JP2000261582A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP2000261582A JP11060401A JP6040199A JP2000261582A JP 2000261582 A JP2000261582 A JP 2000261582A JP 11060401 A JP11060401 A JP 11060401A JP 6040199 A JP6040199 A JP 6040199A JP 2000261582 A JP2000261582 A JP 2000261582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機状態、省電力状態、またはウォームアッ
プ状態のいずれの状態であるかユーザが容易に認識する
ことができる画像読取り装置を提供する。 【解決手段】 LED15はウォームアップ状態のとき
に点滅し、待機状態への移行が完了すると常時点灯す
る。したがって、光源21としてウォームアップに長時
間を要する水銀ランプを用いた場合であっても、ウォー
ムアップが完了し光源21の光量が原稿読取り可能な光
量に達した、つまり画像読取り装置1が待機状態へ移行
したことをユーザは容易に認識することができる。ま
た、画像読取り装置1に設けられたLED15は1つだ
けであるので、画像読取り装置1の製造コストを低減す
ることができる。また、光源21として水銀ランプを使
用しているので、従来のキセノンランプを使用する場合
と比較して製造コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像や文字などの原稿を読取
る画像読取り装置として、例えば箱型の筐体の上面にガ
ラスなどの透明板からなる原稿台が設けられているフラ
ットベッド型の画像読取り装置が知られている。筐体の
内部には駆動装置により原稿台に対し平行に移動するキ
ャリッジが設けられ、キャリッジには光源と多数の光電
変換素子を並べたラインセンサとが搭載されている。キ
ャリッジの光源から照射された照射光は原稿台上の原稿
表面で反射され、集光レンズによりラインセンサに集光
されるようになっている。
【0003】原稿を読取るときは原稿台に置かれた原稿
に光源から光を照射し、原稿からの反射光を集光レンズ
により集光し、キャリッジをラインセンサの素子の配列
方向と垂直かつ原稿面と平行に移動させつつ光センサで
原稿の濃淡を検出して電気信号に変換する。
【0004】上記のような画像読取り装置は、ユーザに
対し動作状態を認識させるために色の異なる複数個の発
光ダイオード(以下、発光ダイオードを「LED:Ligh
t Emitting Diode」という)を有しており、各LEDを
点灯、消灯、あるいは点滅させることにより画像読取り
装置の状態を表示していた。LEDが表示する画像読取
り装置の状態としては、例えば原稿の読取りをいつでも
実行可能な読取り可能状態、画像読取り装置の一部に不
具合が生じたエラー状態、何らかの原因により原稿の読
取りが不可能な読取り不能状態などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は画像読取り装置をはじめとするコンピュータ周辺機器
の低価格化が進んでいるため、製造コストを低減させる
必要がある。そのため、原稿の読取りに対して最低限必
要となる構成要素、例えば光源、集光レンズ、ラインセ
ンサなど必要最低要素以外は可能な限り画像読取り装置
に搭載しない方が望ましく、画像読取り装置の状態を表
示するLEDなども除去される傾向にある。同様に画像
読取り装置の製造コストを低減するために、光源として
従来用いられていたキセノンランプに代わって最近では
水銀ランプが使用されている。
【0006】また、画像読取り装置に限らずコンピュー
タ周辺機器は、未使用時における消費電力を低減するた
めにアメリカ合衆国環境保護局による省エネルギーに関
する勧告、いわゆるエナジースターに従うために、待機
状態となって所定時間経過後は消費電力が所定の値以下
の省電力状態となるように設定する必要がある。そのた
め、画像読取り装置では待機状態になって所定時間が経
過すると、光源を消灯し消費電力を低減する必要があ
る。
【0007】ところが、上述のように光源として最近使
用されている水銀ランプは例えば図4に示すように消灯
後再通電したとき光源の光量が読取り可能な値、例えば
光源の最大光量の90%に達するまでのウォームアップ
