JP2000256779A - 低温靱性に優れた超高強度鋼管およびその製造方法 - Google Patents
低温靱性に優れた超高強度鋼管およびその製造方法Info
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Abstract
高張力溶接鋼管において母材と共に溶接部(溶接金属+
溶接熱影響部)の低温靱性に優れた超高強度溶接鋼管及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 所定の成分を含有した母材及び溶接金属
部からなり、かつ溶接金属部のNi量が母材のNi量に比べ
て1%以上高く、かつ該溶接金属部及び母材熱影響部を含
むシーム溶接部がA1+100℃〜1000℃に再加熱処理された
ことを特徴とする低温靱性に優れた超高強度鋼管および
その製造方法。
Description
り強度(TS)を有する低温靱性の優れた超高強度鋼管及び
その製造方法に関するもので、天然ガス及び原油輸送用
ラインパイプをはじめ、各種圧力容器、産業機械などに
使用できる。
パイプラインに使用するラインパイプは、(1) 高圧化に
よる輸送効率の向上や(2) ラインパイプの外径・重量の
低減による現地施工能率の向上のため、ますます高張力
化する傾向にある。これまでに米国石油技術協会(API)
規格でX80(降伏強さ551MPa以上、引張り強さ620MPa以
上) までのラインパイプが実用化されているが、さらに
高強度のラインパイプに対するニーズが強くなってき
た。
は、従来のX80 ラインパイプの製造技術( 例えばNKK 技
報No.138(1992),p24-31 、およびThe 7th Offshore Mec
hanics and Arctic Engineering(1988), Volume, p.179
-185) を基本に検討されているが、これではせいぜい、
X100( 降伏強さ689MPa以上、引張り強さ760MPa以上)ラ
インパイプの製造が限界と考えられる。X100を越える超
高強度ラインパイプについては、その鋼板の製造法につ
いての研究は既に行われている(PCT/LP96/00155,0015
7)。しかし、このような超高強度のラインパイプの製造
においては、特に溶接部の低温靱性の向上が大きな課題
となる。
もない、溶接部の低温靱性を十分満足することは非常に
困難であった。例えば、従来のX100ラインパイプの溶接
会合部の低温靱性は-30 ℃で50J 未満と低いものであっ
た。従って、近年、 X100 を超えた超高強度のラインパ
イプにおいて、その溶接部(溶接金属+母材熱影響部)
の低温靱性を向上させる( 例えば、-30 ℃で50J 以上、
好ましくは80J 以上)ことが要望されている。
インパイプの製造は、強度・低温靱性バランスや溶接熱
影響部(HAZ) 靱性、現地溶接性など多くの問題を抱えて
おり、工業的な製造はされていなかった。一方、従来、
X80 以下の強度の鋼管においては、シーム溶接部の低温
靱性を向上させる方法として、例えば特公昭58-17808号
公報あるいは特開昭57-35636号公報に開示されているよ
うな鋼管全体に対して所定の温度に焼入れ・焼戻し等の
2 回の熱処理を行い、シーム溶接部の低温靱性を改善す
る方法が知られている。しかしながら、鋼管全体を焼入
れ後に焼戻しを行った場合、焼戻し時に粗大な析出物が
生成して低温靱性をあまり改善させられなかったり、強
度が低下して所望の強度が得られなかったりする。ま
た、鋼管全体に対して2 回の熱処理を行うため、コスト
がかかる等の問題があった。
な従来の問題点に鑑み、引張り強度900MPa以上(API規格
X100超) の超高強度溶接鋼管において母材と共に溶接部
(溶接金属+溶接熱影響部)の低温靱性に優れた超高強
度溶接鋼管及びその製造方法を提供するものである。な
お、本発明でいう超高強度とは、引張り強度が900MPa以
上の強度を意味する。
に優れた引張り強さが900MPa以上の超高強度鋼管を得る
ために、特に強度が高い鋼管で課題となる溶接部の低温
