JP2000261283A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐電力性及び耐候性に優れた弾性表面波装置
を提供すること。 【解決手段】 圧電基板5上に配設した励振電極3の表
面を疎水性保護膜2で被覆して成る弾性表面波装置S、
または、圧電基板5上に配設した励振電極3の表面を絶
縁性保護膜4と疎水性保護膜2とで覆って成る弾性表面
波装置Sであって、疎水性保護膜Sが単分子層であり、
且つ励振電極3の厚みと絶縁性保護膜4との厚みがh1
≧ h2(ただし、h1:励振電極の厚み、h2:絶
縁性保護膜の厚み)が満足するものとする。
を提供すること。 【解決手段】 圧電基板5上に配設した励振電極3の表
面を疎水性保護膜2で被覆して成る弾性表面波装置S、
または、圧電基板5上に配設した励振電極3の表面を絶
縁性保護膜4と疎水性保護膜2とで覆って成る弾性表面
波装置Sであって、疎水性保護膜Sが単分子層であり、
且つ励振電極3の厚みと絶縁性保護膜4との厚みがh1
≧ h2(ただし、h1:励振電極の厚み、h2:絶
縁性保護膜の厚み)が満足するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
体通信機器に用いられる弾性表面波装置に関する。
体通信機器に用いられる弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、電波を利用する電子機器
のフィルタ,遅延線,発信機等の素子として多くの弾性
表面波素子が用いられている。特に、小型・軽量で且つ
フィルタとしての急峻遮断性能が高い弾性表面波フィル
タは、移動体通信分野において、携帯端末装置のRF段
及びIF段のフィルタとして多用されるようになってき
ており、低損失且つ通過帯域外の遮断特性が優れた様々
の比帯域幅を有する弾性表面波フィルタが要求されてい
る。
のフィルタ,遅延線,発信機等の素子として多くの弾性
表面波素子が用いられている。特に、小型・軽量で且つ
フィルタとしての急峻遮断性能が高い弾性表面波フィル
タは、移動体通信分野において、携帯端末装置のRF段
及びIF段のフィルタとして多用されるようになってき
ており、低損失且つ通過帯域外の遮断特性が優れた様々
の比帯域幅を有する弾性表面波フィルタが要求されてい
る。
【0003】また、この弾性表面波フィルタにおいて
は、近年の高周波化による電極の微細化に伴なって、耐
電力性が低下するといった問題、及び導電性異物が励振
電極に接触することによって誘発される電極ショートの
問題が浮上している。
は、近年の高周波化による電極の微細化に伴なって、耐
電力性が低下するといった問題、及び導電性異物が励振
電極に接触することによって誘発される電極ショートの
問題が浮上している。
【0004】耐電力性については、一般的に使用される
純Al電極からAlにCu等の金属元素を数重量%程度
含有させたAl合金の電極とすることで、電極のマイグ
レーションを防ぎ、耐電力性を向上させることが可能で
ある。
純Al電極からAlにCu等の金属元素を数重量%程度
含有させたAl合金の電極とすることで、電極のマイグ
レーションを防ぎ、耐電力性を向上させることが可能で
ある。
【0005】また、導電性異物による電極ショートの問
題については、絶縁性の保護膜を電極上に成膜すること
で防止が可能である。
題については、絶縁性の保護膜を電極上に成膜すること
で防止が可能である。
【0006】しかしながら、上記のように電極材料を純
Alから耐電力性に優れたAl合金電極とすると、弾性
表面波素子を多数形成した圧電基板ウエハから個々の弾
性表面波素子をダイシングにより得る際に、Al合金電
極が切削用水に触れると、局部電池効果によって腐食す
るという問題が発生する。
Alから耐電力性に優れたAl合金電極とすると、弾性
表面波素子を多数形成した圧電基板ウエハから個々の弾
性表面波素子をダイシングにより得る際に、Al合金電
極が切削用水に触れると、局部電池効果によって腐食す
るという問題が発生する。
