JP2000258470A - 電圧降下測定方法 - Google Patents

電圧降下測定方法

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JP2000258470A
JP2000258470A JP11066570A JP6657099A JP2000258470A JP 2000258470 A JP2000258470 A JP 2000258470A JP 11066570 A JP11066570 A JP 11066570A JP 6657099 A JP6657099 A JP 6657099A JP 2000258470 A JP2000258470 A JP 2000258470A
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current power
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JP11066570A
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Hitoshi Furukawa
仁 古川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象に適した電流レンジの定電流を選択
的に与えて電圧降下を測定する。 【解決手段】 測定対象13が第一定電圧定電流電源1
1の第1の定電流I1に適した抵抗特性を有する場合に
は、第一定電圧定電流電源11を直接に測定対象に接続
してその電圧降下測定を行う一方、例えば測定対象13
がボタン操作等の手動専用の第三定電圧定電流電源33
に係る第3の定電流I3に適した抵抗特性を有する場合
には、第一定電圧定電流電源11に接続された第二リレ
ー31及び第三リレー34の開閉切り換えによって、第
三定電圧定電流電源33から測定対象13に第3の定電
流を流して測定対象の電圧降下測定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、様々な測定対象
の抵抗特性を検査するための電圧降下測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧降下測定方法では、図4の如
く、定電圧定電流電源1を測定対象2となる負荷(抵
抗)の両端に接続し、パーソナルコンピュータ等の制御
装置3で定電圧定電流電源1を駆動制御して測定対象2
に任意の一定電流を出力させる。そして、このときの測
定対象2における電圧降下を電圧測定器4を用いて測定
するようにしていた。
【0003】即ち、ここでは、定電圧定電流電源1によ
って所定の定電流Iを測定対象2に与え、測定対象2の
電圧降下を電圧測定器4で自動的に読みとり、オームの
法則(即ち、抵抗をR、電圧をV、電流をIとして、R
=V/I)により測定対象2の抵抗特性を判断してい
た。
【0004】尚、長時間にわたって測定対象2に電流を
流すと、測定対象2が発熱したりしてその抵抗特性が変
化する。また、測定対象2に電流が流れていない状態で
も、電圧測定器4の測定誤差によりある程度の電流を検
出してしまうこともあり、かかる測定誤差を差し引いて
測定対象2での電圧降下を測定する必要もある。
【0005】このようなことを考慮し、定電圧定電流電
源1から定電流Iを出力する場合、この電流出力時間を
制御装置3によって厳密に制御することとし、また測定
対象2における発熱状況や電圧測定器4での測定誤差等
を制御装置3によって考慮しながら、測定を行ってい
た。尚、かかる制御装置3の動作は、制御装置3内の所
定の記憶装置(ハードディスクドライブ)に予め格納さ
れたソフトウェアプログラムに従って実行されるように
なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、測定対象2
は、その材質や用途によって抵抗特性がかなり広範に相
違することが多い。したがって、電圧降下の測定に用い
る電流範囲は、100μA〜数百Aと広範囲にわたる。
【0007】一方、定電圧定電流電源1は出力できる電
流及び電圧に制限があり、1台の定電圧定電流電源1で
は、広い範囲の電流及び電圧域で精度良く測定すること
ができない。
【0008】したがって、従来においては、定電圧定電
流電源1として、様々な電流出力レンジを有するものを
