JP2000260675A - 基板処理装置および通信制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

基板処理装置および通信制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000260675A
JP2000260675A JP6623599A JP6623599A JP2000260675A JP 2000260675 A JP2000260675 A JP 2000260675A JP 6623599 A JP6623599 A JP 6623599A JP 6623599 A JP6623599 A JP 6623599A JP 2000260675 A JP2000260675 A JP 2000260675A
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徹 北本
Hidekazu Inoue
秀和 井上
Takuji Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータとの通信の喪失時に保存される
メッセージの挿入および削除の操作を容易に行うことが
でき、一部のレコードに破損が生じても他のメッセージ
に与える影響が少ない通信機能を備えた基板処理装置を
提供することである。 【解決手段】 メインコトローラ20の通信制御モジュ
ール210は、ホストコンピュータ30との通信の喪失
時に、ホストコンピュータ30に送信すべきメッセージ
をデータベース管理ソフトウェア230を介してデータ
ベース240により構成されるスプールテーブルに格納
し、ホストコンピュータ30との通信の回復時に、スプ
ールテーブルに格納されるメッセージをホストコンピュ
ータ30に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に所定の処理
を行う基板処理装置および基板処理装置においてホスト
コンピュータとの間での通信を制御する通信制御プログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基
板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が
用いられている。例えば、半導体デバイスの製造プロセ
スでは、生産効率を高めるために一連の処理の各々をユ
ニット化し、複数のユニットを統合した基板処理装置が
用いられている。
【0003】このような基板処理装置は、複数のユニッ
ト、それらの複数のユニットの動作を制御する複数のス
レーブコントローラ、および複数のユニットを協調動作
させるために複数のスレーブコントローラを統括制御す
るメインコントローラを備える。メインコントローラ
は、各スレーブコントローラに各種指令を与えるととも
に、各スレーブコントローラからの状態報告を受け、複
数のユニットの動作タイミングを統括的に管理および制
御する。
【0004】また、この基板処理装置のメインコントロ
ーラは、製造プロセスの自動化のために通信ラインを介
して工場内のホストコンピュータに接続される。メイン
コントローラは、ホストコンピュータから送信される各
種指令および各種データを受信するとともに、各スレー
ブコントローラからの状態報告に基づいてホストコンピ
ュータに各種メッセージを送信する。
【0005】特に、半導体製造装置の分野では、ホスト
コンピュータの通信リンクから見た装置動作の定義がS
EMI E30「SEMI製造装置の通信およびコント
ロールのための包括的モデル(GEM)」として国際標
準化されている。このGEM規格では、半導体製造装置
とホストコンピュータとの間の通信が喪失した場合に、
半導体製造装置からホストコンピュータに送信すべきメ
ッセージを蓄積しておき、通信回復時に、蓄積されたメ
ッセージを半導体製造装置からホストコンピュータに送
信する「スプーリング機能」が規定されている。
【0006】従来、このスプーリング機能は、図8に示
すスプールファイルを用いて実現されている。図8に示
すスプールファイルは、ファイルヘッダFHおよび複数
の可変長レコードR1〜Rnにより構成される。ここ
で、nは任意の整数である。
【0007】ファイルヘッダFHには、先頭レコード位
置および最終レコード位置が格納される。また、各レコ
ードR1〜Rnはヘッダ部HDおよびメッセージ部ME
を含む。ヘッダ部HDには、チェイン情報として前レコ
ード位置および次レコード位置が格納される。それによ
り、複数の可変長レコードR1〜Rnがチェイン情報に
基づいて連結される。スプールファイルは、メモリ等の
一次記憶装置からハードディスク装置等の二次記憶装置
に転送されて保存される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなスプール
