JP2000258835A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000258835A
JP2000258835A JP11063801A JP6380199A JP2000258835A JP 2000258835 A JP2000258835 A JP 2000258835A JP 11063801 A JP11063801 A JP 11063801A JP 6380199 A JP6380199 A JP 6380199A JP 2000258835 A JP2000258835 A JP 2000258835A
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JP
Japan
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film
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camera
impact
circuit
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Withdrawn
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JP11063801A
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English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラ本体への衝撃が加わったか否かの情報を
ユーザに対して明確に告知し、衝撃が加えられたカメラ
での撮影を防止して、ユーザが不用意に撮影動作を行う
ことのないカメラを提供すること。 【解決手段】磁気記録部を有するフィルム29を使用可
能なカメラに於いて、カメラに加わる衝撃に関する情報
が衝撃検出回路17で検出される。また、上記フィルム
29の磁気記録部に記録される情報が、磁気ヘッド3
0、記録/再生回路20及びマイクロコンピュータ10
により生成される。そして、衝撃検出回路17により衝
撃が検出された際に、上記生成された情報の少なくとも
一部は、マイクロコンピュータ10、衝撃検出回路17
により変更が可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録が可能
なフィルムカートリッジを用いて撮影動作が可能なカメ
ラに関し、より詳細には、カメラに加えられた衝撃を検
出することが可能なカメラシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの手ぶれや衝撃を検出
するためのカメラが種々提案されておいる。例えば、特
開平9−134216号公報には、カメラに加えられた
衝撃と日時情報を合わせて記憶手段によって記憶してお
くことにより、カメラが故障した時の原因究明に役立て
る機能が記載されている。
【0003】また、特開平7−319051号公報に
は、フィルムの磁気記録部にプリント枚数情報を記録可
能なカメラシステムが記載されている。このカメラシス
テムは、撮影が正しく行なわれない時は、プリント枚数
情報の記録を禁止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平9−134216号公報に記載の技術では、カ
メラに衝撃が加えられても、シャッタが動作すればユー
ザは撮影可能なものと判断して撮影動作を続けてしまう
虞れがある。また、衝撃の情報をカメラの記憶手段に記
憶して於いても、その情報をユーザが見ることができる
わけではない。つまり、プリントした写真をみて異状に
気付くかもしれないが、カメラに衝撃が加えられたこと
はプリントを見ただけで判断することはできない。
【0005】一方、上記特開平7−319051号公報
に記載のカメラでは、カメラが撮影中にブレる、焦点調
整が正しく動作していない、露出が正しくない、等の理
由により、撮影に失敗した時にプリント枚数情報の記録
を禁止している。しかし、カメラに衝撃が加えられるこ
とによって正しく動作できない時の対処方法は示されて
いない。
【0006】したがってこの発明は、上記課題に鑑みて
なされたものであり、フィルム上へ磁気記録が可能なフ
ィルムを使用可能なカメラに於いて、カメラ本体に衝撃
が加わったか否かの情報をユーザに対して明確に告知す
ることを可能にし、衝撃が加えられたカメラで撮影され
たフィルムでユーザが不必要にプリントすることを防止
し、ユーザが新たにフィルムカートリッジを装填して不
用意に撮影動作を行うことのないカメラを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、磁
気記録部を有するフィルムを使用可能なカメラに於い
て、カメラに加わる衝撃に関する情報を検出する衝撃検
出手段と、上記フィルムの磁気記録部に記録される情報
を生成する情報生成手段と、上記衝撃検出手段により衝
撃が検出された際に、上記情報生成手段により生成され
た情報の少なくとも一部を変更することが可能な情報変
更手段と、を具備することを特徴とする。
【0008】またこの発明は、フィルムの露光状態を表
示し得るフィルムカートリッジを使用可能なカメラに於
いて、上記フィルムカートリッジの露光状態を設定する
露光状態設定手段と、カメラに加わる衝撃に関する情報
を検出する衝撃検出手段と、を具備し、上記露光状態設
定手段は、上記衝撃検出手段により衝撃が検出された際
に、露光状態の設定を変更することが可能であることを
特徴とする。
【0009】この発明にあっては、磁気記録部を有する
フィルムを使用可能なカメラに於いて、カメラに加わる
衝撃に関する情報が衝撃検出手段で検出され、上記フィ
ルムの磁気記録部に記録される情報が情報生成手段で生
成される。そして、上記衝撃検出手段により衝撃が検出
された際に、上記情報生成手段により生成された情報の
少なくとも一部は、情報変更手段により変更が可能とな
っている。
【0010】またこの発明にあっては、フィルムの露光
状態を表示し得るフィルムカートリッジを使用可能なカ
メラに於いて、上記フィルムカートリッジの露光状態が
露光状態設定手段により設定され、カメラに加わる衝撃
に関する情報が衝撃検出手段で検出される。そして、上
記露光状態設定手段では、上記衝撃検出手段により衝撃
が検出された際に、露光状態の設定を変更することを可
能にしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0012】図1(a)は、この発明の第1の実施の形
態に係るカートリッジ途中交換可能なカメラの実施の形
態を示すブロック構成図である。
【0013】図1(a)に於いて、マイクロコンピュー
タ10はカメラの動作を制御する中枢である。このマイ
クロコンピュータ10には、カメラの基本的制御や動作
するために必要なモータやセンサ、及び各メカニズムが
それぞれの回路を介して図示のように接続されている。
【0014】すなわち、マイクロコンピュータ10に
は、被写体までの距離を測定する測距回路11と、被写
体の輝度を測定する測光回路12と、焦点調整回路13
と、シャッタ/絞り制御回路14と、表示回路15と、
EEPROM16と、衝撃検出回路17とから成る自動
カメラの基本的な制御用回路と、電源回路18と、モー
タ駆動回路19と、記録/再生回路20と、信号処理回
路21と、バーコード検出回路22とが接続されてい
る。