状態が従来のキセノンランプと比較して長いという問題
がある。そのため、光源の光量がいつ読取り可能な値に
達したかをユーザは知る必要がある。従来は画像読取り
装置に設けられた例えば赤と緑の複数個のLEDのうち
緑色のLEDの点灯によって、ユーザは光源の光量が読
取り可能な光量に達した待機状態に移行したことを認識
していた。一方、上述のようにコストを低減するために
LEDなどの部材は削減される方向にある。したがっ
て、LEDが設けられていない画像読取り装置ではユー
ザはいつウォームアップ状態から待機状態に移行したか
認識できないおそれがある。
【0008】そこで、本発明の目的は、待機状態、省電
力状態、またはウォームアップ状態のいずれの状態であ
るかユーザが容易に認識することができる画像読取り装
置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、
製造コストを低減することができる画像読取り装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、2ま
たは4記載の画像読取り装置によると、キャリッジおよ
び処理部が制御手段によって待機状態、省電力状態、ま
たはウォームアップ状態のいずれの状態に制御されてい
るかを表示可能な表示手段を有しているので、ユーザは
キャリッジおよび処理部がいずれの状態にあるかを容易
に認識することができる。例えば水銀ランプのように所
定の光量に達するまでに長時間を要する場合人間の目で
ウォームアップ状態から待機状態に移行したことを光量
の変化から認識することは困難であるが、表示手段がウ
ォームアップ状態から待機状態に移行したことを表示す
るため、ユーザはいつ待機状態になったかを容易に認識
することができる。
【0010】本発明の請求項3記載の画像読取り装置に
よると、表示手段は単数のLEDを有している。したが
って、ユーザはLEDを見るだけで画像読取り装置の状
態を容易に認識することができる。また、従来のように
複数のLEDを有している画像読取り装置と比較してL
EDの数を減少できるので、製造コストを低減すること
ができる。本発明の請求項5記載の画像読取り装置によ
ると、表示手段はキャリッジに搭載されている光源であ
るため、LEDなどを設ける必要がない。したがって、
LEDを有している画像読取り装置と比較して製造コス
トを低減することができる。
【0011】本発明の請求項6記載の画像読取り装置に
よると、省電力状態から待機状態に移行すると光源は点
滅する。したがって、ユーザはLEDがなくても光源の
点滅により省電力状態から待機状態に移行した、すなわ
ちウォームアップが終了したことを容易に認識すること
ができる。
【0012】本発明の請求項7記載の画像読取り装置に
よると、省電力状態から待機状態に移行するとキャリッ
ジは移動する。したがって、ユーザはLEDがなくても
キャリッジの移動音で省電力状態から待機状態に移行し
た、すなわちウォームアップが終了したことを容易に認
識することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるフラットベッ
ド型の画像読み取り装置1の概略構造を図1に示す。
【0014】箱型の筐体10の上面には、ガラス等の透
明板からなる原稿台11が設けられている。筐体10の
内部には、図示しない駆動装置により原稿台11に載置
された原稿12に対して平行に往復移動可能なキャリッ
ジ20が設けられている。キャリッジ20には、光源2
1と光センサとしてのラインセンサ22とが搭載されて
いる。光源21からの照射光は原稿12の表面で反射さ
れ、ミラー23、ミラー24で反射した後、集光レンズ
25によりラインセンサ22に集光されるようになって
いる。本実施例では、原稿12からの光をミラー23、
ミラー24の順で反射させており、2つのミラーで光を
2回反射させ原稿12から集光レンズ25までの光路長
を大きくしている。光源21は、キャリッジ20に設け
られており、水銀ランプが用いられている。
【0015】ラインセンサ22には、CCD(Charge C
oupled Device)等の複数の画素をキャリッジ20の移
動方向と垂直に直線的に配列した電荷蓄積型光センサが
使用される。原稿台11には、原稿12の読取り位置を
位置決めし、原稿読取り時に原稿12の移動を規制する
原稿ガイド13が設けられている。原稿台11のキャリ
ッジ移動方向の端部には、高反射率均一反射面を有する
白基準14が設けられている。ラインセンサ22では、
