JP2000257644A - 等速自在継手 - Google Patents

等速自在継手

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JP2000257644A
JP2000257644A JP11060291A JP6029199A JP2000257644A JP 2000257644 A JP2000257644 A JP 2000257644A JP 11060291 A JP11060291 A JP 11060291A JP 6029199 A JP6029199 A JP 6029199A JP 2000257644 A JP2000257644 A JP 2000257644A
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JP
Japan
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joint member
guide groove
retainer
velocity universal
constant velocity
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JP11060291A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kadota
哲郎 門田
Kenta Yamazaki
健太 山崎
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手作動角の高角化 【解決手段】 外側継手部材1の案内溝1bには、アン
ダーカットフリーの領域1b1が設けられている。アン
ダーカットフリーの領域1b1は、案内溝1bの中心線
O1から継手の奥部側に設けられ、外側継手部材1の軸
線と平行である。また、内側継手部材2の案内溝2bに
は、アンダーカットフリーの領域2b1が設けられてい
る。アンダーカットフリー領域2b1は、案内溝2bの
中心線O2から継手の開口側に設けられ、内側継手部材
2の軸線と平行である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転バックラッシ
ュを嫌う用途に適した等速自在継手に関し、特に自動車
のステアリング装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】例えば図10に概念的に示すように、自
動車のステアリング装置において、ステアリングホイー
ル(ハンドル)20に与えられた回転トルクは、ステア
リングコラムの主軸(メインシャフト)21から中間軸
(インターミディエイトシャフト)22を介してステア
リングギヤ23のギヤ軸(ピニオン軸等)24に入力さ
れ、さらにステアリングギヤ23の機構で直線運動に変
換されることにより、リンク機構(ナックル等)25を
介して車輪26に転舵力として伝えられる。ステアリン
グギヤ23には、ラックピニオン式、ボールスクリュー
式、ウォームローラ式など多くの種類があり、最近で
は、剛性が高く、軽量であることから、ラックピニオン
式が主流になっている。中間軸22は、主軸21及びギ
ヤ軸24に対して角度をもった状態で配設され、また衝
突時の衝撃エネルギーを吸収する目的から、自在継手2
7、28を介して主軸21及びギヤ軸24にそれぞれ連
結される。
【0003】ステアリング装置に用いられる自在継手
(27、28)としては、従来、カルダン継手(十字軸
を用いた自在継手)が主流であったが、継手部分の高角
化を図り(車両レイアウト等との関係)、また継手部分
の作動性を高めるため(操舵フィーリング等との関
係)、カルダン継手に代えて等速自在継手を使用する傾
向が強くなってきた。
【0004】一方、一般構成の等速自在継手は、トルク
伝達ボールとボールトラックとの間に僅かなクリアラン
ス(内部隙間)があり、回転方向の変化時、継手内部に
回転バックラッシュ(円周方向のガタツキ)が生じるこ
とが不可避である。そのため、一般構成の等速自在継手
をそのままステアリング装置に用いると、操舵時の操縦
安定性やダイレクト感・シャープ感などが損なわれると
いう問題がある。
【0005】また、自動車用途において、等速自在継手
はドライブシャフト用に多くの実績があり、通常、一般
構成の等速自在継手はドライブシャフト用としての要求
特性を満足できる設計仕様になっている。しかし、ステ