靱性向上を狙って、種々の鋼管の母材及び溶接部の成分
組成、溶接部の熱処理条件について鋭意研究を行い、従
来に比べ母材及び溶接部共に非常に低温靱性の優れた超
強度鋼管を発明するに至った。
的不純物からなる母材と、 C:0.04〜0.14% Si:0.05 〜0.4% Mn:1.2〜2.2% P:0.01% 以下 S:0.01% 以下 Ni:1.3〜3.2%以下 Cr+Mo+V:1 〜2.5% B:0.005%以下 を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる溶接
金属部からなり、かつ溶接金属部のNi量が母材のNi量に
比べて1%以上高く、かつ該溶接金属部及び母材熱影響部
を含むシーム溶接部がA1+100℃〜1000℃に再加熱処理さ
れたことを特徴とする低温靱性に優れた超高強度鋼管。 (2)重量%で、 C: 0.04 〜0.1% Si:0.6% 以下 Mn:1.7〜2.5% P:0.015%以下 S:0.003%以下 Ni:0.1〜1% Mo:0.15 〜0.6% Nb:0.01 〜0.1% Ti:0.005〜0.03% Al:0.06%以下 を含有し、さらに B:0.002%以下 N:0.001 〜0.006%以下 V:0.10% 以下 Cu:1% 以下 Cr:1% 以下 Ca:0.01%以下 REM:0.02% 以下 Mg:0.006% 以下 の1 種または2 種以上を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなる母材と、 C:0.04〜0.14% Si:0.05 〜0.4% Mn:1.2〜2.2% P:0.01% 以下 S:0.01% 以下 Ni:1.3〜3.2%以下 Cr+Mo+V:1.0 〜2.5% B:0.005%以下 を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる溶接
金属部からなり、かつ溶接金属部のNi量が母材のNi量に
比べて1%以上高く、かつシーム溶接部における母材熱影
響部の組織中のMA( Martensite-Austenite Constitu
ent )の占積率が10%以下であり、かつ結晶粒径がが
平均円相当径で20μm以下であるマルテンサイトもし
くはベイナイト主体の組織であることを特徴とする低温
靱性に優れた超高強度鋼管。 (3)シーム溶接部がA1+100℃〜1000℃に再加熱処理さ
れたことを特徴とする上記(2)に記載の低温靱性に優
れた超高強度溶接鋼管。 (4)母材およびシーム溶接部の引張り強度が900MPa以
上であることを特徴とする上記(1)から(3)の何れ
かに記載の低温靱性に優れた超高強度溶接鋼管。 (5)重量%で、 C: 0.04 〜0.1% Si:0.6% 以下 Mn:1.7〜2.5% P:0.015%以下 S:0.003%以下 Ni:0.1〜1% Mo:0.15 〜0.6% Nb:0.01 〜0.1% Ti:0.005〜0.03% Al:0.06%以下 を含み、さらに B:0.002%以下 N:0.001 〜0.006%以下 V:0.1%以下 Cu:1% 以下 Cr:1% 以下 Ca:0.01%以下 REM:0.02% 以下 Mg:0.006% 以下 の1 種または2 種以上を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなり、引張り強度が900MPa以上である鋼板
を管状に成形後、突き合わせ部を内外面から C:0.01〜0.12% Si:0.3% 以下 Mn:1.2〜2.4% Ni:4〜8.5%以下 Cr+Mo+V:3 〜5% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる溶接
ワイヤーと焼成型または溶融型フラックスを用いてサブ
マージアーク溶接を行い、拡管した後、溶接部をA1+100
℃〜1000℃に再加熱後、空冷以上の冷却速度で冷却する
ことを特徴とする低温靱性に優れた高強度鋼管の製造方
法。
に説明する。本発明は、900MPa以上(API規格X100超) の
引張り強さ(TS)を有する低温靱性の優れた超高強度ライ
