JP2000258609A - マイクロレンズ基板、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型表示装置 - Google Patents

マイクロレンズ基板、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型表示装置

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JP2000258609A
JP2000258609A JP11065225A JP6522599A JP2000258609A JP 2000258609 A JP2000258609 A JP 2000258609A JP 11065225 A JP11065225 A JP 11065225A JP 6522599 A JP6522599 A JP 6522599A JP 2000258609 A JP2000258609 A JP 2000258609A
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JP
Japan
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microlens
substrate
liquid crystal
crystal panel
resin layer
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JP11065225A
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Nobuo Shimizu
信雄 清水
Hideto Yamashita
秀人 山下
Shinichi Yotsuya
真一 四谷
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】そり、たわみ、剥離等の欠陥が生じにくいマイ
クロレンズ基板を提供すること。 【解決手段】マイクロレンズ基板1Aは、多数の凹部6
が設けられたガラス基板2と、かかるガラス基板2の凹
部6が設けられた面に樹脂層4を介して接合されたガラ
ス層3とを有しており、また、樹脂層4では、凹部6内
に充填された樹脂によりマイクロレンズ7が形成されて
いる。マイクロレンズ基板1Aでは、マイクロレンズ非
形成領域100に、樹脂層4の厚さが均一で、かつ、ガ
ラス基板2の厚さを薄くすることにより形成された均一
厚さ部分81を有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、マイクロレンズ基
板、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクリーン上に、画像を投影する投射型
表示装置が知られている。
【0003】このような投射型表示装置では、その画像
形成に主として液晶パネル(液晶光シャッター)が用い
られている。
【0004】この液晶パネルは、例えば、各画素を制御
する薄膜トランジスター(TFT)と個別電極とを有す
る液晶駆動基板(TFT基板)と、ブラックマトリック
スや共通電極等を有する液晶パネル用対向基板とが、液
晶層を介して接合された構成となっている。
【0005】このような構成の液晶パネル(TFT液晶
パネル)では、液晶パネル用対向基板の画素となる部分
以外のところにブラックマトリックスが形成されている
ため、液晶パネルを透過する光の領域は制限される。こ
のため、光の透過率が下がる。
【0006】かかる光の透過率を高めるべく、液晶パネ
ル用対向基板には、各画素に対応する位置に多数の微小
なマイクロレンズが設けられたものが知られている。こ
れにより、液晶パネル用対向基板を透過する光は、ブラ
ックマトリックスに形成された開口に集光され、光の透
過率が高まる。
【0007】図8は、液晶パネル用対向基板に用いられ
るマイクロレンズ基板の従来の構造を示す模式的な縦断
面図である。
【0008】同図に示すように、マイクロレンズ基板9
00は、多数の凹部906が設けられたガラス基板90
2と、かかるガラス基板902の凹部906が設けられ
た面に樹脂層(接着剤層)904を介して接合されたガ
ラス層903とを有しており、また、樹脂層904で
は、凹部906内に充填された樹脂によりマイクロレン
ズ907が形成されている。
【0009】このようなマイクロレンズ基板900は、
液晶パネルを製造する際に、通常、加熱工程を経る。
【0010】このとき加熱により、マイクロレンズ基板
900には、そり、たわみ等が生じる場合があった。ま
た、極端な場合には、ガラス層903が、ガラス基板9
02から剥離することもあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、そ
り、たわみ、剥離等の欠陥が生じにくいマイクロレンズ
基板、および、かかるマイクロレンズ基板を備えた液晶
パネル用対向基板、液晶パネル、さらには、投射型表示
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(22)の本発明により達成される。
【0013】(1) 多数の凹部が設けられたガラス基
板と、該ガラス基板に樹脂層を介して接合されたガラス
層とを有し、前記凹部内に充填された樹脂によりマイク
ロレンズが構成されたマイクロレンズ基板であって、マ
イクロレンズ形成領域内における樹脂層の最大厚さをT
max 、マイクロレンズ形成領域内における樹脂層の最小
厚さをTmin としたとき、マイクロレンズ形成領域外に
おける樹脂層の厚さTが、Tmin <T≦Tmax なる関係
を満足する部分を有することを特徴とするマイクロレン
ズ基板。
【0014】(2) 前記マイクロレンズ形成領域外の
全面積をS1 、前記マイクロレンズ形成領域外におい
て、前記式Tmin <T≦Tmax を満足する部分の面積を
2 としたとき、0.2≦S2 /S1 ≦1なる関係を満
足する上記(1)に記載のマイクロレンズ基板。
【0015】(3) 前記マイクロレンズ形成領域外に
おける前記樹脂層の平均厚さをTavr としたとき、T
min <Tavr ≦Tmax なる関係を満足する上記(1)ま
たは(2)に記載のマイクロレンズ基板。
【0016】(4) 前記マイクロレンズ形成領域外に
おける前記樹脂層の平均厚さをTavr としたとき、1.
