JP2000260030A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000260030A
JP2000260030A JP11057316A JP5731699A JP2000260030A JP 2000260030 A JP2000260030 A JP 2000260030A JP 11057316 A JP11057316 A JP 11057316A JP 5731699 A JP5731699 A JP 5731699A JP 2000260030 A JP2000260030 A JP 2000260030A
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signal
layer jump
focus
focus actuator
period
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JP11057316A
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Tadashi Yamada
正 山田
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Seiko Epson Corp
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイヤジャンプの時間の短縮化、およびレイ
ヤジャンプ時に情報のシームレス再生ができるようにし
た光ディスク装置の提供。 【解決手段】 レイヤジャンプの指令があったときに、
シーケンス制御回路131Aからの信号により切換えス
イッチ153の接点が切換わり、フォーカスサーボルー
プが開となる。この状態で、レイヤジャンプ信号生成回
路132からキック電圧を供給したのちにブレーキ電圧
を供給する。ブレーキ電圧を供給する期間には、シーケ
ンス制御回路131Aからの信号に基づき、ゲイン切換
え回路162はパワーアンプ161のゲインが大きくな
るようにする。このため、ブレーキ電圧の供給時にレー
ザスポットの移動速度をフォーカスサーボの引き込み範
囲内とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報記録層
を有するDVD(Digital Versatile Disc) などの光デ
ィスクに記録されている情報の再生が可能な光ディスク
装置に係り、特に、情報の再生中に一方の情報記録層か
ら他方の情報記録層に情報の読み取りを切換えるレイヤ
ジャンプができる光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第1情報記録層と第2情報記録層
というように、情報記録層が複数から構成されるDVD
などの光ディスクが知られている。また、このような複
数の情報記録層からなる光ディスクを再生する光ディス
ク装置としては、図7に示すものが知られている。ここ
で、図7は、従来の光ディスク装置のサーボ制御系の構
成を中心とするブロック図である。
【0003】この光ディスク装置は、第1情報記録層と
第2情報記録層を有するDVDなどの光ディスクaを回
転させるディスクモータ1を備えている。光ディスクa
の下方には、光ピックアップ3が配置され、この光ピッ
クアップ3は、光ディスクaの半径方向に移動可能に保
持されるキャリッジ4上に搭載されている。キャリッジ
4の移動は、フィードモータ5で行うようになってい
る。
【0004】光ピックアップ3は、半導体レーザ(図示
せず)などを備え、その半導体レーザからのレーザビー
ムを対物レンズ6を介して光ディスクaに照射し、その
反射光を4分割または2分割された図示しない光検出器
の受光部で受けるようになっている。
【0005】光ピックアップ3の対物レンズ6は、その
光軸方向に沿って移動可能に保持されるとともに、フォ
ーカスアクチュエータ7により光軸方向(上下方向)に
移動できるようになっている。また、対物レンズ6は、
光ディスクaの半径方向に微動可能に保持されるととも
に、トラックアクチュエータ8により光ディスクaの半
径方向に微動できるようになっている。
【0006】光ピックアップ3の光検出器からの光電変
換信号は信号生成回路11に供給されるとともに、信号
生成回路11は、その検出信号に基づいてRF信号、フ
ォーカスエラー信号FE、およびトラッキングエラー信
号TEをそれぞれ生成するようになっている。
【0007】信号生成回路11からのRF信号は復調回
路12に供給され、復調回路12はそのRF信号に基づ
いて情報を再生する。また復調回路12は、サーボコン
トローラ13およびシステムコントローラ14との間で
それぞれデータの授受ができるようになっている。
【0008】信号生成回路11からのフォーカスエラー
信号FEは、フォーカスイコライザ15を介してフォー
カス・アクチュエータ・ドライバ16に供給され、これ
によりフォーカス・アクチュエータ・ドライバ16がフ
ォーカスアクチュエータ7を駆動させるようになってい
る。
【0009】また、信号生成回路11からのトラックエ
ラー信号TEは、トラックイコライザ17を介してトラ
ック・アクチュエータ・ドライバ18に供給され、これ
によりトラック・アクチュエータ・ドライバ18がトラ
