JP2000259114A - 逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補正回路及び映像表示素子の駆動回路 - Google Patents

逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補正回路及び映像表示素子の駆動回路

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JP2000259114A
JP2000259114A JP11059302A JP5930299A JP2000259114A JP 2000259114 A JP2000259114 A JP 2000259114A JP 11059302 A JP11059302 A JP 11059302A JP 5930299 A JP5930299 A JP 5930299A JP 2000259114 A JP2000259114 A JP 2000259114A
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video
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JP11059302A
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Hiroshi Nagata
宏 永田
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Original Assignee
NEC Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易構成で逆ガンマ補正処理と動画偽輪郭処
理を同時に実現できる、逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭
補正回路及び映像表示素子の駆動回路を提供する。 【解決手段】 映像データDx1を1フレーム分遅延さ
せて遅延映像データDx0として出力するフレームメモ
リ103と、前記映像データDx1及び前記遅延映像デ
ータDx0がそれぞれ供給され、前記映像データDx1
に対応する逆ガンマ補正済映像データDy1と、前記遅
延映像データDx0に対応する逆ガンマ補正済遅延映像
データDy0との間で、上位ビットが変化する場合に
は、前記逆ガンマ補正済遅延映像データDy0に対して
上位ビットが変化しない代替値を動画偽輪郭補正済映像
データDz1として出力し、逆に上位ビットが変化しな
い場合には、前記逆ガンマ補正済映像データDy1を前
記動画偽輪郭補正済映像データDz1として出力するル
ックアップテーブルメモリ104aとを具備することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は逆ガンマ補正回路兼
動画偽輪郭補正回路及び映像表示素子の駆動回路に関
し、特にプラズマディスプレイパネル等のサブフィール
ド駆動方法を用いた映像表示素子に最適な、逆ガンマ補
正回路兼動画偽輪郭補正回路及び映像表示素子の駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一般的に用いられている映像表
示素子であるCRT(Cathode Ray Tube)は、真空放電
管の一種であり、印加電圧と輝度とは非直線的な関係に
ある。
【0003】即ちCRTは、その発光原理上、印加電圧
に応じて中間調表示できる素子であると言える。この印
加電圧と輝度との非直線的な関係はガンマ特性と呼ばれ
ている。
【0004】一般的に、放送局から送出されたり各種の
映像記録媒体に記録されている映像信号は、広く普及し
ているCRTへの表示を前提として、ガンマ補正処理さ
れて送出され記録されている。
【0005】ところが近年、プラズマディスプレイパネ
ル(以下、PDPとする)等のような表示原理の全く異
なる映像表示素子も増加している。このPDPは、画素
単位での発光又は消灯の2つの状態しか持たないので、
原理的に中間調表示できない。
【0006】そこでこのような映像表示素子にガンマ特
