JP2000261684A - 色変換装置および方法 - Google Patents
色変換装置および方法Info
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- JP2000261684A JP2000261684A JP11063067A JP6306799A JP2000261684A JP 2000261684 A JP2000261684 A JP 2000261684A JP 11063067 A JP11063067 A JP 11063067A JP 6306799 A JP6306799 A JP 6306799A JP 2000261684 A JP2000261684 A JP 2000261684A
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Abstract
数や装置規模の増大を抑えながら、色変換を行う。 【解決手段】 入力画像の第1〜第4の色成分のデータ
1001〜1004は、第1の出力色成分アドレス発生
器1005に入力される。第1の出力色成分アドレス発
生器1005は、各入力色成分の上位bitを連結し
て、色補正テーブルのアドレスを発生する。色補正テー
ブル1006はアドレスを受け取り、周囲32点の格子
点データ1007を非線形補間器1008に出力し、非
線形補間器1008は入力画像の第1の成分の下位ビッ
トを用いて非線形補間を行う。線形補間器1009、1
010、1011は、入力画像の第2、第3、第4の成
分1002、1003、1004の下位ビットによる線
形補間を行い、最終的に出力画像の第1の色成分101
2が出力される。
Description
カラー複写機、カラーテレビ等フルカラーを出力する装
置において、ある色空間で表現された画素値を、異なる
色空間で表現した画素値に変換して出力する装置に関す
る。
機、カラーテレビ等の分野で、ある色空間で表現された
入力画素値を、異なる色空間で表現した画素値に変換
し、出力画素値として出力する装置がある。以下、入力
画素値が表現された色空間を入力色空間、同様に、出力
画素値が表現された色空間を出力色空間と言う。画素値
を変換する装置は、様々な方式のものがある。
いるように、RGBで表現される入力色空間を、YCb
Crで表現される出力色空間に変換する装置がある。R
GBからYCbCrへの色空間処理は、Y=0.6G+
0.3R+0.1B、Cb=Y−B、Cr=Y−Rとい
う簡単な変換式で表わすことができる。したがって、R
GBからYCbCrへの色変換装置は、前記変換式を処
理する演算装置により実現することができる。
変換処理が複雑で、簡単な変換式で表現できない場合が
ある。例えば、スキャナ装置で入力したRGBを印刷装
置のYMCに変換する場合である。前記RGBは、スキ
ャナの光センサのスペクトル特性に応じた色空間であ
り、前記YMCは、印刷機のインクのスペクトル特性
や、網点の階調特性に応じた色空間であるため、両者の
関係は非線型となることが多く、変換式は複雑になる。
したがって、変換装置を変換式を実行する演算装置で実
現すると、装置規模が大きくなる、あるいは、処理時間
が長くなるなどの問題が生じる。
な場合に対応するために、入力画素値に対する出力画素
値を予め色補正テーブルに保持しておき、単なる色補正
テーブルを参照する処理により色変換を実現する装置が
ある。
調数が増大すると、色補正テーブルの容量が急激に増大
するという問題がある。例えば、入力色空間がRGB各
々n階調で表現される場合、色補正テーブルの容量は、
n3となってしまう。
に、色補正テーブルを複数の部分に分割し、部分空間の
格子点の位置だけに出力画素値を保持しておき、入力画
素値が格子点から外れている場合には、周辺の格子点の
値から補間して出力画素値として用いる装置がある。例
えば、特開平4−144481号公報に示される色変換
装置がある。
は、例えば、RGBなど3色の入力色空間の場合、入力
