JP2000258771A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000258771A
JP2000258771A JP11059913A JP5991399A JP2000258771A JP 2000258771 A JP2000258771 A JP 2000258771A JP 11059913 A JP11059913 A JP 11059913A JP 5991399 A JP5991399 A JP 5991399A JP 2000258771 A JP2000258771 A JP 2000258771A
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Sunao Kurihara
直 栗原
Nobuaki Yamada
信明 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックライトからの光の透過量を液晶素子に
おいて調整し、さらにいくつかの色成分を取り出して加
色混合することによりカラーの映像を現出する液晶表示
装置において、カラーの映像を得るに当たってバックラ
イトから出射された光の利用効率を改善する。 【解決手段】 単一の発色光である青色光を発光するバ
ックライト10を液晶素子20の背後に配置する。液晶
素子20を透過してきたバックライト10からの青色光
を赤色光に変換する赤色変換層31と、透過してきた青
色光を緑色光に変換する緑色変換層32と、青色光をそ
のまま透過させる青色部分33とを有する色変換膜材3
0を液晶素子20の前面に配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータのディスプレイやテレビジョン受像機の表示画面
として用いられるものであって、バックライトからの光
の透過量を液晶素子において調整し、さらにいくつかの
色成分を取り出して加色混合することによりカラーの映
像を現出する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の液晶表示装置を図5によ
って説明する。液晶素子52の背後に白色光を発光する
バックライト51が配されており、さらに液晶素子52
の前面に光の3原色であるR(赤),G(緑),B
(青)の各フィルタ領域53R,53G,53Bを有す
るカラーフィルタ53を配している。光源であるバック
ライト51から出射された白色光を液晶素子52を透過
させた上でカラーフィルタ53に透過させるが、液晶素
子52において光の透過量を調整することにより、R,
G,Bの各フィルタ領域53R,53G,53Bを透過
する各色成分の光量割合を調整することにより、所望の
カラーの映像を現出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
は次のような問題点がある。赤のフィルタ領域53Rは
白色光から赤色スペクトル成分のみを取り出し、緑のフ
ィルタ領域53Gは白色光から緑色スペクトル成分のみ
を取り出し、青のフィルタ領域53Bは白色光から青色
スペクトル成分のみを取り出すもので、いずれも白色光
の光エネルギーの一部を取り出し、残りの部分は吸収さ
れてしまうため、エネルギーロスすなわち光の利用光量
の低下による輝度低下が生じるという問題があった。換
言すれば、一定の輝度を確保するためには、バックライ
トから出射する白色光の光量を増大しなければならず、
バックライトにおける消費電力が過剰に大きくなってし
まうという問題があった。
【0004】ところで、光源を青色光の単一光とし、こ
の青色光を色変換膜材に透過させる技術として特開平9
−179512号公報に開示されたものがある。ただ
し、それは非常灯、案内灯、道路標識、広告灯などにか
かわるものであって、表示内容が常に同じの固定パター
ンとなっており、本発明が対象とする映出させる色が変
化する状態でカラー表示する液晶表示装置とは異なるも
のである。また、この公報の色変換膜材は、赤色変換蛍
光色素と緑色変換蛍光色素との両者を渾然一体に混合し
膜の全面にわたって均一分布の状態で分散させたもので
あり、入射した青色光の一部を赤色光に変換し、また別
の一部を緑色光に変換し、残りはそのまま青色光として
透過させるものであって、透過してきた赤色光と緑色光
と青色光を加色混合して最終的には白色光を得るように
している。すなわち、色変換膜材から出射される光は常
に白色光となるようにしている。これでは、映出させる
色が変化するカラーの映像を得ることはできない。換言
すれば、次のようにいうことができる。最終目標として
白色光を得たいのであるが、青色光からいきなりダイレ
クトに白色光に変換することは不可能である。そこで、