性を持つ映像信号を表示させるには、ガンマ特性を逆ガ
ンマ補正処理により打ち消して、印加電圧と輝度とが直
線的な比例関係を持つように補正してから、映像表示素
子に合った固有の中間調表示処理を施してこの映像表示
素子へ供給する必要がある。
【0007】PDPに用いられる中間調表示方法とし
て、サブフィールド駆動法がある。特開平8−1797
24号公報(平成8年7月12日公開)には、逆ガンマ
補正処理とサブフィールド駆動法を実現するプラズマデ
ィスプレイパネル駆動装置が公開されており、当該技術
を従来例として説明する。
【0008】図5は従来例のプラズマディスプレイパネ
ル駆動装置のブロック構成図である。
【0009】従来例のプラズマディスプレイパネル駆動
装置は、同期信号検出回路1と、A/D変換器2と、逆
ガンマ補正回路3と、タイミング信号発生回路4と、メ
モリ回路5と、行ドライバ6と、列ドライバ7と、受信
部8と、第2ガンマ補正回路9と、プラズマディスプレ
イパネル10からなる。
【0010】受信部8は受信信号を復調して映像信号V
及びアナログ映像信号VAを生成する。
【0011】同期信号検出回路1は映像信号Vから同期
信号SSを検出する。
【0012】タイミング信号発生回路4は同期信号SS
の供給に応答して水平,垂直の各々の走査用のタイミン
グ信号SH,SVを発生する。
【0013】A/D変換器2は、アナログ映像信号VA
をA/D変換しディジタル映像信号VDを発生する。
【0014】逆ガンマ補正回路3及び第2ガンマ補正回
路9は、ディジタル映像信号VDに逆ガンマ補正を行い
所要の輝度レベルに比例したSF(サブフィールド)選
択信号DFを生成する。
【0015】メモリ回路5はタイミング信号SHに同期
してSF選択信号DFを格納すると共に、タイミング信
号SHの供給に応答してSF選択信号DF対応のSD選
択データMD及びフィールド信号FFをそれぞれ列ドラ
イバ7及び行ドライバ6へ供給する。
【0016】行ドライバ6は、タイミング信号SV,フ
ィールド信号FFの供給に応答して走査パルスPSを発
生しプラズマディスプレイパネル10の走査電極を駆動
する。
【0017】列ドライバ7は、SF選択データMDとタ
イミング信号SVの供給に応答してプラズマディスプレ
イパネル10の列電極を駆動する。
【0018】当該構成において、映像信号は、逆ガンマ
補正回路3及び第2ガンマ補正回路9において逆ガンマ
補正処理された後、メモリ回路5においてサブフィール
ド駆動される。
【0019】このサブフィールド駆動法とは、1フィー
ルドの映像信号をサンプル/ホールドしてその振幅値、
即ち輝度を複数ビットからなる二進値の映像データとし
て表し、1フィールドの期間長を、この映像データの各
ビットの重みにそれぞれ比例した期間長を持つ複数のサ
ブフィールドに時分割して、映像データの各ビットの
内、値が1のビットに対応するサブフィールド期間のみ
画素を点灯させることにより、中間調表示を実現する方
法である。
【0020】図6(a)は図5の構成における1フィー
ルド期間中の中間調表示の原理図である。図6(a)で
は、1フィールドが、走査期間Psと発光維持期間Pm
とからなる8つのサブフィールドSFからなっている。
走査期間Psはプラズマディスプレイパネル10の点灯
対象の画素に壁電荷を書き込む期間であり期間長は一定
である。発光維持期間Pmはプラズマディスプレイパネ
ル10に放電を生起して壁電荷が書き込まれた画素のみ
を発光させる期間であり、輝度を8ビットの二進値で表
した時の各ビットの重みにそれぞれ比例する期間長を持
つ。
【0021】この例で1フィールドは8つのサブフィー
ルドSFからなるため、輝度の階調は(2の8乗)=2
56段階となり、輝度は0〜255の値をとる。
【0022】図6(a)は1フィールドの輝度=255
(十進値)=11111111(二進値)の場合を表し
ている。各フィールドは、下位ビット(LSB)から上
位ビット(MSB)へ向けてサブフィールドが配列され
て構成されている。
【0023】図6(b)は図5の構成における3フィー
ルド期間中の中間調表示の原理図である。図6(b)で
は第1〜第3の連続した3フィールド期間中において、
