JP2000261465A - システム状態監視方式 - Google Patents

システム状態監視方式

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JP2000261465A
JP2000261465A JP11060952A JP6095299A JP2000261465A JP 2000261465 A JP2000261465 A JP 2000261465A JP 11060952 A JP11060952 A JP 11060952A JP 6095299 A JP6095299 A JP 6095299A JP 2000261465 A JP2000261465 A JP 2000261465A
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transmission
devices
timing
broadcast
cycle
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JP11060952A
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English (en)
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Kenji Iijima
健滋 飯島
Masatsugu Harazono
雅嗣 原園
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の装置間において送信タイミングの重な
らないデータ送信が可能なシステム状態監視方式を提供
することを課題とする。 【解決手段】 各装置12〜14の同報送信の送信周期
を、互いに異なる周期とするとともに、装置12〜14
のいずれかの装置の送信周期の整数倍でない周期とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、システム状態監
視方式に関するものであり、特に、変電所監視制御シス
テム等におけるシステム状態監視方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数の装置を伝送路で接続した監視制御
システムにおいては、従来から各装置が同報送信により
自装置の装置状態を相互に送信することにより、システ
ム状態を監視する監視方式を備えたものがある。この従
来の監視方式では、各装置の同報送信のタイミングが重
なった場合に、一時的に受信処理が追いつかなくなり受
信側装置の同報送信受信の処理抜け、並びに処理遅延が
発生する恐れがあり、システムを構成する装置の状態監
視処理が正常に行えない可能性がある。また各装置ごと
同報送信の周期が同一である場合、一旦受信タイミング
が完全に重なってしまった場合、受信タイミングの重な
りが解消しないなどの問題がある。
【0003】図2は、特開平10−84365号公報に
示された、従来のデータ伝送装置を説明するための図で
あり、図において、1は伝送路、2は監視装置、3は制
御装置、4はアプリケーション部、5はTCP処理部5
aとIP処理部5bとI/O処理部5cとからなるイー
サネット処理部、6は遅延制御タスク部である。ここで
は、複数のデータ送信側装置である制御装置3から1つ
のデータ受信側である監視装置2に対し、イーサネット
(登録商標)を用いてデータ伝送が行われるデータ伝送
方式において、複数のデータ送信側装置それぞれにおけ
るデータ伝送のための処理タイミングを定周期に設定す
るとともに、各データ送信側装置ごとに、処理タイミン
グに異なる遅延時間を遅延制御タスク部6によって付加
することで、データ伝送する伝送タイミングをデータ送
信側装置毎に異なるものとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ伝送装置では、各装置のデータの送信タイミ
ングを、定周期の処理タイミングに対して装置ごとに異
なった遅延時間を付加することにより異なるものとして
いるが、データ送信の開始のタイミングに、受信側とな
る監視装置が送信する時刻同報を用い、それ以後は各装
置の自走クロックに基づいて送信を行うようにしている
ため、自走クロックのずれ等により、伝送タイミングに
ずれが生じた場合に、装置間の送信タイミングが重なる
場合があるという問題点があった。
【0005】また、上記従来のデータ伝送装置では、時
刻同報を発する一つの装置を設けることが必要であり、
そのための処理部が必要となる。更に、この時刻同報を
発生する装置が故障等で停止した場合に、それを補う機
構が必要となる。したがって、装置全体が複雑化してし
まう。また、送信側の各装置が送信する情報が、同報送
信である場合、受信側の装置が複数となるため、上記従
来のデータ伝送装置のように各装置からの時刻同報に基
づいて送信タイミングをずらすことが出来ないという問
題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、複数の装置間において送信タ
イミングの重ならないデータ送信が可能なシステム状態