色空間を複数の直方体に分割し、直方体を構成する8点
の格子点を用いて線形補間する場合を考える。このと
き、入力画素値をひとつ処理するために、色補正テーブ
ルを8回参照しなければならない。YMCKからなる4
色の入力色空間では1画素当り16回の参照が必要とな
る。しかし、最近のように取り扱う画像データの解像度
が高くなり、かつ各画素にゆいての階調表現が細かくな
ると、一枚の画像を出力するのに要する色補正テーブル
の読み出し帯域は大きくなる。
公報に開示される色補正装置は、入力画像信号に乗算す
べき係数と、該補正係数を乗算後に入力画像信号に加算
すべき補正定数を、入力画像信号の各色成分の代表点毎
に色補正テーブルに格納し、線形補間計算する処理を行
なって、必要とするメモリ容量を従来より大幅に削減す
ることができる。しかし、線形演算処理において算出さ
れた補正値は、直線近似による近似値である。例えば、
入力画像信号に対する出力画像信号が図1の曲線11に
示すようなものであるとき、直線10に示すような直線
近似の色補正を使用する場合、補間誤差が大きくなると
いう問題がある。補間誤差が大きくなると、色変換誤差
が大きくなり、色変換装置としての性能が低下する。
入力色空間から出力色空間への複雑な変換を、少ない装
置規模で実現するために、変換方法を簡略化するもので
あった。その結果、色変換精度が少なからず低下する
が、装置規模を削減する効果を優先させていた。
どの画像出力装置の高画質化が進んでいる。YMCKな
ど4色で表現された入力画素を従来技術の変換精度で
は、これらの高画質な画像出力装置に対応できない可能
性があるため、変換精度を低下させる要因となりうる技
術を回避することが肝要となる。4色の入力色空間で十
分な数の格子点を参照して補間すればよい。しかし、前
述した通り、入力色数と格子点数を増やすと、いずれも
色補正テーブルを参照する回数が増大し、問題となる。
また、色補正テーブルの容量は、入力色空間の分割数を
各色当り25=32分割とすると、324*4[Byt
e]=4[Mbyte]となる。
めに、従来例のような線形補間ではなく、非線形補間を
行うという考え方がありうる。YMCKからなる入力色
空間で、4次元の超立方体の頂点を格子点として参照す
る場合、一つの入力画素を色変換するために、線形補間
の場合、色補正テーブルを16回参照しなければならな
い。ここで、24[dots/mm]の解像度で標本化
され、YMCK各色8[bit/pixel]の階調精
度で量子化されたJISのA4サイズの画像データを1
秒でYMCKの出力色空間へ変換することを考える。画
像データは、総計35[Mpixel]であるから、入
力画素値は、35[Mpixel/sec]の速度で色
変換装置に入力される。このとき、色補正テーブルの読
み出し帯域は、35[Mpixel/sec]*16*
4[Byte]=2.24[Gbyte/sec]に達
する。
上の格子点が必要となる。例えば、各色について周囲4
点の格子点を参照する場合には、44=256画素の格
子点を参照しなければならないため、2G×16=32
GByte/secの帯域が必要となる。これは非現実
的である。
色空間で十分な数の格子点を参照して補間する色変換装
置において、演算精度を低下させることなく、参照格子
点数を抑え、かつ、装置規模の増大を抑えることであ
る。
削減するためには、入力色空間の分割数を小さくすれば
良い。しかしながら、従来例の説明でも述べたように、
分割数を少なくして線形補間を行うと許容程度を越えた
色補正誤差が生じてしまう。高精度に色変換を行うには
非線形補間を行う必要がある。しかし非線形補間は入力
色空間から出力色空間への変換が複雑である。結局、従
来例では、分割数を大きくすることにより、非線形を吸
収していた。
行うことにより、小さな分割数で小さな色補正誤差を実
現するものである。
割数を各色あたり32分割とすると4MByte必要と
なる。これを各色あたり16分割とすることによって、
256KByteとすることができる。
割数を減らすために、非線形補間を行うと、テーブルの