アリング装置では、ドライブシャフトに比較して、継手
に負荷されるトルクが小さく、また継手の回転数も低い
ので、一般構成の等速自在継手では要求特性に対してオ
ーバスペックの感があり、継手重量や製造コストを低減
する観点から改良の余地がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、上述した
問題点に鑑み、回転バックラッシュがなく、軽量・コン
パクト、かつ低コストで、特にステアリング装置に好適
な等速自在継手を種々開発し既に出願している(特願平
7−339319号、特願平9−351010号等)。
しかし、車両レイアウト等との関係から、継手部分のさ
らなる高角化が要求される場合がある。
【0007】そこで、本発明は、この種の等速自在継手
における作動角の高角化を達成しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、球面状の内径面に曲線状の案内溝を軸方
向に形成した外側継手部材と、球面状の外径面に曲線状
の案内溝を軸方向に形成した内側継手部材と、外側継手
部材の案内溝とこれに対向する内側継手部材の案内溝と
が協働して形成され、軸方向の一方に向かって楔状に縮
小したボールトラックと、ボールトラックに配されたト
ルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを保持する保持器
と、トルク伝達ボールとボールトラックとの間の隙間を
詰める予圧付与手段とを備え、外側継手部材及び内側継
手部材の案内溝にアンダーカットフリーの領域を設けた
構成を提供する。案内溝にアンダーカットフリーの領域
を設けることにより、継手作動角の高角化を図ることが
できる。
【0009】予圧付与手段は、外側継手部材、内側継手
部材、保持器、トルク伝達ボールのうち何れか2つの構
成部材相互間に相対的な変位を与えることにより、トル
ク伝達ボールとボールトラックとの間の内部隙間を詰め
るものである。予圧付与手段は、例えば、内側継手部材
と保持器との間に設けられた軸方向隙間と、内側継手部
材と保持器との間に介在し、内側継手部材をその案内溝
の中心のオフセット方向と反対方向に押圧付勢する弾性
部材とで構成することができる。この場合、内側継手部
材は、弾性部材の押圧付勢力を受けて、案内溝の反オフ
セット方向に軸方向に相対変位してトルク伝達ボールを
押圧し、トルク伝達ボールと内・外側継手部材の案内溝
(ボールトラック)との間の内部隙間がなくなる位置で
止まる。その結果、トルク伝達ボールに軸方向の一定の
予圧が与えられ、回転バックラッシュ(円周方向のガタ
ツキ)がなくなる。
【0010】また、外側継手部材の内径面の開口側領域
を、保持器の外径面に適合する円筒面にすることができ
る。これにより、保持器の外側継手部材への組み込みが
容易になる。
【0011】本発明の等速自在継手は、回転バックラッ
シュがなく、軽量・コンパクト、低コストで、また高作
動角を取ることができるので、特に自動車のステアリン
グ装置に好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。
【0013】図1及び図2に示す等速自在継手は、例え
ば図10に示す自動車のステアリング装置において、中
間軸(22)とステアリングギヤ(23)のギヤ軸(2
4)とを角度変位自在に連結するものである。
【0014】この実施形態の等速自在継手は、球面状の
内径面1aに例えば3本の曲線状の案内溝1bを軸方向
に形成した外側継手部材1と、球面状の外径面2aに例
えば3本の曲線状の案内溝2bを軸方向に形成した内側
継手部材2と、外側継手部材1の案内溝1bとこれに対
向する内側継手部材2の案内溝2bとが協働して形成さ
れるボールトラックに配された例えば3個のトルク伝達
ボール3と、トルク伝達ボール3を保持する保持器4
と、内側継手部材2の外径面2aと保持器4の内径面4
aとの間に介装された弾性部材5とを備えている。
【0015】図4に示すように、この実施形態におい
て、外側継手部材1は一端が開口したカップ状のもの
で、ステアリングギヤ(例えばラックピニオン式ステア
リングギヤ)のギヤ軸(例えばピニオン軸)を連結する
ためのヨーク1cが他端に一体に形成されている。外側
継手部材1にヨーク1cを一体形成することにより、製
造工数、部品点数、組立工数を削減して、コスト低減を
図ることができる。また、両者の同軸度も確保すること
ができる。