予め用意しておき、そのうちいずれかを測定対象2に応
じて選択変更して使用していた。
【0009】しかしながら、上記のように、測定対象2
の発熱等による抵抗変化や電圧測定器4の測定誤差等、
実際の測定には注意すべき事項も多く、これらを手動で
厳密に制御することが実質的に困難であるので、上述の
ように制御装置3を使用することが望ましい。しかしな
がら、様々な電流出力レンジを有する複数種類の定電圧
定電流電源1のうちのひとつを選択的に使用して測定対
象2の特性測定を行う場合、あらゆる定電圧定電流電源
1を1個の制御装置3で制御することは、制御装置3の
動作を規律するソフトウェアプログラムが極めて複雑に
なり、現実的に困難である。また、様々な種類の定電圧
定電流電源1には、ボタン操作等の手動操作専用のもの
も存在し、この場合、外部からの電気的信号で制御する
ことが不可能な構造になっていることから、制御装置3
で動作環境を厳密に規定することが実質的に不可能な場
合が多かった。
【0010】そこで、この発明の課題は、測定対象の電
流及び電圧域に対応して精度の良い測定を自動的に行う
ことができる電圧降下測定方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、様々な測定対象の抵抗特性を
検査するために当該測定対象に電流を与えて電圧降下を
測定する電圧降下測定方法であって、前記測定対象の検
査時の適正電流が所定の第1の定電流である場合に、前
記第1の定電流を出力するための所定の第一定電圧定電
流電源を所定の制御装置で駆動制御して前記測定対象に
前記第1の定電流を与え、所定の電圧測定器により前記
測定対象の電圧降下を測定し、前記測定対象の検査時の
適正電流が前記第1の定電流と異なる所定の第2の定電
流である場合であって、且つ前記第2の定電流を出力す
るための所定の第二定電圧定電流電源が外部からの所定
の切換用電気信号によって駆動切り換えできるものであ
る場合に、前記第一定電圧定電流電源に、前記第二定電
圧定電流電源の駆動切換用の所定の第一スイッチング回
路を接続し、この状態で前記第一定電圧定電流電源を前
記制御装置で駆動制御して前記第一スイッチング回路を
開閉切り換えし、当該第一スイッチング回路の開閉切り
換えを通じて前記切換用電気信号の前記第二定電圧定電
流電源への入力調整により当該第二定電圧定電流電源を
駆動切り換えして前記測定対象に前記第2の定電流を与
え、前記電圧測定器により前記測定対象の電圧降下を測
定し、前記測定対象の検査時の適正電流が前記第1の定
電流と異なる所定の第3の定電流である場合であって、
且つ前記第3の定電流を出力するための所定の第三定電
圧定電流電源が外部からの所定の電気信号によって駆動
切り換えできないものである場合に、前記第一定電圧定
電流電源に所定の第二スイッチング回路を接続するとと
もに、前記測定対象と前記第三定電圧定電流電源とを所
定の第三スイッチング回路を介して接続し、この状態
で、前記第一定電圧定電流電源を前記制御装置で駆動制
御して前記第二スイッチング回路を開閉切り換えし、当
該第二スイッチング回路を通じて前記第三スイッチング
回路を開閉切り換えして、前記第三定電圧定電流電源か
ら前記測定対象に前記第3の定電流を与え、前記電圧測
定器により前記測定対象の電圧降下を測定するものであ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記制御装置
が、前記電圧測定器に対して、前記第一定電圧定電流電
源に定電流または定電圧の出力を指示していない場合
と、前記定電流または前記定電圧の出力を指示している
場合の両方のタイミングで前記測定対象の電圧降下を測
定するよう指示を与え、前記第一定電圧定電流電源に前
記定電流または前記定電圧の出力を指示していない場合
で前記測定対象に電流が流れていない状態の当該測定対
象の電圧降下を、前記定電流または前記定電圧の出力を
指示している場合で前記測定対象に電流が流れている状
態での当該測定対象の電圧降下から減算して前記電圧測
定器の測定誤差を補正する機能を有せしめられたもので
ある。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記制御装置
が、前記第一定電圧定電流電源に前記定電流または前記
定電圧の出力を指示する場合に、一定の駆動時間に限定
して指示を行うとともに、前記電圧測定器の駆動時間を