ファイルにおいては、チェイン情報に基づいてレコード
の挿入および削除の操作が行われる。この場合、半導体
製造装置等の基板処理装置のソフトウェアは、スプール
ファイル内の物理的なレコード位置を管理し、そのレコ
ード位置に基づいて各可変長レコードR1〜Rnを検索
する必要がある。そのため、スプーリング機能を実現す
るためのソフトウェアが複雑となる。
【0009】また、スプールファイルを二次記憶装置に
保存する際に、あるレコードのヘッダ部HDに格納され
るチェイン情報が破損すると、そのレコード以降の全て
のレコードの物理的なレコード位置が不明となる。
【0010】このように、一部のレコードのヘッダ部H
Dに格納されるチェイン情報が破損すると、そのレコー
ドだけでなく他のレコードを検索することも困難とな
る。
【0011】本発明の目的は、ホストコンピュータとの
通信の喪失時に保存されるメッセージの挿入および削除
の操作を容易に行うことができ、一部のレコードに破損
が生じても他のレコードに与える影響が少ない通信機能
を備えた基板処理装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、基板処理装置におい
てホストコンピュータとの通信が喪失時に保存されるメ
ッセージの挿入および削除の操作を容易に行うことがで
き、レコードの一部に破損が生じても他のレコードに与
える影響が少ない通信制御プログラムを記録した記録媒
体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板処理装置は、ホストコンピュータとの間
で通信を行う機能を有する基板処理装置であって、基板
に所定の処理を行う基板処理部と、記憶手段と、基板処
理部の処理に基づくメッセージをホストコンピュータに
送信し、ホストコンピュータとの通信の喪失時に、ホス
トコンピュータに送信すべきメッセージを含むレコード
をデータベースとして記憶手段に記憶させ、ホストコン
ピュータとの通信の回復時に、記憶手段にデータベース
として記憶されたメッセージをホストコンピュータに送
信する通信制御手段とを備えたものである。
【0014】本発明に係る基板処理装置においては、基
板処理部により基板に所定の処理が行われるとともに、
基板処理部の処理に基づくメッセージが通信制御手段に
よりホストコンピュータに送信される。ホストコンピュ
ータとの通信の喪失時には、ホストコンピュータに送信
すべきメッセージを含むレコードが通信制御手段により
記憶手段にデータベースとして記憶される。そして、ホ
ストコンピュータとの通信の回復時に、記憶手段にデー
タベースとして記憶されたメッセージが通信制御手段に
よりホストコンピュータに送信される。
【0015】このように、ホストコンピュータとの通信
の喪失時にメッセージを含むレコードがデータベースと
して記憶されるので、メッセージの挿入および削除の操
作を容易に行うことができ、一部のレコードに破損が生
じても他のレコードに与える影響が少ない。
【0016】第2の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、通信制御手段
は、データベースに格納されたレコードのうち最新のレ
コードを示す情報および最旧のレコードを示す情報を保
持し、新たなメッセージを格納するごとに最新のレコー
ドを示す情報を更新するものである。
【0017】この場合、最新のレコードを示す情報およ
び最旧のレコードを示す情報が通信制御手段により保持
されるので、ホストコンピュータとの通信の喪失時にデ
ータベース内にレコードを容易に時系列に格納すること
ができるとともに、ホストコンピュータとの通信の回復
時にデータベースに格納されたレコードを容易に時系列
に送信することができる。
【0018】第3の発明に係る基板処理装置は、第2の
発明に係る基板処理装置の構成において、通信制御手段
は、データベースに格納されるレコードが所定の数に達
した場合にデータベースの最旧のレコードを削除して新
たなレコードを格納するとともに最新のレコードを示す
情報および最旧のレコードを示す情報を更新する機能を
有するものである。
【0019】この機能により、データベースが満杯にな
った場合に、古いレコードを削除して新たなレコードを
優先的にデータベースに格納することができる。
【0020】第4の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第3のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、通信制御手段は、データベースに格納すべきメッセ
ージの長さが所定の長さを越える場合にメッセージを複
数のレコードに分割してデータベースに格納するもので
ある。
【0021】これにより、種々の長さのメッセージを固