【0007】また、電極上に上記保護膜を厚く成膜する
ことにより電極ショートの問題、さらには腐食の問題の
双方を解消しようとすることも考えられるが、保護膜を
厚く形成するとフィルタの挿入損失が急激に増大した
り、質量効果により周波数特性が変化し所望の特性を得
ることができないので、保護膜の形成はできるだけ薄く
することが望ましい。ところが、保護膜を薄く形成すれ
ば、上記励振電極の表面が確実に覆われなかったり、覆
った箇所にボイドが発生していることがあり、このボイ
ドから腐食が生じやすく、特に合金で形成した励振電極
の場合には、局部電池効果により腐食がいっそう進行す
ることになり深刻な問題となる。
ことにより電極ショートの問題、さらには腐食の問題の
双方を解消しようとすることも考えられるが、保護膜を
厚く形成するとフィルタの挿入損失が急激に増大した
り、質量効果により周波数特性が変化し所望の特性を得
ることができないので、保護膜の形成はできるだけ薄く
することが望ましい。ところが、保護膜を薄く形成すれ
ば、上記励振電極の表面が確実に覆われなかったり、覆
った箇所にボイドが発生していることがあり、このボイ
ドから腐食が生じやすく、特に合金で形成した励振電極
の場合には、局部電池効果により腐食がいっそう進行す
ることになり深刻な問題となる。
【0008】すなわち、図6に示すように、圧電基板5
上に形成した励振電極3を絶縁性保護膜4で薄くカバー
するとその一部に生じているボイドや、絶縁性保護膜4
が覆われていない励振電極3の側面部の存在により、チ
ップのダイシング時に切削水として使用される純水1が
励振電極3のボイド部や側面部の露出面から浸入し、浸
入した純水のH+ イオンの存在により、合金からなる励
振電極3の局所に発生した電位差を補償するプラス電子
授受が行われ、この局部電池効果でもって励振電極3が
腐食し弾性表面波装置の電極として使用することが不可
能となる。
上に形成した励振電極3を絶縁性保護膜4で薄くカバー
するとその一部に生じているボイドや、絶縁性保護膜4
が覆われていない励振電極3の側面部の存在により、チ
ップのダイシング時に切削水として使用される純水1が
励振電極3のボイド部や側面部の露出面から浸入し、浸
入した純水のH+ イオンの存在により、合金からなる励
振電極3の局所に発生した電位差を補償するプラス電子
授受が行われ、この局部電池効果でもって励振電極3が
腐食し弾性表面波装置の電極として使用することが不可
能となる。
【0009】そこで本発明は、耐電力性及び耐候性に優
れるだけでなく、特にフィルタ特性の優れた弾性表面波
装置を提供することを目的とする。
れるだけでなく、特にフィルタ特性の優れた弾性表面波
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の弾性表面波装置は、圧電基板上に配設した
励振電極の表面を疎水性保護膜で被覆して成る。
に、本発明の弾性表面波装置は、圧電基板上に配設した
励振電極の表面を疎水性保護膜で被覆して成る。
【0011】また、圧電基板上に配設した励振電極の表
面を絶縁性保護膜と疎水性保護膜とで覆って成り、疎水
性保護膜が単分子層であり、且つ励振電極及び絶縁性保
護膜の各厚みが、h1 ≧ h2(ただし、h1:励振
電極の厚み、h2:絶縁性保護膜の厚み)を満足する弾
性表面波装置とする。
面を絶縁性保護膜と疎水性保護膜とで覆って成り、疎水
性保護膜が単分子層であり、且つ励振電極及び絶縁性保
護膜の各厚みが、h1 ≧ h2(ただし、h1:励振
電極の厚み、h2:絶縁性保護膜の厚み)を満足する弾
性表面波装置とする。
【0012】ここで、疎水性保護膜は水をはじく性質
(撥水性)を有するものであればよく、例えば界面活性
を有する材料すなわち界面活性剤から成るものとする。
ただし、界面活性剤は同一分子中に親水基と疎水基を同
時にそなえているために、その界面活性剤が親水性にな
るか疎水性になるかは、同一分子内での親水基と疎水基
の相対的な強さが問題となる。こうした関係を定量的に
表現したものがGriffinらによるH.L.B.