も一定の駆動時間に限定するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図3はこの発明の一の
実施の形態に係る電圧降下測定装置を示す回路ブロック
図である。この電圧降下測定装置は、図1ないし図3の
如く、外部からオン/オフ切換制御可能とされて所定の
第1の定電流I1または定電圧V1を出力する第一定電
圧定電流電源11と、この第一定電圧定電流電源11を
オン/オフ切換制御する制御装置12と、測定対象13
としての負荷(抵抗)の両端の電位差(電圧降下)を測
定する電圧測定器14と、第一定電圧定電流電源11に
着脱自在に接続可能とされて当該第一定電圧定電流電源
11でのオン/オフ切換え制御により測定対象13に第
2の定電流I2を与える第一定電流回路15と、この第
一定電流回路15に代えて第一定電圧定電流電源11に
着脱自在に接続可能とされて当該第一定電圧定電流電源
11でのオン/オフ切換え制御により測定対象13に第
3の定電流I3を与える第二定電流回路16とを備え
る。
【0015】第一定電圧定電流電源11は、一対の出力
端子21a,21bの一方(21a)に第1の定電流I
1または所定の定電圧V1を出力するとともに、他方
(21b)を接地する機能を有している。即ち、図1の
如く、両出力端子21a,21bを測定対象13の両端
に直接接続する場合は、制御装置12からの制御切り換
えに基づいて、測定対象13に第1の定電流I1を流す
機能を奏し、図2の如く、両出力端子21a,21bを
第一定電流回路15に接続する場合は、制御装置12か
らの制御切り換えに基づいて、第一定電流回路15に所
定の定電圧V1を印加する機能を奏し、図3の如く、両
出力端子21a,21bを第二定電流回路16に接続す
る場合は、制御装置12からの制御切り換えに基づい
て、第二定電流回路16に所定の定電圧V1を印加する
機能を奏することになる。
【0016】制御装置12は、所定のプリント配線基板
(いわゆるマザーボード)上にCPU、RAM、各種イ
ンターフェース端子が搭載されて、所定の記憶装置(ハ
ードディスクドライブ)内に予め格納された所定の専用
ソフトウェアプログラムに従って動作するコンピュータ
システム(パーソナルコンピュータ)であり、上記ソフ
トウェアプログラムが動作する際には、第一定電圧定電
流電源11の電源のオン/オフ切換えを行う機能と、そ
の前後に電圧測定器14に測定対象13の電圧降下及び
測定対象13に流れる電流の測定動作を指示する機能
と、電圧測定器14からの測定結果を受けて、測定対象
13の抵抗値を演算し、所定のディスプレイ装置(図示
せず)に表示し、必要に応じて所定の印刷装置(プリン
タ)に印刷する機能とを有する。特に、ここで使用され
るソフトウェアプログラムとしては、測定対象13の発
熱等による抵抗特性の変化や、電圧測定器14自体の測
定誤差を加味するものとする。具体的には、測定対象1
3に電流を流す場合に、測定対象13が経時的に発熱を
して抵抗値が変化することから、その抵抗値の推移を考
慮して第一定電圧定電流電源11及び電圧測定器14の
駆動時間を厳密に制御するようになっており、かかる駆
動時間を厳密に制御して、発熱の飽和状態に達する以前
の抵抗値の変化と、飽和状態に達した後の抵抗値の定常
状態とをそれぞれ一定時間だけ測定し、これらを所定の
割合で平均化するなどしてディスプレイ装置等に表示す
るようになっている。また、電圧測定器14の測定誤差
については、測定対象13に電流を与えていない状態
(即ち第一定電圧定電流電源11に電流出力の指示を与
える以前の状態)で電圧測定器14に電圧降下測定の指
示を与え、このときの電圧降下をV0とし、測定対象1
3に電流Iを与えた状態(即ち第一定電圧定電流電源1
1に電流出力の指示を与えた状態)で電圧測定器14で
測定された電圧降下をVとし、次の(1)式(オームの
法則)によって測定対象13の抵抗値Rを測定するよう
になっている。尚、後述のように第二定電圧定電流電源
25または第三定電圧定電流電源33を使用する場合
は、(1)式における電流Iの値は、所定の設定値をも
って演算を行う。
【0017】R=(V−V0)/I …(1) 電圧測定器14は、制御装置12での制御指示に基づい
て動作するものであって、測定対象13の電圧降下及び
そのときの測定対象13に流れる電流値を読みとり、制
御装置12に伝達するようになっている。
