JP2004019566A - ガスタービンの監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスタービンの監視装置において、大量の温度検出器を不要として設備コストの上昇を抑制する一方でガスタービンの異常を早期に発見することで発電効率の低下や装置の損傷を防止する。
【解決手段】ガスタービン11の異常燃焼により最も影響の出る運転状態としての排気ガス温度を検出すると共に、この排気ガス温度に影響の高い因子としての燃焼器バイパス弁27の開度を検出し、この排気ガス温度からその平均温度を算出し、所定期間にわたって平均温度に対する温度偏差を算出して燃焼器バイパス弁27の開度に対する温度偏差をガスタービン11の正常運転データとして等高線を表示し、正常運転データの等高線に現在の排気ガスの温度偏差をプロットPして評価する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンの運転状態に基づいてその燃焼状態を監視して必要に応じて異常を検出するガスタービンの監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なガスタービン発電プラントにて、ガスタービンは圧縮機と燃焼器とタービンと発電機とを有しており、圧縮機で高圧となった空気と、圧縮機で高圧となって熱交換器で高温となった燃料ガスとが燃焼器に送られて燃焼し、その排気ガスによりタービンを駆動して発電機を運転する。このようなガスタービン発電プラントでは、燃焼器での燃焼温度が1500℃まで上昇し、内部で圧力変動が発生するため、局部応力が発生して亀裂が生じてしまうことがある。燃焼器に亀裂や破損が発生すると、燃焼器へ導入される空気量が計画からずれて燃焼異常が発生し、発電効率が低下してしまうという問題がある。
【0003】
従来は、タービンの最終翼付近や排気室に温度検出器を複数設け、この各温度検出器の計測結果に基づいて燃焼器の燃焼異常を検知していた。しかし、プラント負荷や気象条件など種々のプラント運転条件により正常な温度範囲が異なることから、正常と異常とを判別するしきい値の設定が困難であり、誤判定が生じる虞がある。この場合、燃焼器の異常燃焼を正常と誤判定すると、燃焼器に亀裂等が生じたまま運転を継続することとなり、発電効率を低下させてしまうばかりでなく、場合によっては翼をも損傷させてしまうこととなる。
【0004】
そこで、「ガスタービン燃焼監視装置」として、特開平07−318056号公報に開示されたものがある。この技術は、排気室に温度検出器を設け、この温度検出器により得られる排気ガス流に直交する平面内の温度分布から断面排気温度分布のパターンの特徴を求め、異常原因判定を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した公報に開示された「ガスタービン燃焼監視装置」では、排気室に設けられた温度検出器により得られる温度分布から断面排気温度分布のパターンの特徴を求めている。そのため、一つの燃焼器に多数の温度検出器が必要となり、公報に記載された8つの燃焼器を有するガスタービンでは、大量の温度検出器が必要となり、設備コストが増加してしまうという問題がある。また、実際に、一つの燃焼器に多数の温度検出器を装着することは排気ガスの流動抵抗の面からも困難であり、現実的ではない。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するものであって、大量の温度検出器を不要として設備コストの上昇を抑制する一方でガスタービンの異常を早期に発見することで発電効率の低下や装置の損傷を防止したガスタービンの監視装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のガスタービンの監視装置は、高圧の燃料と空気を燃焼して生じた熱ガスによりタービンを駆動して発電するガスタービンにおいて、該ガスタービンの異常燃焼により影響の出る運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段が検出した前記ガスタービンの運転状態に影響の高い因子を検出する影響因子検出手段と、該影響因子検出手段が設定した因子に対する前記運転状態検出手段が検出した所定期間における前記ガスタービンの運転状態に基づいて正常規範を設定する正常規範設定手段と、該正常規範設定手段が設定した正常規範に対して前記運転状態検出手段が検出した現在における前記ガスタービンの運転状態を評価する評価手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の発明のガスタービンの監視装置では、前記評価手段は、前記正常規範に対する現在の前記ガスタービンの運転状態の健全性を評価する健全性評価手段を有することを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明のガスタービンの監視装置では、前記運転状態検出手段は、排気ガスの温度、圧力、NOx濃度、CO濃度の少なくともいずれか一つを検出することを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明のガスタービンの監視装置では、前記影響因子検出手段は、燃焼器バイパス弁の開度、圧縮機入口案内翼の開度、燃料流量、発電機出力、圧縮機出口温度、圧縮機出口圧力の少なくともいずれか一つを検出することを特徴としている。