(Hydrophile−Lipophile−Bal
ance)の考え方である。これは親水基と疎水基のつ
りあいという意味で理論的な裏付けは十分でないが、主
として非イオン性活性剤を対象として経験的に求められ
たものである。H.L.B.の計算式はいろいろ提出さ
れており、例えばH.L.B.値は次の式で示される。
(撥水性)を有するものであればよく、例えば界面活性
を有する材料すなわち界面活性剤から成るものとする。
ただし、界面活性剤は同一分子中に親水基と疎水基を同
時にそなえているために、その界面活性剤が親水性にな
るか疎水性になるかは、同一分子内での親水基と疎水基
の相対的な強さが問題となる。こうした関係を定量的に
表現したものがGriffinらによるH.L.B.
(Hydrophile−Lipophile−Bal
ance)の考え方である。これは親水基と疎水基のつ
りあいという意味で理論的な裏付けは十分でないが、主
として非イオン性活性剤を対象として経験的に求められ
たものである。H.L.B.の計算式はいろいろ提出さ
れており、例えばH.L.B.値は次の式で示される。
【0013】 H.L.B.=7+11.7Log(Mw/Mo) ただし、Mwは活性剤親水基の分子量、Moは活性剤疎
水基の分子量である。上記式からMw>MoならばH.
L.B.>7で親水性が強く、Mw<MoならばH.
L.B.<7で疎水性が強いといえる。
水基の分子量である。上記式からMw>MoならばH.
L.B.>7で親水性が強く、Mw<MoならばH.
L.B.<7で疎水性が強いといえる。
【0014】また、励振電極は特に耐電力性に優れたA
lまたはCuを主成分とする合金から成るものとすると
好適である。
lまたはCuを主成分とする合金から成るものとすると
好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態を
図面に基づき詳細に説明する。
図面に基づき詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の弾性表面波装置Sにおい
て、圧電基板5上に形成した櫛歯状のIDT電極である
励振電極3部分の断面図を模式的に示したものである。
例えばタンタル酸リチウム単結晶から成る圧電基板5上
に、例えばAlを主成分とする合金から成る櫛歯状の励
振電極3を蒸着法により被着形成して、SiO2 ,Si
3 N4 ,TiN,SiC,TaO,Si,Al2 O3 等
のいずれか1種以上から成る絶縁性保護膜4を蒸着法や
スパッタ法により形成する。その後、気密室にて疎水性
材の蒸気中に上記絶縁性保護膜4を形成した圧電基板5
を放置し疎水性保護膜2の膜付けを行う。
て、圧電基板5上に形成した櫛歯状のIDT電極である
励振電極3部分の断面図を模式的に示したものである。
例えばタンタル酸リチウム単結晶から成る圧電基板5上
に、例えばAlを主成分とする合金から成る櫛歯状の励
振電極3を蒸着法により被着形成して、SiO2 ,Si
3 N4 ,TiN,SiC,TaO,Si,Al2 O3 等
のいずれか1種以上から成る絶縁性保護膜4を蒸着法や
スパッタ法により形成する。その後、気密室にて疎水性
材の蒸気中に上記絶縁性保護膜4を形成した圧電基板5
を放置し疎水性保護膜2の膜付けを行う。
【0017】このように、励振電極3に耐電力性を有す
る合金材料を用いても、疎水性保護膜2により局部電池
効果を発生させるH+ イオンの浸入を防止でき、合金材
料の腐食を極力防止できる。ここで、疎水性保護膜2の
みを励振電極3上に被着させてもよいが、導電性異物に
対しては保護性が十分でないことがある。それは、例え
ば界面活性を有する疎水性保護膜2の膜厚が、通常、分
子一層分であり数十Å程度と非常に薄いために、励振電
極3上に位置した大きな粒径の導電性異物に対しては保
護性を有しないからである。このため、励振電極3上に
上記絶縁性保護膜4を形成し、導電性異物に対する保護
性を高めている。なお、絶縁性保護膜4の厚みはその保
護性を確実とするために、数百Å以上とするが、後記す
る理由から励振電極3の厚み以下とする。
る合金材料を用いても、疎水性保護膜2により局部電池
効果を発生させるH+ イオンの浸入を防止でき、合金材
料の腐食を極力防止できる。ここで、疎水性保護膜2の
みを励振電極3上に被着させてもよいが、導電性異物に
対しては保護性が十分でないことがある。それは、例え
ば界面活性を有する疎水性保護膜2の膜厚が、通常、分
