JP2001008044A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001008044A
JP2001008044A JP11174682A JP17468299A JP2001008044A JP 2001008044 A JP2001008044 A JP 2001008044A JP 11174682 A JP11174682 A JP 11174682A JP 17468299 A JP17468299 A JP 17468299A JP 2001008044 A JP2001008044 A JP 2001008044A
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grid point
grid
input
color
color correction
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JP11174682A
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Shunichi Kimura
俊一 木村
Yutaka Koshi
裕 越
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色補正値が割り当てらる格子点を自由に配置
した構成でも、入力画素値に対する色補正値を簡易かつ
高速に算出する。 【解決手段】 入力画素値を用いて格子点位置比テーブ
ル101、格子点アドレステーブル102を表引きす
る。さらに入力画素値に対応するR、G、Bのアドレス
を用いてLUT104を表引きし、入力画素値に対応す
る8つの格子点の色補正出力値を出力する。この色補正
出力値と格子点位置比とを用いて補正回路105で入力
画素値に対する色補正出力値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機、カラーテレビジョン等フルカラーを出力
する装置において、所定の色空間で表現された画素値
を、異なる色空間で表現した画素値に変換して出力する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラープリンタ、カラー複写機、
カラーテレビジョン等の分野で、所定の色空間で表現さ
れた入力画素値を、異なる色空間で表現した画素値に変
換し、出力画素値として出力する装置がある。以下、入
力画素値が表現された色空間を入力色空間、同様に、出
力画素値が表現された色空間を出力色空間と言う。画素
値を変換する装置は、様々な方式のものがある。
【0003】例えば、テレビジョン装置で良く知られて
いるように、RGBで表現される入力色空間を、YCb
Crで表現される出力色空間に変換する装置がある。R
GBからYCbCrへの色空間処理は、Y=0.6G+
0.3R+0.1B、Cb=Y−B、Cr=Y−Rとい
う簡単な変換式で表わすことができる。したがって、R
GBからYcbCrへの色変換装置は、前記変換式を処
理する演算装置により実現することができる。
【0004】ところで、入力色空間から出力色空間への
変換処理が複雑で、簡単な変換式で表現できない場合が
ある。例えば、スキャナ装置で入力したRGBを印刷装
置のYMCに変換する場合である。前記RGBは、スキ
ャナの光センサのスペクトル特性に応じた色空間であ
り、前記YMCは、印刷機のインクのスペクトル特性
や、網点の階調特性に応じた色空間であるため、両者の
関係は非線型となることが多い。
【0005】入力色空間から出力色空間への変換が非線
形な場合に対応するために、入力画素値に対する出力画
素値を予め色補正テーブルに保持しておき、単なる色補
正テーブルを参照する処理により色変換を実現する装置
がある。特開昭63−266970号公報では、RBG
の3色成分すべての組み合わせに対する色補正テーブル
を用意している。この色補正テーブルには、3次元座標
で表わされた色空間内のすべての位置についての色補正
内容を予め記憶している。画像処理装置は、この色補正
テーブルを参照することによって色補正を行う。
【0006】ところが、入力画素値の種類、すなわち階
調数が増大すると、色補正テーブルの容量が急激に増大
するという問題がある。例えば、入力色空間がRGB各
々n階調で表現される場合、色補正テーブルの容量は、
nの3乗となる。例えば、RGB毎に256の階調数を
持つ場合、色数は256の3乗=約1678万色とな
る。色補正後のデータの階調数も256(8ビット)で
ある場合、色補正テーブルの容量は48メガバイトも必
要となってしまう。これは、色成分数が3の場合であ
り、入力色成分あるいは出力色成分がYMCK等の場合
のように色成分数が4の場合はさらに色補正テーブルの
必要容量が増大してしまう。
【0007】色補正テーブルの大容量化を回避するため
に、色補正テーブルを複数の部分に分割し、部分空間の
格子点の位置だけに出力画素値を保持しておき、入力画
素値に対応する格子点が無い場合は、周辺の格子点の値
から補間して用いる装置がある。例えば、特開平3−6
6288号公報に示される色変換装置がある。
【0008】前記色補正テーブルによる色補正装置で
は、例えば、RGBなど3色の入力色空間の場合、入力
色空間を複数の直方体に分割し、直方体を構成する8点
の格子点を用いて線形補間する。図15を用いて、RG
B色空間から、YMC色空間に変換する場合の一般的な
補間方式の説明を行う。以下、Y成分を出力する場合の
説明を行う。MC成分についても同様に色補正を行うこ
とができる。入力画素値を(R,G,B)とする。入力
画素値(R,G,B)は図15に示される3次元空間内
の点Pとして表わすことができる。点Pは周囲8つの格
子点に囲まれる。格子点の座標は(Ri,Gi,Bi)、
(Ri+1,Gi,Bi)、(Ri,Gi+1,Bi)、
(Ri+1,Gi+1,Bi)、(Ri,Gi,Bi+1)、(R
i+1,Gi,Bi+1)、(Ri,Gi+1,Bi+1)、
(Ri+1,Gi+1,Bi+1)の8点であるとする。また、
格子点(Rk,Gk,Bk)に対応する出力色補正画素値
はY(Rk,Gk,Bk)であるとする。この時、点Pに
対応する出力補正画素値Yp(R,G,B)は、以下の
式で求めることができる。
【0009】
【数1】 ただし、(Lr,Lg,Lb)は、それぞれ各座標方向
の格子点間の距離であり、(lr,lg,lb)は、格
子点(Ri,Gi,Bi)から点P(R,G,B)までの
各座標方向に対する距離である。
【0010】(式1)を用いて補間データを求めるため
には、入力画素値(R,G,B)に対して、格子点位置
(Ri,Gi,Bi)、格子点間距離(Lr,Lg,L
b)、格子点内相対位置(lr,lg,lb)を求める
必要がある。
【0011】入力データはmビットで表わされるとす
る。特開平3−66288号公報では、入力データの上
位nビットを格子点位置とし、下位m−nビットを格子
点内相対位置とする。この方式によれば、 (1)Lr,Lg,Lbは固定値とできるため、毎回格
子点間距離(Lr,Lg,Lb)を求める必要がない。 (2)Lr,Lg,Lbは2のべき乗とできるため、
(式1)の除算をビットシフトのみで簡易に行うことが
できる。 (3)格子点位置(Ri,Gi,Bi)、格子点間距離
(Lr,Lg,Lb)は、演算を行うことなく、入力画
素値から直接求めることができる。という効果がある。