各フィールド毎に輝度=128,127,127(十進
値)と連続的に変化する場合を表している。これらの輝
度を二進値表記すると、10000000,01111
111,01111111となる。更にこれらを下位ビ
ット(LSB)から上位ビット(MSB)に向かって並
べ変えると、00000001,111111110,
11111110となり、図6(b)の補正SF選択信
号CDFの各ビットと一対一に対応する。ここで、発光
維持期間Pm中に点灯する画素が1に、発光維持期間P
m中に点灯しない画素が0に対応する。
【0024】このようにして、複数のサブフィールドS
Fをそれぞれ時分割で点灯制御することにより、各フィ
ールドの輝度は、複数のサブフィールドSFの輝度の総
和となり、結果的に受信部8から供給されるアナログ映
像信号VAが表す輝度と等しくなる。
【0025】従来のプラズマディスプレイパネル駆動装
置では、このようにして逆ガンマ補正処理とサブフィー
ルド駆動を実現していた。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のプ
ラズマディスプレイパネル駆動装置には、次のような問
題があった。
【0027】第1点として、従来のプラズマディスプレ
イパネル駆動装置では、特開平8−54852号公報、
特開平8−234694号公報、特開平9−10751
2号公報で指摘されているように、いわゆる動画偽輪郭
が発生する問題があった。
【0028】図6(c)は図6(b)における輝度−時
間特性線図である。図6(c)中の動画偽輪郭発生期間
Pxでは、実際の輝度より視覚上の輝度が局部的に大幅
に高くなっている。この原因は、隣接するフィールド間
で映像データの上位ビット(MSB)が変化する場合
に、フィールドの隣接部分に発光維持期間Pmが集中す
るからである。このように発光維持期間Pmが局部的に
集中すると、人間は視覚上では輝度を積分して認識する
ために、この画素が周囲の画素よりも非常に高い輝度で
点灯しているように見える。
【0029】この現象は、表示映像が移動する場合や、
映像を見る視聴者の視線が移動する場合には特に顕著に
見えるので、動画偽輪郭と呼ばれており、表示映像の主
観画質が大幅に低下する問題があった。
【0030】第2点として、第1点の課題を克服するた
めに、プラズマディスプレイパネル駆動装置には、それ
ぞれ全く動作原理の異なる逆ガンマ補正回路と動画偽輪
郭補正回路とを別々に設ける必要があったので、回路規
模が肥大化し、作製コストが上昇する問題があった。
【0031】ここにおいて本発明の目的は、簡易構成で
逆ガンマ補正処理と動画偽輪郭処理を同時に実現でき
る、逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補正回路及び映像表
示素子の駆動回路を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次の新規な特徴的手段を採用する。
【0033】本発明の逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補
正回路の第1の特徴は、映像データ(図1のDx1)を
1フレーム分遅延させて遅延映像データ(Dx0)とし
て出力するフレームメモリ(103)と、前記映像デー
タ(Dx1)及び前記遅延映像データ(Dx0)がそれ
ぞれ供給され、前記映像データ(Dx1)に対応する逆
ガンマ補正済映像データ(Dy1)と、前記遅延映像デ
ータ(Dx0)に対応する逆ガンマ補正済遅延映像デー
タ(Dy0)との間で、上位ビットが変化する場合に
は、前記逆ガンマ補正済遅延映像データ(Dy0)に対
して上位ビットが変化しない代替値を動画偽輪郭補正済
映像データ(Dz1)として出力し、逆に上位ビットが
変化しない場合には、前記逆ガンマ補正済映像データ
(Dy1)を前記動画偽輪郭補正済映像データとして出
力するルックアップテーブルメモリ(104)とを具備
することにある。
【0034】本発明の逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補
正回路の第2の特徴は、前記第1の特徴において、アナ