子一層分であり数十Å程度と非常に薄いために、励振電
極3上に位置した大きな粒径の導電性異物に対しては保
護性を有しないからである。このため、励振電極3上に
上記絶縁性保護膜4を形成し、導電性異物に対する保護
性を高めている。なお、絶縁性保護膜4の厚みはその保
護性を確実とするために、数百Å以上とするが、後記す
る理由から励振電極3の厚み以下とする。
【0018】図2は疎水性保護膜2を施さなかった場合
の弾性表面波装置の特性劣化を示した図である。ここ
で、弾性表面波装置の共振器特性を示す特性線7はウエ
ハからダイシングにより切断する前のチップの特性であ
り、特性線8はダイシング後におけるチップの特性であ
る。特性線7と特性線8の差により、共振・反共振周波
数ともに低下し、急峻性も劣化し共振のQが劣化してい
ることがわかる。なお、共振のQはフィルタの挿入損失
と深くかかわるパラメータの一つであり、弾性表面波装
置にとってきわめて重要なファクターとなる。また、I
DT電極が広範囲にわたって部分的に腐食されると励振
電極は使用不可能となる。
の弾性表面波装置の特性劣化を示した図である。ここ
で、弾性表面波装置の共振器特性を示す特性線7はウエ
ハからダイシングにより切断する前のチップの特性であ
り、特性線8はダイシング後におけるチップの特性であ
る。特性線7と特性線8の差により、共振・反共振周波
数ともに低下し、急峻性も劣化し共振のQが劣化してい
ることがわかる。なお、共振のQはフィルタの挿入損失
と深くかかわるパラメータの一つであり、弾性表面波装
置にとってきわめて重要なファクターとなる。また、I
DT電極が広範囲にわたって部分的に腐食されると励振
電極は使用不可能となる。
【0019】図3に疎水性保護膜2を施した場合のダイ
シング前後の周波数特性変化を示す。図3に示すよう
に、ダイシング前の特性線9とダイシング後の特性線1
0の差異はほとんどない。このように、励振電極3の表
面に疎水性保護膜2を形成することにより、局部電池効
果が起こらない構造とすることができ、耐電力性のある
励振電極を有効に使用することができる。
シング前後の周波数特性変化を示す。図3に示すよう
に、ダイシング前の特性線9とダイシング後の特性線1
0の差異はほとんどない。このように、励振電極3の表
面に疎水性保護膜2を形成することにより、局部電池効
果が起こらない構造とすることができ、耐電力性のある
励振電極を有効に使用することができる。
【0020】次に、絶縁性保護膜4の厚さを厚くして、
導電性異物に対する保護性と同時に、水分に対する耐性
をも確保できるかどうかについて検討を行った。絶縁性
保護膜4の厚さが励振電極3と比べて十分に薄い場合
は、フィルタの挿入損失は変化することがないが、励振
電極3の水分に対する保護性は非常に悪くなる。一方、
絶縁性保護膜4の厚さが励振電極3と比べて厚い場合
は、励振電極3の水分に対する保護性は良いが、フィル
タの挿入損失が極端に悪くなる。
導電性異物に対する保護性と同時に、水分に対する耐性
をも確保できるかどうかについて検討を行った。絶縁性
保護膜4の厚さが励振電極3と比べて十分に薄い場合
は、フィルタの挿入損失は変化することがないが、励振
電極3の水分に対する保護性は非常に悪くなる。一方、
絶縁性保護膜4の厚さが励振電極3と比べて厚い場合
は、励振電極3の水分に対する保護性は良いが、フィル
タの挿入損失が極端に悪くなる。
【0021】図4(a)に絶縁性保護膜4の膜厚h2が
励振電極3の膜厚h1より小さい場合の弾性表面波装置
の励振電極部分を示す断面図を、図4(b)に絶縁性保
護膜4の膜厚h2が励振電極3の膜厚h1より大きい場
合の弾性表面波装置の励振電極部分を示す断面図を示
す。また、図5に絶縁性保護膜4の膜厚とフィルタの挿
入損失との関係を示すグラフを示す。
励振電極3の膜厚h1より小さい場合の弾性表面波装置
の励振電極部分を示す断面図を、図4(b)に絶縁性保
護膜4の膜厚h2が励振電極3の膜厚h1より大きい場
合の弾性表面波装置の励振電極部分を示す断面図を示
す。また、図5に絶縁性保護膜4の膜厚とフィルタの挿
入損失との関係を示すグラフを示す。
【0022】図4及び図5に示すように、絶縁性保護膜
4の膜厚h2が大き過ぎれば、絶縁性保護膜4の重みに
よる弾性表面波のダンピング効果が生じる。すなわち、
一般的な励振電極3の膜厚h1(弾性表面波の波長λで
規格化した膜厚=h1/λで0.007〜0.012)
に対して絶縁性保護膜h2が大きければ、挿入損失は弾
性表面波フィルタとして全く使用不可能となるほど増大