【0012】ところで、特開平9−294212号公報
によれば、インクジェットプリンタのような2値的な表
現を行うプリンタでは、画像の濃度が低い領域ではノイ
ズに対する感度が高いことが指摘されている。そのた
め、特開平9−294212号公報では、低濃度領域に
関しては格子点間距離を小さくすることによりノイズ量
を削減しようとしている。
【0013】また、画像出力機器の色再現可能領域が入
力データの色領域よりも狭い場合、入力データの色領域
を画像出力機器の色再現可能領域内に押し込める必要が
ある。この場合、各色成分の高濃度部分、低輝度部分、
あるいは、低濃度部分、高輝度部分に、再現不可能領域
の色を押し込めたための非線形性が強く現れる。非線形
性が高い場合には(式1)の線形補間では誤差が大きく
なってしまう。そのため、高濃度部分、低輝度部分、あ
るいは、低濃度部分、高輝度部分では、格子点間隔を狭
くして誤差を小さくすることが有効である。
【0014】以上の例で示されるように、色空間があら
ゆる色部分で視覚上均等な線形空間ではないため、格子
点間隔を均等に配置した場合、非線形性の大な部分では
色補正誤差が大きくなってしまう。
【0015】ただ単に色補正を正確に行うためには、格
子点の個数を増加させれば良いが、その結果、色補正テ
ーブルの容量が増加してしまう。色補正テーブルの容量
増加を抑え、かつ、正確な色補正を行うために、格子点
の自由配置は有効な手段である。
【0016】格子点を自由に配置したとき、入力画素値
(R,G,B)に対して、格子点位置(Ri,Gi
i)、格子点間距離(Lr,Lg,Lb)、格子点内
相対位置(lr,lg,lb)を毎回求める必要があ
る。
【0017】特開平9−294212号公報では、入力
画素値(R,G,B)に対して、誤差拡散、平均誤差最
小法、分散型ディザ等の限定色化手法を用いて格子点位
置(Ri,Gi,Bi)を求め、補間を行わず、
【0018】
【数2】Yp(R,G,B)=Y(Ri,Gi,Bi) の式で直接出力画素値を求める方式である。
【0019】特開平9−294212号公報の他の実施
例では、重要な色成分のみは補間で求める方式が示され
ているが、格子点間隔を不均等にしたときの格子点間距
離(Lr,Lg,Lb)、格子点内相対位置(lr,l
g,lb)を求める方法が明示されてはいない。
【0020】特開平4−185075号公報において
は、(式1)と同様の式が示され、式にしたがって色補
正を行う方式が示されている。しかし、格子点位置(R
i,Gi,Bi)、格子点間距離(Lr,Lg,Lb)、
格子点内相対位置(lr,lg,lb)を求める手段が
何ら示されていない。
【0021】格子点位置の自由配置が再現可能な従来例
として、特開平8−237497号公報を以下説明す
る。特開平8−237497号公報では、ルックアップ
テーブルを利用することによって、格子点位置(Ri
i,Bi)、格子点間距離(Lr,Lg,Lb)、格子
点内相対位置(lr,lg,lb)を求め、格子点位置
の自由配置を実現している。
【0022】以下、図16を用いて従来例(特開平8−
237497号公報)の説明を行う。以下、特開平8−
237497号公報に示される手法を従来例と称する。
【0023】従来例では、対数化テーブル、加算器、指
数化テーブルの3つの手段を用いて乗算を行っている
が、ここでは本発明に関する本質的な部分のみを簡易に
表わすことを目的として、図16では対数化テーブル、
加算器、指数化テーブルをまとめて乗算器として示して
いる。出力色成分は1成分のみ示している。また、従来
例に示された回路名や手段名等は、適宜変更して示して
いる。RBGそれぞれ8ビットの画素値を入力し、色補
正出力Y成分8ビットを出力する場合の例を示す。
【0024】図16において、10101はRGBデー
タを入力して、入力データに対応する格子点間距離を出
力する格子点間距離テーブルである。格子点間距離テー
ブル10101はRGBそれぞれに対応して3つある。
10102はRGBデータを入力して、入力データに対
応する格子点内相対位置を出力する格子点内相対位置テ
ーブルである。格子点内相対位置テーブル10102は
RGBそれぞれに対応して3つある。10103はRG
Bデータを入力して、入力データに対応する第2の格子
点内相対位置を出力する格子点内相対位置テーブル(そ
の2)である。格子点内相対位置テーブル(その2)1
0103はRGBそれぞれに対応して3つある。第2の
格子点内相対位置は、(格子点間距離−格子点内相対位
置)を示すものである。10104はRGBデータを入
力して、格子点の色補正出力値が蓄積されたLUTの該
当アドレスを出力する格子点アドレステーブルである。
格子点アドレステーブル10104はRGBそれぞれに
対応して3つある。10105は格子点間距離乗算器、
10107は格子点内相対位置を乗算する相対位置乗算
器、10108は格子点アドレスを加算しLUTアドレ
スを生成する格子点アドレス加算器、10109は格子
点の色補正出力値を蓄積するLUT、10110は格子
点画素値乗算器、10111は格子点画素値加算器、1
0112は加算された格子点画素値を乗算された格子点
間距離で割る除算器である。
【0025】格子点間距離テーブル10101内のテー
ブルRでは、8ビットのRデータを入力し、格子点間距
離Lrを出力する。同様に、テーブルGでは、8ビット
のGデータを入力し、格子点間距離Lgを出力し、テー
ブルBでは、8ビットのBデータを入力し、格子点間距
離Lbを出力する。
【0026】格子点間距離Lr,Lg,Lbは格子点間
距離乗算器10105に入力される。格子点間距離乗算
器10105では、Lr×Lg×Lbの演算を行い、結
果を除算器10112に出力する。
【0027】格子点内相対位置テーブル(その2)10
102内のテーブルRでは、8ビットのRデータを入力
し、格子点内相対位置lrを出力する。同様に、テーブ
ルGでは、8ビットのGデータを入力し、格子点内相対
位置lgを出力し、テーブルBでは、8ビットのBデー
タを入力し、格子点内相対位置lbを出力する。
【0028】格子点内相対位置テーブル10103内の
テーブルRでは、8ビットのRデータを入力し、第2の
格子点内相対位置Lr−lrを出力する。同様に、テー
ブルGでは、8ビットのGデータを入力し、第2の格子
点内相対位置Lg−lgを出力し、テーブルBでは、8
ビットのBデータを入力し、第2の格子点内相対位置L
b−lbを出力する。
【0029】相対位置乗算器10107では、格子点内
相対位置テーブル10102および、格子点内相対位置
テーブル(その2)10103で求められたlr,l
g,lb,Lr−lr,Lg−lg,Lb−lbを用い
て以下の8種類の乗算を行う。
【0030】
【数3】 ここでは、RGB空間各々に対して空間を8分割し、格
子点数は各色成分に対し9であるとする。LUT101
09には、9×9×9の格子点に対応する出力画素値が
蓄積されている。RBG色空間各々に対して、r番目、
g番目、b番目の格子点(r,g,bは0〜8の整数)
に対応するLUTのアドレスは、r+g×9+b×81
の計算式によって求めることができる。格子点アドレス
テーブル10104内のテーブルRでは、rを出力し、
テーブルGでは、g×9を出力し、テーブルBでは、b
×81を出力する。
【0031】(Ri,Gi,Bi)に対応するLUTアド
レスをAとする。格子点アドレス加算器10108で
