JP2000256111A - セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤 - Google Patents

セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤

Info

Publication number
JP2000256111A
JP2000256111A JP11055052A JP5505299A JP2000256111A JP 2000256111 A JP2000256111 A JP 2000256111A JP 11055052 A JP11055052 A JP 11055052A JP 5505299 A JP5505299 A JP 5505299A JP 2000256111 A JP2000256111 A JP 2000256111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meco
group
parts
sesquiterpene
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11055052A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fujimoto
康雄 藤本
Yoshiyuki Ichinohe
良行 一戸
Shinji Takii
新自 瀧井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP11055052A priority Critical patent/JP2000256111A/ja
Publication of JP2000256111A publication Critical patent/JP2000256111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 農薬、特に農園芸用殺虫剤を提供する。 【解決手段】 式(1): 【化1】 [式中R1〜R7は同一でも相異なっていてもよく、水素
原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルキルカルボニ
ル基などを表わす。]で示されるセスキテルペンピリジ
ンアルカロイド化合物を含有する農薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセスキテルペンピリ
ジンアルカロイド化合物を含有する農薬、特に農園芸用
殺虫剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】Journal of Nat
ural Products,57(2),263(1
994);Journal of Natural P
roducts,53(5),1212(1990);
Heterocycles,29(8),1465(1
989)及びJournal of Natural
Products,58(11),1735(199
5)にはある種のセスキテルペンピリジンアルカロイド
誘導体がヒト細胞に対する細胞毒性及び制カン活性を有
することが開示されている。
【0003】また、Journal of Natur
al Products,53(5),1212(19
90)には、メキシコ産の薬用植物Hippocrat
eaexcelsa H.B.K(現地名CANCER
INA)の抽出物が皮膚病や胃潰瘍の治療に、また農薬
としても使用されていることが記載されている。
【0004】しかし農薬としての作用を有する成分の具
体的な構造については開示されていない。
【0005】また農薬としての使用場面、例えば農園芸
用、家庭用等の具体的な使用場面についても開示されて
いない。更にその用途に関しても、例えば除草剤、殺虫
剤、殺菌剤といった具体的な用途についても開示されて
いない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のメ
キシコ産薬用植物Hippocratea excel
a H.B.K(現地名CANCERINA)の農薬作
用成分について鋭意検討した結果、下記式で示される化
合物が優れた殺虫作用を有することを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は式(1):
【0008】
【化3】
【0009】[式中R1〜R7は同一でも相異なっていて
もよく、水素原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アル
キルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル
基、C2〜C6アルケニルカルボニル基、MeCO2CH2
CO基、MeCO2CH(Me)CO基、MeCO2
(Me)2CO基、フェニル基がAで置換されていても
よいフェニルカルボニル基(AはC1〜C6アルキル基、
1〜C6アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子か
ら選ばれる同一又は相異なった1以上の置換基を表わ
す。)、C1〜C6アルコキシカルボニル基、フェニル基