1Tmin ≦Tavr ≦0.9Tmax なる関係を満足する上
記(1)または(2)に記載のマイクロレンズ基板。
【0017】(5) 前記マイクロレンズ形成領域は、
マイクロレンズ基板の中央部に形成され、かつ、四角形
をなしており、その四角形の各辺の近傍に、前記式T
min <T≦Tmax を満足する部分を有する上記(1)な
いし(4)のいずれかに記載のマイクロレンズ基板。
【0018】(6) 前記マイクロレンズ形成領域外に
おける前記樹脂層の局所的な平均厚さをΔTavr とした
とき、該ΔTavr がマイクロレンズ基板の縁部に向かっ
て漸減する傾向を有する部位を有する上記(1)ないし
(5)のいずれかに記載のマイクロレンズ基板。
【0019】(7) 前記Tmax と前記Tmin とが、
1.3≦Tmax /Tmin ≦30なる関係を満足する上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載のマイクロレンズ
基板。
【0020】(8) 前記マイクロレンズ形成領域外
に、前記樹脂層の厚さが均一な部分を有する上記(1)
ないし(7)のいずれかに記載のマイクロレンズ基板。
【0021】(9) 前記マイクロレンズ形成領域外の
前記式Tmin <T≦Tmax を満足する領域内に、前記樹
脂層の厚さが均一な部分を有する上記(1)ないし
(8)のいずれかに記載のマイクロレンズ基板。
【0022】(10) 前記樹脂層の厚さが均一な部分
の面積は、前記マイクロレンズ形成領域外の面積の30
%以上を占める上記(8)または(9)に記載のマイク
ロレンズ基板。
【0023】(11) 前記樹脂層は、前記マイクロレ
ンズ形成領域外に、前記マイクロレンズとほぼ相似形状
の凸部を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに
記載のマイクロレンズ基板。
【0024】(12) 前記凸部は、前記マイクロレン
ズ形成領域外のほぼ全域にわたって多数設けられている
上記(11)に記載のマイクロレンズ基板。
【0025】(13) 前記式Tmin <T≦Tmax を満
足する部分は、前記マイクロレンズ形成領域外における
前記ガラス基板の厚さを調整することによって形成され
ている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のマ
イクロレンズ基板。
【0026】(14) 前記式Tmin <T≦Tmax を満
足する部分は、前記マイクロレンズ形成領域外における
前記ガラス層の厚さを調整することによって形成されて
いる上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のマイ
クロレンズ基板。
【0027】(15) 前記式Tmin <T≦Tmax を満
足する部分は、前記凹部を形成する際に同時に形成され
たものである上記(1)ないし(14)のいずれかに記
載のマイクロレンズ基板。
【0028】(16) 上記(1)ないし(15)のい
ずれかに記載のマイクロレンズ基板と、前記ガラス層上
に設けられた透明導電膜とを有することを特徴とする液
晶パネル用対向基板。
【0029】(17) 上記(1)ないし(15)のい
ずれかに記載のマイクロレンズ基板と、前記ガラス層上
に設けられたブラックマトリックスと、該ブラックマト
リックスを覆う透明導電膜とを有することを特徴とする
液晶パネル用対向基板。
【0030】(18) 上記(16)または(17)に
記載の液晶パネル用対向基板を備えたことを特徴とする
液晶パネル。
【0031】(19) 個別電極を備えた液晶駆動基板
と、該液晶駆動基板に接合された上記(16)または
(17)に記載の液晶パネル用対向基板と、前記液晶駆
動基板と前記液晶パネル用対向基板との空隙に封入され
た液晶とを有することを特徴とする液晶パネル。
【0032】(20) 前記液晶駆動基板はTFT基板
である上記(19)に記載の液晶パネル。
【0033】(21) 上記(18)ないし(20)の
いずれかに記載の液晶パネルを備えたライトバルブを有
し、該ライトバルブを少なくとも1個用いて画像を投射
することを特徴とする投射型表示装置。
【0034】(22) 画像を形成する赤色、緑色およ
び青色に対応した3つのライトバルブと、光源と、該光
源からの光を赤色、緑色および青色の光に分離し、前記
各光を対応する前期ライトバルブに導く色分離光学系
と、前記各画像を合成する色合成光学系と、前記合成さ
れた画像を投射する投射光学系とを有する投射型表示装
置であって、前記ライトバルブは、上記(18)ないし
(20)のいずれかに記載の液晶パネルを備えたことを
特徴とする投射型表示装置。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明におけるマイクロレンズ基
板には、個別基板およびウエハーの双方を含むものとす
る。
【0036】本発明者は、前述したマイクロレンズ基板
900に生じるそり、たわみ、剥離等の欠陥の原因を調
査、研究した結果、かかる原因は、マイクロレンズ形成
領域909における樹脂層904の厚さと、マイクロレ
ンズ非形成領域908における樹脂層904の厚さとが
大きく異なっていることに起因することを突き止めた。
詳しくは、以下のように説明できる。
【0037】すなわち、マイクロレンズ基板900で
は、マイクロレンズ形成領域909には多数の凹部90
6が形成されているのに対し、マイクロレンズ非形成領
域908ではガラス基板902の本来の厚さが保持され
ている。このため、マイクロレンズ基板900では、マ
イクロレンズ形成領域909における樹脂層904の厚
さと、マイクロレンズ非形成領域908における樹脂層
904の厚さとが大きく異なったものとなっている。
【0038】しかも、マイクロレンズ基板900では、
ガラス基板902と樹脂層904とは、異なる材料で構
成されている。両者の材料が異なるので、両者の熱膨張
係数も異なったものとなる(通常、ガラス基板902を
構成する材料よりも樹脂層904を構成する材料の方が
はるかに熱膨張係数が大きい。)。このため、マイクロ
レンズ基板900が加熱等により温度上昇したときに、
マイクロレンズ形成領域909とマイクロレンズ非形成
領域908とでは、樹脂層904の熱膨張の度合いが大
きく異なる。これが結果として、マイクロレンズ基板9
00のそり、たわみ、剥離等の欠陥となって現われる。
【0039】本発明は、かかる知見に基づくものであ
る。すなわち本発明は、マイクロレンズ形成領域とマイ
クロレンズ非形成領域とにおいて、樹脂層の厚さが相違
することによって生じる熱膨張の度合いの差を緩和する
ことにより、上記問題を解決するものである。以下、本
発明を、添付図面に示す好適な実施の形態に基づき、詳
細に説明する。
【0040】図1〜4は、本発明のマイクロレンズ基板
の、各実施の形態を示す模式的な縦断面図である。
【0041】これらの図に示すように、本発明のマイク
ロレンズ基板1A、1B、1Cおよび1Dは、多数の凹
部6が設けられたガラス基板(マイクロレンズ用凹部付
