JP2000258591A - 粒子捕捉装置 - Google Patents

粒子捕捉装置

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JP2000258591A
JP2000258591A JP11059731A JP5973199A JP2000258591A JP 2000258591 A JP2000258591 A JP 2000258591A JP 11059731 A JP11059731 A JP 11059731A JP 5973199 A JP5973199 A JP 5973199A JP 2000258591 A JP2000258591 A JP 2000258591A
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particles
particle
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air pollution
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JP11059731A
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Kiyoshi Fujimoto
清志 藤本
Tadashi Fujii
正 藤井
Shinya Omori
信哉 大森
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、炉内構造物を切断時に発生す
る粒子を空気汚染拡大防止囲いの中に閉じ込め、粒子の
捕捉効率を向上するとともに囲い外への空気汚染拡大を
防止し、作業者の内部被曝を低減する。 【解決手段】空気汚染拡大防止囲い4を囲むように2次
囲い5を設け、前記2次囲い5の中にフィルタ6及び排
気流路10を設けることにより、2重の囲いの中で粒子
を捕捉することができるため、囲い外への空気汚染の拡
大を防止できるとともに、建屋内で作業する作業者への
内部被曝も低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉構造物の切断
時に発生する粒子の捕捉技術に係り、特に熱的切断工法
のうち気中で構造物を切断する気中プラズマ切断に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術には、日本原子力研究所で実施
したJPDR解体実地試験について記載された「JPD
R解体実地試験の概要と成果」(宮坂靖彦他14名:原
子力学会誌,Vol.38,No.7,P553〜576(1
996))がある。切断対象物としては、鋼構造物とコ
ンクリートがあり、切断対象物の放射能レベルに応じ
て、機械的切断,熱的切断(水中及び気中),衝撃的切
断又は粉砕等の各種の切断工法が採用された。また、切
断時に発生する粒子による作業者の内部被曝低減及び空
気汚染拡大を防止するため、局所排気装置付き空気汚染
拡大防止囲いを設けて、その中で切断作業を実施した。
【0003】従来技術の粒子捕捉装置(気中プラズマ切
断)の詳細について図10,図11を用いて説明する。
図10に粒子捕捉装置を、図11に空気汚染拡大防止囲
い内の気体の流れの推定を示す。図10より、空気汚染
拡大防止囲い4は、作業エリアを確保し、そのエリアに
やぐらを組みシートを被せたもので簡易的な囲いであ
る。構造材切断時に発生する粒子は、ブロア8の排気に
より、排気流路10を流れてフィルタ6で捕集され、清
浄な気体のみが排気塔9より排気される。粒子の捕捉及
び処理等は、空気汚染拡大防止囲い4とフィルタ6まで
の排気流路10内において実施される。また、粒子によ
りフィルタの目詰まりが発生した場合は、作業者が交換
することになっている。なお、空気汚染拡大防止囲い4
は全面シートで覆われており、作業が終了した時点でシ
ートごと処理する過程になっている。
【0004】次に、図11を用いて空気汚染拡大防止囲
い4内の気体の流れの推定について説明する。前記囲い
4内の気体に流れを誘起するものとしては、(1)ブロ
ア排気による流れ、(2)切断時に発生する熱に伴う浮