がAで置換されていてもよいフェノキシカルボニル基
(Aは前記のものを表わす。)、フェニル基がAで置換
されていてもよいフェニルC1〜C4アルコキシカルボニ
ル基(Aは前記のものを表わす。)、B(a)、B
(b)、B(c)、B(d)又はB(e):
【0010】
【化4】
【0011】を表わす。]で示されるセスキテルペンピ
リジンアルカロイド化合物を含有する農薬、特に農園芸
用殺虫剤に関するものである。
【0012】但し、以上の化合物に光学異性体、ジアス
テレオマー、幾何異性体が存在する場合は、それぞれの
混合物及び単離された双方を包含する。
【0013】
【発明の実施の形態】式(1)中、R1としては水素原
子、メチル基、アセチル基、プロピオニル基、イソプロ
ピルカルボニル基、セカンダリーブチルカルボニル基、
ターシャリーブトキシカルボニル基、MeCH=CHC
O基、MeCO2CH2CO基、MeCO2CH(Me)
CO基、MeCO2C(Me)2CO基、ベンゾイル基、
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、フェノ
キシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、B
(a)、B(b)、B(c)、B(d)及びB(e)が
挙げられ、好ましくは水素原子、メチル基、アセチル
基、イソプロピルカルボニル基、MeCH=CHCO
基、ベンゾイル基及びB(a)が挙げられる。
【0014】Aとしてはメチル基、エチル基、メトキシ
基、エトキシ基、ヒドロキシ基、塩素原子、臭素原子、
フッ素原子及びヨウ素原子が挙げられ、好ましくはメト
キシ基及びヒドロキシ基が挙げられる。
【0015】本発明化合物は、農園芸作物及び樹木など
を加害するいわゆる農業害虫、家畜家禽類に寄生するい
わゆる家畜害虫、家屋等の人間の生活環境で様々な悪影
響を与えるいわゆる衛生害虫、倉庫に貯蔵された穀物等
を加害するいわゆる貯穀害虫、及び同様の場面で発生加
害するダニ類、線虫類、軟体動物、甲殻類のいずれの害
虫も低濃度で有効に防除できる。
【0016】本発明化合物を用いて防除しうる昆虫類、
ダニ類、線虫類、軟体動物、甲殻類には具体的には次に
示すものがあるが、それらのみに限定されるものではな
い。ニカメイガ、コブノメイガ、フタオビコヤガ、イチ
モンジセセリ、コナガ、ヨトウガ、モンシロチョウ、カ
ブラヤガ、ハスモンヨトウ、シロイチモンジヨトウ、チ
ャノコカクモンハマキ、チャハマキ、モモシンクイ、ナ
シヒメシンクイ、リンゴコカクモンハマキ、キンモンホ
ソガ、コットンボールワーム、タバコバッドワーム、ヨ
ーロピアンコーンボーラー、フォールアーミーワーム、
コドリンガ、アメリカシロヒトリなどの鱗翅目害虫、ツ
マグロヨコバイ、トビイロウンカ、モモアカアブラム
シ、ワタアブラムシ、オンシツコナジラミ、タバココナ
ジラミ、ナシキジラミ、ツツジグンバイ、ヤノネカイガ
ラムシ、クワコナカイガラムシ、ルビーロウムシ、クサ
ギカメムシ、ナガメ、ナンキンムシなどの半翅目害虫、
ニジュウヤホシテントウ、ドウガネブイブイ、イネミズ
ゾウムシ、アリモドキゾウムシ、ウリハムシ、キスジノ
ミハムシ、コロラドハムシ、ゴマダラカミキリ、マツノ
マダラカミキリ、コーンルートワーム、ココクゾウ、グ
ラナリ−ウィービル、コクヌストモドキなどの鞘翅目害
虫、マメハモグリバエ、タネバエ、ヘシアンフライ、ウ
リミバエ、チチュウカイミバエ、イエバエ、サシバエ、
ヒツジシラミバエ、キスジウシバエ、ウシバエ、ヒツジ
バエ、ツェッツェバエ、アカイエカ、ネッタイシマカ、
ハマダラカなどの双翅目害虫、カブラハバチ、マツノキ
ハバチ、クリハバチなどの膜翅目害虫、ミナミキイロア
ザミウマ、ネギアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、
ヒラズハナアザミウマ、チャノキイロアザミウマなどの
総翅目害虫、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、チャバネ
ゴキブリなどの網翅目害虫、トノサマバッタ、コバネイ
ナゴ、サバクワタリバッタなどの直翅目害虫、イエシロ
アリ、ヤマトシロアリ、タイワンシロアリなどのシロア
リ目害虫、ネコノミ、ヒトノミ、ケオプスネズミノミな
どの等翅目害虫、ニワトリオオハジラミ、ウシハジラミ
などのハジラミ目害虫、ウシジラミ、ブタジラミ、ウシ
ホソジラミ、ケプカウシジラミなどのシラミ目害虫、ミ
カンハダニ、リンゴハダニ、ナミハダニ、カンザワハダ
ニ、などのハダニ類、ミカンサビダニ、ニセナシサビダ
ニ、チューリップサビダニ、チャノナガサビダニなどの
フシダニ類、チャノホコリダニ、シクラメンホコリダニ
などのホコリダニ類、ケナガコナダニ、ロビンネダニな
どのコナダニ類、ミツバチヘギイタダニなどのハチダニ
類、オウシマダニ、フタトゲチマダニなどのキュウセン
ダニ類、ヒゼンダニなどのヒゼンダニ類、サツマイモネ
コブセンチュウ、キタネコブセンチュウ、キタネグサレ
センチュウ、クルミネグサレセンチュウ、ジャガイモシ
ストセンチュウ、マツノザイセンチュウなどの線虫類、
スクミリンゴガイ、ナメクジ、ウスカワマイマイ、ミス
ジマイマイなどの軟体動物、オカダンゴムシなどの甲殻
類などがあげられる。
【0017】式(1)で表わされる化合物は、例えばH
ippocratea excelsa H.B.K.