する。このように、絶縁性保護膜の厚みを厚くしただけ
では、合金から成る励振電極の水分に対する保護性とフ
ィルタの挿入損失の両方を満足できない。なお、絶縁性
保護膜4の厚さは導電性異物からの保護性を考慮し25
0〜500Åとする。
4の膜厚h2が大き過ぎれば、絶縁性保護膜4の重みに
よる弾性表面波のダンピング効果が生じる。すなわち、
一般的な励振電極3の膜厚h1(弾性表面波の波長λで
規格化した膜厚=h1/λで0.007〜0.012)
に対して絶縁性保護膜h2が大きければ、挿入損失は弾
性表面波フィルタとして全く使用不可能となるほど増大
する。このように、絶縁性保護膜の厚みを厚くしただけ
では、合金から成る励振電極の水分に対する保護性とフ
ィルタの挿入損失の両方を満足できない。なお、絶縁性
保護膜4の厚さは導電性異物からの保護性を考慮し25
0〜500Åとする。
【0023】本発明では、疎水性保護膜2として一般に
界面活性剤と呼ばれるヘキサメチルジシラン(CH3 )
3 Si−NH−Si(CH3 )3 、もしくはテトラメト
キシシラン(CH3 O)4 Si、もしくはテトラエトキ
シシラン(C2 H5 O)4 Si等の材料を付着させるこ
ととし、これらの物質が付着した試料表面は活性化され
疎水化する。なお、上記疎水性保護膜2は上記材料以外
に、ラウリン酸ソーダ,ミリスチン酸ソーダ,パルミチ
ン酸ソーダ,ステアリン酸ソーダ等を用いることが可能
である。
界面活性剤と呼ばれるヘキサメチルジシラン(CH3 )
3 Si−NH−Si(CH3 )3 、もしくはテトラメト
キシシラン(CH3 O)4 Si、もしくはテトラエトキ
シシラン(C2 H5 O)4 Si等の材料を付着させるこ
ととし、これらの物質が付着した試料表面は活性化され
疎水化する。なお、上記疎水性保護膜2は上記材料以外
に、ラウリン酸ソーダ,ミリスチン酸ソーダ,パルミチ
ン酸ソーダ,ステアリン酸ソーダ等を用いることが可能
である。
【0024】かくして、本発明の構造を備えた弾性表面
波装置によれば、励振電極材料に耐電力性の合金材料を
用いても、その製造工程等において腐食することがな
く、しかも絶縁性保護膜を薄くすることができるので、
フィルタ特性の優れた弾性表面波装置を提供することが
できる。
波装置によれば、励振電極材料に耐電力性の合金材料を
用いても、その製造工程等において腐食することがな
く、しかも絶縁性保護膜を薄くすることができるので、
フィルタ特性の優れた弾性表面波装置を提供することが
できる。
【0025】なお、圧電基板材料としては、上記材料の
他に例えば四ホウ酸リチウム単結晶やランガサイト構造
を有するランタン−ガリウム−ニオブ系単結晶等が好適
に使用できる。
他に例えば四ホウ酸リチウム単結晶やランガサイト構造
を有するランタン−ガリウム−ニオブ系単結晶等が好適
に使用できる。
【0026】また、励振電極材料としては、上記合金以
外に、Alを主成分とする合金においては、Ti,S
i,Cr,W,Fe,Ni,Co,Pb,Nb,Ta,
Zn,Vのいずれか1種以上を適当量含有させて成るも
のとしたり、また、Cuを主成分とする合金において
は、Ti,Si,Cr,W,Fe,Ni,Co,Pb,
Nb,Ta,Zn,Beのいずれか1種以上を適当量含
有させて成るものとしてもよい。
外に、Alを主成分とする合金においては、Ti,S
i,Cr,W,Fe,Ni,Co,Pb,Nb,Ta,
Zn,Vのいずれか1種以上を適当量含有させて成るも
のとしたり、また、Cuを主成分とする合金において
は、Ti,Si,Cr,W,Fe,Ni,Co,Pb,
Nb,Ta,Zn,Beのいずれか1種以上を適当量含
有させて成るものとしてもよい。
【0027】
【実施例】次に、本発明に係る弾性表面波装置であるラ
ダー型弾性表面波フィルタを作製した実施例を説明す
る。微細電極形成の概略工程は以下の通りである。
ダー型弾性表面波フィルタを作製した実施例を説明す
る。微細電極形成の概略工程は以下の通りである。
【0028】まず、42°YカットLiTaO3 単結晶
から成る圧電基板(ウエハ)をアセトン・IPA等によ
って超音波洗浄し、有機成分を落とした。
から成る圧電基板(ウエハ)をアセトン・IPA等によ
って超音波洗浄し、有機成分を落とした。
【0029】次に、クリーンオーブンにより充分に基板
乾燥を行なった後、約200℃の温度で基板加熱しなが
ら励振電極の成膜を行なった。この励振電極の成膜には
スパッタリング装置を使用し、Al−Cu2重量%の材