は、A=r+g×9+b×81の演算を行い、(Ri
i,Bi)に対応するLUT10109のアドレスを出
力する。
【0032】さらに、格子点アドレス加算器10108
では、(r+1)+g×9+b×81=A+1の演算を
行い、(Ri+1,Gi,Bi)に対応するアドレスを算出
し、r+(g+1)×9+b×81=A+9の演算を行
い、(Ri,Gi+1,Bi)に対応するアドレスを算出
し、(r+1)+(g+1)×9+b×81=A+10
の演算を行い、(Ri+1,Gi+1,Bi)に対応するアド
レスを算出し、r+g×9+(b+1)×81=A+8
1の演算を行い、(Ri,Gi,Bi+1)に対応するアド
レスを算出し、(r+1)+g×9+(b+1)×81
=A+82の演算を行い、(Ri+1,Gi,Bi+1)に対
応するアドレスを算出し、r+(g+1)×9+(b+
1)×81=A+90の演算を行い、(Ri,Gi+1,B
i+1)に対応するアドレスを算出し、(r+1)+(g
+1)×9+(b+1)×81=A+91の演算を行
い、(Ri+1,Gi+1,Bi+1)に対応するアドレスを算
出する。LUT10109は、以上8つのアドレスに対
応する画素値Y(Ri,Gi,Bi)、Y(Ri+1,Gi
i)、Y(Ri,Gi+1,Bi)、Y(Ri+1,Gi+1,B
i)、Y(Ri,Gi,Bi+1)、Y(Ri+1,Gi
i+1)、Y(Ri,Gi+1,Bi+1)、Y(Ri+1
i+1,Bi+1)を出力する。
【0033】格子点画素値乗算器10110では、相対
位置乗算器10107の8種類の出力値と、LUT10
109の8種類の出力値を乗算して、以下の8種類の出
力値を生成する。
【0034】
【数4】 格子点画素値加算器10111では、上記8種類のデー
タを加算して以下の値を生成する。
【0035】
【数5】 除算器10112では、格子点画素値加算器10111
における演算結果を格子点間距離乗算器10105にお
ける演算結果(Lr×Lg×Lb)で割って、(式1)
の演算を実現し、補間画素値Yp(R,G,B)を出力
する。
【0036】以上述べたように、従来例は(式1)の演
算を忠実に装置化したものである。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】印刷装置やプリンタ装
置などの画像出力装置の高画質化が進んでいる。高画質
化に対応するため、色補正の精度を高める必要がある。
色補正精度を高めるためには、色補正テーブル内の格子
点間隔を狭くすればよい。特開平3−66288号公報
等の従来例では、演算処理を簡易化することを目的とし
て格子点を均等に配置していたため、格子点間隔を狭く
すると格子点数が増大し、色補正テーブル容量が増大し
てしまうという問題点がある。
【0038】そこで、補間誤差の大きな部分に多く格子
点を配置することによって、格子点数を増加させずに、
色補正精度を高める方式(特開平9−294212号公
報、特開平4−185075号公報、特開平8−237
497号公報)がある。格子点を自由配置する計算式自
体は(式1)のように自明であるが、格子点の自由配置
を行うためには、格子点位置(Ri,Gi,Bi)、格子
点間距離(Lr,Lg,Lb)、格子点内相対位置(l
r,lg,lb)を毎回求めることが必要である。
【0039】ところが、特開平9−294212号公報
では、格子点間隔を不均等にしたときの格子点間距離
(Lr,Lg,Lb)、格子点内相対位置(lr,l
g,lb)を求める方法が明示されてはいない。また、
特開平4−185075号公報においては、(式1)に
したがって色補正を行う方式が示されている。しかし、
格子点位置(Ri,Gi,Bi)、格子点間距離(Lr,
Lg,Lb)、格子点内相対位置(lr,lg,lb)
を求める手段が何ら示されていない。そのため、以上の
従来例では装置化することができないという問題点があ
った。
【0040】特開平8−237497号公報では、装置
化可能な手法が示されているが、格子点位置(Ri
i,Bi)、格子点間距離(Lr,Lg,Lb)、格子
点内相対位置(lr,lg,lb)をそれぞれ別々のテ
ーブルで求めなければならないため、テーブル数が多い
ため複雑であり、かつ、記憶容量が多く必要である。最
終的に、格子点間距離を乗算した結果である(Lr×L
g×Lb)を用いた除算が必要であり複雑かつ処理量が
大きい。という問題点があった。
【0041】本発明の課題は、格子点を自由に配置して
補間する色補正において、従来例よりも演算処理量が小
さく簡易な装置を実現することである。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明は、具体的には、
入力データに対して以下の2種類のテーブルのみ参照す
ることによって格子点の自由配置を実現するものであ
る。 (1) 格子点アドレスを求めるテーブル (2) 格子点間距離と格子点内相対位置との比を求め
るテーブル 以下、入力色成分数が3の場合について、説明する。
(式1)は、以下のように変形できる。なお、(式1)
を再掲する。
【0043】
【数6】
【0044】
【数7】 ここで、γr=lr/Lr、γg=lg/Lg、γb=
lb/Lbとおくと下式となる。
【0045】
【数8】 さらに変形を続ける。
【0046】
【数9】 ここで、
【0047】
【数10】 とする。式2は下記となる。
【0048】
【数11】 さらに、
【0049】
【数12】 とすると、
【0050】
【数13】 とできる。
【0051】以上より、(式1)は、格子点画素値Y
(Ri,Gi,Bi)、Y(Ri+1,Gi,Bi)、Y
(Ri,Gi+1,Bi)、Y(Ri+1,Gi+1,Bi)、Y
(Ri,Gi,Bi+1)、Y(Ri+1,Gi,Bi+1)、Y
(Ri,Gi+1,Bi+1)、Y(Ri+1,Gi+1,Bi+1
と、格子点間距離と格子点内相対位置の比γr、γg、
γbのみによって表わすことができることが示される。
本発明は(式5)の演算を装置化するものである。
【0052】さらに、本発明を詳細に説明する。
【0053】本発明によれば、上述の目的を解決するた
めに、多次元テーブルから得た画素値を補間処理して色
補正処理を行う画像処理装置に:複数の色成分からなる
画像を入力する手段と;入力画像色空間の一部の格子点
に対応する出力色空間の色補正出力値を保持する手段
と;入力画素値に対して色補正出力値を求めるために必
要な格子点上の色補正出力値を求める手段と;入力画像
の色成分毎に入力画素値の格子点からの距離と格子点間
距離との比を求める手段と;前記色補正出力値と前記格
子点間距離とから前記入力画素値に対する色補正出力値
を生成する手段とを設けるようにしている。
【0054】この構成においては、入力画素値の色補正
出力値を求めるのに必要な格子点上の色補正出力値を求
める手段と、入力画素値の格子点からの距離と格子点間
距離との被を求める手段とを用いて簡易な構成で入力画
素値に対する色補正出力値を求めることができる。
【0055】ここで、入力画像色空間の一部の格子点に
対応する出力色空間の色補正出力値を保持する手段は、
具体的には、色補正テーブルのことを意味する。
【0056】入力画素値に対して色補正出力値を求める
ために必要な格子点上の色補正出力値は、例えば、入力
画素値RGBの場合で出力色成分がYの場合には、前出
の格子点色補正出力画素値Y(Ri,Gi,Bi)、Y(
i+1,Gi,Bi)、Y(Ri,Gi+1,Bi)、Y(R