ックアクチュエータ8を駆動させるようになっている。
【0010】さらに、信号生成回路11からのトラック
エラー信号TEは、トラックイコライザ17、フィード
イコライザ19を介してフィードモータドライバ20に
供給され、これによりフィードモータドライバ20がフ
ィードモータ5を回転するようになっている。
【0011】ディスクイコライザ21には、サーボコン
トローラ13から制御信号が供給され、この制御信号に
よりディスクモータドライバ22がディスクモータ1を
駆動するようになっている。
【0012】また、サーボコントローラ13は、システ
ムコントローラ14からの制御信号に基づき、フォーカ
スイコライザ15、トラックイコライザ17、フィード
イコライザ19、およびディスクイコライザ21にそれ
ぞれ所要の制御信号を供給するように構成されている。
【0013】そして、図5に示すように、サーボコント
ローラ13と、フォーカスイコライザ15と、トラック
イコライザ17と、フィードイコライザ19と、ディス
クイコライザ21とからサーボ制御部23が形成されて
いる。
【0014】次に、図7に示す構成のうちフォーカスサ
ーボの詳細な構成について、図8を参照して説明する。
【0015】図8に示すように、フォーカスイコライザ
15は、A/D変換回路151と、位相補償フィルタ1
52と、切換えスイッチ153と、加算器154と、D
/A変換回路155と、フォーカスゼロクロス検出回路
156と、フォーカススタンバイ検出回路157とから
構成されている。
【0016】また、フォーカスアクチュエータドライバ
16は、パワーアンプ161から構成される。さらに、
サーボコントローラ13は、シーケンス制御回路131
と、レイヤジャンプ信号生成回路132とから構成され
ている。
【0017】次に、このような構成からなる従来の光デ
ィスク装置の動作について、図7〜図9を参照して説明
する。
【0018】まず、光ディスク装置は、例えば光ディス
クaの第1情報記録層の情報の再生中には、図7の各サ
ーボは以下のような各制御を行う。
【0019】すなわち、フォーカスイコライザ15やフ
ォーカスアクチュエータドライバ16等から構成される
フォーカスサーボは、対物レンズ6が光軸方向に移動し
て、常にフォーカス状態に対物レンズ6が維持され、レ
ーザビームの微小スポットが光ディスクaの第1情報記
録層上に形成されるように制御する。また、トラックイ
コライザ17やトラックアクチュエータドライバ18等
から構成されるトラックサーボは、対物レンズ6を光デ
ィスクaの半径方向に移動させて第1情報記録層のトラ
ックを正確にトレースするように制御する。
【0020】さらに、フィードイコライザ19やフィー
ドモータドライバ20等から構成されるフィードサーボ
(送りサーボ)は、光ピックアップ3の全体が光ディス
クaの半径方向に移動するように制御する。また、ディ
スクイコライザ21やディスクモータドライバ22等か
ら構成されるディスクモータサーボは、光ディスクaの
回転が所定値になるようにディスクモータ1の回転を制
御する。
【0021】このように、光ディスクaの第1情報記録
層の情報再生中の時刻t1において、第1情報記録層か
ら第2情報記録層へ情報の再生の切り換えが生じてレイ
ヤジャンプが必要な場合には、図9(A)に示すよう
に、レイヤジャンプを指令するためのレイヤジャンプ指
令信号LJが、システムコントローラ14からサーボコ
ントローラ13のシーケンス制御回路131に供給され
る。
【0022】時刻t1において、レイヤジャンプ指令信
号LJが発生すると、シーケンス制御回路131は、そ
のレイヤジャンプ指令信号LJの立ち上がりでフォーカ
スサーボループを開閉するサーボループ開閉信号FOO
Nを、図9(F)に示すように「H」レベルから「L」
レベルに変化させる。このため、時刻t1において、切
換えスイッチ153の接点が図8の位置とは反対側に切
り換わり、フォーカスサーボループが図9(G)に示す
ように開状態になる。この開状態は、時刻t4まで継続
し、この期間は位相補償フィルタ152の出力がパワー
アンプ161に供給されることが停止される。
【0023】また、時刻t1では、レイヤジャンプ信号
生成回路132が図9(H)に示すようなキック電圧を
生成し、このキック電圧は時刻t2までの期間T1だけ
出力される。このキック電圧は、加算器154、D/A
変換回路155を経てパワーアンプ161に供給され
る。パワーアンプ161は、そのキック電圧に基づいて
フォーカスアクチュエータ7の駆動信号FACTIN
を、図9(J)に示すように出力する。これにより、フ
ォーカスアクチュエータ7が駆動されて対物レンズ6が
光軸方向に移動するので、光ピックアップ3からのレー
ザスポットの移動速度Vspotは、図9(K)の実線Aに
示すように、時刻t1〜時刻t2の期間T1は増加して
いき、その期間T1の期間の経過後は、その移動速度V
spotは一定となる。
【0024】一方、フォーカスゼロクロス検出回路15
6は、フォーカスエラー信号FEに基づいて図9(E)
に示すようなゼロクロス信号FEZCを生成する。ま
た、フォーカススタンバイ検出回路157は、フォーカ
スエラー信号FEを基準値REF1と比較して図9
(C)に示すようなスタンバイ信号FOK1を生成する
