JP2000256184A - 口腔内貼付製剤 - Google Patents
口腔内貼付製剤Info
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- JP2000256184A JP2000256184A JP11061151A JP6115199A JP2000256184A JP 2000256184 A JP2000256184 A JP 2000256184A JP 11061151 A JP11061151 A JP 11061151A JP 6115199 A JP6115199 A JP 6115199A JP 2000256184 A JP2000256184 A JP 2000256184A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 その先端角度において部位差や個人差のある
種々の歯肉乳頭部に対して良好にこれを覆うことがで
き、また密着性がよく、したがって薬物の利用効率が改
善された口腔内貼付製剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 少なくとも一つの角は鋭角であり、少な
くとも2つの角は互いに異なる角度を有し、且つ内角の
和が720度以下となる二等辺三角形、菱形、本塁ベー
ス形の五角形、亀甲形の六角形、あるいはその他の形状
の多角形を有することを特徴とする口腔内貼付製剤。 【効果】 様々な形状を有する歯肉乳頭部およびその付
近を過不足なく覆うことができ、且つ局所麻酔薬などの
薬物の利用効率も高くなる。
種々の歯肉乳頭部に対して良好にこれを覆うことがで
き、また密着性がよく、したがって薬物の利用効率が改
善された口腔内貼付製剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 少なくとも一つの角は鋭角であり、少な
くとも2つの角は互いに異なる角度を有し、且つ内角の
和が720度以下となる二等辺三角形、菱形、本塁ベー
ス形の五角形、亀甲形の六角形、あるいはその他の形状
の多角形を有することを特徴とする口腔内貼付製剤。 【効果】 様々な形状を有する歯肉乳頭部およびその付
近を過不足なく覆うことができ、且つ局所麻酔薬などの
薬物の利用効率も高くなる。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、口腔内に適用さ
れ、口腔内での薬物投与を行なう際に用いられる貼付製
剤に関し、特に歯肉乳頭部への貼付用として好適な口腔
内貼付製剤に関するものである。
れ、口腔内での薬物投与を行なう際に用いられる貼付製
剤に関し、特に歯肉乳頭部への貼付用として好適な口腔
内貼付製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、口腔内での薬物の投与方法と
して液剤、軟膏剤、ゼリー剤、スプレー剤、トローチ
剤、バッカル錠、舌下錠などを用いる方法が知られてい
る。また近年、唾液などの水分で濡れた口腔粘膜に対し
ても良好な接着性を示す製剤として、水溶性あるいは水
膨潤性の高分子を基剤とする口腔内貼付製剤が数多く開
発ないし提案されているが、その製剤の形状に言及した
ものは多くなく、特開平5−310561、特開平4−
38726、特開平1−272521、特開昭61−3
0516などにおいて円形、楕円形、正方形、長方形の
製剤が明細書の詳細な説明中に記載されている程度に過
ぎない。
して液剤、軟膏剤、ゼリー剤、スプレー剤、トローチ
剤、バッカル錠、舌下錠などを用いる方法が知られてい
る。また近年、唾液などの水分で濡れた口腔粘膜に対し
ても良好な接着性を示す製剤として、水溶性あるいは水
膨潤性の高分子を基剤とする口腔内貼付製剤が数多く開
発ないし提案されているが、その製剤の形状に言及した
ものは多くなく、特開平5−310561、特開平4−
38726、特開平1−272521、特開昭61−3
0516などにおいて円形、楕円形、正方形、長方形の
製剤が明細書の詳細な説明中に記載されている程度に過
ぎない。
【0003】口腔内貼付製剤の利用価値の高い一用途と
して、歯科用表面麻酔剤がある。歯科における表面麻酔
の適応は、浸潤麻酔や伝達麻酔時の注射針刺入部位粘
膜の麻酔が主であり、その他、表在性小範囲の歯肉膿
瘍切開部位の麻酔、歯石除去または歯周ポケット掻爬
時のポケット内壁の麻酔、歯肉縁付近におよぶ充填ま
たは歯冠補綴時の麻酔、歯科用器材の口腔内接触に対
しての嘔吐反射、絞扼反射の強い患者に対する麻酔、
交換期乳歯などの高度な動揺歯抜歯時や歯牙破折除去時