力による流れ、(3)作動ガス(例えば、アルゴンガ
ス)の噴出による流れ等が考えられる。空気汚染拡大防
止囲い4に吸気口は無く、ブロア8での排気のみのた
め、前記囲い4内は負圧となり囲い4外へ粒子は飛散し
ない構造になっている。
【0005】また、構造材切断時には熱が発生し、その
熱により浮力が生じ切断位置周辺の気体は上昇流となり
空気汚染拡大防止囲い4の上部に向かって流れ、前記囲
い4の壁面を下降すると考えられる。粒子の飛散挙動に
ついては、粒子の大きさと気体の流速との関係により、
気体の流れに追従するもの、気体の流れに追従せず落下
するもの等多様な挙動を示すと予想される。
【0006】また、プラズマガス切断の場合、作動ガス
の噴出により、被切断物3の後方に殆どの粒子は吹き付
けられ、空気汚染拡大防止囲い4のシートの内面に付着
する粒子、シート面から跳ね返って周辺に飛散する粒子
等があり粒子の挙動は様々であると予想される。
【0007】空気汚染拡大防止囲い4の目的は、(1)
空気汚染拡大防止囲い外に放射性物質を出さない。
(2)放射性物質を確実に捕捉する。(3)作業者の内
部被曝低減である。一方、熱的切断工法である気中プラ
ズマ切断は他の切断工法に比較して粒子の発生量が多い
ことから上記目的に関して十分注意する必要がある。
【0008】構造材切断時に発生する粒子の飛散抑制と
効率の良く粒子を捕集する従来技術では、特開平10−25
3112号公報に示すように、空気汚染拡大防止囲いをエア
ーナイフで形成し、そのエアーナイフを利用して前記囲
い外部に飛散した粒子を吸入することで粒子を捕捉する
技術がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10の従来技術で
は、粒子を捕捉するためのフィルタが空気汚染拡大防止
囲いの外側にあるため、構造材切断時に発生した粒子は
空気汚染拡大防止囲いと前記囲いからフィルタまでの排
気流路に飛散し、排気流路内を汚染する可能性が高い。
また、万が一、排気流路が破損した場合、その破損箇所
より大量の粒子が流出し、その粒子により建屋内で作業
する作業者の内部被曝と空気汚染を拡大する原因になる
ことが予想される。
【0010】また、特開平10−253112号公報の従来技術
では、エアーナイフを用いて空気汚染拡大防止囲いを形
成しているが、前記囲い外へ流出した粒子が全て囲いの
中に戻ってくるとは限らず、大きな粒子は重力の影響で
落下し、細かな粒子は建屋の雰囲気に浮遊する。そのた
め、上記と同様に、建屋内で作業する作業者の内部被曝
を引き起こす原因になる可能性がある。
【0011】本発明の目的は、構造物切断時に発生する
粒子を空気汚染拡大防止囲いの中に閉じ込め、粒子の捕
捉効率を向上し、建屋内で作業する作業者の内部被曝を
低減するとともに空気汚染の拡大を防止する粒子捕捉装
置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
切断機と切断機により切断される被切断物と、前記切断
機と被切断物を囲った空気汚染拡大防止囲いと、前記被
切断物の切断時に発生する粒子を捕捉する複数のフィル
タと、フィルタに接続されたブロアと、ブロアから建屋
外に放出するための排気塔等で構成された粒子捕捉装置
において、前記空気汚染拡大防止囲いを含む2次囲いを
設け、前記2次囲いの中に前記フィルタ及び排気流路を
設けたことにより達成される。
【0013】また、空気汚染拡大防止囲いの中あるいは
前記囲い外に接して並ぶように2次囲いを設け、前記2
次囲いの中に前記フィルタ及び排気流路を設けたことに
おいても達成される。
【0014】また、2次囲いの吸気口を被切断物の切断
位置より上方に設けたことを特徴とする。
【0015】また、フィルタの上流側に粒子と清浄な気
体を分離できる粒子分離装置を設けたことを特徴とす
る。
【0016】また、粒子分離装置は粒子を含む気体に旋
回力を与える構造と粒子を捕捉する捕捉ポケットを設け
ることで実現される。
【0017】また、粒子分離装置はジグザグの流路を形
成し流路内に粒子を捕捉するポケットを設けることで実
現される。
【0018】また、粒子分離装置は網状に繊維フィルタ
を設けることで実現される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