i+1,Gi+1,Bi)、Y(Ri,Gi,Bi+1)、Y(R
i+1,Gi,Bi+1)、Y(Ri,Gi+1,Bi+1)、Y(R
i+1,Gi+1,Bi+1)の8点の画素値のことを意味す
る。入力色成分数が4の場合には16点の画素値とな
る。
【0057】入力画像の色成分毎に入力画素値の格子点
からの距離と格子点間距離の比は、入力画素値RGBの
場合では前記の比γr、γg、γbのことを意味する。
入力色成分数が4の場合には4種類存在する。
【0058】また、前記入力画素値に対して色補正出力
値を求めるために必要な格子点上の色補正出力値を求め
る手段は、入力画素値をアドレスとするルックアップテ
ーブルで実現することができる。
【0059】また、前記入力画像の色成分毎に入力画素
値の格子点からの距離と格子点間距離との比を求める手
段は、入力画素値をアドレスとするルックアップテーブ
ルで実現することができる。
【0060】また、格子点間距離を2のべき乗に制限
し、入力画素値の格子点からの距離と格子点間距離との
比は固定小数点で表わされ、また、入力画素値の格子点
からの距離と格子点間距離との比を表わすビット数は、
最大格子点間距離のビット数と同じにするようにしても
よい。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 [実施例1]色補正を行う場合の、入力色成分数と出力
色成分数の組み合わせは様々な場合が想定される。本実
施例では、入力色成分数が3で出力色成分数が3の例に
ついて説明を行う。
【0062】図1を用いて、本実施例を詳細に説明す
る。図1において、101は格子点位置比テーブル、1
02は格子点アドレステーブル、103はLUTアドレ
ス生成回路、104は色補正LUT、105は補間回路
である。
【0063】本実施例ではそれぞれ8ビットのRGBデ
ータを入力し、それぞれ8ビットのYMCデータに変換
する装置の例を示す。
【0064】8ビット(0〜255)のRGB3次元デ
ータ空間は直方体の部分空間に分割され、直方体部分空
間の頂点の画素値に対してのみ出力色補正データが色補
正LUT104に蓄積されている。色補正LUT104
に蓄積されているRGB3次元データ空間上の点を格子
点と呼ぶ。
【0065】直方体の部分空間分割であるため、RGB
の各色成分は独立に分割されている。色成分R方向の格
子点数をNr個、色成分G方向の格子点数をNg個、色
成分B方向の格子点数をNb個とする。RGB3次元空
間の格子点の総数はNr×Ng×Nbとなる。
【0066】色成分R方向の格子点に対し、画素値Rの
小さいほうから順に0から(Nr−1)まで番号を付け
る。これをR格子点番号とする。同様にG格子点番号、
B格子点番号を定義する。例えば、図4に示されるよう
に、格子点が0,16,32,64,128,192,
224,240,255の9つであるとき、格子点番号
は、図11に示されるようになる。
【0067】色成分R方向の格子点画素値をRirとす
る。irは、R格子点番号である。同様に、igをG格
子点番号、ibをB格子点番号として、色成分G方向の
格子点画素値をGig、色成分B方向の格子点画素値をB
ibとする。色成分Rの入力データ値をR、色成分Gの入
力データ値をG、色成分Bの入力データ値をBとする。
以下、3次元ベクトル(ir,ig,ib)によって、
格子点を表わすことができる。
【0068】図1において、RGB各8ビットのデータ
が格子点位置比テーブル101、および、格子点アドレ
ステーブル102に入力される。
【0069】格子点アドレステーブル102は、格子点
アドレステーブルR、格子点アドレステーブルG、格子
点アドレステーブルBの3つのテーブルから形成され
る。色成分Rの入力データ値Rは格子点アドレステーブ
ルRに入力される。格子点アドレステーブルRは、
【0070】
【数14】Rir≦R<Rir+1 となるような、R格子点番号irを出力するように作成
されている。例えば、R方向の格子点が図4のように配
置されている場合、格子点アドレステーブルRの内容は
図5に示されるものとなる。
【0071】同様に、色成分Gの入力データ値Gは格子
点アドレステーブルGに入力され、G格子点番号igが
出力される。また、色成分Bの入力データ値Gは格子点
アドレステーブルBに入力され、B格子点番号ibが出
力される。
【0072】出力画素値を補間によって求めるために
は、入力RGB画素値が含まれる直方体部分空間の8つ
の頂点(格子点)の番号を求める必要がある。以上の格
子点アドレステーブル102では、最も若い番号の格子
点(ir,ig,ib)を求めることができた。
【0073】格子点アドレステーブル102で求められ
た格子点(ir,ig,ib)は、LUTアドレス生成
回路103に入力される。LUTアドレス生成回路10
3の動作を説明する前に色補正LUT104の蓄積内容
の説明を行う。
【0074】色補正LUT104は、1アドレスの入力
に対して24ビットの出力を行う構成であるとする。ま
た、24ビットの上位8ビットには出力色補正Yデー
タ、中間8ビットには出力色補正Mデータ、下位8ビッ
トには出力色補正Cデータが蓄積されるとする。各格子
点(ir,ig,ib)に対応する色補正データは、以
下の式で計算されるアドレスに蓄積されるものとする。
【0075】
【数15】 ir+ig×Nr+ib×(Nr×Ng) ・・・(式6) 例えば、Nr=9,Ng=9,Nb=9の場合、図10
に示されるように、R格子点番号ir、G格子点番号i
g、B格子点番号ibに対して、色補正LUT104の
アドレスを対応付けることができる。各アドレスをアク
セスすることで、各格子点に対応するYMCの色補正出
力値を求めることができる。
【0076】LUTアドレス生成回路103は、格子点
(ir,ig,ib)を入力とし、補間に必要な8つの
頂点(格子点)のLUTアドレスを生成し、出力する。
以下、LUTアドレス生成回路103の動作について述
べる。
【0077】補間に必要な8つの格子点のRGB空間上
の画素値を図12に示す。補間に必要な画素値は、
【0078】
【数16】 の8点である。すなわち、補間に必要な格子点の番号
は、
【0079】
【数17】 である。LUTアドレス生成回路103では、以上8つ
の格子点番号に対応するLUTアドレスを生成する。格
子点1のLUTアドレスをA1とする。以下同様に、格
子点iのLUTアドレスをAiとする。A1は、(式
6)を用いてアドレスを生成する。
【0080】
【数18】 A2〜A8は、A1を用いて演算を行う。
【0081】
【数19】 以上のNrと、Ngは固定値であるため、予めLUTア
ドレス生成回路内に蓄積しておき、A1に加算すること
でA2〜A8を求めることができる。
【0082】例えば、Nr=9,Ng=9.Nb=9の
場合、
【0083】
【数20】 の演算で求めることができる。
【0084】LUTアドレス生成回路103で生成され
たアドレスA1〜A8は、色補正LUT104に送られ
る。色補正LUT104では、各アドレスに対応して、
計8×24ビットの格子点色補正出力画素値を出力す
る。格子点画素値は補間回路105に送られる。
【0085】補間回路105は補間回路Y、補間回路
M、補間回路Cの3つから構成される。色補正LUT1
04からの出力値である格子点画素値の内、Y成分の画
素値は補間回路Yに入力される。また、M成分の画素値
は補間回路Mに入力され、C成分の画素値は補間回路C
に入力される。