ンパイプ等に用いられる超高強度鋼管に関する発明であ
る。この強度レベルの超高強度ラインパイプでは、従来
主流であるX65 と較べ約2 倍の圧力に耐えるため、同じ
サイズで約2 倍のガスを輸送することが可能である。X6
5 の場合は圧力を高めるためには肉厚を厚くする必要が
あり、材料費、輸送費、現地溶接施工費が高くなってパ
イプライン敷設費が大幅に上昇する。これが900MPa以上
の引張り強さ(TS)を有する低温靱性に優れた超高強度ラ
インパイプが必要とされる理由である。一方、高強度に
なると急激に鋼管の製造が困難になる。特に、高強度化
にともない母材熱影響部を含む溶接部の低温靱性の低下
が問題になり、これは溶接熱影響部の会合部あるいは会
合部+1mm付近に旧オーステナイト粒界に沿って粗大なMA
(Martensite-Austenite Constituent :以下MAと呼
ぶ。)が生成し、これが破壊の起点となり、吸収エネル
ギー値を著しく低下させる要因となっている。そこで、
本発明者らは、溶接熱影響部の1/2t部の会合部あるいは
会合部+1mmにおいて、V ノッチシャルピー吸収エネルギ
ーが−30℃で50J 以上の低温靱性が得られることを目標
として、900MPa以上の超高強度鋼管の製造条件、特に溶
接部の再加熱温度について詳細に調査した。
4%Cu-0.45%Mo-0.03%Nb-0.05%V-0.015%Tiの鋼板を管状に
成形後、突き合わせ部の内外面から1 層のSAW(サブマー
ジドアークウエルデイ ング) 溶接して得られた鋼管の溶
接部(溶接金属部及び母材熱影響部)を加熱処理した時
の再加熱温度と溶接部における母材熱影響部の低温靱性
との関係を示す。この鋼管の溶接金属部の成分は、0.07
%C-1.7%Mn-2.0%Ni-1.0%Cr-0.8%Mo-0.03%V-0.0003%Bであ
った。図1 の溶接部の再加熱温度と低温靱性の関係か
ら、A1直上またはそれ以下の温度で再加熱した場合に
は、粗大なMAが発生し、これが破壊の起点となり低温靱
性を劣化させる。これに対して、溶接部の再加熱温度を
A1+100℃からA3の温度にすると、オーステナイトの生成
が促進し、その結果、MAが微細化し、粗大なMAが減少す
るため溶接部の低温靱性が著しく向上することがわかっ
た。また、溶接部の再加熱温度をさらにA3から1000℃の
温度にしてもオーステナイトの粒成長は少なく、低温靱
性を向上できることが判明した。
部の再加熱温度とオーステナイト分率の関係を示した。
図から再加熱温度がA1+100℃ではオーステナイト分率が
60%となり、A3点では100%オーステナイト単相となるこ
とがわかる。従って、鋼管の溶接部の熱処理条件によっ
て、溶接部における熱影響部の組織にオーステナイト分
率:60% 以上のオーステナイトを生成させることによ
り、溶接部の組織中の粗大なMAを減少させるとともに
微細な結晶粒径を確保でき、低温靱性が向上することが
判明した。
性の関係から溶接部の再加熱温度をA1+100℃以上1000℃
以下とし、その時のオーステナイト分率を60% 以上100%
以下にすることが溶接部の低温靱性を向上させるために
極めて重要である。本発明では、鋼管の溶接部の熱処理
条件において、上記溶接部の低温靱性を向上の点から再
加熱温度をA1+100℃以上1000℃以下とする。ここで、再
加熱温度の上限は、1000℃以上とすると熱処理でのコス
トが上昇するうえに、加熱γ粒が成長・粗大化してい
き、溶接部の低温靱性が徐々に劣化していくため、その
上限を1000℃とした。
部の組織は、その組織中のMAの占積率が10%以下で
あり、かつ結晶粒径が20μm以下であるマルテンサイ
トもしくはベイナイト主体の組織であるものとする。こ
こで、上記MAの占積率、結晶粒径の上限は、溶接部の
低温靱性向上の効果を発揮できるMAの占積率:10%
以下、結晶粒径:20μm以下とした。
を以下に述べる。C 量は0.04〜0.1%に限定する。炭素
(C) は鋼の強度向上に極めて有効であり、マルテンサイ
ト組織において目標とする強度を得るためには、最低0.