とともに、フォーカスエラー信号FEを基準値REF2
と比較して図9(D)に示すようなスタンバイ信号FO
K2を生成する。
【0025】スタンバイ信号FOK2は、第1情報記録
層から第2情報記録層にレーザスポットがジャンプした
ことを示す信号である。そこで、レイヤジャンプ信号生
成回路132は、フォーカスアクチュエータ7の駆動を
強制的に停止するために、スタンバイ信号FOK2の立
ち下がりの時刻t3において、図9(H)に示すような
ブレーキ電圧を生成する。その後、時刻t4において、
フォーカスゼロクロス検出回路156が、図9(E)に
示すようなゼロクロス信号FEZCを検出すると、時刻
t4で、レイヤジャンプ信号生成回路132はブレーキ
電圧の生成を停止する。
【0026】このように、時刻t3〜時刻t4の期間T
2では、レイヤジャンプ信号生成回路132がブレーキ
電圧を生成し、このブレーキ電圧は加算器154、D/
A変換回路155を経てパワーアンプ161に供給され
る。パワーアンプ161は、そのブレーキ電圧に基づい
てフォーカスアクチュエータ7を駆動する。このため、
フォーカスアクチュエータ7は制動作用を受けるので、
レーザスポットの移動速度Vspotは、図9(K)の実線
Aに示すように、時刻t3以後は徐々に減少していく。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、光ディスクaの第1情報記録層の情報再生中の時刻
t1において、第1情報記録層から第2情報記録層へ情
報の再生の切り換えが生じてレイヤジャンプが必要な場
合には、レーザスポットの移動速度Vspotは、図9
(K)の実線Aに示すように、ブレーキ電圧が発生して
いる期間T2に、フォーカスサーボを引き込むことが可
能な速度Vpin に移行することができる。
【0028】しかし、レイヤジャンプの開始から終了ま
でに時間がかかる上に、その時間がかかると、光ディス
クaの偏心によって情報のシームレス再生ができなくな
るという、不都合もある。
【0029】そこで、この不都合を解消するために、レ
イヤジャンプ信号生成回路132が生成するキック電圧
の発生期間を、図9(H)に示すように上述の期間T1
よりも長い期間T3とし、図9(K)の実線Bで示すよ
うに、レーザスポットの移動速度の最大値を大きくする
ことが考えられる。
【0030】この場合には、図9(H)に示すように、
ブレーキ電圧の発生期間は例えば時刻t5〜時刻t6の
期間T4となり、この期間T4はこれ以上長くすること
ができない。このため、レーザスポットが目標の第2情
報記録層に達した時刻t6には、レーザスポットの移動
速度Vspotは、図9(K)の実線Bに示すように、フォ
ーカスサーボ制御に引き込むことが可能な速度Vpin に
移行できず、フォーカスサーボ制御が行えないという不
都合がある。
【0031】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑
み、レイヤジャンプの時間の短縮化、およびレイヤジャ
ンプ時に情報のシームレス再生ができるようにした光デ
ィスク装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1から請求項4に記
載の各発明は、以下のように構成した。
【0033】すなわち、請求項1に記載の発明は、複数
の記録層を有する光ディスクの各記録層に記録された情
報を光ピックアップで光電変換して再生するとともに、
前記光ピックアップに含まれる対物レンズを光軸方向に
移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光ピック
アップで光電変換された信号からフォーカスエラー信号
を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、前記フォ
ーカスエラー信号に基づいて前記フォーカスアクチュエ
ータを駆動するフォーカスアクチュエータ駆動手段とを
少なくとも備えた光ディスク装置において、レイヤジャ
ンプの指令があったときに、前記フォーカスアクチュエ
ータ駆動手段が前記フォーカスエラー信号に基づく動作
を停止させたのち、前記フォーカスアクチュエータ駆動
手段がキック信号とブレーキ信号で動作するようにし、
少なくとも前記ブレーキ信号で動作する期間には、前記
フォーカスアクチュエータ駆動手段のゲインを前記キッ
ク信号で動作する期間よりも大きくし、前記レイヤジャ
ンプを高速に行うレイヤジャンプ高速化手段を備えるよ
うにしたものである。
【0034】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光ディスク装置において、前記レイヤジャンプ高速化
手段は、前記レイヤジャンプの指令の際に、前記キック
信号および前記ブレーキ信号からなるレイヤジャンプ信
号を生成するレイヤジャンプ信号生成手段と、前記フォ
ーカスエラー信号または前記レイヤジャンプ信号のうち
の何れか一方を、前記フォーカスアクチュエータ駆動手
段に供給することを選択する供給信号選択手段と、前記
フォーカスアクチュエータ駆動手段のゲインを、大また
は小のうちの何れか一方に切換えるゲイン切換え手段
と、前記レイヤジャンプの指令の際に、前記供給信号選
択手段が前記レイヤジャンプ信号を選択するとともに、
少なくとも前記キック信号が前記フォーカスアクチュエ
