JP2000138553A - 弾性表面波フィルタ及びその製造方法 - Google Patents

弾性表面波フィルタ及びその製造方法

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JP2000138553A
JP2000138553A JP10310240A JP31024098A JP2000138553A JP 2000138553 A JP2000138553 A JP 2000138553A JP 10310240 A JP10310240 A JP 10310240A JP 31024098 A JP31024098 A JP 31024098A JP 2000138553 A JP2000138553 A JP 2000138553A
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acoustic wave
electrode
ladder
lattice
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Toshiya Matsuda
敏哉 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐電力に対して信頼性があり、通過帯域の平
滑な通過特性である平衡型弾性表面波フィルタを小型に
作製でき、プロセスによる特性への影響を小さくする構
造が得られるようにすること。 【解決手段】 複数の入力用IDT電極2aと複数の出
力用IDT電極2bとを交互に並設したIIDT電極2
の入力又は出力側に、複数のIDT電極から成る弾性表
面波共振子3どうしを対称格子状に接続したラティス型
回路L、又は複数のIDT電極から成る弾性表面波共振
子を梯子状に接続したラダー型回路を配線パターンを介
して接続して成るSAW フィルタS1とし、IIDT電極
2とラティス型回路Lの電極延在部6,7が、配線パタ
ーン4,5,9,10,11,12上、及びこれらの配
線パターン上に設けた絶縁層8上に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車電話
及び携帯電話等の移動体無線機器に内蔵される周波数帯
域フィルタに関し、特に不平衡平衡変換型の弾性表面波
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の弾性表面波(Surface Acoustic W
ave :以下、SAW と略す)装置の基本構成は、圧電基板
上に一対の櫛歯状電極(Inter Digital Transducerで、
以下、IDT 電極と略す)を1つ以上配設され、このIDT
電極から励起されるのSAW の伝搬路上に、SAW を効率良
く共振させるための反射器がその両端に配設される。
【0003】IDT 電極及び反射器は、例えば36°Y カッ
トX 伝搬タンタル酸リチウム単結晶等からなる圧電基板
上に、蒸着法,スパッタ法等の薄膜形成法により、Alや
Al-Cu 合金等の導電物がフォトリソグラフィ法で微細な
電極パターンに形成され作製される。
【0004】また、この移動体通信機器等の小型・軽量
化及び低コスト化のための使用部品点数削減により、SA
W フィルタに新たな機能の付加が要求されている。その
一つに、受送信号周波数のダウンコンバート及びアップ
コンバートを行なうミキサICの平衡入出力端に、不平衡
入力−平衡出力又は平衡入力−不平衡出力の電気接続が
可能なSAW フィルタ(以下、平衡型SAW フィルタとい
う)が望まれている。また、ミキサICにより平衡端で終
端される公称抵抗値は変化するため、この抵抗値に合わ
せて平衡型SAW フィルタの平衡端接続抵抗を設計する必
要がある。
【0005】従来のSAW フィルタは、一般に不平衡入力
−不平衡出力しかできない接続構造であるため(例え
ば、特開平5−183380号公報等を参照)、SAW フ
ィルタとミキサICの間にバランと呼ばれる平衡−不平衡
変換器を介して接続する。
【0006】また、平衡型SAW フィルタとして、例えば
図11に示すように、帯域外減衰量を向上させるため、
鏡面対称に2つの共振子型フィルタ71,72を接続し
た弾性表面波フィルタJ0が知られている(特開平8−
65094号公報等を参照)。このような共振器型フィ
ルタにおいては平衡入出力に対応できるものの、SAWの
エネルギーが共振器型フィルタの中に蓄積させ、特にRF
ブロックの帯域フィルタを形成するように構成するた
め、IDT 電極の櫛歯のピッチを非常に小さくししなけれ
ばならないが、これにより、RFブロックに電力を印加し
た場合、電極のマイグレーションでフィルタ特性が劣化
することがあり、信頼性上大きな問題となる。
【0007】これらの問題点を解決するため、まずSAW
フィルタに印加される電力を分散させるべく、多数の共
振子を用いて構成させた複合共振子型SAW フィルタ構造
と、平衡型SAW フィルタとして、IDT 電極を入出力1つ
置きに載置したマルチ電極(Inter-degitated Inter Di