ログ映像信号(図1のSv)をサンプル/ホールドし、
前記映像データ(Dx1)として出力するA/D変換器
(102)を更に具備することにある。
【0035】本発明の映像表示素子の駆動回路の第1の
特徴は、映像データ(図1のDx1)を1フレーム分遅
延させて遅延映像データ(Dx0)として出力するフレ
ームメモリ(103)と、前記映像データ(Dx1)及
び前記遅延映像データ(Dx0)がそれぞれ供給され、
前記映像データ(Dx1)に対応する逆ガンマ補正済映
像データ(Dy1)と、前記遅延映像データ(Dx0)
に対応する逆ガンマ補正済遅延映像データ(Dy0)と
の間で、上位ビットが変化する場合には、前記逆ガンマ
補正済遅延映像データ(Dy0)に対して上位ビットが
変化しない代替値を動画偽輪郭補正済映像データ(Dz
1)として出力し、逆に上位ビットが変化しない場合に
は、前記逆ガンマ補正済映像データ(Dy1)を前記動
画偽輪郭補正済映像データ(Dz1)として出力するル
ックアップテーブルメモリ(104)と、1フィールド
を、前記動画偽輪郭補正済映像データ(Dz1)の各ビ
ットの重みにそれぞれ比例した期間長を持つ複数のサブ
フィールドに時分割してサブフィールド駆動するサブフ
ィールド駆動回路(110〜115)とを具備すること
にある。
【0036】本発明の映像表示素子の駆動回路の第2の
特徴は、前記第1の特徴において、アナログ映像信号
(図1のSv)をサンプル/ホールドし、前記映像デー
タ(Dx1)として出力するA/D変換器(102)を
更に具備することにある。
【0037】このような手段を採用したことにより、本
発明の逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補正回路及び映像
表示素子の駆動回路は、単一の補正回路だけで、逆ガン
マ補正処理と動画偽輪郭補正処理を同時に実施できる。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の映像
表示素子の駆動回路のブロック構成図である。
【0039】図1に示す映像表示素子の駆動回路は、映
像信号入力端子101と、A/D変換器102と、フレ
ームメモリ103と、補正回路104と、同期信号入力
端子105と、クロック発生回路106と、タイミング
発生回路107と、データ配列回路109と、フレーム
バッファメモリ110と、サブフィールド生成回路11
1と、駆動タイミング発生回路112と、データドライ
バ113と、走査ドライバ114と、維持ドライバ11
5とからなる。
【0040】映像入力端子101には、ガンマ特性を持
つアナログ映像信号Sinが供給される。
【0041】A/D変換器102は、アナログ映像信号
Sinをサンプル/ホールドしてアナログ/ディジタル
変換し、ディジタル値である映像データDx1として出
力する。
【0042】フレームメモリ103は、ディスプレイパ
ネル116の1フレーム分の映像データDx1のデータ
量を保持するシフトレジスタ等から構成され、A/D変
換器102から出力された映像データDx1を1フレー
ム分だけ時間的に遅延させ、ディジタル値である遅延映
像データDx0として出力する。
【0043】補正回路104は、映像データDx1と遅
延映像データDx0が供給され、これらの組合せに応じ
たディジタルデータである動画偽輪郭補正済映像データ
Dz1を出力する。
【0044】同期信号入力端子105には、同期信号S
syが供給される。
【0045】クロック発生回路106は、同期信号Ss
yに同期して、A/D変換及びフレームメモリ等での信
号処理に必要なクロック信号Scを生成する。
【0046】タイミング発生回路107は、同期信号S
syに基づいて、フレームメモリ103の書込読出タイ
ミング及びサブフィールド生成回路111の駆動タイミ
ングを制御するためのタイミング信号Stを生成出力す
る。
【0047】データ配列回路109は、補正回路104
から供給される動画偽輪郭補正済映像データDz1を、
フレームバッファメモリ110に1フレーム分格納した
後、フレームバッファメモリ110から動画偽輪郭補正
済映像データDz1を読み出し、ディスプレイパネル1
