JP2000257449A - ガスタービン装置 - Google Patents

ガスタービン装置

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JP2000257449A
JP2000257449A JP5936299A JP5936299A JP2000257449A JP 2000257449 A JP2000257449 A JP 2000257449A JP 5936299 A JP5936299 A JP 5936299A JP 5936299 A JP5936299 A JP 5936299A JP 2000257449 A JP2000257449 A JP 2000257449A
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compressor
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Masaki Murakami
上 雅 規 村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービン圧縮機の異常又は異常兆候をい
ち早く且つ正確に察知すること。 【解決手段】 データロガー14は、検出プロセスデー
タP1,T1,P2,T2,Fx,V,θ,Tc等を収集し、
これらのデータをガスタービン圧縮機診断部15に出力
する。ガスタービン圧縮機診断部15は、これらの検出
プロセスデータに基づき圧縮機効率ηを演算し、さらに
この圧縮機効率ηの変化量Δηを演算する。そして、こ
の圧縮機効率変化量Δηに基づきガスタービン圧縮機1
に対する異常診断を行う。ガスタービン運転制御部16
は、ガスタービン圧縮機診断部15から異常診断データ
を入力した場合は運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン装置
に関し、より詳しくは、ガスタービン装置のうちのガス
タービン圧縮機の異常兆候をいち早く察知する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、ガスタービン装置の概略構成図
である。この図において、ガスタービン圧縮機1とガス
タービン2とは回転シャフト3により連結されており、
また、両者の間には燃焼器4が配設されている。燃焼器
4には、燃料流量調節弁5を介して燃料が供給されるよ
うになっている。
【0003】ガスタービン圧縮機1の入口側には入口案
内翼(IGV:Inlet Guide Vane)6が設けられてお
り、矢印で示すように吸入空気がこの入口案内翼6を通
りガスタービン圧縮機1内部に導入されて圧縮され、さ
らに燃焼器4に送られる。燃焼器4には、このガスター
ビン圧縮機1からの圧縮空気に対して所定比率の流量の
燃料が送られてきており、両者が混合されて燃焼が行わ
れる。燃焼器4からの燃焼ガスはガスタービン2に送ら
れ、この燃焼ガスのエネルギーによってガスタービン2
の回転駆動が行われる。そして、ガスタービン圧縮機1
及びガスタービン2には、それぞれ出側圧力検出器7及
び排気温度検出器8が取り付けられており、これらの検
出器により検出された圧縮機出側圧力P及びガスタービ
ン排気温度Tcに基づきガスタービン圧縮機1に対する
保護制御が行われるようになっている。
【0004】すなわち、図5は、ガスタービン装置の保
護制御を行う場合の特性例を示す説明図である。この図
に示すように、運転領域中には安全領域、警報領域、及
び停止領域が設定されている。そして、通常は、破線で
示すような安全領域のやや下側に予め設定されている制
御ラインに沿ってガスタービン装置の運転が行われる
が、運転中にガスタービン排気温度Tcが上昇し、安全
領域を超えて警報領域に入ると警報信号が発せられ、さ
らに停止領域に入るとガスタービン装置の運転は停止さ
れる。
【0005】これまでの経験則から、ガスタービン圧縮
機1に何らかの機械的異常が発生している殆どの場合
は、ガスタービン排気温度Tcの温度が通常よりも上昇
していることが認められていた。そこで、ガスタービン
圧縮機1から燃焼器4に対して供給される圧縮空気流量
に対応する圧縮機吐出圧力すなわち圧縮機出側圧力Pに
対するガスタービン排気温度Tcを、図5の特性図に基
づき監視することによって、ガスタービン圧縮機1の機
械的異常を検知し、ガスタービン装置の保護制御を行う
ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスタービ
ン圧縮機1に発生する機械的異常の中で最も多いものは
入口案内翼6に関するものである。この入口案内翼6
は、固定された多数の静翼と、この多数の静翼同士の間
を通過しシャフト3と共に高速回転する多数の動翼とに