04%Cは必要である。しかし、C 量が多すぎると母材、HA
Z の低温靱性や現地溶接性の著しい劣化を招くので、そ
の上限を0.1%とした。さらに望ましくは上限値は0.08%
が好ましい。
素であるが、多く添加するとHAZ 靱性、現地溶接性を著
しく劣化させるので上限を0.6%とした。鋼の脱酸はAlで
もTiでも十分可能であり、Siは必ずしも添加する必要は
ない。Mnは、本発明鋼のミクロ組織をマルテンサイト・
ベイナイト主体の組織とし、優れた強度・低温靱性バラ
ンスを確保するうえで不可欠な元素であり、その下限は
1.7%である。しかし、Mnが多すぎると鋼の焼き入れ性が
増してHAZ 靱性、現地溶接性を劣化させるだけでなく、
連続鋳造鋼片の中心偏析を助長し、母材の低温靱性をも
劣化させるので上限を2.5%とした。
ぞれ0.015%、0.003%以下とする。この主たる理由は母材
およびHAZ の低温靱性をより一層向上させるためであ
る。P量の低減は連続鋳造スラブの中心偏析を軽減する
とともに、粒界破壊を防止して低温靱性を向上させる。
また、S 量の低減は熱間圧延で延伸化するMnS を低減
し、延靱性を向上させる効果がある。
溶接性を劣化させることなく向上させるために添加す
る。Ni添加はMnやCr,Mo 添加に比較して圧延組織中に低
温靱性に有害な硬化組織を形成することが少ないばかり
か、0.1%以上の微量Ni添加がHAZ 靱性にも有効であるこ
とが判明した(HAZ靱性上とくに有効なNi添加量は0.3%以
上である) 。しかし、添加が多すぎると経済性だけでな
く、HAZ 靱性や現地溶接性を劣化させるので、その上限
を1%とした。また、Ni添加は連続鋳造時、熱間圧延時に
おけるCu割れの防止にも有効である。この場合、Ni量は
Cu量の1/3 以上添加する必要がある。
するマルテンサイト・ベイナイト主体の組織を得るため
に添加する。B 添加鋼においてはMoの焼き入れ向上効果
が高まり、また、MoはNbと共存して制御圧延時にオース
テナイトの再結晶を抑制し、オーステナイト組織の微細
化にも効果がある。このような効果を得るためにMoは最
低でも0.15% 必要である。しかし、過剰なMo添加はHAZ
靱性、現地溶接性を劣化させ、さらにB の焼き入れ性向
上効果を消失せしめることもあるので、その上限を0.6%
とした。
ナイトの再結晶を抑制して組織を微細化するだけでな
く、析出硬化や焼き入れ性増大にも寄与し、鋼を強靱化
する。特にNbとB が共存すると焼き入れ性向上効果が相
乗的に高まる。従って、それらの効果を得るために、0.
01%以上添加するが、Nb添加量が多すぎると、HAZ 靱性
や現地溶接性に悪影響をもたらすので、その上限を0.1%
とした。
時およびHAZ のオーステナイト粒の粗大化を抑制してミ
クロ組織を微細化し、母材およびHAZ の低温靱性を改善
する。また、B の焼き入れ性向上効果に有害な固溶N を
TiN として固定する役割も有する。これらの目的のため
に、Ti量は3.4N( それぞれ重量%)以上添加することが望
ましい。また、Alが少ないとき( 例えば0.004%以下) 、
Tiは酸化物を形成し、HAZ において粒内フェライト生成
核として作用し、HAZ 靱性を微細化する効果も有する。
このようなTiN の効果を発現させるためには、最低0.00
5%のTi添加が必要である。しかし、Ti量が多すぎると、
TiN の粗大化やTiC による析出効果が生じ、低温靱性を
劣化させるので、その上限を0.03% に限定した。
で、組織の微細化にも効果を有する。しかし、Al量が0.
06% を越えるとAl系非金属介在物が増加して鋼の清浄度
を害するので、上限を0.06% とした。しかし、脱酸はTi
あるいはSiでも可能であり、Alは必ずしも添加する必要
がない。本発明の鋼管母材では、以上の成分を必須元素
とするが、選択的に以下成分を添加する。
高め、目的とするマルテンサイト・ベイナイト主体の組
織を得るために非常に有効な元素である。さらに、B は
Moの焼き入れ性向上効果を高めると共に、Nbと共存して
相乗的に焼き入れ性を増す。一方、過剰に添加すると、
低温靱性を劣化させるだけでなく、かえってB の焼き入
れ性向上効果を消失せしめることもあるので、その上限
を0.0020% にした。
びHAZ のオーステナイト粒の粗大化を抑制して母材、HA
Z の低温靱性を向上させる。このために必要な最小量は
0.001%である。しかし、N 量が多すぎるとスラブ表面疵
や固溶N によるHAZ 靱性の劣化、B の焼き入れ性向上効