【0011】
請求項5の発明のガスタービンの監視装置では、前記正常規範設定手段は、前記因子に対する前記ガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、前記因子に対する該発生頻度を等高線として整理して前記正常規範を設定し、前記評価手段は、該正常規範に現在の前記ガスタービンの運転状態を表示することを特徴としている。
【0012】
請求項6の発明のガスタービンの監視装置では、前記評価手段は、前記等高線により表示した正常規範に正常領域を設定し、該正常領域における現在の前記ガスタービンの運転状態の有無に応じて健全性を評価することを特徴としている。
【0013】
請求項7の発明のガスタービンの監視装置では、前記正常規範設定手段は、過去の所定期間にわたる前記因子に対する前記ガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、前記因子に対する該発生頻度を等高線として整理して正常規範データを設定し、前記評価手段は、直前の所定期間にわたる前記因子に対する前記ガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、前記因子に対する該発生頻度を等高線として整理して計測値データを設定し、前記正常規範データと該計測値データとの分布を比較して健全性を評価することを特徴としている。
【0014】
請求項8の発明のガスタービンの監視装置では、前記正常規範設定手段は、前記影響因子検出手段が検出した因子に基づいて前記ガスタービンの異常燃焼により影響の出る運転状態を推定するモデルを求め、前記評価手段は、該推定モデルによる推定値を求め、該推定値と前記運転状態検出手段が検出した現在における前記ガスタービンの運転状態の実測値とを散布図に表示して評価することを特徴としている。
【0015】
請求項9の発明のガスタービンの監視装置では、前記評価手段は、該推定モデルの推定値と前記ガスタービンの運転状態の実測値との差を所定のしきい値と比較して健全性を評価することを特徴としている。
【0016】
請求項10の発明のガスタービンの監視装置では、前記運転状態検出手段と前記正常規範設定手段及び前記評価手段との間で各種データの送受信を行う通信手段を設けたことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1に本発明の第1実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成、図2に燃焼器バイパス弁の開度に対する排気ガスの温度偏差を表す等高線図、図3に本実施形態のガスタービン発電プラントの概略構成を示す。
【0019】
本実施形態のガスタービン発電プラントにおいて、図3に示すように、ガスタービン11は、圧縮機12と燃焼器13とタービン14とを有しており、このタービン14の同軸上に発電機15が連結されている。この圧縮機12には吸気通路16が連結され、この吸気通路16には吸入空気量を調整する入口案内翼17が設けられると共に、この入口案内翼17の開度を検出する開度センサ18が設けられている。また、吸気通路16には吸入空気の温度センサ19、圧力センサ20、流量センサ21が設けられている。
【0020】
また、圧縮機12と燃焼器13とは圧縮空気供給通路22により連結され、この圧縮空気供給通路22に圧縮空気の温度センサ23、圧力センサ24が設けられている。そして、燃焼器13とタービン14とは燃焼ガス通路25により連結され、圧縮空気供給通路22と燃焼ガス通路25とは燃焼器13を迂回するバイパス通路26により連結され、このバイパス通路26に燃焼器バイパス弁27が設けられると共に、この燃焼器バイパス弁27の開度を検出する開度センサ28が設けられている。
【0021】
燃料通路29はメイン燃料通路30とパイロット燃料通路31に分岐され、それぞれ燃焼器13に連結されており、メイン燃料通路30及びパイロット燃料通路31にはそれぞれ流量制御弁32,33が設けられている。そして、燃料通路29には供給燃料の温度センサ34が設けられ、メイン燃料通路30及びパイロット燃料通路31には供給燃料の圧力センサ35,36と流量センサ37,38が設けられている。
