JP2000257556A - 密閉型往復圧縮機 - Google Patents

密閉型往復圧縮機

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JP2000257556A
JP2000257556A JP11061419A JP6141999A JP2000257556A JP 2000257556 A JP2000257556 A JP 2000257556A JP 11061419 A JP11061419 A JP 11061419A JP 6141999 A JP6141999 A JP 6141999A JP 2000257556 A JP2000257556 A JP 2000257556A
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JP
Japan
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chamber
resonance
discharge
muffler
throttle
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Pending
Application number
JP11061419A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Yamaguchi
賢太郎 山口
Ryuji Watanabe
隆二 渡辺
Shuji Kawashima
修二 川島
Kiyo Otsuka
紀代 大塚
Hiroshi Takagi
宏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の吐出能力を低下させることがなく、
吐出脈動を低減することができる密閉型往復圧縮機を提
供することにある。 【解決手段】 密閉型往復圧縮機1の吐出口に吐出弁を
介して連通する初段の共鳴室51aを有し、この共鳴室
51aが絞り室53を介して別の共鳴室51に連通し、
最終段の共鳴室51cが吐出管55に連通する吐出マフ
ラ45を備えた密閉型往復圧縮機1がある。吐出マフラ
45の絞り室53に、共鳴室51同士をつなぐ内部パイ
プ57を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出マフラを備え
た密閉型往復圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機の吐出口に吐出弁を介し
て連通する初段の共鳴室を有し、この共鳴室が絞り室を
介して別の共鳴室に連通し、最終段の共鳴室が吐出管に
連通する吐出マフラを備えた密閉型往復圧縮機が知られ
ている。この種のものでは、圧縮機の吐出口から吐出さ
れた圧縮空気が、初段の共鳴室、絞り室、別の共鳴室を
順次通って、圧縮空気の脈動を減衰させながら、最終段
の共鳴室から吐出管を通じて吐出される。従来、吐出マ
フラの脈動減衰効果を高めるため、共鳴室を大きくした
り、共鳴室の段数を増加したり、種々の工夫が行なわれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、吐出マフラが大型化し、或いは部品点数が増
大して、コストアップにつながるという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する課題を解消し、吐出マフラの小型化を図り、
或いは部品点数の減少を図り、コストの低減を達成する
ことができる密閉型往復圧縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧縮機の吐出口に吐出弁を介して連通する初段の共鳴室
を有し、この共鳴室が絞り室を介して別の共鳴室に連通
し、最終段の共鳴室が吐出管に連通する吐出マフラを備
えた密閉型往復圧縮機において、前記吐出マフラの絞り
室に、前記共鳴室同士をつなぐ内部パイプを介在させた
ことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明では、共鳴室から絞り
室に流入する気体の一部が、内部パイプを通過すること
によって、吐出脈動が低減し、マフラの大型化、大幅な
コストアップなしに、内部パイプを設けるだけで、吐出
脈動が低減する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記吐出マフラはプレス成形された外板を
平板に接合して構成され、前記内部パイプの両端開口は
それぞれ別の共鳴室内に延在し、前記内部パイプの両端
開口は前記平板から離間した状態にあることを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明では、内部パイプの両
端開口を平板から離間させたので、外板と平板とを例え
ば、ろう付けなどによって接合させる場合に、ろう材が
内部パイプに進入しにくく、パイプの閉塞を防止するこ
とができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記内部パイプの内径が2mm以下
で且つ当該内部パイプの長さが30mm以上に形成され
ていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明では、共鳴室から絞り
室に流入する気体の一部が、内部パイプを通過すること
によって、吐出脈動が低減される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1において、1は密閉型往復圧縮機を示
している。密閉型往復圧縮機1は、密閉容器3を有して
おり、この密閉容器3は下側容器5と上側容器7とによ
って構成されている。下側容器5の底部には、潤滑油が
貯留されており、自己潤滑部9が載置されている。この
自己潤滑部9には、シャフト11の下端が挿入されてお
り、他端は上方に延出されている。
【0013】シャフト11には電動機13が取り付けら
れており、この電動機13は、巻き線15とステ−タ1
7とからなるステーターアセンブリ19と、シャフト1
1の途中に固定されたローターアセンブリ21とによっ
て構成されている。ステータアセンブリ19は、下側容
器5に係止されている。巻き線15からリード線(図示
せず)が延出されており、このリード線が、下側容器5
に設けられた給電部23に接続されている。シャフト1
1の上端は、ステータアセンブリ19に係止された軸受
フレーム25を貫通して延出し、半月状釣合板27のボ
ス部27aに係合されている。
【0014】半月状釣合板27には、偏心ピン29が設
けられており、この偏心ピン29にはT字型クランク筒
31が取り付けられている。このT字型クランク筒31
は、偏心ピン29が挿入される滑動筒33とピストン3
5とを備えている。このピストン35はシリンダ37に
挿入されており、シリンダ37には、吸入側弁体39と
弁座41とガスケット43と吐出マフラ45とが、吐出
マフラ45側から挿入される貫通ボルトによって一体に
係合されている。弁座41は、図示しない吐出口を有
し、この吐出口を覆う図示しない吐出弁と図示しないバ
ルブバッカーとを備えている。
【0015】また、シリンダ37の上部には吸入部47
が取り付けられており、この吸入部47は、図示しない
共鳴室部分と窓付蓋とマフラ部と点検用蓋と吸入接続管
と連結用吸収管とによって構成されている。
【0016】吐出マフラ45は、図2に示すように、プ
レス成形された外板45aを平板45bに例えば、ろう
付けなどによって接合されて構成されている。平板45
bには破線によって示す吐出口に吐出弁を介して連通す
る開口49が設けられている。
【0017】吐出マフラ45には、3個の共鳴室51と