16のRGB3原色の各画素の配列に一致するよう並び
替えて出力する。
【0048】フレームバッファメモリ110は、データ
配列回路109から供給された動画偽輪郭補正済映像デ
ータDz1を1フレーム期間だけ保持するメモリであ
り、データ配列回路109から供給された動画偽輪郭補
正済映像データDz1を1フレーム期間だけ一時的に保
持した後、データ配列回路109へ再度出力する。
【0049】サブフィールド生成回路111は、タイミ
ング発生回路107から出力されるタイミング信号St
の垂直同期期間に同期して、図2(a)中の走査期間P
s及び発光維持期間Pmのそれぞれの開始時点に同期し
て、サブフィールドタイミング信号Ssftを生成出力
する。
【0050】駆動タイミング発生回路112は、サブフ
ィールドタイミング信号Ssftに同期して、各フィー
ルド毎に、図2(a)中の走査期間Ps中に走査タイミ
ング信号Sstを走査ドライバ114へ、図2(a)中
の発光維持期間Pm中に維持タイミング信号Smtを維
持ドライバ115へそれぞれ供給する。
【0051】データドライバ113は、ディスプレイパ
ネル116の列電極に接続され、データ配列回路109
から出力されたRGBの各画素に対応したデータを、駆
動データ信号Sdrとして出力する。
【0052】走査ドライバ114は、走査タイミング信
号Sstを増幅して走査パルス信号Sspとし、図2
(a)中の走査期間Ps中にディスプレイパネル116
の走査電極へ順次供給することにより、データドライバ
113により駆動データ信号Sdrが出力されている列
電極との交点にあるディスプレイパネル116の画素へ
壁電荷を書き込む。
【0053】維持ドライバ115は、維持タイミング信
号Smtを増幅して維持パルス信号Smpとし、図2
(a)中の発光維持期間Pm中にディスプレイパネル1
16の維持電極へ順次供給することにより、ディスプレ
イパネル116の壁電荷が書き込まれた画素と維持電極
との間で放電を生起させ、この画素を点灯させる。
【0054】又、ディスプレイパネル116は、RGB
3原色の画素を交互にドットマトリクス配列したプラズ
マディスプレイパネル(PDP)等であり、駆動データ
信号Sdr、走査パルス信号Ssp及び維持パルス信号
Smpによりサブフィールド駆動され、映像を表示画面
上に表示する。
【0055】次に本発明の逆ガンマ補正回路兼動画偽輪
郭補正回路の動作原理を説明する。
【0056】まず最初に、逆ガンマ補正処理とは、A/
D変換器102から出力される映像データDx1,フレ
ームメモリ103から出力される遅延映像データDx0
のそれぞれに特定の逆ガンマ補正演算を施して、逆ガン
マ補正済映像データDy1,逆ガンマ補正済遅延映像デ
ータDy0を求める処理である。一般的に用いられる逆
ガンマ補正演算式は次の式の通りである。
【0057】Y=A×XB (A,B:定数) ここでは、逆ガンマ補正演算式を、 Y1=(1.40×10-3)×X12.2 (式1) Y0=(1.40×10-3)×X02.2 (式2) とする。又、値X1,X0,Y1,Y0は、それぞれ二
進値で8ビットの値をとるとする。
【0058】次に、求められた値Y1,Y0を用いて、
動画偽輪郭補正処理する。
【0059】まず、この動画偽輪郭補正処理の前提とな
るサブフィールド駆動法について説明する。
【0060】図2(a)は図1の構成における1フィー
ルド期間中の中間調表示の原理図、図2(b)は図1の
構成における3フィールド期間中の中間調表示の原理
図、図2(c)は図2(b)における輝度−時間特性線
図である。
【0061】図2(a)は、1フィールド期間中におけ
る、8つのサブフィールドSFからなる走査期間Psと
発光維持期間Pmとを示している。走査期間Psはディ
スプレイパネル116の点灯対象の画素に壁電荷を書き
込む期間であり期間長は一定である。発光維持期間Pm
はディスプレイパネル116に放電を生起して壁電荷が
書き込まれた画素のみを発光させる期間であり、輝度を
8ビットの二進値で表した時の各ビットの重みにそれぞ
れ比例する期間長を持つ。
【0062】この例で1フィールドは8つのサブフィー
ルドSFからなるため、輝度の階調は(2の8乗)=2
