JP4443838B2 - 色相別色調整処理回路及びその方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ、モニター等の表示装置、コンピュータグラフィックス画像を作成する画像処理機器等に使用するデータ処理に関しており、赤/緑/青の3色で表現する画像データを使用機器等に合わせて色調整処理をする色調整装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、モニター等の表示装置において入力された色信号を表示する際に、使用条件等に合わせて所望の色再現性を持つ画像を出力して表示するために、色調整処理が行われてきた。この色調整処理には、大きく分けてテーブル変換方式とマトリクス演算方式の2方式がある。
【0003】
テーブル変換方式は、赤と緑と青(以下、「R、G、B」と記す)で表現した画像データを入力し、この入力データに基づいて、ROM等のメモリに予め記憶しておいた色調整後のR、G、Bの画像データの中から最適なものを選択して出力する方法であり、このテーブル変換方式は任意の色調整特性を採用できるため、色再現性に優れた色調整を実行できる長所がある。しかし、画像データの組合せ毎にデータを記憶させる単純な構成では約400Mbitの大容量メモリが必要となり、メモリ容量を圧縮して用いる方法でもある程度の容量が必要とされるため、LSI化が困難であり、また、使用条件等の変更に柔軟に対応できないという問題があった。
【0004】
これに対して、マトリクス演算方式を用いた色調整処理は、入力されたR、G、Bで表現された画像データをY、Cr、Cbの輝度信号及び色差信号に変換し、このY、Cr、Cbを用いて色調整量をその場で演算して出力する方法である。このマトリクス演算方式を用いた色調整処理方法は、上記テーブル変換方式で問題であった大容量メモリは必要なく、LSI化が可能である。この、マトリクス演算方式を用いた色調整処理方法として、例えば、特許文献1に示すようなものが存在する。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−200792号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記マトリクス演算方式による色調整処理は、着目する色相のみを調整できるが、RGB系での色相領域判定では、同一色相でも調整量の大きいところと小さいところが存在し、色相ずれが生じてしまうという問題があった。例えば、図4に示すのは、6色相独立調整を行う場合の例であるが、色相がMagentaと判断されていても、調整量が大きいところと小さいところが存在し、また、隣接する色相との領域境界付近においても調整量が小さくなく、色相ずれの原因となってしまう。前記特許文献1においても、領域を4つに分割して色調整を行っているが、その領域境界付近における調整量についての記載はなく、色相ずれが生じてしまう。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、色調整を行うときに、目的とする色相で最も調整量が大きく、領域境界では調整量がゼロであるようにし、その調整量の演算を小規模な回路構成で行えることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、入力された色差信号Cr信号及びCb信号を用いてα=Cb/Cr及びβ=Cr/Cbを演算し、α=Cb/Crの値、並びに、Cr信号及び/又はCb信号の正負の符号とを用いて、色相の領域を判別するための判別条件である領域判別値と比較することにより、色相の領域を示す領域判別信号γを出力する領域判別部と、判別された領域内での色相差の調整量をα=Cb/Crとβ=Cr/Cbのいずれか一方の曲線に基づいて設定する色相差信号ηを生成する色相差算出部と、前記領域判別値と各色相で共通の係数であるスタティック係数とを出力し、各色相でそれぞれ用意した色調整マトリクスデルタ係数を出力する外部CPUと、入力された色調整マトリクスデルタ係数のうち領域判別信号γで選択されたものと色相差信号ηとを乗算してダイナミック係数を生成して出力するダイナミック係数発生部と、前記ダイナミック係数とスタティック係数を加算して色調整マトリクス係数を生成する加算器と、前記色調整マトリクス係数を用いて入力信号に色調整を行う色調整マトリクス演算部とからなることを特徴とする色相別色調整処理回路である。