【0015】更に、マイクロコンピュータ10には、パ
ワースイッチ(POWER−SW)、リワインドスイッ
チ(RW−SW)、パトローネスイッチ(PT−S
W)、レリーズスイッチ(REL−SW)及びプリント
スイッチ(PNT−SW)が接続されている。
【0016】パワースイッチ(POWER−SW)はカ
メラの電源システムに連動したメインスイッチであり、
このスイッチがオンされている間は本カメラはマイクロ
コンピュータ10の制御下で動作可能となる。また、リ
ワインドスイッチ(RW−SW)は、撮影途中のフィル
ムをフィルムカートリッジへ巻戻す場合、ユーザにより
手動操作されるスイッチである。
【0017】上記レリーズスイッチ(REL−SW)
は、焦点調整動作と露出動作を開始させるためのスイッ
チである。また、パトローネスイッチ(PT−SW)
は、フィルムカートリッジ27の有無を検出するための
スイッチである。このパトローネスイッチ(PT−S
W)は、カメラ本体にフィルムカートリッジ27が装填
されている場合はオンされ、一方、該カートリッジが非
装填の場合は常にオフの状態が維持される。更に、プリ
ントスイッチ(PNT−SW)は、露光されたフレーム
のプリント枚数を設定するためのスイッチである。
【0018】マイクロコンピュータ10では、後述する
プログラムに基いて、これらのスイッチがオンされたこ
とが入力ポートより検出される。それと同時に、フィル
ム29の「送り出し動作」が、モータ駆動回路19に指
令されて、フィルム給送用モータ24を介してフィルム
駆動機構25に行わせて、該カートリッジ交換機能の自
動化が図られている。
【0019】また、マイクロコンピュータ10では、上
記測距回路11より得られた距離情報に基いて、焦点調
整回路13を制御して焦点調整動作が行われる。更に、
測光回路12より得られた輝度情報に基いて、シャッタ
/絞り制御回路14がマイクロコンピュータ10により
制御されて、フィルム29が露出される。
【0020】上記表示回路15は露出に関する情報やフ
ィルムのフレーム数等を表示するものであり、EEPR
OM16には各種の制御パラメータが記憶されている。
更に、衝撃検出回路17は、カメラに加えられた衝撃を
検出する回路である。また、磁気記録に必要な「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の情報を発生する回路
でもある。
【0021】上記電源回路18は、このカメラを駆動す
るためのバッテリと、このバッテリの電圧を所望の電圧
へ変換するDC/DCコンバータ等が含まれた回路によ
り構成される。また、この電源回路18は、衝撃検出回
路17を除いた全ての回路へ電力を供給する。
【0022】上記モータ駆動回路19は、フィルム給送
用モータ24を介してフィルム駆動機構25と結合され
ている。このフィルム駆動機構25は、フィルムカート
リッジ27と、フィルム巻取り用のスプール28とを駆
動する。
【0023】フィルム29は、フィルムカートリッジ2
7内の図示されないスプールの回転によって、該フィル
ムカートリッジ27の外へ送り出される。この送り出し
動作は、フィルム給送用モータ24と、この駆動により
上記スプールを回転させる後述するギヤ列44、被駆動
ギヤ57、フォーク部材60等から成る駆動機構とによ
り行われる。上記フィルム給送用モータ24の駆動力
は、同時にスプール28にも伝達されており、送り出さ
れたフィルム29がスプール28に伝達すると、このス
プール28に巻取られるようになっている。
【0024】また、フィルムカートリッジ27からフィ
ルム29が送り出されると、このフィルムカートリッジ
27の送り出しの周速V1と、スプール28でフィルム
29を巻取る際の周速V2とは、V1<V2という関係
にある。したがって、フィルム29がスプール28に巻
付いてからは、スプール28によりフィルム給送され
る。
【0025】尚、このフィルム給送用モータ24は、モ
ータ駆動回路19によって駆動されるが、この駆動制御
は後述する所定のプログラムを実行するマイクロコンピ
ュータ10によって総括的に制御されている。
【0026】上記フィルムカートリッジ27とスプール
28間に給送されるフィルム29の近傍には、記録/再
生回路20に接続された磁気ヘッド30と、信号処理回
路21に接続されたフォトリフレクタ(PR1)31、
フォトリフレクタ(PR2)32及びフォトインタラプ
タ(PI)33が、それぞれ配置されている。
【0027】上記フォトリフレクタ31及び32の出力
信号により、マイクロコンピュータ10はフィルム29
のパーフォーレーション(図示せず)を検出することが
できる。そして、この出力信号に基いて、マイクロコン
ピュータ10では、フィルム29の停止位置が検出され
る。また、上記出力信号は、フィルム29へ磁気記録す
る際に必要なタイミング信号の1つともなる。
【0028】また、上記磁気ヘッド30は、記録/再生
回路20により駆動されるもので、フィルム中の磁性体
へのデータ記録や記録済みデータの再生に使用される。
この磁気ヘッド30の再生信号は、記録/再生回路20
によってマイクロコンピュータ10が検出可能な信号に
変換された後、該マイクロコンピュータ10に供給され
る。
【0029】上記フォトインタラプタ33とフィルム2
9の近傍には、フィルム29の移動に連動して回転する
所定のスリットが形成された円板34が設けられてい
る。上記フォトインタラプタ33は、この円板34の回
転速度に応じてアナログ信号を発生する。このアナログ
信号は、信号処理回路21によりデジタルパルス化され
た後、マイクロコンピュータ10に入力される。つま
り、マイクロコンピュータ10は、フォトインタラプタ
33で発生される信号に基いて、フィルム29の移動量
と移動速度を検出することができる。
【0030】したがって、マイクロコンピュータ10で
は、フィルム駆動中にフォトインタラプタ33の信号よ
り移動速度が算出されて磁気記録の記録周波数が決定さ
れる。そして、この周波数に基いて、記録/再生回路2
0へ駆動信号が出力される。
【0031】フィルムカートリッジ27上には、このカ
ートリッジ27内のスプール軸(図示せず)の回転に連
動する円板35が設けられており、この円板35上には
図示されるようなバーコードが印刷されている。このバ
ーコードには、当該フィルムやフィルムカートリッジの
特性に関する情報がコード化されて記録されている。よ
って、このバーコードが判別されることにより、当該フ
ィルムの感度情報、撮影駒数情報及びネガ/ポジ情報等
が入手可能となる。
【0032】また、その初期位置によっては、フィルム
29の露光状態も検出可能である。フィルム29の露光
状態はインジケータによってユーザへ表示される。
【0033】図1(b)は、図1(a)に示されたフィ
ルムカートリッジ27を反対方向から表した図である。
図1(b)に示されるように、インジケータ37は、ス
プール軸に連動して回転するもので、このインジケータ
37は円板35と対向するカートリッジの面に存在して
4つの状態を表すことができる。フィルムカートリッジ
27の裏面に形成された4つ特徴的な形状の窓38a、
38b、38c、38dは、それぞれ「未露光」、「部
分露光」、「全露光」、「現像完了」を示している。そ
して、4つの窓38a〜38dの何れに上記インジケー
タ37が位置してるかにより、当該フィルムの露光状態
が判別できる。
【0034】上記バーコードに記録された情報の読出し
は、上記スプールに固定された円板35がフィルム29