の麻酔、ドライソケット、口腔内粘膜潰瘍、アフタ、
その他創傷部などの除痛のための麻酔、ラバーダムク
ランプ装着時の歯肉の除痛のための麻酔、金属線副子
などの装着または除去時の麻酔などがある。
して、歯科用表面麻酔剤がある。歯科における表面麻酔
の適応は、浸潤麻酔や伝達麻酔時の注射針刺入部位粘
膜の麻酔が主であり、その他、表在性小範囲の歯肉膿
瘍切開部位の麻酔、歯石除去または歯周ポケット掻爬
時のポケット内壁の麻酔、歯肉縁付近におよぶ充填ま
たは歯冠補綴時の麻酔、歯科用器材の口腔内接触に対
しての嘔吐反射、絞扼反射の強い患者に対する麻酔、
交換期乳歯などの高度な動揺歯抜歯時や歯牙破折除去時
の麻酔、ドライソケット、口腔内粘膜潰瘍、アフタ、
その他創傷部などの除痛のための麻酔、ラバーダムク
ランプ装着時の歯肉の除痛のための麻酔、金属線副子
などの装着または除去時の麻酔などがある。
【0004】これらのうち、特に上記の〜の表面麻
酔処置は歯肉乳頭部およびその周辺の歯肉縁を中心に施
されることが多いが、従来の経皮吸収型貼付製剤や上記
の発明で提案されている製剤の形状では、かかる部位に
適切に貼付することが困難である。すなわち歯肉乳頭部
は、歯間空隙を埋めるように突き出ている部位であっ
て、それを正面あるいは裏面から見ると三角状を呈して
いて、ために円形や楕円形の製剤を用いてそれを歯肉乳
頭部に貼付すると、製剤の一部あるいは大部分は両脇の
歯をも覆うようになって該製剤が歯肉乳頭部に十分に密
着せず、薬物の利用効率も劣るなどの問題がある。
酔処置は歯肉乳頭部およびその周辺の歯肉縁を中心に施
されることが多いが、従来の経皮吸収型貼付製剤や上記
の発明で提案されている製剤の形状では、かかる部位に
適切に貼付することが困難である。すなわち歯肉乳頭部
は、歯間空隙を埋めるように突き出ている部位であっ
て、それを正面あるいは裏面から見ると三角状を呈して
いて、ために円形や楕円形の製剤を用いてそれを歯肉乳
頭部に貼付すると、製剤の一部あるいは大部分は両脇の
歯をも覆うようになって該製剤が歯肉乳頭部に十分に密
着せず、薬物の利用効率も劣るなどの問題がある。
【0005】正方形や長方形の製剤はそれらの四つの角
(コーナー)が全て直角であるので、三角状の歯肉乳頭
部の先端角度が直角乃至その近傍角である場合に限り、
任意の角を貼付しても歯肉乳頭部全体を良好に覆うこと
ができる。しかし複数ある歯肉乳頭部の各先端角度は、
一般的に部位毎に異なる上に後記する通り個人差もあっ
て区々であり、歯肉乳頭部の先端角度が直角より大きい
と該製剤の直角のコーナーでは歯肉乳頭部を十分に覆う
ことができず麻酔効果が不十分となる。一方歯肉乳頭部
の先端角度が直角より小さいと、該製剤の一部あるいは
大部分は両脇の歯をも覆うようになって製剤が歯肉乳頭
部に十分に密着せず、薬物の利用効率も劣るなどの問題
がある。さらに長方形の製剤では、貼付が物理的に不可
能な場合もある。
(コーナー)が全て直角であるので、三角状の歯肉乳頭
部の先端角度が直角乃至その近傍角である場合に限り、
任意の角を貼付しても歯肉乳頭部全体を良好に覆うこと
ができる。しかし複数ある歯肉乳頭部の各先端角度は、
一般的に部位毎に異なる上に後記する通り個人差もあっ
て区々であり、歯肉乳頭部の先端角度が直角より大きい
と該製剤の直角のコーナーでは歯肉乳頭部を十分に覆う
ことができず麻酔効果が不十分となる。一方歯肉乳頭部
の先端角度が直角より小さいと、該製剤の一部あるいは
大部分は両脇の歯をも覆うようになって製剤が歯肉乳頭
部に十分に密着せず、薬物の利用効率も劣るなどの問題
がある。さらに長方形の製剤では、貼付が物理的に不可
能な場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に鑑みて本発明
は、その先端角度において部位差や個人差のある種々の
歯肉乳頭部に対して良好にこれを覆うことができ、また
密着性がよく、したがって薬物の利用効率が改善された
口腔内貼付製剤を提供することを課題とする。
は、その先端角度において部位差や個人差のある種々の
歯肉乳頭部に対して良好にこれを覆うことができ、また
密着性がよく、したがって薬物の利用効率が改善された
口腔内貼付製剤を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、つぎに示
す手段により解決することができる。 (1) 少なくとも一つの角は鋭角であり、少なくとも2つ
の角は互いに異なる角度を有し、且つ内角の和が720
度以下となる多角形であることを特徴とする口腔内貼付
製剤。 (2) 多角形中の全ての角が、角度30〜150度の範囲