【0009】
このような構成とすることで、目的とする色相で最も調整量が大きく、領域境界では調整量がゼロとなる色調整を行うことができ、また、色相差をCr信号とCb信号を用いて算出するようにしているので、回路は小規模で構成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の目的を説明する。
図4に示すように、従来の色調整の方法では、例えば、色相がMagentaと判断されていても、調整量が大きいところと小さいところが存在し、また、隣接する色相との領域境界付近においても調整量が小さくなく、色相ずれの原因となってしまうという問題があった。そこで、本発明では、図2に示すように、例えば、色相がMagentaと判断された場合に、色相領域の中心で調整量最大となり、隣接する色相領域との境界では調整量ゼロとなるような色調整を行うことが目的である。この目的を達成するために、α=Cb/Cr、β=Cr/Cb等から正確な領域判別を行い、α=Cb/Cr、又は、β=Cr/Cbの曲線に簡単な処理を施すことで、色相差信号ηを生成するようにした。
【0011】
本実施例では、6色相独立で色調整を行う場合を想定しているため、各色相は角度0°を中心として、−30°〜+30°の60°を1つの色相の範囲としており、角度0°で調整量最大、角度−30°及び+30°において調整量ゼロとなる色相差信号ηを求める。
図3(a)〜(f)は、それぞれRed調整領域、Yellow調整領域、Green調整領域、Cyan調整領域、Blue調整領域、Magenta調整領域であり、各色相毎にα=Cb/Crの曲線、及び、β=Cr/Cbの曲線を示し、さらに、これらの曲線に簡単な処理を施すことで求めた色相差信号ηを示している。各図において、破線で示すのがαの曲線、一点鎖線で示すのがβの曲線、太線で示すのが色相差信号ηの曲線で、また、ηの曲線を作る前処理段階での処理1の曲線を実線で示している。以下、色相差信号ηの曲線の求め方を説明する。
【0012】
先ず、図3(a)のRed調整領域において色相差信号ηを生成する場合について説明する。このRed調整領域ではαの曲線が処理対象となる。αの曲線の角度0°の位置において調整量ゼロとなるようにαを垂直方向に平行移動し、その平行移動した曲線の絶対値を取った曲線を処理1の曲線とする。
次に、処理1の曲線において−30°の位置での調整量と+30°の位置での調整量を比較して、少ない方の調整量の値をxとし、(x−処理1の曲線)を行い、0以下の値は全て0とした曲線を処理2の曲線とする。この処理2の曲線は、x/2の値を基準線として処理1の曲線を線対称に反転させ、マイナスになる部分は全てゼロとした曲線である。この処理2の曲線を色相差信号ηとする。
【0013】
この他の色相としては、図3(d)のCyan調整領域の場合は、図3(a)のRed調整領域の場合と同様に、αの曲線が処理対象となる。図3(b)のYellow調整領域と、図3(e)のBlue調整領域の場合も、略同様の方法であるが、この2つの領域の場合は、βの曲線に簡単な処理を施して、色相差信号ηを生成することになる。
【0014】
また、図3(c)のGreen調整領域の場合、及び、図3(f)のMagenta調整領域の場合には、Red調整領域の場合のように調整量ゼロとなるようにαを垂直方向に平行移動し、その平行移動した曲線の絶対値を取った曲線を処理1の曲線とする点までは同様の処理であるが、その後の処理が若干異なる。絶対値をとった後の曲線の左側の波形は、そのまま用いるには調整量が急激に変化し過ぎているので、−30°の位置での調整量と+30°の位置での調整量の差が小さくなるようにグラフの中心より左側のみ1/2倍して、その後に処理2を行って色相差信号ηを生成している。
【0015】
上記の方法により、6つの色相それぞれで、理想的な色調整を行うための色相差信号ηを求めることができた。これらの色相差信号ηを用いて行う具体的な色相別色調整の方法及び回路構成について、以下に説明する。
【0016】
実施例;
