状
態における電流の流れを示す接続状態確認図を示す。
【0013】前記各図において本実施形態に係るバイパ
スケーブル接続確認装置は、前記図5に記載の従来の装
置と同様にバイパスケーブル11,12、13(図5に
おいては11a、11bに相当)クランプ10a、10
b(図5においては10に相当)、工事用開閉器3を共
通して備え、この構成に加え、前記バイパスケーブル1
1、12、13から分岐する分岐器15を介して分岐バ
イパスケーブル14が接続され、このバイパスケーブル
14の先端にクランプ10cが取付けられ、前記バイパ
スケーブル11、13、14の各遮蔽層に流れる充電電
流に基づいて本体装置2によりバイパスケーブル11、
13、14の接続状態の適否を判断する構成である。こ
の本体装置2は、前記バイパスケーブル11、13、1
4を貫通させた状態で装着され、このバイパスケーブル
11、13、14の遮蔽層に流れる充電電流及び電力線
に流れる通電電流のうちバイパスケーブルへ流れてくる
分流電流を検知するCT21と、このCT21により検
知された充電電流及び電力線に流れる通電電流のうちバ
イパスケーブルへ流れてくる分流電流を検出電流値とし
て出力すると共に、充電電流及び分流電流に基づいて接
続確認を行う接続確認・測定部20とを備える構成であ
る。
【0014】前記接続確認・測定部20は、前記CT2
1により検知された充電電流及び分流電流に基づいて接
続確認又は電流測定のいづれかを選択する切換部22
と、この切換部22の選択により前記充電電流に基づい
て電力線100及び分岐電力線101に対するバイパス
ケーブル11、13、14のクランプ10a、10b、
10cの接続状態を確認する接続確認部23と、前記切
換部22の選択により前記通電電流に基づいて電流の平
均値を演算して測定する電流測定部24と、この接続確
認部23の接続状態及び電流測定部24の測定結果を表
示する表示部25とを備える構成である。
【0015】前記接続確認部23は、クランプ10a、
10b、10cの接続状態について不完全接続、完全接
続及び未接続の3状態を判断する構成である。前記電流
測定部24は、前記CT21から出力される通電電流の
平均値を求めて電流を測定する構成である。また、前記
表示部25は、接続確認動作においては「不完全接
続」、「完全接続」及び「未接続」の各文字、又はこれ
に対応するランプの点滅・点灯の表示等を行う構成であ
る。
【0016】次に、前記構成に基づく本実施形態の接続
状態確認動作及び電流測定動作について説明する。ま
ず、幹線側の電力線100に対してバイパスケーブル接
続部1のバイパスケーブル11、13に設けられたクラ
ンプ10a、10bを図3(A)に示すように接続する
(ステップ1)。分岐側の分岐電力線101に対してバ
イパスケーブル接続部1の分岐バイパスケーブル14に
設けられたクランプ10cを図3(B)に示すように接
続する(ステップ2)。なお、このステップ2は必ずし
も接続することを要せず、ステップ1から直接次のステ
ップ3へ進むこともできる。
【0017】操作者が切換部22を操作して前記接続状
態確認又は電流測定のいづれかの動作を選択し、この選
択結果に基づいて判断される(ステップ3)。このステ
ップ3で接続状態確認と判断された場合には、さらに幹
線である電力線100に対するバイパスケーブル11、
13の接続確認か、又は分岐側である分岐電力線101
に対する分岐のバイパスケーブル14の接続確認かを判
断する(ステップ4)。
【0018】前記ステップ4において、幹線である電力
線100の接続確認と判断された場合には、接続確認部
23が不完全接続の確認動作を実行する(ステップ
5)。この不完全接続の確認動作は、電力線100への
導体とクランプ10a、10bの針電極との間に波形状
のインパルス波形が発生することになり、このインパル
ス波形の有無及びパルスのレベルにより接続確認部23
により確認される。
【0019】前記インパルス波形のパルスレベルは、実
際の放電パルス波形の観測結果により閾値を100[m
A]ピークとすることもできる。即ち、パルスは充電電
流が小さいほど値が低く、例えば8[mm2]×5mで
パルスレベルが150[mA]ピーク程度であることか
らケーブル長が長くなればパルスレベルの値も大きくな
ることになる。また、高調波(ノイズ)と区別するため
に、周波数帯域を10[KHz]以上とすることもでき
る。即ち、商用周波数及びその高調波をカットするため
であり、また高い周波数帯域ではCT21自体の検出性
能を越えてしまうことによる。
【0020】前記ステップ5における不完全接続の確認
動作により接続確認部23が不完全接続であると判断さ
れた場合(ステップ6)には、表示部25で不完全接続
である旨の表示及び警報出力を行う(ステップ14、ス
テップ16)この不完全接続の表示及び警報出力は、
「不完全接続」の文字表示、その他赤色ランプの点滅、
断続ブザー音の発報等により行うことができる。前記ス
テップ6で不完全接続と判断された場合、又は前記ステ
ップ4で分岐電力線101に対する分岐のバイパスケー
ブル14の接続確認であると判断された場合には、接続
確認部23が完全接続の確認動作を実行する(ステップ
7)。この完全接続の確認動作は、幹線である電力線1
00又は分岐線である分岐電力線101の各導体とクラ
ンプ10a、10b、10cの各電極とが完全に接触