56段階となる。実際には消灯状態があるので、輝度の
階調は0〜255の256段階となる。
【0063】図2(a)は逆ガンマ補正済映像データD
y1の値Y1=255(十進値)=11111111
(二進値)の場合におけるサブフィールド駆動法の駆動
概念を表している。各フィールドは、下位ビット(LS
B)から上位ビット(MSB)へ向けてサブフィールド
SFが配列されて構成される。
【0064】図2(b)は3つの連続したフィールドに
おいて、第1〜第3フィールドでそれぞれ映像データD
y1の値Y1=128,127,127(十進値)が連
続的に変化する場合である。これらの値Y1を二進値表
記すると、10000000,01111111,01
111111となる。更にこれらを下位ビット(LS
B)から上位ビット(MSB)へ逆に並び変えると、0
0000001,111111110,1111111
0となる。これは図2(b)中の各ビットの点消灯状態
と一致しており、画素が点灯する表示維持期間が1に、
画素が消灯する表示維持期間が0に対応する。
【0065】よって、各フィールドの輝度は、映像信号
Svが表す輝度と等しくなる。
【0066】このようにして、ディスプレイパネル11
6をサブフィールド駆動する。
【0067】ここで、動画偽輪郭補正処理の原理を説明
する。
【0068】図3は図1の構成における補正回路104
の詳細構成図である。
【0069】図3に示す補正回路104は、ルックアッ
プテーブルメモリ104aからなっている。ルックアッ
プテーブルメモリ104aのアドレスバスは、上位ビッ
ト(MSB)から下位ビット(LSB)へ向かって、8
ビットの映像データDx1及び8ビットの遅延映像デー
タDx0がそれぞれ供給されており、データバスからは
8ビットの動画偽輪郭補正済映像データDz1が出力さ
れている。
【0070】ルックアップテーブルメモリ104aに
は、映像データDx1と遅延映像データDx0との組合
せにそれぞれ対応して、動画偽輪郭補正済映像データD
z1が予め格納されている。
【0071】図4は図1の構成におけるルックアップテ
ーブルメモリ104aのデータの格納概念図である。こ
の例では、説明を判り易くするために、2進値で5ビッ
トのデータを例示している。即ち、(2の5乗)=32
段階の輝度をとると仮定している。
【0072】図4に示すルックアップテーブルメモリ1
04aには、現フレームの映像データDx1の値X1
と、1フレーム前の遅延映像データDx0の値X0が供
給され、これらの交点の値を補正済映像データDz1の
値Z1として出力する。
【0073】よって、このルックアップテーブルメモリ
104aに実際に書き込まれるテーブルは、値X1,X
0を入力とし、値Z1を出力とするテーブルとなる。
【0074】値X1に対応する値Y1は、値X1を(式
1)で逆ガンマ補正処理した値であり、値X0に対応す
る値Y0は、値X0を(式2)で逆ガンマ補正処理した
値である。
【0075】ルックアップテーブル104には、これら
逆ガンマ補正済映像データDy1と、逆ガンマ補正済遅
延映像データDy0の組合せの内、これらデータDy
1,Dy0の間で上位ビットが変化する組合せの場合に
は、動画偽輪郭が発生しないように、逆ガンマ補正済映
像データDy1に近い値で、かつ逆ガンマ補正済遅延映
像データDy0に対して上位ビットが変化しない代替値
を、動画偽輪郭補正済映像データDz1として出力する
ようにデータが書き込まれている。
【0076】図4中、実線で囲まれた値Z1が動画偽輪
郭補正処理された値である。これら実線で囲まれた値Z
1は、値Y1に近い値で、かつ値Y1と値Y0をそれぞ
れ二進値表記した場合に、値Y0に対して上位ビットが
変化しないような代替値である。
【0077】逆に、実線で囲まれていない値Z1は動画
偽輪郭補正処理されていない値であり、値Z1=値Y1
である。
【0078】例えば、ある画素に着目した場合、仮に1
フレーム前の遅延映像データDx0の値X0=180
(十進値)、現フレームの映像データDx1の値X1=
179(十進値)とすると、(式1)及び(式2)よ