中間の媒体として、加色混合によって白色光を得るため
の元になる赤色光と緑色光とを得ようとし、そのために
色変換膜材を利用している。青色光から赤色光を得るこ
とおよび青色光から緑色光を得ることは最終目標ではな
い。それはあくまで中間段階の事象であるにすぎない。
青色光からダイレクトに白色光を得ることができないこ
とを理由として、やむなく中間媒体の色変換膜材によっ
て得た赤色光と緑色光と青色光とを加色混合することに
より白色光を得るようにしているのである。
【0005】これでは、赤色光と緑色光と青色光とを互
いに全く分離して出射させようとする本発明とは異な
る。
【0006】また、この公報においては、最も前面の表
示パネルにおいては固定パターンの表示内容を得るため
にカラーフィルタを貼り付けている。この点において
も、カラーフィルタをなくそうとしている本発明とは異
なる。
【0007】また、透過する光量を調整する液晶素子を
用いておらず、かつ上記のように赤色変換蛍光色素と緑
色変換蛍光色素とを全面にわたって均一分散させてい
る。
【0008】このようなわけで、この公報には本発明の
技術的思想を示唆するものはないといってよい。
【0009】本発明は上記した課題の解決を図るべく、
上記の公報とは関係なしに創作したものであって、バッ
クライトからの光の透過量を液晶素子において調整し、
さらにいくつかの色成分を取り出して加色混合すること
によりカラーの映像を現出する液晶表示装置において、
バックライトから出射された光の利用効率を向上させる
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる液晶表
示装置は、次のような構成となっている。液晶素子の背
後に配したバックライトからの光を液晶素子が透過する
が、その液晶素子の前面にバックライトの発色光を異な
る色に変換する色変換膜材を配してある。
【0011】この場合の好ましい態様として、バックラ
イトとして単一の発色光を発するものとし、さらにその
バックライトとして青色光を発光するバックライトとす
ることがあげられる。さらに、好ましい態様として、3
原色を得るために、色変換膜材として、青色光を赤色光
に変換する赤色変換層と、赤色光を緑色光に変換する緑
色変換層と、青色光をそのまま透過させる青色部分とを
有するものとして構成することがあげられる。
【0012】色変換というのは、入射光の波長スペクト
ルがもつエネルギーを別の波長スペクトルの光のエネル
ギーに変換して出射することである。例えば入射する光
が青色光であるとき、青色光の波長スペクトルがもつ波
動エネルギーが色変換膜材を構成する蛍光物質(原子)
のエネルギーバンドにおいてより高いレベルへの励起を
行い、その高いレベルから低いレベルへ落ちたときのポ
テンシャルエネルギーから波動エネルギーへの変換によ
り、青色光とは別の波長スペクトルの光が放出される。
【0013】以下、説明の都合上、好ましい態様につい
て述べる。赤色変換層においては入射した青色光が色変
換されて赤色光が放出される。緑色変換層においては入
射した青色光が色変換されて緑色光が放出される。青色
部分においては色変換する必要がないので青色光をその
まま青色光として透過させる。赤色変換層に対応した液
晶素子の光量調整領域での光量調整により赤色変換層か
ら放出されてくる赤色光の輝度が決まる。同様に、緑色
変換層に対応した液晶素子の光量調整領域での光量調整
により緑色変換層から放出されてくる緑色光の輝度が決
まる。青色部分に対応した液晶素子の光量調整領域での
光量調整により青色部分から放出されてくる青色光の輝
度が決まる。以上のように個々に輝度が決まった赤色光
と緑色光と青色光とが加色混合されることにより、その
混合割合に対応した色あいの光が出射される。
【0014】カラーフィルタを用いる従来の技術の場合
には、赤のフィルタ領域で白色光から赤色スペクトル成
分のみを取り出したときのエネルギーロスや、緑のフィ
ルタ領域で白色光から緑色スペクトル成分のみを取り出
したときのエネルギーロスが相当に大きいのに対して、
色変換膜材を用いる本発明の場合には、エネルギーロス
が少ない。すなわち、本発明によれば、カラーの映像を
得るに当たってバックライトから出射された光の利用効
率が改善されることになる。
【0015】上記は好ましい態様での説明であった。本
発明は必ずしも3原色を得ることに限るものではない。
少なくとも2つの任意の色のスペクトル成分を加色混合
して所望の色あいのマルチカラー(多色)の映像を得る
ものであればよい。もちろん3つ以上の色のスペクトル
成分を加色混合してマルチカラーまたはフルカラーの映
像を得るものでもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる液晶表示