内にある上記(1) 記載の口腔内貼付製剤。 (3) 多角形が、線対称形である上記(1) または(2) 記載
の口腔内貼付製剤。 (4) 多角形が、二等辺三角形である上記(1) 記載の口腔
内貼付製剤。 (5) 多角形が、四等辺四角形である上記(1) 記載の口腔
内貼付製剤。 (6) 多角形が、二つの直角を含む五角形である上記(1)
記載の口腔内貼付製剤。 (7) 多角形が、四つの角が等しい六角形である上記(1)
記載の口腔内貼付製剤。 (8) 薬物を含む粘着性膏体層を有する上記(1) 〜(7) の
いずれかに記載の口腔内貼付製剤。 (9) 薬物を含む粘着性膏体層と支持体層とを有する上記
(1) 〜(8) のいずれかに記載の口腔内貼付製剤。 (10)薬物が、コカイン、プロカイン、クロロプロカイ
ン、テトラカイン、ベンゾカイン、リドカイン、メピバ
カイン、プリロカイン、プピバカイン、ジブカイン、プ
ロポキシカイン、エチドカイン、ジクロニンおよびこれ
らの薬理学的に許容される塩からなる局所麻酔薬群から
選択された少なくとも1種である上記(8)または(9)記載
の口腔内貼付製剤。 (11)歯肉乳頭部への貼付用である上記(1) 〜(10)のいず
れかに記載の口腔内貼付製剤。
す手段により解決することができる。 (1) 少なくとも一つの角は鋭角であり、少なくとも2つ
の角は互いに異なる角度を有し、且つ内角の和が720
度以下となる多角形であることを特徴とする口腔内貼付
製剤。 (2) 多角形中の全ての角が、角度30〜150度の範囲
内にある上記(1) 記載の口腔内貼付製剤。 (3) 多角形が、線対称形である上記(1) または(2) 記載
の口腔内貼付製剤。 (4) 多角形が、二等辺三角形である上記(1) 記載の口腔
内貼付製剤。 (5) 多角形が、四等辺四角形である上記(1) 記載の口腔
内貼付製剤。 (6) 多角形が、二つの直角を含む五角形である上記(1)
記載の口腔内貼付製剤。 (7) 多角形が、四つの角が等しい六角形である上記(1)
記載の口腔内貼付製剤。 (8) 薬物を含む粘着性膏体層を有する上記(1) 〜(7) の
いずれかに記載の口腔内貼付製剤。 (9) 薬物を含む粘着性膏体層と支持体層とを有する上記
(1) 〜(8) のいずれかに記載の口腔内貼付製剤。 (10)薬物が、コカイン、プロカイン、クロロプロカイ
ン、テトラカイン、ベンゾカイン、リドカイン、メピバ
カイン、プリロカイン、プピバカイン、ジブカイン、プ
ロポキシカイン、エチドカイン、ジクロニンおよびこれ
らの薬理学的に許容される塩からなる局所麻酔薬群から
選択された少なくとも1種である上記(8)または(9)記載
の口腔内貼付製剤。 (11)歯肉乳頭部への貼付用である上記(1) 〜(10)のいず
れかに記載の口腔内貼付製剤。
【0008】
【作用】本発明の口腔内貼付製剤(以下、製剤と略称)
は、その多角形中の少なくとも一つの角は鋭角であるこ
と、少なくとも2つの角は互いに異なる角度を有するこ
と、および多角形の内角の和が720度以下であるこ
と、の少なくとも三点を特徴とする。内角の和が720
度以下であることにより、一つの角の平均角度が過大で
ない、例えば平均角度が150度以下となる多角形が得
られ易くなる。かかる多角形の例として、後記するよう
な角度が30〜150度の範囲内にある多角形例が得ら
れる。歯肉乳頭部の先端角度は部位差や個人差がある
が、90度以下である頻度は高くて一般的には30度〜
150度程度に及んでいる。これに対して本発明の製剤
はその多角形中の少なくとも一つの角は鋭角であり、少
なくとも2つの角は互い異なる角度を有し且つ個々の角
は好ましくは30度〜150度程度であるので、多角形
のうちから歯肉乳頭部の先端角度に一致する、あるいは
それに近い角を選択して適用することができる。
は、その多角形中の少なくとも一つの角は鋭角であるこ
と、少なくとも2つの角は互いに異なる角度を有するこ
と、および多角形の内角の和が720度以下であるこ
と、の少なくとも三点を特徴とする。内角の和が720
度以下であることにより、一つの角の平均角度が過大で
ない、例えば平均角度が150度以下となる多角形が得
られ易くなる。かかる多角形の例として、後記するよう
な角度が30〜150度の範囲内にある多角形例が得ら
れる。歯肉乳頭部の先端角度は部位差や個人差がある
が、90度以下である頻度は高くて一般的には30度〜
150度程度に及んでいる。これに対して本発明の製剤
はその多角形中の少なくとも一つの角は鋭角であり、少
なくとも2つの角は互い異なる角度を有し且つ個々の角
は好ましくは30度〜150度程度であるので、多角形
のうちから歯肉乳頭部の先端角度に一致する、あるいは