【0022】
タービン14には排気ガス通路39が連結され、この排気ガス通路39は図示しない浄化装置を介して煙突に連結されている。そして、排気ガス通路39に排気ガスの温度センサ40、NOxセンサ41、COセンサ42が設けられている。
【0023】
本実施形態のガスタービンの監視装置は、上述したガスタービン11を監視して異常燃焼を早期に検出するものであり、図1に示すように、監視装置51は、ガスタービン11の異常燃焼により最も影響の出る運転状態としての排気ガス温度を検出する温度センサ(運転状態検出手段)40と、この温度センサ40が検出したガスタービン11の排気ガス温度に影響の高い因子としての燃焼器バイパス弁27の開度を検出する開度センサ(影響因子検出手段)28などのプラントデータ50が入力される。そして、この監視装置51は、温度センサ40が検出した排気ガス温度や開度センサ28が検出した燃焼器バイパス弁27の開度などを入力する入力手段52と、入力手段52が入力処理した各種データを保存するデータベース53と、データベース53に保存された各種データを用いて、具体的には、燃焼器バイパス弁27の開度に対する排気ガス温度に基づいてガスタービン11の運転状態における正常規範を設定する正常規範設定手段54と、正常規範設定手段54が設定した正常規範に対して現在の排気ガス温度を評価する評価手段55と、評価手段55が評価した評価データを外部に出力する出力手段56とを有している。
【0024】
本実施形態にて、ガスタービン11の燃焼器13は周方向に沿って複数設けられており、タービン14の排気ガス通路39に温度センサ40が各燃焼器13に対応してそれぞれ設けられている。正常規範設定手段54は、この複数の温度センサ40の計測値から平均温度を算出し、この平均温度からの各温度の偏差を算出すると共に、この温度偏差とガスタービン11の燃焼状態とが最も明確となる燃焼器バイパス弁27の開度との関係を所定期間にわたって対応して整理し、図2に示すように、ガスタービン11の正常運転データ(正常規範)として等高線に表す。この場合、正常運転データを作成するための開度センサ28及び温度センサ40の測定値はデータベース53に保存され、正常規範設定手段54はデータベース53に保存された現在の一定期間前から所定期間逆上ったその期間のデータを用いてこの正常運転データの等高線を作成しており、時間の経過に応じてこの正常運転データは最新のものに逐次修正されていく。
【0025】
そして、評価手段55は、正常規範設定手段54が作成した正常運転データの等高線に、データベース53から出力された現在の開度センサ28の測定値(弁開度)に対する温度センサ40の測定値(排気ガス温度)の偏差をプロットPし、現在のガスタービン11の運転状態の評価を表示する。出力手段56はこの正常運転データの等高線に現在のガスタービン11の運転状態(プロットP)の評価の表示データを図示しないディスプレイに表示したり、必要に応じてプリントする。
【0026】
ここで、本実施形態のガスタービン発電プラントの作動について説明すると、図3に示すように、ガスタービン11では、高圧となった燃料ガスが加熱されて燃焼器13に供給されると共に、圧縮機12で高圧となった空気が燃焼器13に供給され、ここで燃焼して膨張してタービン14を駆動することで発電機15を運転する。
【0027】
このガスタービン11の運転中に、図1に示すように、温度センサ40が検出した排気ガス温度や開度センサ28が検出した燃焼器バイパス弁27の開度などのプラントデータ50が監視装置51に入力し、入力手段52は各種データをデータベース53に入力処理して保存する。正常規範設定手段54は複数の温度センサ40が計測した排気ガス温度からその平均温度を算出し、所定期間内におけるこの平均温度に対する温度偏差を算出し、燃焼器バイパス弁27の開度に対する温度偏差の発生頻度を図2に示すように等高線図としてガスタービン11の正常運転データとして表示する。図2の例では、等高線図の内側は発生頻度が高く、外側ほど発生頻度が低い。評価手段55は、この正常運転データの等高線に現在の排気ガスの温度偏差をプロットPして評価し、出力手段56がこの評価の表示データを表示する。
【0028】
このように第1実施形態のガスタービンの監視装置にあっては、ガスタービン11の異常燃焼により最も影響の出る運転状態としての排気ガス温度を検出すると共に、この排気ガス温度に影響の高い因子としての燃焼器バイパス弁27の開度を検出し、複数の温度センサ40が計測した排気ガス温度からその平均温度を算出し、所定期間にわたって平均温度に対する温度偏差を算出して燃焼器バイパス弁27の開度に対する温度偏差の発生頻度をガスタービン11の正常運転データとして等高線表示し、正常運転データの等高線に現在の排気ガスの温度偏差をプロットPして評価している。