の送り出し方向とは逆方向に回転されながらフォトセン
サ39にて検出されることにより行われる。フォトセン
サ39は、円板35上に光を投光し、その反射光を受光
するフォトリフレクタ(PR)により構成される。これ
により、バーコードの有無によって生じる反射光量の変
化が検出される。
【0035】バーコード検出回路22では、上記フォト
センサ39のアナログ出力がデジタルパルス化されて、
マイクロコンピュータ10に供給される。マイクロコン
ピュータ10では、このデジタルパルスが解読されて上
述した情報が判別される。
【0036】ここで、図2を参照して、上述したフィル
ム駆動機構25の機械的構成について説明する。
【0037】このフィルム駆動機構25は、フィルム巻
取り軸(以下スプールと記す)41と巻戻し軸42を駆
動する単一の駆動源のフィルム給送用モータ(M)24
を有し、更にこのフィルム給送用モータ24とスプール
41とを連結するギヤ列43と、該モータ24と巻戻し
軸42とを連結するギヤ列44を有している。
【0038】前者のギヤ列43は後者のギヤ列44より
ギヤ比が低く設定され、スプール41によるフィルム巻
取り速度が、巻戻し軸42によってカートリッジ(図示
せず)からの送出速度より速く設定されている。
【0039】ギヤ列43は、ワンウェイクラッチ45
と、ギヤ46、47、48とから構成されている。上記
ワンウェイクラッチ45は、フィルム巻取り時にフィル
ム給送用モータ24の駆動力を、ギヤ49及びギヤ4
8、47、46を介してスプール41に伝達し、また、
フィルムがスプール41から離れる際は該モータ24の
駆動力をスプール41に伝達しないように働く。
【0040】これに対し、上記ギヤ列44は、ギヤ5
1、52と、ギヤ53と、太陽ギヤ54及び遊星ギヤ5
5から成る遊星レバー56を有しており、該遊星ギヤ5
6に噛合する太陽ギヤ54にモータ24の駆動力が伝達
される。また、遊星ギヤ55により駆動される被駆動ギ
ヤ57、58が先方2つ設けられており、モータ24の
回転方向により遊星ギヤ55が被駆動ギヤ57、58の
何れかに噛合するかが決定される。
【0041】一方の被駆動ギヤ57は、ワンウェイクラ
ッチ59を介して巻戻し軸42としてフォーク部材60
を駆動する。フィルムカートリッジからフィルムを送出
するためのこのモータ24の駆動力が被駆動ギヤ57に
伝達されると、上記ワンウェイクラッチ59が被駆動ギ
ヤ57とフォーク部材60とを連結し、フィルムをカー
トリッジから送出する。しかし、その送出速度より速く
フィルムがカートリッジ外へ引っ張られた場合は、ワン
ウェイクラッチ59の連結が断たれて、引張力は被駆動
ギヤ57に伝達されない。
【0042】また、他方の被駆動ギヤ58は、ギヤ列6
1を介してフォーク部材60に連結されている。この伝
達機構は、巻戻しのためのモータ24の駆動力が遊星ギ
ヤ55に伝達された際に機能する。
【0043】次に、上述のように構成されたカメラのフ
ィルム給送部に於けるフィルムの「送り出し」、そして
通常撮影時の「巻上げ」及び「巻戻し」の動作について
説明する。
【0044】いま、フィルム給送用モータ24がフィル
ム送り出しのために一方向に回転されると、この回転に
よってギヤ列43が駆動されてスプール41が駆動され
る。これと共に、ギヤ列44が駆動され、遊星ギヤ55
と被駆動ギヤ57が噛合され、巻戻し軸42を介してフ
ォーク部材60が回動される。これにより、フィルムが
送り出される。
【0045】フィルムが送り出されて、スプール41に
巻取られて「送り出し」が完了すると、上述したよう
に、スプール41の巻取り速度(V2)の方が巻戻し軸
42の送り出し速度(V1)より速いので(V1<V
2)、被駆動ギヤ57とフォーク部材60とは、その間
に存在するワンウェイクラッチ59による連結が断たれ
た状態となり、その結果、フォーク部材59のみが回転
される。通常の撮影後の「巻上げ」時にも、同様な動作
によりフォーク部材60が回転される。
【0046】また、「巻戻し」の場合は、上記フィルム
給送用モータ24は、上述した巻取り及び巻上げとは反
対の方向に回転されると、被駆動ギヤ46に伝達された
駆動力は、上記ワンウェイクラッチ45によって被駆動
ギヤ46とスプール41との連結が断絶された状態とな
る。したがって、スプール41は回転されない。
【0047】一方、上記フィルム給送用モータ24が上
述した巻取り(送り出し)時と反対方向に回転される
と、遊星ギヤ55と被駆動ギヤ58とが噛合される。こ
れにより、上記モータ24からギヤ列44の遊星ギヤ5
5に伝達された駆動力は被駆動ギヤ58に伝達される。
そして、更に、ギヤ列61を介してフォーク部材60が
巻戻し方向に回転される。このフォーク部材60の回転
によって、フィルムが巻戻される。
【0048】図3は、衝撃検出回路17のブロック構成
図である。
【0049】衝撃センサ65は、カメラ本体に加えられ
た衝撃に応じて電圧を発生する。衝撃センサ65として
は、例えば圧電セラミックを使用したものがある。これ
は、圧電セラミックが衝撃により変形すると電圧を発生
することを利用したものである。
【0050】衝撃センサ65の出力は微弱であるので、
アンプ66によって増幅される。増幅された衝撃センサ
65の出力は、更にピークホールド回路67へ出力され
る。このピークホールド回路67により、衝撃センサ6
5で検出された衝撃のMAX値を捕えることができる。
このMAX値が、サブマイクロコンピュータ70内のA
/Dコンバータ71へ入力される。
【0051】尚、ピークホールド回路67を必要とする
理由は、衝撃検出回路17の消費電力を少なくしたいか
らである。衝撃検出回路17の電力は、コイン電池等の
バックアップ74電源から供給される。したがって、電
源回路18のバッテリが取り外されても動作可能であ
る。
【0052】衝撃検出回路17は、「年」、「月」、
「日」、「時」、「分」のカレンダー情報を発生する機
能を有している。この機能は、カメラからバッテリの有
無にかかわらず、動作し続けることが望ましい。さもな
ければ、ユーザはバッテリ交換の度にカレンダー情報の
初期設定を行うことになり、不便である。
【0053】また、カメラ本体にバッテリが装着されて
いない場合でも、ユーザが誤ってカメラを落下させれば
カメラへは衝撃が加わることになる。したがって、バッ
テリ装着の有無にかかわらず、衝撃検出はできなければ
ならない。
【0054】ところが、常に、衝撃検出回路17を動作
させ続けるためには、なるべく少ない電力で動作させる
必要がある。マイクロコンピュータ10は、動作スピー
ドの速いものを使うほど消費電力が大きくなる。したが
って、常に動作し続けなければならない回路システムに
マイクロコンピュータ10を利用する場合は、動作スピ
ードの速いものは使用することができない。
【0055】カメラが受ける衝撃は一瞬で終わるため、
正確に衝撃の程度を検出するにはマイクロコンピュータ
の処理速度を速めたい。しかしながら、上述した理由に
よって、所望の処理速度のマイクロコンピュータを使用
することはできない。遅い処理速度のマイクロコンピュ
ータで一瞬の衝撃を検出するためには、ピークホールド
回路67が必要となる。
【0056】A/Dコンバータ71へは、ピークホール
ド回路67の出力以外にトリマ抵抗68が発生する判定
電流が入力される、サブマイクロコンピュータ70は、
衝撃を検出すると、衝撃程度と発生時のカレンダー情報
を合わせてRAM72へ記憶する。全ての衝撃がカメラ
に対してダメージを与えるわけではない。記憶すべき情
報は、カメラにダメージを与えたと思われる衝撃情報の