り、 Y0=(1.40×10-3)×(180)2.2 =128(十進値) =10000000(二進値) から、 Y1=(1.40×10-3)×(179)2.2 =127(十進値) =01111111(二進値) へ変化する。よって、最上位ビットを含めた全ビットの
レベルが変化することとなる。
【0079】この時、従来例では、動画偽輪郭補正済映
像データDz1の値Z1として、逆ガンマ補正済映像デ
ータDy1の値Y1をそのまま出力していた。即ち、値
Z1=Y1=127(十進値)=01111111(二
進値)をそのまま出力していた。ところが、人間は輝度
を積分して認識するために、視覚上では、画素の点灯状
態が連続する、図7(c)の動画偽輪郭発生期間Pxに
おいて輝度が局部的に高くなったように感じ、この部分
に動画偽輪郭が発生していた。
【0080】そこで本発明では、動画偽輪郭補正済映像
データDz1の値Z1として、逆ガンマ補正済映像デー
タDy1の値Y1に近い値で、かつ逆ガンマ補正済遅延
映像データDy0の値Y0に対して最上位ビットが変化
しないような値を値Z1として出力している。ここでは
値Z1=63(十進値)=00111111(二進値)
を出力している。
【0081】このようにすれば、点灯期間又は消灯期間
が特定の短い時間に集中しなくなる。図2(c)は図2
(b)の輝度−時間特性を表している。よって、視覚上
では、図7(c)に示す従来例での動画偽輪郭発生期間
Pxのように特定期間だけ局部的に輝度が高くなること
がなくなり、動画偽輪郭が発生しなくなる。
【0082】又、仮に1フレーム前の遅延映像データD
x0の値X0が178(十進値)、現フレームの映像デ
ータDx1の値X1=179(十進値)の時は、 Y0=(1.40×10-3)×(178)2.2 =125(十進値) =01111101(二進値) から、 Y1=(1.40×10-3)×(179)2.2 =127(十進値) =01111111(二進値) へ変化するが、この時は下位ビットが変化するだけであ
り、画素の点灯状態又は消灯状態が特定期間に集中しな
いので、動画偽輪郭が発生しない。
【0083】そこで、ルックアップテーブルメモリ10
4aからの動画偽輪郭補正済映像データDz1として、
Z1=Y1=127(十進値)=01111111(二
進値)をそのまま出力すれば良い。
【0084】このように、逆ガンマ補正済映像データD
y1と逆ガンマ補正済遅延映像データDy0との間で上
位ビットが変化しないような入出力関係を持つルックア
ップテーブルをルックアップテーブルメモリ104aに
予め格納しておくだけで、動画偽輪郭を補正できる。
【0085】更にこのルックアップテーブルメモリ10
4aへ供給するデータとして、逆ガンマ補正済映像デー
タDy1と逆ガンマ補正済遅延映像データDy0に代え
て、これらにそれぞれ対応する映像データDx1と遅延
映像データDx0を供給しているので、単一のルックア
ップテーブルメモリ104aだけで逆ガンマ補正処理と
動画偽輪郭補正処理を同時に実施できる。
【0086】従って本実施の形態では、逆ガンマ補正処
理と動画偽輪郭補正処理を単一の回路素子であるルック
アップテーブルメモリ104aだけで同時に実施でき
る。
【0087】尚、前記実施の形態では、最下位ビット
(LSB)から最上位ビット(MSB)のサブフィール
ドSFへ向けて配列しているフィールドを例示したが、
この配列は逆でも構わないし、任意の配列でも構わな
い。
【0088】
【発明の効果】以上のような手段を採用したことによ
り、本発明の逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補正回路及
び映像表示素子の駆動回路は、次に列挙するような効果
を発揮する。
【0089】第1点として、逆ガンマ信号処理回路と動
画偽輪郭補正回路を兼用しているので、回路規模を縮減
でき、小型化を実現し、作製コストを低減できる利点が
ある。
【0090】第2点として、動画偽輪郭補正処理を実現
でき、動画偽輪郭が発生しなくなるので、主観画質が低
下しない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の映像表示素子の駆
動回路のブロック構成図である。
【図2】(a)は図1の構成における1フィールド期間