【0029】
従って、ガスタービン11の異常燃焼により最も影響の出る運転状態として排気ガス温度を用い、この排気ガス温度に影響の高い因子として燃焼器バイパス弁27の開度を用いたことで、この燃焼器バイパス弁27の開度に対する排気ガス温度を監視することで、現在のプラントの運転状態を正確に監視することができる。また、過去の所定期間にわたる排気ガス温度の蓄積データに基づいてガスタービン11の正常運転データとして等高線(正常規範)を表示し、この正常運転データの等高線に現在の排気ガスの温度偏差を表示することで、現在のプラントの運転状態を早期に、且つ、明確に表示して異常を監視することができる。
【0030】
図4に本発明の第2実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成、図5に排気ガスの温度偏差の分布を表すグラフ、図6に本発明の第3実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成、図7に排気ガスの温度偏差の分布を表すグラフ、図8に本発明の第4実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成、図9に排気ガス温度における測定値に対する予測値の散布を表すグラフ、図10に本発明の第5実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成、図11に排気ガス温度における正常異常領域を表すグラフ、図12に本発明の第6実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0031】
第2実施形態において、図4に示すように、ガスタービンの監視装置61は、第1実施形態のガスタービンの監視装置に健全性評価手段62を追加したものである。この健全性評価手段62は、評価手段55が、正常運転データの等高線に現在の燃焼器バイパス弁27の開度に対する排気ガス温度の偏差をプロットPした後、この現在のガスタービン11の運転状態の正常あるいは異常を判定し、ガスタービン11の運転状態の健全性を評価するものである。そして、出力手段56はこのガスタービン11の運転状態の健全性を図示しないディスプレイに表示したり、プリントしたり、必要に応じて警報を発する。
【0032】
即ち、評価手段55は、図5に示すように、排気ガスの温度偏差の分布μA を燃焼器バイパス弁27の開度ごとに連続して有しており、健全性評価手段62はこの温度偏差の分布μA おける正常範囲を、例えば、全体の95%と設定し、その前後を異常範囲と設定する。そして、現在の燃焼器バイパス弁27の開度に対する排気ガス温度の偏差が正常範囲にあれば、現在のガスタービン11の運転状態を正常と判定し、異常範囲にあれば、現在のガスタービン11の運転状態を異常を判定する。
【0033】
このように第2実施形態のガスタービンの監視装置にあっては、複数の温度センサ40が計測した排気ガス温度からその平均温度を算出し、所定期間にわたって平均温度に対する温度偏差を算出して燃焼器バイパス弁27の開度に対する温度偏差の発生頻度をガスタービン11の正常運転データとして等高線表示し、これを温度偏差の分布μA として正常範囲を設定し、現在の排気ガスの温度偏差によりガスタービン11の運転状態を正常及び異常を判定している。
【0034】
従って、過去の所定期間にわたる排気ガス温度の蓄積データに基づいてガスタービン11の正常運転データとして等高線を表示し、温度偏差の分布μA として正常範囲を設定し、現在の排気ガスの温度偏差がこの分布μA の正常範囲にあるかどうかにより現在のプラントの運転状態の正常及び異常を早期に、且つ、確実に判定することができる。
【0035】
第3実施形態において、図6に示すように、ガスタービンの監視装置71は、2つのデータベース72,73及び温度偏差分布設定手段74、正常規範設定手段75を設定すると共に、評価手段76と健全性評価手段77を設定している。第1データベース72は現在から一定期間前までの第1所定期間の各種データを保存し、第2データベース73は、前述したデータベース53と同様に、現在の一定期間前から所定期間逆上った第2所定期間の各種データを保存している。温度偏差分布設定手段74は、第1データベース72の蓄積データに基づいて、前述した正常規範設定手段54と同様に、複数の温度センサ40の直前の時系列データから、図7に示すように、ガスタービン11の直前運転データを等高線の分布μB として設定する。正常規範設定手段75も、正常規範設定手段54と同様に、複数の温度センサ40の過去の時系列データから、ガスタービン11の正常運転データ(正常規範)を等高線の分布μA として設定する。