ータ駆動手段に供給される期間には、前記ゲイン切換え
手段が前記ゲインを大となる側に切換えるように制御す
る制御手段とを備えたものである。
【0035】このように、請求項1および請求項2に記
載の各発明では、レイヤジャンプの指令があったとき
に、フォーカスアクチュエータ駆動手段がフォーカスエ
ラー信号に基づく動作を停止させたのち、フォーカスア
クチュエータ駆動手段がキック信号とブレーキ信号で動
作するようにし、少なくともブレーキ信号で動作する期
間には、フォーカスアクチュエータ駆動手段のゲインを
キック信号で動作する期間よりも大きくした。このた
め、レイヤジャンプの時間の短縮化、およびレイヤジャ
ンプ時に情報のシームレス再生ができる。
【0036】請求項3に記載の発明は、複数の記録層を
有する光ディスクの各記録層に記録された情報を光ピッ
クアップで光電変換して再生するとともに、前記光ピッ
クアップに含まれる対物レンズを光軸方向に移動させる
フォーカスアクチュエータと、前記光ピックアップで光
電変換された信号からフォーカスエラー信号を生成する
フォーカスエラー信号生成手段と、前記フォーカスエラ
ー信号に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動
するフォーカスアクチュエータ駆動手段とを少なくとも
備えた光ディスク装置において、レイヤジャンプの指令
があったときに、前記フォーカスアクチュエータ駆動手
段が前記フォーカスエラー信号に基づく動作を停止させ
たのち、前記フォーカスアクチュエータ駆動手段がキッ
ク信号とブレーキ信号で動作するようにし、少なくとも
前記ブレーキ信号で動作する期間には、前記フォーカス
アクチュエータ駆動手段に供給する電力を前記キック信
号で動作する期間よりも大きくし、前記レイヤジャンプ
を高速に行うレイヤジャンプ高速化手段を備えるように
したものである。
【0037】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光ディスク装置において、前記レイヤジャンプ高速化
手段は、前記レイヤジャンプの指令の際に、前記キック
信号および前記ブレーキ信号からなるレイヤジャンプ信
号を生成するレイヤジャンプ信号生成手段と、前記フォ
ーカスエラー信号または前記レイヤジャンプ信号のうち
の何れか一方を、前記フォーカスアクチュエータ駆動手
段に供給することを選択する供給信号選択手段と、前記
フォーカスアクチュエータ駆動手段に供給する電圧を、
大または小のうちの何れか一方に切換える供給電圧切換
え手段と、前記レイヤジャンプの指令の際に、前記供給
信号選択手段が前記レイヤジャンプ信号を選択するとと
もに、少なくとも前記キック信号が前記フォーカスアク
チュエータ駆動手段に供給される期間には、前記供給電
圧切換え手段が前記供給電圧が大となる側に切換えるよ
うに制御する制御手段とを備えたものである。
【0038】このように、請求項3および請求項4に記
載の各発明では、レイヤジャンプの指令があったとき
に、フォーカスアクチュエータ駆動手段がフォーカスエ
ラー信号に基づく動作を停止させたのち、フォーカスア
クチュエータ駆動手段がキック信号とブレーキ信号で動
作するようにし、少なくともブレーキ信号で動作する期
間には、フォーカスアクチュエータ駆動手段に供給する
電力をキック信号で動作する期間よりも大きくした。こ
のため、レイヤジャンプの時間の短縮化、およびレイヤ
ジャンプ時に情報のシームレス再生ができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
【0040】本発明の光ディスク装置の第1実施形態
は、図1に示すような構成からなり、その全体構成は図
7に示す従来装置の全体構成と同一の部分を有するの
で、同一の構成要素には同一符号を付し、必要な場合以
外にはその説明は適宜省略するものとする。
【0041】この第1実施形態の構成が従来装置の構成
と異なる点は、図1に示すフォーカスサーボを形成する
フォーカスイコライザ15、フォーカスアクチュエータ
16A、およびサーボコントローラ13Aの部分であ
り、これらの構成の詳細は、図2に示す通りである。
【0042】図2に示すように、フォーカスイコライザ
15は、A/D変換回路151と、位相補償フィルタ1
52と、切換えスイッチ153と、加算器154と、D
/A変換回路155と、フォーカスゼロクロス検出回路
156と、フォーカススタンバイ検出回路157とから
構成される。
【0043】A/D変換回路151は、信号生成回路1
1からのフォーカスエラー信号FEをA/D変換し、位
相補償フィルタ152、フォーカスゼロクロス検出回路
156、およびフォーカススタンバイ検出回路157に
それぞれ出力するように構成されている。
【0044】位相補償フィルタ152は、A/D変換回
路151でA/D変換されたフォーカスエラー信号FE
から特定の成分を抽出して切換えスイッチ153に出力
するように構成されている。この切換えスイッチ153
は、シーケンス制御回路131からの信号FOONによ
り、その接点が加算器154の入力側と接地側に切換わ
るように構成されている。
【0045】加算器154は、位相補償フィルタ152
の出力とレイヤジャンプ信号生成回路132からのレイ
ヤジャンプ信号FKICKとを加算し、これをD/A変