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による色相別色調整回路の構成を示したブロック図であり、この図1において、11、12、13は、それぞれR1信号入力端子、G1信号入力端子、B1信号入力端子であり、それぞれから入力されたR1信号、G1信号、B1信号は、CrCb信号変換部14に入力されるとともに、色調整マトリクス演算部20に入力される。
【0017】
CrCb信号変換部14では、入力されたR1、G1、B1信号を変換してCr信号とCb信号を生成し、後段の領域判別部15に出力する。領域判別部15では、入力されたCr信号、Cb信号を用いて、α=Cb/Cr、β=Cr/Cbを演算して後段の色相差算出部16に出力するとともに、演算したαの値及びCr信号とCb信号の符号の正負を外部CPU17から与えられる領域判別値と比較して色の領域判別を行い、その領域判別信号γを後段の色相差算出部16とダイナミック係数発生部18に出力する。このとき外部CPU17から与えられる領域判別値は、例えば、図5に示すように、α=Cb/Crの値、及び、Cr信号とCb信号の符号の正負が設定されているものであり、この領域判別値を用いてどの色相領域かを判断する。図5に示した領域判別値は、Cr信号の符号とCb信号の符号の両方を用いて領域を判別する方法であるが、この判別方法に限定されるものではなく、一方のみの符号を用いて判別してもよく、また、βの値を用いて判別するようにしてもよい。
【0018】
色相差算出部16は、前述した色相差信号ηの生成方法に基づいて、前記領域判別部15からの領域判別信号γによって指定される領域毎に設定された方法により、入力されたα又はβの値に対して簡単な処理を施して、各基準色の色相で最も調整量が大きく、他の基準色との領域境界にて調整量がゼロとなる色相差信号ηを生成して後段のダイナミック係数発生部18に出力する。
【0019】
外部CPU17は、各色調整マトリクスデルタ係数Δr0〜8、Δy0〜8、Δg0〜8、Δc0〜8、Δm0〜8、Δb0〜8を後段のダイナミック係数発生部18に出力するとともに、スタティック係数S0〜8を後段の加算器19に出力する。さらに、図5に示すような領域判別値を領域判別部15に出力する。
【0020】
ダイナミック係数発生部18では、入力された色調整マトリクスデルタ係数Δr0〜8、Δy0〜8、Δg0〜8、Δc0〜8、Δm0〜8、Δb0〜8のうち、領域判別信号γによって選択された領域の色調整マトリクスデルタ係数に色相差信号ηを乗算することでダイナミック係数D0〜8を求めて加算器19に出力する。
【0021】
加算器19では、ダイナミック係数D0〜8とスタティック係数S0〜8とを加算して色調整マトリクス係数SD0〜8を求めて色調整マトリクス演算部20に出力する。
【0022】
色調整マトリクス演算部20では、色調整マトリクス係数SD0〜8を用いて、入力されたR1信号、G1信号、B1信号に色調整処理を行って、R信号出力端子21、G信号出力端子22、B信号出力端子23からそれぞれ出力する。
【0023】
このような構成において、R1信号入力端子11、G1信号入力端子12、B1信号入力端子13からそれぞれR1信号、G1信号、B1信号が入力されると、CrCb信号変換部14では、入力されたR1、G1、B1信号を変換してCr信号とCb信号を生成し、後段の領域判別部15に出力する。領域判別部15では、入力されたCr信号、Cb信号を用いて、α=Cb/Cr、β=Cr/Cbを演算して後段の色相差算出部16に出力するとともに、演算したαの値及びCr信号とCb信号の符号の正負を外部CPU17から与えられる図5に示すような領域判別値と比較して色の領域判別を行い、その領域判別信号γを後段の色相差算出部16とダイナミック係数発生部18に出力する。ここでの領域判別は、6色相のうちどの色相に判別されるかだけでなく、基準色の中心に位置しているのか、又は、領域境界付近に位置しているのか等、具体的な位置まで判別される。
【0024】