き基板)2と、かかるガラス基板2の凹部6が設けられ
た面に中間層として樹脂層(接着剤層)4を介して接合
されたガラス層(カバーガラス)3とを有しており、ま
た、樹脂層4では、凹部6内に充填された樹脂によりマ
イクロレンズ7が形成されている。
【0042】このようなマイクロレンズ基板1A、1
B、1Cおよび1Dは、2つの領域、すなわち、マイク
ロレンズ形成領域99とマイクロレンズ非形成領域10
0とを有している。ここで、マイクロレンズ形成領域9
9とは、ガラス基板2に入射した光を集光するために用
いられるマイクロレンズ7が形成されている領域をい
う。ただし、マイクロレンズ基板の製造方法によって
は、最外周のマイクロレンズは不良となりやすい場合が
ある。このため、マイクロレンズ基板の中には、最外周
のマイクロレンズの不良を防止するために、マージン
(予備)として、有効なマイクロレンズ7の外側にも例
えば数列から数十列程度の使用されないマイクロレンズ
を設ける場合がある。よって、マイクロレンズ形成領域
99には、かかるマージンとしてのマイクロレンズが設
けられた部位も含むものとする。なお、本明細書では、
かかる事情から、マイクロレンズ7には、通常、マージ
ンとしてのマイクロレンズも含めるものとする。一方、
マイクロレンズ非形成領域100とは、マイクロレンズ
7(有効なマイクロレンズ7およびマージンとしてのマ
イクロレンズ)が形成されていない領域、すなわち、マ
イクロレンズ形成領域99の外側の領域をいう。
【0043】本発明者は、上記問題点を解決すべく検討
を重ねた結果、このようなマイクロレンズ基板におい
て、マイクロレンズ形成領域99における樹脂層4の最
大厚さをTmax 、マイクロレンズ形成領域99における
樹脂層4の最小厚さをTmin としたとき、マイクロレン
ズ非形成領域100における樹脂層4の厚さTが、T
min <T≦Tmax ……(I)なる関係を満足する部分
を、マイクロレンズ非形成領域100に設けることに到
達した。なお、かかる式(I)は、1.1Tmin ≦T≦
0.9Tmax 、さらには、1.25Tmin ≦T≦0.7
5Tmaxに置換可能である。
【0044】このような部分をマイクロレンズ基板に設
けることにより、マイクロレンズ形成領域99とマイク
ロレンズ非形成領域100とにおける、樹脂層4の熱膨
張の度合いの差を小さくすることができる。これによ
り、マイクロレンズ基板のそり、たわみ等の欠陥が抑制
される。
【0045】このような効果を特に有効に得る観点から
は、マイクロレンズ基板は、マイクロレンズ非形成領域
100の全面積をS1 とし、前記式(I)を満足する部
分の面積をS2 としたとき、0.2≦S2 /S1 ≦1…
…(II)なる関係を満足することが好ましい。すなわ
ち、かかる式(II)を満足するマイクロレンズ基板で
は、前述した効果をより顕著に得ることができるように
なる。なお、かかる式(II)は、0.3≦S2 /S1
1なる関係を満足することがより好ましく、0.5≦S
2 /S1 ≦1なる関係を満足することがさらに好まし
い。
【0046】図5は、本発明のマイクロレンズ基板の実
施形態を模式的に示す平面図である。図5では、一例と
して、マイクロレンズ基板1Aを示しているが、マイク
ロレンズ基板1B、1Cおよび1Dでも同様である。
【0047】図5に示すように、マイクロレンズ基板1
Aは、ほぼ長方形(四角形)をなしている。その中央部
には、ほぼ長方形(四角形)のマイクロレンズ形成領域
99が形成されている。この領域の外周部がマイクロレ
ンズ非形成領域100となっている。換言すれば、マイ
クロレンズ基板1Aでは、マイクロレンズ基板1Aの中
央部に位置するマイクロレンズ形成領域99の外周を、
マイクロレンズ非形成領域100が囲むような構成とな
っている。
【0048】このようなマイクロレンズ基板1Aでは、
前記式(I)を満足する部分は、マイクロレンズ形成領
域99がなす四角形の各辺の近傍に(例えば、図5中網
かけ線の範囲で示すように)、それぞれ少なくとも1箇
所設けられていることが好ましい。これにより、マイク
ロレンズ基板1Aの各方向(四方)で、マイクロレンズ
基板1Aのそり、たわみ等の欠陥を抑制することができ
る。なお、マイクロレンズ非形成領域100の、前記式
(I)を満足する部分以外の部分は、例えば、ガラス基
板2の本来の厚さが保持されている(樹脂層4の厚さが
一定となっている)。
【0049】また、マイクロレンズ基板1Aでは、前記
式(I)を満足する部分は、マイクロレンズ形成領域9
9の外周部を囲むように(例えば、図5中枠89で囲ま
れた範囲(図5中ドットが付された範囲)で示すよう
に)設けられていることがより好ましい。これにより、
マイクロレンズ基板1Aのそり、たわみ等の欠陥を、よ
り好適に抑制することができる。
【0050】さらには、マイクロレンズ基板1Aでは、
前記式(I)を満足する部分は、マイクロレンズ非形成
領域100の全体(例えば、図5中斜線および網かけ線
で示す範囲全体)にわたって設けられていることがさら
に好ましい。これにより、マイクロレンズ基板1Aの全
体にわたって、マイクロレンズ基板1Aのそり、たわみ
等の欠陥を抑制することができる。
【0051】また、前述したような効果を特に有効に得
る観点からは、マイクロレンズ基板は、マイクロレンズ
非形成領域100における樹脂層4の平均厚さをTavr
としたとき、Tmin <Tavr ≦Tmax ……(III )なる
関係を満足することが好ましい。すなわち、樹脂層4の
平均厚さTavr をこの範囲内とすると、マイクロレンズ
形成領域99とマイクロレンズ非形成領域100とにお
ける樹脂層4の熱膨張の度合いの差をより小さくするこ
とができ、マイクロレンズ基板のそり、たわみ等の欠陥
がより好適に抑制される。なお、かかる式(III )は、
1.1Tmin ≦Tavr ≦0.9Tmax なる関係を満足す
ることがより好ましく、1.2Tmin ≦Tavr ≦0.8
max なる関係を満足することがさらに好ましい。
【0052】さらに、同様の観点からは、マイクロレン
ズ基板は、マイクロレンズ形成領域99における樹脂層
4の平均厚さをTavr2としたとき、0.5≦Tavr /T
avr2≦2……(IV)なる関係を満足することが好まし
い。なお、かかる式(IV)は、0.7≦Tavr /Tavr2
≦1.5なる関係を満足することがより好ましい。
【0053】このような効果は、前記Tmax と前記T
min とが、1.3≦Tmax /Tmin ≦30なる関係を満
足するマイクロレンズ基板、その中でも特に、2≦T
max /Tmin ≦20なる関係を満足するマイクロレンズ
基板で、より顕著に発揮される。
【0054】また、このような効果は、樹脂層4を構成
する材料の熱膨張係数(膨張率)が1×10-6/℃以
上、特に、5×10-6/℃以上のときに、より顕著に発
揮される。
【0055】また、このような効果は、樹脂層4を構成
する材料の熱膨張係数が、ガラス基板2を構成する材料
の熱膨張係数よりも2倍以上、特に、10倍以上大きい