よって形成されており、ある程度の期間が経過すると一
部のものが損傷するのは事実上避けられないものとなっ
ている。
【0007】しかし、入口案内翼6が単に損傷するだけ
にとどまるのであれば、さして深刻な事態に至ることは
ないが、損傷によって入口案内翼6の一部が脱落してし
まうと、この脱落部分が燃焼器4やガスタービン2など
の下流側に運ばれてしまい、各個所との衝突による2次
的な被害が拡大することになる。このような2次的被害
の発生を回避するためには、ガスタービン圧縮機1の機
械的異常をいち早く察知して運転を停止し、適切な処置
を取る必要があるが、従来のような図5の特性図に基づ
く監視のみでは早期の異常発見が困難であり、また、制
御の応答の遅れもあって脱落事故を未然に防止すること
ができない場合があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ガスタービン圧縮機に対する精度の高い異常診断
を常時実施し、その異常又は異常兆候をいち早く且つ正
確に察知できるガスタービン装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、入口案内翼から
空気を吸入し、この吸入空気を圧縮して吐出するガスタ
ービン圧縮機と、前記ガスタービン圧縮機からの圧縮空
気と、この圧縮空気に対して所定比率の流量を有する燃
料とを混合させて燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から
の燃焼ガスのエネルギーにより駆動されるガスタービン
と、を備えたガスタービン装置において、前記ガスター
ビン圧縮機、前記燃焼器、及び前記ガスタービンに関す
る検出プロセスデータの収集を行うデータロガーと、前
記データロガーから取り出した検出プロセスデータから
前記ガスタービン圧縮機についての圧縮機効率を演算
し、この圧縮機効率の変化に基づき前記ガスタービン圧
縮機に対する異常診断を行うガスタービン圧縮機診断部
と、前記ガスタービン圧縮機診断部が異常と診断した場
合にガスタービン運転を停止するガスタービン運転制御
部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】圧縮機効率の変化量の値は、ガスタービン
圧縮機の異常又は異常兆候を忠実に反映するものである
ため、この変化量に基づく異常診断は精度の高いものと
なる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ガスタービン圧縮機診断部は、前記デ
ータロガーから入力した前記ガスタービン圧縮機の入側
圧力及び入側温度並びに出側圧力及び出側温度に基づい
て前記圧縮機効率を演算する圧縮機効率演算手段と、前
記データロガーからの検出プロセスデータ及び前記圧縮
機効率演算手段からの圧縮機効率を入力し、これら入力
データの所定時間毎の変化量を出力するサンプリング手
段と、前記サンプリング手段からの変化量データのうち
の入口案内翼開度変化量に基づき予想圧縮機効率変化量
を演算する予想圧縮機効率変化量演算手段と、前記サン
プリング手段からの変化量データのうちの圧縮機効率変
化量と、前記予想圧縮機効率変化量演算手段からの予想
圧縮機効率変化量とを比較し、それらの偏差が所定レベ
ルを超えたときに異常レベル信号を出力する第1の比較
手段と、前記第1の比較手段からの異常レベル信号に基
づき、前記ガスタービン運転制御部に対してガスタービ
ン運転を停止させるための異常診断データを出力する診
断データ出力手段と、を有することを特徴とする。
【0012】これにより、請求項1記載の発明における
ガスタービン圧縮機診断部の具体的な構成を実現するこ
とができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記ガスタービン圧縮機診断部は、前記サ
ンプリング手段からの変化量データのうちの入口案内翼
開度変化量及び燃料流量変化量に基づき予想ガスタービ
ン排気温度変化量を演算する予想ガスタービン排気温度
変化量演算手段と、前記サンプリング手段からの変化量
データのうちのガスタービン排気温度変化量と、前記予
想ガスタービン排気温度変化量演算手段からの予想ガス
タービン排気温度変化量とを比較し、それらの偏差が所
定レベルを超えたときに異常レベル信号を出力する第2
の比較手段と、を有し、前記診断データ出力手段は、前
記第1の比較手段及び第2の比較手段の双方が異常レベ
ル信号を出力した場合に、前記異常診断データを出力す
るものである、ことを特徴とする。
【0014】このように、圧縮機効率変化量の他に、ガ
スタービン排気温度変化量をも加味することにより、よ
り精度の高い異常診断を行うことができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記ガスタービン圧縮機診断部は、前記サ