果の低下の原因となるので、その上限は0.006%に抑える
必要がある。
る理由について説明する。これらの元素を添加する主た
る目的は、本発明鋼の優れた特徴を損なうことなく、強
度・低温靱性の一層の向上や製造可能な鋼材サイズの拡
大を図るためである。従って、その添加量は自ずから制
限されるべき性質のものである。V は、Nbとほぼ同等の
効果を有するが、その効果はNbに比較して弱い。しか
し、超高強度鋼におけるV 添加効果の効果は大きく、Nb
とV の複合添加は本発明鋼の優れた特徴をさらに顕著な
ものとする。上限はHAZ 靱性、現地溶接性の点から0.1%
まで許容できるが、特に0.03〜0.08% の添加が望ましい
範囲である。
が、多すぎるとHAZ 靱性や現地溶接性を著しく劣化させ
る。このためCu量の上限は1%である。Crは、母材、溶接
部の強度を増加させるが、多すぎるとHAZ 靱性や現地溶
接性を著しく劣化させる。このため、Cr量の上限は0.6%
である。CaおよびREM は、硫化物(MnS) の形態を制御
し、低温靱性を向上させる( シャルピー吸収エネルギ−
の増加等) 。Ca量が0.006%、REM が0.02% を越えて添加
するとCaO-CaS またはREM-CaS が大量に生成して大型ク
ラスター、大型介在物となり、鋼の清浄度を害するだけ
でなく、現地溶接性にも悪影響を及ぼす。このためCa添
加量の上限を0.006%またはREM 添加量の上限を0.02% に
制限した。なお、超高強度ラインパイプでは、S,O 量を
それぞれ0.001%、0.002%以下に低減し、かつESSP=(Ca)
[1-124(O)]/1.25Sを0.5 ≦ESSP≦10.0にすることが特
に有効である。
熱影響部の粒粗大化を抑制して低温靱性を向上させる。
0.006%以上では粗大な酸化物を生成し、逆に靱性を劣化
させる。次に本発明の鋼管における溶接金属の成分の限
定理由について述べる。C 量は0.04〜0.14% に限定す
る。炭素(C) は鋼の強度向上に極めて有効であり、マル
テンサイト組織において目標とする強度を得るために
は、最低0.04% は必要である。しかし、C 量が多すぎる
と溶接低温割れが発生しやすくなり、現地溶接性とシー
ム溶接が交わるいわゆるT クロス部のHAZ の最高硬さの
上昇を招くので、その上限を0.14% とした。さらに、望
ましくは上限値は0.1%が好ましい。
上は必要であるが、含有量が多いと低温靱性を著しく劣
化させるので上限を0.6%とした。特に、内外面溶接や多
層溶接を行う場合、再熱部の低温靱性を劣化させる。Mn
は、優れた強度・低温靱性のバランスを確保する上で不
可欠な元素であり、その下限は1.2%である。しかし、Mn
が多すぎると偏析が助長され低温靱性を劣化させるだけ
でなく、溶接材料の製造も困難になるので上限を2.2%と
した。
性の低減のためにはその含有量は低い方が好ましく、そ
れぞれの上限を0.01%をした。Niを添加する目的は
焼き入れ性を高めて強度を確保し、さらに低温靱性を向
上させるためである。1.3%以下では目標の強度・低温靱
性を得ることが難しい。一方、含有量が多すぎると高温
割れの危険があるため上限は3.2%とした。
きないが、いずれも焼き入れ性を高めることにより高強
度を得るために添加する。Cr+Mo+V が1.2%以下では効果
が十分でなく、一方、多量に添加すると低温割れの危険
が増すために上限を2.5%とした。B は、微量で焼き入れ
性を高め、溶接金属の低温靱性向上に有効な元素である
が、含有量が多すぎるとかえって低温靱性が低下するの
で含有範囲を0.005%以下とした。
固を良好に行わせるために必要に応じて添加されたTi,A
l,Zr,Nb,Mg等の元素を含有する場合があるが、残部は鉄
および不可避的不純物である。本発明の鋼管は、先ず、
上記母材成分を有する鋼を再加熱後、未再結晶温度域で
仕上圧延し、板厚方向に偏平したオーステナイト粒と
し、これをフェライト生成を抑制される臨界冷却速度以
上で冷却することによって微細なマルテンサイト+ベー
ナイト主体の組織を有する鋼板を製造する。
材成分を有する鋼片を950〜1250℃に再加熱後、
700〜950℃での累積圧下量が50%以上となるよ
うに700℃以上の温度域で圧延し、その後10℃以上
の冷却速度で550℃以下まで冷却する。さらに、この
ようにして製造された鋼板をUO工程で管状に成形し
て、突き合わせ部を、内外面からサブマージアーク溶接
を行い、さらに拡管して真円度を高めて鋼管とした後、
さらに、鋼管の溶接金属及び溶接による熱影響部を含む