換回路155に出力するように構成されている。フォー
カスゼロクロス検出回路156は、A/D変換回路15
1でA/D変換されたフォーカスエラー信号FEからゼ
ロクロスを検出した信号FEZCをシーケンス制御回路
131に出力するように構成されている。フォーカスス
タンバイ検出回路157は、A/D変換回路151でA
/D変換されたフォーカスエラー信号FEに基づいて図
4(C)(D)に示すようなスタンバイ信号FOK1、
FOK2を出力するように構成されている。
【0046】フォーカスアクチュエータドライバ16A
は、図2に示すように、フォーカスアクチュエータ7を
駆動するパワーアンプ161と、このパワーアンプ16
1のゲイン(利得)を切り換えるゲイン切換え回路16
2とから構成されている。
【0047】パワーアンプ161は、図3に示すよう
に、オペアンプ1611と抵抗R1〜抵抗R4とから構
成され、ゲイン切換え回路162は切換えスイッチ16
21から構成されている。そして、切換えスイッチ16
21の接点を、シーケンス制御回路131からのゲイン
切換え信号GCHにより切り換えることにより、オペア
ンプ1611のゲインを大または小の状態に切り換える
ようになっている。
【0048】サーボコントローラ13Aは、図2に示す
ように、シーケンス制御回路131Aと、レイヤジャン
プ信号生成回路132とから構成されている。
【0049】シーケンス制御回路131Aは、システム
コントローラ14からのレイヤジャンプ指令信号LJ
と、フォーカスゼロクロス検出回路156からの出力信
号FEZCと、フォカーススタンバイ検出回路157か
らのスタンバイ信号FOKなどを受け取るとともに、こ
の受け取った信号に基づき、後述のように、切換えスイ
ッチ153の切換え信号FOON、ゲイン切換え回路1
62のゲイン切換え信号GCHなどを生成出力する。レ
イヤジャンプ信号生成回路132は、シーケンス制御回
路131Aの指示に基づきキック電圧とブレーキ電圧と
を生成する。
【0050】次に、このような構成からなる第1実施形
態にかかる光ディスク装置の動作について、図4を参照
して説明する。
【0051】いま、光ディスクaの第1情報記録層の情
報再生中の時刻t1において、第1情報記録層から第2
情報記録層へ情報の再生の切り換えが生じてレイヤジャ
ンプが必要な場合には、レイヤジャンプ指令信号LJ
が、図4(A)に示すようなシステムコントローラ14
からサーボコントローラ13のシーケンス制御回路13
1Aに供給される。
【0052】時刻t1において、レイヤジャンプ指令信
号LJが発生すると、シーケンス制御回路131Aは、
そのレイヤジャンプ指令信号LJの立ち上がりで切換え
スイッチ153の接点の切換え信号FOONを、図4
(F)に示すように「H」レベルから「L」レベルに変
化させる。このため、時刻t1において、切換えスイッ
チ153の接点が図2の位置とは反対側に切り換わり、
フォーカスサーボループが図4(G)に示すように開状
態になる。この開状態は、時刻t4まで継続し、この期
間は位相補償フィルタ152の出力が加算器154に供
給されることが停止される。
【0053】また、時刻t1では、レイヤジャンプ信号
生成回路132がレイヤジャンプ信号としてキック電圧
を生成し、このキック電圧は時刻t2までの期間T1だ
け出力される。このキック電圧は、加算器154、D/
A変換回路155を経てパワーアンプ161に供給され
る。パワーアンプ161は、そのキック電圧に基づいて
フォーカスアクチュエータ7の駆動電圧FACTIN
を、図4(L)に示すように出力する。これにより、フ
ォーカスアクチュエータ7が駆動されて対物レンズ6が
光軸方向に移動するので、光ピックアップ3からのレー
ザスポットの移動速度Vspotは、図4(M)に示すよう
に、時刻t1〜t2の期間T1は増加していき、その期
間T1の経過後は、その移動速度Vspotは一定となる。
【0054】一方、フォーカスゼロクロス検出回路15
6は、フォーカスエラー信号FEに基づいて図4(E)
に示すようなゼロクロス信号FEZCを生成する。ま
た、フォーカススタンバイ検出回路157は、フォーカ
スエラー信号FEを基準値REF1と比較して図4
(C)に示すようなスタンバイ信号FOK1を生成する
とともに、フォーカスエラー信号FEを基準値REF2
と比較して図4(D)に示すようなスタンバイ信号FO
K2を生成する。
【0055】スタンバイ信号FOK2は、第1情報記録
層から第2情報記録層にレーザのスポットがジャンプし
たことを示す信号である。そこで、レイヤジャンプ信号
生成回路132は、フォーカスアクチュエータ7の駆動
を強制的に停止するために、スタンバイ信号FOK2の
立ち下がりの時刻t3において、図4(J)に示すよう
なブレーキ電圧を生成する。また、時刻t3では、シー
ンケンス制御回路131Aは、図4(H)に示すよう
に、ゲイン切換え信号GCHを「H」レベルから「L」
レベルに変化させる。このため、時刻t3では、ゲイン
切換え回路162がパワーアンプ161のゲインを小か
ら大の側に切り換える。
【0056】その後、時刻t4において、フォーカスゼ
ロクロス検出回路156が、図4(E)に示すようなゼ
ロクロス信号FEZCを検出すると、時刻t4で、レイ
ヤジャンプ信号生成回路132は、ブレーキ電圧の生成