定長のレコードを用いてデータベースに格納することが
可能となる。
【0022】第5の発明に係る通信制御プログラムを記
録した記録媒体は、基板処理部、制御部および記憶手段
を備えた基板処理装置においてホストコンピュータとの
間での通信を制御する通信制御プログラムを記録した記
録媒体であって、通信制御プログラムは、基板処理部の
処理に基づくメッセージをホストコンピュータに送信す
る処理と、ホストコンピュータとの通信の喪失時に、ホ
ストコンピュータに送信すべきメッセージを含むレコー
ドをデータベースとして記憶手段に記憶させる処理と、
ホストコンピュータとの通信の回復時に、データベース
として記憶されたメッセージをホストコンピュータに送
信する処理とを、制御部に実行させるものである。
【0023】本発明に係る通信制御プログラムを記録し
た記録媒体によれば、基板処理装置の基板処理部の処理
に基づくメッセージがホストコンピュータに送信され
る。ホストコンピュータとの通信の喪失時には、ホスト
コンピュータに送信すべきメッセージを含むレコードが
記憶手段にデータベースとして記憶される。そして、ホ
ストコンピュータとの通信の回復時に、記憶手段にデー
タベースとして記憶されたメッセージがホストコンピュ
ータに送信される。
【0024】このように、ホストコンピュータとの通信
の喪失時にメッセージを含むレコードがデータベースと
して記憶されるので、メッセージの挿入および削除の操
作を容易に行うことができ、一部のレコードに破損が生
じても他のレコードに与える影響が少ない。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
基板処理装置の構成を示すブロック図、図2は図1の基
板処理装置の正面図、図3は図1の基板処理装置の制御
系の構成を示すブロック図である。
【0026】図1の基板処理装置1において、搬送ユニ
ット12の周囲を取り囲むように、複数の回転処理ユニ
ット14が配置されている。図2に示すように、複数の
回転処理ユニット14の下部には薬液温調ユニット13
が配置され、複数の回転処理ユニット14の上部には複
数のベークユニット15が複数段に配置されている。ま
た、複数の回転処理ユニット14の一端部側にはインデ
クサユニット(基板搬入搬出装置)11が配置されてい
る。インデクサユニット11の側面にはメインパネル4
0が設けられている。
【0027】搬送ユニット12は、基板Wを保持する基
板保持部121を有し、鉛直軸方向に移動可能かつθ軸
方向(鉛直軸を中心とする回転方向)に回転可能に設け
られている。基板保持部121は、X軸方向(水平面内
で前進および後退する方向)に移動可能に設けられてい
る。
【0028】回転処理ユニット14は、基板を回転させ
ながら基板に所定の処理を行う。この回転処理ユニット
14としては、基板上にフォトレジスト液等の処理液を
塗布する回転式塗布ユニット、基板に現像処理を行う回
転式現像ユニット、基板を洗浄する回転式洗浄ユニット
等がある。ベークユニット15は、基板に加熱、冷却等
の温度処理を行う。このベークユニット15としては、
基板を加熱する加熱ユニット(ホットプレート)、基板
を冷却する冷却ユニット(クーリングプレート)等があ
る。薬液温調ユニット13は、回転処理ユニット14で
用いられる薬液(処理液)の温度調整を行う。
【0029】インデクサユニット11は、移載ロボット
112を有する。移載ロボット112は、矢印Uの方向
に移動し、カセット111から基板Wを取り出して搬送
ユニット12に渡し、逆に一連の処理が施された基板W
を搬送ユニット12から受け取ってカセット111に戻
す。
【0030】搬送ユニット12は、インデクサユニット
11の移載ロボット112との間で基板Wの受け渡しを
行い、回転処理ユニット14およびベークユニット15
への基板の搬入および搬出を行う。
【0031】図3に示すように、本実施例の基板処理装
置1の制御系は、メインコントローラ20、インデクサ
ユニット用のスレーブコントローラ21、搬送ユニット
用のスレーブコントローラ22、薬液温調ユニット用の
スレーブコントローラ23、回転処理ユニット用のスレ
ーブコントローラ24およびベークユニット用のスレー
ブコントローラ25を含む。
【0032】複数のスレーブコントローラ21〜25
は、通信ライン200を介してメインコントローラ20
に接続され、メインコントローラ20は通信ライン20
1を介してホストコンピュータ30に接続されている。
また、メインコントローラ20は、各種指令および各種
データの入力および表示を行うためのメインパネル40
が接続されている。
【0033】各スレーブコントローラ21〜25は、そ
れぞれの制御プログラムに従って動作し、メインコント
ローラ20からの指令に従って各ユニット11〜15の
動作を制御する。