を用いて説明する。
【0020】本発明の第1の実施の形態に適用する粒子
捕捉装置は、空気汚染拡大防止囲い4,プラズマ切断機
1,トーチノズル2,被切断物3,複数のフィルタ6,
ブロア8,排気塔9等で構成されている。本実施例の特
徴となる構成要素は、空気汚染拡大防止囲い4を囲むよ
うに設置した2次囲い5と、2次囲い5の中に設けたフ
ィルタ6である。なお、フィルタ6は2次囲い5の吸気
口11及び排気口12に直接接続される。
【0021】空気汚染拡大防止囲い4を囲むように2次
囲い5を設置し、2次囲い5内にフィルタ6を設置する
ことで、2重の囲いの中で粒子の捕捉,処理を行うこと
ができる。そのため、従来技術と比較すると空気汚染拡
大防止囲い4外の排気流路10での汚染が無くなるた
め、建屋内で作業する作業者への内部被曝を低減でき、
空気汚染拡大防止囲い4外の空気汚染の拡大も防止でき
る。また、排気流路10の破損が発生した場合でも、2
次囲い5内に設けたフィルタ6を通過した後の気体のた
め、清浄な気体であり作業者への内部被曝低減と空気汚
染拡大を防止できる。また、2次囲い5の吸気口11及
び排気口12に直接フィルタ6を接続するので、余分な
配管が削除できる。
【0022】また、図11の空気汚染拡大防止囲い4内
の気体の流れの推定で説明したように、切断時に発生す
る熱に伴う高温気体は切断位置周辺から上昇し空気汚染
拡大防止囲い4の上部に滞留し、側壁から下降すること
が予想される。粒子の一部(密度の小さいもの)は、高
温気体の流れに乗り、囲い内を浮遊すると考えられる。
そこで、空気汚染拡大防止囲い4の上方に2次囲い5の
吸気口11を設けることで、空気汚染拡大防止囲い4上
方の高温気体を排気でき効率の良い換気が期待できる。
従って、切断位置の変更や作業エリア変更時の囲い内の
作業者の立入りが容易に実施できるため、作業能率が向
上する。また、高温気体の流れに乗った粒子を捕捉でき
るため、粒子の捕捉効率も向上する。
【0023】一方、フィルタ6の目詰まり時に作業者が
フィルタ6の交換を実施するが、2次囲い5を設けるこ
とで、フィルタ6交換の際に被切断物3の切断時に発生
する粒子が直接フィルタ6周辺に飛散しないため、作業
者への内部被曝を低減できるとともにフィルタ6交換も
容易に実施できる。
【0024】本発明の第2の実施の形態の粒子捕捉装置
を図2に示す。本実施例を適用する粒子捕捉装置は、図
1を用いて説明した第1の実施の形態と同様の構成で、
本実施例の特徴となる構成要素は、被切断物3の高さ位
置より上方に設けた2次囲い5の吸気口11である。
【0025】図1に示す実施例と同様に被切断物3の切
断時に発生する熱による高温気体は空気汚染拡大防止囲
い4の上部に上昇し、前記囲い4の上部に滞留し、前記
囲い4の側壁から下降することが予想される。また、空
気汚染拡大防止囲い4の下方では、前記囲い4外からの
清浄な常温の気体が流入し、高温気体と混合するため、
空気汚染拡大防止囲い4の上方より温度は低下している
と考えられる。
【0026】そこで、空気汚染拡大防止囲い4内に設置
した2次囲い5の吸気口11を被切断物3の高さ位置よ
り上方にすることで、図1の実施例と同じく、前記囲い
4内の熱を効率よく換気でき、作業能率が向上するとと
もに粒子の捕捉効率も向上する。また、2次囲い5の吸
気口11は排気流路10の一部であるため、2次囲い5
の吸気口11を簡単に被切断物3の高さ位置より上方に
設けることができる。本発明の第3の実施の形態の粒子
捕捉装置を図3に示す。本実施例を適用する粒子捕捉装
置は、図1を用いて説明した第1の実施の形態と同様の
構成で、本実施例の特徴となる構成要素は、空気汚染拡
大防止囲い4外に接して並ぶように設けた2次囲い5で
ある。
【0027】2次囲い5を空気汚染拡大防止囲い4外に
接して並ぶように設けることで、図1及び図2の実施例
と同様に作業者の内部被曝低減と空気汚染の拡大防止が
実現できる。また、空気汚染拡大防止囲い4とは独立に
2次囲い5を設けるため、2次囲い5が容易に製作で
き、2次囲い5の配置の自由度が向上する。また、2次
囲い5が空気汚染拡大防止囲い4の外部にあるため、フ
ィルタ6などの交換作業も容易に実施できる。