【0086】さらに、図1を用いて説明を続ける。図1
において、色成分Rの入力データ値R、色成分Gの入力
データ値G、色成分Bの入力データ値Bは、格子点位置
比テーブル101にも入力される。
【0087】格子点位置比テーブル101は、入力デー
タ値をアドレスとして、格子点位置比を出力するもので
ある。格子点位置比とは、格子点間間隔と格子点内相対
位置の比である。図12を用いて格子点位置比について
さらに説明を行う。
【0088】図12は、入力画素値が(R,G,B)で
あるとき、補間に必要な8つの格子点のRGB空間上の
画素値を示したものである。また、(Lr,Lg,L
b)は、それぞれ各色成分方向の格子点間の距離であ
り、(lr,lg,lb)は、格子点(Rir,Gig,B
ib)から(R,G,B)までの各座標方向に対する距離
である。色成分R方向の格子点位置比は、lr/Lrで
定義される量である。同様に、色成分G方向の格子点位
置比はlg/Lg、色成分B方向の格子点位置比はlb
/Lbで定義される。以下、γr=lr/Lr、γg=
lg/Lg、γb=lb/Lbとする。
【0089】格子点位置比テーブル101は、格子点位
置比テーブルR、格子点位置比テーブルG、格子点位置
比テーブルBの3つのテーブルで構成される。入力デー
タ値Rは格子点位置比テーブルRに入力され、格子点位
置比テーブルRはγrを出力する。また、入力データ値
Gは格子点位置比テーブルGに入力され、格子点位置比
テーブルGはγgを出力する。入力データ値Bは格子点
位置比テーブルBに入力され、格子点位置比テーブルB
はγbを出力する。
【0090】格子点位置比テーブル101の出力値γ
r、γg、γbは、それぞれ、補間回路Y、補間回路
M、補間回路Cに入力される。
【0091】格子点位置比テーブルの内容は以下のよう
に作成することができる。
【0092】格子点位置比テーブルは一次元のテーブル
であり、ある一つの色空間でのみ考えればよい。ある色
空間の格子点数をNとする。格子点の画素値をK(i)
とする。ただし、i=0,1,...,N−1である。
入力値がPのときに、出力値(格子点位置比)は以下の
ように定めることができる。 (1)K(i)≦P<K(i+1)となるiを見つけ
る。 (2)(P−K(i))/(K(i+1)−K(i))
を出力値とする。
【0093】以下、格子点位置比テーブルの一例を示
す。図4のように格子点が配置されているとする。入力
値Pが、0〜15のときは、出力値は(P−0)/16
であれば良い。また、入力値Pが16〜32のときは、
出力値は(P−16)/16である。以下同様に出力値
を計算すると、図8に示されるような格子点位置比テー
ブルを作成することができる。
【0094】以上で、図1の補間回路105に格子点色
補正出力画素値と格子点位置比が入力されるまでの説明
が終わった。次に補間回路105の動作の説明を行う。
【0095】補間回路105内の補間回路Yには、8つ
の格子点に対応するY成分の出力色補正値と、格子点位
置比γrが入力される。補間回路M、補間回路Cにも同
様のデータが入力され、かつ動作も同じであるため、以
下、まとめて補間回路Yの動作のみを記述する。補間回
路Yには、以下の格子点1〜格子点8に対応する出力色
補正値が入力される。
【0096】
【数21】 以下、格子点番号(ir,ig,ib)に対応する出力
色補正値(すなわち、色補正LUTのY成分の出力値)
を、Y(ir,ig,ib)とする。格子点1〜格子点
8に対応する出力色補正値は、
【0097】
【数22】 となる。補間回路Yでは、以下の演算を行って出力値Y
を生成する。Yr1,Yr2,Yr3,Yr4,Yg
1,Yg2は、一旦メモリに蓄積されるテンポラリな値
である。
【0098】
【数23】 以上の演算は、図13に示される回路で実現することが
できる。
【0099】Yr1,Yr2,Yr3,Yr4,Yg
1,Yg2を丸めてビット数を小さくすることによって
上記演算負荷を小さくすることも可能である。
【0100】同様の演算を行うことにより、色補正出力
値M、Cを得ることができる。
【0101】以上では、γr、γg、γbの順に演算を
行ったが、演算の順はこれに限るものではない。RGB
どの順に補間演算を行っても良い。
【0102】以上のように、本実施例では、各色成分に
対して参照するテーブル種類を2種とすることができ
る。従来例と比較してテーブル数とテーブル容量を削減
することができる。また、従来例では、(式1)のよう
に、(Lr×Lg×Lb)の除算を行う必要があった。
本実施例ではこの除算が不要であるため、2回の乗算と
1回の除算を少なくすることができる。
【0103】以上で実施例1の説明を終わる。
【0104】[実施例2]つぎに本発明の実施例2につ
いて説明する。実施例2は入力色成分数が3で、出力色
成分数が4の場合の例である。図2を用いて説明を行
う。実施例2(図2)において、実施例1(図1)と異
なる点のみ説明を行う。図2において、対応する個所に
は対応する符号を付してある。
【0105】本実施例ではそれぞれ8ビットのRGBデ
ータを入力し、それぞれ8ビットのYMCKデータに変
換する装置の例を示す。
【0106】図2において、RGB各8ビットのデータ
が格子点位置比テーブル101、および、格子点アドレ
ステーブル102に入力される。格子点アドレステーブ
ル102の動作は実施例1と同じである。
【0107】色補正LUT104は、1アドレスの入力
に対して32ビットの出力を行う構成であるとする。ま
た、32ビットを8ビットづつ4等分し、最上位の8ビ
ットには出力色補正Yデータ、上位から2番めの8ビッ
トには出力色補正Mデータ、上位から3番めの8ビット
には出力色補正Cデータ、最下位の8ビットには出力色
補正Kデータが蓄積されるとする。実施例1と同様に、
各格子点(ir,ig,ib)に対応する色補正データ
は、以下の式で計算されるアドレスに蓄積されるものと
する。
【0108】
【数24】 ir+ig×Nr+ib×(Nr×Ng) ・・・(式6) LUTアドレス生成回路103の動作は実施例1と同じ
である。
【0109】LUTアドレス生成回路103で生成され
たアドレスA1〜A8は、色補正LUT104に送られ
る。色補正LUT104では、各アドレスに対応して、
計8×32ビットの格子点色補正出力画素値を出力す
る。格子点画素値は補間回路105に送られる。
【0110】補間回路105は補間回路Y、補間回路
M、補間回路C、補間回路Kの4つから構成される。色
補正LUT104からの出力値である格子点画素値の
内、Y成分の画素値は補間回路Yに入力される。また、
M成分の画素値は補間回路Mに入力され、C成分の画素
値は補間回路Cに入力され、K成分の画素値は補間回路
Kに入力される格子点位置比テーブル101の出力値γ
r、γg、γbは、それぞれ、補間回路Y、補間回路
M、補間回路C、補間回路Kに入力される。
【0111】格子点位置比テーブルの内容は実施例1と
同じである。
【0112】補間回路105の動作は基本的に実施例1
と同様である。補間回路105内の補間回路Yの動作は
実施例1と同じである。また、同様の演算を行うことに
より、色補正出力値M、C、Kを得ることができる。
【0113】以上で実施例2の説明を終わる。
【0114】[実施例3]つぎに本発明の実施例3につ
いて説明する。実施例3は入力色成分数が4で、出力色
成分数が4の場合の例である。図3を用いて説明を行
う。実施例3(図3)において、実施例1(図1)ある