ンプリング手段からの変化量データのうちの圧縮機振動
変化量と、この圧縮機振動変化量につき予め設定されて
いる設定値とを比較し、それらの偏差が所定レベルを超
えたときに異常レベル信号を出力する第3の比較手段を
有し、前記診断データ出力手段は、前記第1の比較手段
が異常レベル信号を出力すると共に、前記第2の比較手
段及び第3の比較手段のうちのいずれか一方又は双方が
異常レベル信号を出力した場合に、前記異常診断データ
を出力するものである、ことを特徴とする。
【0016】このように、圧縮機効率変化量の他に、圧
縮機振動変化量をも加味することにより、より精度の高
い異常診断を行うことができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第1の比較手段は、予め設定された第
1の設定時間毎に前記比較を行うと共に、この第1の設
定時間よりも長く設定された第2の設定時間毎にも前記
比較を行うものであり、前記診断データ出力手段は、前
記第1の設定時間毎の比較に基づく異常レベル信号によ
り前記異常診断データを出力する瞬時診断データ出力回
路と、前記第2の設定時間毎の比較に基づく異常レベル
信号により前記異常診断データを出力する中期診断デー
タ出力回路と、を有するものである、ことを特徴とす
る。
【0018】このように、圧縮機効率変化量に基づく診
断を、短い時間である瞬時と、これよりも長い時間であ
る中期との双方において実行することにより、より精度
の高い異常診断を行うことができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記第2の比較手段は、予め設定された第
1の設定時間毎に前記比較を行うと共に、この第1の設
定時間よりも長く設定された第2の設定時間毎にも前記
比較を行うものであり、前記診断データ出力手段は、前
記第1及び第2の比較手段の第1の設定時間毎の比較に
基づく異常レベル信号により前記異常診断データを出力
する瞬時診断データ出力回路と、前記第1及び第2の比
較手段の第2の設定時間毎の比較に基づく異常レベル信
号により前記異常診断データを出力する中期診断データ
出力回路と、を有するものである、ことを特徴とする。
【0020】このように、ガスタービン排気温度変化量
に基づく診断を行う場合も、請求項5記載の発明と同様
に、短い時間である瞬時と、これよりも長い時間である
中期との双方において実行することにより、より精度の
高い異常診断を行うことができる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明において前記第3の比較手段は、予め設定された第1
の設定時間毎に前記比較を行うと共に、この第1の設定
時間よりも長く設定された第2の設定時間毎にも前記比
較を行うものであり、前記診断データ出力手段は、前記
第1乃至第3の比較手段の第1の設定時間毎の比較に基
づく異常レベル信号により前記異常診断データを出力す
る瞬時診断データ出力回路と、前記第1乃至第3の比較
手段の第2の設定時間毎の比較に基づく異常レベル信号
により前記異常診断データを出力する中期診断データ出
力回路と、を有するものである、ことを特徴とする。
【0022】このように、圧縮機振動変化量に基づく診
断を行う場合も、請求項5及び請求項6記載の発明と同
様に、短い時間である瞬時と、これよりも長い時間であ
る中期との双方において実行することにより、より精度
の高い異常診断を行うことができる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記ガスタービン圧縮機診断部は、前記第
1の比較手段からの前記異常レベル信号をラッチし、こ
のラッチが解除されるまでは警報信号の出力を継続する
第1の警報発生手段を有するものである、ことを特徴と
する。
【0024】このような警報発生手段により、異常が発
生している事態をオペレータが看過するのを防止するこ
とができる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記ガスタービン圧縮機診断部は、前記第
2の比較手段からの前記異常レベル信号をラッチし、こ
のラッチが解除されるまでは警報信号の出力を継続する
第2の警報発生手段を有するものである、ことを特徴と
する。
【0026】請求項8記載の発明と同様に、このような
警報発生手段により、異常が発生している事態をオペレ
ータが看過するのを防止することができる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれかに記載の発明において、前記ガスタービン圧
縮機診断部は長期診断データ出力手段を備えており、こ
の長期診断データ出力手段は、前記データロガーからの