中の中間調表示の原理図、(b)は図1の構成における
3フィールド期間中の中間調表示の原理図、(c)は
(b)における輝度−時間特性線図である。
【図3】図1の構成における補正回路104の詳細構成
図である。
【図4】図1の構成におけるルックアップテーブルメモ
リ104aのデータの格納概念図である。
【図5】従来例のプラズマディスプレイパネル駆動装置
のブロック構成図である。
【図6】(a)は図7の構成における1フィールド期間
中の中間調表示の原理図、(b)は図5の構成における
3フィールド期間中の中間調表示の原理図、(c)は
(b)における輝度−時間特性線図である。
【符号の簡単な説明】
1 同期信号検出回路 2 A/D変換器 3 逆ガンマ補正回路 4 タイミング信号発生回路 5 メモリ回路 6 行ドライバ 7 列ドライバ 8 受信部 9 第2ガンマ補正回路 10 プラズマディスプレイパネル 101 映像信号入力端子 102 A/Dコンバータ 103 フレームメモリ 104 補正回路 104 ルックアップテーブルメモリ 105 同期信号入力端子 106 クロック発生回路 107 タイミング発生回路 109 データ配列回路 110 フレームバッファメモリ 111 サブフィールド生成回路 112 駆動タイミング発生回路 113 データドライバ 114 走査ドライバ 115 維持ドライバ 116 ディスプレイパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データを1フレーム分遅延させて遅
    延映像データとして出力するフレームメモリと、 前記映像データ及び前記遅延映像データがそれぞれ供給
    され、前記映像データに対応する逆ガンマ補正済映像デ
    ータと、前記遅延映像データに対応する逆ガンマ補正済
    遅延映像データとの間で、上位ビットが変化する場合に
    は、前記逆ガンマ補正済遅延映像データに対して上位ビ
    ットが変化しない代替値を動画偽輪郭補正済映像データ
    として出力し、逆に上位ビットが変化しない場合には、
    前記逆ガンマ補正済映像データを前記動画偽輪郭補正済
    映像データとして出力するルックアップテーブルメモリ
    とを具備することを特徴とする逆ガンマ補正回路兼動画
    偽輪郭補正回路。
  2. 【請求項2】 アナログ映像信号をサンプル/ホールド
    し、前記映像データとして出力するA/D変換器を更に
    具備することを特徴とする請求項1記載の映像表示素子
    の逆ガンマ補正回路兼動画偽輪郭補正回路。
  3. 【請求項3】 映像データを1フレーム分遅延させて遅
    延映像データとして出力するフレームメモリと、 前記映像データ及び前記遅延映像データがそれぞれ供給
    され、前記映像データに対応する逆ガンマ補正済映像デ
    ータと、前記遅延映像データに対応する逆ガンマ補正済
    遅延映像データとの間で、上位ビットが変化する場合に
    は、前記逆ガンマ補正済遅延映像データに対して上位ビ
    ットが変化しない代替値を動画偽輪郭補正済映像データ
    として出力し、逆に上位ビットが変化しない場合には、
    前記逆ガンマ補正済映像データを前記動画偽輪郭補正済
    映像データとして出力するルックアップテーブルメモリ
    と、 1フィールドを、前記動画偽輪郭補正済映像データの各
    ビットの重みにそれぞれ比例した期間長を持つ複数のサ
    ブフィールドに時分割してサブフィールド駆動するサブ
    フィールド駆動回路とを具備することを特徴とする映像
    表示素子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 アナログ映像信号をサンプル/ホールド
    し、前記映像データとして出力するA/D変換器を更に
    具備することを特徴とする請求項3記載の映像表示素子
    の駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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