監視方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシステム
状態監視方式は、複数の装置により構成されるシステム
の状態を、該システムを構成する各装置が、それぞれの
自走クロックに基づいて送信タイミングを決定して、相
互に各装置の状態を同報送信により伝送することにより
監視するシステム状態監視方式において、上記各装置の
同報送信の送信周期を、互いに異なる周期とするととも
に、いずれかの装置の送信周期の整数倍でない周期とす
るようにしたものである。
【0008】また、この発明に係るシステム状態監視方
式は、複数の装置により構成されるシステムの状態を、
該システムを構成する各装置が、それぞれの自走クロッ
クに基づいて送信タイミングを決定して、相互に各装置
の状態を同報送信により伝送することにより監視するシ
ステム状態監視方式において、上記各装置は、その他の
装置から入力される同報送信の送信タイミングが、自装
置の送信タイミングと重なっているか否かを判定し、次
周期の同報送信の送信周期を変化させる受信タイミング
監視処理部を備えているようにしたものである。
【0009】また、上記システム情報監視方式におい
て、上記受信タイミング監視処理部は、上記各装置間に
おける優先順位に関する情報を保持しており、この優先
順位に基づき、自装置の次周期における同報送信の送信
周期を変化させるようにしたものである。
【0010】また、上記システム情報監視方式におい
て、上記受信タイミング監視処理部は、自装置の同報送
信の送信周期と、その他の装置から入力される同報送信
の送信周期とを比較して、自装置の送信周期と同一また
は整数倍の関係にあるか否かを判定し、同一または整数
倍の関係にある場合にのみ、次周期の同報送信の送信周
期を変化させるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係るシステム状態監視方式を備えたシ
ステムの構成を示す図であり、図において、装置12,
装置13,及び装置14は、伝送路11により接続され
た制御装置等の装置である。装置12〜装置14は、そ
れぞれが一定周期で自装置の装置状態を同報送信によ
り、伝送路11を経由して、自装置以外の装置に送信し
ている。同報送信15、同報送信16は、装置12が受
信する同報送信を示している。
【0012】図3は、本実施の形態1に係るシステム状
態監視方式の主要部の構成を説明するためのブロック図
であり、図において、受信処理部21は、各装置からの
同報送信を受信して、装置状態監視処理部24により、
装置状態監視を行っている。また送信処理部22によ
り、装置状態を含む同報送信を送信している。この送信
タイミングは、送信タイミング処理部23により与えら
れている。送信タイミング処理部23は送信周期と自走
クロックとを基に送信タイミングを発生させている。こ
の送信周期は、各装置12〜14において、互いに異な
るとともに、互いに整数倍の関係とならないようにあら
かじめ設定されている。アプリケーション部21は、各
装置12〜14間で異なっている部分であり、アプリケ
ーション部21以外の部分については、装置13及び1
4は、装置12と同様の構成を有している。
【0013】図4は、本実施の形態1に係るシステム状
態監視方式を説明するための、各装置の同報送信の送信
周期が同じである場合における、各装置13〜14から
の同報送信の送信状態を示したタイミング図であり、図
においてT1は送信周期を示している。
【0014】また、図5は、本実施の形態1に係るシス
テム状態監視方式における、システム内の各装置13〜
14からの同報送信の送信状態を示したタイミング図で
あり、図においてT2は装置13の送信周期、T3は装
置14の送信周期を示している。
【0015】以下、図1、図3、図4、図5を参照し
て、本実施の形態1に係るシステム状態監視方式の動作
について説明する。ここでは、装置12が受信する同報
送信を例に挙げて説明する。図1に示すように、装置1
2は、装置13及び装置14から、同報送信15及び同
報送信16を受信している。図4に示すように、装置毎
の送信周期が同じである場合、装置13と、装置14の
同報送信を送信するタイミングが一致しているため、装
置12においては、T1周期毎に、同報送信15、同報
送信16の2つの同報送信を受信することになる。ま
た、周期がT1であるため、次周期においても同じタイ
ミングで同報送信を受信することになる。このようにT
1周期毎に、装置12は、同じタイミングで同報送信を
複数装置から受信しており、装置13及び装置14から
入力される同報送信が一部でも重なる、即ち同報送信の
送信タイミングが重なる状態となると、受信処理部21
における受信処理の処理抜けや処理の遅延が発生したり
する可能性があり、また送信周期T1が一定であること
から、各周期毎に送信タイミングが重なって、受信処理
部21における受信処理の処理抜けや処理の遅延が発生
したりすることとなる。
【0016】また、図示していないが、装置13の送信
周期が装置14の送信周期の整数倍、例えば装置13の
送信周期がT1×2、即ち装置14の送信周期の2倍で
あった場合、装置12が受信する同報送信は、T1×2