みである。必要があるか否かの判定値は、トリマ抵抗6
8の発生する電圧で変更可能となっている。
【0057】衝撃センサ65の出力と実際のカメラへ与
えるダメージとの関係は、理論的に求めることは困難で
ある。したがって、実際にカメラへ衝撃を加えてダメー
ジの程度を測定するしかない。それ故、判定値は任意に
変更できることが望ましい。
【0058】尚、この実施の形態では、トリマ抵抗を用
いているが、EEPROMへ判定値を記憶しておき、マ
イクロコンピュータ10と通信することで判定値を入力
してもよい。
【0059】サブマイクロコンピュータ70に接続され
たカレンダー修正スイッチ(SW)73は、カレンダー
情報を修正する際に必要なスイッチである。カレンダー
情報の修正は、バックアップ電源74を交換した時に必
要となる。カレンダー情報はサブマイクロコンピュータ
70に接続された時計回路75により発生される。カレ
ンダー情報の表示は、表示回路76によって行われる。
【0060】サブマイクロコンピュータ70とマイクロ
コンピュータ10は、通信ライン77によって結ばれて
いる。そして、マイクロコンピュータ10の指令に基い
て、サブマイクロコンピュータ70は衝撃情報とカレン
ダー情報を送信する。通信端子78は、マイクロコンピ
ュータ10の動作とは関係なくサブマイクロコンピュー
タ70と通信するために必要となる。この通信端子78
を利用することで、マイクロコンピュータ10によって
制御されるシステムが衝撃によって破壊されるような事
態となったとしても、衝撃検出回路17が無事であれ
ば、衝撃情報を取り出すことができる。
【0061】図4は、磁気ヘッド30と、フォトリフレ
クタ31及び32と、フォトインタラプタ39のカメラ
内に於ける配置を示した図である。
【0062】同図に於いて、フレーム番号(#1)がア
パーチャ81に正しく対向している状態である。フォト
リフレクタ31は、フィルム29が巻上げられる方向に
移動した時のフィルム29の停止位置を検出するために
設けられたセンサである。フィルム29上のフレームの
位置は、2つの隣接するパーフォレーションにより規定
されるので、図示のフレーム番号1は、パーフォレーシ
ョン820 と821 によりこの位置が決定される。巻上
げ方向へフィルムが移動する場合は、パーフォレーショ
ン820 とフォトリフレクタ31により、フレーム番号
1は、アパーチャ81に対して位置決めが可能である。
【0063】また、フォトリフレクタ32は、フィルム
29が巻戻し方向に移動された時のフィルム29の停止
位置を検出するために設けられたセンサである。パーフ
ォレーション823 とフォトリフレクタ32より、フレ
ーム番号1は、アパーチャ81に対して位置決めが可能
である。
【0064】フォトリフレクタ31は、パーフォレーシ
ョンに対して巻戻し方向へ、図示のΔ1だけオフセット
された位置に配される。尚、上記Δ1は巻上げ方向にフ
ィルムが移動される際に発生するオーバーラン量を表し
ている。
【0065】フォトリフレクタ32は、パーフォレーシ
ョンに対して巻上げ方向へ、図示のΔ2だけオフセット
された位置に配される。尚、上記Δ2は巻戻し方向にフ
ィルムが移動される際に発生するオーバーラン量を表
す。
【0066】磁気ヘッド30は、フォトリフレクタ31
の中心軸上に配置されている。磁気情報の記録エリア
は、撮影フレームの下側に2箇所(フレーム用記録エリ
ア1と2)存在し、パーフォレーション821 と822
の間(Δ3)に位置されている。磁気記録する際は、フ
ォトリフレクタ31によりパーフォレーションを検出し
て、磁気ヘッド30の制御を行えば、Δ3の間に情報の
記録ができる。
【0067】次に、図5乃至図7のフローチャートを参
照して、マイクロコンピュータ10の動作について説明
する。
【0068】カメラを使用するユーザによってパワース
イッチPOWER−SWがオンされると、マイクロコン
ピュータ10はパワーオンリセットされる。そして、先
ずステップS1にて、I/Oポートの初期化、メモリの
初期化、マイクロコンピュータ10に接続されている回
路の初期化等が行われる。
【0069】次いで、ステップS2にて、表示回路15
へカメラの動作状態を示すデータが出力される。このス
テップS2は周期的に行われるので、表示回路15には
常に新しいカメラの状態を示す情報が表示される。そし
て、ステップS3に於いて、パトローネスイッチPT−
SWに変化がないか否かが判定される。ここで、パトロ
ーネスイッチPT−SWのオフかオンの変化が検出され
た時はステップS4へ移行し、該スイッチに変化がない
時はステップS17へ移行する。
【0070】ステップS4では、フィルムカートリッジ
27のスプール軸が回転されて、バーコードからフィル
ム29の情報が読出される。フィルム29の情報には、
撮影枚数や感度が含まれている。更に、バーコードの初
期位置からフィルムの使用状態が検出される。すでに説
明したように、バーコードに連動して回転するインジケ
ータの位置は、フィルムの使用状態を表わしているの
で、インジケータの状態を判定すれば、当該フィルムが
「未露光」、「部分露光」、「全露光」、「現像完了」
の4つの状態の何れであるかが判明する。
【0071】続くステップS5では、インジケータの状
態が「全露光」、或いは「現像完了」を示していないか
が判定される。ここで、「全露光」若しくは「現像完
了」であれば、撮影はできないので、ステップS6へ移
行して警告表示等が行われる。一方、上記ステップS5
にて「全露光」、「現像完了」の何れにも該当しなけれ
ばステップS7へ移行する。
【0072】ステップS7では、EEPROM16の衝
撃情報を記憶したエリアからデータが読出される。次い
で、ステップS8に於いて、読出されたデータに基い
て、カメラにダメージを与えるような衝撃が加えられた
ことがあるか否かが判定される。ここで、衝撃の来歴が
なければステップS13へ移行し、来歴がある場合はス
テップS9へ移行する。
【0073】ステップS9では、ユーザに対して撮影を
行うことを止めるように促す警告表示が行われる。その
後、ステップS10にて、パトローネスイッチPT−S
Wの状態の検出が行われる。
【0074】ユーザは、上記警告表示に従って撮影動作
を止めるならば、カメラに装填されたフィルムカートリ
ッジを取り出せばよい。フィルムカートリッジを取り出
す動作によるパトローネスイッチPT−SWの変化が検
出されると、上記ステップSへ移行する。一方、パトロ
ーネスイッチPT−SWの変化がなければ、ステップS
11へ移行する。
【0075】このステップS11では、警告表示を開始
してから所定時間が経過したか否かが判定される。ここ
で、所定時間経過していなければ、上記ステップS9へ
移行する。一方、所定時間の間警告表示が行われてもフ
ィルムカートリッジが取り出されない場合は、ユーザは
カメラにダメージが生じたことを納得したうえで撮影動
作を行いたいことを示している。したがって、ステップ
S12へ移行する。
【0076】ステップS12では、読出されたインジケ
ータの状態が、「部分露光」であるか「未露光」である
かが判定される。ここで、「部分露光」である場合はス
テップS13へ移行し、「未露光」である場合はステッ
プS15へ移行する。
【0077】ステップS13では、フィルム29がフィ
ルムカートリッジ27から送り出されてスプール28に
巻付けられる。更に、フレーム#1から順番にフィルム
29が巻上げられ、この巻上げ中に磁気データの再生が
行われて、未露光フレーム(磁気データの存在しないフ