いは実施例2(図2)と異なる点のみ説明を行う。図3
において、図1と対応する個所には対応する符号を付し
た。
【0115】本実施例ではそれぞれ8ビットのYMCK
データを入力し、それぞれ8ビットのY’M’C’K’
データに変換する装置の例を示す。
【0116】8ビット(0〜255)のYMCK 4次
元データ空間は超直方体の部分空間に分割され、超直方
体部分空間の頂点の画素値に対してのみ出力色補正デー
タが色補正LUT104に蓄積されている。色補正LU
T104に蓄積されているYMCK4次元データ空間上
の点を格子点と呼ぶ。
【0117】超直方体の部分空間分割であるため、YM
CKの各色成分は独立に分割されている。色成分Y方向
の格子点数をNy個、色成分M方向の格子点数をNm
個、色成分C方向の格子点数をNc個、色成分K方向の
格子点数をNk個とする。YMCK4次元空間の格子点
の総数はNy×Nm×Nc×Nkとなる。
【0118】実施例1と同様に、YMCKに対して格子
点番号iy,im,ic,ikを定義する。また、格子
点画素値Yiy,Mim,Cic,Kikも同様に定義する。以
下、4次元ベクトル(iy,im,ic,ik)によっ
て、格子点を表わすことができる。また、色成分Yの入
力データ値をY、色成分Mの入力データ値をM、色成分
Cの入力データ値をC、色成分Kの入力データ値をKと
する。
【0119】図3において、YMCK各8ビットのデー
タが格子点位置比テーブル101、および、格子点アド
レステーブル102に入力される。
【0120】格子点アドレステーブル102は、格子点
アドレステーブルY、格子点アドレステーブルM、格子
点アドレステーブルC、格子点アドレステーブルKの4
つのテーブルから形成される。格子点アドレステーブル
の内容は実施例1と同様に作成される。
【0121】色成分Yの入力データ値Yは格子点アドレ
ステーブルYに入力され、Y格子番号iyが出力され
る。同様に、色成分Mの入力データ値Mは格子点アドレ
ステーブルMに入力されM格子点番号imが出力され、
色成分Cの入力データ値Cは格子点アドレステーブルC
に入力されC格子点番号icが出力され、色成分Kの入
力データ値Kは格子点アドレステーブルKに入力されK
格子点番号ikが出力される。
【0122】出力画素値を補間によって求めるために
は、入力YMCK画素値が含まれる超直方体部分空間の
16個の頂点(格子点)の番号を求める必要がある。以
上の格子点アドレステーブル102では、最も若い番号
の格子点(iy,im,ic,ik)を求めることがで
きた。
【0123】格子点アドレステーブル102で求められ
た格子点(iy,im,ic,ik)は、LUTアドレ
ス生成回路103に入力される。LUTアドレス生成回
路103の動作を説明する前に色補正LUT104の蓄
積内容の説明を行う。
【0124】色補正LUT104は、1アドレスの入力
に対して32ビットの出力を行う構成であるとする。こ
の構成は出力補正値がYMCKではなく、Y’M’C’
K’である点を除けば実施例2と同じである。各格子点
(iy,im,ic,ik)に対応する色補正データ
は、以下の式で計算されるアドレスに蓄積されるものと
する。
【0125】
【数25】 iy+im×Ny+ic×(Ny×Nm)+ik×(Ny×Nm×Nc)・・( 式10) LUTアドレス生成回路103は、格子点(iy,i
m,ic,ik)を入力とし、補間に必要な16個の頂
点(格子点)のLUTアドレスを生成し、出力する。以
下、LUTアドレス生成回路103の動作について述べ
る。
【0126】実施例1と同様に考えて、補間に必要な格
子点の番号は、
【0127】
【数26】 格子点1 (iy,im,ic,ik) 格子点2 (iy+1,im,ic,ik) 格子点3 (iy,im+1,ic,ik) 格子点4 (iy+1,im+1,ic,ik) 格子点5 (iy,im,ic+1,ik) 格子点6 (iy+1,im,ic+1,ik) 格子点7 (iy,im+1,ic+1,ik) 格子点8 (iy+1,im+1,ic+1,ik) 格子点9 (iy,im,ic,ik+1) 格子点10 (iy+1,im,ic,ik+1) 格子点11 (iy,im+1,ic,ik+1) 格子点12 (iy+1,im+1,ic,ik+1) 格子点13 (iy,im,ic+1,ik+1) 格子点14 (iy+1,im,ic+1,ik+1) 格子点15 (iy,im+1,ic+1,ik+1) 格子点16 (iy+1,im+1,ic+1,ik+1) である。LUTアドレス生成回路103では、以上16
個の格子点番号に対応するLUTアドレスを生成する。
格子点1のLUTアドレスをA1とする。以下同様に、
格子点iのLUTアドレスをAiとする。A1は、(式
10)を用いてアドレスを生成する。
【0128】
【数27】A1= iy+im×Ny+ic×(Ny×
Nm)+ik×(Ny×Nm×Nc) A2〜A16は、実施例1と同様に、A1を用いて演算
を行う。
【0129】
【数28】 A2 = A1+1 A3 = A1+Ny A4 = A1+Ny+1 A5 = A1+(Ny×Nm) A6 = A1+(Ny×Nm)+1 A7 = A1+(Ny×Nm)+Ny A8 = A1+(Ny×Nm)+Ny+1 A9 = A1+(Ny×Nm×Nc) A10 = A1+(Ny×Nm×Nc)+1 A11 = A1+(Ny×Nm×Nc)+Ny A12 = A1+(Ny×Nm×Nc)+Ny+1 A13 = A1+(Ny×Nm×Nc)+(Ny×Nm) A14 = A1+(Ny×Nm×Nc)+(Ny×Nm)+1 A15 = A1+(Ny×Nm×Nc)+(Ny×Nm)+Ny A16 = A1+(Ny×Nm×Nc)+(Ny×Nm)+Ny+1 以上のNy、Nm、Ncは固定値であるため、予めLU
Tアドレス生成回路内に蓄積しておき、A1に加算する
ことでA2〜A16を求めることができる。
【0130】LUTアドレス生成回路103で生成され
たアドレスA1〜A16は、色補正LUT104に送ら
れる。色補正LUT104では、各アドレスに対応し
て、計8×32ビットの格子点色補正出力画素値を出力
する。格子点画素値は補間回路105に送られる。
【0131】補間回路105は補間回路Y’、補間回路
M’、補間回路C’、補間回路K’の4つから構成され
る。色補正LUT104からの出力値である格子点画素
値の内、Y’成分の画素値は補間回路Y’に入力され
る。また、M’成分の画素値は補間回路M’に入力さ
れ、C’成分の画素値は補間回路C’、K’成分の画素
値は補間回路K’に入力される。
【0132】さらに、図3において、色成分Yの入力デ
ータ値Y、色成分Mの入力データ値M、色成分Cの入力
データ値C、色成分Kの入力データ値Kは、格子点位置
比テーブル101にも入力される。
【0133】格子点位置比テーブル101は、入力デー
タ値をアドレスとして、格子点位置比を出力するもので
ある。格子点位置比とは、格子点間間隔と格子点内相対
位置の比である。図12を用いて格子点位置比について
さらに説明を行う。
【0134】実施例1と同様に3次元を4次元に拡張し
て考える。(Ly,Lm,Lc,Lk)は、それぞれ各
色成分方向の格子点間の距離であり、(ly,lm,l
c,lk)は、格子点(Yiy,Mim,Cic,Kik)から
(Y,M,C,K)までの各座標方向に対する距離であ
る。色成分Y方向の格子点位置比は、ly/Lyで定義