の樹皮やニシキギ科の樹木から得ることができる。Hi
ppocratea excelsa H.B.K.の
樹皮をn−ヘキサン、エタノール、メタノール又は水の
混液等で抽出し、溶媒を留去後、シリカゲル、アルミ
ナ、セルロース等を担体として用いるカラムクロマトグ
ラフィー又は分取高速液体クロマトグラフィー等により
分画して本発明化合物を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下にセスキテルペンアルカロイド化合物の
単離例を実施例として具体的に述べるが、本発明はこれ
らによって限定されるものではない。
【0019】(実施例1)メキシコ産薬用植物Hipp
ocratea excelsa H.B.K(現地名
CANCERINA)の樹皮(約1kg)をn−ヘキサ
ン(6L)にて脱脂後、70%エタノール(2L×10
回)にて超音波抽出し、さらに減圧下濃縮して粗抽出物
(約373g)を得た。この粗抽出物をHP−20(1
500mL)を充填したカラムクロマトグラフィーに付
し、水(4L)、40%メタノール(6L)、70%メ
タノール(7L)、メタノール(7L)及びアセトン
(6L)にて順次溶出し、各々の溶出画分を減圧下濃縮
して5分画[水溶出分画(Fr.1;105g)、40
%メタノール溶出分画(Fr.2;74g)、70%メ
タノール溶出分画(Fr.3;93g)、メタノール溶
出分画(Fr.4;30g)及びアセトン分画(Fr.
5;6g)]に分離した。これらのうち、メタノール分
画を、さらに、シリカゲル(350g)を充填したカラ
ムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン:酢酸エチル
[1:3](2.5L)、ヘキサン:酢酸エチル[1:
4](1L)、酢酸エチル(2L)、メタノール(2
L)、50%アセトン(2L)及び水(1L)にて順次
溶出・濃縮し、それぞれの溶出物6.6g、1.6g、
2.8g、9.8g、0.1g及び0.2gを得た。こ
れらのうち、メタノール溶出部に酢酸エチルを加え、可
溶物と不溶物に分離した後、可溶物を逆相のHPLC
[PEGASIL ODS,20φ×250mm、70
%MeOH、7mL/min]にて分離し、保持時間1
7分と25分のピークを分取した。さらに、これらの分
画を各々逆相のHPLC[PEGASIL ODS,1
0φ×250mm、70%MeOH、3mL/min]
にて再度精製し、化合物No.1及び化合物No.2を
得た。
【0020】化合物No.1及び化合物No.2の構造
式を第1表に、また物性値、旋光度、マス及びNMRス
ペクトルデータを第2表にそれぞれ示す。 [第1表]
【0021】
【化5】
【0022】
【表1】
【0023】[第2表]
【0024】
【表2】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 化合物1 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― mp:189〜196 ℃ [α]D: +2.3°(CHCl3,c=1.1),FAB-MS m/z:927(M+1)+[C45H54N2O191H-NMR(CDCl3) δ:1.10(3H,d,J=6.8Hz),1.230(3H,d,J=6.8Hz),1.234(3H,d,J =6.8Hz),1.36(3H,d,J=6.8Hz),1.54(3H,bs),1.74(3H,bs),1.81(3H,s),1.97(3H,s) ,2.21(3H,s),2.36(1H,q,J=3.9Hz),2.38(3H,s),2.47(1H,q,J=6.8Hz),2.67(1H,m), 3.71(1H,d,J=11.7Hz),3.72(3H,s),4.18(1H,d,J=13.7Hz),4.71(1H,q,J=6.8Hz),4. 78(1H,d,J=2.4Hz),4.93(1H,s,OH),5.43(1H,d,J=5.9Hz),5.48(1H,dd,J=4.4,2.4Hz ),5.566(1H,d,J=13.7Hz),5.569(1H,dd,J=5.9,4.4Hz),5.65(1H,d,J=4.4Hz),6.06( 1H,d,J=11.7Hz),6.59(1H,d,J=9.8Hz),7.07(1H,s),7.37(1H,d,J=5.4Hz),7.89(1H, dd,J=9.8,2.4Hz),8.44(1H,d,J=2.4Hz),8.72(1H,d,J=5.4Hz),9.01(1H,s) 13C-NMR(CDCl3)δ:9.97(CH3),11.3(CH3),18.51(CH3),18.75(CH3),19.26(CH3 ),20.40(CH3),20.48(CH3),21.18(CH3),21.64(CH3),22.97(CH3),33.22(CH),34.11 (CH),38.14(CH3),45.69(CH),50.69(CH),51.86(>C<),60.39(CH2),68.23(CH),69.1 2(CH),70.10(CH2),70.47(>C<),70.56(CH),73.16(CH),73.63(CH),75.65(CH),84.4 2(>C<),94.09(>C<),108.06(>C<),119.84(CH),121.50(CH),125.16(>C<),138.94(C H),144.09(CH),150.94(CH),152.98(CH),156.41(C=N),162.54(COO),162.97(C=O), 168.03(COO),168.77(COO),168.87(COO),169.87(COO),171.22(COO),173.44(COO), 176.33(COO) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 化合物2 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― mp:178〜192 ℃ [α]D: +4.2°(CHCl3,c=0.7),FAB-MS m/z:913(M+1)+[C44H52N2O191H-NMR:1.26(3H,d,J=6.8Hz),1.31(3H,d,J=6.8Hz),1.36(3H,d,J=6.8Hz),1.56 (3H,s),1.68(3H,s),1.83(3H,s),1.98(3H,s),2.17(3H,s),2.18(3H,s),2.39(1H,d, J=3.9Hz),2.48(1H,t,J=6.8Hz),2.81(1H,dd,J=13.7,6.8Hz),2.93(1H,m),3.73(3H, s),3.74(1H,bd),4.19(1H,d,J=13.7Hz),4.46(1H,d,J=13.7Hz),4.91(1H,d,J=2.4Hz ),5.06(1H,s),5.41(1H,d,J=5.3Hz),5.47(1H,dd,J=3.9,2.4Hz),5.51(1H,d,J=13.7 Hz),5.55(1H,dd,J=6.3,3.9Hz),5.72(1H,d,J=3.9Hz),5.86(1H,d,J=11.7Hz),6.55( 1H,d,J=9.8Hz),6.90(1H,s),7.31(1H,dd,J=7.8,4.9Hz),7.89(1H,dd,J=9.8,2.4Hz) ,8.20(1H,dd,J=7.8,2.1Hz),8.46(1H,d,J=2.4Hz),8.68(1H,dd,J=4.9,2.1Hz) 13C-NMR(CDCl3)δ:17.57(CH3),18.35(CH3),18.98(CH3),19.76(CH3),20.44(C H3),20.50(CH3),20.93(CH3),21.60(CH3),23.10(CH3),33.99(CH),38.05(CH3),40. 24(CH2),42.42(CH),50.81(CH),52.09(>C<),60.56(CH2),68.94(CH),69.55(CH),70 .28(CH2),70.51(CH),70.55(>C<),73.12(CH),73.94(CH),75.50(CH),84.42(>C<),9 3.92(>C<),108.10(>C<),119.84(CH),121.64(CH),124.45(>C<),138.41(CH),138.9 4(CH),144.16(CH),152.05(CH),162.58(COO),162.99(C=O),163.19(C=N),167.86(C OO),168.90(COO),168.93(COO),169.74(COO),170.14(COO),174.66(COO),177.99(C OO) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0025】前記実施例に準じて分離されるセスキテル
ペンピリジンアルカロイド化合物を前記実施例で分離し
た化合物も含め、第3表に例示するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0026】[第3表]
【0027】
【化6】
【0028】
【表3】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― MeCO MeCO MeCO H MeCO Me H MeCO MeCO MeCO PhCO MeCO Me MeCO MeCO PhCO MeCO MeCO MeCO Me MeCO MeCO B(e) MeCO MeCO MeCO Me MeCO MeCO MeCO MeCO MeCO B(e) Me MeCO PhCO MeCO PhCO MeCO PhCO Me MeCO MeCO Et(Me)CHCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) MeCO H MeCO MeCO MeCO Me B(e) H MeCO H MeCO MeCO Me B(a) H MeCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) MeCO MeCO H MeCO MeCO Me B(a) MeCO MeCO MeCO MeCO PhCO Me MeCO MeCH=CHCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) PhCO MeCO MeCO H MeCO Me B(a) MeCO MeCO PhCO MeCO H Me MeO PhCO MeCO PhCO MeCO MeCO Me PhCO MeCO MeCO MeCO iPrCO MeCO Me B(d) MeCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me PhCO PhCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me PhCO B(d) MeCO MeCO MeCO MeCO Me H B(d) MeCO MeCO MeCO PhCO Me H B(d) MeCO MeCO MeCO MeCO Me MeCO PhCO MeCO MeCO MeCO PhCO Me MeCO PhCO MeCO MeCO MeCO PhCO Me H PhCO MeCO MeCO MeCO H Me MeCO PhCO Et(Me)CHCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) PhCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) MeCO MeCO PhCO MeCO MeCO Me B(a) MeCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) iPrCO MeCO B(d) MeCO MeCO Me i-PrCO MeCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me MeCO MeCO MeCO MeCO H H Me MeCO MeCO MeCO PhCO MeCO MeCO Me MeCO MeCO MeCO MeCO(Me)2CCO H MeCO Me MeCO H MeCO MeCO2(Me)2CCO H MeCO Me H H H MeCO2(Me)2CCO H MeCO Me H H H H H MeCO Me H MeCO B(c) MeCO2(Me)2CCO D(a) MeCO Me MeCO MeCO B(c) MeCO2(Me)2CCO D(a) H Me MeCO MeCO MeCO MeCO2(Me)2CCO MeCO MeCO Me MeCO MeCO H HO(Me)2CCO MeCO MeCO Me H MeCO B(d) MeCO2(Me)2CCO D(b) MeCO Me MeCO MeCO H MeCO2(Me)2CCO MeCO MeCO Me H PhCO B(d) MeCO2(Me)2CCO D(b) MeCO Me PhCO PhCO B(d) MeCO2(Me)2CO D(b) H Me PhCO MeCO MeCO MeCO H MeCO Me MeCO MeCO MeCO MeCO MeCO H Me MeCO H H H H H Me H i-PrCO MeCO MeCO MeCO MeCO Me B(a) i-PrCO MeCO MeCO MeCO MeCO H B(a) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0029】第3表中「Me」はメチル基を「Et」は