gital Transducerで、以下、IIDT電極と略す)を複合さ
せて構成し、電圧を分散させ耐電力性を向上させる必要
がある。
【0008】また、IIDT電極はIDT 電極の構成が多数で
あるため、従来から行われていたAlワイヤやAuワイヤに
よる配線が複雑であり、このワイヤとIIDT電極を接続さ
せるパッド部も多大な面積が必要となる。
【0009】そこで本出願人は、図6に示すように、圧
電基板51上に複数の入力用IDT 電極52aと複数の出
力用IDT 電極52bとを交互に並設したIIDT電極52の
入力又は出力側に、複数のIDT 電極から成る弾性表面波
共振子53どうしを対称格子状に接続したラティス型回
路L又は複数のIDT 電極から成る弾性表面波共振子を梯
子状に接続したラダー型回路を接続して成る弾性表面波
フィルタJを提案している。なお、54は入力電極、5
5は接地電極、56は入力側立体配線部、57は出力側
立体配線部、58は絶縁層、59,60はラティス型回
路Lの入力電極、61,62は平衡出力対の電極であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなフィルタを立体配線接続する場合、まず図7に示
すようにIIDT52及び弾性表面波共振子53を圧電
基板51上に形成し、次に、その上に図8に示す絶縁層
58を形成し、最後に、図9に示す入力電極54、接地
電極55、格子型電極の入力電極59,60、平衡出力
対の一方の電極61、平衡出力対のもう一方の電極62
を形成する構造であるので、絶縁層58が適度に厚くな
いと層間絶縁の効果が十分発揮することができなくな
り、逆に各弾性表面波共振子上の絶縁層58が厚すぎる
と、フィルター特性が劣化してしまうという問題があっ
た。
【0011】また、上記構造の場合、櫛歯電極の形成後
に絶縁層58で保護してから配線等を形成すると、櫛歯
電極上の絶縁層58に一度電極材料の成膜とエッチング
の工程がなされるため、どうしても絶縁層58の表面が
エッチングされ、周波数が変化するなどの問題が生ず
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の弾性表面波フィルタは、複数の入力用ID
T電極と複数の出力用IDT電極とを交互に並設したI
IDT電極の入力又は出力側に、複数のIDT電極から
成る弾性表面波共振子どうしを対称格子状に接続したラ
ティス型回路、又は複数のIDT電極から成る弾性表面
波共振子を梯子状に接続したラダー型回路を配線パター
ンを介して接続して成り、IIDT電極と前記ラティス
型回路又はラダー型回路の電極延在部が、配線パターン
上、及び該配線パターン上に設けた絶縁層上に配設され
ていることを特徴とする。
【0013】また、IIDT電極とラティス型回路又は
ラダー型回路上に下記式を満足する保護層が積層されて
なることを特徴とする。
【0014】1×109 Ω≦ρ/h≦1×1013Ω (ただし、ρ:保護層の比抵抗値、h:膜厚) また、本発明の弾性表面波フィルタの製造方法は、複数
の入力用IDT電極と複数の出力用IDT電極とを交互
に並設したIIDT電極の入力又は出力側に、複数のI
DT電極から成る弾性表面波共振子どうしを対称格子状
に接続したラティス型回路、又は複数のIDT電極から
成る弾性表面波共振子を梯子状に接続したラダー型回路
を接続して成る製造方法であって、IIDT電極とラテ
ィス型回路又はラダー型回路とを接続する配線パターン
を形成する工程、少なくともIIDT電極とラティス型
回路又はラダー型回路との接続部を除く領域に絶縁層を
形成する工程、及びIIDT電極とラティス型回路又は
ラダー型回路とを形成する工程を順次行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るSAW フィルタの実施
形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、本発明のSAW フィルタ
S1は、複数の入力用IDT電極2aと複数の出力用I
DT電極2bとを交互に並設したIIDT電極2の入力
又は出力側に、複数のIDT電極から成る弾性表面波共
振子3どうしを対称格子状に接続したラティス型回路
L、又は複数のIDT電極から成る弾性表面波共振子を
梯子状に接続したラダー型回路を配線パターンを介して
接続して成るものである。また、図5に示すように、I
IDT電極2とラティス型回路L又はラダー型回路の電
極延在部6,7が、配線パターン4,5,9,10,1
1,12上、及びこれらの配線パターン上に設けた絶縁
層8上に配設されている。
【0017】また、図5に示すように、IIDT電極と
ラティス型回路L又はラダー型回路上に保護層15が積
層されていてもよい。
【0018】ここで、圧電基板1は、36°±3°Y カッ
トX 伝搬タンタル酸リチウム単結晶、42°±3°Y カッ
トX 伝搬タンタル酸リチウム単結晶、64°±3°Y カッ
トX伝搬ニオブ酸リチウム単結晶、41°±3°Y カットX
伝搬ニオブ酸リチウム単結晶、45°±3°X カットZ
伝搬四ホウ酸リチウム単結晶等が好適に使用でき、これ