【0034】図4は図3の基板処理装置1のメインコン
トローラ20の構成を示すブロック図である。
【0035】図4に示すように、メインコントローラ2
0は、通信制御モジュール210、装置制御モジュール
220、データベース管理ソフトウェア230およびデ
ータベース240を含む。データベース240は例えば
リレーショナルデータベースである。
【0036】通信制御モジュール210は、CPU(中
央演算処理装置)、およびメモリ等の一次記憶装置を含
み、通信ライン201を介してホストコンピュータ30
に接続される。また、装置制御モジュール220は、C
PU、およびメモリ等の一次記憶装置を含み、通信ライ
ン200を介して複数のスレーブコントローラ21〜2
5に接続される。データベース管理ソフトウェア230
およびデータベース240はハードディスク装置等の二
次記憶装置250に格納される。
【0037】通信制御モジュール210は、通信制御プ
ログラムに従って動作し、ホストコンピュータ30から
の各種指令および各種データを受信して装置制御モジュ
ールに転送するとともに、装置制御モジュール220か
ら与えられる各種メッセージをホストコンピュータ30
に送信する。
【0038】通信制御プログラムは、二次記憶装置25
0に保存され、通信制御モジュール210の一次記憶装
置に呼び出されて実行される。
【0039】また、この通信制御モジュール210は、
ホストコンピュータ30との間の通信が喪失した場合
に、通信制御プログラムに従って後述するスプーリング
機能を実行し、ホストコンピュータ30に送信すべきメ
ッセージをデータベース管理ソフトウェア230を介し
てデータベース240により構成されるスプールテーブ
ルに格納し、二次記憶装置250に保存する。
【0040】装置制御モジュール220は、通信制御モ
ジュール210から転送される各種指令および各種デー
タに基づいて複数のユニット11〜15を協調動作させ
るために複数のスレーブコントローラ21〜25を統括
制御する。また、この装置制御モジュール220は、各
スレーブコントローラ21〜25から与えられる状態報
告をメッセージとして通信制御モジュール210に与え
る。
【0041】本実施例では、ユニット11〜15および
スレーブコントローラ21〜25が基板処理部を構成
し、二次記憶装置250が記憶手段に相当し、通信制御
モジュール210が通信制御手段または制御部に相当す
る。
【0042】図5〜図7は図4の通信制御モジュール2
10により作成されるスプールテーブルの例を示す図で
ある。このスプールテーブルは図4のデータベース24
0により構成される。以下、図5〜図7を参照しながら
図4の通信制御モジュール210によるスプーリング機
能を説明する。
【0043】図5のスプールテーブルSTにおいて、第
1列〜第6列にそれぞれスプール番号、スプール時間、
ストリームコード、ファンクションコード、ブロック番
号およびスプールデータが格納される。スプールテーブ
ルの各行はそれぞれ1つのレコードを構成する。
【0044】図4の通信制御モジュール210は、一次
記憶装置にスプールテーブルSTを保持するとともに、
最大スプールサイズ(最大レコード数)、最旧スプール
番号および最新スプール番号を内部変数として保持す
る。本実施例では、最大スプールサイズをnとする。こ
こで、nは任意の整数である。
【0045】スプール番号は、当該レコードを識別する
ための番号である。スプール時間は、当該レコードが挿
入された時間を表す。ストリームコードおよびファンク
ションコードは、メッセージのフォーマットを表す。メ
ッセージの長さが所定の最大格納サイズを越える場合に
は、そのメーセッジは複数のブロックに分割されて複数
のレコードに格納される。ブロック番号は、1つのメッ
セージが複数のブロックに分割された場合の各ブロック
を識別する番号である。メッセージが分割されない場合
には、ブロック番号として「0」が格納される。スプー
ルデータはヘッダ部およびメッセージ部からなり、メッ
セージ部にメッセージが格納される。
【0046】ホストコンピュータ30との通信が喪失
し、スプーリング機能が実行されると、通信制御モジュ
ール210からホストコンピュータ30に送信すべきメ
ッセージを含むレコードがスプール番号をキー項目とし
てスプールテーブルSTに挿入される。スプールテーブ
ルSTのレコードには「1」から昇順にスプール番号が
付与される。このとき、最旧スプール番号は「1」のま
ま保持され、最新スプール番号が順次更新される。
【0047】図5の例では、スプール番号「1」のレコ
ードが最も古い時点で挿入されたので、最旧スプール番
号は「1」となっている。また、スプール番号「4」の
レコードが最も新しい時点で挿入されたので、最新スプ
ール番号は「4」となっている。
【0048】2番目のメッセージは2つのブロックに分