エチル基を「Ph」はフェニル基を「Pr」はプロピル
基を「i」とあるのはイソをそれぞれ表わす。またB
(a)、B(b)、B(c)及びB(d)はそれぞれ前
述の構造を表わし、D(a)及びD(b)は以下の構造
を表わす。
【0030】
【化7】
【0031】セスキテルペンアルカロイド化合物を施用
するにあたっては、通常適当な固体担体又は液体担体と
混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、
増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤及び
分解防止剤等を添加して、液剤、乳剤、水和剤、水溶
剤、顆粒水和剤、顆粒水溶剤、懸濁剤、乳濁剤、サスポ
エマルジョン、マイクロエマルジョン、粉剤、粒剤及び
ゲル剤等任意の剤型の製剤にて実用に供することができ
る。また、省力化及び安全性向上の観点から、上記任意
の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供することもで
きる。
【0032】固体担体としては、例えば石英、カオリナ
イト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ペント
ナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト及び
珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ナトリウム及び塩化カリウム等の無機塩
類、合成珪酸ならびに合成珪酸塩が挙げられる。
【0033】液体担体としては、例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール及びイソプロパノール等の
アルコール類、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキ
ルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ
等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−
ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリド
ン、N−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、
ナタネ油、綿実油及びヒマシ油等の植物油ならびに水が
挙げられる。
【0034】これら固体及び液体担体は、単独で用いて
も2種以上を併用してもよい。
【0035】界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、
アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグ
ニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタ
レンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸及び燐酸
塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸
及び燐酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリスチレンスルホ
ン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩及
びアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性
剤ならびにアミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性
剤が挙げられる。
【0036】これら界面活性剤の含有量は、特に限定さ
れるものではないが、本発明の製剤100重量部に対
し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。ま
た、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併
用してもよい。
【0037】また、セスキテルペンアルカロイド化合物
を農薬として使用する場合には必要に応じて製剤時又は
散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫
剤、殺菌剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良
剤などと混合施用してもよい。
【0038】特に他の農薬あるいは植物ホルモンと混合
施用することにより、施用薬量の減少による低コスト
化、混合薬剤の相乗作用による殺虫スペクトラムの拡大
や、より高い有害生物防除効果が期待できる。この際、
同時に複数の公知農薬との組み合わせも可能である。本
発明化合物と混合使用する農薬の種類としては、例え
ば、ファーム・ケミカルズ・ハンドブック(Farm
Chemicals Handbook)1994年版
に記載されている化合物などがある。
【0039】セスキテルペンアルカロイド化合物の施用
薬量は適用場面、施用時期、施用方法、栽培作物等によ
り差異はあるが一般には有効成分量としてヘクタール
(ha)当たり0.005〜50kg程度が適当であ
る。
【0040】次に具体的にセスキテルペンピリジンアル
カロイド化合物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但
し本発明の配合例は、これらのみに限定されるものでは
ない。なお、以下の配合例において「部」は重量部を意
味する。
【0041】 [水和剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.1〜80 部 固体担体 5〜98.9部 界面活性剤 1〜10 部 その他 0〜 5 部 その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等が挙げ