ときに、より顕著に発揮される。
【0056】以下さらに、各図面に示す好適な実施形態
ごとに説明する。
【0057】図1に示すように、マイクロレンズ基板1
Aでは、マイクロレンズ非形成領域100に、樹脂層4
の厚さが均一で、かつ、前記式(I)を満足している部
分(以下、「均一厚さ部分81」という)を有している
ことを特徴とする。この均一厚さ部分81は、ガラス基
板2の厚さを調整し、薄くすることにより形成されてい
る。
【0058】マイクロレンズ基板1Aでは、均一厚さ部
分81により、前述した効果が得られる。
【0059】図2に示すように、マイクロレンズ基板1
Bでは、マイクロレンズ非形成領域100に、樹脂層4
の厚さが均一で、かつ、前記式(I)を満足している部
分(以下、「均一厚さ部分82」という)を有している
ことを特徴とする。この均一厚さ部分82は、ガラス層
3の厚さを調整し、薄くすることにより形成されてい
る。
【0060】マイクロレンズ基板1Bでは、均一厚さ部
分82により、前述した効果が得られる。
【0061】厚さが均一な部分をマイクロレンズ基板に
設ける場合、かかる厚さが均一な部分の面積は、マイク
ロレンズ非形成領域100の30%以上を占めることが
好ましく、50%以上を占めることがより好ましい。こ
れにより、マイクロレンズ基板のそり、たわみ等の欠陥
を、より好適に抑制することができる。
【0062】図3に示すように、マイクロレンズ基板1
Cでは、マイクロレンズ非形成領域100に、マイクロ
レンズ7とほぼ相似形状(同一形状も含む)の凸部83
を多数設けたことを特徴とする。かかる凸部83によ
り、マイクロレンズ非形成領域100に、前記式(I)
を満たす部分が形成される。
【0063】マイクロレンズ基板1Cでは、かかる凸部
83により、前述した効果が得られる。
【0064】図4に示すように、マイクロレンズ基板1
Dでは、マイクロレンズ非形成領域100に、前記凸部
83と同様の凸部84を多数設けたことを特徴とする。
かかる凸部84により、マイクロレンズ非形成領域10
0に、前記式(I)を満たす部分が形成される。
【0065】かかる凸部84の配設密度は、マイクロレ
ンズ形成領域99の近傍からマイクロレンズ基板1Dの
縁部に向かって漸減する傾向を有している。すなわち、
マイクロレンズ基板1Dでは、マイクロレンズ非形成領
域100における樹脂層4の局所的な平均厚さをΔT
avr としたとき、かかるΔTavr は、マイクロレンズ形
成領域99の近傍からマイクロレンズ基板1Dの縁部に
向かって漸減する傾向を有している。
【0066】なお、マイクロレンズ基板1Dでは、マイ
クロレンズ形成領域99の近傍からマイクロレンズ基板
1Dの縁部までΔTavr が漸減する傾向を有している
が、マイクロレンズ基板には、マイクロレンズ非形成領
域100に、ΔTavr が漸減する傾向を有する部位を部
分的に設けてもよい。
【0067】このようなΔTavr が漸減する傾向を有す
る部位をマイクロレンズ非形成領域100に設けると、
マイクロレンズ形成領域99の近傍からマイクロレンズ
基板の縁部に向けて、樹脂層4の厚さの相違による基板
の応力を、連続的に緩和することができるようになる。
このため、マイクロレンズ基板のそり、たわみ等の欠陥
を、より効果的に防止できるようになる。
【0068】なお、ΔTavr が漸減する傾向を有する部
位は、例えば、凸部84の高さ(大きさ)を漸次減少さ
せることにより形成してもよい。また、例えば、マイク
ロレンズ非形成領域100においてガラス基板2または
ガラス層3の樹脂層4との接触面をテーパ状とし、その
結果として、ΔTavr が漸減する傾向を有する部位を、
マイクロレンズ基板に形成してもよい。
【0069】なお、マイクロレンズ基板1C、1Dのガ
ラス基板2には、凸部83、84を形成すべく、凸部8
3、84に対応した形状の小凹部831、841が、そ
れぞれ形成されている。
【0070】マイクロレンズ基板1C、1Dでは、これ
ら凸部83、84および小凹部831、841により、
樹脂層4とガラス基板2の密着力が向上し(アンカー効
果)、界面剥離をより確実に防止できる。これは、樹脂
層4のガラス基板2に対する接触面積が増大することに
よる。
【0071】かかる観点からは、凸部83、84は、マ
イクロレンズ非形成領域100のほぼ全域にわたって設
けられていることが好ましい。
【0072】ただし、マイクロレンズ基板には、アライ
メントマーク等の特定の機能を有する部位が設けられる
ことが多い。このような部位には、凸部を設けることが
困難な場合がある。特に、アライメントマークの設けら
れた部位に凸部が設けられていると、かかる凸部がレン
ズとして機能しうるので、凸部が自動アライメントを行
う際の妨げとなる場合がある。このような点を考慮する
と、凸部83、84をマイクロレンズ非形成領域100
のほぼ全域に設ける場合でも、アライメントマーク等の
特定の機能を有する部位には、凸部83、84を設けな
くてもよい。
【0073】このようなマイクロレンズ基板1A、1
B、1Cおよび1Dが液晶パネルに用いられ、かかる液
晶パネルがガラス基板2以外のガラス基板(例えば後述
するガラス基板171等)を有する場合には、ガラス基
板2やガラス層3の熱膨張係数は、かかる液晶パネルが
有する他のガラス基板の熱膨張係数とほぼ等しいもので
あることが好ましい。このように、ガラス基板2やガラ
ス層3の熱膨張係数と液晶パネルが有する他のガラス基
板の熱膨張係数とをほぼ等しいものとすると、得られる
液晶パネルでは、温度が変化したときに二者の熱膨張係
数が違うことにより生じるそり、たわみ等が防止され
る。
【0074】かかる観点からは、ガラス基板2やガラス
層3と、液晶パネルが有する他のガラス基板とは、同じ
材質で構成されていることが好ましい。これにより、温
度変化時の熱膨張係数の相違によるそり、たわみ等が効
果的に防止される。
【0075】特に、マイクロレンズ基板1A、1B、1
Cおよび1Dを高温ポリシリコンのTFT液晶パネルに
用いる場合には、ガラス基板2およびガラス層3は、石
英ガラスで構成されていることが好ましい。TFT液晶
パネルは、液晶駆動基板としてTFT基板を有してい
る。かかるTFT基板には、製造時の環境により特性が
変化しにくい石英ガラスが好ましく用いられる。このた
め、これに対応させて、ガラス基板2およびガラス層3
を石英ガラスで構成することにより、そり、たわみ等の
生じにくい、安定性に優れたTFT液晶パネルを得るこ
とができる。
【0076】樹脂層4は、例えば、ガラス基板2の屈折
率よりも高い屈折率の光学接着剤などで構成されている
ことが好ましい。
【0077】ガラス基板2の厚さは、ガラス基板2を構
成する材料、屈折率等の種々の条件により異なるが、通
常、0.3〜3mm程度とされ、より好ましくは0.5〜
2mm程度とされる。
【0078】ガラス層3の厚さは、マイクロレンズ基板
1A、1B、1Cおよび1Dが液晶パネルに用いられる
場合、必要な光学特性を得る観点からは、通常、10〜
1000μm 程度とされ、より好ましくは20〜150