周期毎に装置13と装置14とが出力する同報送信が重
なって受信されることになり、定期的に受信処理抜けや
受信処理の遅延が発生する場合がある。
【0017】これに対し、本実施の形態1に係るシステ
ム状態監視方式の場合、図5に示すように、装置13の
送信周期T2、装置14の送信周期T3を予め同一でな
く、かつ互いに整数倍の関係にはない周期としているの
で、仮に送信タイミングがあるタイミングで重なった場
合でも、次の周期では、装置13,14の同報送信の送
信タイミングがはずれることとなるため、次の周期から
は各装置の同報送信の受信タイミングが重ならない。ま
た、周期は互いに整数倍の関係にないことから、仮に送
信タイミングが重なったものがあったとしても、この重
なりの発生が周期的に高頻度でおこることがない。この
ことにより、各装置の受信処理において、同一タイミン
グで同報送信を受信することを防ぐことができ、受信処
理の処理抜け,並びに受信処理の遅延の発生を防ぐこと
ができる。
【0018】以上のように、本実施の形態1によれば、
各装置12〜14の同報送信の送信周期を、互いに異な
る周期とするとともに、装置12〜14のいずれかの装
置の送信周期の整数倍でない周期としたことにより、同
報送信の送信タイミングの重なりの発生を防ぐことがで
き、同報送信の受信の際に発生する受信処理の処理抜
け,並びに受信処理の遅延を防ぐことができる。
【0019】実施の形態2.図6は、本発明の実施の形
態2に係るシステム状態監視方式を備えたシステムの構
成図であり、図において、装置12a,装置13a,及
び装置14aは、伝送路11により接続された制御装置
等の装置である。装置12a〜装置14aは、それぞれ
が一定周期で自装置の装置状態を同報送信により、伝送
路11を経由して、自装置以外の装置に送信している。
受信処理部31は、各装置からの同報送信を受信して、
装置状態監視処理部34により、装置状態監視を行って
いる。また送信処理部32により、装置状態を含む同報
送信を送信しており、その送信タイミングは、送信タイ
ミング処理部33により与えられている。送信タイミン
グ処理部33においては、送信周期と自走クロックとを
基に送信タイミングを発生させている。受信タイミング
監視処理部35は受信処理部31で受信された同報送信
の受信タイミング及び受信周期と、送信タイミング処理
部が与える送信タイミング及び送信周期とを監視してお
り、この監視結果に基づいて、送信タイミング処理部3
3の送信タイミングを変化させる。アプリケーション部
31は、各装置12a〜14a間で異なっている部分で
あり、アプリケーション部31以外の部分については、
装置13a及び14aは、装置12aと同様の構成を有
している。
【0020】図7は、本実施の形態2に係るシステム状
態監視方式の処理を示すフローチャートである。
【0021】また、図8は、装置12a〜14aからの
同報送信を監視し、送信タイミングを変化させた場合に
おける同報送信の送信タイミング図であり、T1は装置
12a及び装置12aの通常の送信周期、T3は装置1
4aの送信周期を示している。
【0022】以下、図6〜図8を用いて実施の形態2の
動作について説明する。上記実施の形態1のように送信
周期を装置毎に同一ではなく、なおかつ互いに整数倍関
係とならないようにできないシステムにおいては、図8
に示すように、装置12aと、装置13aとの送信周期
が、T1周期で同一である場合、もしくは互いに整数倍
である場合に、装置12aと装置13aの送信タイミン
グが重なると、その後、所定の周期毎に送信タイミング
が重なって受信処理に処理抜けや処理遅延が生ずる恐れ
がある。本実施の形態2はこのような問題点を解消する
ためになされたものである。
【0023】以下、図7に示すフローチャートに基づき
本実施の形態に係るシステム状態監視方式の処理につい
て説明する。図7のステップS11のように、装置12
a、装置13a、及び装置14aが、各装置の受信タイ
ミング監視処理部35において、送信タイミング処理部
33の送信タイミングおよび、受信処理部31において
受信した同報送信タイミングを監視し、自装置の送信タ
イミング、即ちデータ送信している期間、と一定の時間
以内に、他装置の送信タイミングがあるか、即ち自装置
の送信タイミングと他装置からの送信タイミングとが一
部分でも重なるか否か判定する。一定時間以内にある場
合には、送信データが部分的、あるいはその全体が重な
るため、ステップS12のように送信タイミング処理2
3に、次周期の送信周期として送信タイミングをずらす
ための周期をセットする。また一定時間以外つまり、送
信タイミングが重なっていない場合においては、ステッ
プS13の通り、装置が持つ通常の送信周期をセットす
る。
【0024】これを、図8において示すと、装置12a
と装置13aとは、時刻Sにおいてはそれぞれの同報送
信タイミングが、重なった状態になっているため、装置
12aは、TS1を、また、装置13は、TS2の送信
周期を、それぞれ少なくとも次周期にセットする。この
TS1とTS2とは予め異なる周期となるように設定し
ておく。装置14は自装置の送信タイミングが他装置で
ある装置12aと装置13aからの同報送信と重なって