される量である。同様に、色成分M方向の格子点位置比
はlm/Lm、色成分C方向の格子点位置比はlc/L
c、色成分K方向の格子点位置比はlk/Lkで定義さ
れる。以下、γy=ly/Ly、γm=lm/Lm、γ
c=lc/Lc、γk=lk/Lkとする。
【0135】格子点位置比テーブル101は、格子点位
置比テーブルY、格子点位置比テーブルM、格子点位置
比テーブルC、格子点位置比テーブルKの4つのテーブ
ルで構成される。入力データ値Yは格子点位置比テーブ
ルYに入力され、格子点位置比テーブルYはγyを出力
する。また、入力データ値Mは格子点位置比テーブルM
に入力され、格子点位置比テーブルMはγmを出力す
る。入力データ値Cは格子点位置比テーブルCに入力さ
れ、格子点位置比テーブルCはγcを出力する。入力デ
ータ値Kは格子点位置比テーブルKに入力され、格子点
位置比テーブルKはγkを出力する。
【0136】格子点位置比テーブル101の出力値γ
y、γm、γc、γkは、それぞれ、補間回路Y’、補
間回路M’、補間回路C’、補間回路K’に入力され
る。
【0137】格子点位置比テーブルの内容は実施例1と
同様に作成することができる。
【0138】次に補間回路105の動作の説明を行う。
【0139】補間回路105内の補間回路Y’には、1
6個の格子点に対応するY’成分の出力色補正値と、格
子点位置比γyが入力される。補間回路M’、補間回路
C’、補間回路K’にも同様のデータが入力され、かつ
動作も同じであるため、以下、まとめて補間回路Y’の
動作のみを記述する。
【0140】補間回路Yには、以下の格子点1〜格子点
16に対応する出力色補正値が入力される。
【0141】
【数29】 格子点1 (iy,im,ic,ik) 格子点2 (iy+1,im,ic,ik) 格子点3 (iy,im+1,ic,ik) 格子点4 (iy+1,im+1,ic,ik) 格子点5 (iy,im,ic+1,ik) 格子点6 (iy+1,im,ic+1,ik) 格子点7 (iy,im+1,ic+1,ik) 格子点8 (iy+1,im+1,ic+1,ik) 格子点9 (iy,im,ic,ik+1) 格子点10 (iy+1,im,ic,ik+1) 格子点11 (iy,im+1,ic,ik+1) 格子点12 (iy+1,im+1,ic,ik+1) 格子点13 (iy,im,ic+1,ik+1) 格子点14 (iy+1,im,ic+1,ik+1) 格子点15 (iy,im+1,ic+1,ik+1) 格子点16 (iy+1,im+1,ic+1,ik+1) 以下、格子点番号に対応する出力色補正値(すなわち、
色補正LUTのY’成分の出力値)を、Y’(iy,i
m,ic,ik)とする。格子点1〜格子点16に対応
する出力色補正値は、
【0142】
【数30】 格子点1 Y’(iy,im,ic,ik) 格子点2 Y’(iy+1,im,ic,ik) 格子点3 Y’(iy,im+1,ic,ik) 格子点4 Y’(iy+1,im+1,ic,ik) 格子点5 Y’(iy,im,ic+1,ik) 格子点6 Y’(iy+1,im,ic+1,ik) 格子点7 Y’(iy,im+1,ic+1,ik) 格子点8 Y’(iy+1,im+1,ic+1,ik) 格子点9 Y’(iy,im,ic,ik+1) 格子点10 Y’(iy+1,im,ic,ik+1) 格子点11 Y’(iy,im+1,ic,ik+1) 格子点12 Y’(iy+1,im+1,ic,ik+1) 格子点13 Y’(iy,im,ic+1,ik+1) 格子点14 Y’(iy+1,im,ic+1,ik+1) 格子点15 Y’(iy,im+1,ic+1,ik+1) 格子点16 Y’(iy+1,im+1,ic+1,ik+1) となる。補間回路Y’では、以下の演算を行って出力値
Y’を生成する。Yy1〜Yy8、Ym1〜Ym4、Y
c1、Yc2は、一旦メモリに蓄積されるテンポラリな
値である。
【0143】
【数31】 以上の演算は、実施例1(図13)と同様に、構成可能
な回路で実現できる。
【0144】同様の演算を行うことにより、色補正出力
値 M’、C’、K’を得ることができる。
【0145】以上では、γy、γm、γc、γkの順に
演算を行ったが、演算の順はこれに限るものではない。
YMCKどの順に補間演算を行っても良い。
【0146】以上で実施例3の説明を終わる。
【0147】[実施例4]以上で、3色成分入力3色成
分出力、3色成分入力4色成分出力、4色成分入力4色
成分出力に関して説明を行った。4色成分入力3色成分
出力等の他の場合に関しても同様に構成が可能である。
【0148】N色成分入力M色成分の場合には格子点位
置比テーブル101と格子点アドレステーブル102が
それぞれN種類あり、N種類の格子点位置比と、N次元
の格子点番号が出力される。色補正LUT104では、
M次元の色補正出力画素値が2N個出力される。補間回
路105はM種ある。補間回路105内では、N種類の
格子点位置比と2N個の色補正出力画素値を用いて補間
が行われ、色補正値を出力する。
【0149】[実施例5]以上の実施例では、格子点位
置比に関して何ら制限を与えていなかった。本実施例で
は、格子点間隔を2のべき乗に制限することにより、演
算負荷および演算誤差を小さくするものである。
【0150】本実施例では、格子点間隔を2のべき乗に
制限する。例えば、図6のように格子点を配置する。2
のべき乗に制限するためには画素値255を格子点にす
ると不都合が大きいため、ここでは画素値256を格子
点にしている。256を格子点にすることにより、格子
点間隔が2のべき乗にしやすくなる。入力画素値に存在
しない値を格子点としても、外挿した値を色補正LUT
104の出力値に蓄積させれば問題ない。
【0151】図6のように格子点を配置したときの格子
点アドレステーブルの内容は図7に示されるものとな
る。また、格子点位置比テーブルの内容は図9に示され
るものとなる。
【0152】格子点間隔が2のべき乗であるため、格子
点位置比は必ず有限小数点で表現可能である。格子点位
置比を誤差なく表わすのに必要なビット数は格子点間隔
を表わすビット数の最大値であれば十分である。格子点
位置比テーブルの出力ビット幅は格子点間隔を表わすビ
ット数の最大値とすることによって、誤差のない格子点
位置比を出力することができる。また、ビット数を制限
することにより、演算負荷を軽減できる。
【0153】[実施例6]RGB3色成分入力、YMC
3色成分出力の場合を例にとって、格子点位置比テーブ
ルと格子点アドレステーブルの他の構成例を示す。
【0154】図14を用いて説明を行う。図14におい
て、1401は色成分R用格子点テーブル、1402は
色成分G用格子点テーブル、1403は色成分B用格子
点テーブルである。他の符号は実施例1と同じである。
【0155】格子点テーブルは、1色成分の画素値をア
ドレスとして入力し、入力された色成分の格子点位置比
と格子点番号を出力するものである。RGB各8ビット
で入力され、格子点位置比が6ビットで表わされ、格子
点番号が4ビットで表わされるとき、格子点テーブル
は、8ビット入力10ビット出力のLUTで構成され
る。テーブルには、例えば、上位6ビットに格子点位置
比を蓄積し、下位4ビットには格子点番号を蓄積すれば
良い。
【0156】図14において、入力画素値Rは色成分R
用格子点テーブル1401に入力され、色成分R用格子
点テーブル1401の出力値を上位ビットと下位ビット
に分割し、それぞれ格子点位置比と格子点番号とする。