らの圧電基板は電気機械結合係数が大きく且つ周波数温
度係数が小さいため好ましい。この圧電基板1の厚みは
0.1〜0.5mm程度が良く、0.1mm未満では圧
電基板が脆くなり、0.5mm超では材料コストと部品
寸法が大きくなり使用できない。
【0019】また、IDT 電極2及び反射器13は、Al若
しくはAl合金(Al-Cu 系、Al-Ti 系等)から成り、蒸着
法、スパッタリング法、またはCVD 法等の薄膜形成法に
より形成する。そして、IDT 電極2は、対数30〜20
0対程度、IDT 電極ピッチは0.4μm〜20μm程
度、交差幅(開口幅)は10μm〜500μm程度、ID
T 電極厚みは0.1μm〜0.5μm程度とすることが
SAW フィルタとしての特性を得る上で好適である。
【0020】4は入力電極用配線パターン、5は接地電
極用配線パターン、6は入力側立体接続配線部、7は接
地側立体接続配線部である。このような構成により、入
力電極用配線パターン4及び接地電極用配線パターン5
にRF電気信号を加え、立体配線された構造を持つIIDT電
極2に電気信号が加えられる。
【0021】また、絶縁層8はSiO 2 ,SiN ,又はAl2
O 3 等の1種以上から成る絶縁薄膜とする。
【0022】また、本特許に係るSAW フィルタ素子の電
極及び圧電基板上のSAW伝搬部にSi、SiO 2 、SiN 、
Al2 O 3 を保護層15として形成し、導電性異物による
通電防止や耐電力向上を行うとよい。ここで、保護層1
5の膜厚は15nm〜75nmが好ましい。15nmよ
り薄いと保護層としての機能をはたさなく、75nmよ
り厚いとフィルターの挿入損失が大きくなるという問題
が生じる。
【0023】また、この時の保護層の比抵抗値をρ、膜
厚をhとしたときρ/hが1×109 〜1×1013Ωで
あると、焦電性による電極間の放電を防止することがで
きる。
【0024】また、上記弾性表面波フィルタS1は、少
なくとも以下の工程により製造される。まず、図2に示
すように、IIDT電極2とラティス型回路L又はラダ
ー型回路とを接続する配線パターン4,5,9,10,
11,12を形成する工程を行う。次に、少なくともI
IDT電極2とラティス型回路L又はラダー型回路との
接続部を除く領域に絶縁層8を図3に示すようなパター
ンに形成する工程を行う。そして、図4に示すように、
IIDT電極2とラティス型回路L又はラダー型回路と
を形成する工程を行うようにしている。
【0025】かくして得られた弾性表面波フィルタS1
によれば、図10に示すように、少なくとも中心周波数
800MHz〜2.5GHzの範囲における規格化周波
数(周波数を中心周波数で割った値)での減衰量から、
帯域内偏差の小さな非常に良好な特性が得られた。
【0026】
【実施例】図1に示したように、入力側にIIDT電極型を
出力側に格子接続の共振子を配置させ、これらの配線は
図1の6、7の構造によりワイヤによる配線を簡便化し
た設計を行った。IIDT電極の電極線幅は1.1μmであ
り、格子型に構成された直列腕共振子のIDT電極の線
幅は1.05μmであり、また格子腕共振子のIDT電
極の線幅は1.1μmとした。また、電極膜厚は320
0Åであり、全櫛歯状電極ピッチの平均値λと櫛歯状電
極の電極膜厚hとの比は7.4%とした。
【0027】具体的な作製方法を、以下に説明する。
【0028】42°Y カットX 伝搬タンタル酸リチウム単
結晶から成る圧電基板上に、前記構造、前記共振子電極
詳細を網羅する回路パターンを形成することにより作製
した。まず洗浄した基板にレジストを約1μmの膜厚で
塗布し、 N2 雰囲気中でベークを行った。
【0029】次に、紫外線(Deep-UV) を用いた密着露光
機によるフォトリソグラフィー法により基板上に多数の
SAW フィルタのレジストのネガパターンを形成した。こ
の時、フォトマスクは厚み0.25インチのものを使用し
た。
【0030】次に、ネガパターン上に電子ビーム蒸着機
でAlを成膜した。その後、レジスト剥離液中で不要なAl
をリフトオフし、図2に示す概略形状のAl電極パターン
を作製した。次に、スパッタリング法 SiO2 を成膜し
た。
【0031】その後、レジストを約1μmの膜厚で塗布
し、 N2 雰囲気中でベークを行った。次に、紫外線(Dee
p-UV) を用いた密着露光機によるフォトリソグラフィー
法により基板上に図3のパターンにレジストを形成し
た。CF4 と O2 を主成分とするガスでRIEをおこな
い、 SiO2 をパターニングした。
【0032】次に、電子ビーム蒸着機でAlを成膜した。
再度上記と同様のフォトリソグラフィー技術を用い、多
数のSAW フィルタのレジストのパターンを形成した。Al
のエッチングは BCl3 とCl2 と N2 ガスを用いてRIE 法
により行った。その後、レジスト剥離液中で不要なAlを
リフトオフし、IDT 電極等の微細な回路パターンを作製
した。その後、IDT 電極をネットワークアナライザに接
続し、挿入損失の周波数特性を測定した。
【0033】その結果、中心周波数800MHz〜2.