料を成膜した。このときの電極膜厚は約2000Åとし
た。
乾燥を行なった後、約200℃の温度で基板加熱しなが
ら励振電極の成膜を行なった。この励振電極の成膜には
スパッタリング装置を使用し、Al−Cu2重量%の材
料を成膜した。このときの電極膜厚は約2000Åとし
た。
【0030】次に、フォトレジスト膜を約0.5μm厚
みにスピンコートし、縮小投影露光装置(ステッパー)
により、所望形状にパターニングを行ない、現像装置に
て不要部分のレジストをアルカリ現像液で溶解させ、所
望パターンを表出した後、RIE(Reactive
Ion Etching)装置により、励振電極のドラ
イエッチングを行ない、最後にアッシング装置でフォト
レジスト膜を剥離して励振電極を形成した。
みにスピンコートし、縮小投影露光装置(ステッパー)
により、所望形状にパターニングを行ない、現像装置に
て不要部分のレジストをアルカリ現像液で溶解させ、所
望パターンを表出した後、RIE(Reactive
Ion Etching)装置により、励振電極のドラ
イエッチングを行ない、最後にアッシング装置でフォト
レジスト膜を剥離して励振電極を形成した。
【0031】次に、絶縁性保護膜を作製した。絶縁性保
護膜としてSiO2 をスパッタリング装置にて励振電極
上に厚さ約300Åで成膜し、フォトリソグラフィによ
って不要部分に形成したフォトレジスト膜のパターニン
グを行った。また、励振電極に接続される配線電極には
ワイヤーボンディングを行うため、SiO2 をRIE装
置等でエッチング除去した。
護膜としてSiO2 をスパッタリング装置にて励振電極
上に厚さ約300Åで成膜し、フォトリソグラフィによ
って不要部分に形成したフォトレジスト膜のパターニン
グを行った。また、励振電極に接続される配線電極には
ワイヤーボンディングを行うため、SiO2 をRIE装
置等でエッチング除去した。
【0032】次に、疎水性保護膜として疎水性シラン化
合物の一つであるHMDS(ヘキサメチルジシラン)を
付着させた。すなわち、HMDSの蒸気で満たされた気
密室内に絶縁性保護膜のパターニングが終了したウエハ
を常温下で約10分間放置し、HMDSの蒸気をウエハ
上に単分子層膜厚の数十Åだけ付着した。
合物の一つであるHMDS(ヘキサメチルジシラン)を
付着させた。すなわち、HMDSの蒸気で満たされた気
密室内に絶縁性保護膜のパターニングが終了したウエハ
を常温下で約10分間放置し、HMDSの蒸気をウエハ
上に単分子層膜厚の数十Åだけ付着した。
【0033】次に、ウエハをダイシングラインに沿って
ダイシングし、チップごとに分割した。そして、各チッ
プを自動ダイボンド装置にかけ、チップをピックアップ
した後、Si樹脂を主成分とするダイボンド樹脂でSM
Dパッケージのキャビティ内に接着した。この後、約1
60℃の温度において約2時間乾燥・硬化させた。な
お、SMDパッケージは3mm角の積層構造である。
ダイシングし、チップごとに分割した。そして、各チッ
プを自動ダイボンド装置にかけ、チップをピックアップ
した後、Si樹脂を主成分とするダイボンド樹脂でSM
Dパッケージのキャビティ内に接着した。この後、約1
60℃の温度において約2時間乾燥・硬化させた。な
お、SMDパッケージは3mm角の積層構造である。
【0034】次に、30μ径のAuワイヤーをSMDパ
ッケージのパッド部とチップ上のAl−Cuパッド上に
ボールボンディングした後、リッドをパッケージにかぶ
せ、シーム溶接装置にて封止して完成した。なお、チッ
プ上のグランドは各々分離して配線し、Auボールボン
ディングにてパッケージ上のグランドパッドにボンディ
ング施した。
ッケージのパッド部とチップ上のAl−Cuパッド上に
ボールボンディングした後、リッドをパッケージにかぶ
せ、シーム溶接装置にて封止して完成した。なお、チッ
プ上のグランドは各々分離して配線し、Auボールボン
ディングにてパッケージ上のグランドパッドにボンディ
ング施した。
【0035】このようにして作製した弾性表面波フィル
タは、励振電極(IDT電極)から成る弾性表面波共振
子をラダー型回路に接続されたラダー型弾性表面波フィ
ルタであって、これを構成する弾性表面波共振子は、I
DTの対数が40〜120対、交差幅が10〜30λ
(λは弾性表面波の波長)で、IDT電極のピッチ(=
IDT1本分の線幅+スペース幅)は直列と並列で少し
異なるようにしているが、概略1μmとした。ここで、
反射電極本数は20本とした。