参照回数が増大してしまう。
要な成分のみ非線形補間を行い、他の色成分は線形補間
を行うことによって、色補正テーブルの転送帯域の増大
を防ぎ、色補正テーブルの容量を削減し、かつ、色補正
の精度を大幅に高めることを要旨とするものである。
色空間がY’M’C’K’の場合、出力色成分Y’に対
しては、入力色成分Yの値が最も重要である。そこで、
出力色成分Y’を計算する場合、入力色成分Yに対して
は非線形補間を行い、他の色成分MCKに対しては線形
補間を行う。
成分M’を計算する場合、入力色成分Mに対しては非線
形補間を行い、他の色成分YCKに対しては線形補間を
行う。出力色成分C’を計算する場合、入力色成分Cに
対しては非線形補間を行い、他の色成分YMKに対して
は線形補間を行う。出力色成分K’を計算する場合、入
力色成分Kに対しては非線形補間を行い、他の色成分Y
MCに対しては線形補間を行う。
格子点数は全て非線形補間した256画素に比べて32
画素と削減することができる。この時、色補正テーブル
の必要帯域は、2G×2=4GByte/secの帯域
であり、線形の場合に比べて増加量は小さくて済む。
も重要であり、他の色成分の重要さは小さいため、Y
のみに非線形補間を行い、MCKに対して線形補間を行
ったとしても、全てに線形補間を行う場合と比較して高
い効果を得ることができる。
処理を含ませる必要はなく、たとえば、色変換上さほど
誤差が気にならない色成分については線形補間のみを行
うようにしてもよい。要するに、非線形補間と線形補間
とを組み合わせることが重要である。
めに、複数の色成分を有する入力色空間を部分空間に分
割し、前記部分空間の格子点ごとに、複数の色成分を有
する出力色空間の色補正出力値を保持し、前記色補正出
力値を補間処理して前記入力色空間の画素値データを前
記出力色空間の画素値データに変換する色変換装置に:
前記入力色空間の画素値データを入力する手段と;前記
入力色空間の格子点に対応する出力色空間の色補正出力
値を保持する手段と;前記出力色空間の色成分毎に、前
記入力画素値データが表す画素値の周囲の格子点に対応
する色補正出力値を取り出す色補正出力値取り出し手段
と;前記出力色空間の色成分毎に予め選択された前記入
力色空間の色成分に関して前記色補正出力値に対して非
線形補間処理を行う非線形補間手段と;選択されない他
の入力色空間の色成分について前記色補正出力値に対し
て線形補間処理を行う線形補間手段と;前記非線形補間
処理および線形補間処理に基づいて上記出力空間の画素
値データを出力する手段とを設けるようにしている。
する手段は、例えば色補正テーブルとして構成できる。
色補正出力値取り出し手段は、出力色成分によって、補
間を行う格子点位置が異なるようになっている。非線形
補間手段は、出力色成分によって、どの入力色成分を線
形補間するかあるいは非線形補間するかが異なるように
なっている。
とに色変換上重要な入力色成分を考慮し、その入力色成
分については非線形補間を行い、精度の劣化を抑え、し
かも、当該出力色成分にとってさほど重要でない入力色
成分については線形補間を行って、コストダウンや処理
の高速化を実現している。
値取出し手段は、前記選択された入力空間の色成分に対
しては、入力画素値データの表す画素値の周囲の3つ以
上の格子点に対応する色補正出力値を取り出し、前記選
択されない他の入力空間の色成分に対しては、入力画素
値データの表す画素値の周囲の2格子点に対応する色補
正出力値を取り出すようにしてもよい。
データの表す画素値の周囲の4格子点に対応する色補正
出力値を通る3次曲線を用いて補間を行うようにしても
よい。
データの表す画素値の周囲の4格子点に対応する色補正
出力値を入力としたキュービックコンボリューションで
行うようにしてもよい。
う入力色成分の順序が異なるようにしてもよい。例えば
線形補間を行う色成分は先に補間し、非線形を行う色成
分は後に補間する。あるいは、非線形補間を行う色成分
は先に補間し、線形を行う色成分は後に補間する。