それに近い角を選択して適用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の製剤は、上記した特徴を
有し且つ口腔内に貼付可能である限り、その多角形の全
体的な形状、角数、各角の角度、薬物の種類、薬物の設
置方法などについては基本的に何ら制限を受けるもので
はない。以下、本発明を好ましい実施態様を含めて詳細
に説明する。
有し且つ口腔内に貼付可能である限り、その多角形の全
体的な形状、角数、各角の角度、薬物の種類、薬物の設
置方法などについては基本的に何ら制限を受けるもので
はない。以下、本発明を好ましい実施態様を含めて詳細
に説明する。
【0010】歯肉乳頭部の先端角度は、一般的には30
度〜150度程度の範囲に及ぶが、30度〜120度程
度の範囲であることが多い。よって本発明における多角
形の全部の角は、角度が30度〜150度、特に30度
〜120度であることが好ましい。なお多角形の内角の
和は、720度以下とする。内角の和を720度以下と
することにより、角度が30度〜150度、特に30度
〜120度である角を複数個有する多角形を一層デザイ
ンし易くなる。
度〜150度程度の範囲に及ぶが、30度〜120度程
度の範囲であることが多い。よって本発明における多角
形の全部の角は、角度が30度〜150度、特に30度
〜120度であることが好ましい。なお多角形の内角の
和は、720度以下とする。内角の和を720度以下と
することにより、角度が30度〜150度、特に30度
〜120度である角を複数個有する多角形を一層デザイ
ンし易くなる。
【0011】製剤の角数は、例えば3〜6個である。こ
れらのうちの少なくとも一つの角は鋭角であり、少なく
とも二つは互いに異なる角度を有することが必須である
が、全ての角が互いに異なる角度を有していてもよい。
かかる多角形の好ましい例としては、二等辺三角形、三
つの角が全て異なる三角形などの三角形類、四等辺四角
形(菱形)、台形、四つの角が全て異なる四角形などの
四角形類、一つの直角を有する五角形、二つの直角を有
する線対称な五角形、五つの角が全て異なる五角形など
の五角形類、四つの角が等しい線対称な六角形、六つの
角が全て異なる六角形などの六角形類などである。
れらのうちの少なくとも一つの角は鋭角であり、少なく
とも二つは互いに異なる角度を有することが必須である
が、全ての角が互いに異なる角度を有していてもよい。
かかる多角形の好ましい例としては、二等辺三角形、三
つの角が全て異なる三角形などの三角形類、四等辺四角
形(菱形)、台形、四つの角が全て異なる四角形などの
四角形類、一つの直角を有する五角形、二つの直角を有
する線対称な五角形、五つの角が全て異なる五角形など
の五角形類、四つの角が等しい線対称な六角形、六つの
角が全て異なる六角形などの六角形類などである。
【0012】一般的には角度の異なる角を多く有する実
施態様ほど歯肉乳頭部への適用性が向上するものの、そ
のような多角形は概して対称性が低い形状となってその
製造性、加工性、歩留り、取り扱いの容易さなどの点で
劣り、外見上の美観にも劣る。かかる点から本発明の製
剤は、線対称形を有するものが好ましく、特に二等辺三
角形、四等辺四角形(菱形)、二つの直角を有する線対
称な五角形(野球の本塁ベース形)、四つの角が等しい
線対称な六角形(亀甲形)などであることが好ましい。
施態様ほど歯肉乳頭部への適用性が向上するものの、そ
のような多角形は概して対称性が低い形状となってその
製造性、加工性、歩留り、取り扱いの容易さなどの点で
劣り、外見上の美観にも劣る。かかる点から本発明の製
剤は、線対称形を有するものが好ましく、特に二等辺三
角形、四等辺四角形(菱形)、二つの直角を有する線対
称な五角形(野球の本塁ベース形)、四つの角が等しい
線対称な六角形(亀甲形)などであることが好ましい。
【0013】製剤の寸法は、製剤の操作性(使用性ある
いは取り扱い性)、製造加工性、物理的な貼付可能性な
どの点から、一般的には多角形の一辺の長さは0.2c
m〜1.5cmが好ましく、さらに好ましくは0.5c
m〜1.2cmである。
いは取り扱い性)、製造加工性、物理的な貼付可能性な
どの点から、一般的には多角形の一辺の長さは0.2c
m〜1.5cmが好ましく、さらに好ましくは0.5c
m〜1.2cmである。
【0014】図1〜図4は、いずれも本発明の製剤の実
施例の上面図であって、1は製剤である。図1の製剤1
は、一つの角aと二つの角bとを有する二等辺三角形を
呈し、図2の製剤1は、二つの角cと二つの角dとを有
する四等辺四角形を呈し、図3の製剤1は、一つの角
e、二つの角fおよび二つの直角gを有する線対称な五