μm 程度とされる。
【0079】樹脂層4の厚さ、より具体的には、ガラス
基板2(本来の厚みを有しているところ)とガラス層3
の互いに対向する端面間の距離は、0.1〜100μm
程度が好ましく、1〜20μm 程度がより好ましい。
【0080】マイクロレンズ7の曲率半径は、マイクロ
レンズ基板1A、1B、1Cおよび1Dが液晶パネルに
用いられる場合、必要な光学特性を得る観点からは、通
常、3〜50μm とされ、より好ましくは5〜20μm
とされる。
【0081】マイクロレンズ基板1Cは、例えば以下の
ようにして製造することができる。
【0082】まず、用意した未加工のガラス基板2の
表面にマスク層を形成する。このとき、ガラス基板2の
裏面に、ガラス基板2の裏面を保護する層を設けてもよ
い。マスク層および裏面を保護する層は、例えば、CV
D法等により、ガラス基板2上にポリシリコン等の層を
形成することにより設けることができる。
【0083】次に、前記マスク層に凹部6および小凹
部831に対応した形状、パターンの開口を形成する。
これは、例えば、マスク層上に、開口に対応するパター
ンのレジスト層を形成し、次いで、エッチング(例えば
CFガス等によるドライエッチング)を行ない、次い
で、前記レジスト層を除去することにより行うことがで
きる。
【0084】次に、ガラス基板2に、凹部6および小
凹部831を形成する。これは、例えばフッ酸系エッチ
ング液等によるウエットエッチングなどにより行なうこ
とができる。
【0085】次に、前記マスク層を除去する。これ
は、例えばフッ酸+硝酸水溶液等によるウエットエッチ
ングなどにより行なうことができる。また、このとき、
前記裏面を保護する層も除去することができる。
【0086】次に、ガラス層3を、光学接着剤などの
樹脂を介して、ガラス基板2の凹部6が形成された面に
接合する。
【0087】次に、必要に応じて、ガラス層3の厚さ
を例えば研削、研磨等により調整する。
【0088】このようにマイクロレンズ基板1Cを製造
すると、小凹部831は、凹部6の形成と同時に形成さ
れるので、工程数を特段に増やさずに、凸部83に対応
する部分を形成することができる。
【0089】なお、マイクロレンズ基板1Dも、マイク
ロレンズ基板1Cと同様に製造することができる。この
とき、マイクロレンズ基板1Dのように、凸部84の配
設密度がマイクロレンズ基板1Dの縁部に向かって漸減
する傾向を有していると、マイクロレンズ基板1Dの縁
部近傍では、凸部84同士の間隔が大きくなる。このた
め、マイクロレンズ基板1Dでは、凸部84の直径等
を、非常に正確かつ容易に測定できるようになる。とこ
ろで、マイクロレンズ基板1Dを連続して多数製造する
ときに、同一のエッチング液を使用し続けて、凹部6お
よび小凹部831を形成すると(前記工程参照)、エ
ッチング液が徐々に劣化する。このため、エッチングレ
ートが徐々に低下し、所定の大きさの凹部6および小凹
部831を形成するためのエッチング時間が、徐々に変
化する。このとき、マイクロレンズ基板1Dのように、
小凹部831の直径等を正確に測定することができる
と、次のバッチ(新たなマイクロレンズ基板1Dを製造
する際の凹部6および小凹部831を形成する工程(前
記工程参照))におけるエッチング時間を正確に決め
ることが可能となる。
【0090】マイクロレンズ基板1Aは、例えば、ガラ
ス層3をガラス基板2に接合する前に(直前の工程でな
くてもよい)、ガラス基板2の均一厚さ部分81となる
ところの厚さを調整することにより(例えば研削、研磨
等を行なうことにより)、前記と同様に製造することが
できる。
【0091】また、マイクロレンズ基板1Bは、例え
ば、ガラス層3をガラス基板2に接合する前に(直前の
工程でなくてもよい)、ガラス層3の均一厚さ部分82
となるところの厚さを調整することにより(例えば研
削、研磨、エッチング等を行なうことにより)、前記と
同様に製造することができる。
【0092】なお、本発明のマイクロレンズ基板は、本
発明の技術思想を逸脱しない範囲内であれば、上述した
実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0093】例えば、マイクロレンズ非形成領域で、ガ
ラス基板およびガラス層の双方の厚さをそれぞれ調整す
ることにより、前述した式(I)を満足する部分を形成
してもよい。
【0094】また、例えば、ガラス基板またはガラス層
の厚さを調整するとともに、前述したような凸部を設け
て前述した式(I)を満足する部分を形成してもよい。
【0095】本発明のマイクロレンズ基板は、以下に述
べる液晶パネル用対向基板および液晶パネル以外にも、
CCD用マイクロレンズ基板、光通信素子用マイクロレ
ンズ基板等の各種基板、各種用途に用いることができる
ことは言うまでもない。
【0096】以上述べたようなマイクロレンズ基板1
A、1B、1Cおよび1Dのガラス層3上に、例えば、
開口111を有するブラックマトリックス(遮光膜)1
1を形成し、次いで、かかるブラックマトリックス11
を覆うように透明導電膜12を形成することにより、液
晶パネル用対向基板10を製造することができる(図6
参照)。
【0097】ブラックマトリックス11は、例えば、C
r、Al、Al合金、Ni、Zn、Ti等の金属、カーボンやチタ
ン等を分散した樹脂などで構成されている。
【0098】透明導電膜12は、例えば、インジウムテ
ィンオキサイド(ITO)、インジウムオキサイド(I
O)、酸化スズ(SnO2)などで構成されている。
【0099】ブラックマトリックス11は、例えば、ガ
ラス層3上に気相成膜法(例えば蒸着、スパッタリング
等)によりブラックマトリックス11となる薄膜を成膜
し、次いで、かかる薄膜上に開口111のパターンを有
するレジスト膜を形成し、次いで、ウエットエッチング
を行い前記薄膜に開口111を形成し、次いで、前記レ
ジスト膜を除去することにより設けることができる。
【0100】また、透明導電膜12は、例えば、蒸着、
スパッタリング等の気相成膜法により設けることができ
る。
【0101】なお、ブラックマトリックス11は、設け
なくてもよい。
【0102】以下、このような液晶パネル用対向基板を
用いた液晶パネル(液晶光シャッター)について、図6
に基づいて説明する。
【0103】図6に示すように、本発明の液晶パネル
(TFT液晶パネル)16は、TFT基板(液晶駆動基
板)17と、TFT基板17に接合された液晶パネル用
対向基板10と、TFT基板17と液晶パネル用対向基
板10との空隙に封入された液晶よりなる液晶層18と
を有している。
【0104】液晶パネル用対向基板10は、マイクロレ
ンズ基板1Aと、かかるマイクロレンズ基板1Aのガラ
ス層3上に設けられ、開口111が形成されたブラック
マトリックス11と、ガラス層3上にブラックマトリッ
クス11を覆うように設けられた透明導電膜(共通電
極)12とを有している。
【0105】TFT基板17は、液晶層18の液晶を駆
動するための基板であり、ガラス基板171と、かかる