を停止する。また、時刻t4では、シーンケンス制御回
路131は、ゲイン切換え信号GCHを「L」レベルか
ら「H」レベルに変化させるので、ゲイン切換え回路1
62はパワーアンプ161のゲインを「大」から「小」
の側に切り換える。
【0057】このように、時刻t3〜時刻t4の期間T
2では、レイヤジャンプ信号生成回路132がブレーキ
電圧を生成し、このブレーキ電圧は加算器154、D/
A変換回路155などを経てパワーアンプ161に供給
される。また、その期間T2中には、パワーアンプ16
1のゲインが「大」の状態になるので、パワーアンプ1
61から出力されてフォーカスアクチュエータ7の駆動
電圧FACTINのレベルは、図4(L)に示すように
非常に大きくなる。
【0058】このため、ブレーキ電圧が発生している期
間T2には、フォーカスアクチュエータ7に働く制動作
用が大きいので、レーザのスポットの移動速度Vspot
は、図7(M)に示すようにその期間T2内に、フォー
カスサーボを引き込むことが可能な速度Vpin に移行で
きる。
【0059】以上説明したように、この第1実施形態で
は、レイヤジャンプの指令があったときに、位相補償フ
ィルタ152からの出力信号をパワーアンプ161に供
給することを停止させ、パワーアンプ161にキック電
圧を供給したのちにブレーキ電圧を供給し、少なくとも
ブレーキ電圧を与える期間T2には、パワーアンプ16
1のゲインをキック電圧を与える期間よりも大きくする
ようにした。
【0060】このため、この第1実施形態では、ブレー
キ電圧の供給時にレーザスポットの移動速度がフォーカ
スサーボの引き込み範囲内とすることができるので、目
的の第2情報記録層において確実にそのサーボの引き込
みが可能となる。また、レイヤジャンプが短時間にでき
るので、情報のシームレス再生ができる。
【0061】なお、この第1実施形態では、パワーアン
プ161のゲインを大きくする期間T2の開始時刻を時
刻t3としたが、その開始時刻を時刻t2〜時刻t3の
期間のうちの任意の時刻にしても良い。
【0062】次に、本発明の光ディスク装置の第2実施
形態について、図5を参照して説明する。
【0063】この第2実施形態の概要を説明すると、レ
イヤジャンプの指令があったときに、位相補償フィルタ
152からの出力信号をパワーアンプ161に供給する
ことを停止させ、パワーアンプ161にキック電圧を与
えたのちにブレーキ電圧を与えるようにしたものであ
り、これらの点については第1実施形態で同様である。
しかし、この第2実施形態は、少なくとも上記のブレー
キ電圧を与える期間には、パワーアンプ161の供給電
圧をキック電圧を与える期間よりも大きくするように
し、この点が第1実施形態と異なるものである。
【0064】このため、この第2実施形態は、図5に示
すように、3Vの電圧を発生する3V電源回路311
と、9Vの電圧を発生する9V電源回路312とからな
る電源31を備え、この電源31によりパワーアンプ1
61を駆動するようにした。また、電源31とパワーア
ンプ161との間に、電圧切換えスイッチ32を介在さ
せ、この電圧切換えスイッチ32の切換えにより、3V
電源回路311の「3V」の電圧と、9V電源回路31
2の「9V」の電圧とを選択的にパワーアンプ161に
供給するようにした。さらに、電圧切換えスイッチ32
の接点は、後述のように、シーケンス制御回路131A
からの電圧切換え信号VCHにより切り換えるようにし
た。
【0065】なお、この第2実施形態の他の部分の構成
は、図1および図2に示した第1実施形態の構成要素と
同一であるので、同一の構成要素については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0066】次に、このような構成からなる第2実施形
態の動作について、図5および図6を参照して説明す
る。
【0067】いま、光ディスクaの第1情報記録層の情
報再生中の時刻t1において、第1情報記録層から第2
情報記録層へ情報の再生の切り換えが生じて、レイヤジ
ャンプ指令信号LJが発生すると、シーケンス制御回路
131Aは、そのレイヤジャンプ指令信号LJの立ち上
がりで切換え信号FOONを、図6(F)に示すよう
「H」レベルから「L」レベルに変化させる。このた
め、時刻t1において、切換えスイッチ153の接点が
図5の位置とは反対側に切り換わり、フォーカスサーボ
ループが図6(G)に示すように開状態になる。この開
状態は、時刻t4まで継続し、この期間は位相補償フィ
ルタ152の出力が加算器154に供給されることが停
止される。
【0068】また、時刻t1では、レイヤジャンプ信号
生成回路132が図6(J)に示すようなキック電圧を
生成し、このキック電圧は時刻t2までの期間T1だけ
出力される。このキック電圧は、加算器154、D/A
変換回路155を経てパワーアンプ161に供給され
る。パワーアンプ161は、そのキック電圧に基づいて
フォーカスアクチュエータ7の駆動電圧FACTIN
を、図6(L)に示すように出力する。これにより、フ
ォーカスアクチュエータ7が駆動されて対物レンズ6が
光軸方向に移動するので、レーザスポットの移動速度V
spotは、図6(M)に示すように、時刻t1〜t2の期
間T1は増加していき、その期間T1の経過後は、その
移動速度Vspotは一定となる。