角形を呈し、図4の製剤1は、二つの角hと四つの角i
とを有する線対称な六角形を呈する。
施例の上面図であって、1は製剤である。図1の製剤1
は、一つの角aと二つの角bとを有する二等辺三角形を
呈し、図2の製剤1は、二つの角cと二つの角dとを有
する四等辺四角形を呈し、図3の製剤1は、一つの角
e、二つの角fおよび二つの直角gを有する線対称な五
角形を呈し、図4の製剤1は、二つの角hと四つの角i
とを有する線対称な六角形を呈する。
【0015】図1の二等辺三角形の製剤1は、その角a
(頂角)は通常30度〜120度、好ましくは30度〜
90度である。該二等辺三角形は、その頂角aが60度
の場合には角a、bが共に同じの正三角形となって角度
のバラエティーが少なくなるので、頂角aは60度以外
である。二等辺の長さは0.5cm〜1.5cmが好ま
しく、0.7cm〜1.3cmがさらに好ましい。この
実施例の製剤1は、一般的には比較的鋭角の患部や狭隘
な部位に存在する患部への使用に適している。
(頂角)は通常30度〜120度、好ましくは30度〜
90度である。該二等辺三角形は、その頂角aが60度
の場合には角a、bが共に同じの正三角形となって角度
のバラエティーが少なくなるので、頂角aは60度以外
である。二等辺の長さは0.5cm〜1.5cmが好ま
しく、0.7cm〜1.3cmがさらに好ましい。この
実施例の製剤1は、一般的には比較的鋭角の患部や狭隘
な部位に存在する患部への使用に適している。
【0016】図2の四等辺四角形(菱形)の製剤1は、
鋭角の角cと鈍角の角dとの二種の角を有するので、患
部の角度に応じて角cと角dとを使い分けることがで
き、よって鋭角から鈍角に至る比較的広範な使用が可能
である。その角cは30度〜89度が好ましく、30度
〜60度がさらに好ましい。四等辺四角形の場合、角d
と角cとは互いに補角の関係にあるので、角dは(18
0°−角c)となる。四等辺四角形の一辺の長さは0.
3cm〜1.2cmが好ましく、0.5cm〜1.0c
mがさらに好ましい。
鋭角の角cと鈍角の角dとの二種の角を有するので、患
部の角度に応じて角cと角dとを使い分けることがで
き、よって鋭角から鈍角に至る比較的広範な使用が可能
である。その角cは30度〜89度が好ましく、30度
〜60度がさらに好ましい。四等辺四角形の場合、角d
と角cとは互いに補角の関係にあるので、角dは(18
0°−角c)となる。四等辺四角形の一辺の長さは0.
3cm〜1.2cmが好ましく、0.5cm〜1.0c
mがさらに好ましい。
【0017】図3の五角形(本塁ベース形)の製剤1
は、鋭角の角e、鈍角の角f、および直角の角gの三種
の角を有する。角fは105度〜175度が好ましく、
120度から150度がさらに好ましい。なお角eの半
角と角fとは互いに補角の関係にあって、角e/2は
(180°−角f)で表される。しかして図3の製剤1
は、直角gを含む分だけ図2の製剤よりも一層広範な使
用が可能である。五角形の五辺の各長さは同じであって
もよく、また五辺のうちの三辺の各長さは互いに異なっ
ていてもよいが、いずれにせよ一辺の長さは0.3cm
〜1.2cmが好ましく、0.5cm〜1.0cmがさ
らに好ましい。
は、鋭角の角e、鈍角の角f、および直角の角gの三種
の角を有する。角fは105度〜175度が好ましく、
120度から150度がさらに好ましい。なお角eの半
角と角fとは互いに補角の関係にあって、角e/2は
(180°−角f)で表される。しかして図3の製剤1
は、直角gを含む分だけ図2の製剤よりも一層広範な使
用が可能である。五角形の五辺の各長さは同じであって
もよく、また五辺のうちの三辺の各長さは互いに異なっ
ていてもよいが、いずれにせよ一辺の長さは0.3cm
〜1.2cmが好ましく、0.5cm〜1.0cmがさ
らに好ましい。
【0018】図4の六角形(亀甲形)の製剤1は、二つ
の角hと四つの角iとを有し、角hは鋭角であり、角i
は鈍角である。角iは121度〜150度が好ましく、
121度〜140度がさらに好ましい。なお角hの半角
と角iとは互いに補角の関係にあって、角h/2は(1
80°−角i)で表される。六角形の一辺の長さは0.
2cm〜1.0cmが好ましく、0.3cm〜0.8c
mがさらに好ましい。図4の製剤1は、概して比較的鈍
角の患部への使用に適している。
の角hと四つの角iとを有し、角hは鋭角であり、角i
は鈍角である。角iは121度〜150度が好ましく、
121度〜140度がさらに好ましい。なお角hの半角
と角iとは互いに補角の関係にあって、角h/2は(1
80°−角i)で表される。六角形の一辺の長さは0.