割され、それらのブロックにブロック番号「1」および
「2」が付与され、ブロック番号「1」およびブロック
番号「2」のメッセージを含む2つのレコードがスプー
ル番号「2」および「3」として続けて格納されてい
る。
【0049】なお、スプールテーブルSTのスプールデ
ータ、最旧スプール番号および最新スプール番号は、デ
ータベース240の値として随時二次記憶装置250に
保存される。
【0050】スプールテーブルSTの満杯時の処理とし
ては、上書きまたは破棄を設定することができる。スプ
ールテーブルSTの満杯時の処理が上書きに設定されて
いる場合には、最新スプール番号の更新により最新スプ
ール番号が最大スプールサイズnに到達すると、最旧ス
プール番号のレコードが削除され、最旧スプール番号が
カウントアップされるとともに空いたスプール番号に新
たなレコードが挿入される。そして、最新スプール番号
が更新される。スプールテーブルSTの満杯時の処理が
破棄に設定されている場合には、最新スプール番号の更
新により最新スプール番号が最大スプールサイズnに到
達すると、新たなレコードは破棄される。
【0051】図6の例では、最新スプール番号が最大ス
プールサイズnに到達すると、最旧スプール番号「1」
のレコードが削除され、最旧スプール番号が「2」にカ
ウントアップされるとともに、空いたスプール番号
「1」に新たなレコードが挿入され、最新スプール番号
が「1」に更新される。
【0052】以降、新たなレコードの挿入ごとに最旧ス
プール番号および最新スプール番号を順次更新し、最旧
スプール番号および最新スプール番号がそれぞれ最大ス
プールサイズに到達するとそれらを順次「1」に戻す処
理を繰り返し行う。
【0053】なお、削除すべきメッセージが複数のブロ
ックにわたっている場合には、それらの複数のブロック
を含む複数のレコードが一括して削除され、一時的に空
いたスプール番号が発生する。この場合、次のレコード
の挿入時に空いたスプール番号が使用される。
【0054】例えば、図6のスプール番号「2」および
「3」のレコードが一括して削除された場合には、図7
に示すように、新たなレコードがスプール番号「2」に
挿入される。そして、最旧スプール番号が「4」に更新
されるとともに、最新スプール番号が「2」に更新され
る。この場合、空いたスプール番号「3」は、次のレコ
ードの挿入時に用いられる。
【0055】また、新たにスプールテーブルSTに格納
するメッセージが複数のブロックに分割される場合に
は、スプールテーブルST内の複数のレコードが一括し
て削除される。
【0056】メインコントローラ20とホストコンピュ
ータ30との通信が回復すると、通信制御モジュール2
10はホストコンピュータ30の要求に従ってスプール
テーブルST内のメッセージを最旧スプール番号のレコ
ードから順にホストコンピュータ30に送信する。それ
に伴って、送信されたメッセージを含むレコードがスプ
ールテーブルSTから削除されるとともに、最旧スプー
ル番号が更新される。
【0057】スプールテーブルSTからホストコンピュ
ータ30へのメッセージの送信中にも、スプールテーブ
ルSTへの新たなレコードの挿入および最新スプール番
号の更新が行われる。最旧スプール番号から昇順の方向
にある全てのレコードのメッセージの送信が終了し、最
旧スプール番号が最新スプール番号に到達すると、スプ
ールテーブルSTからのメッセージの送信が終了し、通
信制御モジュール210のスプーリング機能が非活性状
態となる。
【0058】通信の回復時にホストコンピュータ30か
らパージ要求があった場合には、スプールテーブルST
の全てのレコードが一括削除される。
【0059】本実施例の基板処理装置においては、メイ
ンコントローラ20とホストコンピュータ30との通信
の喪失時にメインコントローラ20からホストコンピュ
ータ30に送信すべきメッセージがデータベース240
により構成されるスプールテーブルSTに格納される。
それにより、スプーリング機能の実行時におけるメッセ
ージの操作が容易になるため、通信制御モジュール21
0の処理性能が向上する。
【0060】また、スプールテーブルSTに格納された
メッセージの順序が各レコードに付与されたスプール番
号で管理されるので、スプールテーブルST内のいずれ
かのレコードに破損が生じても、他のレコードにほとん
ど影響を与えない。例えばスプールテーブルSTを二次
記憶装置250に保存する際にいずれかのレコードが消
失しても、スプール番号を用いてスプールテーブルST
内の他のレコードを容易に検索することができる。
【0061】上記実施例では、通信制御プログラムが記
録される記録媒体としてハードディスク装置等の二次記
憶装置250が用いられているが、通信制御プログラム
をフロッピィディスク、CDROM、光ディスク、半導