し、バイパスケーブル接続部1の各バイパスケーブル1
1、13、14に充電電流及び分流電流が流れ、CT2
1を介して正弦波の電流が検出(例えば、60[Hz]
の電流が1[mA]以上検出)されるか否かにより判断
される。
【0021】即ち、幹線である電力線100とクランプ
10a、10bとの間における完全接続の確認は、イン
パルス波形が検出されず、且つ正弦波の電流が検出され
ないことを条件として判断されることとなる。これは不
完全接続状態であっても、インパルス波形の電流と共に
正弦波波形の電流が含まれて検出される場合があるため
である。
【0022】前記ステップ7の確認動作に基づいて完全
接続か否かが判断され(ステップ8)、完全接続と判断
された場合には表示部25は完全接続の表示を実行する
(ステップ9)。また、完全接続でないと判断された場
合には、表示部25は未接続の表示を実行する(ステッ
プ15)と共に、その旨の警報を出力する(ステップ1
6)。この完全接続の表示及び警報出力は、「完全接
続」の文字の表示、その他緑色ランプの点灯、連続ブザ
ー音の発報等により行うことができる。
【0023】前記ステップ9で完全接続の表示が成され
た後は、分岐する全線路に対して前記各接続確認がなさ
れたか否かを接続確認部23が判断する(ステップ1
0)。このステップ10において全線路の接続確認が終
了していないと判断された場合には、前記ステップ4に
戻り前記ステップ4からステップ16までの動作を繰り
返すこととなる。
【0024】前記ステップ10において全線路の接続確
認が終了したと判断された場合には、図3(C)に示す
ように工事用開閉器3を投入してバイパスケーブル接続
部1を通電状態とする(ステップ11)。この通電状態
の後にさらに再度の接続確認を実行するか否かを判断し
(ステップ12)、再度の接続確認を実行すると判断さ
れた場合には、前記ステップ4に戻り前記接続確認動作
を実行する(ステップ4ないしステップ16)。
【0025】前記ステップ12において、再度の接続確
認を実行しないと判断された場合には、幹線の電力線1
00及び分岐線の分岐電力線101の全線路について、
図3(C)中に×印で示す箇所を切断して電力線路のバ
イパス工事を完了する(ステップ13)。
【0026】また、前記ステップ3において、電流測定
が切換部22により選択された場合には、電力線100
及び分岐電力線101に流れる負荷電流が常に変化して
いることから、負荷電流のピークホールドでは不十分で
あるため、電流測定部24が平均値を演算し(ステップ
7)、この平均値を測定電流として表示部25に表示す
る(ステップ18)。
【0027】なお、前記分岐線の分岐電力線101に対
するクランプ10cの接続確認において、不完全接続の
有無について判断を行っていないのは、幹線の電力線1
00に対してバイパスケーブル11、13のクランプ1
0a、10bを接続した後に分岐線の分岐電力線101
に対してバイパスケーブル14のクランプ10cを接続
しているためである。即ち、クランプ10cを接続する
際には、前記クランプ10a、10bの接続によりバイ
パスケーブル11、13、14は既に電力線100及び
分岐電力線101の電位と等しい値となっていることか
ら、等電位間での放電は発生せず、従って不完全接続状
態にもなり得ないことに基づく。よって、分岐電力線1
01に対するクランプ10cの接続確認は完全接続か未
接続かのいづれかを判断すれば足りることとなる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明においては、電力線
が幹線と分岐線とからなり、この幹線及び分岐線に略対
応して分岐したケーブル内の一つの分岐ケーブルに開閉
器を接続してバイパスケーブルを接続し、前記幹線の電
力線に他の分岐ケーブルのバイパスケーブルを接続した
後に分岐線の電力線に一つの分岐ケーブルのバイパスケ
ーブルを接続するようにし、バイパスケーブルの遮蔽層
に流れる充電電流を検出するようにしているので、分岐
線と一つの分岐ケーブルとが同電位の状態で接続できる
こととなり、分岐線と一つの分岐ケーブルとの間で断続
的な放電状態となる不完全接続状態となることを防止し
てバイパスケーブルの接続状態を確認できるという効果
を奏する。
【0029】また、本発明においては、一つのケーブル
の中間に接続された開閉器を投入する前に、バイパスケ
ーブルの他のケーブルが電力線の分岐線に接続される状
態を確認するようにしているので、より迅速な接続状態
の確認が可能となるという効果を有する。
【0030】さらに、本発明においては、電力線に印加
される電流の周波数に同期した極性のパルス波となった
充電電流がバイパスケーブルの遮蔽層に流れた場合に、
バイパスケーブルの接続が不完全と判断し、この判断の
後に完全接続の有無を判断するようにしているので、バ
イパスケーブルの完全な接続と不完全な接続とは明確に
区別できることとなり、バイパスケーブルの接続状態を
より正確に確認できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るバイパスケーブ
ル接続確認装置の概略回路構成図である。
【図2】図1に記載する装置の接続状態の確認動作フロ
ーチャートである。
【図3】図3は図2に記載する動作フローチャートに対
応する接続状態図である。