色相差算出部16では、前述の方法により図3(a)〜(f)で示した何れかの色相差信号ηを生成してダイナミック係数発生部18に出力する。ダイナミック係数発生部18では、外部CPU17から入力される色調整マトリクスデルタ係数Δr0〜8、Δy0〜8、Δg0〜8、Δc0〜8、Δm0〜8、Δb0〜8のうち、領域判別信号γによって選択された領域の色調整マトリクスデルタ係数に色相差信号ηを乗算することでダイナミック係数D0〜8を求める。このダイナミック係数D0〜8には、同一色相でも調整量の大小の差が既に反映されており、加算器19において各色相で共通の係数であるスタティック係数S0〜8と加算されることで色調整マトリクス係数SD0〜8として、色調整マトリクス演算部20に入力される。
【0025】
この色調整マトリクス係数を生成する過程を数式で表現すると、スタティック係数をS、色調整マトリクスデルタ係数をΔM、色相差信号をηとすると、ダイナミック係数をDとしたときに、
色調整マトリクス係数=S+D
=S+ΔM×η
となる。この色調整マトリクス係数は、3行×3列のマトリクスとなっており、これを用いて色調整マトリクス演算部20では、色調整前のR1信号、G1信号、B1信号に色調整を行って、R信号、G信号、B信号として出力する。
【0026】
このように、本発明による色相別色調整回路の特徴は、従来問題であった図4に示すような同一色相にもかかわらず調整量の大小が生じていた点を解消し、図2に示すように、同一色相では同一の調整量を用い、また、色相の領域境界では調整量ゼロとなるようにした点である。これは、α=Cb/Cr、β=Cr/Cb等から正確な領域判別を行い、α=Cb/Cr、又は、β=Cr/Cbの曲線に簡単な処理を施すことで生成した色相差信号ηによって、目的の色相で調整量最大となり、領域境界において調整量ゼロとなる色調整マトリクス係数を生成しているからである。
【0027】
前記実施例では、図1に示すように、入力されたR、G、B信号を用いてCr信号とCb信号をCrCb信号変換部14で生成する構成となっているが、本発明はこれに限られるものではなく、Cr信号及びCb信号が直接入力された場合においても実施可能である。この場合には、入力されたCr信号及びCb信号を用いて色相領域判別、色相差算出、色調整マトリックス演算等を行うとともに、別途Cr信号、Cb信号及びY信号を用いてR、G、B信号を生成し、生成したR、G、B信号に対して最終的に色調整を行うような構成にすればよい。
【0028】
前記実施例では、例として6色相独立調整を行っているが、本発明はこれに限られるものではない。図2又は図4から分かるように、6色相独立で行った場合には、1つの色相を60°として分割したが、例えば1つの色相を30°で分割して12色相独立調整を行うようにしてもよい。この場合には、図5に示した領域判別の方法よりもさらに正確な判別手段が必要であり、例えば、Crの正負のみならず、Cbの正負、さらにCr、Cbの数値によって判断するようにしてもよい。12色相独立調整を行うようにした場合においても、色相差信号ηの生成については前記実施例と同様に、目的とする色相の中心で調整量最大となり、色相領域境界で調整量ゼロとなるように行う。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、入力された色差信号Cr信号及びCb信号を用いてα=Cb/Cr及びβ=Cr/Cbを演算し、α=Cb/Crの値、並びに、Cr信号及び/又はCb信号の正負の符号とを用いて、色相の領域を判別するための判別条件である領域判別値と比較することにより、色相の領域を示す領域判別信号γを出力する領域判別部と、判別された領域内での色相差の調整量をα=Cb/Crとβ=Cr/Cbのいずれか一方の曲線に基づいて設定する色相差信号ηを生成する色相差算出部と、前記領域判別値と各色相で共通の係数であるスタティック係数とを出力し、各色相でそれぞれ用意した色調整マトリクスデルタ係数を出力する外部CPUと、入力された色調整マトリクスデルタ係数のうち領域判別信号γで選択されたものと色相差信号ηとを乗算してダイナミック係数を生成して出力するダイナミック係数発生部と、前記ダイナミック係数とスタティック係数を加算して色調整マトリクス係数を生成する加算器と、前記色調整マトリクス係数を用いて入力信号に色調整を行う色調整マトリクス演算部とからなるようにしたので、正確に色相領域を判別して色相境界領域で色相ずれの生じない色調整を行うことができる。
【0030】