【0018】第一定電流回路15は、これが第一定電圧
定電流電源11に接続された場合に、図2の如く、第一
定電圧定電流電源11での電圧V1のオン/オフ切換え
に従って開閉動作する第一リレー(第一スイッチング回
路)23と、この第一リレー23の閉成時に出力端子2
4a,24bを通じて測定対象13に電流を与える第二
定電圧定電流電源25とを備える。
【0019】第一リレー23は、電磁コイル23aによ
り接点23bの開閉を行う電磁リレーであって、第一定
電圧定電流電源11から電圧V1が印加されると、一定
の電流が電磁コイル23aに流れ、接点23bが閉成し
て第二定電圧定電流電源25をオン切り換えするように
なっている。
【0020】第二定電圧定電流電源25は、第一リレー
23によって第2の定電流I2の出力の可否を切り換え
制御できるようになっている。即ち、第二定電圧定電流
電源25においては、第一リレー23の接点23bが閉
成したときに、第1の定電流I1と異なる所定の第2の
定電流I2を出力端子24a,24bを通じて測定対象
13に供給するようになっている。
【0021】第二定電流回路16は、これが第一定電圧
定電流電源11に接続された場合に、図3の如く、第一
定電圧定電流電源11での定電圧V1のオン/オフ切換
えに従って開閉動作する第二リレー(第二スイッチング
回路)31と、出力端子32a,32bを通じて測定対
象13に電流を与えるための第三定電圧定電流電源33
と、第二リレー31の閉成時に第三定電圧定電流電源3
3の一端を測定対象13に接続するよう切り換える第三
リレー(第三スイッチング回路)34とを備える。
【0022】第二リレー31は、電磁コイル31aによ
り接点31bの開閉を行う電磁リレーで、且つその電流
許容量が上記第一リレー23と同等に設定されたもので
あって、第一定電圧定電流電源11から与えられた定電
圧V1が電磁コイル31aに流れると接点31bが閉成
するようになっている。
【0023】第三リレー34は、電磁コイル34aによ
り接点34bの開閉を行う電磁リレーであって、第二リ
レー31の接点31bの閉成時に、コンセントプラグ3
5を通じて外部の商用電源(主電源)から与えられた電
流Ivが電磁コイル34aに流れると、接点34bが閉
成し、第三定電圧定電流電源33からの第3の定電流I
3が測定対象13に供給させるようになっている。ここ
で、第二リレー31で測定対象13への通電の可否を切
り換えずに、これを第三リレー34によって行っている
のは、第一定電圧定電流電源11及び第二リレー31の
電流許容量が第三定電圧定電流電源33に対応していな
い場合を考慮したものである。
【0024】第三定電圧定電流電源33は、ボタン操作
等の手動制御専用のものであり、外部から駆動のオン/
オフ切換えができない回路となっているものである。こ
のため、第三定電圧定電流電源33からの第3の定電流
I3の出力の可否は、第三定電圧定電流電源33と測定
対象13との間に介装された第三リレー34の接点34
bが開閉切り換えすることによって行われる。
【0025】尚、各定電圧定電流電源11,25,33
は、商用電源(主電源)に接続されてそれぞれ定電流I
1,I2,I3または定電圧V1を出力するものである
が、図1ないし図3では商用電源への接続配線を図示省
略している。
【0026】上記構成の電圧降下測定装置において、ま
ず、測定対象13の電流レンジが第一定電圧定電流電源
11の出力電流である第1の定電流I1に適している場
合の電圧降下測定動作について説明する。
【0027】ここでは、図1の如く、第一定電圧定電流
電源11の出力端子21a,21bをそのまま測定対象
13の両端に接続する。そして、第一定電圧定電流電源
11から第1の定電流I1を出力する以前に、制御装置
12によって電圧測定器14に電圧降下測定を指示し、
このときの電圧値V0を要求する。電圧測定器14で電
圧値V0を測定したら、これを制御装置12に伝達し、
制御装置12ではこの値を一時的に記憶する。
【0028】次いで、制御装置12は、第一定電圧定電
流電源11に電流出力を指示すると同時に、引き続き電
圧測定器14での電圧降下測定を指示する。そうする
と、第一定電圧定電流電源11は、第1の定電流I1を
出力端子21a,21bを通じて測定対象13に出力す
る。電圧測定器14では、このときの測定対象13の両
端の電圧値Vを読みとり、これを制御装置12に伝達す
る。制御装置12では、上記(1)式に従って測定対象