5GHzの範囲において帯域内偏差は1.2dB であ
り、良好な特性を得られた。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弾性表面
波フィルタ及びその製造方法によれば、配線パターンの
形成後に絶縁層と電極層にて立体配線されるようにした
ので、絶縁層を十分に厚くすることができ、電極間容量
を小さくできる。また層間絶縁層として十分な機能を持
たせることができ、優れた弾性表面波フィルタを提供す
ることができる。
【0035】また、絶縁層が微細なIDT電極のエッチ
ング工程にさらされることがなく、周波数変化などの特
性変化のない信頼性の優れた弾性表面波フィルタを提供
することができる。
【0036】さらに、弾性表面波共振子上に厚い絶縁層
を設ける必要がなく、これによる特性の劣化の心配がな
い上、弾性表面波共振子上に最適な保護層を形成するこ
とにより、信頼性や特性の優れた弾性表面波フィルタを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性表面波フィルタを模式的に示
す概略平面図である。
【図2】本発明に係る弾性表面波フィルタの圧電基板上
第1層めの平面図である。
【図3】本発明に係る弾性表面波フィルタの圧電基板上
第2層めの平面図である。
【図4】本発明に係る弾性表面波フィルタの圧電基板上
第3層めの平面図である。
【図5】図1におけるA−A’線断面図である。
【図6】弾性表面波フィルタを模式的に示す概略平面図
である。
【図7】図5に示す弾性表面波フィルタの圧電基板上第
1層めの平面図である。
【図8】図5に示す弾性表面波フィルタの圧電基板上第
2層めの平面図である。
【図9】図5に示す弾性表面波フィルタの圧電基板上第
3層めの平面図である。
【図10】本発明の弾性表面波フィルタの特性図であ
る。
【図11】従来の共振器型フィルタの構造を示す平面図
である。
【符号の説明】
1:圧電基板 2:IIDT電極 3:格子型電極 4:入力電極 5:接地電極 6:入力側立体配線部 7:接地側立体配線部 8:絶縁層 9,10:ラティス型回路の入力電極 11:平衡出力対の一方の電極 12:平衡出力対の他方の電極 15:保護層 S1:弾性表面波フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/64 H03H 9/64 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力用IDT電極と複数の出力用
    IDT電極とを交互に並設したIIDT電極の入力又は
    出力側に、複数のIDT電極から成る弾性表面波共振子
    どうしを対称格子状に接続したラティス型回路、又は複
    数のIDT電極から成る弾性表面波共振子を梯子状に接
    続したラダー型回路を配線パターンを介して接続して成
    り、前記IIDT電極と前記ラティス型回路又はラダー
    型回路の電極延在部が、前記配線パターン上、及び該配
    線パターン上に設けた絶縁層上に配設されていることを
    特徴とする弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記IIDT電極と前記ラティス型回路
    又はラダー型回路上に下記式を満足する保護層が積層さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波
    フィルタ。 1×109 Ω≦ρ/h≦1×1013Ω (ただし、ρ:保護層の比抵抗値、h:膜厚)
  3. 【請求項3】 複数の入力用IDT電極と複数の出力用
    IDT電極とを交互に並設したIIDT電極の入力又は
    出力側に、複数のIDT電極から成る弾性表面波共振子
    どうしを対称格子状に接続したラティス型回路、又は複
    数のIDT電極から成る弾性表面波共振子を梯子状に接
    続したラダー型回路を接続して成る弾性表面波フィルタ
    の製造方法であって、前記IIDT電極と前記ラティス
    型回路又はラダー型回路とを接続する配線パターンを形
    成する工程、少なくとも前記IIDT電極と前記ラティ
    ス型回路又はラダー型回路との接続部を除く領域に絶縁
    層を形成する工程、及び前記IIDT電極と前記ラティ
    ス型回路又はラダー型回路とを形成する工程を順次行う
    ようにしたことを特徴とする弾性表面波フィルタの製造
    方法。
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