ガラス基板171上に設けられた多数の個別電極172
と、かかる個別電極172の近傍に設けられ、各個別電
極172に対応する多数の薄膜トランジスター(TF
T)173とを有している。なお、図では、シール材、
配向膜、配線などの記載は省略した。
【0106】この液晶パネル16では、液晶パネル用対
向基板10の透明導電膜12と、TFT基板17の個別
電極172とが対向するように、TFT基板17と液晶
パネル用対向基板10とが、一定距離離間して接合され
ている。
【0107】ガラス基板171は、前述したような理由
から、石英ガラスで構成されていることが好ましい。
【0108】個別電極172は、透明導電膜(共通電
極)12との間で充放電を行うことにより、液晶層18
の液晶を駆動する。この個別電極172は、例えば、前
述した透明導電膜12と同様の材料で構成されている。
【0109】薄膜トランジスター173は、近傍の対応
する個別電極172に接続されている。また、薄膜トラ
ンジスター173は、図示しない制御回路に接続され、
個別電極172へ供給する電流を制御する。これによ
り、個別電極172の充放電が制御される。
【0110】液晶層18は液晶分子(図示せず)を含有
しており、個別電極172の充放電に対応して、かかる
液晶分子、すなわち液晶の配向が変化する。
【0111】この液晶パネル16では、通常、1個のマ
イクロレンズ7と、かかるマイクロレンズ7の光軸Qに
対応したブラックマトリックス11の1個の開口111
と、1個の個別電極172と、かかる個別電極172に
接続された1個の薄膜トランジスター173とが、1画
素に対応している。
【0112】液晶パネル用対向基板10側から入射した
入射光Lは、ガラス基板2を通り、マイクロレンズ7を
通過する際に集光されつつ、樹脂層4、ガラス層3、ブ
ラックマトリックス11の開口111、透明導電膜1
2、液晶層18、個別電極172、ガラス基板171を
透過する。なお、このとき、マイクロレンズ基板1Aの
入射側には通常偏光板(図示せず)が配置されているの
で、入射光Lが液晶層18を透過する際に、入射光Lは
直線偏光となっている。その際、この入射光Lの偏光方
向は、液晶層18の液晶分子の配向状態に対応して制御
される。したがって、液晶パネル16を透過した入射光
Lを、偏光板(図示せず)に透過させることにより、出
射光の輝度を制御することができる。
【0113】なお、偏光板は、例えば、ベース基板と、
かかるベース基板に積層された偏光基材とで構成され、
かかる偏光基材は、例えば、偏光素子(ヨウ素錯体、二
色性染料等)を添加した樹脂よりなる。
【0114】このように、液晶パネル16は、マイクロ
レンズ7を有しており、しかも、マイクロレンズ7を通
過した入射光Lは、集光されてブラックマトリックス1
1の開口111を通過する。一方、ブラックマトリック
ス11の開口111が形成されていない部分では、入射
光Lは遮光される。したがって、液晶パネル16では、
画素以外の部分から不要光が漏洩することが防止され、
かつ、画素部分での入射光Lの減衰が抑制される。この
ため、液晶パネル16は、画素部で高い光の透過率を有
し、比較的小さい光量で明るく鮮明な画像を形成するこ
とができる。
【0115】この液晶パネル16は、例えば、公知の方
法により製造されたTFT基板17と液晶パネル用対向
基板10とを配向処理した後、シール材(図示せず)を
介して両者を接合し、次いで、これにより形成された空
隙部の封入孔(図示せず)より液晶を空隙部内に注入
し、次いで、かかる封入孔を塞ぐことにより製造するこ
とができる。その後、必要に応じて、液晶パネル16の
入射側や出射側に偏光板を貼り付けてもよい。
【0116】なお、上記液晶パネル16では、液晶駆動
基板としてTFT基板を用いたが、液晶駆動基板にTF
T基板以外の他の液晶駆動基板、例えば、TFD基板、
STN基板などを用いてもよい。
【0117】以下、上記液晶パネル16を用いた投射型
表示装置について説明する。
【0118】図7は、本発明の投射型表示装置の光学系
を模式的に示す図である。
【0119】同図に示すように、投射型表示装置300
は、光源301と、複数のインテグレータレンズを備え
た照明光学系と、複数のダイクロイックミラー等を備え
た色分離光学系(導光光学系)と、赤色に対応した(赤
色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレイ)
24と、緑色に対応した(緑色用の)液晶ライトバルブ
(液晶光シャッターアレイ)25と、青色に対応した
(青色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレ
イ)26と、赤色光のみを反射するダイクロイックミラ
ー面211および青色光のみを反射するダイクロイック
ミラー面212が形成されたダイクロイックプリズム
(色合成光学系)21と、投射レンズ(投射光学系)2
2とを有している。
【0120】また、照明光学系は、インテグレータレン
ズ302および303を有している。色分離光学系は、
ミラー304、306、309、青色光および緑色光を
反射する(赤色光のみを透過する)ダイクロイックミラ
ー305、緑色光のみを反射するダイクロイックミラー
307、青色光のみを反射するダイクロイックミラー
(または青色光を反射するミラー)308、集光レンズ
310、311、312、313および314とを有し
ている。
【0121】液晶ライトバルブ25は、前述した液晶パ
ネル16と、液晶パネル16の入射面側(マイクロレン
ズ基板が位置する面側、すなわちダイクロイックプリズ
ム21と反対側)に接合された第1の偏光板(図示せ
ず)と、液晶パネル16の出射面側(マイクロレンズ基
板と対向する面側、すなわちダイクロイックプリズム2
1側)に接合された第2の偏光板(図示せず)とを備え
ている。液晶ライトバルブ24および26も、液晶ライ
トバルブ25と同様の構成となっている。これら液晶ラ
イトバルブ24、25および26が備えている液晶パネ
ル16は、図示しない駆動回路にそれぞれ接続されてい
る。
【0122】なお、投射型表示装置300では、ダイク
ロイックプリズム21と投射レンズ22とで、光学ブロ
ック20が構成されている。また、この光学ブロック2
0と、ダイクロイックプリズム21に対して固定的に設
置された液晶ライトバルブ24、25および26とで、
表示ユニット23が構成されている。
【0123】以下、投射型表示装置300の作用を説明
する。
【0124】光源301から出射された白色光(白色光
束)は、インテグレータレンズ302および303を透
過する。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグ
レータレンズ302および303により均一にされる。
【0125】インテグレータレンズ302および303
を透過した白色光は、ミラー304で図7中左側に反射
し、その反射光のうちの青色光(B)および緑色光
(G)は、それぞれダイクロイックミラー305で図7