検出プロセスデータのうちの入口案内翼開度に基づき予
想圧縮機効率を演算する予想圧縮機効率演算手段と、前
記圧縮機効率演算手段からの圧縮機効率と、前記予想圧
縮機効率演算手段からの予想圧縮機効率とを設定時間毎
に比較し、それらの偏差を出力する圧縮機効率比較手段
と、前記圧縮機効率比較手段からの偏差が、第1の設定
値を超えたときには圧縮機水洗注意信号を出力し、ま
た、第2の設定値を超えたときには圧縮機効率異常低下
注意信号を出力する注意信号出力手段と、を有するもの
である、ことを特徴とする。
【0028】このような長期診断データ出力手段を備え
ることにより、従来は顕在化されることのなかった初期
の異常又は異常兆候についても早期に把握して適切な措
置をとることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。但し、図4と同様の構成要素には同一符
号を付して重複した説明を省略する。図1は、この実施
形態の概略構成図である。この図において、ガスタービ
ン圧縮機1の入口側には入側圧力P1及び入側温度T1を
検出するための入側温度検出器9及び入側温度検出器1
0が設けられ、出口側には出側圧力P2及び出側温度T2
を検出するための出側圧力検出器7及び出側温度検出器
11が設けられている。ガスタービン2の出口側にはガ
スタービン排気温度Tcを検出するための排気温度検出
器8が設けられ、燃料流量調節弁5の上流側には燃料流
量Fxを検出するための燃料流量検出器12が設けら
れ、さらに、シャフト3の付近には振動量Vを検出する
非接触式の軸振動検出器13が設けられている。
【0030】各検出器7〜13により検出される上記の
各検出プロセスデータはデータロガー14に送出される
ようになっている。また、入口案内翼6のIGV開度θ
もデータロガー14に送出されるようになっている。デ
ータロガー14は収集した検出プロセスデータをガスタ
ービン圧縮機診断部15に出力し、ガスタービン圧縮機
診断部15はこれらの検出プロセスデータから求められ
る圧縮機効率変化量Δηを用いてガスタービン圧縮機1
に対する診断を常時行うようになっている。そして、ガ
スタービン圧縮機診断部15は、異常と診断した場合に
は、その診断結果をガスタービン運転制御部16に出力
し、ガスタービン運転制御部16はこの診断結果に基づ
きガスタービン装置の運転を停止するようになってい
る。
【0031】ここで、圧縮機効率変化量Δηとは、所定
時間毎の圧縮機効率ηの変化量のことをいい、本実施形
態では、0.1〜0.2秒、及び1〜2秒毎の変化量を
指している。そして、圧縮機効率ηは、下式(1)の演
算により求められる値である。(1)式中のkは、ガス
タービン圧縮機1に吸入される流体により定まる定数で
あり、本実施形態ではこの流体は空気であることからk
=1.4である。
【0032】
【数1】
【0033】本発明では、圧縮機効率変化量Δηが所定
レベルを超えた場合、あるいは更にその他の付加的条件
をも満足した場合にはガスタービン圧縮機1が異常であ
るとして運転を停止するようにしている。このような圧
縮機効率変化量Δηを用いることにより、ガスタービン
圧縮機1に対する異常診断を精度良く行うことができ
る。すなわち、図5の特性図において、ガスタービン排
気温度Tc又は圧縮機吐出圧力Pの値は、安全領域内に
収まっている限りは急激な変化が発生しても、あるいは
更にこの急激な変化が何回繰り返されても看過されてし
まうことになる。しかし、いかに安全領域内に収まって
いるとはいえ、このような急激な変化の発生はガスター
ビン圧縮機1の何らかの異常又は異常の兆候を反映して
いるものと考えるべきである。本発明によれば、図5の
特性図におけるガスタービン排気温度Tc又は圧縮機吐
出圧力Pの値の急激な変化は、圧縮機効率変化量Δηの
急激な増大として捕らえることができるため、この異常
又は異常の兆候を看過することがない。
【0034】なお、本実施形態では、ガスタービン圧縮
機1に対する診断を「瞬時」、「中期」、及び「長期」
の3種類の診断周期に分けて実行するようになってい
る。「瞬時」とは0.1〜0.2秒の周期であり、「中
期」とは1〜2秒の周期であり、「長期」とは1日〜数
日の周期を指している。
【0035】図2は、図1におけるガスタービン圧縮機
診断部15の詳細な構成を示すブロック図である。この
図に示すように、ガスタービン圧縮機診断部15は、圧
縮機効率演算手段17と、変化量演算手段19を有する
サンプリング手段18と、予想圧縮機効率変化量演算手
段20と、加算器21と、第1の比較手段22と、予想
ガスタービン排気温度変化量演算手段23と、加算器2
4と、第2の比較手段25と、第3の比較手段26と、
瞬時診断データ出力回路28及び中期診断データ出力回