られる。
【0042】 [乳剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.1〜30部 液体担体 45〜95部 界面活性剤 4.9〜15部 その他 0〜10部 その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0043】 [懸濁剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.1〜70部 液体担体 15〜98.89部 界面活性剤 1〜12部 その他 0.01〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられ
る。
【0044】 [顆粒水和剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.1〜90部 固体担体 0〜98.9部 界面活性剤 1〜20部 その他 0〜10部 その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0045】 [液剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.01〜70部 液体担体 20〜99.99部 その他 0〜10部 その他として、例えば凍結防止剤、展着剤等が挙げられ
る。
【0046】 [粒剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.01〜80部 固体担体 10〜99.99部 その他 0〜10部 その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0047】 [粉剤] セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物 0.01〜30部 固体担体 65〜99.99部 その他 0〜 5部 その他として、例えばドリフト防止剤、分解防止剤等が
挙げられる。
【0048】次に、セスキテルペンピリジンアルカロイ
ド化合物を有効成分とする害虫防除剤の製剤例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0049】尚、以下の製剤例において、「部」は重量
部を意味する。
【0050】[配合例1]水和剤 化合物No.1 25部 パイロフィライト 71部 ソルポール5039 2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス#80D 2部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0051】[配合例2]乳剤 化合物No.1 5部 キシレン 75部 N−メチルピロリドン 15部 ソルポール2680 5部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0052】[配合例3]懸濁剤(フロアブル剤) 化合物No.1 25部 アグリゾールS−710 10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) キサンタンガム 0.2部 水 64.3部 以上を均一に混合した後、湿式粉砕して懸濁剤とする。
【0053】[配合例4]顆粒水和剤(ドライフロアブ
ル剤) 化合物No.1 75部 ハイテノールNB−15 5部 (アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名) バニレックスN 10部 (アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名) カープレックス#80D 10部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤
とする。
【0054】[配合例5]粒剤 化合物No.1 5部 ベントナイト 50部 タルク 45部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤とす
る。
【0055】[配合例6]粉剤 化合物No.1 3部 カープレックス#80D 0.5部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名) カオリナイト 95部 リン酸ジイソプロピル 1.5部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
【0056】使用に際しては上記水和剤、乳剤、フロア
ブル剤、粒状水和剤は水で50〜20000倍に希釈し
て有効成分が1ヘクタール(ha)当たり0.005〜
50kgになるように散布する。
【0057】[試験例]次にセスキテルペンピリジンア
ルカロイド化合物の害虫防除剤としての有用性につい
て、以下の試験例において具体的に説明する。 (薬液の調製)各化合物を乳剤白試料(界面活性剤)に
溶かして10%乳剤を作成し、それを水(アドミックス
X3000)で所定濃度の薬液を調製した。 (トビイロウンカ、ツマグロヨコバイに対する殺虫試
験)イネを上記の薬液に20秒浸漬した後、シャーレ又
は試験管に入れた。風乾後、そこにトビイロウンカ、ツ
マグロヨコバイの各害虫を放虫し、6日後に死虫率を調
査した。試験は1区5頭2連制で行った。調査結果を第
4表、第5表に示す。
【0058】[第4表] トビイロウンカ死虫率
【0059】
【表4】
【0060】[第5表] ツマグロヨコバイ死虫率
【0061】
【表5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 [式中R1〜R7は同一でも相異なっていてもよく、水素
    原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルキルカルボニ
    ル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C2〜C6
    ルケニルカルボニル基、MeCO2CH2CO基、MeC
    2CH(Me)CO基、MeCO2C(Me)2CO
    基、フェニル基がAで置換されていてもよいフェニルカ
    ルボニル基(AはC1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコ
    キシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子から選ばれる同一
    又は相異なった1以上の置換基を表わす。)、C1〜C6
    アルコキシカルボニル基、フェニル基がAで置換されて
    いてもよいフェノキシカルボニル基(Aは前記のものを
    表わす。)、フェニル基がAで置換されていてもよいフ
    ェニルC1〜C4アルコキシカルボニル基(Aは前記のも
    のを表わす。)、B(a)、B(b)、B(c)、B
    (d)又はB(e): 【化2】 を表わす。]で示されるセスキテルペンピリジンアルカ
    ロイド化合物を含有する農薬。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセスキテルペンピリジン
    アルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤。
  3. 【請求項3】 R1がi−PrCO基を表わし、R2〜R
    5がMeCO基を表わし、R6が水素原子又はメチル基を
    表わし、R7がA(a)を表わす請求項1記載のセスキ
    テルペンピリジンアルカロイド化合物。
JP11055052A 1999-03-03 1999-03-03 セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤 Pending JP2000256111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055052A JP2000256111A (ja) 1999-03-03 1999-03-03 セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055052A JP2000256111A (ja) 1999-03-03 1999-03-03 セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000256111A true JP2000256111A (ja) 2000-09-19

Family

ID=12987919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11055052A Pending JP2000256111A (ja) 1999-03-03 1999-03-03 セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000256111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021202860A1 (en) * 2020-04-03 2021-10-07 Revolution Biotech Llc Agricultural composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021202860A1 (en) * 2020-04-03 2021-10-07 Revolution Biotech Llc Agricultural composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0160513B1 (ko) N-페닐 피라졸 유도체
UA67734C2 (uk) Похідні 1-арилпіразолу з пестицидними властивостями, пестицидна композиція, спосіб боротьби зі шкідниками та спосіб одержання похідних (варіанти)
DD299963A5 (de) Verfahren zur herstellung 4-substituierter 3-cyano-5-alkoxy-1-arylpyrazole und deren verwendung als pesticide
BG64177B1 (bg) Нови 5-амино-3-циано-4-етилсулфинил-1-фенилпиразоли, метод за получаване и използването им като пестициди
UA72183C2 (uk) 1-арилпіразоли як пестициди
JP3248943B2 (ja) 1−アリール−5−(置換アルキリデンイミノ)ピラゾール
KR100742976B1 (ko) 살충용 1-아릴-3-이미노피라졸
RU2077201C1 (ru) Производные 1-фенилимидазола, способ борьбы с вредителями сельского хозяйства и композиция для пестицидной обработки
JP3086924B2 (ja) 殺虫組成物
DE60123219T2 (de) 3-thiomethylpyrazole als pestizide
KR0160769B1 (ko) N-페닐 피라졸 유도체
KR100746055B1 (ko) 살충용 1-아릴피라졸
JP2003509345A (ja) 米及び他の作物に被害を与える害虫を防除するための組成物及び方法
JP3735159B2 (ja) 新規な農薬
JP2000256111A (ja) セスキテルペンピリジンアルカロイド化合物を含有する農園芸用殺虫剤
JPH05112405A (ja) 殺虫組成物
KR100300524B1 (ko) 바퀴를박멸하는방법및제제
RU2063688C1 (ru) Производные пирролов, инсектоакарицидная композиция и способ борьбы с насекомыми и клещами
JPH0692935A (ja) N置換インドール誘導体、その製造方法およびそれを有効成分とする殺虫組成物
JPH10120510A (ja) アンドログラフォリド類を用いた害虫防除剤
JP3821277B2 (ja) インドール誘導体
JP3821276B2 (ja) N置換インドール誘導体及びその製造方法
JPH08231307A (ja) ヒドラジン誘導体の施用方法
JPH08208404A (ja) 殺虫、殺ダニ組成物
JP2002363013A (ja) 殺虫殺菌組成物