中下側に反射し、赤色光(R)は、ダイクロイックミラ
ー305を透過する。
【0126】ダイクロイックミラー305を透過した赤
色光は、ミラー306で図7中下側に反射し、その反射
光は、集光レンズ310により整形され、赤色用の液晶
ライトバルブ24に入射する。
【0127】ダイクロイックミラー305で反射した青
色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミ
ラー307で図7中左側に反射し、青色光は、ダイクロ
イックミラー307を透過する。
【0128】ダイクロイックミラー307で反射した緑
色光は、集光レンズ311により整形され、緑色用の液
晶ライトバルブ25に入射する。
【0129】また、ダイクロイックミラー307を透過
した青色光は、ダイクロイックミラー(またはミラー)
308で図7中左側に反射し、その反射光は、ミラー3
09で図7中上側に反射する。前記青色光は、集光レン
ズ312、313および314により整形され、青色用
の液晶ライトバルブ26に入射する。
【0130】このように、光源301から出射された白
色光は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の
三原色に色分離され、それぞれ、対応する液晶ライトバ
ルブに導かれ、入射する。
【0131】この際、液晶ライトバルブ24が有する液
晶パネル16の各画素(薄膜トランジスター173とこ
れに接続された個別電極172)は、赤色用の画像信号
に基づいて作動する駆動回路(駆動手段)により、スイ
ッチング制御(オン/オフ)、すなわち変調される。
【0132】同様に、緑色光および青色光は、それぞ
れ、液晶ライトバルブ25および26に入射し、それぞ
れの液晶パネル16で変調され、これにより緑色用の画
像および青色用の画像が形成される。この際、液晶ライ
トバルブ25が有する液晶パネル16の各画素は、緑色
用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッ
チング制御され、液晶ライトバルブ26が有する液晶パ
ネル16の各画素は、青色用の画像信号に基づいて作動
する駆動回路によりスイッチング制御される。
【0133】これにより赤色光、緑色光および青色光
は、それぞれ、液晶ライトバルブ24、25および26
で変調され、赤色用の画像、緑色用の画像および青色用
の画像がそれぞれ形成される。
【0134】前記液晶ライトバルブ24により形成され
た赤色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ24からの
赤色光は、面213からダイクロイックプリズム21に
入射し、ダイクロイックミラー面211で図7中左側に
反射し、ダイクロイックミラー面212を透過して、出
射面216から出射する。
【0135】また、前記液晶ライトバルブ25により形
成された緑色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ25
からの緑色光は、面214からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面211および2
12をそれぞれ透過して、出射面216から出射する。
【0136】また、前記液晶ライトバルブ26により形
成された青色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ26
からの青色光は、面215からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面212で図7中
左側に反射し、ダイクロイックミラー面211を透過し
て、出射面216から出射する。
【0137】このように、前記液晶ライトバルブ24、
25および26からの各色の光、すなわち液晶ライトバ
ルブ24、25および26により形成された各画像は、
ダイクロイックプリズム21により合成され、これによ
りカラーの画像が形成される。この画像は、投射レンズ
22により、所定の位置に設置されているスクリーン3
20上に投影(拡大投射)される。
【0138】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、そ
り、たわみ、剥離等の欠陥が生じにくいマイクロレンズ
基板を提供することができる。
【0139】さらには、本発明によれば、マイクロレン
ズ基板を構成する各層の密着性が高いマイクロレンズ基
板を提供することができる。
【0140】さらには、本発明によれば、画像を好適に
投射できる液晶パネルおよび投射型表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロレンズ基板の第1実施形態を
示す模式的な縦断面図である。
【図2】本発明のマイクロレンズ基板の第2実施形態を
示す模式的な縦断面図である。
【図3】本発明のマイクロレンズ基板の第3実施形態を
示す模式的な縦断面図である。
【図4】本発明のマイクロレンズ基板の第4実施形態を
示す模式的な縦断面図である。
【図5】本発明のマイクロレンズ基板の実施形態を説明
するための模式的な平面図である。
【図6】本発明の液晶パネルの実施例を示す模式的な縦
断面図である。
【図7】本発明の実施例における投射型表示装置の光学
系を模式的に示す図である。
【図8】従来のマイクロレンズ基板を示す模式的な縦断
面図である。
【符号の説明】 1A、1B、1C、1D マイクロレンズ基板 99 マイクロレンズ形成領域 100 マイクロレンズ非形成領域 2 ガラス基板 3 ガラス層 4 樹脂層 6 凹部 7 マイクロレンズ 81、82 均一厚さ部分 83、84 凸部 831、841 小凹部 89 枠 10 液晶パネル用対向基板 11 ブラックマトリックス 111 開口 12 透明導電膜 16 液晶パネル 17 TFT基板 171 ガラス基板 172 個別電極 173 薄膜トランジスター 18 液晶層 20 光学ブロック 21 ダイクロイックプリズム 211、212 ダイクロイックミラー面 213〜215 面 216 出射面 22 投射レンズ 23 表示ユニット 24〜26 液晶ライトバルブ 300 投射型表示装置 301 光源 302、303 インテグレータレンズ 304、306、309 ミラー 305、307、308 ダイクロイックミラー 310〜314 集光レンズ 320 スクリーン 900 マイクロレンズ基板 902 ガラス基板 903 ガラス層 904 樹脂層 906 凹部 907 マイクロレンズ 908 マイクロレンズ非形成領域 909 マイクロレンズ形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 33/12 G03B 33/12 (72)発明者 四谷 真一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA14 HA08 HA13 HA14 HA18 HA21 HA24 HA25 HA28 MA20 2H089 QA01 QA12 TA06 TA09 TA12 TA13 TA15 TA16 TA17 TA18 UA05 2H090 JB02 JD18 LA04 LA05 LA09 LA12 LA15 LA16 LA20 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA14Z FA26X FA26Z FA29Z FA35Y FA41Z FB02 FD14 GA03 GA13 LA01 LA12 MA07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の凹部が設けられたガラス基板と、