レーム)の検出動作が行われる。そして、未露光フレー
ムが検出されると、ステップS14に移行して未露光フ
レームの先頭フレームがアパーチャと対向するように位
置決めされる。その後、ステップS2へ移行する。
【0078】これに対し、ステップS15では、フィル
ム29がフィルムカートリッジ27から送り出されてス
プール28に巻付けられる。そして、ステップS16に
て、フレーム#1がアパーチャ81と対向するように位
置決めされる。その後、ステップS2へ移行する。
【0079】上記ステップS3からステップS17へ移
行すると、リワインドスイッチRW−SWの状態が検出
される。このスイッチは、撮影が完全に終了していない
が、何らかの理由によってユーザがフィルムカートリッ
ジ27を交換したいと思った時に操作される。リワイン
ドスイッチRW−SWの操作が検出されると、ステップ
S18へ移行する。このステップS18では、フィルム
29がフィルムカートリッジ27へ巻戻される。
【0080】ステップS19では、EEPROM16の
衝撃情報が記憶されたエリアから、データが読出され
る。次いで、ステップS20にて、EEPROM16の
データに基いて、衝撃があったか否かが判定される。こ
こで、該データ上に衝撃の来歴が存在する場合はステッ
プS23へ移行し、来歴がなければステップS21へ移
行する。
【0081】ステップS21では、インジケータの設定
が「部分露光」にされる。「部分露光」のフィルムカー
トリッジが再度カメラに装填されると、カメラ側ではフ
ィルム上の磁気情報に基いて、未露光から撮影ができる
ようにフィルムが給送される。
【0082】一方、ステップS22では、警告表示が行
われる。カメラ本体に衝撃が加えられ、正しく撮影が行
われていないフレームが存在するフィルムで再度撮影動
作を行うことは危険である。したがって、ユーザに対し
てこのフィルムカートリッジを使用しないように警告す
る必要がある。そのため、ステップS23に移行して、
リワインドスイッチRW−SWの状態が検出される。
【0083】ここで、上記ステップS22の警告表示に
かかわらず、フィルムカートリッジを再度使用したいユ
ーザは、リワインドスイッチRW−SWを再度操作すれ
ばよい。つまり、再度リワインドスイッチRW−SWが
操作されると、ステップS21へ移行して、インジケー
タが「部分露光」へ設定される。一方、上記ステップS
23にて、操作スイッチに変化がなければステップS2
4へ移行する。
【0084】ステップS24では、警告表示が開始され
てから所定時間が経過したか否かが判定される。ここ
で、所定時間が経過していない時はステップS22へ移
行する。これに対し、所定時間経過してもリワインドス
イッチRW−SWに変化がない時は、ユーザが警告表示
を認めたものと判定され、ステップS25へ移行する。
【0085】ステップS25では、インジケータが「全
露光」へ設定される。この動作によって、このフィルム
カートリッジが再度カメラへ装填されても、撮影するこ
とはできない。
【0086】また、上記ステップS17に於いて、リワ
インドスイッチRW−SWの状態に変化がない時は、ス
テップS26に移行して、プリントスイッチPNT−S
Wの状態が検出される。プリントスイッチPNT−SW
は、フィルム上の磁気記録する情報の1つであるプリン
ト枚数を設定するためのスイッチである。このプリント
スイッチPNT−SWが1回操作される毎にプリント枚
数は1枚ずつ増える。
【0087】ステップS26にて、プリントスイッチP
NT−SWが操作されるとステップS27へ移行して、
プリント枚数を示すレジスタPNTCNTが最大枚数に
達っしているか否かが判定される。ここで、最大枚数で
ない場合は、続くステップS28に於いて、PNTCN
Tがインクリメント(+1)されるとして上記ステップ
S2へ移行する。一方、PNTCNTが最大枚数になっ
ている場合は、ステップS29へ移行し、PNTCNT
がクリア(−0)される。その後、ステップS上記ステ
ップS2へ移行する。
【0088】このように、ステップS26〜S29の処
理ステップの動作によって、ユーザは、0〜最大枚数の
間の任意のプリント枚数を設定することができる。
【0089】上記ステップS26に於いて、プリントス
イッチPNT−SWに変化がない場合は、ステップS3
0へ移行する。
【0090】ステップS30では、レリーズスイッチR
EL−SWの状態が検出される。ここで、レリーズスイ
ッチREL−SWがオンされた時は、撮影動作が行われ
るため、ステップS31へ移行する。一方、レリーズス
イッチREL−SWがオフならばステップS48へ移行
する。
【0091】ステップS31では、測距回路11より、
被写体までの距離情報が入力される。この情報に基いて
焦点調整回路13が制御されて、被写体に対して焦点が
合わせられる。それと共に、測光回路12から被写体の
輝度情報が入力されて、この輝度情報に基いてシャッタ
秒時と絞り値が決定される。
【0092】ステップS32では、シャッタ/絞り制御
回路14が制御されて、フィルム29が露光される。続
くステップS33では、衝撃検出回路17に対して、カ
レンダー情報が転送されるよう指示される。すると、下
記表1に示されるようなフォーマットで、サブマイクロ
コンピュータ70によりマイクロコンピュータ10へデ
ータが転送される。そして、表1に示されるデータが読
込まれる。
【0093】
【表1】
【0094】そして、ステップS34では、サブマイク
ロコンピュータ70から、カレンダー情報に続いて衝撃
情報がマイクロコンピュータ10へ転送される。このデ
ータは、下記表2に示されるようなフォーマットに基い
て転送される。
【0095】
【表2】
【0096】次いで、ステップS35に於いて、衝撃の
有無が判定される。上記表2に示された5番目のデータ
が「00000000」ならば衝撃はないことを示して
いる。この場合は、ステップS37へ移行する。そうで
ない場合は、ステップS36へ移行して、上記表2に示
された情報がEEPROM16に記憶される。
【0097】ここで、衝撃情報は、サブマイクロコンピ
ュータ70内のRAM72にも記憶されている。しか
し、不測の事態に備えて、このようにEEPROM16
へも記憶される。このように、カメラの2箇所に衝撃情
報が記憶されることとなるので、衝撃情報が残る確率が
高くなる。衝撃情報が残っている方が、カメラの故障の
解析がよりやりやすくなる。
【0098】ステップS37では、記録エリア1へ磁気
記録されるデータが作成される。下記表3は、作成され
るデータの一例を示したものである。
【0099】
【表3】
【0100】ここで、プリント枚数は、上記ステップS
26〜S29の動作ステップに於いてPNTCNTへ設
定された値である。
【0101】ステップS38では、上記ステップS35
と同様の方法で衝撃の有無の判定が行われる。ステップ
S38にて衝撃がないと判定された場合はステップS4
0へ移行し、衝撃がある場合はステップS39へ移行す
る。
【0102】ステップS39では、プリント枚数情報
(上記表3参照)が変更される。この変更方法として
は、例えば以下の様な方法が考えられる。
【0103】方法1)プリント枚数情報を0枚に設定す
る。カメラに衝撃が加えられた時は正しく撮影出来ない
と判定し、プリントは禁止する。 方法2)プリント可能な枚数の最少値である1枚に設定
する。ユーザがプリント枚数を0に設定している時は0
とし、2以上の枚数を設定している時は、1に強制的に
変更する。 方法3)衝撃センサの出力値は、サブマイクロコンピュ