成するために、複数の色成分を有する入力色空間を部分
空間に分割し、前記部分空間の格子点ごとに、複数の色
成分を有する出力色空間の色補正出力値を保持し、前記
色補正出力値を補間処理して前記入力色空間の画素値デ
ータを前記出力色空間の画素値データに変換する色変換
装置において、前記補間処理を線形補間および非線形補
間を組み合わせて行うようにしている。
とに色変換上重要な入力色成分を考慮し、その入力色成
分については非線形補間を行い、精度の劣化を抑え、し
かも、当該出力色成分にとってさほど重要でない入力色
成分については線形補間を行って、コストダウンや処理
の高速化を実現できる。
成するために、4つの色成分(C,M,Y,K)を有す
る入力色空間を部分空間に分割し、前記部分空間の格子
点ごとに、4つの色成分(C’,M’,Y’,K’)を
有する出力色空間の色補正出力値を保持し、前記色補正
出力値を補間処理して前記入力色空間の4つの入力色信
号を前記出力色空間の4つの出力色信号に変換する色変
換方法において、上記出力空間の4つの色成分の各々に
ついて、それぞれ対応する1の入力空間の色成分に関し
て4点の格子点を用いて非線形補間を行ない、それ以外
の3色の色成分に関して線形補間を行ない、4つの入力
色信号から1つの対応する出力色信号を決定するように
している。
とに色変換上重要な入力色成分を考慮し、その入力色成
分については非線形補間を行い、精度の劣化を抑え、し
かも、当該出力色成分にとってさほど重要でない入力色
成分については線形補間を行って、コストダウンや処理
の高速化を実現できる。
面を参照して説明する。
の色成分の画素値を出力する装置を説明する図である。
の色成分、1002は入力画像の第2の色成分、100
3は入力画像の第3の色成分、1004は入力画像の第
4の色成分、1005は第1の出力色成分アドレス発生
器、1006は色補正テーブル、1007は第1の出力
色成分の格子点データ、1008は第1の入力色成分の
非線形補間器、1009は第2の色成分の線形補間器、
1010は第3の色成分の線形補間器、1011は第4
の色成分の線形補間器、1012は第1の色成分の出力
画像である。
1001〜1004は、第1の出力色成分アドレス発生
器1005に入力される。第1の出力色成分アドレス発
生器1005では、各入力色成分の上位bitを取り出
して並べることにより、色補正テーブルのアドレスを発
生する。色補正テーブル1006はアドレスを受け取
り、周囲32点の格子点データ1007を非線形補間器
1008に出力する。非線形補間器1008では後述す
る方法により入力画像の第1の成分の下位ビットを用い
て非線形補間を行い、補間結果を線形補間器1009に
出力する。さらに順に線形補間器1009、1010、
1011でそれぞれ、入力画像の第2の成分1002、
入力画像の第3の成分1003、入力画像の第4の成分
1004の下位ビット線形補間が行われ、最終的に出力
画像の第1の色成分1012が出力される。
を求めることができる。
る装置を示している。図2において、2005は、第2
の出力色成分アドレス発生器、2012は第2の色成分
の出力画像である。図2において図1と対応する箇所に
は対応する符号を付した。
のデータ1001に対して非線形補間を行ったのに対
し、図2では最初に入力画像の第2の色成分のデータ1
002に対して非線形補間を行っている。
算に対しても同様の装置を構築することができる。すな
わち、出力画像の第3の色成分の演算では、入力画像の
第3の色成分のデータ1003に対して非線形補間を行
い、他の色成分のデータについては線形補間を行う。出
力画像の第4の色成分の演算では、入力画像の第4の色
成分のデータ1004に対して非線形補間を行い、他の
色成分のデータに対して線形補間を行う。
非線形補間を最後に行うようにしてももちろん良い。非
線形補間を最後に行うことにより、非線形補間の回数が
削減できるという効果がある。非線形補間を最初に行う
ことにより、線形補間器1009、1010、1011
に転送するデータ量が削減できるという効果がある。