各素子で集光された光の光量に応じた量の電荷が蓄積さ
れ、蓄積された電荷は電気信号として処理部30へ出力
される。出力された電気信号は処理部30に設けられた
画像処理部33で処理される。
【0016】処理部30は、CPU(Central Processi
ng Unit)31、ROM(Read OnlyMemory)32、画像
処理部33、インターフェイス34等から構成されてい
る。CPU31は、キャリッジ20および処理部30を
含む画像読取り装置1全体の制御を行なう。また、CP
U31は制御手段としても機能する。ROM32は、画
像読取り装置1を制御する多数の命令が入力されたコン
ピュータプログラムを記憶している。画像読取り装置1
は、インターフェイス34を介して外部の画像処理装
置、例えばパーソナルコンピュータ(以下、パーソナル
コンピュータを「パソコン」という)2などに接続され
る。
【0017】画像処理部33は、ラインセンサ22から
のデータをデジタル信号に変換するA/D変換部、読取
り開始前に白基準14を読取りラインセンサ22の素子
毎の感度のばらつきや光源21の主走査方向の光量のば
らつきを補正するシェーディング補正部、所定のガンマ
関数によりガンマ補正を行ないシェーディング補正部か
ら出力された光量信号を画像信号に変換するガンマ補正
部、色補正やエッジ強調および領域拡大/縮小等の諸変
換を行なうその他の補正部を含んでいる。
【0018】CPU31には表示手段としてのLED1
5が接続されている。このLED15は、画像読取り装
置1が制御手段によりいずれの状態に制御されているか
を表示する。CPU31に接続されているLED15は
1つである。また、CPU31にはオペレーションスイ
ッチ16が接続されている。
【0019】オペレーションスイッチ16を含む電気回
路はプルアップ抵抗171を有しており、電源のプルア
ップ回路17を構成している。ユーザがオペレーション
スイッチ16を押すと、回路中のプルアップ電流がリー
クされ、信号電流が発生する。発生した信号電流によ
り、CPU31はオペレーションスイッチ16に入力が
行なわれたことを認識可能である。
【0020】また、CPU31は画像読取り装置1の状
態によって、オペレーションスイッチ16へ行なわれた
入力を異なる指示として認識可能である。CPU31に
は、RAM(Random Access Memory)35が接続されて
いる。このRAM35は、オペレーションスイッチ16
が押されることで生じる信号電流情報を格納するための
領域を有している。画像読取り装置1の電源がONにな
った直後は、RAM35に格納された信号電流情報はO
FFである。オペレーションスイッチ16が押される
と、RAM35に格納された信号電流情報はONにな
る。そして、信号電流情報はパソコン2によって検出さ
れるまでONのままである。画像読取り装置1を使用す
る場合、パソコン2は常時画像読取り装置1へ所定の信
号を定期的(例えば1秒毎)に送信し、RAM35の信
号電流情報の内容を検出している。パソコン2が信号電
流情報の検出を終えると、RAM35の信号電流情報は
OFFになる。パソコン2は、信号電流情報がONであ
るとオペレーションスイッチ16に指示がされたと認識
する。
【0021】次に、オペレーションスイッチに指示が行
なわれたときの画像読取り装置1およびパソコン2の作
動について説明する。ユーザによりオペレーションスイ
ッチ16が押されると信号電流情報がONになり、これ
をパソコン2が検出する。画像読取り装置1が待機状態
のとき、信号電流がONであることをパソコン2が検出
すると、パソコン2は原稿12の読取り開始指示が入力
されたと判断する。そして、画像読取り装置1に対し原
稿12の読取り開始を指示する。すなわち、待機状態の
ときにユーザからオペレーションスイッチ16に指示が
あると、画像読取り装置1は作動状態へと移行する。作
動状態へ移行し、原稿12の読取りを実施する。画像読
取り装置1が作動状態へ移行すると、あらかじめパソコ
ン2で設定された条件(読取り範囲、読取り濃度など)
に基づいて画像読取り装置1は原稿12の読取りを実施
する。読取られた原稿12のデータはパソコン2へ送信
され、パソコン2に設けられた図示しないハードディス
クやメモリなどの記憶媒体に記憶される。
【0022】画像読取り装置1が省電力状態のとき、オ
ペレーションスイッチ16が押されたことをCPU31
が検出すると、CPU31は省電力状態から待機状態へ
の復帰指示がされたと判断する。そして、CPU31は