ータから通信によって入力できる。そこで、衝撃の程度
によって上記方法1または方法2を選択する。衝撃が大
きい時は方法1を、衝撃が小さい時は方法2をそれぞれ
選択すればよい。
【0104】ステップS40では、記録エリア2へ磁気
記録するデータが作成される。下記表4は、作成される
データの一例を示したものである。
【0105】
【表4】
【0106】次に、ステップS41に於いて、上記ステ
ップS35と同様の方法で衝撃の有無が判定される。こ
こで、衝撃がないと判定された場合はステップS44へ
移行し、衝撃があると判定された場合はステップS42
へ移行する。
【0107】ステップS42では、記録エリア2へ磁気
記録される情報が、上記表4に示されたデータから、下
記表5に示されたデータに変更される。
【0108】
【表5】
【0109】上記表5に示されたデータは、サブマイク
ロコンピュータ70から通信によって送られるデータ
(表2)と、更に衝撃を意味するテキスト「SHOC
K」である。この動作によって、衝撃の情報はサブマイ
クロコンピュータ70内のRAM72とマイクロコンピ
ュータ10に接続されたEEPROM16以外に、フィ
ルム29上にも記録されることとなり、カメラに不測の
事態が発生しても、より情報が残される確率が向上し
て、都合がよい。
【0110】ステップS43では、ユーザに対して警告
表示が所定時間の間行われる。次いで、ステップS44
にて、露光されたフレームが巻上げられると共に設定さ
れたデータが記録エリア1とエリア2へ磁気記録され
る。エリア1とエリア2に記録された情報は、ユーザが
フィルムカートリッジの現像を依頼することで内容の確
認が可能である。この場合、現像焼付け装置によって磁
気情報は読出される。そして、読出された情報は、印画
紙上へ印字(出力)される。
【0111】次に、ステップS45に於いて、最終フレ
ームの撮影が終了したか否かの判定が行われる。ここ
で、最終フレームでなければ上記ステップS2へ移行す
る。一方、最終フレームの撮影が終了した時はステップ
S46へ移行し、フィルム29がフィルムカートリッジ
27内へ巻戻される。
【0112】ステップS47では、インジケータが「全
露光」の位置へ設定される。その後、上記ステップS2
へ移行する。
【0113】そして、ステップS48では、パワースイ
ッチPOWER−SWの状態が検出される。ここで、パ
ワースイッチPOWER−SWがオンされている時は、
引続き動作が続けられるため、上記ステップS2へ移行
する。一方、パワースイッチPOWER−SWがオフの
時はマイクロコンピュータ10の動作が停止される。
【0114】図8は、衝撃検出回路17内のサブマイク
ロコンピュータ70の動作を説明するフローチャートで
ある。以下、このサブマイクロコンピュータ70の動作
について説明する。
【0115】衝撃検出回路17にバックアップ電源74
が装填されると、サブマイクロコンピュータ70はパワ
ーオンリセットされ、動作が開始される。そして、先
ず、ステップS61にて、RAM72の内容がクリアさ
れる。サブマイクロコンピュータ70のRAM72に
は、衝撃センサ65の出力値や、カレンダー情報等が記
憶される。
【0116】次いで、ステップS62にて、カレンダー
情報を発生する時計回路の初期化が行われる。ステップ
S63では、時計回路75からカレンダー情報が入力さ
れる。そして、ステップS64にて、表示回路15へ表
示情報が出力される。この表示情報には、カレンダー情
報、衝撃センサ65の出力値等が含まれる。また、上記
ステップS64の動作は、周期的に行われるので、常に
新しい衝撃検出回路17の動作状態が表示されることに
なる。
【0117】ステップS65に於いては、カレンダー修
正スイッチ73が操作されているか否かが判定される。
ここで、カレンダー操作スイッチ73が操作されている
時は、ステップS66へ移行する。このステップS66
では、カレンダー修正スイッチ73の操作に応じてカレ
ンダー情報の修正が行われる。次いで、ステップS67
にて、修正されたカレンダー情報が時計回路75へ出力
される。
【0118】一方、上記ステップS65に於いて、カレ
ンダー修正スイッチ73に変化がない時は、ステップS
68へ移行する。そして、このステップS68に於い
て、マイクロコンピュータ10から通信要求がないか否
かが判定される。ここで、通信要求があればステップS
69へ移行し、通信要求がなければステップS71へ移
行する。
【0119】このステップS69では、上記表1に示さ
れたカレンダー情報がマイクロコンピュータ10へ転送
される。そして、続くステップS70では、RAM72
から衝撃情報が読出されて、マイクロコンピュータ10
へ転送される。ここで転送されるデータは、上記表2に
示されている。
【0120】ステップS71では、ピークホールド回路
67の出力がA/D変換されることで、衝撃センサ65
の出力が測定される。次いで、ステップS72では、ト
リマ抵抗68の電圧が測定されることで判定値が入力さ
れる。そして、ステップS73にて、ピークホールド回
路67のリセット端子にリセット信号が出力される。こ
の動作により、ピークホールド回路67が捕えた衝撃セ
ンサ65の出力は消失する。この動作は、次の測定動作
のために必要な動作である。
【0121】この後、ステップS74に於いて、衝撃セ
ンサ65の出力値とトリマ抵抗68による判定値が比較
される。ここで、衝撃センサ65の出力が上記判定値よ
り小さい時は、記憶する必要はないので、上記ステップ
S63へ移行する。一方、衝撃の値が判定値より大きい
時は、カレンダー情報と衝撃値が合わされてRAM72
へ記録され、そして次の測定動作のためにステップS7
5へ移行する。
【0122】このように、第1の実施の形態によれば、
衝撃が加えられたカメラで撮影された写真を誤ってプリ
ントすることが少なり、またプリントした時は衝撃に関
する情報が印画紙に印字されるので、ユーザはカメラの
状態を確実に知ることができる。
【0123】以上、第1の実施の形態では、磁気記憶部
を有するフィルムを利用するカメラに衝撃検出手段を配
置して、カメラが衝撃を受けた場合の対処方法について
述べた。以下に述べる第2の実施の形態では、CCD等
の撮像素子を用いて撮影が可能な電子スチルカメラに衝
撃検出手段を配置した例について説明する。
【0124】図9は、この発明の第2の実施の形態に係
る電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。
【0125】図9に於いて、システムコントローラ85
は、CPU(中央処理装置)若しくはDSP(デジタル
信号プロセッサ)等により構成されるもので、カメラ全
体の制御を司るものである。このシステムコントローラ
85には、測光回路86と、測距回路87と、撮像素子
であるCCD88を駆動するための撮像素子駆動回路8
9と、衝撃検出回路90と、不揮発性記憶回路91と、
レンズ駆動回路92と、電源回路93と、LCDモニタ
94と、画像記録メディア95と、通信回路96と、操
作スイッチ(SW)97とが接続されている。
【0126】上記測光回路86は、被写体の輝度を測定
し、この輝度情報をシステムコントローラ85に出力す
る。システムコントローラ85は、この輝度情報に基い
て、CCD88の積分時間(シャッタ秒時)を決定す
る。
【0127】測距回路87は、被写体までの距離を測定
し、この情報をシステムコントローラ85に出力する。
システムコントローラ85は、この距離情報に基いてレ