溶接部を再加熱する。
の低温靱性を向上させるために再加熱温度をA1+100℃以
上1000℃以下とする。再加熱温度の上限は、1000℃以上
とすると熱処理でのコストが上昇するうえに、加熱γ粒
が成長・粗大化していき、溶接部の低温靱性が徐々に劣
化していくため、その上限を1000℃とした。このような
条件で溶接部を熱処理することにより、溶接部における
母材熱影響部の組織は、その組織中のMAの占積率を1
0%以下と少なくでき、かつ結晶粒径が20μm以下で
あるマルテンサイトもしくはベイナイト主体の組織とす
ることが可能となり、溶接熱影響部の1/2t部の会合部あ
るいは会合部+1mmにおいて、V ノッチシャルピー吸収エ
ネルギーが−30℃で50J 以上の低温靱性の向上ができ
る。
ナイトを含み、また、マルテンサイト組織とは、焼戻し
マルテンサイトも含むものとする。図2のように上述の
溶接部の再加熱により、オーステナイト分率が増加する
が、それにつれて焼戻しベイナイトまたは焼戻しマルテ
ンサイトが減少し、ベイナイトまたは、マルテンサイト
が増加する。
度に再加熱後、空冷以上、好ましくは10℃/ 秒以上の冷
却速度で冷却し、マルテンサイトもしくはベイナイト組
織にする。また、上記サブマージアーク溶接は、母材成
分の希釈が大きいため、上述した本発明の特性を有する
溶接金属を得るためには、母材成分の希釈を考慮した溶
接材料の設計が必要である。
成分組成の限定理由を説明する。C は、溶接金属で必要
とされる上述のC量を得るために、母材成分による希釈
および雰囲気からのCの混入分を考慮して、0.01〜0.12
% とする。Siは、溶接金属で必要とされる上述のSi量を
得るために、母材成分による希釈を考慮して、0.3%以下
とする。
を得るために、母材成分による希釈を考慮して、1.2 〜
2.4%とする。Niは、溶接金属で必要とされる上述のNi量
を得るために、母材成分による希釈を考慮して、4 〜8.
5%とする。Cr、Mo、V は、溶接金属で必要とされる上述
のそれぞれの効果を得るために、それらのの総量Cr+Mo+
V を母材成分による希釈を考慮して、3 〜5%とする。
が好ましく、Bは強度確保に添加することも可能であ
る。また、Ti、Al、Zr、Nb、Mg等を脱酸を目的に添加し
ても良い。サブマージアーク溶接に使用されるフラック
スは、大別すると焼成型フラックスと溶融型フラックス
があり、前者は、合金材添加が可能で拡散性水素量が低
い利点があるが、粉化しやすく繰り返し使用がし難い欠
点があり、後者は、ガラス粉状で、粒強度が高く、吸湿
しにくい利点があり、拡散性水素量がやや高い欠点があ
る。本発明では、母材強度が高いため、溶接低温割れが
起こりやすく、この点からは焼成型フラックスを用いる
のが好ましいが、製造コストの利点から回収・繰り返し
使用が可能な溶融型フラックスを使用することもでき
る。
種々の成分の鋳片を製造した。これらの鋳片を表1に示
す種々の成分及び表2に示す圧延条件で14〜25mmの鋼板
に圧延し、引張り強度900MPa以上の鋼板を製造した。さ
らにこの鋼板をUO工程で管状に成形した後、突き合わせ
部を表3、表4に示す条件でサブマージ溶接し、その
後、拡管して36〜48インチの鋼管にした。また、このと
きの鋼管溶接部の熱処理条件と得られた組織及び低温靱
性を表5に示す。
収エネルギ−で評価し、ノッチ位置は1/2t部の会合部お
よび会合部+1mmである。表1〜5において、鋼No.1〜
20が発明例、鋼No.21〜28が比較例を示す。本発
明に従って溶接部を熱処理した鋼の-30 ℃のシャルピー
吸収エネルギ−は200Jを越えているのに対して、比較鋼
は溶接部の熱処理条件が不適切であるために溶接部の低
温靱性が100J未満と著しく劣る。鋼21,23,25,27 はA1点
直上であるために粗大なMAが生成して吸収エネルギ−が
低い。また、鋼22,24,26,28 は加熱温度が高すぎるため
に旧オーステナイト粒径が100 μm と粗大化し、溶接部
の低温靱性が劣化する。
れた超高強度ラインパイプ( 引張り強さ900MPa以上、AP
I 規格X100超) 用鋼が安定して大量に製造できるように
なった。その結果、パイプラインの安全性が著しく向上
するとともに、パイプラインの輸送効率、施工能率の飛
躍的な向上が可能となった。
ネルギ−と溶接部の再加熱温度の関係を示す図。