    該ガラス基板に樹脂層を介して接合されたガラス層とを
    有し、前記凹部内に充填された樹脂によりマイクロレン
    ズが構成されたマイクロレンズ基板であって、 マイクロレンズ形成領域内における樹脂層の最大厚さを
    max 、マイクロレンズ形成領域内における樹脂層の最
    小厚さをTmin としたとき、 マイクロレンズ形成領域外における樹脂層の厚さTが、
    min <T≦Tmax なる関係を満足する部分を有するこ
    とを特徴とするマイクロレンズ基板。
  2. 【請求項2】 前記マイクロレンズ形成領域外の全面積
    をS1 、前記マイクロレンズ形成領域外において、前記
    式Tmin <T≦Tmax を満足する部分の面積をS2 とし
    たとき、 0.2≦S2 /S1 ≦1なる関係を満足する請求項1に
    記載のマイクロレンズ基板。
  3. 【請求項3】 前記マイクロレンズ形成領域外における
    前記樹脂層の平均厚さをTavr としたとき、 Tmin <Tavr ≦Tmax なる関係を満足する請求項1ま
    たは2に記載のマイクロレンズ基板。
  4. 【請求項4】 前記マイクロレンズ形成領域外における
    前記樹脂層の平均厚さをTavr としたとき、 1.1Tmin ≦Tavr ≦0.9Tmax なる関係を満足す
    る請求項1または2に記載のマイクロレンズ基板。
  5. 【請求項5】 前記マイクロレンズ形成領域は、マイク
    ロレンズ基板の中央部に形成され、かつ、四角形をなし
    ており、 その四角形の各辺の近傍に、前記式Tmin <T≦Tmax
    を満足する部分を有する請求項1ないし4のいずれかに
    記載のマイクロレンズ基板。
  6. 【請求項6】 前記マイクロレンズ形成領域外における
    前記樹脂層の局所的な平均厚さをΔTavr としたとき、
    該ΔTavr がマイクロレンズ基板の縁部に向かって漸減
    する傾向を有する部位を有する請求項1ないし5のいず
    れかに記載のマイクロレンズ基板。
  7. 【請求項7】 前記Tmax と前記Tmin とが、1.3≦
    max /Tmin ≦30なる関係を満足する請求項1ない
    し6のいずれかに記載のマイクロレンズ基板。
  8. 【請求項8】 前記マイクロレンズ形成領域外に、前記
    樹脂層の厚さが均一な部分を有する請求項1ないし7の
    いずれかに記載のマイクロレンズ基板。
  9. 【請求項9】 前記マイクロレンズ形成領域外の前記式
    min <T≦Tmaxを満足する領域内に、前記樹脂層の
    厚さが均一な部分を有する請求項1ないし8のいずれか
    に記載のマイクロレンズ基板。
  10. 【請求項10】 前記樹脂層の厚さが均一な部分の面積
    は、前記マイクロレンズ形成領域外の面積の30%以上
    を占める請求項8または9に記載のマイクロレンズ基
    板。
  11. 【請求項11】 前記樹脂層は、前記マイクロレンズ形
    成領域外に、前記マイクロレンズとほぼ相似形状の凸部
    を有する請求項1ないし10のいずれかに記載のマイク
    ロレンズ基板。
  12. 【請求項12】 前記凸部は、前記マイクロレンズ形成
    領域外のほぼ全域にわたって多数設けられている請求項
    11に記載のマイクロレンズ基板。
  13. 【請求項13】 前記式Tmin <T≦Tmax を満足する
    部分は、前記マイクロレンズ形成領域外における前記ガ
    ラス基板の厚さを調整することによって形成されている
    請求項1ないし12のいずれかに記載のマイクロレンズ
    基板。
  14. 【請求項14】 前記式Tmin <T≦Tmax を満足する
    部分は、前記マイクロレンズ形成領域外における前記ガ
    ラス層の厚さを調整することによって形成されている請
    求項1ないし13のいずれかに記載のマイクロレンズ基
    板。
  15. 【請求項15】 前記式Tmin <T≦Tmax を満足する
    部分は、前記凹部を形成する際に同時に形成されたもの
    である請求項1ないし14のいずれかに記載のマイクロ
    レンズ基板。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    のマイクロレンズ基板と、前記ガラス層上に設けられた
    透明導電膜とを有することを特徴とする液晶パネル用対
    向基板。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    のマイクロレンズ基板と、前記ガラス層上に設けられた
    ブラックマトリックスと、該ブラックマトリックスを覆
    う透明導電膜とを有することを特徴とする液晶パネル用
    対向基板。
  18. 【請求項18】 請求項16または17に記載の液晶パ
    ネル用対向基板を備えたことを特徴とする液晶パネル。
  19. 【請求項19】 個別電極を備えた液晶駆動基板と、該
    液晶駆動基板に接合された請求項16または17に記載
    の液晶パネル用対向基板と、前記液晶駆動基板と前記液
    晶パネル用対向基板との空隙に封入された液晶とを有す
    ることを特徴とする液晶パネル。
  20. 【請求項20】 前記液晶駆動基板はTFT基板である
    請求項19に記載の液晶パネル。
  21. 【請求項21】 請求項18ないし20のいずれかに記
    載の液晶パネルを備えたライトバルブを有し、該ライト
    バルブを少なくとも1個用いて画像を投射することを特
    徴とする投射型表示装置。
  22. 【請求項22】 画像を形成する赤色、緑色および青色
    に対応した3つのライトバルブと、光源と、該光源から
    の光を赤色、緑色および青色の光に分離し、前記各光を
    対応する前期ライトバルブに導く色分離光学系と、前記
    各画像を合成する色合成光学系と、前記合成された画像
    を投射する投射光学系とを有する投射型表示装置であっ
    て、 前記ライトバルブは、請求項18ないし20のいずれか
    に記載の液晶パネルを備えたことを特徴とする投射型表
    示装置。
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