【0028】本発明の第4の実施の形態の粒子捕捉装置
を図4に示す。本実施例を適用する粒子捕捉装置は、図
1を用いて説明した第1の実施の形態と同様の構成で、
本実施例の特徴となる構成要素は、複数のフィルタ6の
上流側に設けた粒子分離装置7である。
【0029】フィルタ6の上流側に粒子径に応じて選択
的に粒子と清浄な空気を分離できる粒子分離装置7を設
けることで、粒子の捕捉効率が向上するとともにフィル
タ6への粒子の付着が減少し、フィルタ6寿命を長くで
きる。また、フィルタ6の寿命延長によりフィルタ6の
交換回数及び予備フィルタの数を減らすことができ、物
量低減による経済性向上が期待できる。
【0030】次に、図4の実施例の粒子分離装置の詳細
について図5〜図9を用いて説明する。
【0031】図5(a),(b)に本発明の第1の実施の
形態の粒子分離装置を示す。本実施例に示す粒子分離装
置の構造の特徴は、空気汚染拡大防止囲い4から排気さ
れた粒子を含む気体に旋回力を与えて、密度の大きい粒
子は排気流路10の壁面に、密度の小さい清浄な気体は
排気流路10の中央に流れるように粒子と気体を分離で
きることである。図5に具体的な実施例を示す。排気流
路10の上流側に設けた旋回羽根13により密度の大き
い粒子は排気流路10の壁面に押し付けられるため、容
易に粒子と清浄な気体に分離し、捕捉ポケット14で粒
子を捕捉することができる。従って、前記粒子分離装置
7により、粒子の捕捉効率を向上できる。
【0032】また、図5(a),(b)では横向きに構造
を記載しているが、旋回羽根13を上向きに設置するこ
とで旋回力の効果に加えて重力の効果も期待できるた
め、捕捉効率がさらに向上する。また、粒子分離装置7
の下流に設置してあるフィルタ6の目詰まり等の負担を
軽減し、フィルタ6の交換回数及び予備フィルタ6の数
を減らすことができるため、物量の低減とともにコスト
低減も図れる。
【0033】図6〜図7に本発明の第2の実施の形態の
粒子分離装置を示す。本実施例に示す粒子分離装置の構
造の特徴は、粒子を含む気体に一定方向の流れになるよ
うなジグザグ流路15を製作し、その排気流路10内に
粒子を捕捉できる捕捉ポケット14を設けることによ
り、容易に粒子と清浄な気体に分離できることである。
図6に具体的な実施例を示す。粒子を含む気体は流路形
状に沿って流れ、粒子は排気流路10内に設けた捕捉ポ
ケット14により捕捉され、容易に粒子と清浄な気体に
分離することができ、粒子の捕捉効率を向上できる。
【0034】また、図5の実施例と同様に粒子分離装置
7の下流に設置してあるフィルタ6の目詰まり等の負担
を軽減し、フィルタ6の交換回数及び予備フィルタ6の
数を減らすことができるため、物量の低減とともにコス
ト低減も図れる。
【0035】図6の実施例ではジグザグ流路15を製作
したが、図7では排気流路10a,10b,10c,1
0d,10e,10f,10gと板16の組み合わせに
より流路形状が成り立っているため、容易にジグザグな
流路が実現できる。上記と同様に、簡単に流路構造を製
作できるとともに粒子の捕捉効率を向上できる。
【0036】図8,図9に本発明の第3の実施の形態の
粒子分離装置を示す。本実施例に示す粒子分離装置の構
造の特徴は、排気流路10内に設けた網状フィルタ17
により、粒子を捕捉し、容易に粒子と清浄な気体を分離
できることである。図8,図9に具体的な実施例を示
す。図8(a),(b),(c)に示すように排気流路10
内に網状フィルタ17を数段設置する。排気流路10内
には図9に示すような流線があると予想される。粒子1
8の一部分は流線に沿って運動し、網状フィルタ17近
傍にある粒子18は、排気流路10内をさえぎる網状フ
ィルタ17に接触し捕捉される。また、密度の大きい粒
子18は隙間19を通過する流線があってもそれまでの
流れが持続し前記フィルタ17に衝突するため、粒子1
8を捕捉できる。
【0037】また、逆に密度の小さい粒子18は、流れ
に乗るもの、あるいは流れに乗らず浮遊しながら移動す
るものがある。流れに乗らない粒子18は、排気流路1
0内を拡散しながら網状フィルタ17に捕捉される可能
性が高い。従って、上記の効果で捕捉効率は向上すると
考えられる。
【0038】また、網状フィルタ17に粒子18が捕捉