同様に、入力画素値Gは色成分G用格子点テーブル14
02に入力され、色成分Gの格子点位置比と格子点番号
を得る、また、入力画素値Bは色成分B用格子点テーブ
ル1403に入力され、色成分Bの格子点位置比と格子
点番号を得る。得られた格子点位置比と格子点番号を用
いて、実施例1と同様に出力画素値を得ることができ
る。
【0157】
【発明の効果】以上のように、格子点を自由に配置する
場合の色補正装置において、入力画素値に応じた格子点
位置比と格子点番号を求めて補間を行うことにより、テ
ーブル種類を2種とし、テーブル数とテーブル容量を削
減することができる。また、従来例と比較して、除算を
省略することができる。具体的には、従来例では、8ビ
ットのR色成分入力に対して、Lr,lr,格子点番号
を出力する3種のテーブルが必要となるが、本発明で
は、lr/Lr,格子点番号を出力する2種のテーブル
で済むため複雑度が減少する。また、例えば、Lrを6
ビット,lrを6ビット,lr/Lrを6ビット、格子
点番号を4ビット必要とするとき、従来例では、一色成
分あたりの(色補正LUTを除く)テーブル容量は、2
56×(6+6+4)=4096ビット=512バイト
必要であるのに対し、本発明では、256×(6+4)
=2560ビット=320バイトで済む。また、従来例
では、入力色成分数が3のときは、(式1)のように、
(Lr×Lg×Lb)の除算を行う必要があった。本実
施例ではこの除算が不要であるため、2回の乗算手段と
1回の除算手段を少なくすることができる。さらに、入
力色成分数が4のときは、3回の乗算手段と1回の除算
手段を少なくすることができる。従来例では、乗算手段
として、2回のテーブル引きと1回の加算を用いている
が、本発明はこの乗算手段自体を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の構成を全体として示すブ
ロック図(発明全体構成図その1)である。
【図2】 本発明の実施例2の構成を全体として示すブ
ロック図(発明全体構成図その2)である。
【図3】 本発明の実施例3の構成を全体として示すブ
ロック図(発明全体構成図その3)である。
【図4】 格子点配置例(その1)を説明する図であ
る。
【図5】 格子点アドレステーブル内容例(その1)を
説明する図である。
【図6】 格子点配置例(その2)を説明する図であ
る。
【図7】 格子点アドレステーブル内容例(その2)を
説明する図である。
【図8】 格子点位置比テーブル内容例(その1)を説
明する図である。
【図9】 格子点位置比テーブル内容例(その2)を説
明する図である。
【図10】 LUT内容を説明する図である。
【図11】 格子点番号を説明する図である。
【図12】 補間に必要な格子点を説明する図である。
【図13】 補間回路の構成例を説明する組合せ回路図
である。
【図14】 本発明の実施例6の構成を全体として示す
ブロック図(発明全体構成図その4)である。
【図15】 一般的な補間方法を説明する図
【図16】 従来例を説明するブロック図である。
【符号の説明】
101 格子点位置比テーブル 102 格子点アドレステーブル 103 LUTアドレス生成回路 104 色補正LUT 105 補間回路 1401 色成分R用格子点テーブル 1402 色成分G用格子点テーブル 1403 色成分B用格子点テーブル 10101 格子点間距離テーブル 10102 格子点内相対位置テーブル 10103 格子点内相対位置テーブル(その2) 10104 格子点アドレステーブル 10105 格子点間距離乗算器 10107 格子点内相対位置を乗算する相対位置乗
算器 10108 格子点アドレス加算器 10109 格子点の色補正出力値を蓄積するLUT 10110 格子点画素値乗算器 10111 格子点画素値加算器 10112 除算器
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA28 CE18 CH07 5C066 AA03 AA05 AA11 BA20 CA01 DD01 GA01 GB01 HA03 JA01 KE02 KE03 KF05 LA02 5C077 LL17 MP08 NP05 PP31 PP32 PP33 PQ12 PQ23 RR19 TT02 TT06 5C079 HB01 HB02 HB12 LA28 LB02 MA04 MA11 NA09 PA02 PA03 PA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多次元テーブルから得た画素値を補間処
    理して色補正処理を行う画像処理装置であって、 複数の色成分からなる画像を入力する手段と、 入力画像色空間の一部の格子点に対応する出力色空間の
    色補正出力値を保持する手段と、 入力画素値に対して色補正出力値を求めるために必要な
    格子点上の色補正出力値を求める手段と、 入力画像の色成分毎に入力画素値の格子点からの距離と
    格子点間距離との比を求める手段と、 前記色補正出力値と前記格子点間距離とから前記入力画
    素値に対する色補正出力値を生成する手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力画素値に対して色補正出力値を
    求めるために必要な格子点上の色補正出力値を求める手
    段は、入力画素値をアドレスとするルックアップテーブ
    ルで実現することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記入力画像の色成分毎に入力画素値の
    格子点からの距離と格子点間距離との比を求める手段
    は、入力画素値をアドレスとするルックアップテーブル
    で実現することを特徴とする請求項1または2記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 格子点間距離を2のべき乗に制限し、入
    力画素値の格子点からの距離と格子点間距離との比は固
    定小数点で表わされ、また、入力画素値の格子点からの
    距離と格子点間距離との比を表わすビット数は、最大格
    子点間距離のビット数と同じにすることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899431B2 (en) 2001-03-26 2005-05-31 Seiko Epson Corporation Image processing system, projector, information storage medium, and image processing method
KR100801016B1 (ko) 2007-01-11 2008-02-04 삼성전자주식회사 보정 파라미터 발생기를 구비하는 반도체 장치 및 보정파라미터 발생 방법
US7502150B2 (en) 2004-05-28 2009-03-10 Sharp Kabushiki Kaisha Color converting device, image forming apparatus, color conversion method, computer program and recording medium

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