5、2005等について具体的に説明する。
M’C’K’とする。以下、出力画像成分Y’を算出す
る場合に用いる出力色成分アドレス発生器1005につ
いて説明する。
取り出し、4ビットデータそのものと、4ビットデータ
に+1、+2、−1したものを合わせて、計4種の格子
点アドレスデータを作成する。
を取り出し、4ビットデータそのものと、4ビットデー
タに+1したものを合わせて、計2種の格子点アドレス
データを作成する。
も、それぞれ2種の格子点アドレスデータを作る。
め、格子点アドレスは、YMCKの格子点の倍の数4×
2×2×2個存在する。Yに関してだけは周囲4点の格
子点を取得する。これらの格子点アドレスを、出力色成
分データを蓄積する色補正テーブル内のアドレスに変換
することで、各格子点の出力色成分データを取得するこ
とができる。単純な方法では、各色成分毎の格子点アド
レスデータをビット列として並べたものを色補正テーブ
ル内のアドレスとすれば良い。
置の出力色成分アドレス発生器1005について説明し
た。
同様に格子点アドレスデータを生成する。例えば、出力
色成分がM’の場合には、まず、入力画像色成分Mの上
位4ビットを取り出し、4ビットデータそのものと、4
ビットデータに+1、+2、−1したものを合わせて、
計4種の格子点アドレスデータを作成する。つぎに、入
力画像色成分Yの上位4ビットを取り出し、4ビットデ
ータそのものと、4ビットデータに+1したものを合わ
せて、計2種の格子点アドレスデータを作成する。同様
に、入力画像色成分C、Kに関しても、それぞれ2種の
格子点アドレスデータを作る。そして、例えば、これら
アドレスデータのビット列を連結したものを色補正テー
ブル内のアドレスとする。
る。
08〜線形補間器1011)の動作を説明する。ここで
も、出力色成分Y’の例を示す。なお、YMCKの順に
補間が行われる例を示す。
種、非線形補間器1008に入力される。非線形補間器
1008では、MCKが同じ格子点アドレスデータに対
応する4つの格子点画素値データに対して、一つの補間
結果を出力する。これがYによる補間値である。Yによ
る補間値は8種である。さらに、線形補間器1009で
は、CKが同じ格子点アドレスデータに対応する2つの
格子点画素値データに対して、一つの補間結果を出力す
る。これがMによる補間値である。Mによる補間値は4
種である。CKでも同様に補間をすることによって、最
終的に1つのY’成分画像データが出力される。
ば、MYCKの順に補間が行われる。Mの場合のみ線形
補間が行われる。
述べたが、最後に非線形補間を行っても良い。この場
合、Y’成分を出力する場合には、例えば、CMKYの
順で補間が行われる。最初C成分の補間後、32格子点
成分が16個の補間値となり、M成分の補間後、格子点
成分が8個の補間値となり、K成分の補間後、格子点成
分が4個の補間値となり、Y成分の補間後、出力成分
Y’を得ることができる。
た画素値を、出力色空間がY’M’C’K’で表現した
画素値に変換して出力するものとする。
割し、入力色空間を単位立方体に分割する。入力色空間
の各色をいくつに分割するかは任意であるが、例えば、
YMCKの各色を16分割とする。分割された単位立方
体の頂点の格子点データを記憶しておき、色補正テーブ
ルに格納する。
により出力画素値を決定する。例えば、図3は色成分Y
に対して、前記分割された3つの単位立方体を用いて格
子点間の色補正データを求める一例である。この色空間
システムはYMCK(Y’M’C’K’)の4次元であ
るので格子も4次元の超格子であるが、図3ではKを縮
退し3次元で表示している。図3から入力色空間YMC
Kにおける、出力色成分Y’が図中の点Pで示す位置で
あったとすると、非線形変換において点は必ず3次曲線
上に存在する。
うに4つの格子点p0,p1,p2,p3が1つの稜線に沿
って配置され、同様な7つの稜線(図ではK軸が縮退し
ているので3つしか示されない)に沿って同様に4つの
格子点が配置され、これら32個の格子点に点Pが取り