装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は実施の形態の液晶表示装置の基本要
素である1画素分の構成を模式的に示すものである。図
1において、符号の10は単一の発色光として青色光を
発光するバックライト、20は透過する光量を調整する
液晶素子、30は液晶素子20を透過してきたバックラ
イト10からの単一の発色光である青色光(B)を赤色
光(R)に変換する領域と緑色光(G)に変換する領域
と青色光(B)のまま透過させる領域とを有する色変換
膜材である。液晶素子20の背後にバックライト10が
配され、液晶素子20の前面に色変換膜材30が配され
た構造となっている。
【0018】青色発光のバックライト10としては、例
えば蛍光材料として青色の蛍光材料のみを内周面に塗布
してある青色蛍光管を用いる。このほかに、青色EL素
子(EL:Electro Luminescent;エレクトロルミネセ
ント)や青色発光ダイオードなどがある。
【0019】液晶素子20としてはTFT−LCD、P
ALC(プラズマ・アドレス・リキッド・クリスタル−
ディスプレイ)などのアクティブマトリクス型液晶素子
またはパッシブマトリクス型液晶素子を用いることがで
きる。
【0020】図2はパッシブマトリクス型液晶素子20
の1画素分の概略構造を示す。一対の基板21,21の
互いに対向する内面に互いに直角の状態で透明電極2
2,22が形成され、一対の基板21,21間に液晶2
3が封入され、各基板21,21の外面にそれぞれ偏光
板24,24が積層されている。
【0021】なお、アクティブマトリクス型液晶素子の
場合には、一方の基板にTFT(Thin Film Transisto
r:薄膜トランジスタ)やMIM(Metal Insulator Met
al)などのアクティブ素子が形成されることになる。液
晶素子にはTN(Twisted Nematic)、STN(Super-T
wisted Nematic)、IPS(In-Plane Switching)、V
A(Vertical Alignment)など様々な液晶モードが存在
するが、各モードで液晶を制御するための配向膜が対向
する透明電極22,22や基板21,21の内面に形成
されている(図示せず)。直交する上下の透明電極2
2,22に対してどのように駆動電圧を印加するかによ
って、光の透過率を調整するようになっている。
【0022】液晶素子20は、青色発光のバックライト
10からの光を背面から入射し、光量を制御する状態で
表面から色変換膜材30に向けて出射する。光量の制御
については、透過する光量割合を任意に調整する光量調
整機能でもよいし、光を透過する状態と遮断する状態と
の2状態をオン/オフ的に得る光シャッタ機能でもよ
い。
【0023】図3は色変換膜材30の1画素分の概略構
造を示す。液晶素子20を透過してきた青色光(B)を
赤色光(R)に変換する赤色変換層31と、液晶素子2
0を透過してきた青色光(B)を緑色光(G)に変換す
る緑色変換層32と、液晶素子20を透過してきた青色
光(B)をそのまま透過させる青色部分33とを支持体
34上に形成し、その上を保護膜35で被覆することに
より色変換膜材30を構成してある。
【0024】赤色変換層31や緑色変換層32を形成す
る色変換要素の構成として大別して次の3つの形態があ
る。まず、蛍光色素を透明媒質中に分散させたものがあ
る。また、蛍光色素を透明な固体の担体樹脂中に溶解さ
せた顔料でもよい。あるいは蛍光色素単独のものもあ
る。
【0025】なお、青色光から赤色光への蛍光変換効率
は一般的に低いものであることから、所要の変換効率を
得るために、青色光から赤色光への色変換要素を複数種
類混合するとよい。また、青色光から緑色光への色変換
要素を複数種類混合してもよい。
【0026】色変換要素に用いる樹脂は透明な材料で、
可視光で50%以上の透過率を有するものが好ましい。
例えば、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメ
チルメタクリレート、ポリビニルアルコールなどの透明
樹脂がある。
【0027】色変換膜材30において赤色変換層31と
緑色変換層32と青色部分33とを平面的に分離して配
置する方法として、フォトリソグラフィ法、印刷法、真
空蒸着法、スパッタリング法などがある。
【0028】フォトリソグラフィ法を用いる場合には、
透明な感光性樹脂に蛍光色素を有する顔料を混合したも
のをスピンコートなどで成膜し、露光、現像、焼成を行
うことによって色変換膜材においての平面的な分離配置
を行う。また、印刷法を用いる場合には、透明樹脂に蛍
光色素を混合してなる印刷インキを使用し、印刷を行う