【0036】
評価手段76は、温度偏差分布設定手段74が設定したガスタービン11の直前運転データの分布μB と、正常規範設定手段75が設定したガスタービン11の正常運転データの分布μA を表示し、健全性評価手段77は、直前運転データの分布μB と正常運転データの分布μA との偏差dが所定値以上であるか否かにより、ガスタービン11の運転状態の正常あるいは異常を判定し、ガスタービン11の運転状態の健全性を評価するものである。ここで、直前運転データの分布μB と正常運転データの分布μA との偏差dとは、それぞれの分布の平均値の差としてもよいし、中央値の差としても構わない。また、直前運転データの分布μB と正常運転データの分布μA から、よく知られている平均値の差の検討等の統計的検定手法により分布が異なることをもって、異常と判定しても構わない。
【0037】
このように第3実施形態のガスタービンの監視装置にあっては、現在から一定期間前までの第1所定期間の排気ガス温度の直前の時系列データからガスタービン11の直前運転データの分布μB を設定すると共に、一定期間前から所定期間逆上った第2所定期間の排気ガス温度の過去の時系列データからガスタービン11の正常運転データ(正常規範)の分布μA を設定し、この各温度偏差の分布μA 、μB を比較することによりガスタービン11の運転状態を正常及び異常を判定している。
【0038】
従って、ガスタービン11の直前運転データの分布μB と過去運転データ(正常規範)の分布μA とを比較することで、ガスタービン11の運転状態の正常及び異常を高精度に判定することができる。
【0039】
第4実施形態において、図8に示すように、ガスタービンの監視装置81は、正常規範設定手段としての特性把握手段82と評価手段83とを設定している。特性把握手段82は、開度センサ28が検出した燃焼器バイパス弁27の開度、開度センサ18が検出した入口案内翼17の開度、流量センサ37,38が検出した燃料流量をパラメータとして排気ガス温度の予測式(推定モデル)を算出するものであり、例えば、下記数式の係数を算出する。
Y=a+a+a+a
ここで、Yは排気ガス温度の予測値、xは燃焼器バイパス弁27の開度、xは入口案内翼17の開度、xは燃料流量、a、a、a、aは各係数である。各係数は、データベース53に保存されているデータを用いて、例えば、最小二乗法により求めることができる。なお、ここでは予測式を線形の一次式としているが、これに限るものではなく、二次以上の高次の項や対数、指数などの項を含めてもよい。また、予測式の右辺にx、x、xの3つの変数を用いているが、他のセンサ信号を追加しても構わない。
【0040】
評価手段83は、図9に示すように、所定の燃焼器バイパス弁27の開度、入口案内翼17の開度、燃料流量に対する温度センサ40の測定値(実測値)と、特性把握手段82により得られた予測式により求められる排気ガス温度の予測値との関係を表す散布図に表し、現在のガスタービン11の運転状態の評価を表示する。
【0041】
このように第4実施形態のガスタービンの監視装置にあっては、ガスタービン11の異常燃焼により最も影響の出る運転状態としての排気ガス温度を検出すると共に、この排気ガス温度に影響の高い因子としての燃焼器バイパス弁27の開度、入口案内翼17の開度、燃料流量から排気ガス温度を予測し、この排気ガス温度の測定値と予測値を比較することによりガスタービン11の運転状態を正常及び異常を判定している。
【0042】
従って、排気ガス温度に影響の高い因子として複数のパラメータから求めた予測値を正常運転データ(正常規範)として用いることで、ガスタービン11の運転状態を高精度に表示して異常を監視することができる。
【0043】
第5実施形態において、図10に示すように、ガスタービンの監視装置91は、第4実施形態のガスタービンの監視装置に健全性評価手段92を追加したものである。この健全性評価手段92は、図11に示すように、特性把握手段82が求めた排気ガス温度の予測式を用いて評価手段83が求めた排気ガス温度の予測値と温度センサが計測した排気ガス温度の測定値とが一致する基準線Sに対して所定の幅をもって上側及び下側に領域線を設定し、この領域Hを正常領域と設定する。そして、排気ガス温度の予測値と測定値との関係がこの正常領域Hにあるか否かによりガスタービン11の運転状態の正常あるいは異常を判定し、ガスタービン11の運転状態の健全性を評価する。
【0044】
このように第5実施形態のガスタービンの監視装置にあっては、排気ガス温度の予測値と測定値とが一致する基準線Sに対して上下の領域線を設定し、正常領域Hと設定し、現在の排気ガス温度の予測値と測定値との関係がこの正常領域Hにあるか否かによりガスタービン11の運転状態の正常及び異常を判定している。従って、現在のプラントの運転状態の正常及び異常を適正に判定することができる。