請求項2記載の発明によれば、入力された色差信号Cr信号及びCb信号を用いてα=Cb/Cr及びβ=Cr/Cbを演算し、α=Cb/Crの値、並びに、Cr信号及び/又はCb信号の正負の符号とを用いて、色相の領域を判別するための判別条件である領域判別値と比較することにより、色相の領域を示す領域判別信号γを出力する工程と、判別された領域内での色相差の調整量をα=Cb/Crとβ=Cr/Cbのいずれか一方の曲線に基づいて設定する色相差信号ηを生成する工程と、前記領域判別値と各色相で共通の係数であるスタティック係数とを出力し、各色相でそれぞれ用意した色調整マトリクスデルタ係数を出力する工程と、入力された色調整マトリクスデルタ係数のうち領域判別信号γで選択されたものと色相差信号ηとを乗算してダイナミック係数を生成して出力する工程と、前記ダイナミック係数とスタティック係数を加算して色調整マトリクス係数を生成する工程と、前記色調整マトリクス係数を用いて入力信号に色調整を行う工程とからなる色相別色調整処理方法としたので、正確に色相領域を判別して色相境界領域で色相ずれの生じない色調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による色相別色調整回路の構成を示したブロック図である。
【図2】図1の回路を用いた場合の色調整量の大小を示した模式図である。
【図3】図1の回路における色相差算出部で色相毎に色相差信号ηを示した図である。
【図4】従来の色調整回路を用いた場合の色調整量の大小を示した模式図である。
【図5】図1の回路における領域判別部での領域判別の条件を示した図である。
【符号の説明】
11…R1信号入力端子、12…G1信号入力端子、13…B1信号入力端子、14…CrCb信号変換部、15…領域判別部、16…色相差算出部、17…外部CPU、18…ダイナミック係数発生部、19…加算器、20…色調整マトリクス演算部、21…R信号出力端子、22…G信号出力端子、23…B信号出力端子。
Claims (2)
- 入力された色差信号Cr信号及びCb信号を用いてα=Cb/Cr及びβ=Cr/Cbを演算し、α=Cb/Crの値、並びに、Cr信号及び/又はCb信号の正負の符号とを用いて、色相の領域を判別するための判別条件である領域判別値と比較することにより、色相の領域を示す領域判別信号γを出力する領域判別部と、判別された領域内での色相差の調整量をα=Cb/Crとβ=Cr/Cbのいずれか一方の曲線に基づいて設定する色相差信号ηを生成する色相差算出部と、前記領域判別値と各色相で共通の係数であるスタティック係数とを出力し、各色相でそれぞれ用意した色調整マトリクスデルタ係数を出力する外部CPUと、入力された色調整マトリクスデルタ係数のうち領域判別信号γで選択されたものと色相差信号ηとを乗算してダイナミック係数を生成して出力するダイナミック係数発生部と、前記ダイナミック係数とスタティック係数を加算して色調整マトリクス係数を生成する加算器と、前記色調整マトリクス係数を用いて入力信号に色調整を行う色調整マトリクス演算部とからなることを特徴とする色相別色調整処理回路。
- 入力された色差信号Cr信号及びCb信号を用いてα=Cb/Cr及びβ=Cr/Cbを演算し、α=Cb/Crの値、並びに、Cr信号及び/又はCb信号の正負の符号とを用いて、色相の領域を判別するための判別条件である領域判別値と比較することにより、色相の領域を示す領域判別信号γを出力する工程と、判別された領域内での色相差の調整量をα=Cb/Crとβ=Cr/Cbのいずれか一方の曲線に基づいて設定する色相差信号ηを生成する工程と、前記領域判別値と各色相で共通の係数であるスタティック係数とを出力し、各色相でそれぞれ用意した色調整マトリクスデルタ係数を出力する工程と、入力された色調整マトリクスデルタ係数のうち領域判別信号γで選択されたものと色相差信号ηとを乗算してダイナミック係数を生成して出力する工程と、前記ダイナミック係数とスタティック係数を加算して色調整マトリクス係数を生成する工程と、前記色調整マトリクス係数を用いて入力信号に色調整を行う工程とからなることを特徴とする色相別色調整処理方法。
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