ことによって色変換膜材においての平面的な分離配置を
行う。また、真空蒸着法またはスパッタリング法を用い
る場合には、必要な色変換層をマスクを介して成膜する
ことによって平面的な分離配置を行う。
【0029】色変換膜材の膜厚については、バックライ
トからの発光を充分に吸収し、蛍光を発生する機能を妨
げるものでなければ制限はなく、蛍光色素により若干異
なるが、通常は10nm〜1mm程度が適当である。
【0030】また、特に色変換膜材が蛍光色素と樹脂か
らなるものにおいては、蛍光色素の濃度が問題となる
が、蛍光の濃度消光を起こすことなく、かつ、バックラ
イトからの発光を充分に吸収できる範囲の濃度であれば
よい。蛍光色素の種類によるが、使用する樹脂に対して
1〜10-4mol/kgの濃度が適している。
【0031】液晶素子20をパッシブマトリクス型にす
る場合の具体例について述べる。基板21として厚さ
1.1mmの透明ガラス基板を用いた。マグネトロンス
パッタリング装置を用いて、通常のスパッタリング法に
よりITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウム錫)の
ターゲットで透明ガラス基板に対してITO膜を成膜し
て透明な電極22を形成した。成膜条件については、基
板間隔距離50mm、流量4.0sccm(standard c
c per minute:標準立方センチメートル毎分)、投入パ
ワー0.5W/cm2 であり、得られたITO膜の膜厚
は100nmであった。
【0032】通常のフォトリソグラフィ法により、透明
電極としてのITO膜を成膜した基板において所定の電
極パターンを形成し、HBr(臭化水素)などのITO
エッチャントを用いてITO膜を電極パターンにエッチ
ングし、洗浄を行い、ITO膜による透明電極が形成さ
れた基板を得た。
【0033】この基板に対してスピンコート法により配
向膜を塗布し、乾燥、焼成を行った。液晶がTN(ツイ
ストネマチック)モードで動作するように配向膜をラビ
ングした。
【0034】上記のようにして作製した一対の基板を貼
り合わせ、通常の真空注入法により液晶を注入し、封止
した。
【0035】液晶を注入した基板21,21に対して上
下の偏光板24,24を互いに直交する状態で貼り合わ
せ、パッシブマトリクス型の液晶素子20を得た。
【0036】緑色変換層32を次のように形成した。ガ
ラス基板をスクリーン印刷機にセットし、0.03mo
l/kgのクマリン6と、バインダ樹脂としてポリ塩化
ビニル樹脂(平均分子量2万)と、溶剤としてシクロヘ
キサノンに溶解したインキ(粘度8000cps(セン
チポアズ))とをガラス基板上に印刷し、80℃でベー
クして、20μm膜厚の緑色変換層32を形成した。
【0037】また、赤色変換層31を次のように形成し
た。ガラス基板をスクリーン印刷機にセットし、0.0
3mol/kgのクマリン6と、4重量パーセントのロ
ーダミン6GとローダミンBをベンゾグアナミン樹脂中
に練り込んだ蛍光顔料と、バインダ樹脂としてポリ塩化
ビニル樹脂(平均分子量2万)と、溶剤としてシクロヘ
キサノンに溶解したインキ(粘度8000cps)とを
ガラス基板上に印刷し、80℃でベークして、20μm
膜厚の赤色変換層31を形成した。
【0038】青色部分33はバックライトの青色光をそ
のまま透過させるので、透明樹脂で形成した。なお、そ
のまま何も形成せずに空間を確保するだけでもよい。
【0039】以上のようにして得られたバックライト1
0と液晶素子20と色変換膜材30とを組み立てること
により液晶表示装置を作製した。その液晶表示装置の1
画素分の構造を図4に示す。液晶素子20において上下
にある電極22,22‥のうち下側の3つの電極22の
1つずつが、赤色変換層31と緑色変換層32と青色部
分33のそれぞれに位置対応している。
【0040】この液晶表示装置において、各液晶素子2
0を全透過状態として、バックライト10を点灯させた
ところ、3原色の各画素についての輝度比が、 R(赤):G(緑):B(青)=2:7.2 :1 となり、ホワイトバランスは良好であった。
【0041】バックライト10の光の利用効率は、従来
の技術の場合に比べて、1.5倍以上も向上していた。
【0042】以上、3原色を得る場合の実施の形態につ
いて説明してきたが、本発明は次のように構成したもの
も含むものである。
【0043】(1)バックライト10が青色光を発光す
るものであることを前提に、色変換膜材30として、青
色部分33がなく、赤色変換層31と緑色変換層32と
を備えているものを用いるような構成。赤色光と緑色光
との加色混合によるマルチカラーの映像が得られる。
【0044】(2)バックライト10が青色光を発光す
るものであることを前提に、色変換膜材30として、緑