2cm〜1.0cmが好ましく、0.3cm〜0.8c
mがさらに好ましい。図4の製剤1は、概して比較的鈍
角の患部への使用に適している。
【0019】本発明において、多角形の一つまたは全部
の角の先端には、必要に応じて適当な曲率半径の丸みを
持たせても良い。図5は、本発明の他の実施例の部分上
面図であって、多角形の製剤1が有する複数の角のうち
の一つの角jのみを示し、角jはその先端に曲率半径R
の丸みを有する。同図において、点線は丸みを付ける前
の、一方、実線は丸みを付けた後の角jのそれぞれ先端
の状態を示す。角jの大きさは、前記した通り、一般的
には30度〜150度程度の範囲であり、曲率半径Rの
大きさは、0.1〜2mm程度、好ましくは0.2〜1
mm程度である。図1〜図4における各角a〜iは、図
5に示す角jと同程度の曲率半径Rを有していてもよ
い。
の角の先端には、必要に応じて適当な曲率半径の丸みを
持たせても良い。図5は、本発明の他の実施例の部分上
面図であって、多角形の製剤1が有する複数の角のうち
の一つの角jのみを示し、角jはその先端に曲率半径R
の丸みを有する。同図において、点線は丸みを付ける前
の、一方、実線は丸みを付けた後の角jのそれぞれ先端
の状態を示す。角jの大きさは、前記した通り、一般的
には30度〜150度程度の範囲であり、曲率半径Rの
大きさは、0.1〜2mm程度、好ましくは0.2〜1
mm程度である。図1〜図4における各角a〜iは、図
5に示す角jと同程度の曲率半径Rを有していてもよ
い。
【0020】本発明の製剤は、薬物を含む粘着性膏体層
のみにて形成されていてもよく、あるいは該粘着性膏体
層と適当な支持体層とから形成されていてもよい。粘着
性膏体層に含まれる薬物としては、実質的に口腔内で経
粘膜投与が可能なものであれば特に限定されないが、本
発明が特に歯肉乳頭部周辺への貼付に適していることか
ら、リドカインなどの局所麻酔剤、塩酸テトラサイクリ
ンなどの歯科用抗生物質、塩化セチルピリジニウムなど
の殺菌消毒剤、塩酸クロルヘキシジンなどの口腔内感染
予防治療剤、アズレンなどの消炎剤などの局所性薬物類
が好ましく、さらに好ましくはコカイン、プロカイン、
クロロプロカイン、テトラカイン、ベンゾカイン、リド
カイン、メピバカイン、プリロカイン、プピバカイン、
ジブカイン、プロポキシカイン、エチドカイン、ジクロ
ニンおよびこれらの薬理学的に許容される塩からなる群
から選択される局所麻酔薬である。
のみにて形成されていてもよく、あるいは該粘着性膏体
層と適当な支持体層とから形成されていてもよい。粘着
性膏体層に含まれる薬物としては、実質的に口腔内で経
粘膜投与が可能なものであれば特に限定されないが、本
発明が特に歯肉乳頭部周辺への貼付に適していることか
ら、リドカインなどの局所麻酔剤、塩酸テトラサイクリ
ンなどの歯科用抗生物質、塩化セチルピリジニウムなど
の殺菌消毒剤、塩酸クロルヘキシジンなどの口腔内感染
予防治療剤、アズレンなどの消炎剤などの局所性薬物類
が好ましく、さらに好ましくはコカイン、プロカイン、
クロロプロカイン、テトラカイン、ベンゾカイン、リド
カイン、メピバカイン、プリロカイン、プピバカイン、
ジブカイン、プロポキシカイン、エチドカイン、ジクロ
ニンおよびこれらの薬理学的に許容される塩からなる群
から選択される局所麻酔薬である。
【0021】粘着性膏体層は、歯肉乳頭部周辺に実質的
に貼付可能なものであれば特に限定されず常温で感圧粘
着性を有し、実質的に水溶性、水膨潤性、非水吸収性、
あるいは非水溶性などの高分子を基剤とする粘着剤など
にて形成されたものが例示される。これらは、従来既知
のものを使用すればよい。
に貼付可能なものであれば特に限定されず常温で感圧粘
着性を有し、実質的に水溶性、水膨潤性、非水吸収性、
あるいは非水溶性などの高分子を基剤とする粘着剤など
にて形成されたものが例示される。これらは、従来既知
のものを使用すればよい。
【0022】支持体層は、貼付時に著しい違和感を生じ
るものでなければ特に限定されず、適当な厚みを有する
有機樹脂のフィルム、シート、不織布、あるいは織布、
さらにはそれらの二種以上の積層物などにて形成された
ものが例示される。
るものでなければ特に限定されず、適当な厚みを有する
有機樹脂のフィルム、シート、不織布、あるいは織布、
さらにはそれらの二種以上の積層物などにて形成された
ものが例示される。
【0023】本発明の製剤の製造方法は特に限定され
ず、例えば経皮吸収型テープ製剤などの貼付剤について
周知されている方法によって製造することができる。
ず、例えば経皮吸収型テープ製剤などの貼付剤について
周知されている方法によって製造することができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例および比較例をもって本発明を
詳細に述べるが、本発明はこれらによって何ら限定され
るものではない。なお、以下の記載において、部は重量
部を意味する。
詳細に述べるが、本発明はこれらによって何ら限定され
るものではない。なお、以下の記載において、部は重量
部を意味する。
【0025】〔粘着剤A溶液の調製〕不活性ガス雰囲気
下でアクリル酸2−エチルヘキシルエステル95部とア
クリル酸5部とを酢酸エチル中で共重合させて、粘着剤
A溶液を調製した。
下でアクリル酸2−エチルヘキシルエステル95部とア
クリル酸5部とを酢酸エチル中で共重合させて、粘着剤
A溶液を調製した。
【0026】実施例1 粘着剤A溶液40部(固形分)にリドカイン60部を加
えて混合溶解し、得られた溶液をポリエステル製セパレ