路29により形成される診断データ出力手段27と、ラ
ッチ回路31を有する第1の警報発生手段30と、ラッ
チ回路33を有する第2の警報発生手段32と、長期診
断データ出力手段34とを備えている。
【0036】次に、この図2のガスタービン圧縮機診断
部15の動作につき説明する。圧縮機効率演算手段17
は、データロガー14から入側圧力P1、入側温度T1、
出側圧力P2、及び出側温度T2を入力し(1)式に基づ
き圧縮機効率ηを演算する。サンプリング手段18は、
データロガー14からのガスタービン排気温度Tc、燃
料流量Fx、振動量V、及びIGV開度θと、圧縮機効
率演算手段17からの圧縮機効率ηとを入力し、これら
入力データの「瞬時」毎の変化量を変化量演算手段19
により演算する。
【0037】予想圧縮機効率変化量演算手段20は一種
の関数発生器であり、変化量演算手段19から入力した
IGV開度変化量Δθに基づき予想圧縮機効率変化量Δ
ηpを演算する。加算器21は、この予想圧縮機効率変
化量Δηpに変動許容値を加算したものを第1の比較手
段22に出力する。第1の比較手段22は、変化量演算
手段19からの圧縮機効率変化量Δηと加算器21から
の値とを比較する。第1の比較手段22は、この比較を
第1の設定時間毎すなわち「瞬時」の周期(0.1〜
0.2秒の周期)で行うと共に、第2の設定時間毎すな
わち「中期」の周期(1〜2秒の周期)で行う。そし
て、第1の比較手段22は、圧縮機効率変化量Δηと加
算器21の値との間の偏差が、「瞬時」の比較において
所定の異常レベルを超えたときに一方の出力端子22a
から「1」信号を出力し、また、「中期」の比較におい
て所定の異常レベルを超えたときに他方の出力端子22
bから「1」信号を出力する。
【0038】予想ガスタービン排気温度変化量演算手段
23も一種の関数発生器であり、変化量演算手段19か
らのIGV開度変化量Δθ及び燃料流量変化量ΔFxに
基づき予想ガスタービン排気温度変化量ΔTcpを演算す
る。加算器24は、この予想ガスタービン排気温度変化
量ΔTcpに変動許容値を加算したものを第2の比較手段
25に出力する。第2の比較手段25は、変化量演算手
段19からのガスタービン排気温度変化量ΔTcと加算
器24からの値とを比較する。加算器24は、加算器2
1と同様に、この比較を「瞬時」の周期で行うと共に、
「中期」の周期で行う。そして、第2の比較手段25
は、第1の比較手段22と同様に、ガスタービン排気温
度変化量ΔTcと加算器24の値との間の偏差が、「瞬
時」の比較において所定の異常レベルを超えたときに一
方の出力端子25aから「1」信号を出力し、また、
「中期」の比較において所定の異常レベルを超えたとき
に他方の出力端子25bから「1」信号を出力する。
【0039】第3の比較手段26は、変化量演算手段1
9から振動量変化量ΔVを入力し、この振動量変化量Δ
Vと予め設定されている設定値とを比較する。そして、
第3の比較手段26は、第1の比較手段22及び第2の
比較手段25と同様に、振動量変化量ΔVと設定値との
間の偏差が、「瞬時」の比較において所定の異常レベル
を超えたときに一方の出力端子26aから「1」信号を
出力し、また、「中期」の比較において所定の異常レベ
ルを超えたときに他方の出力端子26bから「1」信号
を出力する。
【0040】なお、図2では、説明を分かりやすくする
ために、加算器21及び加算器24をそれぞれ予想圧縮
機効率変化量演算手段20及び予想ガスタービン排気温
度変化量演算手段23の外部要素として図示したが、実
際には、これらの加算器は予想圧縮機効率変化量演算手
段20及び予想ガスタービン排気温度変化量演算手段2
3の内部要素として含まれており、予想圧縮機効率変化
量Δηp及び予想ガスタービン排気温度変化量ΔTcpに
は既に変動許容値が加算されたものと考えることもでき
る。
【0041】さて、診断データ出力手段27の瞬時診断
データ出力回路28はAND回路であり、第1乃至第3
の比較手段22,25,26の出力端子22a,25
a,26aからの信号を入力する。そして、これらの出
力端子からの信号がすべて「1」信号である場合に、瞬
時診断データ出力回路28は、異常診断データとしての
「1」信号をガスタービン運転制御部16に出力し、ガ
スタービン運転制御部16は、この異常診断データの入
力によりガスタービン装置の運転を停止させる。
【0042】また、診断データ出力手段27の中期診断
データ出力回路29もAND回路であり、第1乃至第3
の比較手段22,25,26の出力端子22b,25
b,26bからの信号を入力する。そして、これらの出
力端子からの信号がすべて「1」信号である場合に、中
期診断データ出力回路29は、異常診断データとしての
「1」信号をガスタービン運転制御部16に出力し、ガ
スタービン運転制御部16は、この異常診断データの入