いないため、通常の周期T3をセットする。そして、こ
のことにより、次の周期においては、装置14の受信す
る同報送信のタイミングは重ならず、受信処理の処理抜
けや処理遅延は発生しなくなる。その後は装置12aと
装置13aとはそれぞれ通常の送信周期T1で送信を行
う。
【0025】以上のように、本実施の形態2によれば、
他の装置から入力される同報送信の送信タイミングが、
自装置の送信タイミングと重なっているか否かを判定
し、次周期の同報送信の送信周期を変化させる受信タイ
ミング監視処理部35を備えるようにしたから、同報送
信の送信タイミングの重なりの発生を防ぐことができ、
同報送信の受信の際に発生する受信処理の処理抜け、並
びに処理の遅延を防ぐことができる。
【0026】実施の形態3.図13は本発明の実施の形
態3に係るシステム状態受信監視方式を備えたシステム
の構成図であり、図において、図6と同一符号は同一ま
たは相当する部分を示しており、装置12b〜14b
は、上記実施の形態2に係るシステムの各装置におい
て、受信タイミング監視処理部の代わりに、受信タイミ
ング監視処理部45を設けるようにしたものである。
【0027】図9は、本実施の形態3に係る受信監視処
理部45における処理を示すフローチャートである。ま
た、図10は、本実施の形態3に係るシステム状態監視
方式における、各装置からの同報送信を監視し、送信タ
イミングを変化させた場合の、同報送信の送受信タイミ
ング図であり、図8と同一符号は同一または相当する部
分を示している。
【0028】以下、図9に示すフローチャートに基づき
本実施の形態3に係る処理を説明する。図9のステップ
S21は、実施の形態2において、図7に示したステッ
プS11と同様である。本実施の形態3おいては、予
め、システムを構成する各装置間において優先順位を定
めておき、自装置の送信タイミングと、他の装置からの
送信された同報送信の受信タイミングとが少なくとも一
部でも重なった状態において、ステップS22に示すよ
うに、予め決められた優先順位に基づいて、同報送信を
送信してきた他の装置と自装置の、優先順位を比較し、
自装置の優先順位が低い場合においてのみ、次周期に送
信周期を変化させる処理を実施するようにする。即ち次
周期に周期T1とは異なる周期TS1を出力するように
する。ステップS23,及びステップS24は、実施の
形態2において説明したステップS12、S13と同様
である。
【0029】上記の処理を、図10の同報送信の送受信
のタイミング図において説明する。装置12b、装置1
3b、装置14bの優先順位を、それぞれ3、2、1と
システム内の装置間で重ならない順位で設定しておく。
そして、装置12bと装置13bの同報送信タイミング
が重なった場合に、装置12bと装置13bとでは、装
置12bのほうが装置13bより優先順位が高いため、
次周期として周期TS1をセットし、装置13bは、装
置12bより優先順位が低いため、タイミングをずらさ
ず、通常の周期T1のままとする。このことにより、装
置14bの受信する同報送信のタイミングは重ならない
ため、受信処理に処理抜けや処理の遅延は発生しない。
また、上記実施の形態2においては、自装置および、同
報送信の送信タイミングが重なった相手装置双方が、送
信タイミングを変化させてずらしているが、本実施の形
態3によれば、1つの装置のみでタイミングをずらすこ
とが可能となる。
【0030】このように、本実施の形態3によれば、上
記実施の形態2と同様の効果を奏するとともに、送信タ
イミングが重なった装置の一方のみの送信タイミングを
変化させることで、次周期からの送信タイミングの重な
りを防ぐことができ、容易に受信処理の処理抜け,並び
に処理の遅延を防ぐことができる。
【0031】なお、上記実施の形態3においては、優先
順位の高いほうの装置の送信タイミングを変化させるよ
うにしたが、本発明においては優先順位の低いほうの装
置の送信タイミングを変化させるようにしても、同様の
効果を奏する。
【0032】実施の形態4.図14は本発明の実施の形
態4に係るシステム状態受信監視方式を備えたシステム
の構成図であり、図において、図13と同一符号は同一
または相当する部分を示しており、装置12c〜14c
は、上記実施の形態3に係るシステムの各装置におい
て、受信タイミング監視処理部の代わりに、受信タイミ
ング監視処理部55を設けるようにしたものである。
【0033】図11は、本実施の形態4に係る受信監視
処理部55における処理を示すフローチャートである。
【0034】また、図12は、本実施の形態3に係るシ
ステム状態監視方式における、各装置からの同報送信を
監視し、送信タイミングを変化させた場合の、同報送信
の送受信タイミング図であり、図10と同一符号は同一
または相当する部分を示している。
【0035】以下、図11に示すフローチャートに基づ
き本実施の形態に係るシステム状態監視方式の処理につ
いて説明する。ステップS31において、受信した同報
送信の送信先である装置の送信周期を同報送信から求
め、その送信周期が、自装置の送信周期と同じもしくは
整数倍の関係にあるか否かを判定し、その受信した同報
送信の送信先の装置の送信周期が同じもしくは整数倍の