13の抵抗値Rを演算し、所定のディスプレイ装置に出
力する。尚、このときには、測定対象13に第1の定電
流I1が流れることにより発熱し、抵抗値の特性が変化
するが、制御装置12では、このことを考慮して抵抗値
Rの演算を行うようにする。尚、かかる処理動作は、図
4に示した従来の電圧降下測定方法と同様である。
【0029】次に、測定対象13の電流レンジが第二定
電圧定電流電源25の出力電流である第2の定電流I2
に適している場合の電圧降下測定動作について説明す
る。
【0030】ここでは、図2の如く、第一定電圧定電流
電源11の出力端子21a,21bを第一定電流回路1
5のリレー23の電磁コイル23aの両端に接続し、接
点23bを開閉することで第二定電圧定電流電源25を
駆動切り換えする。
【0031】即ち、まず第一定電圧定電流電源11から
定電圧V1を出力する以前に、制御装置12によって電
圧測定器14に電圧降下測定を指示し、このときの電圧
値V0を要求する。電圧測定器14で電圧値V0を測定
したら、これを制御装置12に伝達する。制御装置12
ではこの値V0を一時的に記憶する。
【0032】次いで、制御装置12は、第一定電圧定電
流電源11に定電圧V1の出力を指示すると同時に、引
き続き電圧測定器14での電圧降下測定を指示する。こ
のとき、第一定電圧定電流電源11からの定電圧V1
は、第一定電流回路15のリレー23の電磁コイル23
aに与えられる。そうすると、電磁コイル23aに電流
が流れて接点23bが閉成し、第二定電圧定電流電源2
5が駆動を開始し、第2の定電流I2を出力端子24
a,24bを通じて測定対象13に出力する。電圧測定
器14では、このときの測定対象13の両端の電圧値V
を読みとり、これを制御装置12に伝達する。制御装置
12では、上記(1)式に従って測定対象13の抵抗値
Rを演算し、所定のディスプレイ装置に出力する。この
ときには、測定対象13の発熱等による抵抗値の特性変
化を考慮して抵抗値Rの演算を行う。
【0033】また、測定対象13の電流レンジが第三定
電圧定電流電源33の出力電流である第3の定電流I3
に適している場合の電圧降下測定動作について説明す
る。
【0034】ここでは、図3の如く、第一定電圧定電流
電源11の出力端子21a,21bを第二定電流回路1
6のリレー31の電磁コイル31aの両端に接続し、接
点31bを開閉することで第三リレー34を開閉切り換
えし、これにより第三定電圧定電流電源33からの第3
の定電流I3の測定対象13への供給の可否を切り換え
る。
【0035】即ち、まず第一定電圧定電流電源11から
定電圧V1を出力する以前に、制御装置12によって電
圧測定器14に電圧降下測定を指示し、このときの電圧
値V0を要求する。電圧測定器14で電圧値V0を測定
したら、これを制御装置12に伝達する。制御装置12
ではこの値V0を一時的に記憶する。
【0036】次いで、制御装置12は、第一定電圧定電
流電源11に定電圧V1の出力を指示すると同時に、引
き続き電圧測定器14での電圧降下測定を指示する。こ
のとき、第一定電圧定電流電源11からの定電圧V1
は、第二定電流回路16の第二リレー31の電磁コイル
31aに与えられる。そうすると、電磁コイル31aに
電流が流れ、接点31bが閉成し、商用電源(主電源)
に接続された第三リレー34の電磁コイル34aに電流
が流れる。これにより、第三リレー34の接点34bは
閉成し、第三定電圧定電流電源33からの第3の定電流
I3が測定対象13に与えられる。電圧測定器14で
は、このときの測定対象13の両端の電圧値Vを読みと
り、これを制御装置12に伝達する。制御装置12で
は、上記(1)式に従って測定対象13の抵抗値Rを演
算し、所定のディスプレイ装置に出力する。このときに
は、測定対象13の発熱等による抵抗値の特性変化を考
慮して抵抗値Rの演算を行う。
【0037】以上のように、測定対象13の発熱等によ
る抵抗変化や、電圧測定器14の測定誤差等の諸要素を
考慮して制御装置12で自動的に測定対象13の電圧降
下を測定する場合に、測定対象13の電流レンジに応じ
て様々な定電圧定電流電源11,25,33を選択して
定電流I1〜I3を測定対象13に与えることができる
ので、どのような測定対象13についても、広い範囲で
精度の良い測定を自動的に行うことができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、測定対