力によりガスタービン装置の運転を停止させる。
【0043】このように、図2のガスタービン圧縮機診
断部15は、「瞬時」の時間レベルで異常診断を行うと
共に、「中期」の時間レベルでも異常診断を行う、2段
構えの診断を実施している。プラント機器等の場合、短
いスパンの時間間隔で異常が認められなくても、長いス
パンの時間間隔では異常が認められる場合が往々にして
発生するが、この図2の構成のガスタービン圧縮機診断
部15によれば、このような場合における長いスパンで
の異常を看過するのを防止することができる。
【0044】なお、この実施形態では、診断データ出力
手段27の瞬時診断データ出力回路28及び中期診断デ
ータ出力回路29は、第1乃至第3の比較手段22,2
5,26からの3つの出力信号のANDを取る構成とし
てあるが、必ずしも3つの出力信号全てを用いなければ
ならないわけではない。例えば、種々の条件を考慮した
上で、第1の比較手段22と第2の比較手段25とのA
NDを取る構成や第1の比較手段22と第3の比較手段
26とのANDを取る構成、あるいは第1の比較手段2
2のみで異常診断を行う構成を採用することもできる。
但し、いずれにしても、第1の比較手段22の出力信号
すなわち圧縮機効率変化量Δηに関する比較結果につい
ては必ず用いるようにしなければならない。
【0045】第1の比較手段22の出力端子22a,2
2bには第1の警報発生手段30が接続されると共に、
第2の比較手段25の出力端子25a,25bには第2
の警報発生手段32が接続されており、第1の警報発生
手段30及び第2の警報発生手段32は「1」信号を入
力すると警報信号を発生する。この警報信号は、図示を
省略してある警報器又は表示器等に送られ、オペレータ
に異常が発生した旨を知らせる。そして、第1の警報発
生手段30及び第2の警報発生手段32が発生する警報
信号は、ラッチ回路31,33によりラッチされてお
り、オペレータがラッチ動作を解除しない限り警報信号
を発生し続ける。これにより、診断データ出力手段27
が異常診断データを出力して運転が停止した事態をオペ
レータに速やかに知らせると共に、この事態をオペレー
タが看過するのを防止することができる。
【0046】長期診断データ出力手段34は、圧縮機効
率演算手段17からの圧縮機効率ηと、データロガー1
4からのIGV開度θとを入力して長期診断を行い、そ
の診断内容を表す信号を図示を省略してある表示器等に
出力する。
【0047】図3は、この長期診断データ出力手段34
の構成を示すブロック図である。この図に示すように、
長期診断データ出力手段34は、予想圧縮機効率演算手
段35及び圧縮機効率比較手段36を有している。予想
圧縮機効率演算手段35は一種の関数発生器であり、I
GV開度θに基づき予想圧縮機効率ηpを演算する。圧
縮機効率比較手段36は、データロガー14からの圧縮
機効率ηと、予想圧縮機効率演算手段35からの予想圧
縮機効率ηpとの偏差に応じた信号を出力する。すなわ
ち、偏差が第1の設定値α以上になると、圧縮機効率比
較手段36は圧縮機水洗注意信号を出力し、また、偏差
が第2の設定値β(β>α)以上になると圧縮機効率異
常低下注意信号を出力する。
【0048】圧縮機水洗注意信号は、運転を停止しなけ
ればならないほどの異常ではないが、速やかにガスター
ビン圧縮機1に対して水洗による清掃を実行すべきこと
を勧告する信号である。また、圧縮機効率異常低下注意
信号は、これも運転を停止しなければならないほどの異
常ではないが、何らかの異常がガスタービン圧縮機1に
発生しており、速やかにこの異常原因を究明して適切な
処置を取ることを勧告する信号である。
【0049】上記の長期診断データ出力手段34によれ
ば、従来は顕在化されることのなかった初期の異常又は
異常兆候についても早期に把握して適切な措置をとるこ
とができ、ガスタービン圧縮機1の異常発生の未然防止
をより有効に図ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、収集し
た所定の検出プロセスデータに基づきガスタービン圧縮
機についての圧縮機効率を演算し、この圧縮機効率の変
化量に基づいて、ガスタービン圧縮機に対する精度の高
い異常診断を常時行う構成としたので、ガスタービン圧
縮機の異常又は異常兆候をいち早く且つ正確に察知する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概略構成図。
【図2】図1におけるガスタービン圧縮機診断部15の
構成を示すブロック図。
【図3】図1における長期診断データ出力手段34の構
成を示すブロック図。
【図4】従来のガスタービン装置の概略構成図。
【図5】図4のガスタービン装置の保護制御を行う場合
の特性例を示す説明図。
【符号の説明】