関係にある場合においてのみ、ステップS32におい
て、自装置の送信タイミングと他の装置の送信タイミン
グとが送信タイミング同士が重なる恐れのある一定の時
間以内にあるか否かを判定して、送信データ同士が重な
るか否かの判定を実施する。S32以降のS33、S3
4、S35は、それぞれ上記実施の形態3のS22、S
23、S24と同様である。つまり、送信タイミングが
重なる場合には優先順位の高い装置の次の周期の送信周
期を変化させることにより、次周期以降の送信タイミン
グの重なりを防ぐことができる。
【0036】以下、上記処理を図12のタイミング図に
基づき説明する。図12のように、装置12cと装置1
4cの同報送信の送信タイミングが重なった場合におい
て、上記実施の形態2及び実施の形態3においては、装
置12cと装置14cとの少なくともいずれかの同報送
信の送信タイミングをずらす処理が行われる。しかし、
図12に示すように装置12cの送信周期はT1、装置
14は周期T3であるため、次周期もしくは数周期後に
再び送信タイミングが合うことがないので、実施の形態
2及び実施の形態3のように自装置の送信周期をずらす
必要がない。本実施の形態4においては、このような送
信周期が同一もしくは整数倍の関係にない状態を受信タ
イミング監視処理部55で判定して、図12に示すよう
に、装置12c、及び装置14cの同報送信のタイミン
グが重なった場合においても、それぞれ各装置が、送信
周期が同じか、または整数倍かでない場合には、送信周
期をずらさないようにする。これにより、本実施の形態
4においては、不必要に送信周期をずらすことがない。
【0037】このように本実施の形態4においては、送
信周期が同一もしくは整数倍の関係にある状態を判定
し、この関係にある場合にのみ受信タイミングを変化さ
せる受信タイミング監視処理部55を備えたことによ
り、不必要に送信周期をずらすことなく、容易に同報送
信の送信タイミングの重なりの発生を防ぐことができ、
同報送信の受信の際に発生する受信処理の処理抜け、並
びに処理遅延を防ぐことができる。
【0038】なお、上記実施の形態1〜4においては、
システムを構成する装置が3つの場合について説明して
いるが、本発明は、装置の数が複数であればいくつであ
っても適用可能なものであり、上記実施の形態と同様の
効果を奏する。
【0039】また、本発明においては、上記実施の形態
1〜4に示した方式を、コンピュータに実行させるプロ
グラムとして実現するようにしてもよく、またこのプロ
グラムを磁気ディスクや光ディスク等の記憶媒体に記録
して頒布するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の装置により構成されるシステムの状態を、該システム
を構成する各装置が、それぞれの自走クロックに基づい
て送信タイミングを決定して、相互に各装置の状態を同
報送信により伝送することにより監視するシステム状態
監視方式において、上記各装置の同報送信の送信周期
を、互いに異なる周期とするとともに、いずれかの装置
の送信周期の整数倍でない周期とするようにしたから、
各装置が送信する同報送信の送信タイミングを重ならせ
ないようにすることができ、同報送信の受信の際に発生
する受信処理の処理抜け,並びに処理の遅延を防ぐこと
ができるシステム状態監視方式を提供できる効果があ
る。
【0041】また、この発明によれば、複数の装置によ
り構成されるシステムの状態を、該システムを構成する
各装置が、それぞれの自走クロックに基づいて送信タイ
ミングを決定して、相互に各装置の状態を同報送信によ
り伝送することにより監視するシステム状態監視方式に
おいて、上記各装置は、その他の装置から入力される同
報送信の送信タイミングが、自装置の送信タイミングと
重なっているか否かを判定し、次周期の同報送信の送信
周期を変化させる受信タイミング監視処理部を備えてい
るようにしたから、同報送信の送信タイミングが重なっ
た場合にも、それより後の周期には、各装置が送信する
同報送信の送信タイミングを重ならせないようにするこ
とができ、同報送信の受信の際に発生する受信処理の処
理抜け、並びに処理の遅延を防ぐことができるシステム
状態監視方式を提供できる効果がある。
【0042】また、この発明によれば、上記受信タイミ
ング監視処理部は、上記各装置間における優先順位に関
する情報を保持しており、この優先順位に基づき、自装
置の次周期における同報送信の送信周期を変化させるよ
うにしたから、同報送信の送信タイミングが重なった場
合にも、それより後の周期には、各装置が送信する同報
送信の送信タイミングを重ならせないようにすることが
でき、同報送信の受信の際に発生する受信処理の処理抜
け、並びに処理の遅延を防ぐことができるシステム状態
監視方式を提供できる効果がある。
【0043】また、この発明によれば、上記受信タイミ
ング監視処理部は、自装置の同報送信の送信周期と、そ
の他の装置から入力される同報送信の送信周期とを比較
して、自装置の送信周期と同一または整数倍の関係にあ
るか否かを判定し、同一または整数倍の関係にある場合
にのみ、次周期の同報送信の送信周期を変化させるよう
にしたから、容易に各装置が送信する同報送信の送信タ