2個の絞り室53とが設けられている。吐出口に吐出弁
を介して連通する開口49を備える共鳴室51を初段の
共鳴室51aとし、この初段の共鳴室51aが絞り室5
3aを介して次の共鳴室51bに連通され、この共鳴室
51bが絞り室53bを介して最終段の共鳴室51cに
連通されている。この最終段の共鳴室51cは吐出管5
5に連通されている。
【0018】図2を参照して、共鳴室51と絞り室53
とを比較すると、共鳴室51の幅W1に比べ、絞り室5
3の幅W2は狭く、共鳴室51の容積V1に比べ、絞り
室53の容積V2は小さく形成されている。図4を参照
して、共鳴室51と絞り室53とを比較すると、共鳴室
51の高さH1に比べ、絞り室の高さH2は低く形成さ
れている。
【0019】符号56は、前述した貫通ボルト挿入用の
孔を示しており、符号58は前述した連結用吸収管が接
続するための孔を示している。
【0020】この実施の形態では、吐出マフラ45の絞
り室53bに、共鳴室51bと共鳴室51cとをつなぐ
内部パイプ57を介在させた。この内部パイプ57は、
図3に示すように、外板45aの絞り室53bを構成す
る絞り部54にろう付け等によって接合されている。内
部パイプ57の両端開口57aは共鳴室51b内と共鳴
室51c内とに延在している。
【0021】また、図3に示すように平板45bに一対
の突起部59が設けられている。平板45bに外板45
aをろう付けなどによって接合させる場合に、図4に示
すように、外板45aの絞り室53bを構成する絞り部
54によって、内部パイプ57が押圧される。内部パイ
プ57が、絞り部54によって押圧され、突起部59を
支点に、外板45a側に曲がる。これによれば、図5に
示すように内部パイプ57の両端開口57aが平板45
bから離間される。この内部パイプ57の内径は、2m
m以下とし、内部パイプ57の長さは30mm以上にし
た。
【0022】この実施の形態では、以下の効果を奏す。
【0023】共鳴室51bから絞り室53bに流入する
気体の一部が、内部パイプ57を通過することによっ
て、吐出脈動が低減し、マフラの大型化、大幅なコスト
アップなしに、内部パイプ57を設けるだけで、吐出脈
動が低減する。また、吐出脈動が低減されることによっ
て、圧縮機の運転時の振動が低減され、騒音が低減され
るなどの効果がある。実験結果では、吐出脈動が従来の
1/2〜1/3程度に低減することが確認されている。
【0024】内部パイプ57の両端開口57aを平板4
5bから離間させたので、外板45aと平板45bとを
例えば、ろう付けなどによって接合させる場合に、ろう
材が内部パイプ57に進入しにくく、内部パイプ57の
閉塞を防止することができる。
【0025】実験の結果、内径が2mm以下で且つ当該
内部パイプの長さが30mm以上にすると、脈動低減効
果が顕著になることが判明している。
【0026】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではないことは
明らかである。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、共鳴室か
ら絞り室に流入する気体の一部が、内部パイプを通過す
ることによって、吐出脈動が低減し、マフラの大型化、
大幅なコストアップなしに、内部パイプを設けるだけ
で、吐出脈動が低減する。
【0028】請求項2記載の発明によれば、内部パイプ
の両端開口を平板から離間させたので、外板と平板とを
例えば、ろう付けなどによって接合させる場合に、ろう
材が内部パイプに進入しにくく、パイプの閉塞を防止す
ることができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、共鳴室から
絞り室に流入する気体の一部が、内部パイプを通過する
ことによって、吐出脈動が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示す密閉型往復圧
縮機の斜視断面図である。
【図2】図1に示す吐出マフラの正面図である。
【図3】吐出マフラの外板と平板と内部パイプとの接合
前の断面図である。
【図4】吐出マフラの外板と平板と内部パイプとの接合
時の断面図である。
【図5】内部パイプと平板との接合時の断面図である。
【符号の説明】
1 密閉型往復圧縮機 45 吐出マフラ 45a 外板 45b 平板 51 共鳴室 53 絞り室 55 吐出管 57 内部パイプ 57a 両端開口 59 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 修二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大塚 紀代 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高木 宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AB03 BA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の吐出口に吐出弁を介して連通す
    る初段の共鳴室を有し、この共鳴室が絞り室を介して別
    の共鳴室に連通し、最終段の共鳴室が吐出管に連通する
    吐出マフラを備えた密閉型往復圧縮機において、 前記吐出マフラの絞り室に、前記共鳴室同士をつなぐ内
    部パイプを介在させたことを特徴とする密閉型往復圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記吐出マフラはプレス成形された外板
    を平板に接合して構成され、前記内部パイプの両端開口
    はそれぞれ別の共鳴室内に延在し、前記内部パイプの両
    端開口は前記平板から離間した状態にあることを特徴と
    する請求項1記載の密閉型往復圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記内部パイプの内径が2mm以下で且
    つ当該内部パイプの長さが30mm以上に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の密閉型往復圧
    縮機。
JP11061419A 1999-03-09 1999-03-09 密閉型往復圧縮機 Pending JP2000257556A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6547535B2 (en) * 2000-12-21 2003-04-15 Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. Suction muffler for a compressor
KR100685758B1 (ko) 2005-10-11 2007-02-22 주식회사 대우일렉트로닉스 압축기의 토출 머플러

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6547535B2 (en) * 2000-12-21 2003-04-15 Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. Suction muffler for a compressor
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Effective date: 20040824

A02 Decision of refusal

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Effective date: 20050125