【0069】その後、時刻t3において、フォーカスス
タンバイ検出回路157が、スタンバイ信号FOK2を
生成すると、レイヤジャンプ信号生成回路132は、図
6(J)に示すようにブレーキ電圧を生成する。また、
時刻t3では、シーンケンス制御回路131Aは、電圧
換え信号VCHを「H」レベルから「L」レベルに変化
させる。このため、時刻t3では、電圧切換えスイッチ
32が3V電源回路311側から9V電源回路312側
に切換わる。
【0070】その後、時刻t4において、フォーカスゼ
ロクロス検出回路156が、図6(E)に示すようなゼ
ロクロス信号FEZCを検出すると、この時点で、レイ
ヤジャンプ信号生成回路132は、ブレーキ電圧の生成
を停止する。また、時刻t4では、シーンケンス制御回
路131Aは、電圧切換え信号VCHを「L」レベルか
ら「H」レベルに変化させるので、電圧切換えスイッチ
32が9V電源回路312側から3V電源回路311側
に切換わる。
【0071】このように、時刻t3〜時刻t4の期間T
2では、レイヤジャンプ信号生成回路132がブレーキ
電圧を生成し、このブレーキ電圧は加算器154、D/
A変換回路155を経てパワーアンプ161に供給され
る。また、その期間T2中には、パワーアンプ161に
供給される電圧が9Vというように高くなるので、パワ
ーアンプ161から出力されるフォーカスアクチュエー
タ7の駆動信号FACTINのレベルは、図6(L)に
示すように非常に大きくなる。
【0072】このため、ブレーキ電圧が発生している期
間T2には、フォーカスアクチュエータ7に働く制動作
用が大きいので、レーザスポットの移動速度Vspotは、
図6(M)に示すようにその期間T2内に、フォーカス
サーボを引き込むことが可能な速度Vpin に移行でき
る。
【0073】このため、第2実施形態では、ブレーキ信
号の供給時にレーザスポットの移動速度をフォーカスサ
ーボの引き込み範囲内とすることができるので、目的の
第2情報記録層において確実にそのサーボの引き込みが
可能となる。また、レイヤジャンプが短時間にできるの
で、シームレス再生ができる。
【0074】また、この第2実施形態では、パワーアン
プ161を通常の期間は「3V」で動作させ、ブレーキ
電圧の生成時にのみ「9V」で動作させるようにしたの
で、パワーアンプ161が消費する電力の軽減化が図れ
る。
【0075】なお、この第2実施形態では、パワーアン
プ161の供給電圧を「9V」と大きくする期間T2の
開始時刻を時刻t3としたが、その開始時刻を時刻t2
〜時刻t3の期間のうちの任意の時刻にしても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、レイ
ヤジャンプの指令があったときに、フォーカスアクチュ
エータ駆動手段がフォーカスエラー信号に基づく動作を
停止させたのち、フォーカスアクチュエータ駆動手段が
キック信号とブレーキ信号で動作するようにし、少なく
ともブレーキ信号で動作する期間には、フォーカスアク
チュエータ駆動手段のゲインをキック信号で動作する期
間よりも大きくしたので、レイヤジャンプの時間の短縮
化、およびレイヤジャンプ時に情報のシームレス再生が
できる。
【0077】また、本発明では、レイヤジャンプの指令
があったときに、フォーカスアクチュエータ駆動手段が
フォーカスエラー信号に基づく動作を停止させたのち、
フォーカスアクチュエータ駆動手段がキック信号とブレ
ーキ信号で動作するようにし、少なくともブレーキ信号
で動作する期間には、フォーカスアクチュエータ駆動手
段に供給する電力をキック信号で動作する期間よりも大
きくしたので、レイヤジャンプの時間の短縮化、および
レイヤジャンプ時に情報のシームレス再生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の第1実施形態の構成
を示すサーボ制御系のブロック図である。
【図2】図1のフォーカスサーボの詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のフォーカスアクチュエータドライバの具
体的な構成を示す回路図である。
【図4】第1実施形態の各部の信号波形図である。
【図5】本発明の第2実施形態のフォーカスサーボの構
成を示すブロック図である。
【図6】第2実施形態の各部の信号波形図である。
【図7】従来装置のサーボ制御系のブロック図である。
【図8】図7のフォーカスサーボの構成を示すブロック
図である。
【図9】従来装置の各部の信号波形図である。
【符号の説明】
a 光ディスク 1 ディスクモータ 3 光ピックアップ 6 対物レンズ 7 フォーカスアクチュエータ 11 信号生成回路 13A サーボコントローラ 15 フォーカスイコライザ 16、16A フォーカスアクチュエータドライバ 31 電源 32 電圧切換えスイッチ 131A シーケンス制御回路 132 レイヤジャンプ信号生成回路 153 切換えスイッチ 156 フォーカスゼロクロス検出回路 157 フォーカススタンバイ検出回路 161 パワーアンプ 162 ゲイン切換え回路 311 3V電源回路 312 9V電源回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録層を有する光ディスクの各記