画像読取り装置1をウォーミングアップ状態を経て待機
状態へ移行させる。
【0023】次に、画像読取り装置1の状態とLED1
5の点灯状態について詳細に説明する。制御手段により
制御される画像読取り装置1の状態として、光源21が
点灯し原稿12の読取りを実行可能な待機状態、光源2
1が消灯し画像読取り装置1内部の電気回路で消費する
電力を抑制した省電力状態、ならびに消灯状態の光源2
1を点灯し所定の光量まで到達させるウォームアップ状
態が設定されている。上記の3つの状態以外に画像読取
り装置1の状態として、実際に原稿12を読取る作動状
態と、画像読取り装置1のいずれかの箇所に不具合が生
じたエラー状態とがある。
【0024】待機状態は、ユーザが原稿12の読取りを
指示すると画像読取り装置1がいつでも原稿12の読取
りを開始できる状態である。省電力状態は、画像読取り
装置1内部の電気回路で消費される電力がエナジースタ
ーに従うように12W以下になっている状態である。ま
た、ユーザからの指示がないまま待機状態が15分継続
すると、画像読取り装置1は待機状態から省電力状態へ
移行する。
【0025】エラー状態として、例えば光源21の不良
または光源21の寿命などによる光量不足によるエラー
状態A、原稿12を読取ったデータを一時的に格納する
図示しないRAMなどの記憶装置の不良によるエラー状
態B、パソコン2との接続不良によるデータの送受信不
能によるエラー状態C、駆動装置または構造的な不良に
よるキャリッジ20の移動不良によるエラー状態Dなど
がある。上記の状態とLED15の点灯状態との関係を
表1に一例として示す。
【0026】
【表1】
【0027】表に示す点滅繰返しとは、LED15の点
灯と点灯との間にユーザが認識可能な期間の消灯を含ん
で繰返し点灯することを意味する。表1に示すように、
画像読取り装置1に設けられるLED15が1つであっ
ても、画像読取り装置1の複数の状態をユーザに対し認
識させることが可能である。
【0028】次に、第1実施例の画像読取り装置1の作
動について図2に示すフローチャートに基づいて説明す
る。 画像読取り装置1の図示しない電源プラグを電源に
接続すると、画像読取り装置1の電源がONになる。電
源がONになると光源21が点灯し、画像読取り装置1
はウォームアップ状態となる(S201)。このとき、
LED15は点滅し画像読取り装置1がウォームアップ
状態であることを表示する。
【0029】 光源21の光量が所定の光量に達する
と、画像読取り装置1は待機状態に移行する(S20
2)。そして、LED15は常時点灯し画像読取り装置
1が待機状態に移行したことを表示する。 画像読取り装置1が待機状態のまま15分が経過す
ると(S203)、光源21は消灯し画像読取り装置1
は省電力状態に移行する(S206)。LED15は常
時消灯し画像読取り装置1が省電力状態に移行したこと
を表示する。
【0030】 画像読取り装置1が待機状態のとき、
ユーザによりオペレーションスイッチ16が押されこれ
をパソコン2が検出する、あるいはユーザがパソコン2
に直接指示すると(S204)、パソコン2は画像読取
り装置1に対し原稿12の読取り開始の指示を行なう。
すると、画像読取り装置1は作動状態となり、原稿台1
1に載置された原稿12の読取りを実施する(S20
5)。作動状態のときLED15は、待機状態と同様に
常時点灯している。 原稿12の読取りを終了すると、画像読取り装置1
は再び待機状態となる(S202)。
【0031】 画像読取り装置1が省電力状態のと
き、ユーザによりオペレーションスイッチ16が押され
これをCPU31が検出する、あるいはユーザがパソコ
ン2に直接指示すると(S207)、CPU31は画像
読取り装置1に対し待機状態への復帰指示を行なう。す
ると、光源21が点灯し画像読取り装置1はウォームア
ップ状態となる(S201)。LED15は点滅し画像
読取り装置1がウォームアップ状態であることを表示す
る。
【0032】 光源21の光量が所定の光量以上にな
ると、画像読取り装置1は待機状態に移行する(S20
2)。LED15は常時点灯し画像読取り装置1が待機
状態であることを表示する。 画像読取り装置1に電源スイッチを設けていない場
合、ユーザが電源プラグと電源との接続を解除しない限
り画像読取り装置1の電源はOFFにならない。
【0033】第1実施例では、LED15はウォームア
ップ状態のときに点滅し、待機状態への移行が完了する
と常時点灯する。したがって、光源21としてウォーム