【0045】
第6実施形態において、図12に示すように、ガスタービンの監視装置101を、例えば、プラント設置現場から離間した事務所内に設け、ガスタービン発電プラントと通信経由で各種データの送信を行うことで、プラントの運転状態の監視を行うようにしている。即ち、プラント側の入力手段52に送受信可能な通信手段102が接続されている。一方、ガスタービンの監視装置101は、前述した第3実施形態のガスタービンの監視装置71とほぼ同様の構成であり、第1データベース72及び評価手段76に送受信可能な通信手段103が接続されている。
【0046】
従って、温度センサ40が検出した排気ガス温度や開度センサ28が検出した燃焼器バイパス弁27の開度などのプラントデータ50を入力すると、入力手段52は各種データを通信手段102,103を用いてガスタービンの監視装置101にプラントデータ50を送信し、第1データベース72に保存する。評価手段76は、温度偏差分布設定手段74が設定したガスタービン11の直前運転データの分布μB と、正常規範設定手段75が設定したガスタービン11の正常運転データの分布μA を表示し、健全性評価手段77は、直前運転データの分布μB と正常運転データの分布μA との偏差dが所定値以上であるか否かにより、ガスタービン11の運転状態の正常あるいは異常を判定し、ガスタービン11の運転状態の健全性を評価する。そして、必要に応じて出力手段56はガスタービン11の運転状態(正常・異常)を通信手段102,103を用いてプラント側に送信する。
【0047】
このように第6実施形態のガスタービンの監視装置にあっては、プラント設置現場とガスタービンの監視装置101を離間した場所に設置し、プラントデータ50やガスタービン11の運転状態を互いに送受信可能としている。従って、複数のガスタービン発電プラントを一つのガスタービンの監視装置101により集中して管理することができ、管理コストを低減することができる。
【0048】
なお、上述した実施形態にて、運転状態検出手段をタービン14の排気ガス温度を検出する温度センサ40とし、この排気ガス温度、平均温度、温度偏差を運転状態として用いたが、これに限らず、排気ガスの圧力、平均圧力、圧力偏差やNOx濃度、平均NOx濃度、NOx濃度偏差などを用いてもよく、また、これらのうちの複数を用いて運転状態を推定してもよい。
【0049】
また、影響因子検出手段を燃焼器バイパス弁の開度を検出する開度センサ28としたが、これに限らず、圧縮機入口案内翼の開度を検出する開度センサ18、燃料流量を計測する流量センサ37,38、発電機15の発電機出力を測定する出力センサ、圧縮機12の出口温度、出口圧力を計測する温度センサ23、圧力センサなどを用いてもよく、これらを組み合わせてもよい。
【0050】
更に、6つの実施形態を説明したが、データベース、正常規範設定手段、評価手段、健全性評価手段、通信手段等は、各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を組み合わせて各手段を適用してもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のガスタービンの監視装置によれば、ガスタービンの異常燃焼により影響の出る運転状態を検出する運転状態検出手段と、運転状態検出手段が検出したガスタービンの運転状態に影響の高い因子を検出する影響因子検出手段と、影響因子検出手段が設定した因子に対する運転状態検出手段が検出した所定期間におけるガスタービンの運転状態に基づいて正常規範を設定する正常規範設定手段と、正常規範設定手段が設定した正常規範に対して運転状態検出手段が検出した現在におけるガスタービンの運転状態を評価する評価手段とを設けたので、ガスタービンの異常燃焼により最も影響の出る運転状態を用い、この運転状態に影響の高い因子を用いたことで、大量の温度検出器を使用することなく現在のプラントの運転状態を正確に監視することができ、設備コストの上昇を抑制することができる一方で、ガスタービンの異常を早期に発見して発電効率の低下や装置の損傷を確実に防止することができる。
【0052】
請求項2の発明のガスタービンの監視装置によれば、正常規範に対する現在のガスタービンの運転状態の健全性を評価する健全性評価手段を設けたので、現在のプラントの運転状態の正常及び異常を早期に、且つ、確実に判定することができる。
【0053】
請求項3の発明のガスタービンの監視装置によれば、運転状態検出手段は、排気ガスの温度、圧力、NOx濃度、CO濃度の少なくともいずれか一つを検出するので、既存のセンサを用いて現在のプラントの運転状態を監視することができ、設備コストの上昇を抑制することができる。
【0054】