されても、排気流路10は隙間19部分が確保されてお
り目詰まりで排気流路10が塞がれることはない。ま
た、前記フィルタ17は排気流路10内の溝20に挿入
のため、排気流路10を分解せずに交換が可能である。
従って、粒子の捕捉効率向上とフィルタ6への負荷を軽
減するととも容易にフィルタ6の交換作業が実施でき
る。さらに、図5〜図9の実施例をそれぞれ組み合わせ
ても問題は無く、粒子捕捉効率は向上させることがで
き、フィルタ6への負担を軽減できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、空気汚
染拡大防止囲いを囲むように2次囲いを設け、前記2次
囲いの中に前記フィルタ及び排気流路を設けることによ
り、切断部からの粒子の2重の囲いの中に閉じ込めるこ
とができ、空気汚染拡大を防止できるとともに粒子の捕
捉効率を向上できる。また、建屋内で作業する作業者へ
の内部被曝を低減させることもできる。さらに、フィル
タの目詰まりの際、フィルタを交換するが、2次囲いを
設けることで切断時に発生する粒子の飛散を作業者が直
接受けることなく交換作業を実施できる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、空気汚染拡大防止囲いの中ある
いは前記囲い外に接して並ぶように2次囲いを設け、前
記2次囲いの中に前記フィルタ及び排気流路を設けたこ
とにより、空気汚染拡大防止囲いから囲い外部を経由せ
ず2次囲いに気体を吸気及び排気ができるため、囲い外
部へ粒子を漏洩しないため、空気汚染拡大防止と作業者
への内部被曝を軽減できる。また、囲い外に2次囲いを
設置する場合、独立して2次囲いを製作できるため、配
置の自由度が向上する。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,請求項2あるいは請求項3に記載の効果に加えて、
前記2次囲いの吸気口を被切断物の切断位置より上方に
設けたことにより、切断時に発生する熱を効率よく換気
できるため、切断位置の変更や作業エリアの変更時の作
業者の囲い内への立入りが素早く実施でき、作業能率が
向上する。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1,請求項2あるいは請求項3に記載の効果に加えて、
フィルタの上流側に粒子径に応じて選択的に粒子と清浄
な気体に分離できる粒子分離装置を設けることで、粒子
の捕捉効率を向上できる。さらに、フィルタの上流側に
粒子分離装置を設けることで、粒子の付着によるフィル
タの目詰まりを軽減するとともにフィルタの交換回数を
少なくできる。従って、物量を軽減による経済性の向上
が期待できる。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の効果に加えて、粒子分離装置は粒子を含む気体
に旋回力を与えて排気流路内に旋回流を発生させること
で、簡単に粒子と清浄な気体を分離できるため、捕捉効
率を向上できる。
【0044】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
に記載の効果に加えて、前記粒子分離装置はジグザグ流
路を形成し流路内に粒子を捕捉するポケットを設け、ポ
ケットにより粒子と清浄な気体に分離できるため、簡単
な構造で捕捉効率を向上させることができる。
【0045】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
に記載の効果に加えて、網状の繊維フィルタに設けた隙
間により粒子の付着による流路の閉塞を防止でき、粒子
の捕捉効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態における粒子捕捉
装置である構成図。
【図2】本発明による第2の実施形態の変形例における
粒子捕捉装置である構成図。
【図3】本発明による第3の実施形態の別の変形例にお
ける粒子捕捉装置構成図である。
【図4】本発明による第4の実施形態における粒子捕捉
装置構成図である。
【図5】(a)及び(b)は本発明による第1の実施形
態における粒子分離装置である平面図及び同図(a)のA
−A′線断面図。