【0016】案内溝1bの曲率中心O1は内径面1aの
球面中心O1’に対して、軸方向に(この実施形態では
継手の奥部側に)所定距離f1だけオフセットされてい
る。また、案内溝1bにはアンダーカットフリーの領域
1b1が設けられている。図8に拡大して示すように、
アンダーカットフリーの領域1b1は、案内溝1bの中
心線O1から継手の奥部側に設けられ、外側継手部材1
の軸線と平行である。また、内径面1aの開口側領域は
円筒面1a1になっている。円筒面1a1の内径(半
径)D1は、後述する保持器4の外径{図6(a)の方
向}を包含できる径に設定されている。
【0017】外側継手部材1は、例えば、鋼材料から熱
間鍛造又は亜熱間鍛造によってほぼ所定形状に予備成形
され、内径面1aおよび案内溝1bを冷間鍛造加工によ
って成形される。内径面1aについては、さらに精度確
保のための後加工(研削加工等)が施されるが、案内溝
1bについては、上記の冷間鍛造加工を最終仕上げ加工
とすることもできる。その場合、製品として完成された
状態で、案内溝1bの表面は冷間鍛造加工による成形面
になる。従来に比べ、案内溝の後加工(研削加工等)が
不要になるので、外側継手部材の製造コスト低減にな
る。
【0018】図5に示すように、この実施形態におい
て、内側継手部材2には中間軸(22:図10参照)を
兼ねる軸部2cが一体に形成されている。内側継手部材
2に軸部2cを一体形成することにより、製造工数、部
品点数、組立工数を削減して、コスト低減を図ることが
できる。
【0019】案内溝2bの曲率中心O2は、外径面2a
の球面中心O2’に対して、軸方向に(この実施形態で
は継手の開口側に)所定距離f2だけオフセットされて
いる。案内溝2bのオフセット方向は、外側継手部材1
の案内溝1bとは逆方向になっている(案内溝1bは奥
部側、案内溝2bは開口側にオフセットされてい
る。)。また、案内溝2bにはアンダーカットフリーの
領域2b1が設けられている。図8に拡大して示すよう
に、アンダーカットフリー領域2b1は、案内溝2bの
中心線O2から継手の開口側に設けられ、内側継手部材
2の軸線と平行である。
【0020】内側継手部材2は、例えば、鋼材料から熱
間鍛造又は亜熱間鍛造によってほぼ所定形状に予備成形
され、外径面2aおよび案内溝2bを冷間鍛造加工によ
って成形される。外径面2aについては、さらに精度確
保のための後加工(研削加工等)が施されるが、案内溝
2bについては、上記の冷間鍛造加工を最終仕上げ加工
とすることもできる。その場合、製品として完成された
状態で、案内溝2bの表面は冷間鍛造加工による成形面
になる。従来に比べ、案内溝の後加工(研削加工等)が
不要になるので、内側継手部材の製造コスト低減にな
る。
【0021】図6に示すように、この実施形態におい
て、保持器4はトルク伝達ボール3を収容する3つの窓
形のポケット4bを備えている。保持器4の内径面4a
は、開口側領域が円筒面4a1、奥部側領域が円錐面4
a2になっている。円筒面4a1の内径(半径)D5
は、内側継手部材2の外径面2aの外径(半径)D2に
対して、D5>D2に設定されている。奥部側領域は球
面又は円筒面としても良い。保持器4の外径面4cは半
径D4の球面である。保持器4は金属材料で形成しても
良いが、より一層の軽量・低コスト化を図るため樹脂材
料で形成することもできる。
【0022】この実施形態では、弾性部材5として、図
7に示すような縮拡径自在な分割リングを採用してい
る。この弾性部材5はバネ鋼等で形成され、1つの割り
口5aと、軸方向に突出した3つの爪部5bを備えてい
る。各爪部5bの先端は、内側継手部材2の外径面2a
と同じ曲率をもった凹球状の球面部5cになっている。
尚、弾性部材5は樹脂、ゴム等の弾性材料で形成しても
良い。また、弾性部材5は割り口5aを設けない一体リ
ングとしても良い。その場合、爪部(5b)の弾性によ
って必要な弾性力を得る構造としても良いし、あるい
は、波板バネ、ゴムリング、樹脂リング等の弾性リング
を併用して必要な弾性力を得る構造としても良い。さら
に、各爪部(5b)の先端部(5c)を、内側継手部材
2の外径面2aと線接触する形状、例えば円錐形状(円
錐面部)としても良い。
【0023】この実施形態の等速自在継手は、保持器4
を外側継手部材1の内径面1aに組み込む工程、トルク
伝達ボール3を保持器の4のポケット4bに組み込む工
程、内側継手部材2を保持器4の内径面4aに組み込む
工程、保持器4の内径面4a(円筒面4a1)に弾性部