アップに長時間を要する水銀ランプを用いた場合であっ
ても、ウォームアップが完了し光源21の光量が原稿読
取り可能な光量に達した、つまり画像読取り装置1が待
機状態へ移行したことをユーザは容易に認識することが
できる。
【0034】第1実施例では画像読取り装置1に設けら
れたLED15は1つだけであるので、従来のように異
なる色の複数のLEDを使用する場合と比較して、画像
読取り装置1の製造コストを低減することができる。ま
た、光源21として水銀ランプを使用しているので、従
来のキセノンランプを使用する場合と比較して製造コス
トを低減することができる。さらに、画像読取り装置1
の電源は電源プラグをコンセントに接続することでON
になり、電源プラグとコンセントとの接続を解除するこ
とでOFFになる。電源プラグとコンセントとを接続し
ている間は画像読取り装置1の電源はONになっている
が、画像読取り装置1の未使用時は消費電力が12W以
下の省電力状態となり画像読取り装置1が消費する電力
を抑制する。したがって、画像読取り装置1に電源をO
N、OFFするスイッチを設ける必要がなく、画像読取
り装置1の製造コストを低減することができる。
【0035】(第2実施例)本発明の第2実施例を図3
に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部分には同一
の符号を付している。図3に示すように第2実施例にお
いては、画像読取り装置1のCPU31にLEDは接続
されていない。そのかわりに、画像読取り装置1の状態
を示す表示手段として光源41を使用している。以下の
表2に示すように、光源41は第1実施例のLEDの代
わりに表示手段として機能する。
【0036】
【表2】
【0037】表2ではウォームアップ状態が規定されて
いない。これはウォームアップ中の光源41を点滅させ
ると、光源41の光量が読取り可能な光量に達するまで
に長時間を要するためである。したがって、ウォームア
ップ中の光源41は常時点灯している。
【0038】上記のように光源41をウォームアップ中
から常時点灯させると、ユーザは画像読取り装置1がい
つウォームアップ状態から待機状態に移行したかを認識
することが困難である。そこで第2実施例では、光源4
1のウォームアップが終了し待機状態に移行すると、キ
ャリッジ20が副走査方向に往復移動し待機状態に移行
したことをユーザに認識させる。また、キャリッジ20
を移動させるとともに光源41を数回点滅させる、ある
いはキャリッジ20を移動させずに光源41のみを数回
点滅させてもよい。
【0039】次に、第2実施例の画像読取り装置1の作
動について説明する。 画像読取り装置1の図示しない電源プラグを電源に
接続すると、画像読取り装置1の電源がONになる。電
源がONになると、光源41が点灯し画像読取り装置1
はウォームアップ状態となる。このとき、光源41はウ
ォームアップをするために常時点灯している。
【0040】 光源41の光量が所定の光量に達する
と、画像読取り装置1は待機状態に移行する。画像読取
り装置1が待機状態に移行すると、キャリッジ20が副
走査方向に往復移動するとともに光源41は数回点滅
し、待機状態に移行したことを表示する。 画像読取り装置1が待機状態のまま15分が経過す
ると、光源41は消灯し画像読取り装置1は省電力状態
に移行する。光源41は常時消灯し画像読取り装置1が
省電力状態に移行したことを表示する。
【0041】 画像読取り装置1が待機状態のとき、
ユーザによりオペレーションスイッチ16が押されこれ
をパソコン2が検出する、あるいはユーザがパソコン2
に直接指示すると、パソコン2は画像読取り装置1に対
し原稿12の読取り開始の指示を行なう。すると、画像
読取り装置1は作動状態となり原稿台11に載置された
原稿12の読取りを実施する。 原稿の読取りを終了すると、画像読取り装置1は再
び待機状態となる。 画像読取り装置1が省電力状態のとき、ユーザによ
りオペレーションスイッチ16が押されこれをCPU3
1が検出、あるいはユーザがパソコン2に直接指示する
と、CPU31は画像読取り装置1に対し待機状態への
復帰指示を行なう。すると、光源41が点灯し画像読取
り装置1はウォームアップ状態となる。
【0042】 光源41の光量が所定の光量以上にな
ると、画像読取り装置1は待機状態に移行する。画像読
取り装置1が待機状態に移行すると、キャリッジ20が
副走査方向に往復移動するとともに光源41は数回点滅
し、待機状態に移行したことを表示する。 画像読取り装置1に電源スイッチを設けていない場