【図6】本発明による第2の実施形態における粒子分離
装置である構成図。
【図7】本発明による第2の実施形態の変形例における
粒子分離装置構成図である。
【図8】(a)と(b)及び(c)は本発明による第3
の実施形態における粒子分離装置平面図と同図(a)のB
−B′断面図及び同図(b)のC−C′断面図である。
【図9】本発明による第3の実施形態における粒子の飛
散挙動の推定図である。
【図10】従来技術による粒子捕捉装置である構成図。
【図11】従来技術による空気汚染拡大防止囲い内の気
体の流れの推定図である。
【符号の説明】
1…プラズマ切断機、2…トーチノズル、3…被切断
物、4…空気汚染拡大防止囲い、5…2次囲い、6…フ
ィルタ、7a,7b,7c,7d…粒子分離装置、8…
ブロア、9…排気塔、10a,10b,10c,10
d,10e,10f,10g…排気流路、11…吸気
口、12…排気口、13…旋回羽根、14…捕捉ポケッ
ト、15…ジグザグ流路、16…板、17…網状フィル
タ、18…粒子、19…隙間、20…溝。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切断機と切断機により切断される被切断物
    と、前記切断機と被切断物を囲った空気汚染拡大防止囲
    いと、前記被切断物の切断時に発生する粒子を捕捉する
    複数のフィルタと、フィルタに接続されたブロアと、ブ
    ロアから建屋外に放出するための排気塔等で構成された
    粒子捕捉装置において、前記空気汚染拡大防止囲いを含
    む2次囲いを設け、前記2次囲いの中に前記フィルタ及
    び排気流路を設けたことを特徴とする粒子捕捉装置。
  2. 【請求項2】切断機と切断機により切断される被切断物
    と、前記切断機と被切断物を囲った空気汚染拡大防止囲
    いと、前記被切断物の切断時に発生する粒子を捕捉する
    複数のフィルタと、フィルタに接続されたブロアと、ブ
    ロアから建屋外に放出するための排気塔等で構成された
    粒子捕捉装置において、前記空気汚染拡大防止囲いの中
    あるいは前記囲い外に接して並ぶように2次囲いを設
    け、前記2次囲いの中に前記フィルタ及び排気流路を設
    けたことを特徴とする粒子捕捉装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の粒子捕捉装
    置において、前記2次囲いの吸気口を被切断物の切断位
    置より上方に設けたことを特徴とする粒子捕捉装置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれか1項に記
    載の粒子捕捉装置において、前記フィルタの上流側に粒
    子と清浄な気体を分離できる粒子分離装置を設けたこと
    を特徴とする粒子捕捉装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の粒子捕捉装置において、
    前記粒子分離装置は粒子を含む気体に旋回力を与えて粒
    子と清浄な気体に分離する構造であることを特徴とする
    粒子捕捉装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の粒子捕捉装置において、
    前記粒子分離装置はジグザグの流路を形成し流路内に粒
    子を捕捉するポケットを設け、ポケットにより粒子と清
    浄な気体に分離する構造であることを特徴とする粒子捕
    捉装置。
  7. 【請求項7】請求項4に記載の粒子捕捉装置において、
    前記粒子分離装置は網状の繊維フィルタを設けることに
    より粒子と清浄な気体に分離する構造であることを特徴
    とする粒子捕捉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007225499A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Japan Atomic Energy Agency 放射線環境下における排気用フィルタ
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