1 ガスタービン圧縮機 2 ガスタービン 3 シャフト 4 燃焼器 5 燃料流量調節弁 6 入口案内翼(IGV) 7 出側圧力検出器 8 排気温度検出器 9 入側圧力検出器 10 入側温度検出器 11 出側温度検出器 12 燃料流量検出器 13 軸振動検出器 14 データロガー 15 ガスタービン圧縮機診断部 16 ガスタービン運転制御部 17 圧縮機効率演算手段 18 サンプリング手段 19 変化量演算手段 20 予想圧縮機効率変化量演算手段 21 加算器 22 第1の比較手段 23 予想ガスタービン排気温度変化量演算手段 24 加算器 25 第2の比較手段 26 第3の比較手段 27 診断データ出力手段 28 瞬時診断データ出力回路 29 中期診断データ出力回路 30 第1の警報発生手段 31 ラッチ回路 32 第2の警報発生手段 33 ラッチ回路 34 長期診断データ出力手段 35 予想圧縮機効率演算手段 36 圧縮機効率比較手段 P1 入側圧力 T1 入側温度 P2 出側圧力 T2 出側温度 η 圧縮機効率 ηp 予想圧縮機効率 Δη 圧縮機効率変化量 Δηp 予想圧縮機効率変化量 θ IGV開度 Δθ IGV開度変化量 Tc ガスタービン排気温度 ΔTc ガスタービン排気温度変化量 ΔTcp 予想ガスタービン排気温度変化量 Fx 燃料流量 ΔFx 燃料流量変化量 V 振動量 ΔV 振動量変化量

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口案内翼から空気を吸入し、この吸入空
    気を圧縮して吐出するガスタービン圧縮機と、 前記ガスタービン圧縮機からの圧縮空気と、この圧縮空
    気に対して所定比率の流量を有する燃料とを混合させて
    燃焼させる燃焼器と、 前記燃焼器からの燃焼ガスのエネルギーにより駆動され
    るガスタービンと、 を備えたガスタービン装置において、 前記ガスタービン圧縮機、前記燃焼器、及び前記ガスタ
    ービンに関する検出プロセスデータの収集を行うデータ
    ロガーと、 前記データロガーから取り出した検出プロセスデータか
    ら前記ガスタービン圧縮機についての圧縮機効率を演算
    し、この圧縮機効率の変化に基づき前記ガスタービン圧
    縮機に対する異常診断を行うガスタービン圧縮機診断部
    と、 前記ガスタービン圧縮機診断部が異常と診断した場合に
    ガスタービン運転を停止するガスタービン運転制御部
    と、 を備えたことを特徴とするガスタービン装置。
  2. 【請求項2】前記ガスタービン圧縮機診断部は、 前記データロガーから入力した前記ガスタービン圧縮機
    の入側圧力及び入側温度並びに出側圧力及び出側温度に
    基づいて前記圧縮機効率を演算する圧縮機効率演算手段
    と、 前記データロガーからの検出プロセスデータ及び前記圧
    縮機効率演算手段からの圧縮機効率を入力し、これら入
    力データの所定時間毎の変化量を出力するサンプリング
    手段と、 前記サンプリング手段からの変化量データのうちの入口
    案内翼開度変化量に基づき予想圧縮機効率変化量を演算
    する予想圧縮機効率変化量演算手段と、 前記サンプリング手段からの変化量データのうちの圧縮
    機効率変化量と、前記予想圧縮機効率変化量演算手段か
    らの予想圧縮機効率変化量とを比較し、それらの偏差が
    所定レベルを超えたときに異常レベル信号を出力する第
    1の比較手段と、 前記第1の比較手段からの異常レベル信号に基づき、前
    記ガスタービン運転制御部に対してガスタービン運転を
    停止させるための異常診断データを出力する診断データ
    出力手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のガスタービン
    装置。
  3. 【請求項3】前記ガスタービン圧縮機診断部は、 前記サンプリング手段からの変化量データのうちの入口
    案内翼開度変化量及び燃料流量変化量に基づき予想ガス
    タービン排気温度変化量を演算する予想ガスタービン排
    気温度変化量演算手段と、 前記サンプリング手段からの変化量データのうちのガス
    タービン排気温度変化量と、前記予想ガスタービン排気
    温度変化量演算手段からの予想ガスタービン排気温度変
    化量とを比較し、それらの偏差が所定レベルを超えたと
    きに異常レベル信号を出力する第2の比較手段と、 を有し、前記診断データ出力手段は、前記第1の比較手
    段及び第2の比較手段の双方が異常レベル信号を出力し
    た場合に、前記異常診断データを出力するものである、 ことを特徴とする請求項2記載のガスタービン装置。
  4. 【請求項4】前記ガスタービン圧縮機診断部は、 前記サンプリング手段からの変化量データのうちの圧縮