ンズ駆動回路92を制御し、アクチュエータ98を介し
て撮影レンズ99の形成する被写体像をCCD88上に
結像させる。
【0128】上記撮像素子駆動回路89は、CCD88
を駆動するためのタイミング発生回路や、CCD88の
出力をデジタルデータに変換するためのA/Dコンバー
タ等を含んで構成される。
【0129】上記衝撃検出回路90は、図3に示された
衝撃回路17と同じ構成であるので説明は省略する。
【0130】不揮発性記憶回路91は、例えばEEPR
OMに代表されるメモリが使用されている。EEPRO
Mは、システムを制御する際に必要な制御パラメータが
記憶されている。
【0131】電源回路93は、カメラシステムを駆動す
るためのバッテリと、このバッテリの電圧を所望の電圧
へ変換するDC/DCコンバータ等により構成されてい
る。
【0132】LCDモニタ94は、CCD88から取り
込まれた画像データが表示される。また、このLCDモ
ニタ94上には、カメラの動作状態を示す情報も表示さ
れる。
【0133】上記画像記録メディア95は、CCD88
により取り込まれた画像データを記憶するためのもので
ある。代表的な記録メディアとしては、ハードディス
ク、フロッピーディスク、フラッシュメモリ等である。
これらの記録メディアは、カメラシステムに着脱自在で
ある。
【0134】上記通信回路96は、カメラシステムにパ
ーソナルコンピュータ101が接続されたときに、この
回路を通して画像データが出力されるものである。
【0135】また、操作スイッチ97は、ユーザがカメ
ラに対して所望の動作を実行させるために操作するスイ
ッチである。
【0136】次に、図10のフローチャートを参照し
て、この発明の第2の実施の形態の動作について説明す
る。
【0137】図10は、システムコントローラ85の動
作を説明するフローチャートである。
【0138】操作スイッチ97の1つであるパワースイ
ッチ(POWER−SW)がオンされると、システムの
動作が開始される。そして、先ずステップS81にて、
I/Oポートの初期化、メモリの初期化、システムコン
トローラ85に接続された回路の初期化等が行われる。
【0139】次いで、ステップS82にて、測距回路8
7から被写体までの距離情報が入力される。そして、こ
の距離情報に基いて、撮影レンズ99がレンズ駆動回路
92、アクチュエータ98を介して所定の位置へ駆動さ
れる。
【0140】ステップS83では、測光回路86から被
写体の輝度情報が入力される。この輝度情報に基いて、
シャッタ秒時(CCD88の積分時間)が決定される。
そして、ステップS84にて、撮像素子駆動回路89が
制御されて、所定の積分時間でCCD88が駆動され
る。
【0141】ステップS85では、撮像素子駆動回路8
9が制御されて、CCD88から画像データが取込まれ
る。次いで、ステップS86にて、EEPROM95の
衝撃情報が記憶されたエリアよりデータが読出される。
【0142】そして、ステップS87に於いて、読出さ
れたデータに基いて、カメラに異状をきたすような衝撃
が加えられたことがあるか否かが判定される。ここで、
衝撃の来歴がなければステップS88へ移行し、衝撃の
来歴があればステップS89に移行する。
【0143】ステップS88では、上記ステップS85
で入力された画像データがLCDモニタ94上へ表示さ
れる。また、ステップS89では、画像データと警告文
若しくは警告を示すマークが、LCDモニタ94上に表
示される。これは、ユーザに対して撮影動作を停止させ
るための動作である。
【0144】次に、ステップS90に於いて、操作スイ
ッチ97の1つであるリセットスイッチ(RESET−
SW)の状態が検出される。ここで、リセットスイッチ
(RESET−SW)が操作されている場合はステップ
S91に移行し、操作されていない場合はステップS9
2に移行する。
【0145】ステップS91では、EEPROMに記憶
された衝撃情報がクリアされる。この動作によって、上
記ステップS89で行われる警告動作は停止される。
【0146】上述した第1の実施の形態では、警告動作
をユーザが停止させるための機能は述べられていない。
この第2の実施の形態にあっては、電子スチルカメラは
銀塩フィルムを利用するカメラと異なり、撮影された画
像が直ちにユーザによって確認することが可能となって
いる。したがって、ユーザ自身によってカメラが正しく
動作していると判定が可能な場合は、警告表示が行われ
ることをユーザは煩わしく感じることがある。こうした
場合は、第2の実施の形態によれば、ユーザの判断によ
って警告表示を停止させることが可能であるので、上述
した煩わしさを解消することができ、便利である。
【0147】ステップS92では、操作スイッチ97の
1つであるレリーズスイッチ(REL−SW)の状態が
検出される。ここで、レリーズスイッチ(REL−S
W)が操作されている場合は、撮影動作が行われるた
め、ステップS93へ移行する。一方、レリーズスイッ
チ(REL−SW)が操作されていない場合はステップ
S104へ移行する。
【0148】ステップS93及びS94の処理動作は、
上記ステップS84及びS85とほぼ同じ動作であり、
上記ステップS83で決定されたシャッタ秒時に基いて
CCD88が積分され、画像データが取り込まれる。
【0149】ステップS95では、衝撃検出回路90か
らカレンダー情報が入力される。更に、ステップS96
にて、衝撃検出回路90から衝撃情報が入力される。次
いで、ステップS97に於いて、上記衝撃情報に衝撃の
データが存在するか否かが判定される。ここで、上記衝
撃データが存在する場合は、ステップS98に移行して
EEPROM95に該データが記憶される。一方、上記
衝撃データが存在しない場合はステップS96に移行す
る。
【0150】尚、上記ステップS95〜S98の処理動
作は、上述した第1の実施の形態に於ける図7のフロー
チャートのステップS33〜S36とほぼ同じである。
【0151】次に、ステップS99では、画像データが
画像記録メディア95に適応されたデータフォーマット
(例えばJPEG)へ変換される。そして、ステップS
100にて、カレンダー情報が、変換された画像データ
に組込まれる。
【0152】ステップS101に於いて、更に衝撃情報
が存在する場合はステップS102へ移行し、ない場合
はステップS103へ移行する。そして、ステップS1
02にて、上記画像データに衝撃情報も組込まれる。こ
の画像データは、続くステップS103にて、画像記録
メディア95に格納される。
【0153】ユーザは、この画像データをパーソナルコ
ンピュータのCRTディスプレイに表示させたり、プリ
ントアウトすることによって視認することが可能であ
る。そして、画像データには、衝撃情報も組込まれてい
るので、画像に異状が発見されたときに、カメラ側の異
状か、ユーザの撮影方法の問題であるかを判定すること
ができる。
【0154】また、ステップS104に於いては、パワ
ースイッチ(POWER−SW)の状態が検出される。
このスイッチがオフ状態であれば、ステップS105に
移行して、システムダウンに必要な処理が行われた後、
システムコントローラ95の動作が停止される。
【0155】一方、上記ステップS104にてパワース
イッチ(POWER−SW)がオンであれば、ステップ
S106に移行してパーソナルコンピュータ(PC)1
01からの通信要求の有無が判定される。ここで、通信
要求があればステップS107へ移行し、なければ上記
ステップS82に移行する。
【0156】ステップS107では、画像記録メディア