象が第1の定電流に適した抵抗特性を有する場合には、
第一定電圧定電流電源を直接に測定対象に接続してその
電圧降下測定を行い、測定対象が自動制御用の第二定電
圧定電流電源に係る第2の定電流に適した抵抗特性を有
する場合には、第一定電圧定電流電源に接続された第一
スイッチング回路を通じて第二定電圧定電流電源をオン
/オフ切換えして測定対象の電圧降下測定を行い、測定
対象がボタン操作等の手動専用の第三定電圧定電流電源
に係る第3の定電流に適した抵抗特性を有する場合に
は、第一定電圧定電流電源に接続された第二スイッチン
グ回路を通じて、第三定電圧定電流電源と測定対象との
間に介装された第三スイッチング回路の開閉切り換えを
行い、これにより第三定電圧定電流電源から測定対象に
第3の定電流を流して測定対象の電圧降下測定を行うよ
うにしているので、第一定電圧定電流電源を制御装置で
自動制御しながら測定対象における電圧降下測定を厳密
な測定環境化で容易に実施できる。即ち、様々な電圧定
電流電源を同一の制御装置で制御できるので、制御装置
での測定環境を厳密に限定しながらも、電圧降下測定の
環境自由度を向上させることができる。
【0039】この場合、制御装置を第二定電圧定電流電
源や第三定電圧定電流電源に直接接続してそれぞれの定
電流を出力する場合に比べて、制御装置では第一定電圧
定電流電源を駆動制御するだけでよく、制御装置での制
御機能を簡略化できる。
【0040】また、所定の場合にスイッチング回路を使
用し、これによって各部位の切換え動作を行っているの
で、第一定電圧定電流電源で直接に第二定電圧定電流電
源のオン/オフ切換えや第三定電圧定電流電源と測定対
象との接続切換を行う場合に比べて、制御用の電流域の
対応が容易になるという利点がある。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、第一定電
圧定電流電源に前記第1の定電流の出力を指示していな
い場合と、前記第1の定電流の出力を指示している場合
の両方のタイミングで前記測定対象の電圧降下を測定
し、測定対象に電流が流れていない状態の当該測定対象
の電圧降下を電圧測定器の測定誤差として除去補正する
ようにしているので、測定精度を向上できる。このよう
な場合に、複数の定電圧定電流電源のうちのひとつを選
択して測定対象に接続し、その測定対象に適した電流レ
ンジの定電流を出力して電圧降下測定を行うのである
が、かかる様々な電圧定電流電源を同一の制御装置で制
御できるので、制御装置での測定環境を厳密に限定しな
がらも、電圧降下測定の環境自由度を向上させることが
できる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、測定対象
の発熱等による抵抗変化がある場合に、制御装置での第
一定電圧定電流電源及び電圧測定器の駆動時間を厳密に
制御して測定対象の抵抗変化を考慮しながら電圧降下測
定を行うことができるので、精度の良い測定結果を得る
ことができる。このような場合に、複数の定電圧定電流
電源のうちのひとつを選択して測定対象に接続し、その
測定対象に適した電流レンジの定電流を出力して電圧降
下測定を行うのであるが、かかる様々な電圧定電流電源
を同一の制御装置で制御できるので、制御装置での測定
環境を厳密に限定しながらも、電圧降下測定の環境自由
度を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る電圧降下測定
方法の一例を示す回路ブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る電圧降下測定
方法の他の例を示す回路ブロック図である。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る電圧降下測定
方法の他の例を示す回路ブロック図である。
【図4】従来の電圧降下測定方法を示す回路ブロック図
である。
【符号の説明】