囲まれている。例えば、図4に示すように、与えられた
4個の格子点を用いて3次曲線で表示できる(X軸は入
力色成分Yの位置を示し、Yは出力色成分Y’の補間出
力値を示す)。曲線の式は次のようにする。
られる。
かれるので、これを解けば、3次曲線の式1を得ること
ができる。
点の値を用いて、当該点Pの値を求める方法であり、当
該点Pから左方向に最短距離に位置している参照点を基
準格子点とする。図4に示すように、点Pから基準格子
点までの最短距離tをとすると、tの値は容易に得られ
る。例えば、入力色空間を16分割とする場合、tの値
は4ビットで表わすことができる。従って、基準格子点
の座標値をxiとし、注目点Pの横方向の値はx=xi+
tとなり、式1にxの値を代入すれば、点Pの補間デー
タYpが得られる。図4に示すように曲線上に点xiとx
i+1との間は滑らかな曲線である。
を非線形補間により求める。
て、それぞれ線形補間を行ない、補間データMp,Cp,
Kpを求める。上述により得られた補間データYp,
Mp,Cp,Kpを用いて出力色空間の色補正データY’
を決定する。
記非線形変換により補間データMpを求め、色成分YC
Kに対して、それぞれ線形補間を行ない、補間データY
p,Cp,Kpを求める。上述により得られた補間データ
Yp,Mp,Cp,Kpを用いて出力色空間の色補正データ
M’を決定する。
色補正データC’,K’を決定する上述より、4色入力
に対して、各色成分毎に補間演算を行い、出力色空間に
おける色補正データを求め、これにより入力色空間がY
MCKで表現された画素値を、出力色空間がY’M’
C’K’で表現した画素値に変換して出力する。
ではなく、例えば、3色の入力色空間から3色の出力色
空間YMCに変換するなど、上述実施例の構成をそのま
ま適用できる。この場合、入力と出力が補色関係の色成
分の場合は非線形補間を行い、それ以外の場合は線形補
間を行えば良い。
ョンで行っても良い。この方法は、図3に示すように、
注目点Pの周囲の4個の格子点P0,P1,P2,P3を用
いて点Pの色データを求める。この場合には、注目点P
は2つの格子点P1とP2に取り囲まれる範囲に次の式
6で、点Pの色データを計算する。Pから左方向に最短
距離に位置している参照点を基準格子点とする。図4に
示すように、点Pから基準格子点までの最短距離をtと
すると、
す。
値に対して、色補正後の出力画素値が定められていると
する。入力画素値を16分割する場合は、32分割する
場合に比べて、格子点の数が半分となる。減少した格子
点の分は、補間によって求める。
16,24,32,40,48に対応する出力画素値が
格子点として存在しているが、16分割の場合は、補間
によって、入力画素値8、24、36の場合の出力画素
値を求めなければならない。線形補間の場合、表に示さ
れるように最大誤差が1を超えてしまうのに対し、非線
形で補間したことによって、最大誤差がを1以下とする
ことができる。しかも、この場合、周囲参照格子点の数
は2倍となるだけである。
うことによって、色補正テーブルの帯域の増大を抑え、
かつ、色補正テーブルの容量を削減し、かつ、色補正誤
差の増大を抑えることができる。一例では、色補正テー
ブルの容量は4MByteから、256KByteに削
減できる。しかも、誤差は微少である。
して出力画像の第1の色成分の画素値を出力する部分)
を示すブロック図である。
る。
間の例を示す図である。
なう例を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の色成分を有する入力色空間を部分
空間に分割し、前記部分空間の格子点ごとに、複数の色
成分を有する出力色空間の色補正出力値を保持し、前記
色補正出力値を補間処理して前記入力色空間の画素値デ
ータを前記出力色空間の画素値データに変換する色変換
装置において、 前記入力色空間の画素値データを入力する手段と、 前記入力色空間の格子点に対応する出力色空間の色補正
出力値を保持する手段と、 前記出力色空間の色成分毎に、前記入力画素値データが