色変換層32がなく、赤色変換層31と青色部分33と
を備えているものを用いるような構成。赤色光と青色光
との加色混合によるマルチカラーの映像が得られる。
【0045】(3)バックライト10が青色光を発光す
るものであることを前提に、色変換膜材30として、赤
色変換層31がなく、緑色変換層32と青色部分33と
を備えているものを用いるような構成。緑色光と青色光
との加色混合によるマルチカラーの映像が得られる。
【0046】(4)バックライト10として、青色光に
代えて、緑色光を発光するものを用いるような構成。こ
の場合、色変換膜材30としては、緑色光を赤色光に色
変換する赤色変換層と、緑色光をそのまま透過させる緑
色部分とを備えたものとする。
【0047】(5)バックライトとして、青色光、赤色
光、緑色光ではない単一の発色光を発光するものを用い
る。例えば、橙色光を発光するバックライトを用いる。
そして、色変換膜材として、その橙色光を赤色光に色変
換する赤色変換層と、橙色光を緑色光に色変換する緑色
変換層とを備えたものとする。バックライトの発色光は
橙以外でもよい。
【0048】(6)バックライトとして緑色光を発光す
るものを用い、色変換膜材として、緑色光を赤色光に色
変換する赤色変換層と、緑色光をそのまま透過させる緑
色部分とを備えたものとする。
【0049】(7)バックライトとして黄橙色光を発光
するものを用い、色変換膜材として、黄橙色光を赤色光
に色変換する赤色変換層と、黄橙色光を緑色光に色変換
する緑色変換層とを備えたものとする。
【0050】(8)以上のことから普遍化していうと、
任意の色C0 の光を発光するバックライトに対して、色
0 をそれぞれ任意の色Ci (i=1,2‥)に変換す
る2つ以上の色変換層を有する色変換膜材を配置する。
色変換層のうち1つはバックライトの色C0 と同じつま
り色C0 をそのまま透過させるものであってもよい。例
えば、色変換膜材として色C0 を色C1 ,C2 ,C3
4 ,C5 に変換する5つの色変換層を有するものとし
たり、色C1 ,C2 ,C3 ,C4 に変換する4つの色変
換層と色C0 の部分との組み合わせとしたりできる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、バックライト、液晶素
子およびバックライトからの発色光を色変換する色変換
膜材から構成したので、従来技術のカラーフィルタを透
過させる場合に比べて、エネルギーロスが少なく、光の
利用効率が向上する。その結果として、バックライトに
おける消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかわる液晶表示装置
の基本要素である1画素分の構成を模式的に示す断面図
【図2】 実施の形態におけるパッシブマトリクス型液
晶素子の1画素分の概略構造を示す断面図
【図3】 実施の形態における色変換膜材の1画素分の
概略構造を示す断面図
【図4】 実施の形態の液晶表示装置の1画素分のより
詳しい断面構造を示す断面図
【図5】 従来の技術にかかわる液晶表示装置の概略の
断面図
【符号の説明】
10…バックライト、20…液晶素子、21…基板、2
2…透明電極、23…液晶、24…偏光板、30…色変
換膜材、31…赤色変換層、32…緑色変換層、33…
青色部分、34…支持体、35…保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA01X FA08X FA08Z FA41X FA41Z FA43X FA43Z FA44Z FA45Z FA50X FB02 FB12 FB13 FC02 FC10 FC12 FC22 FD04 GA06 GA13 HA07 HA10 HA18 LA03 LA15 LA16 5G435 AA03 AA04 BB12 CC12 EE25 FF00 GG00 GG12 HH06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶素子を透過してくるバックライトの
    発色光を異なる色に変換する色変換膜材を備えている液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 バックライトはその発色光を青色光とす
    るものである請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 色変換膜材は青色光を赤色光に変換する
    赤色変換層と赤色光を緑色光に変換する緑色変換層と青
    色光をそのまま透過させる青色部分とを有している請求
    項2に記載の液晶表示装置。
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