11 第一定電圧定電流電源 12 制御装置 13 測定対象 14 電圧測定器 15 第一定電流回路 16 第二定電流回路 23 第一リレー 25 第二定電圧定電流電源 31 第二リレー 33 第三定電圧定電流電源 34 第三リレー 35 コンセントプラグ I1〜I3 定電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G028 AA01 AA05 CG02 DH03 DH06 DH13 FK01 GL15 HN11 HN13 LR02 LR07 MS05 2G035 AA09 AA17 AA22 AB01 AC01 AD10 AD18 AD26 AD28 AD42 AD45 AD47 AD52 AD56 5G065 DA02 FA02 HA08 LA01 NA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 様々な測定対象の抵抗特性を検査するた
    めに当該測定対象に電流を与えて電圧降下を測定する電
    圧降下測定方法であって、 前記測定対象の検査時の適正電流が所定の第1の定電流
    である場合に、前記第1の定電流を出力するための所定
    の第一定電圧定電流電源を所定の制御装置で駆動制御し
    て前記測定対象に前記第1の定電流を与え、所定の電圧
    測定器により前記測定対象の電圧降下を測定し、 前記測定対象の検査時の適正電流が前記第1の定電流と
    異なる所定の第2の定電流である場合であって、且つ前
    記第2の定電流を出力するための所定の第二定電圧定電
    流電源が外部からの所定の切換用電気信号によって駆動
    切り換えできるものである場合に、前記第一定電圧定電
    流電源に、前記第二定電圧定電流電源の駆動切換用の所
    定の第一スイッチング回路を接続し、この状態で前記第
    一定電圧定電流電源を前記制御装置で駆動制御して前記
    第一スイッチング回路を開閉切り換えし、当該第一スイ
    ッチング回路の開閉切り換えを通じて前記切換用電気信
    号の前記第二定電圧定電流電源への入力調整により当該
    第二定電圧定電流電源を駆動切り換えして前記測定対象
    に前記第2の定電流を与え、前記電圧測定器により前記
    測定対象の電圧降下を測定し、 前記測定対象の検査時の適正電流が前記第1の定電流と
    異なる所定の第3の定電流である場合であって、且つ前
    記第3の定電流を出力するための所定の第三定電圧定電
    流電源が外部からの所定の電気信号によって駆動切り換
    えできないものである場合に、前記第一定電圧定電流電
    源に所定の第二スイッチング回路を接続するとともに、
    前記測定対象と前記第三定電圧定電流電源とを所定の第
    三スイッチング回路を介して接続し、この状態で、前記
    第一定電圧定電流電源を前記制御装置で駆動制御して前
    記第二スイッチング回路を開閉切り換えし、当該第二ス
    イッチング回路を通じて前記第三スイッチング回路を開
    閉切り換えして、前記第三定電圧定電流電源から前記測
    定対象に前記第3の定電流を与え、前記電圧測定器によ
    り前記測定対象の電圧降下を測定することを特徴とする
    電圧降下測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電圧降下測定方法であ
    って、前記制御装置は、前記電圧測定器に対して、前記
    第一定電圧定電流電源に定電流または定電圧の出力を指
    示していない場合と、前記定電流または前記定電圧の出
    力を指示している場合の両方のタイミングで前記測定対
    象の電圧降下を測定するよう指示を与え、前記第一定電
    圧定電流電源に前記定電流または前記定電圧の出力を指
    示していない場合で前記測定対象に電流が流れていない
    状態の当該測定対象の電圧降下を、前記定電流または前
    記定電圧の出力を指示している場合で前記測定対象に電
    流が流れている状態での当該測定対象の電圧降下から減
    算して前記電圧測定器の測定誤差を補正する機能を有せ
    しめられたことを特徴とする電圧降下測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電圧降
    下測定方法であって、前記制御装置は、前記第一定電圧
    定電流電源に前記定電流または前記定電圧の出力を指示
    する場合に、一定の駆動時間に限定して指示を行うとと
    もに、前記電圧測定器の駆動時間をも一定の駆動時間に
    限定することを特徴とする電圧降下測定方法。
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