ーター(75μm厚)上に乾燥後の厚みが約20μmと
なるように塗布、乾燥して粘着剤層を作製した。この粘
着剤層をポリプロピレンとポリエステルとの混合繊維製
不織布(約500μm厚み、目付90g/m2 )に貼り
合わせ、かくしてリドカイン含有シートを得た。ついで
該リドカイン含有シートを角aが30度、二等辺の長さ
が1.0cmの二等辺三角形(図1参照)に切断して本
発明の製剤を作製した。
えて混合溶解し、得られた溶液をポリエステル製セパレ
ーター(75μm厚)上に乾燥後の厚みが約20μmと
なるように塗布、乾燥して粘着剤層を作製した。この粘
着剤層をポリプロピレンとポリエステルとの混合繊維製
不織布(約500μm厚み、目付90g/m2 )に貼り
合わせ、かくしてリドカイン含有シートを得た。ついで
該リドカイン含有シートを角aが30度、二等辺の長さ
が1.0cmの二等辺三角形(図1参照)に切断して本
発明の製剤を作製した。
【0027】実施例2 実施例1で得たリドカイン含有シートを用い、これを二
つの角cが45度、二つの角dが135度、一辺の長さ
が0.8cmの四等辺四角形(図2参照)に切断して本
発明の製剤を作製した。
つの角cが45度、二つの角dが135度、一辺の長さ
が0.8cmの四等辺四角形(図2参照)に切断して本
発明の製剤を作製した。
【0028】実施例3 実施例1で得たリドカイン含有シートを用い、これを角
eが60度、二つの角fが150度、および二つの直角
gを有し、二つの直角gを挟む三辺の長さが0.8cm
の五角形(図3参照)に切断して本発明の製剤を作製し
た。
eが60度、二つの角fが150度、および二つの直角
gを有し、二つの直角gを挟む三辺の長さが0.8cm
の五角形(図3参照)に切断して本発明の製剤を作製し
た。
【0029】実施例4 実施例1で得たリドカイン含有シートを用い、これを二
つの角hが88度、四つの角iが136度、四つの角i
に挟まれる二辺の長さが0.6cm、該二辺に直交する
方向での二辺間距離が1.0cmの亀甲形の六角形(図
4参照)に切断して本発明の製剤を作製した。
つの角hが88度、四つの角iが136度、四つの角i
に挟まれる二辺の長さが0.6cm、該二辺に直交する
方向での二辺間距離が1.0cmの亀甲形の六角形(図
4参照)に切断して本発明の製剤を作製した。
【0030】実施例1〜4から得た各製剤が有する歯肉
乳頭部への適用可能角の角度、および二人のボランティ
アA、Bの各二箇所の歯肉乳頭部(各歯肉乳頭部の先端
角度は表1参照)を麻酔試験の対象とした麻酔試験の結
果(麻酔効果と歯肉乳頭部への貼付状態)を表1に示
す。なお麻酔効果は、製剤を貼付後2分間放置し、その
後、針にて歯肉乳頭部を刺激し、その際の刺激痛の有無
を調べた。なお歯肉乳頭部への貼付状態については、歯
肉乳頭部をその両脇の歯に及ばずにほヾ過不足なく覆う
ことができた場合は○、歯肉乳頭部の脇の一つの歯に及
んだ場合は△、歯肉乳頭部の両脇の歯に及んだ場合は×
とした。
乳頭部への適用可能角の角度、および二人のボランティ
アA、Bの各二箇所の歯肉乳頭部(各歯肉乳頭部の先端
角度は表1参照)を麻酔試験の対象とした麻酔試験の結
果(麻酔効果と歯肉乳頭部への貼付状態)を表1に示
す。なお麻酔効果は、製剤を貼付後2分間放置し、その
後、針にて歯肉乳頭部を刺激し、その際の刺激痛の有無
を調べた。なお歯肉乳頭部への貼付状態については、歯
肉乳頭部をその両脇の歯に及ばずにほヾ過不足なく覆う
ことができた場合は○、歯肉乳頭部の脇の一つの歯に及
んだ場合は△、歯肉乳頭部の両脇の歯に及んだ場合は×
とした。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】歯肉乳頭部の先端角度は個人差があって
一般的には30度〜150度程度の広い範囲に及ぶ。こ
のために円形や方形を有する従来の口腔内貼付製剤で
は、歯肉乳頭部の両脇の歯にまで及ぶ程に過度に覆った
り、逆に歯肉乳頭部の一部しか覆えなかったりするなど
の問題があった。これに対して本発明の口腔内貼付製剤
は、角度の異なる複数の角を含む多角形を有するので多
角形のうちから歯肉乳頭部の先端角度に一致する、ある
いはそれに近い角を選択して適用することができ、しか
して様々な形状を有する歯肉乳頭部およびその付近を過
不足なく覆うことができる。その結果、局所麻酔薬など
の薬物の利用効率も高くなる。
一般的には30度〜150度程度の広い範囲に及ぶ。こ
のために円形や方形を有する従来の口腔内貼付製剤で
は、歯肉乳頭部の両脇の歯にまで及ぶ程に過度に覆った
り、逆に歯肉乳頭部の一部しか覆えなかったりするなど
の問題があった。これに対して本発明の口腔内貼付製剤
は、角度の異なる複数の角を含む多角形を有するので多
角形のうちから歯肉乳頭部の先端角度に一致する、ある
いはそれに近い角を選択して適用することができ、しか
して様々な形状を有する歯肉乳頭部およびその付近を過
不足なく覆うことができる。その結果、局所麻酔薬など
の薬物の利用効率も高くなる。
【図1】本発明の口腔内貼付製剤の実施例の上面図であ
る。
る。
【図2】本発明の口腔内貼付製剤の他の実施例の上面図
である。
である。
【図3】本発明の口腔内貼付製剤の他の実施例の上面図
である。
である。
【図4】本発明の口腔内貼付製剤の他の実施例の上面図
である。
である。
【図5】本発明の口腔内貼付製剤の他の実施例の部分上
面図である。
面図である。
1 口腔内貼付製剤