材5を組み込み、止め輪6で抜け止め固定する工程を経
て組み立てられる。外側継手部材1の内径面1aの開口
側領域が保持器4の外径{図6(a)の方向}を包含で
きる円筒面1a1になっているため、保持器4を外側継
手部材1に容易に組み込むことができる。また、トルク
伝達ボール3は、保持器4の内径側からそのままポケッ
ト4bに組み込むことができる。さらに、保持器4の内
径面4aの開口側領域が半径D5(>D2)の円筒面4
a1であり、かつ、内側継手部材2の案内溝2bの中心
O2が開口側にオフセットされているため、内側継手部
材2の軸線を保持器4及び外側継手部材1の軸線に一致
させた状態で、内側継手部材2を軸方向に進めて保持器
4の内径面4aおよびトルク伝達ボール3の内側に組み
込むことができる。弾性部材5は、保持器4の内径面4
a(円筒面4a1)に組み込み、その球面部(又は円錐
面部)5cで内側継手部材2の外径面2aを継手の奥部
側に向けて軸方向に押圧付勢して、止め輪6で抜け止め
固定する。尚、止め輪6に代えて、弾性部材5を保持器
4の円筒面4a1に加締め、固着(溶着等)、凹凸係合
(例えば、弾性部材5に設けた突出部を保持器4の円筒
面4a1に設けた係合溝に係合させる。)等の手段で抜
け止め固定しても良い。
【0024】外側継手部材1、内側継手部材2、トルク
伝達ボール3、保持器4、および弾性部材5を上述した
ような態様で組立てると、図1及び図2に示すこの実施
形態の等速自在継手が完成する。外側継手部材1の案内
溝1bの曲率中心O1と内側継手部材2の案内溝2bの
曲率中心O2とは、トルク伝達ボール3の中心O3を含
む継手中心面Oに対して軸方向に等距離fだけ反対側
(中心O1は継手の奥部側、中心O2は継手の開口側)
にオフセットされている。そのため、案内溝1bと案内
溝2bとが協働して形成されるボールトラックは奥部側
が広く、開口側に向かって楔状に漸次縮小した形状にな
る。また、外側継手部材1の外周と、内側継手部材2の
軸部2cの外周にブーツ10が装着され、ブーツバンド
11、12によって締付け固定される。
【0025】図3に拡大して示すように、保持器4の内
径面4a(円錐面4a2)と内側継手部材2の外径面2
aとの間に軸方向隙間Sが設けられ、内側継手部材2の
保持器4(及び外側継手部材1)に対する軸方向の相対
変位が許容されている。この軸方向隙間Sと弾性部材5
とにより、予圧付与手段が構成される。
【0026】内側継手部材2の外径面2aと保持器4の
内径面4a(円筒面4a1)との間に介在する弾性部材
5の弾性力Eによって、内側継手部材2の外径面2aが
案内溝2bの中心O2のオフセット方向(継手の開口
側)と反対方向(継手の奥部側)に押圧付勢されてい
る。内側継手部材2は、弾性部材5の押圧付勢力Eを受
けて中心O2の反オフセット方向(継手の奥部側)に軸
方向に相対変位してトルク伝達ボール3を押圧し、トル
ク伝達ボール3と外・内側継手部材1、2の案内溝1
b、2bとの間の内部隙間がなくなる位置で止まる。そ
の結果、トルク伝達ボール3に軸方向の一定の予圧Eが
与えられ、回転バックラッシュ(円周方向のガタツキ)
がなくなる。
【0027】また、図8に拡大して示すように、外側継
手部材1の案内溝1b、内側継手部材2の案内溝2b
に、アンダーカットフリーの領域1b1、2b1が設け
られているので、高角な角度変位が可能であり、車両レ
イアウトの自由度向上に寄与する。
【0028】図9は、本発明の他の実施形態を示してい
る。この実施形態では、保持器4の内径面4aの全領域
を円筒面に形成し、内径面4aの開口側領域4a1に上
述した弾性部材5を装着すると共に、内径面4aの奥部
側領域4a2’に補助リング7を装着したものである。
補助リング7は、例えば、上述した弾性部材5と同様の
爪部7bと球面部(又は円錐面部)7cを有する一体リ
ングで、奥部側領域4a2’に嵌着され、止め輪8によ
って抜け止め固定される。補助リング7の球面部(又は
円錐面部)7cと内側継手部材2の外径面2aとの間に
は軸方向隙間Sが設けられる。この軸方向隙間Sと弾性
部材5とにより、予圧付与手段が構成される。前述した
実施形態に比べて、保持器4の形状を簡略化することが
できるという利点がある。
【0029】尚、図10に示す自動車のステアリング装
置において、主軸(21)と中間軸(22)とを角度変
位自在に連結する自在継手(28)として、上述した実