タは、励振電極(IDT電極)から成る弾性表面波共振
子をラダー型回路に接続されたラダー型弾性表面波フィ
ルタであって、これを構成する弾性表面波共振子は、I
DTの対数が40〜120対、交差幅が10〜30λ
(λは弾性表面波の波長)で、IDT電極のピッチ(=
IDT1本分の線幅+スペース幅)は直列と並列で少し
異なるようにしているが、概略1μmとした。ここで、
反射電極本数は20本とした。
【0036】また、この方法を用いることによって、ダ
イシング時の切削水(純水)によるAl合金の腐食を防
げるばかりでなく、その後、空気に触れるすべての工程
において、吸湿作用によるAl合金の腐食は発生しない
という効果もある。このため、長時間放置後の特性劣化
(特に挿入損失)を極力防止することができる。
イシング時の切削水(純水)によるAl合金の腐食を防
げるばかりでなく、その後、空気に触れるすべての工程
において、吸湿作用によるAl合金の腐食は発生しない
という効果もある。このため、長時間放置後の特性劣化
(特に挿入損失)を極力防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弾性表面
波装置によれば、多数のチップを得るためにウエハをダ
イシングする際において、切削水による励振電極の腐食
を極力防止できるだけでなく、その後の励振電極が空気
に触れる全ての環境下においても、吸湿作用による励振
電極の腐食が発生することがない。これにより、弾性表
面波装置の長時間放置後の特性劣化(特に、挿入損失)
を極力防ぐことができ、耐電力性及び耐候性に優れ、し
かも特にフィルタ特性の優れた弾性表面波装置を提供す
ることができる。
波装置によれば、多数のチップを得るためにウエハをダ
イシングする際において、切削水による励振電極の腐食
を極力防止できるだけでなく、その後の励振電極が空気
に触れる全ての環境下においても、吸湿作用による励振
電極の腐食が発生することがない。これにより、弾性表
面波装置の長時間放置後の特性劣化(特に、挿入損失)
を極力防ぐことができ、耐電力性及び耐候性に優れ、し
かも特にフィルタ特性の優れた弾性表面波装置を提供す
ることができる。
【図1】本発明に係る弾性表面波装置を構成する励振電
極の概略断面図である。
極の概略断面図である。
【図2】疎水性保護膜を施さなかった場合のダイシング
前後における弾性表面波装置の周波数特性を示したグラ
フである。
前後における弾性表面波装置の周波数特性を示したグラ
フである。
【図3】疎水性保護膜をを施した場合のダイシング前後
における弾性表面波装置の周波数特性変化を示したグラ
フである。
における弾性表面波装置の周波数特性変化を示したグラ
フである。
【図4】(a)は絶縁性保護膜が励振電極より薄い場合
の弾性表面波装置の励振電極部分を示す断面図であり、
(b)は絶縁性保護膜が励振電極より厚い場合の弾性表
面波装置の励振電極部分を示す断面図である。
の弾性表面波装置の励振電極部分を示す断面図であり、
(b)は絶縁性保護膜が励振電極より厚い場合の弾性表
面波装置の励振電極部分を示す断面図である。
【図5】絶縁性保護膜の膜厚とフィルタの挿入損失との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図6】励振電極を形成した弾性表面波装置において、
絶縁性保護膜を薄く成膜した場合の製造工程での腐食の
様子を説明する断面図である。
絶縁性保護膜を薄く成膜した場合の製造工程での腐食の
様子を説明する断面図である。
1:ダイシング時の切削用水、もしくは空気中の水分 2:疎水性保護膜 3:IDT電極(励振電極) 4:絶縁性保護膜 5:圧電基板 7:ダイシング前の試料のインピーダンス特性(疎水性
保護膜が無い場合) 8:ダイシング後の試料のインピーダンス特性(疎水性
保護膜が無い場合) 9:ダイシング前の試料のインピーダンス特性(疎水性
保護膜が有る場合) 10:ダイシング後の試料のインピーダンス特性(疎水
性保護膜が有る場合) S:弾性表面波装置
保護膜が無い場合) 8:ダイシング後の試料のインピーダンス特性(疎水性
保護膜が無い場合) 9:ダイシング前の試料のインピーダンス特性(疎水性
保護膜が有る場合) 10:ダイシング後の試料のインピーダンス特性(疎水
性保護膜が有る場合) S:弾性表面波装置
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電基板上に配設した励振電極の表面を