【図4】図3の接続状態における電流の流れを示す接続
状態確認図である。
【図5】従来のバイパスケーブル接続確認装置の概略回
路構成図である。
【符号の説明】 1 バイパスケーブル接続部 2 本体装置 3 工事用開閉器 4 接続判別部 11、11a、11b、12、13、14 バイパスケ
ーブル 15 分岐器 21 CT 23 接続確認部 24 電流測定部 25 表示部 100 電力線 101 分岐電力線 102 電力線分岐部
フロントページの続き (72)発明者 緒方 智香視 福岡県福岡市南区那の川1−23−35 株式 会社九電工内 (72)発明者 稲毛 広 福岡県福岡市南区那の川1−23−35 株式 会社九電工内 (72)発明者 伊藤 彰 福岡県久留米市南町660 大電株式会社内 (72)発明者 工藤 善則 福岡県久留米市南町660 大電株式会社内 Fターム(参考) 5G066 AA10 AB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線が幹線から1又は複数に分岐する
    分岐線を有し、遮蔽層を有するケーブルが複数に分岐し
    てなり当該分岐した一つのケーブルの中間に開閉器が接
    続されてバイパスケーブルが形成され、当該バイパスケ
    ーブルを前記電力線の幹線及び分岐線に各々接続し、当
    該バイパスケーブルの接続状態の確認を行なうバイパス
    ケーブル接続確認方法において、 前記バイパスケーブルの中間に開閉器を有する一つのケ
    ーブルを電力線の幹線に接続した後にバイパスケーブル
    の他のケーブルを電力線の分岐線へ接続し、当該分岐線
    に接続されるバイパスケーブルの接続状態の確認を、前
    記遮蔽層を接地して前記バイパスケーブルの導体、絶縁
    体及び遮蔽層で生じる静電容量に基づいて遮蔽層に流れ
    る充電電流及び電力線に流れる通電電流のうちバイパス
    ケーブルへ流れてくる分流電流により行うことを特徴と
    するバイパスケーブル接続確認方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載バイパスケーブル接
    続確認方法において、 前記バイパスケーブルの他のケーブルが電力線の分岐線
    に接続される接続状態の確認を、前記一つのケーブルの
    中間に接続された開閉器を投入する前に行うことを特徴
    とするバイパスケーブル接続確認方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載のバイパスケ
    ーブル接続確認方法において、 前記バイパスケーブルの遮蔽層に流れる充電電流が、前
    記電力線に印加される電流の周波数に同期した極性のパ
    ルス波となった場合に、前記電力線に対してバイパスケ
    ーブルの接続が不完全と判断し、当該不完全接続と判断
    された後に完全接続の有無を判断することを特徴とする
    バイパスケーブル接続確認方法。
  4. 【請求項4】 電力線が幹線から1又は複数に分岐する
    分岐線を有し、遮蔽層を有するケーブルが複数に分岐し
    てなり当該分岐した一つのケーブルの中間に開閉器が接
    続されてバイパスケーブルが形成され、当該バイパスケ
    ーブルを前記電力線の幹線及び分岐線に各々接続し、当
    該バイパスケーブルの接続状態の確認を行なうバイパス
    ケーブル接続確認装置において、 前記バイパスケーブルの中間に開閉器を有する一つのケ
    ーブルを電力線の幹線に接続する一つの接続手段と、 当該一つの接続手段が接続された後にバイパスケーブル
    の他のケーブルを電力線の分岐線に接続する他の接続手
    段と、 前記分岐線に接続されるバイパスケーブルの接続状態の
    確認を、前記遮蔽層を接地して、前記バイパスケーブル
    の導体、絶縁体及び遮蔽層で生じる静電容量に基づいて
    遮蔽層に流れる充電電流及び電力線に流れる通電電流の
    うちバイパスケーブルへ流れてくる分流電流により行う
    接続確認手段とを備えることを特徴とするバイパスケー
    ブル接続確認装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載バイパスケーブル接
    続確認装置において、 前記接続確認手段は、バイパスケーブルの他のケーブル
    が電力線の分岐線に接続する他の接続確認手段の接続状
    態の確認を、前記一つのケーブルの中間に接続された開
    閉器を投入する前に行うことを特徴とするバイパスケー
    ブル接続確認装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項4又は5に記載のバイパスケ
    ーブル接続確認装置において、 前記接続確認手段は、バイパスケーブルの遮蔽層に流れ
    る充電電流が、前記電力線に印加される電流の周波数に
    同期した極性のパルス波となった場合に、前記電力線に
    対してバイパスケーブルの接続が不完全と判断し、当該
    不完全接続と判断された後に完全接続の有無を判断する
    ことを特徴とするバイパスケーブル接続確認装置。
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