合、ユーザが電源プラグと電源との接続を解除しない限
り画像読取り装置1の電源はOFFにならない。
【0043】第2実施例では、画像読取り装置1の状態
を表示するLEDが不要であるため、第1実施例と比較
してさらなる製造コストの低減が可能である。また、画
像読取り装置1がウォームアップを完了し待機状態に移
行すると、キャリッジが副走査方向に往復移動するとと
もに光源41が点滅するので、ユーザは画像読取り装置
1が待機状態に移行したことを容易に認識することがで
きる。
【0044】上記の複数の実施例においては、表示手段
によって画像読取り装置の状態をユーザに認識させる構
成としたが、画像読取り装置を用いて原稿の読み取りを
行なう場合、一般に画像読取り装置はパソコンに接続し
て使用され画像読取り装置単独で使用されることはほと
んどない。したがって、ソフトウェアを介して画像読取
り装置の状態をパソコンのモニターなどに表示すること
で、より確実に画像読取り装置の状態をユーザに認識さ
せる構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による画像読取り装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例による画像読取り装置の作
動を示す流れ図である。
【図3】本発明の第2実施例による画像読取り装置を示
すブロック図である。
【図4】本発明で使用する水銀ランプと、従来のキセノ
ンランプとにおける通電時間に対する光量の変化を示す
図である。
【符号の説明】
1 画像読取り装置 11 原稿台 12 原稿 15 LED(発光ダイオード、表示手段) 20 キャリッジ 21 光源 22 ラインセンサ(光センサ) 25 集光レンズ 30 処理部 31 CPU(制御手段) 41 光源(表示手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置可能な原稿台と、 前記原稿に光を照射する光源、前記原稿からの反射光ま
    たは透過光を集光する集光レンズ、ならびに前記集光レ
    ンズで集光された光を電気信号に変換する光センサを有
    し、前記原稿台に対し往復平行移動可能なキャリッジ
    と、 前記光センサから出力された電気信号が入力され、前記
    電気信号をデジタルデータに変換し外部へ出力する処理
    部と、 前記光源を点灯し前記原稿を読取り可能な待機状態、前
    記キャリッジおよび前記処理部で消費される電力を抑制
    する省電力状態、ならびに前記省電力状態から前記待機
    状態へ移行するウォームアップ状態のいずれかの状態に
    前記キャリッジおよび処理部を制御可能な制御手段と、 前記キャリッジおよび処理部が前記制御手段によって制
    御されている前記待機状態、前記省電力状態、あるいは
    前記ウォームアップ状態のいずれかの状態を表示する表
    示手段と、 を備えることを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記キャリッジおよび
    処理部が省電力状態になると消灯することを特徴とする
    請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、単数の発光ダイオード
    を有することを特徴とする請求項2記載の画像読取り装
    置。
  4. 【請求項4】 前記発光ダイオードは、前記キャリッジ
    および処理部がウォームアップ状態のとき点滅し、前記
    画像読取り部が待機状態のとき点灯することを特徴とす
    る請求項3記載の画像読取り装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記光源であることを
    特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  6. 【請求項6】 前記光源は、前記キャリッジおよび処理
    部が省電力状態から待機状態になると点滅することを特
    徴とする請求項5記載の画像読取り装置。
  7. 【請求項7】 前記キャリッジは、前記キャリッジおよ
    び処理部が省電力状態から待機状態になると移動するこ
    とを特徴とする請求項5または6記載の画像読取り装
    置。
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