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/46 A61K 31/46 Fターム(参考) 4C052 AA16 BB14 MM05 4C076 AA73 BB23 CC01 EE03 EE10 EE24 EE48 FF34 FF68 4C086 AA01 AA02 MA02 MA03 MA05 MA10 MA32 MA57 NA10 NA11 ZA08
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも一つの角は鋭角であり、少な
くとも2つの角は互いに異なる角度を有し、且つ内角の
和が720度以下となる多角形であることを特徴とする
口腔内貼付製剤。 - 【請求項2】 多角形中の全ての角が、角度30〜15
0度の範囲内にある請求項1記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項3】 多角形が、線対称形である請求項1また
は2記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項4】 多角形が、二等辺三角形である請求項1
記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項5】 多角形が、四等辺四角形である請求項1
記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項6】 多角形が、二つの直角を含む五角形であ
る請求項1記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項7】 多角形が、四つの角が等しい六角形であ
る請求項1記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項8】 薬物を含む粘着性膏体層を有する請求項
1〜7のいずれかに記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項9】 薬物を含む粘着性膏体層と支持体層とを
有する請求項1〜8のいずれかに記載の口腔内貼付製
剤。 - 【請求項10】 薬物が、コカイン、プロカイン、クロ
ロプロカイン、テトラカイン、ベンゾカイン、リドカイ
ン、メピバカイン、プリロカイン、プピバカイン、ジブ
カイン、プロポキシカイン、エチドカイン、ジクロニン
およびこれらの薬理学的に許容される塩からなる局所麻
酔薬群から選択された少なくとも1種である請求項8ま
たは9記載の口腔内貼付製剤。 - 【請求項11】 歯肉乳頭部への貼付用である請求項1
〜10のいずれかに記載の口腔内貼付製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061151A JP2000256184A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 口腔内貼付製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061151A JP2000256184A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 口腔内貼付製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000256184A true JP2000256184A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13162844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061151A Pending JP2000256184A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 口腔内貼付製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000256184A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2777899A1 (es) * | 2019-02-06 | 2020-08-06 | Hector Alfredo Duilio Polizzi | Apósito oral con efecto anestésico |
CN115708816A (zh) * | 2022-10-20 | 2023-02-24 | 重庆医科大学 | 一种盐酸普鲁卡因水凝胶贴膏剂及其制备方法 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061151A patent/JP2000256184A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2777899A1 (es) * | 2019-02-06 | 2020-08-06 | Hector Alfredo Duilio Polizzi | Apósito oral con efecto anestésico |
CN115708816A (zh) * | 2022-10-20 | 2023-02-24 | 重庆医科大学 | 一种盐酸普鲁卡因水凝胶贴膏剂及其制备方法 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090709 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090804 |