請求項4の発明のガスタービンの監視装置によれば、影響因子検出手段は、燃焼器バイパス弁の開度、圧縮機入口案内翼の開度、燃料流量、発電機出力、圧縮機出口温度、圧縮機出口圧力の少なくともいずれか一つを検出するので、既存のセンサを用いて現在のプラントの運転状態を監視することができ、設備コストの上昇を抑制することができる。
【0055】
請求項5の発明のガスタービンの監視装置によれば、正常規範設定手段は、因子に対するガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、因子に対する発生頻度を等高線として整理して正常規範を設定し、評価手段は、正常規範に現在のガスタービンの運転状態を表示するので、過去の所定期間にわたる運転状態蓄積データに基づいてガスタービンの正常運転データとして等高線を表示し、この正常運転データの等高線に現在の運転状態を表示することで、現在のプラントの運転状態を早期に、且つ、明確に表示して異常を監視することができる。
【0056】
請求項6の発明のガスタービンの監視装置によれば、評価手段は、等高線により表示した正常規範に正常領域を設定し、正常領域における現在のガスタービンの運転状態の有無に応じて健全性を評価するので、現在のプラントの運転状態の正常及び異常を早期に、且つ、確実に判定することができる。
【0057】
請求項7の発明のガスタービンの監視装置によれば、正常規範設定手段は、過去の所定期間にわたる因子に対するガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、因子に対する発生頻度を等高線として整理して正常規範データを設定し、評価手段は、直前の所定期間にわたる因子に対するガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、因子に対する発生頻度を等高線として整理して計測値データを設定し、正常規範データと計測値データとの分布を比較して健全性を評価するので、ガスタービン11の直前運転データと過去運転データとを比較することで、ガスタービンの運転状態の正常及び異常を高精度に判定することができる。
【0058】
請求項8の発明のガスタービンの監視装置によれば、正常規範設定手段は、影響因子検出手段が設定した因子に基づいてガスタービンの異常燃焼により影響の出る運転状態を推定するモデルを求め、評価手段は、推定モデルによる推定値を求め、この推定値と運転状態検出手段が検出した現在におけるガスタービンの運転状態の実測値とを散布図に表示して評価するので、運転状態に影響の高い因子から求めた推定モデルの推定値を正常規範として用い、この推定値と実測値とを散布図に表示して評価することとなり、ガスタービンの運転状態を高精度に表示して異常を監視することができる。
【0059】
請求項9の発明のガスタービンの監視装置によれば、評価手段は、推定モデルの推定値とガスタービンの運転状態の実測値との差を所定のしきい値と比較して健全性を評価するので、ガスタービンの運転状態の正常及び異常を高精度に判定することができる。
【0060】
請求項10の発明のガスタービンの監視装置によれば、運転状態検出手段と正常規範設定手段及び評価手段との間で各種データの送受信を行う通信手段を設けたので、複数のガスタービン発電プラントを一つの監視装置により集中して管理することができ、管理コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成図である。
【図2】燃焼器バイパス弁の開度に対する排気ガスの温度偏差を表す等高線図である。
【図3】本実施形態のガスタービン発電プラントの概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成図である。
【図5】排気ガスの温度偏差の分布を表すグラフである。
【図6】本発明の第3実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成図である。
【図7】排気ガスの温度偏差の分布を表すグラフである。
【図8】本発明の第4実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成図である。
【図9】排気ガス温度における測定値に対する予測値の散布を表すグラフである。
【図10】本発明の第5実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成図である。
【図11】排気ガス温度における正常異常領域を表すグラフである。
【図12】本発明の第6実施形態に係るガスタービンの監視装置を表すブロック構成図である。
【符号の説明】
11 ガスタービン
12 圧縮機
13 燃焼器
14 タービン
15 発電機
17 入口案内翼
18 開度センサ
23 温度センサ
26 バイパス通路