係を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量%で、 C: 0.04 〜0.1% Si:0.6% 以下 Mn:1.7〜2.5% P:0.015%以下 S:0.003%以下 Ni:0.1〜1% Mo:0.15 〜0.6% Nb:0.01 〜0.1% Ti:0.005〜0.03% Al:0.06%以下を含有し、さらに B:0.002%以下 N:0.001 〜0.006%以下 V:0.1%以下 Cu:1% 以下 Cr:1% 以下 Ca:0.01%以下 REM:0.02% 以下 Mg:0.006% 以下 の1 種または2 種以上を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなる母材と、 C:0.04〜0.14% Si:0.05 〜0.4% Mn:1.2〜2.2% P:0.01% 以下 S:0.01% 以下 Ni:1.3〜3.2%以下 Cr+Mo+V:1 〜2.5% B:0.005%以下 を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる溶接
金属部からなり、かつ溶接金属部のNi量が母材のNi量に
比べて1%以上高く、かつ該溶接金属部及び母材熱影響部
を含むシーム溶接部がA1+100℃〜1000℃に再加熱処理さ
れたことを特徴とする低温靱性に優れた超高強度鋼管。 - 【請求項2】 重量%で、 C: 0.04 〜0.1% Si:0.6% 以下 Mn:1.7〜2.5% P:0.015%以下 S:0.003%以下 Ni:0.1〜1% Mo:0.15 〜0.6% Nb:0.01 〜0.1% Ti:0.005〜0.03% Al:0.06%以下 を含有し、さらに B:0.002%以下 N:0.001 〜0.006%以下 V:0.1%以下 Cu:1% 以下 Cr:1% 以下 Ca:0.01%以下 REM:0.02% 以下 Mg:0.006% 以下 の1 種または2 種以上を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなる母材と、 C:0.04〜0.14% Si:0.05 〜0.4% Mn:1.2〜2.2% P:0.01% 以下 S:0.01% 以下 Ni:1.3〜3.2%以下 Cr+Mo+V:1 〜2.5% B:0.005%以下 を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる溶接
金属部からなり、かつ溶接金属部のNi量が母材のNi量に
比べて1%以上高く、かつシーム溶接部における母材熱影
響部の組織中のMA( Martensite-Austenite Constitu
ent )の占積率が10%以下であり、かつ結晶粒径が平
均円相当径で20μm以下であるマルテンサイトもしく
はベイナイト主体の組織であることを特徴とする低温靱
性に優れた超高強度鋼管。 - 【請求項3】 シーム溶接部がA1+100℃〜1000℃に再加
熱処理されたことを特徴とする請求項2に記載の低温靱
性に優れた超高強度溶接鋼管。 - 【請求項4】 母材およびシーム溶接部の引張り強度が
900MPa以上であることを特徴とする請求項1 から3の何
れかに記載の低温靱性に優れた超高強度溶接鋼管。 - 【請求項5】 重量%で、 C: 0.04 〜0.1% Si:0.6% 以下 Mn:1.7〜2.5% P:0.015%以下 S:0.003%以下 Ni:0.1〜1% Mo:0.15 〜0.6% Nb:0.01 〜0.1% Ti:0.005〜0.03% Al:0.06%以下 を含み、さらに B:0.002%以下 N:0.001 〜0.006%以下 V:0.10% 以下 Cu:1% 以下 Cr:1% 以下 Ca:0.01%以下 REM:0.02% 以下 Mg:0.006% 以下 の1 種または2 種以上を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなり、引張り強度が900MPa以上である鋼板
を管状に成形後、突き合わせ部を内外面から C:0.01〜0.12% Si:0.3% 以下 Mn:1.2〜2.4% Ni:4〜8.5%以下 Cr+Mo+V:3 〜5% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる溶接
ワイヤーと焼成型または溶融型フラックスを用いてサブ
マージアーク溶接を行い、拡管した後、溶接部をA1+100
℃〜1000℃に再加熱後、空冷以上の冷却速度で冷却する
ことを特徴とする低温靱性に優れた高強度鋼管の製造方
法。
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