施形態と同様の等速自在継手を用いることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以下に示す効果を有する。
【0031】(1)トルク伝達ボールとボールトラック
との間の隙間を詰める予圧付与手段を備えているので、
回転バックラッシュ(円周方向のガタツキ)がない。
【0032】(2)外側継手部材及び内側継手部材の案
内溝にアンダーカットフリーの領域を設けたので、継手
作動角の高角化を図ることができる。
【0033】(3)外側継手部材の内径面の開口側領域
を、保持器の外径面に適合する円筒面にすることによ
り、保持器の外側継手部材への組み込みを容易にするこ
とができる。
【0034】(4)本発明の等速自在継手は、回転バッ
クラッシュがなく、軽量・コンパクト、低コストで、ま
た高作動角を取ることができるので、特に自動車のステ
アリング装置に用いられた場合に、操縦安定性、操舵フ
ィーリング等の向上、車両レイアウトの自由度向上に寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる等速自在継手の縦断
面図である。
【図2】図1のO−O横断面図である(ブーツは省
略)。
【図3】図1における要部拡大縦断面図である。
【図4】外側継手部材の縦断面図(一部側面)である。
【図5】内側継手部材の縦断面図(一部側面)である。
【図6】保持器の縦断面図{図6(a)}、図6(a)
の右方向矢視図{図6(b)}である。
【図7】弾性部材の正面図{図7(a)}、図7(a)
のb−b断面図{図7(b)}である。
【図8】本発明の他の実施形態に係わる等速自在継手の
要部拡大断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係わる等速自在継手の
要部拡大断面図である。
【図10】自動車のステアリング装置の一例を概念的に
示す図である。
【符号の説明】
1 外側継手部材 1a 内径面 1b 案内溝 1b1 アンダーカットフリーの領域 1c ヨーク 2 内側継手部材 2a 外径面 2b 案内溝 2b1 アンダーカットフリーの領域 2c 軸部 3 トルク伝達ボール 4 保持器 5 弾性部材 S 軸方向隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面状の内径面に曲線状の案内溝を軸方
    向に形成した外側継手部材と、球面状の外径面に曲線状
    の案内溝を軸方向に形成した内側継手部材と、外側継手
    部材の案内溝とこれに対向する内側継手部材の案内溝と
    が協働して形成され、軸方向の一方に向かって楔状に縮
    小したボールトラックと、ボールトラックに配されたト
    ルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを保持する保持器
    と、トルク伝達ボールとボールトラックとの間の隙間を
    詰める予圧付与手段とを備えた等速自在継手において、 前記外側継手部材及び内側継手部材の案内溝がアンダー
    カットフリーの領域を有することを特徴とする等速自在
    継手。
  2. 【請求項2】 前記予圧付与手段が、前記内側継手部材
    と保持器との間に設けられた軸方向隙間と、前記内側継
    手部材と保持器との間に介在し、前記内側継手部材をそ
    の案内溝の中心のオフセット方向と反対方向に押圧付勢
    する弾性部材とで構成されている請求項1記載の等速自
    在継手。
  3. 【請求項3】 前記外側継手部材の内径面の開口側領域
    が保持器の外径面に適合する円筒面である請求項1記載
    の等速自在継手。
  4. 【請求項4】 自動車のステアリング装置に用いられる
    請求項1から請求項3の何れかに記載の等速自在継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218353A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Ntn Corp 固定式等速自在継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218353A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Ntn Corp 固定式等速自在継手

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