    機振動変化量と、この圧縮機振動変化量につき予め設定
    されている設定値とを比較し、それらの偏差が所定レベ
    ルを超えたときに異常レベル信号を出力する第3の比較
    手段を有し、 前記診断データ出力手段は、前記第1の比較手段が異常
    レベル信号を出力すると共に、前記第2の比較手段及び
    第3の比較手段のうちのいずれか一方又は双方が異常レ
    ベル信号を出力した場合に、前記異常診断データを出力
    するものである、 ことを特徴とする請求項3記載のガスタービン装置。
  5. 【請求項5】前記第1の比較手段は、予め設定された第
    1の設定時間毎に前記比較を行うと共に、この第1の設
    定時間よりも長く設定された第2の設定時間毎にも前記
    比較を行うものであり、 前記診断データ出力手段は、前記第1の設定時間毎の比
    較に基づく異常レベル信号により前記異常診断データを
    出力する瞬時診断データ出力回路と、前記第2の設定時
    間毎の比較に基づく異常レベル信号により前記異常診断
    データを出力する中期診断データ出力回路と、を有する
    ものである、 ことを特徴とする請求項2記載のガスタービン装置。
  6. 【請求項6】前記第2の比較手段は、予め設定された第
    1の設定時間毎に前記比較を行うと共に、この第1の設
    定時間よりも長く設定された第2の設定時間毎にも前記
    比較を行うものであり、 前記診断データ出力手段は、前記第1及び第2の比較手
    段の第1の設定時間毎の比較に基づく異常レベル信号に
    より前記異常診断データを出力する瞬時診断データ出力
    回路と、前記第1及び第2の比較手段の第2の設定時間
    毎の比較に基づく異常レベル信号により前記異常診断デ
    ータを出力する中期診断データ出力回路と、を有するも
    のである、 ことを特徴とする請求項3記載のガスタービン装置。
  7. 【請求項7】前記第3の比較手段は、予め設定された第
    1の設定時間毎に前記比較を行うと共に、この第1の設
    定時間よりも長く設定された第2の設定時間毎にも前記
    比較を行うものであり、 前記診断データ出力手段は、前記第1乃至第3の比較手
    段の第1の設定時間毎の比較に基づく異常レベル信号に
    より前記異常診断データを出力する瞬時診断データ出力
    回路と、前記第1乃至第3の比較手段の第2の設定時間
    毎の比較に基づく異常レベル信号により前記異常診断デ
    ータを出力する中期診断データ出力回路と、を有するも
    のである、 ことを特徴とする請求項4記載のガスタービン装置。
  8. 【請求項8】前記ガスタービン圧縮機診断部は、 前記第1の比較手段からの前記異常レベル信号をラッチ
    し、このラッチが解除されるまでは警報信号の出力を継
    続する第1の警報発生手段を有するものである、 ことを特徴とする請求項2記載のガスタービン装置。
  9. 【請求項9】前記ガスタービン圧縮機診断部は、 前記第2の比較手段からの前記異常レベル信号をラッチ
    し、このラッチが解除されるまでは警報信号の出力を継
    続する第2の警報発生手段を有するものである、 ことを特徴とする請求項3記載のガスタービン装置。
  10. 【請求項10】前記ガスタービン圧縮機診断部は長期診
    断データ出力手段を備えており、 この長期診断データ出力手段は、 前記データロガーからの検出プロセスデータのうちの入
    口案内翼開度に基づき予想圧縮機効率を演算する予想圧
    縮機効率演算手段と、 前記圧縮機効率演算手段からの圧縮機効率と、前記予想
    圧縮機効率演算手段からの予想圧縮機効率とを設定時間
    毎に比較し、それらの偏差を出力する圧縮機効率比較手
    段と、 前記圧縮機効率比較手段からの偏差が、第1の設定値を
    超えたときには圧縮機水洗注意信号を出力し、また、第
    2の設定値を超えたときには圧縮機効率異常低下注意信
    号を出力する注意信号出力手段と、 を有するものである、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のガ
    スタービン装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8135568B2 (en) 2010-06-25 2012-03-13 General Electric Company Turbomachine airfoil life management system and method

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