イミングを重ならせないようにすることができ、同報送
信の受信の際に発生する受信処理の処理抜け,並びに処
理の遅延を防ぐことができるシステム状態監視方式を提
供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るシステム状態監
視方式を備えたシステムの構成を示す図である。
【図2】 従来のデータ伝送装置を説明するための図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1に係るシステム状態監
視方式の主要部の構成を示す図である。
【図4】 本実施の形態1に係るシステム状態監視方式
を説明するためのタイミング図である。
【図5】 本実施の形態1に係るシステム状態監視方式
を説明するための他のタイミング図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係るシステム状態監
視方式の主要部の構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係るシステム状態監
視方式の処理を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態2に係るシステム状態監
視方式を説明するためのタイミング図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に係るシステム状態監
視方式の処理を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態3に係るシステム状態
監視方式を説明するためのタイミング図である。
【図11】 本発明の実施の形態4に係るシステム状態
監視方式の処理を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態3に係るシステム状態
監視方式を説明するためのタイミング図である。
【図13】 本発明の実施の形態3に係るシステム状態
監視方式の主要部の構成を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態4に係るシステム状態
監視方式の主要部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,11 伝送路、2 監視装置、3 制御装置、4
アプリケーション部、5 イーサネット処理部、6 遅
延制御タスク、5a TCP処理部、5b IP処理
部、5c I/O部、12〜14,12a〜14a,1
2b〜14b,12c〜14c 装置、15,16 同
報送信、21 アプリケーション部、22 送信処理
部、23 送信タイミング処理部、24 装置状態監視
処理部、35,45,55 受信タイミング監視処理。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置により構成されるシステムの
    状態を、該システムを構成する各装置が、それぞれの自
    走クロックに基づいて送信タイミングを決定して、相互
    に各装置の状態を同報送信により伝送することにより監
    視するシステム状態監視方式において、 上記各装置の同報送信の送信周期を、互いに異なる周期
    とするとともに、いずれかの装置の送信周期の整数倍で
    ない周期とすることを特徴とするシステム状態監視方
    式。
  2. 【請求項2】 複数の装置により構成されるシステムの
    状態を、該システムを構成する各装置が、それぞれの自
    走クロックに基づいて送信タイミングを決定して、相互
    に各装置の状態を同報送信により伝送することにより監
    視するシステム状態監視方式において、 上記各装置は、その他の装置から入力される同報送信の
    送信タイミングが、自装置の送信タイミングと重なって
    いるか否かを判定し、次周期の同報送信の送信周期を変
    化させる受信タイミング監視処理部を備えていることを
    特徴とするシステム状態監視方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシステム情報監視方式
    において、 上記受信タイミング監視処理部は、上記各装置間におけ
    る優先順位に関する情報を保持しており、この優先順位
    に基づき、自装置の次周期における同報送信の送信周期
    を変化させることを特徴とするシステム状態監視方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3のいずれかに記
    載のシステム情報監視方式において、 上記受信タイミング監視処理部は、自装置の同報送信の
    送信周期と、その他の装置から入力される同報送信の送
    信周期とを比較して、自装置の送信周期と同一または整
    数倍の関係にあるか否かを判定し、同一または整数倍の
    関係にある場合にのみ、次周期の同報送信の送信周期を
    変化させることを特徴とするシステム状態監視方式。
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