表す画素値の周囲の格子点に対応する色補正出力値を取
り出す色補正出力値取り出し手段と、 前記出力色空間の色成分毎に予め選択された前記入力色
空間の色成分に関して前記色補正出力値に対して非線形
補間処理を行う非線形補間手段と、 選択されない他の入力色空間の色成分について前記色補
正出力値に対して線形補間処理を行う線形補間手段と、 前記非線形補間処理および線形補間処理に基づいて上記
出力空間の画素値データを出力する手段とを有すること
を特徴とする色変換装置。 - 【請求項2】 前記色補正出力値取出し手段は、前記選
択された入力空間の色成分に対しては、入力画素値デー
タの表す画素値の周囲の3つ以上の格子点に対応する色
補正出力値を取り出し、前記選択されない他の入力空間
の色成分に対しては、入力画素値データの表す画素値の
周囲の2格子点に対応する色補正出力値を取り出すこと
を特徴とする請求項1記載の色変換装置。 - 【請求項3】 前記非線形補間手段は、入力画素値デー
タの表す画素値の周囲の4格子点に対応する色補正出力
値を通る3次曲線を用いて補間を行うことを特徴とする
請求項1または2記載の色変換装置。 - 【請求項4】 前記非線形補間手段は、入力画素値デー
タの表す画素値の周囲の4格子点に対応する色補正出力
値を入力としたキュービックコンボリューションで行う
ことを特徴とする請求項1または2記載の色変換装置。 - 【請求項5】 出力色成分毎に、上記補間処理を行う入
力色成分の順序が異なることを特徴とする請求項1、
2、3または4記載の色変換装置。 - 【請求項6】 上記非線形補間処理を先に行い、上記線
形補間処理を後で行うことを特徴とする請求項1、2、
3、4または5記載の色変換装置。 - 【請求項7】 上記線形補間処理を先に行い、上記非線
形処理を後で行う請求項1、2、3、4または5記載の
色変換装置。 - 【請求項8】 複数の色成分を有する入力色空間を部分
空間に分割し、前記部分空間の格子点ごとに、複数の色
成分を有する出力色空間の色補正出力値を保持し、前記
色補正出力値を補間処理して前記入力色空間の画素値デ
ータを前記出力色空間の画素値データに変換する色変換
装置において、前記補間処理を線形補間および非線形補
間を組み合わせて行うことを特徴とする色変換装置。 - 【請求項9】 4つの色成分を有する入力色空間を部分
空間に分割し、前記部分空間の格子点ごとに、4つの色
成分を有する出力色空間の色補正出力値を保持し、前記
色補正出力値を補間処理して前記入力色空間の4つの入
力色信号を前記出力色空間の4つの出力色信号に変換す
る色変換方法において、上記出力空間の4つの色成分の
各々について、それぞれ対応する1の入力空間の色成分
に関して4点の格子点を用いて非線形補間を行ない、そ
れ以外の3色の色成分に関して線形補間を行ない、4つ
の入力色信号から1つの対応する出力色信号を決定する
色変換方法。
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JP2005215612A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-11 | Seiko Epson Corp | 階調補正回路、画像表示装置及び画像処理方法 |
JP2011029854A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Kyocera Mita Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
US8111430B2 (en) | 2005-09-13 | 2012-02-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Color conversion apparatus and method |
-
1999
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