    録層に記録された情報を光ピックアップで光電変換して
    再生するとともに、前記光ピックアップに含まれる対物
    レンズを光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエー
    タと、前記光ピックアップで光電変換された信号からフ
    ォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生
    成手段と、前記フォーカスエラー信号に基づいて前記フ
    ォーカスアクチュエータを駆動するフォーカスアクチュ
    エータ駆動手段とを少なくとも備えた光ディスク装置に
    おいて、 レイヤジャンプの指令があったときに、前記フォーカス
    アクチュエータ駆動手段が前記フォーカスエラー信号に
    基づく動作を停止させたのち、前記フォーカスアクチュ
    エータ駆動手段がキック信号とブレーキ信号で動作する
    ようにし、少なくとも前記ブレーキ信号で動作する期間
    には、前記フォーカスアクチュエータ駆動手段のゲイン
    を前記キック信号で動作する期間よりも大きくし、前記
    レイヤジャンプを高速に行うレイヤジャンプ高速化手段
    を備えるようにしたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記レイヤジャンプ高速化手段は、 前記レイヤジャンプの指令の際に、前記キック信号およ
    び前記ブレーキ信号からなるレイヤジャンプ信号を生成
    するレイヤジャンプ信号生成手段と、 前記フォーカスエラー信号または前記レイヤジャンプ信
    号のうちの何れか一方を、前記フォーカスアクチュエー
    タ駆動手段に供給することを選択する供給信号選択手段
    と、 前記フォーカスアクチュエータ駆動手段のゲインを、大
    または小のうちの何れか一方に切換えるゲイン切換え手
    段と、 前記レイヤジャンプの指令の際に、前記供給信号選択手
    段が前記レイヤジャンプ信号を選択するとともに、少な
    くとも前記キック信号が前記フォーカスアクチュエータ
    駆動手段に供給される期間には、前記ゲイン切換え手段
    が前記ゲインを大となる側に切換えるように制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の記録層を有する光ディスクの各記
    録層に記録された情報を光ピックアップで光電変換して
    再生するとともに、前記光ピックアップに含まれる対物
    レンズを光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエー
    タと、前記光ピックアップで光電変換された信号からフ
    ォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生
    成手段と、前記フォーカスエラー信号に基づいて前記フ
    ォーカスアクチュエータを駆動するフォーカスアクチュ
    エータ駆動手段とを少なくとも備えた光ディスク装置に
    おいて、 レイヤジャンプの指令があったときに、前記フォーカス
    アクチュエータ駆動手段が前記フォーカスエラー信号に
    基づく動作を停止させたのち、前記フォーカスアクチュ
    エータ駆動手段がキック信号とブレーキ信号で動作する
    ようにし、少なくとも前記ブレーキ信号で動作する期間
    には、前記フォーカスアクチュエータ駆動手段に供給す
    る電力を前記キック信号で動作する期間よりも大きく
    し、前記レイヤジャンプを高速に行うレイヤジャンプ高
    速化手段を備えるようにしたことを特徴とする光ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 前記レイヤジャンプ高速化手段は、 前記レイヤジャンプの指令の際に、前記キック信号およ
    び前記ブレーキ信号からなるレイヤジャンプ信号を生成
    するレイヤジャンプ信号生成手段と、 前記フォーカスエラー信号または前記レイヤジャンプ信
    号のうちの何れか一方を、前記フォーカスアクチュエー
    タ駆動手段に供給することを選択する供給信号選択手段
    と、 前記フォーカスアクチュエータ駆動手段に供給する電圧
    を、大または小のうちの何れか一方に切換える供給電圧
    切換え手段と、 前記レイヤジャンプの指令の際に、前記供給信号選択手
    段が前記レイヤジャンプ信号を選択するとともに、少な
    くとも前記キック信号が前記フォーカスアクチュエータ
    駆動手段に供給される期間には、前記供給電圧切換え手
    段が前記供給電圧が大となる側に切換えるように制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7864638B2 (en) * 2004-10-25 2011-01-04 Panasonic Corporation Optical disk apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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