27 燃焼器バイパス弁
28 開度センサ(影響因子検出手段)
35,36 圧力センサ
40 温度センサ(運転状態検出手段)
41 NOxセンサ
50 プラントデータ
51,61,71,81,91,101  監視装置
52 入力手段
53,72,73 データベース
54,75 正常規範設定手段
55,83 評価手段
59 出力手段
62,77,92 健全性評価手段
74 温度偏差分布設定手段
82 特性把握手段(正常規範設定手段)
102 ,103  通信手段

Claims (10)

  1. 高圧の燃料と空気を燃焼して生じた熱ガスによりタービンを駆動して発電するガスタービンにおいて、該ガスタービンの異常燃焼により影響の出る運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段が検出した前記ガスタービンの運転状態に影響の高い因子を検出する影響因子検出手段と、該影響因子検出手段が検出した因子に対する前記運転状態検出手段が検出した所定期間における前記ガスタービンの運転状態に基づいて正常規範を設定する正常規範設定手段と、該正常規範設定手段が設定した正常規範に対して前記運転状態検出手段が検出した現在における前記ガスタービンの運転状態を評価する評価手段とを具えたことを特徴とするガスタービンの監視装置。
  2. 請求項1において、前記評価手段は、前記正常規範に対する現在の前記ガスタービンの運転状態の健全性を評価する健全性評価手段を有することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  3. 請求項1において、前記運転状態検出手段は、排気ガスの温度、圧力、NOx濃度、CO濃度の少なくともいずれか一つを検出することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  4. 請求項1において、前記影響因子検出手段は、燃焼器バイパス弁の開度、圧縮機入口案内翼の開度、燃料流量、発電機出力、圧縮機出口温度、圧縮機出口圧力の少なくともいずれか一つを検出することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  5. 請求項1において、前記正常規範設定手段は、前記因子に対する前記ガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、前記因子に対する該発生頻度を等高線として整理して前記正常規範を設定し、前記評価手段は、該正常規範に現在の前記ガスタービンの運転状態を表示することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  6. 請求項5において、前記評価手段は、前記等高線により表示した正常規範に正常領域を設定し、該正常領域における現在の前記ガスタービンの運転状態の有無に応じて健全性を評価することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  7. 請求項5において、前記正常規範設定手段は、過去の所定期間にわたる前記因子に対する前記ガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、前記因子に対する該発生頻度を等高線として整理して正常規範データを設定し、前記評価手段は、直前の所定期間にわたる前記因子に対する前記ガスタービンの種々の運転状態の発生頻度を算出し、前記因子に対する該発生頻度を等高線として整理して計測値データを設定し、前記正常規範データと該計測値データとの分布を比較して健全性を評価することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  8. 請求項1において、前記正常規範設定手段は、前記影響因子検出手段が検出した因子に基づいて前記ガスタービンの異常燃焼により影響の出る運転状態を推定するモデルを求め、前記評価手段は、該推定モデルによる推定値を求め、該推定値と前記運転状態検出手段が検出した現在における前記ガスタービンの運転状態の実測値とを散布図に表示して評価することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  9. 請求項8において、前記評価手段は、該推定モデルの推定値と前記ガスタービンの運転状態の実測値との差を所定のしきい値と比較して健全性を評価することを特徴とするガスタービンの監視装置。
  10. 請求項1において、前記運転状態検出手段と前記正常規範設定手段及び前記評価手段との間で各種データの送受信を行う通信手段を設けたことを特徴とするガスタービンの監視装置。
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