体メモリ等の他の記録媒体に記録してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基板処理装置の平面
図である。
【図2】図1の基板処理装置の正面図である。
【図3】図1の基板処理装置の制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図3の基板処理装置のメインコントローラの構
成を示すブロック図である。
【図5】図4の通信制御モジュールにより作成されるス
プールテーブルの一例を示す図である。
【図6】図4の通信制御モジュールにより作成されるス
プールテーブルの他の例を示す図である。
【図7】図4の通信制御モジュールにより作成されるス
プールテーブルのさらに他の例を示す図である。
【図8】従来の基板処理装置のスプーリング機能により
実現されるスプールファイルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 11 インデクサユニット 12 搬送ユニット 13 薬液温調ユニット 14 回転処理ユニット 15 ベークユニット 20 メインコントローラ 30 ホストコンピュータ 21〜25 スレーブコントローラ 200,201 通信ライン 210 通信制御モジュール 220 装置制御モジュール 230 データベース管理ソフトウェア 240 データベース 250 二次記憶装置 ST スプールテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 秀和 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 吉田 多久司 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA05 CA07 GA47 GA48 PA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータとの間で通信を行う
    機能を有する基板処理装置であって、 基板に所定の処理を行う基板処理部と、 記憶手段と、 前記基板処理部の処理に基づくメッセージを前記ホスト
    コンピュータに送信し、前記ホストコンピュータとの通
    信の喪失時に、前記ホストコンピュータに送信すべきメ
    ッセージを含むレコードをデータベースとして前記記憶
    手段に記憶させ、前記ホストコンピュータとの通信の回
    復時に、前記記憶手段に前記データベースとして記憶さ
    れたメッセージを前記ホストコンピュータに送信する通
    信制御手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記通信制御手段は、前記データベース
    に格納されたレコードのうち最新のレコードを示す情報
    および最旧のレコードを示す情報を保持し、新たなメッ
    セージを格納するごとに前記最新のレコードを示す情報
    を更新することを特徴とする請求項1記載の基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記通信制御手段は、前記データベース
    に格納されるレコードが所定の数に達した場合に前記デ
    ータベースの最旧のレコードを削除して新たなレコード
    を格納するとともに、前記最新のレコードを示す情報お
    よび前記最旧のレコードを示す情報を更新する機能を有
    することを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記通信制御手段は、前記データベース
    に格納すべきメッセージの長さが所定の長さを越える場
    合にメッセージを複数のレコードに分割して前記データ
    ベースに格納することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板処理部、制御部および記憶手段を備
    えた基板処理装置においてホストコンピュータとの間で
    の通信を制御する通信制御プログラムを記録した記録媒
    体であって、 前記通信制御プログラムは、 前記基板処理部の処理に基づくメッセージを前記ホスト
    コンピュータに送信する処理と、 前記ホストコンピュータとの通信の喪失時に、前記ホス
    トコンピュータに送信すべきメッセージを含むレコード
    をデータベースとして前記記憶手段に記憶させる処理
    と、 前記ホストコンピュータとの通信の回復時に、前記デー
    タベースとして記憶されたメッセージを前記ホストコン
    ピュータに送信する処理とを、前記制御部に実行させる
    ことを特徴とする通信制御プログラムを記録した記録媒
    体。
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