95に記憶されている画像データが読出される。そし
て、続くステップS108にて、読出された画像データ
が、システムコントローラ85によって通信回路96を
介してパーソナルコンピュータ101へ転送される。
【0157】そして、ステップS109に於いて、全て
の画像データが転送されたことが確認されると、上記ス
テップS82に移行する。
【0158】このように、電子スチルカメラに於いて
も、衝撃が加えられたカメラで撮影された写真を誤って
出力することが少なり、ユーザはカメラの状態を確実に
知ることができる。
【0159】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0160】すなわち、 (1) 情報記録部を有するフィルムを使用可能なカメ
ラに於いて、カメラに加わる衝撃に関する情報を検出す
る衝撃検出手段と、上記フィルムへ上記情報を磁気記録
するための記録手段と、上記フィルム上へ記録される情
報を作成する作成手段と、上記衝撃検出手段の出力に応
じて上記作成手段の作成する情報の一部を変更する情報
変更手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0161】(2) 上記情報変更手段の変更する情報
には、少なくともプリント枚数指示情報が含まれること
を特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0162】(3) 上記情報変更手段の変更する情報
には、少なくとも撮影条件情報が含まれることを特徴と
する上記(1)に記載のカメラ。
【0163】(4) フィルムカートリッジに設けられ
たフィルムの使用状態を示すインジケータを検出する使
用状態検出手段と、カメラに加えられた衝撃を検出する
衝撃検出手段を有するカメラシステムに於いて、該カメ
ラシステムは、上記フィルムカートリッジが装填された
際に、上記使用状態検出手段の出力に応じて実行すべき
所定の動作を、上記衝撃検出手段の出力に応じて制限す
ることを特徴とするカメラシステム。
【0164】(5) フィルム使用状態に応じてフィル
ムカートリッジのインジケータを設定する使用状態設定
手段と、カメラに加えられた衝撃を検出する衝撃検出手
段を有するカメラシステムに於いて、該カメラシステム
は、所定の操作を行うことで露光されたフィルムを上記
フィルムカートリッジへ収納し、上記使用状態設定手段
を用いて所定の状態へ上記インジケータを設定する際
に、上記衝撃検出手段が衝撃を検出している時は、上記
インジケータを所定の状態へ設定することを制限するこ
とを特徴とするカメラシステム。
【0165】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フィル
ム上へ磁気記録が可能なフィルムを使用可能なカメラに
於いて、カメラ本体に衝撃が加わったか否かの情報をユ
ーザに対して明確に告知することを可能にし、衝撃が加
えられたカメラで撮影されたフィルムでユーザが不必要
にプリントすることを防止し、ユーザが新たにフィルム
カートリッジを装填して不用意に撮影動作を行うことの
ないカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明の第1の実施の形態に係る
カートリッジ途中交換可能なカメラの実施の形態を示す
ブロック構成図、(b)は、同図(a)に示されたフィ
ルムカートリッジ27を反対方向から表した図である。
【図2】フィルム駆動機構25の機械的構成について説
明する図である。
【図3】図1の衝撃検出回路17のブロック構成図であ
る。
【図4】磁気ヘッド30と、フォトリフレクタ31及び
32と、フォトインタラプタ39のカメラ内に於ける配
置を示した図である。
【図5】第1の実施の形態に於けるマイクロコンピュー
タ10の動作について説明するフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態に於けるマイクロコンピュー
タ10の動作について説明するフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態に於けるマイクロコンピュー
タ10の動作について説明するフローチャートである。
【図8】衝撃検出回路17内のサブマイクロコンピュー
タ70の動作を説明するフローチャートである。
【図9】この発明の第2の実施の形態に係る電子スチル
カメラの構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施の形態に於けるシステムコントロ
ーラ85の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ、 11 測距回路、 12 測光回路、 13 焦点調整回路、 14 シャッタ/絞り制御回路、 15 表示回路、 16 EEPROM、 17 衝撃検出回路、 18 電源回路、 19 モータ駆動回路、 20 記録/再生回路、 21 信号処理回路、 22 バーコード検出回路、 24 フィルム給送用モータ、 25 フィルム駆動機構、 27 フィルムカートリッジ、 28 スプール、 29 フィルム、 30 磁気ヘッド、 31 フォトリフレクタ(PR1)、 32 フォトリフレクタ(PR2)、 33 フォトインタラプタ(PI)、 34、35 円板、 37 インジケータ、 38a、38b、38c、38d 窓、 39 フォトセンサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部を有するフィルムを使用可能
    なカメラに於いて、 カメラに加わる衝撃に関する情報を検出する衝撃検出手
    段と、 上記フィルムの磁気記録部に記録される情報を生成する
    情報生成手段と、 上記衝撃検出手段により衝撃が検出された際に、上記情
    報生成手段により生成された情報の少なくとも一部を変
    更することが可能な情報変更手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記情報変更手段は、上記フィルムの現
    像枚数に関する情報及び撮影条件に関する情報の少なく
    とも一方を変更することを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ。
  3. 【請求項3】 フィルムの露光状態を表示し得るフィル
    ムカートリッジを使用可能なカメラに於いて、 上記フィルムカートリッジの露光状態を設定する露光状
    態設定手段と、 カメラに加わる衝撃に関する情報を検出する衝撃検出手
    段と、を具備し、 上記露光状態設定手段は、上記衝撃検出手段により衝撃
    が検出された際に、露光状態の設定を変更することが可
    能であることを特徴とするカメラ。
JP11063801A 1999-03-10 1999-03-10 カメラ Withdrawn JP2000258835A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7738198B2 (en) 2005-07-22 2010-06-15 Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. Imaging device, lens drive control method and recording medium

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