疎水性保護膜で被覆して成る弾性表面波装置。 - 【請求項2】 圧電基板上に配設した励振電極の表面を
絶縁性保護膜と疎水性保護膜とで覆って成る弾性表面波
装置であって、前記疎水性保護膜が単分子層であり、且
つ前記励振電極及び前記絶縁性保護膜の各厚みが下記式
を満足することを特徴とする弾性表面波装置。 h1 ≧ h2 (ただし、h1:励振電極の厚み、h2:絶縁性保護膜
の厚み)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057611A JP2000261283A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057611A JP2000261283A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000261283A true JP2000261283A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13060671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11057611A Pending JP2000261283A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000261283A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002056465A1 (fr) * | 2001-01-15 | 2002-07-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif saw et procede de production de ce dispositif |
JP2007157759A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Fujitsu Ltd | 圧電素子及びその製造方法 |
WO2007088788A1 (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-09 | National University Corporation Chiba University | 弾性表面波装置 |
JP2008134198A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Toppan Printing Co Ltd | 弾性表面波周回素子及び溶液中の物質測定装置 |
JP2010147658A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Seiko Epson Corp | 超音波センサー及び超音波センサーの製造方法 |
KR20110033521A (ko) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 삼성전자주식회사 | 표면탄성파 디바이스 및 바이오센서 |
US20150021290A1 (en) * | 2011-02-01 | 2015-01-22 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Method for fabricating acoustic wave device |
DE102010034431B4 (de) * | 2010-08-16 | 2018-11-15 | Snaptrack, Inc. | Bauelement mit geschützten Bauelementstrukturen und Verfahren zur Herstellung |
CN112179981A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-05 | 湖南大学 | 一种声表面波传感器 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11057611A patent/JP2000261283A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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